- 1日比谷透25/01/20(月) 23:11:34
- 2日比谷透25/01/20(月) 23:12:00
- 3日比谷透25/01/20(月) 23:12:28
- 4日比谷透25/01/20(月) 23:12:54
- 5日比谷透25/01/20(月) 23:13:31
- 6日比谷透25/01/20(月) 23:13:50
- 7一色さん25/01/20(月) 23:25:34
【腐臭。異臭。瓦礫と血溜まりが残る廃屋と道。顔を歪め鼻を抑えながら、簡易な荷物を手に入れて、街を歩く。時折ビリビリと電流が流れたような感覚に顔を青ざめさせて、少女は廃れた広島の中をゆっくりと突き進む。】
…………。 - 8一色さん25/01/20(月) 23:28:08
……何故、震えるのだ……。
【ぶるりと悪寒が背に走り、少女は自身の腕を摩る。布越しの人肌は熱く寒く、チグハグな感覚に余計に頭を悩ませた。震えの原因が、恐れなのか木枯らしのせいなのか、今の彼女には──彼には、分からなかった。】
……ッ、は、私も堕ちたか……?
【いっそ、笑いが込み上げてくる。薄ら口角を上げながら、震える手で鉄パイプを握り直す。】 - 9二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 23:31:37
じゅつしのこうげき!
じゅつしは パンチを くりだした! - 10一色さん25/01/20(月) 23:31:56
……それとも、貴様が震えている……?
【寧ろ、そうであれ。そうであるなら、自身の震えは彼女に影響されたものであると感じられるから。自分自身は恐れていない、と。胸を張って言いたい。しかし、そうとは言い切れない何かがある。】
……何方も、震えている……?
【キーン……と耳鳴りが響く。頭に思い浮かぶ線がピンッと張り巡らされ、彼は思考する。今になり思うのだ。どうしてこんなにも自身は彼女に影響されている?大して強度があるわけでもないこの少女の精神に、何故、何故?】
【同情したから?少しでも恐れた時があるから?】
【震える足で突き進む中、顔を俯かせ口に手を当てる。思考する時の彼の、彼女の癖。頭の中の言葉を出さないように止めるための、薬袋さやかの癖。】 - 11二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 23:32:23
- 12一色さん25/01/20(月) 23:38:07
【癖と化した右手を見つめ、眼が揺れる。受肉者と受肉体の癖や思考やその他は、意識が別となっているため早々に反映されない。そして、きっと影響もされないはずだ。しかし、今彼は、何の違和感もなく腕を動かし思考し、口に手を当てた。】
【恐る恐る手を下ろし、前方を見つめる。蠢くような音が耳に届き、目の前に何かがいることを知らせた。】
───なぁ、さやか。
【ぽつんと、雫のように言葉を落とす。中にいる少女に語りかけるように、頭に響く痛みを掻き消すように、嫌な考えを振り払うように。】
私と貴様の境界は、
【びたんっ!と縄が跳ねたような音が聞こえる。ビリビリと肌が揺れて産毛が逆立つ。それに呼応するように、少女は両手で鉄パイプを握りしめて】
何処に、あるのだろうな。
【第六感が告げるその場所へ、炎を纏わせながら振り下ろした。】 - 13二次元好きの匿名さん25/01/20(月) 23:45:45
【るいが間人たっ持をンパイラフ、めくず黒が身全】
"なだんたし治退を軍米" - 14りょう25/01/20(月) 23:55:59
……本当良かった……!
【掛けていた布を懐に入れて】
…よし……動かないほうが良いかもなぁ… - 15「も」な人25/01/20(月) 23:58:15
米軍…拘束はできたけど……
……うーん…
【拘束(気絶させた)なのでどうしようかと】 - 16二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 20:51:06
(前スレ178)
…………っあ、は、はいっ。
【その言葉が自分に掛けられたものだと判断するのにも時間をかけて、どもり声で言葉を返す。なすがままに怪我を見せる彼女は未だ上の空だ。星の向こう側を見つめ続けて、止まった思考の再起動を試みることすら出来なくて。その目に一瞬、光が映る。水面に浮かび星彩を照り返すそれは、ぷかぷか浮かび流されていく革靴の片方。貴方ももしかすると見覚えがあるかもしれない。】
あっ、波琉さっ、ああ…!!
【小さな瞳を点にして、治療を受けていた少女はもつれた足でそれに駆け寄ろうとする。橋の上から飛び降りんとする勢いで、だ。】 - 17剣崎司郎25/01/21(火) 21:14:41
- 18一色さん25/01/21(火) 21:21:20
【建物の壁に体重を預け、ずるずると下に引き摺り降りる。頑なに握りしめた鉄パイプの先端はドロドロに溶けて、傷が痛むのか左肩を押さえて、歯を食いしばっている。焔が衣服の裾にこびり付き、俯かせた視線を空へと上げ、星々を眼に映す。】
【息切れをしながら吸って吐いてを繰り返し、徐々に呼吸を整えていく。先の呪霊は僅かに頬を裂き、少女は一筋の赤い液体を流す。右手の甲で乱暴に拭い、脱力したように腕を地へ落とした。】
──は、はぁ は、……はぁ……。
【肺が酸素を求めて、何度も何度も息を吸う。一寸の一酸化炭素をも吸ってしまったものだから、体の奥から苦い疼痛が響いてくる。】
【蓄積された疲労を取り、火照り温度の上がった体の熱を逃さんと、コンクリートの壁に腕を押し付けては、逃避するように夜空を見上げる。】
【──あゝ、嫌だ。月がある。貴様も私も嫌いな、神々しく煌めく、憎いくらいに麗しい月が。】 - 19二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 21:29:07
- 20剣崎司郎25/01/21(火) 21:38:30
- 21泡のクラゲ使い25/01/21(火) 21:39:01
……さてと、ようやく巻けたかな。
で、結局何だったんだろあの軍隊。
【適宜泡で兵隊を拘束しつつ、さっさと撤退したようだ】 - 22一色さん25/01/21(火) 21:48:39
……はッ、落ちたものだ、全く……。
【少しずつ息を整え、体を動かす。大きな損傷はなく、強いて言うなら頬に薄い火傷を負ったのみ。一時は肩を強打したため死を覚悟したものの、それは杞憂に終わった模様。】
【視線を空から地上へ戻し、右肩を動かす。パイプを手放して掌を開けたり閉じたりを繰り返し、傷がないか確認。どうやら手足には傷はなく、十分動くようだ。】
……つかれたな。
【水が欲しいし、腹が空いた。寂しく鳴る胃の嘆きに、そっと腹を撫でながら、目を閉じる。雑踏の音は聞こえない、気配も感じない。それは呪霊も同じ。】
【少し休んで、食糧を探しに行こう。そう決心して、再び星々を双眸へ映した。】
- 23二次元好きの匿名さん25/01/21(火) 21:48:43
- 24剣崎司郎25/01/21(火) 21:56:59
…寝ちゃったか
とりあえず安全な場所に…
【青年は寝ている少女を抱き上げて立ち上がる
今はただでさえ異常な状態だったデスゲームの中に更にイレギュラーが加わった混沌とした状況
こんな場所に放置していれば、どうなるかは言わずともわかるだろう】
- 25りょう25/01/21(火) 22:02:43
…よし
【大丈夫だよね…?と通る場所を細かく確認しながら】 - 26付喪記者25/01/21(火) 22:53:18
ッ!?……ああ、気のせいか。疲れてるんですかねぇ…
【悍ましい気配を感じて咄嗟に振り向けど、そこには夜空だけがあり。周囲をうろうろ歩き回ってみたものの、結局傍にいる少年と自分以外誰一人いなかった。確かに誰かいたと思ったんだけども。流石に駄目だな、と今日の残り時間は疲労回復のため睡眠に回すことに。また例の夢に繋がって、浮遊感の終わりと共にろくでもない時間帯に目覚めることになるのはご愛敬である。】 - 27剣崎司郎25/01/21(火) 22:54:06
とりあえず、ここで大丈夫かな
【少女を背に建物の中に入り、適当な場所に少女を降ろすと目覚めるまでそこで待つ】