- 1二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 01:00:52
※身長捏造(この間のフェス限の3年組のサポカ・3年の身長設定より予想)
※ことねとことねPマジですいません
※星南Pではないので見れてないコミュ有
放課後。星南が生徒会室へ行くと、パイプ椅子の一つに燕が座っていた。
複数の紙が机に散らばっている。
「...あら、燕。どうしたの?
生徒会は今日はないわよね?急ぎの業務もないはずよ」
「...特に何の用もない。最近仕事やレッスンで生徒会業務が疎かになっていたから、少し確認しにきただけだ。
貴様はどうした?」
「私はここに荷物を置きに来たのよ。さっきこの階でことねを見かけたから、プロデュースしに行こうと思って。」
「...また、藤田か」
「ええ、だってことねは私の_一番星の後継者候補なのよ。普段の生活を見ていても損はないわ。」
「......虫酸が走る」
「...なんですって?」
「...虫酸が走る、と言ったんだ。」
「...その発言は、いくら燕でも許せないわ。」
「私のライバルとして、私のファンとして、ことねに複雑な感情を抱くのはわかるわ。
私がことねにたくさんの時間を割いているなら尚更。でも_」
「煩い!」 - 2二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 01:01:46
良いとは言えない、パイプ椅子の金属音。
ガタッ、と音が鳴ったかと思うと、星南は燕に、壁へと押し付けられていた。
星南と燕は同じくらいの身長であるはずだが、今の燕からは"圧"を感じた。
「口を開けば藤田、藤田、藤田...!最近の貴様は、本当にやかましい!!」
「落ち着いて、話を聞いて、燕。確かに貴女は、私の一番のファンだけど_」
「ファンじゃない!!!」
生徒会室に、燕の大きな声が響いた。
「...燕...?」
「...なんで...!なんで貴様は...!藤田に執着するんだ!!
他の一年もプロデュースするなどとほざいておきながら、結局は藤田ばかり...!!
お前が見ているのは、夢中になっているのは、"一番星の後継者"ではなく"藤田"なのだろう!?!?」
「二度と私がお前のファンなどと妄言を垂れるんじゃない!!二度と_」
「二度と、私をファンと認識するんじゃない!」 - 3二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 01:03:19
はぁ、と燕は息をついた。
「......ここまで言ったのに、まだ怒りが湧いてくる」
「一番星にみっともなく、自分を見てほしいだなんて、願っていることも
私に本心をぶつけられて、...そんな顔をしている貴様にも、」
「...そん、な顔、って...私今、っどんな顔をしているの?」
すり、と燕は、手を星南の頬に添えた。
「私に貴様のファンじゃない、と言われて、途轍もないショックを受けている顔だ」
「...っ...」
ばつが悪そうに、星南は目を逸らす。
ぐい、と燕は星南の手を引いた。
「私に"ファン"であってほしかった、なんて、一番星が聞いて呆れる」
「...いいか、
声を荒げた所、格好がつかないが、一つ訂正しよう。」
「私はお前の、正真正銘のファンだ。」
「...!」 - 4二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 01:04:21
「だが、ファンとして認識するのを辞めろ。
一人のアイドルとして、ライバルとして、...一人の人間として、認識して、
そして、私に魅了されろ。そうしてその暁には、藤田はもちろん、貴様も、私が越えて、一番星になってやる。」
「......正直、あなたのことの実力は分かっているし、あなたのライブ映像に圧巻されたことは何回だってあるわ。
けれど、ことねほどに惹かれた事も、才能を感じた事もない。...恐らく、これからも。」
「なっ...!」
「アイドル、としてはね。
...一人の人間としては、もう魅了しきってしまっているわよ、私の事。」
「......は?」
「どいて頂戴。時間も過ぎたし、さっきレッスン室が空いていたからレッスンに行くわ。」
「...あ、ああ...」
「さよなら。」
ぱたん、と扉が閉まった。 - 5二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 01:04:34
「...!?!?!?!?!?」
ことねほどに惹かれた事も、才能を感じた事もない?あの劣等生が私以上だと??いや、そこではなく!
『一人の人間としては、もう魅了しきってしまっているわよ、私の事。』
「...どういう意味、だ...?!」
ぽつり、と私の情けない声が、生徒会室に響いた。 - 6二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 01:04:55
「あらことね、奇遇ね!」
「げっ、十王会長、こんにちはぁ〜...」
(会っちゃったよ〜〜〜〜!!しかもなんか上機嫌だしぃ!助けてプロデューサー...)
「...な、なんか上機嫌ですねぇ...?なんかあったんですか?」
「わかる!?」
「やべっ、面倒なスイッチ踏んだぁ?!」
「そう...そうね、詳しくは言えないわ。でも、とっても大事な事を今日、相手に告白出来たの。
今まで上手く言葉に出来なかったのだけれど、とてもすっきりしたわ。
その子とは少しすれ違っていたのだけど、本音のぶつけ合いができて解消した気もするわ。」
「へえ...それは良かったですね。」
「そうよ。
あとは返事を待つだけ。」
「...ん?」
(まさか、十王会長の"告白"って、秘密とかじゃなくって、
ガチの、恋愛の"告白"_?)
「どうしたの、ことね?」
「あ、あはは〜...。いや、なんでもないです。」
(うん、一番星の十王会長が恋愛とかしねーよな、うんうん、そんなわけねーって!)
そうして、ことねは考えるのをやめた。 - 7二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 01:06:02
燕→→→星南に見えて燕→→→(恋愛感情はないけど拗らせてる)←←←星南(恋愛感情あるし割と純愛、好きな人に自分のファンだと言われるともちろん嬉しい)
みたいなつばせなです深夜テンションで書いたんで大目に見て下さい
分かりづらいので補足すると会長はクソほど口下手なので
多分魅了されきってる発言=(恋愛感情含めた)告白出来た!の思考になってます...。
ここから返事は?と問われて混乱している時に星南に「私と付き合えるのか」と聞かれて全く抵抗がないと気付いてプチパニックを起こす副会長概念.................. - 8二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 01:14:45
素晴らしい、是非続きを書いてください