- 1二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 09:53:58ここだけノエル先生が『一周目の記憶』を引き継いだ世界 6|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/4385882/ただしその記憶を自覚したタイミングはフランス事変が起きた後とする現在、シエル√編(ノーマル√)のLASTDAYに進行中bbs.animanch.com
ただしその記憶を自覚したタイミングはフランス事変が起きた後とする
現在、シエル√編のノーマルかつ遠野志貴死亡分岐クリア。及びDAY13から再スタート
- 2スレ主25/01/26(日) 09:54:45
- 3スレ主25/01/26(日) 10:01:37
このスレのノエル先生
・フランス事変後に修道院に隔離されて間もなく『一周目の記憶』を自覚する
・隔離後すぐに代行者として就任。この時点でエレイシアに対する報復を決意し復讐者として生きる
・エレイシアが目覚めて代行者になるまでの六年半でひたすらに自己研鑽&限界を超えるための代償を払い続ける。その甲斐あって原作とは非にならない強さを得る
・人間以上の耐久を得るための一環で左足を聖別化した義足に改造してもらってる
・偶然にも手に入れた十四の石を用いて人外と化す。外見の変化は肌が白くなったくらい。完全に適応してからは恐らく瞳孔も十字になってると思われる
・幻想種の中で神獣に区分される『白鯨』モビーディックの遺骸を直接的な経口摂取で取り込み、更に肉体の存在規模を拡張させる事に成功している
・現時点での強さは少なくともシエルとの連携でなら後継者をも斃せるまでになっている
・というよりシエルとの連携の末に二十七祖のクロムクレイに引導を渡すという大快挙を成しえてしまった
・↑の功績もあって教会から『焔(ほむら)のノエル』という異名をつけられる
・着実に強くなっていってる事と『一周目の記憶』の自分を反面教師にしてる事もあって大分精神が安定している
・ただし完全な復讐者として生きているので高い身分だの裕福な生活だのと言った人並みの幸せには全く固執していない。もはや彼女が望んでいるのはロアやシエルに対する復讐のみとなっている
・そんなんだからマーリオゥからは『手を焼かせる制御不能の猪』と厄介に思われてる
・ここまで復讐鬼に振り切っているものの、無辜の人々が死徒に虐殺されるのを何よりも許せない代行者としての正義感もちゃんとあったりする - 4二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 10:09:26
建て乙です。ものすっごく綺麗に終わったエンドでした
- 5二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 10:12:59
たておつ
切なくて苦いけど綺麗に終わったいいエンドだった。叶わなかった幼少期の夢がもの悲しくて、でも否定的感情からじゃなくて未来に進んでいけてとてもよかった - 6二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 10:13:34
いいIFだった、1部も美しかったがこれも良かった。
気が早いけど分岐はやっぱ間に合うかどうかの頃からでそっからリスタート? - 7スレ主25/01/26(日) 10:57:21
あとついでにこのIFエンドで出てきた死徒化シエル先輩についての補足のようなものですけど、
・原理血戒を『剣』『森』『城』『アッフェンバウム』『薔薇』の計五つ取り込んでるので死徒どころか並みの祖でも敵わない
・二十七祖の一角、その番外として認定されている。同時に、埋葬機関の第七位に属しているので特例で討伐リストから除外中
・原理血戒を五つも内包しているので安定を維持する為の血液も凄まじいのだが、司祭代行手配の血液パックと現場でⅥ階梯以上の死徒を仕留める度にその血肉を貪る事で何とか保てている(Ⅵ階梯以下は夜魔以外は一時の気休め程度にもならない)
・元より人間だった時からその名は死徒たちの間でも知れ渡っていたが、死徒として再活動してからは『死徒にとっての死徒』『“焔”に次ぐ第二の鉄の復讐鬼』として死神同然に恐れられている
・死徒である以上、第七聖典とは使い手としての相性が悪くなってしまっている。しかし気合とロアの魔術を駆使すれば人間だった頃とそんなに変わらないパフォーマンスで扱うことが可能
・もしかするとFGOのスターシエルみたいな、どこかの並行世界と繋がったオリジナル強化フォームに至る……そんな更なるIFの未来もある、のかもしれない
・実は『吸血鬼である自分を受け入れて、見て見ぬ振りをしない為の戒め』として、代行者として再スタートした日からロアのマントを秘かに保管している
だいたいこんな感じですかね
あとどうでもいいけど愛しの彼氏も好きな彼女も失ってるから未亡人臭が凄いなと思ってる
はいそこからになりますよ
今度は志貴クンの危機に間に合ってよかったね先輩!(まあどのみち死徒化の実験は受けるんだが)
- 8二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 12:05:37
補足情報大変助かる……本当に野生の公式か?と思うほどに濃密で重厚な物語でした!素晴らしい物語を本当にありがとうございます……
- 9二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 12:12:19
たておつ! ノーマル√完結お疲れ様でした!
原作同様ノーマルエンドがビター風味になったのが本当に良かった。とてもとてもすばらしい復讐譚でした! - 10二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 12:52:39
ボリューム感で忘れてたけど今回のは扱いとしてはバッドエンドに近い感じなのかな?
- 11二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 13:02:56
こ、こんなに真摯にノエルのことを書いてくれてありがとう……!!! 好きだ……!!
最後に両親と会えて良かった! 志貴に許してもらえて良かった! シエルに愛を残せて良かった……!!
本当に素晴らしい物語でした! ありがとうございます! - 12二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 13:44:16
一つ前のエンドの鬱憤を晴らすかのようなドロドロの復讐譚かつ愛憎劇
かと思えば最後はしんみりどこか希望が持てるように終わりとても素敵な物語でした - 13二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 15:54:24
なんかもう感情が揺さぶられて揺さぶられて心配になるし不安になるし幸せになってほしいし各々の気持ちや行動を貫き通して欲しいしでめちゃくちゃヤバかった
すんごい面白い作品だった
でも別れだったのが悲しかった
お互いに報われてはいるんだけどね
二人が生きて幸せになってほしいので本当にそれを願うのみです
スレ主さん本当に重厚な物語をありがとうございます - 14スレ主25/01/26(日) 16:09:17
そっすね
先輩の死徒化もそうですが何より志貴クンが途中退場しちゃってるのでパターンとしては(ややハッピー方向の)ビターエンド相当です
いやあ原作とかメルブラとか二次創作とか色んなノエル先生を見てきて自分も独自性のあるテーマで何か新しいノエル先生のSSでも書きたいなって考えた末に思いついたのが『原作で先輩に引導渡されるまでの記憶を引き継いだ二週目の先生とか面白くなりそうじゃね?』って引継ぎニューゲームネタだったんですよね
ただもちろんネタをどう活かすかは書き手の裁量とモチベに委ねられますし、見切り発車でやり始めたのもあって正直言ってここまでガチで長くなるとは全く想定してませんでした
まあつまりノエル先生、ひいては月姫リメイクそのものに対するリスペクトと愛があるからこそここまでしっかり書ききれたワケですよ
あとダイスの女神がイイ感じに選択肢や数値を引いてくれたのも非常に大きかった
あとこれから遠野志貴クン生存分岐の正規√に進むわけですが今日中には書こうかなと思ってます
- 15スレ主25/01/26(日) 18:23:01
前スレに貼り忘れたチャートまとめ集も載せとく
Writeningwritening.netそれとこれも余談になるのですがロアと共に消滅した筈の志貴クンがどうしてあの世で存在できていたのかっていうと汚染してたロアの部分だけを炎が焼却してくれたおかげでギリギリ消滅せずに済んだという経緯でした
他にも話の構成を立てる中で没になった展開もあって、それが『ノエルが人肉をシエルに食わせた後、今度は更なる責め苦として生きた人間(魔術師)を連れてきて直接殺させる』というものです
フランス事変のロアに戻すための最終手段としてはこれ以上はないだろうなと思ったのですが、それやっちゃうと先輩が本当に人間に戻れる余地がなくなっちゃうし贖罪の決意とかどうでもよくなってガチの死徒メンタルと化してノエル先生を殺しちゃうかもと危惧したので剪定しました
何よりなんだかんだで先輩の事好きになってたノエル先生が、幾ら狂ってるからと言ってそこまでやるか?って感じで個人的に解釈に違和感を覚えたのでナシとしたんです
それと前スレのENDですがあまりに長くなってたから本当はシエル先輩が代行者として再スタートしたパートでもう書くの疲れたからここでENDにして締めようかなと思ってたんですよ
でもこれはノエル先生の復讐譚なんだからやっぱ最後の最後はあの世での彼女が少しだけ報われるパートも必要だよなと判断したので頑張って書きました
シエルが代行者として再起するという形で報われたのなら、ノエルも志貴や両親と色々と思いの丈を晒して報われるべきだ。そう思った次第です
で、最後に先輩の未来を啓示する感じの地の文と幼少期の二人の他愛のないやり取りを書いてから無事締めました
そして最初からこのシリーズを見てるスレ民ならすぐにわかったでしょうが先輩パートのラストで締めくくった『………うん、頑張れわたし。頑張って、負けて、挫けて、屈して、それでもまた立って、抗って、頑張り続けた果てで―――今度こそあの子に、面と向かってごめんなさいと謝るんだ。』という地の文はこのスレのパート1でノエル先生が復讐を決意した『………うん、頑張れ私。頑張って、負けて、挫けて、屈して、それでもまた立って、抗って、頑張り続けた果てで―――あの悪魔を、コロすんだ。』の文をまんまオマージュしたモノとなってます
- 16スレ主25/01/26(日) 18:26:03
- 17二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 20:03:37
いやもうホントにお疲れ様です…………
個人的に愛憎入り混じったノエルちゃんによるシエル先輩への半年以上に渡る凄絶な拷問生活がマジで好きになりました
特に後半の審問と称して致したところとその後の大胆な告白場面が最高にイイ
- 18二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 22:57:07
「…………ん……」
眠りから目を覚ます。ようやく見て見ぬ振りをやめて、目の前の現実を視る。
そうだ。これからわたしは、わたしの存在価値を、意味を示す為に動く。
「彼を―――遠野くんを、救(たす)けなくちゃ。目を覚ました以上は行かなくちゃ」
わたしは床に落としていた聖典を手に取ってその場を駆け抜ける。微かだけどハッキリと感じる。ロアの……彼の、魂を。
彼は今も必死に抗っている。わたしを信じて待ってくれている。
なら、こちらも急がなくてはいけない。わたしは全速力で礼拝堂の方へと奔る。
「もっと、もっと速く!お願い、間に合って……!」
1分と経たない内に遠くに燃え盛る蒼黒い炎が見えた。アレはノエルの浄炎だ。
という事はあの中で彼は彼女と―――!
「今そこに行きます、遠野くん!」
炎の中に飛び込み、ほんの一瞬全身を焼かれる。問題ない。すぐに潜り抜ける。今度は、わたしが彼を守る番だ。
そして、炎を抜けた先に見えたのは―――涼しい顔で彼を圧倒しているノエルと、それでも必死に彼女に立ち向かう遠野くんの姿だった。 - 19二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 23:32:56
今度は間に合ったぞ!!
- 20二次元好きの匿名さん25/01/26(日) 23:37:59
ノエルさんによる超絶罵倒タイム来るぞ…
- 21二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 02:49:21
ノエル先生で調べてたら見つけて一気読みしたけど素晴らしかったね
死徒シエル先輩は面倒だ。した本編のその後っぽい感じもあるね あっちはもっと悲壮になりそうだが…
間に合ったシエル先輩もかっこいいとこ見られそう - 22二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 09:33:22
一応保守
- 23二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 13:18:55
復活して間に合った所でどうなるのか
シエルが志貴と共に生き続けるのはノエルの心情を完全に無視した所業な訳で
かといって志貴もシエルがノエルにまざまざと殺される事を認められる訳がないし
ノエルからしたらシエルを殺す事は魂に刻まれた復讐を遂げる上で必須だから絶対に譲歩出来ない
やっぱりコレ志貴はともかくシエルは絶対に死ぬしかないのでは…? - 24二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 14:32:53
「そら、遅くなってるわよ志貴クン?」
「ぐ、ぁ……!」
間もなく5分経過と言ったところかしら。志貴クンは依然として応戦してくるものの、もう肉体を駆動させる為の血液生成が間に合いなくなり始めたのでしょう。明らかに動きのキレや全体的なパフォーマンスが低下し出している。
まあ、見比べるに2~3分の間が絶頂期だったわね。4分過ぎ始めてから露骨だったしなぁ。
「はっ―――ぁあっ―――!!」
「うんうん、よく頑張るじゃない。けど、それじゃ私には一太刀浴びせる事も叶わないわ。もし、これがまだ私にとって遊んでいるつもりだったのならまだ可能性はあったけど、ねっ!」
「がっ………!?」
現実を突き付けると同時にナイフを持ってる方の腕を掴み、腹に膝蹴りをかます。直後にそこから踵蹴りに繋げて後方に吹っ飛ばす。
哀れそのまま志貴クンは炎の壁に直葬されて―――
「っ―――ぁ……っ!!」
「! へえ?この期に及んでやるじゃない」
かと思ったらあの子、吹っ飛ばされる中で無理矢理にでも体を回して強引に勢いを殺した。
もっとも、そのまま転がるように着地してからはボロ雑誌のように身悶えてるけど……直前に私から二段蹴り食らってんのに、まだそんな風に瞬間的な対応ができるんだ。
うわ、しかももうナイフ構えて立とうとしてるし。根性もとっくに常人の域を超えてるじゃないの……ってそれこそ今更か。
「うーん、やっぱりキミは強くはないけど油断は絶対にできないね。申し訳ないけど、次で仕留めるつもりで行くわ」
そうしましょう。どうせ10分過ぎようが過ぎまいが、幾ら待ってもアイツは来ないんだろうし。もう、さっさとその胸を貫いて楽にし
「――――――遠野くんっ!!」
…………………………ああ、もう。ホントに、面の皮が厚い女ね。 - 25二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 19:36:14
今度は間に合ったねシエル先輩!!
良かった!本当に良かった!どうか皆にとってより良い幸せを - 26二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 20:36:17
「ぁ―――せん、ぱい?」
「遠野くん!今、そっちにっ……!」
「…………」
ここに来る筈のなかった声の主―――シエルは、ボロボロの志貴クンに駆け寄る。敢えて邪魔はしない。まずはどういう了見で来たのかを問わなきゃいけないからね。
「ごめんなさい。わたしが、もっと早く……いえ、そもそも現実から目を背いて自分の中に逃げたりしなければ……っ!」
「いや……いいんです、先輩。そんなの、気にしないで。それよりも……っ、あの人を、説得しないと」
「………!」
二人が改めて私に意識を向ける。グッジョブよ、志貴クン。これ以上私を前にしてイチャつかれたら今すぐ殺したくなっちゃうところだったわ。
それじゃ、聞いてみようじゃない。
「何とか戻ってこれたのね、おめでとうシエル。で、どういう面を下げてこの場に来たワケ?
立場においても動機においても正しいのは私。そして、そんな私と対等な境界に立てるのは志貴クンだけ。アンタの出る幕も、そもそも土台に立てる資格も最初からないって分からないの?」
「……ええ、確かにその通りです。ロアの転生を止める為に彼を殺すという貴女の使命感は正しく、対してわたしの遠野志貴を救(たす)けたいという個人的感情を優先する身勝手さは間違っている。
わたしは、貴女の覚悟と決意を何も理解していなかった。同じ境界になんて、始めから立てていなかった」
ええ、そうよ。よくわかってるじゃない。アンタは結局、懺悔だの誓いだの贖罪だの復讐だのなんかより恋を選ぶ半端な女なんだから。
「そこまで理解してるんならどうして彼の傍にそうして立ってんの?納得のいく……は無理でも、せめてそれらしい弁明はしてもらうわよ?」
「―――彼が、わたしの為に、わたしと一緒に生きていきたいと心から願ってくれたから。わたしなんかの為に、わたしと共に最期まで戦う事を選んでくれたから。
だから、わたしも―――彼のその一途な想いに応えなければいけないと決意したんです。例えそれが……それが、どれだけ間違っていようとも、です」
「………ふーん、つまり何?人としても代行者としても間違っているのを、恥知らずなのを承知の上で、私と決裂してでもありもしない希望を求めると?
はっははははは。いいわね!本当、尊すぎて思わず涙腺が緩んじゃうわ。なら差し詰め私はその恋路を阻むただのお邪魔虫ってコトかしら!
――――――馬鹿が」 - 27二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 20:40:35
この状態なら原理血戒の大魔術がセット出来てないから本気出せばノエル先生でもシエルに守られてる志貴を殺せるよね
何なら炎リングがある限り志貴は外に出れないし - 28二次元好きの匿名さん25/01/27(月) 21:14:10
さあてここからどうなるかな