- 1◆iGjCJthFblL725/01/28(火) 01:19:31
- 2◆iGjCJthFblL725/01/28(火) 01:20:30
「お前、何言ってるか分かってんのか? 」
「えっうん、それよりほら! 」
ゆいは自分の太ももをポンポンッと叩き、俺に寝る事を促してくる。
「ついこないだまで受験の為に頑張って、まだ色々と疲れ溜まってるでしょ? そういう時は素直に誰かに甘えても良いと思うんだ」
「いや、でもお前……」
流石に部屋で男女2人っきりの時に、膝枕は如何なものかと断ろうとしたが、ゆいの顔を見て引きそうに無い事を察して諦めた。 - 3◆iGjCJthFblL725/01/28(火) 01:20:53
「……分かったよ、お前の善意に甘えるとする」
「……うん! 」
「全く、こっちの気も知らんで」
「なんか言った? 」
「いっいや、なんでもない。それじゃあ……失礼します」
「どうぞ〜」
俺はゆいの太ももに頭を預け、横を向きながら寝る。だが、どうしても体に力が入ってしまう。
「拓海、リラックスして体重乗せても平気だよ? ほら、体の力抜いてさ」
「お前なぁ、こんな状態でリラックスなんて出来るわけないだろ……」
ベッドから掛け布団を手に取り、俺に掛けながら言うゆいに思わずツッコんでしまう。 - 4◆iGjCJthFblL725/01/28(火) 01:21:16
「リラックス出来ないって、なんで? 」
「なんでって、逆に聞くがお前は出来んのかよ」
俺の頭を撫でながら、無茶を言うこの幼なじみについ聞き返してしまった。
「う〜ん、そうだねぇ……体の力を抜いて拓海に甘えるって事は出来ると思うよ」
「ははっ確かにそうかもな」
「けど、リラックスするってのは難しいかも」
「え? 」
ゆいの思わぬ言葉に振り向き、顔を見上げる。そこには、俺のよく知るゆいは居なかった。 - 5◆iGjCJthFblL725/01/28(火) 01:21:29
「ねぇ拓海、私がこんな事誰にもすると思ってる? 」
「っ! 」
「拓海にしか、こんな事しないよ」
こちらを見下ろすゆいは頬を赤く染め、優しいような険しいような表情をしていた。
「男の子に膝枕なんて、ドキドキするに決まってるじゃん。今だって本当は、はちきれちゃうんじゃって位ドキドキしてる」
「ゆ、い? 」
「けどね、それでもしてあげたいなって思うし、されたいなって思うの。拓海だからなの、拓海だけなの」
気づけば先程まで俺の頭を撫でていたゆいの手は、俺の頬に添えられ視線を合わせるようにしていた。ゆいの瞳は気持ちが高ぶってるのか、僅かにうるうるとし始めていた。
「ゆい、お前……」
「私、確かに花より団子っていう感じなのは自覚してるよ。けど、知らない訳じゃないよ」
俺は体を起こし、ゆいの手を握りながら向かい合う。
「ありがとう、ゆい。そこまで想ってくれて、だからコレはちゃんと俺から言うよ」
「……うん」
「ゆい、好きだ。俺とずっと一緒に居てくれ」
「私も……拓海が大好き」
初めてのキスはレモンの味だと言うが、そんな事はなく少しだけ、しょっぱかった。 - 6◆iGjCJthFblL725/01/28(火) 01:21:40
おわり
- 7◆iGjCJthFblL725/01/28(火) 01:22:10
pixiv
#プリキュア #デリシャスパーティ♡プリキュア ゆい「拓海にしか、こんな事しないよ」 - kaiouga - pixiv「拓海、膝枕とかしない? 」 「は? 」 それは、突然の事だった。俺の高校受験が終わり落ち着いた時、ゆいの方から久しぶりに2人でゆっくり話がしたいという申し出が来た。 俺も受験の為に詰め込み期間は中々ゆっくり出来てなかったので、ソレに了承し俺の部屋に招き入れたが…… 「お前、何言っ...www.pixiv.netハーメルン
ゆい「拓海にしか、こんな事しないよ」 - ハーメルンデパプリ視聴中だけど、我慢できずに拓ゆい書いちゃった ネット掲示板の方にものせてます https://bbs.animanch.com/board/445380…syosetu.org - 8◆iGjCJthFblL725/01/28(火) 01:22:52
Dアニで配信終わるから見てるんだけど、最後まで観るまで我慢できずに書いちゃった
- 9二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 07:02:12
ほしゅ
- 10二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 07:04:56
- 11◆iGjCJthFblL725/01/28(火) 10:04:05
ありがとう!最後まで見て、また書くぜ!
- 12二次元好きの匿名さん25/01/28(火) 20:57:12
ここに次書くの?
じゃあしっかり保守しとくぜ - 13◆iGjCJthFblL725/01/28(火) 22:32:30