記憶を失ったミュウツーが黒曜の原野に倒れていた世界線

  • 1二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 20:48:46

    「私は何故ここにいるのか…」

    どこから来たのか自分が誰なのか、戦い方以外は何も覚えていないミュウツーと出会った主人公
    とりあえずボールは投げてみたが捕まる気配は微塵もない
    けれどこちらに敵意を向けることもなく困惑している様子
    人語を理解できるし用いることもできるようなのでひとまずついて来てもらうことに
    試しに戦ってみてもらったがあまりにも強大な力と非情な戦いぶりにビビるギンガ団一同
    もう少し優しくできないものか、と問う主人公に優しさとは何だ?と返すミュウツー
    もしかすると「心」というものも忘れてしまったのではないか、と訝しむ主人公とラベン博士
    お前達と共に行動すれば何か思い出せるやもしれぬ、と協力を申し出るミュウツー
    内心かなりビビりながらも戦力としては申し分がなさすぎるので申し出を受け入れる主人公
    行動を共にし、次から次へと湧出する問題を共に解決していく内に自身の生い立ち、かつての居場所、断片的ながら少しずつ思い出していった
    しかし「心」というものを思い出す気配は一向に無かった
    もしかすると元々そんなものは持ち合わせていなかったのかもしれないな、とミュウツーは自嘲する
    主人公としてもその可能性はあまり考えたくはなかったが、着実にそれは結論として近づいて来ていた
    しかしラベン博士は「仮に元々持っていなかったなら、君が教えてあげればいいのです」と言った
    人間の「心」をポケモンに教える…言葉は通じれどなかなかの無理難題を言ってくれる、と主人公はため息をつく
    そんな主人公を見てミュウツーは小さく笑った
    その様子に(もしかすると既に「心」は彼の中に芽生え始めているのかもしれない)と僅かながら希望を抱く主人公

    そんな折に起こったヒスイ地方始まって以来のかつてない厄災
    その強大過ぎる力を怪しまれあらぬ疑いをかけられるミュウツー
    主人公は無実を訴えるも、庇うならお前も同罪だと切り捨てられ身動きが取れなくなってしまう
    そして人間に失望したのか、ミュウツーは主人公の前から姿を消してしまった

    果たして主人公はミュウツーに「心」を伝えることができるのか
    そしてミュウツーは「私は何故ここにいるのか」という自問にどのような答えを導き出すのか


    という話が見たいのよね

  • 2二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 21:08:12

    正直サトシとミュウツーがヒスイに飛ばされて、昔のポケモンと人の在り方から自分の存在意義を導き出すみたいな話は妄想してた
    それでも逆襲の「いるんだから、いるんでしょ」以外の答えが浮かばなかったけど

  • 3二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 21:41:03

    何のために生まれて何のために生きるのか
    自分の存在に何か意味はあるのか

    そんな悩みに答えなんか出なくても、私達は今ここに生きてるんだから生きてやるかっていうのが一応の結論だからね
    それ以上の答えははっきり言って出しようがない

  • 4二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 22:22:46

    ミュウツーが世界と自分の在り方に悩む展開は何回やっても面白いがそれを作品にするとなると逆襲を越えると言う高すぎるハードルが

  • 5二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 22:25:35

    >>4

    「自分とは何か」をあそこまで高レベルで書ける首藤が天才すぎるんだよね…

    他に手掛けたミンキーモモやまんが猿飛佐助でも、自分の存在意義についての脚本書いてるし

    遺伝子工学絡みの脚本も書いていた人だから、逆襲作れたとしかいいようがない

  • 6二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 23:10:25

    >>5

    海モモの「世界に夢を取り戻す使命は果たせなかったが、地上の両親の娘を演じ続けることで二人の夢を叶える」エンディング美しいよね…

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