【SS】新訳枕草子

  • 1二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 20:04:07

    ジョーダン「はるはあけぼのやうやうしろくなりゆくやまぎは・・・・・・」

    ヘリオス「そこやうやうじゃなくてYOYOらしいよ」

    ジョーダン「マジで?古文でビート刻んでんの?」

    ヘリオス「もしかしてなごちんってパリピだったの?」

    ジョーダン「なるー!」

    ロブロイ「あの、お二人とも?」

    ジョーダン「おっ、ロブロイちゃん。ちーっす」

    ヘリオス「ちーっす☆あれ?ロブロイちゃんが持ってるのってもしかして」

    ロブロイ「あ、これですか?はい、現代語訳版の枕草子です。古文で読むのもいいですけど現代語訳されたのを見ると訳者の捉え方の違いなんかが楽しくって」

    ジョーダン「もしかして、マクラ分かっちゃう系?」

    ロブロイ「え?え、ええ」

    ヘリオス「ゼンノ神キター!」

    ジョーダン「補習回避キタコレ!」

    ロブロイ「えっ?えっ?」

  • 2二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 20:05:23

    ロブロイ「なるほど。枕草子の解説ですね」

    ジョーダン「後でパフェ奢るっしょ!」

    ヘリオス「たのんます!コレできなきゃホシュカクなの!」

    ロブロイ「わかりました、やってみます」

    ジョーダン「やりー!助かる〜!」

    ヘリオス「そんじゃ、よろピ!」

    ロブロイ「ただ、私の主観も少し入ってしまうことは許してくださいね」

    ジョーダン「シュカン・・・・・・まあ大丈夫っしょ!」

    ヘリオス「補習の方がやばたにえんだから大丈夫!」

  • 3二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 20:06:13

    ロブロイ「ではまず、春はあけぼの」

    ジョーダン「しつもーん。なんでアケボノちゃんが出てくるわけ?」

    ヘリオス「アケボノちゃんへーあんからいたの?

    ロブロイ「ヒシアケボノさんのアケボノもそうですが、ここに出てくる曙は朝とかお昼、夜なんかの時間を表す言葉の仲間ですね。日の出の太陽が出てくる時間を想像してみてください」

    ヘリオス「おー、なんか山の方から登ってきた感じ?」

    ロブロイ「はい。ようよう白くなりゆくやまぎわ。ようようはだんだんという意味です。山際は山の際、つまり山と空の境界線のことです」

    ジョーダン「キョウカイ?お祈りでもすんの?」

    ロブロイ「境界というのは物と物を分ける部分だと思ってください。例えば水と空気の間には水面があるように、山と空の間に山際があります」

    ジョーダン「んー、なーんとなくわかったような」

  • 4二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 20:07:00

    ロブロイ「すこしあかりて、は少し明るくなってですね。むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる。日の出の空はまだ少し暗い部分が紫色に見えるんです。その色が細長い雲にかかっていると言っています」

    ヘリオス「つまり富士山あけおめよろピすげってこと?」

    ジョーダン「それか!」

    ロブロイ「そうですね、富士山の初日の出は想像しやすいかもしれません。その光景がきれいでいいよねと清少納言は言っているわけですね」

    ヘリオス「なごちんガチ詩人じゃん!」

    ジョーダン「ってことはこれ実質ポエムじゃね?」

    ロブロイ「そう思ってもらっても大丈夫です。今までのを要約すると春は日の出の空がきれいでいいよね、ということになります」

    ヘリオス「わかるー!なごちんにシンパ感じるわー!」

  • 5二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 20:08:42

    ロブロイ「次は夏ですね。夏は夜、月のころはさらなり」

    ジョーダン「月、皿、団子?」

    ロブロイ「お月見団子は秋ですね。ここは月が明るく光っていることを示しています。さらなり、とは言うまでもないという意味で転じて言わなくてもわかるぐらい素晴らしいという言っています」

    ヘリオス「あー、夏の月はいいよねー。わかりみが深い」

    ロブロイ「そしてこの後新月で月が見えなくても蛍がたくさん飛んでいるのもいいよねと続きます」

    ジョーダン「なごちんけっこー自然派?」

    ロブロイ「また、たくさんいるのもいいけど、一匹や二匹だけが飛んでいくのもいいよねと言っています。ついでに雨もいいよねと言っています」

    ヘリオス「雨はついでっ!?」

    ジョーダン「もったいなー!」

    ヘリオス「でもホタルのとこはわかるわー。こう、ピッカピカじゃなくて少ないのがはばたいてるのもきゃわたん」

    ロブロイ「仄かな淡い光もいいものですよね。要約すると夏は夜の月とか月がなくてもホタルが飛んでるのがいいよね。あと雨もいいよね、となります」

    ジョーダン「雨ももーちょい語ってあげてよなごちん・・・・・・」

  • 6二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 20:08:50

    初っ端からギャルぴの頭わるわる感がすごい

  • 7二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 20:09:35

    ロブロイ「次は秋ですね。秋は夕暮れ、夕日のさして山の端いと近うなりたるに」

    ジョーダン「山の端に糸が見えんの?視力やばくね?」

    ヘリオス「なごちんマサイ族?」

    ロブロイ「ここの「いと」、とはとてもという意味ですね。山にとても近くなる、つまり秋の夕暮れに山に日が沈んでいくころに、と言っています」

    ジョーダン「なる〜」

    ロブロイ「で、これくらいの時間にカラスが数羽巣に帰っていくのもなんだかいい感じだよねと言うわけですね」

    ヘリオス「カラスがカーカー鳴いて夕方飛んでくのはわかりみが深い」

    ジョーダン「夕方の赤い空にカラスはエモいわ」

    ロブロイ「カラスが鳴いたら帰りましょうというくらいにカラスと夕暮れは紐付けられていますからね」

  • 8二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 20:10:21

    ロブロイ「まあこの後雁という鳥が縦に並んで飛んでくのもいとおかしと浮気します」

    ジョーダン「なごちんのエモ、フッ軽すぎっしょ!」

    ヘリオス「きた!いとおかし!これどういう意味?」

    ロブロイ「えっと、なんと言いますか・・・・・・マジヤバイ、ですかね?」

    ジョーダン「つまり鳥が飛んでくのマジヤバイってなごちん言ってるわけ?ガチソロ充じゃん」

    ロブロイ「後は、日が暮れてから風や虫の音が聞こえるのがエモいのは言わなくてもわかるよね、と」

    ヘリオス「あー、鈴虫?とかの声とかこうススキが風で動いたりするのとか高まるのわかるわ」

    ロブロイ「要約すると夕方の鳥が飛んでいくのとか夜に自然の音が聞こえるのがいいよね、と言っています」

    ジョーダン「エモみが深いのわかりみ」

  • 9二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 20:11:11

    ロブロイ「最後は冬ですね。雪の降りたるはいうべきにもあらず」

    ジョーダン「あらず?アラジンの親戚?」

    ロブロイ「ありを否定した言葉ですね」

    ヘリオス「つまり雪はナシってこと!?」

    ジョーダン「は?雪とかテンションガチアゲの極みでしょ?」

    ロブロイ「はい。清少納言もここはいうべきにもあらず、つまり言わなくてもわかるよねと言っています」

    ジョーダン「いや言わんのかーい!」

    ヘリオス「なごちんの語彙力よ」

  • 10二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 20:12:09

    ロブロイ「また、霜が大変白い朝も」

    ヘリオス「なごちんここで下ネタ?」

    ロブロイ「霜は冷凍庫のアイスとかについてる氷みたいなアレです。氷ですけど」

    ジョーダン「へーっ、アレ下ネタなんだ」

    ロブロイ「下ネタではなくてああいう細かい氷自体を「霜」と呼びます」

    ヘリオス「ほうほう。覚えとこ」

    ロブロイ「霜は降ると表現されて、赤いはずのお肉に白い部分がたくさん見えてるのが霜が降ったように見えるから脂たっぷりの白いお肉を霜降り肉と呼びます」

    ジョーダン「マジで!?シモフリってそういう意味だったん!?」

    ヘリオス「今度シモフリ見つけたら写真撮っとこ」

  • 11二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 20:13:34

    ロブロイ「続きますね。また、さらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭もてわたるも、いとつきづきし」

    ヘリオス「さら、はさっきでたからアレだよね。言わなくてもわかる」

    ロブロイ「ここはそうでなくても、という意味です。さっきの雪や霜の話をして、そうじゃなくてもと続きます」

    ジョーダン「はー、なるー」

    ロブロイ「感覚としては朝起きてあまりにも寒いから急いでストーブつけにいくのも冬らしくていいよねー、と言った感じですね」

    ヘリオス「あー、寒いのはアレでも冬しかそんなのしないもんね」

    ジョーダン「なごちんかなり庶民派っぽ?」

    ヘリオス「っぽい」

    ロブロイ「まあこの当時はストーブではなく炭に火をつけて使っていました。なので時間が経つとバーベキューの終わり頃の炭みたいに白くなってきて灰になっちゃうわけですね」

    ジョーダン「バーベキューとかのアレね、うんうん」

    ロブロイ「お昼頃になるとだんだん日が当たってあったかくなってくるし炭も灰になってしまうしで今まで味わってた冬の素晴らしさが薄れてきてなんだかなぁ、というところで第一段は終わってます」

    ヘリオス「よーやくすると?」

    ロブロイ「冬は雪とか霜とか寒いのがいいんだけどお昼になるとそれがなくなっちゃうのがテンサゲだと言うことです」

    ジョーダン「なごちんさすがの自然派だわ。冬で楽しんでる」

    ヘリオス「でも雪が溶けてくると映えないのはわかりみ」

  • 12二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 20:14:23

    ヘリオス「助かったわ、ロブロイちゃん!なごちんの言いたいこと伝わった気がする!」

    ジョーダン「なごちん思ってたよりアタシらに近いよね」

    ロブロイ「風流を楽しむ心は令和も平安も変わらないということですね」

    ヘリオス「あざまる水産!んじゃ、約束通りパフェ奢ります!」

    ジョーダン「おかわりも可!」

    ロブロイ「い、今からですか?」

    ヘリオス「思い立ったがよしピってことで!」

    ロブロイ「あれはヨシビではなくキチジツと読みまして」

    ジョーダン「ヨシピッピ行くよー!」

    ロブロイ「わ、私ですか!?それ私ですか!?名前カスってすらないですよー!」

  • 13二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 20:18:27

    □┐″□ィレよ≠″ャ」レナニちレニもゎカゝ丶)ゃす<ぉιぇτ<れξぅナニ″ょねー⊂思っτ書レヽτゐまιナニ。
    この後多分メイクとか服とか逆に教わることになってると思う。
    ロブロイのちねもみたし。

  • 14二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 20:18:59
  • 15二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 20:22:09

    最後に下心表したね

  • 16二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 20:24:13

    ネトフリみたいなノリのシモフリでちょっと笑った

  • 17二次元好きの匿名さん22/03/14(月) 00:11:48

    ギャルエミュすごい

  • 18二次元好きの匿名さん22/03/14(月) 00:29:20

    乳根揉みたし…ってコト?

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています