- 1125/01/23(木) 20:49:35
あらすじ
トリニティに来ていた先生に入った報せ、
ブラックマーケットに行きたがっている生徒がいると聞き
話を聞くことに
「と、友達を探しているんです…
トリニティに入学前にいなくなった友達を…」
友達を探している生徒「マナ」の"夜目"を頼りに
ブラックマーケットへ向かった2人は、突如既に廃校となった学園へと迷い込む。
『s…生…先生、ここは…d、こか、おかし…です!』
様子のおかしいアロナ
「ゾ…ゾン、ビ?」
"と、とにかく逃げよう!"
静かな学園に蠢く這い出る異形
そして、先生とマナを歓迎する生徒達…
「ようこそ…呪われた地、祝福から外された学校…
ルイスパリッシュ統合学園へ。」
「歓迎するよ…先生、お嬢さん。」
と言う感じに始まるイベスト概念?ssスレです。
前スレ
[オリキャラ・オリ学園]ようこそ先生、呪われた地へ…|あにまん掲示板「…生……、先生…」誰かの声が聞こえる…たしか私は…「先生!」上から強く呼びかける声に私は飛び起きた。呼びかけくれていた彼女は、飛び起きた私に少し驚いていたがホッと胸をなでおろしていた。周りを見渡すと…bbs.animanch.com - 2125/01/23(木) 20:56:22
まだ続きが書き上がっていませんが
待たせすぎるのもアレなので、次スレ建てました。
あと、今更ながらコテも…。
本編は前スレの1~13、46~49、60~71、90~107
127~136、175~178になります。
ネタバレがありますが
前スレ25~35が設定となります。 - 3125/01/23(木) 22:02:56
人物・組織
「シャーレ」
先生
言わずと知れたシャーレの先生
生徒の頼みを聞き、廃校となった呪われた学園へと
友達探しを手伝うことになる。
「トリニティ」
日向マナ
トリニティ総合学園1年生
入学数か月前にいなくなった友達を探しに
呪われた学園へと関わっていく。
本人の特技として、"夜目"が効くとのこと。
[ルイスパリッシュ観光協会]
周藤リコ
ルイスパリッシュ観光協会の協会長
本人曰くお飾り会長
迷い込んだ先生とマナを歓迎し力を貸す。
木ノ下サヨコ
観光協会の実質的なNo.2でまとめ役
迷い込んだ先生とマナが最初に会った協会員
キヴォトスでは珍しく槍を使う。
現ミレニアムサイエンススクール2年生。
籔島ニィナ
迷い込んだ先生とマナが最初に出会った協会員の一人
平坦で間延びした口調が特徴的な現ヴァルキューレ警察学校2年生。 - 4125/01/23(木) 22:03:11
山城リリ
ルイスパリッシュ観光協会で鉄道復旧委員会をやっている。
明るく快活な人物だが、鉄道復興の想いは強い。
現ゲヘナ学園2年生、ゲヘナでも小さな鉄道を営んでいる
前スレ53が考案してくれた生徒
桂城スズ
ルイスパリッシュ観光協会で鉄道復旧委員会をやっている
黒い狼耳が特徴的な長身スレンダーな現ゲヘナ学園2年生
前スレ85が考案してくれた生徒
「???」
三木クシロ
いなくなってしまったマナの友達
ようやく見つかった日記にて、闇の中に呼ばれてしまっているようである。
「ルイスパリッシュ統合学園」
三つの学園が一つに統合されてできた学園で
三大校に匹敵するとも言われていたが、
突如現れた異形達により学園が荒廃、尽力及ばず土地ごと閉鎖という
異例の措置をもって閉校となった。
在籍していた生徒たちは例外なく他行へ編入している。
- 5125/01/23(木) 22:05:27
前スレ52からの引用ですが
下記を守っていただければルイスパリッシュの生徒を
想像していただいて構いません。
・1年生はいない。
・現在は他学園の生徒
・武器は1890年代の代物(分かりづらかったら
のwikiを参照)
wiki
武器 - Hunt: Showdown 日本語攻略 Wikiハンターは武器を2つ所持することができ、それぞれの武器はLarge(3マス), Medium(2マス), Small(1マス)の3つのカテゴリに分かれている。 装備できる武器は2丁で計4マス。詳しくは下記のように制限される。 プライマリにLargeの武器を装備 → セカンダリはSmallのみ装備可能。 プライマリにMediumの武器を装備 → セカンダリはMediumかSmallを装備可能。 プラjpngamerswiki.comだいたい、このあたりを守ってもらえれば
お好きに作ったり、協会内での役職とかも
勝手に生やして貰っても大丈夫です。
- 6二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 22:34:36
ん、初見
- 7二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 23:13:30
たておつです
- 8二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 23:15:45
保守
- 9二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 23:16:25
9
- 10二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 23:17:00
10
- 11二次元好きの匿名さん25/01/23(木) 23:28:35
立て乙
待ってましたよ! - 12二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 00:30:16
このレスは削除されています
- 13125/01/24(金) 00:32:43
もう見慣れてしまった駅長室に集まった
私とマナを出迎えてくれたのは
リコ以外難しい顔をしている協会員だった。
"えっと…みんなどうしたの?"
「な、なにかあったんですか?」
「いやぁ、そういう訳じゃないんだけどねぇ…」
こちらに目を合わせないまま
サヨコと黒い獣耳の生徒はテーブルに広げた地図を
睨んだままその理由を語る。
「セイブル地区までの道がね…遠いんだよ。」
「正確にはマナが言う光までだね。
大体セイブルのどこかという予測は付いたんだけど…」
「オレ達が全力疾走しても陽が傾く内に着くかどうか…」
「という訳でねぇ、危険だけど
先生とお嬢さんには夜を越してもらう必要が出てきたんだよぉ。」
私とマナは目を合わせ、問題ないと返そうとしたのを
勢いよく開いた扉が遮る。 - 14125/01/24(金) 00:33:31
「ついに来たね…この時が…
セイブルまで遠い?大丈夫!
こんな時の為に整備していたんだから!
あーし達、鉄道復旧委員会のバーミリオン号にまかs…」
「却下。」
「駄目。」
「えっー!!??」
意気揚々と鉄道を使うことを提案したリリは
地図を見つめたままの二人に食い気味に否定され
流れるように床に崩れ落ちる。
リリはそのまま、ずるずると獣耳の生徒に縋りつく。
「えー!なんでよー!?
今こそ、バーミリオン号を起こすときでしょ!
ねぇ、スズー!」
「リリ、気持ちは分かるけど機関車を動かすのはリスクがある。
異形が駆動音に引き寄せられることもあるし
仮にセイブル地区まで行ったとして帰路はどうする?
最短の路線は、まだ調査していないから分岐点が生きているかも分からない。
異形や密猟者に知られて壊される可能性もあるんだ。
片道だけ使うにしても、対価が合わない。」
「ま、そういうことだね。」 - 15125/01/24(金) 00:34:38
スズと呼ばれた生徒によって取りつく島も無く
丁寧に機関車を動かせない理由を聞かせられたリリは
むぅと口を尖らせ、むくれてしまった。
「…リリ、バーミリオン号を動かしたい気持ちは私も同じだ。
だけど焦ってはいけない、今一番してはいけないのは
動かせないことじゃない、バーミリオン号を失うことだ。
大丈夫、あなたの気持ちは、鉄道復旧委員会みんなの気持ちだ。」
「…うん、分かってる、ごめん。」
スズはリリに目線を合わせ軽く抱きしめながら諭す。
やれやれと言った様子で、リコとサヨコは生暖かい視線を送っている。
理由も由来もどうしようもなくなってしまった一端を見てしまい
私は一刻も早く事態の収束に近づけるように手を貸そうと、心の中で誓いなおした。 - 16125/01/24(金) 00:35:26
「あ、あははは、恥ずかしいとこ見せちゃったね…」
気を取り直して、セイブル地区に向かうため
前回と同じメンバーで私達はデルタ地区内を進む。
リリは駅長室でのやりとりを恥ずかし気にしていたが
私もマナも、協会のみんなもそうは思っていないのは確かだ。
「そ、そんなことないと思います。
リリさんが、学園を、鉄道を大切にしていることは伝わりましたから…」
"うん、リリの想いがいつか実るよう私も改めて応援したくなったよ。"
「あー!もう、止めてよ!恥ずかしい!」
リリは顔を赤くして、声を潜めながらも叫ぶという器用な真似をこなす。
「先生、マナ、その辺で…それにリリは動かせる機会を知ったら
すぐプレゼンしてくるから、いつもの事だ。」
「サ、サヨコちゃん!」
サヨコからのフォローに見せかけた追撃で
リリは撃沈寸前になっている。
こんな楽し気なやりとりも、彼女達の日常だったのだろうと
勝手ながら感傷に浸っていると、くぐもった言葉にならない
呻き声がどこかから聞こえきた。 - 17125/01/24(金) 00:35:57
"今の声…異形?"
「な、なにか聞こえますね…」
「あー…そうだな…」
歯切れの悪い生返事をサヨコは返す。
辺りを見渡していると、おそらく畑だった場所の柵のそばに
倒れている物体を見つけた、音の発信源はあれだったようだ。
"あれって…牛?"
「う、牛ですよね…?怪我をしているんでしょうか…」
「・・・」
「・・・うん。」
ついてきて、と先ほどとは打って変わって静かになったリリは
大きく迂回して私達を倒れている牛の正面に誘う。 - 18125/01/24(金) 00:36:22
「えっ…。」
力なくだらんと横たわっている牛は苦しそうな声を漏らしている。
ただ、声の理由が異質だった。
牛の腹は抉られ、肉は愚か骨すらも剥き出しで
ピクピクと隙間から内臓と筋肉が動いている。
今にも息絶えてしまいそうな痛々しい生傷…
「学園に異形が出てきたときにさ…あーしたちは身を守る事が出来たけど
育ててた牛や馬までは手が回り切らなくてさ。」
「改めて調査した時、この目の間にある光景が既にあったよ。
無視することなんてできないから、近寄ったら文字通り泣くんだ。
その声に引き寄せられて異形がやってくる…」
「だからさ、そんなことに使われるならって
あーし達は眠らせてあげることにしたんだ、けどさ…」
「次も同じ場所に行ったら、鳴いてるんだよ…眠らせた時と同じ、抉った腹を晒しながら
苦しげな声を上げてさ。それを見てオレ達の誰かが言った…ここは時間が止まった悪夢だって。」
いつの間にか、サヨコとリリは目を瞑っている。祈るように。
憤りが虚しくなるくらいに、残酷で理不尽に成り果ててしまった環境で
彼女たちは、ずっと何を見続けてきたのだろう…
私は、サヨコとリリに倣うように黙祷する。
どうか彼女達の頑張りが少しでも光ある方に進めるように…。
To Be Continued… - 19125/01/24(金) 00:36:59
全然途中だけど、ひとまず更新。
- 20二次元好きの匿名さん25/01/24(金) 00:38:09
ひゃあ~!
怖いのがやってきました!
時間の止まった悪夢の地…これからが楽しみですねえ