- 1125/01/30(木) 21:59:15
- 2二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:00:23
よく分かんないけど期待
- 3二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:01:39
おもろそうじゃーんたておつ
- 4125/01/30(木) 22:04:25
【概要説明】
スレタイの通り、無人島を舞台に起こるクローズドサークルを安価・ダイスでやります。
クトゥルフ神話TRPGみたいな感じで進めることを想定しています。
一応ミステリーを予定していますがスレ主の頭の性能があれなのでミステリーのクオリティにはあまり期待しないでください。
【注意事項】
R18は禁止
連投等迷惑行為は禁止
あまりにも状況とかけはなれすぎていて捌ききれないと判断した安価は却下させていただく場合があります。 - 5二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:05:08
楽しそうだからおてやわらかにお願いいたしますよ
- 6二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:05:34
おお、期待
- 7125/01/30(木) 22:07:19
【進め方】
まずキャラ設定や舞台設定を安価で決めます。
ストーリーパートでは一日目、二日目といったように日付で区切ってその日に取るキャラの行動を安価で募集、ダイスでそれを進めていく、という形を予定しています。
またそれ以外でも安価(例 部屋の引き出しの中に入っていたものを安価で募集など)を募集する場合があります。 - 8125/01/30(木) 22:16:03
まずは安価で無人島に招待されるキャラ6人を作ります!以下のテンプレで募集します↓
【名前】
【性別】
【年齢】
【職業】
【性格】
【好きなもの】
【嫌いなもの】
【容姿】
例 【名前】佐藤敏夫
【性別】男
【年齢】27
【職業】化学教師
【性格】冷静沈着
【好きなもの】ブラックコーヒー
【嫌いなもの】喧嘩
【容姿】オールバック
キャラクターに関してですが基本なんでもありです。職業もアウトローでもファンタジーでもOKです。
今から30分ほど外すので、それまでに安価いただいた中からダイスで6人決めたいと思います。 - 9二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:19:04
- 10二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:20:50
- 11二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:21:53
- 12二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:22:39
このレスは削除されています
- 13二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:23:35
- 14二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:23:53
- 15二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:27:20
このレスは削除されています
- 16二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:27:35
- 17二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:27:51
- 18二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:28:23
- 19二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:28:41
- 20二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:30:09
- 21二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:30:38
ジョンとリリーナ兄弟だろ多分w
- 22二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:30:48
- 23二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:32:29
- 24二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:32:56
- 25二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:36:32
- 26二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:36:54
- 27二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:37:52
- 28二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:40:33
- 29二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:41:32
- 30二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:45:22
- 31二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:45:59
- 32125/01/30(木) 22:46:21
ただいま戻りました!キャラクターの安価ですがここで募集終了させていただきます。
たくさんありがとうございます。全員めっちゃ好きです。 - 33二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:48:36
- 34125/01/30(木) 22:51:11
- 35125/01/30(木) 22:53:56
- 36二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 22:55:56
このレスは削除されています
- 37125/01/30(木) 22:56:02
- 38125/01/30(木) 22:56:51
- 39125/01/30(木) 22:57:48
- 40125/01/30(木) 22:59:41
以上登場人物六人になります。
何というか、この人たち大丈夫かなってのが率直な感想ですw
あと女性陣が芸能人被りしてるのはすごい偶然 - 41二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 23:01:01
野郎がトラブルメーカーしかいないのヤベーな
- 42二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 23:01:21
トラブルメーカー2人もいるのヤバイって
- 43二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 23:01:37
痴情のもつれがえらいこっちゃしそうだ
- 44125/01/30(木) 23:05:56
一応一人目の被害者はこっちで用意するのでこの六人が即座に死ぬことはありませんが、安価・ダイスとこのトラブルメーカー野郎の行動によっては被害者が増える可能性もありますね。
それでは始める前に軽く無人島の設定だけ決めておきます。
【無人島】
日本の南の方にある無人島。とある資産家が個人所有している。
そこには船着き場、プライベートビーチ、そしてその資産家の別荘がある。
【別荘】
よくある洋館っぽいやつ。部屋数はリビング+ 3+ dice1d6=5 (5) 部屋
- 45125/01/30(木) 23:15:29
キャラ揃ったので、ストーリー始めたいと思います。
説明した通り、日付ごとに区切って行動を処理していきます。
ミステリーっぽい感じですがファンタジーな安価も大丈夫です。
感想、ハートなどいただけると励みになります。
また見切り発車のため途中で頓挫してしまう場合があるかもしれませんがご容赦ください。 - 46二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 23:16:33
楽しみにしてます
- 47125/01/30(木) 23:20:44
2025年某日。日々を忙しなく生きる六人の現代人のもとに、資産家を名乗る男から一通の手紙が届く。
「〇〇様、あなたを私が所有する無人島へ招待いたします
dice1d12=4 (4) 月 dice1d31=15 (15) 日に指定の船着き場へお越しください」
その資産家の名前は有名なので知ってはいるが、六人と彼に面識は無かった。誰かのいたずらか、と疑う者もいたが、指定された日付が偶然にも六人が纏まって休みをとれた日程だったため、試しに行ってみようの気持ちで六人は指定の場所に集まった。
- 48125/01/30(木) 23:33:33
プロ野球選手、田山國士が手紙で指定された船着き場に着くと、既に男三人、女二人が集まっていた。
全員、自分が渡されたのと同じ手紙を持っている。
「あの」
彼にそう声をかけてきたのは、金髪のセミロングが特徴的な女性だった。服を着ていてもスタイルの良さがうかがえる。
「もしかして、田山選手ですか?私ファンなんです。もしよければサインいただいてもいいですか?」
「ああ、はい」
國士は言われるがままに、彼女が出してきた色紙にサインをした。よく見ると彼女、どこかで見たことがあるような気がするが……。
「ありがとうございます。私、高見沢カレンといいます。あの、田山選手ももしかしてこの手紙をもらってこちらに?」
高見沢カレン、その名を聞いて彼は思い出す。彼女は数年前雑誌やメディアに引っ張りだこだった人気グラビアアイドルだ。彼も彼女の載った雑誌を見たことはある。
「えっと、実はそうなんです。高見沢さんもですか?」
「そうなんですよ、最初はいたずらかと思ったんですけどね。でも、田山選手に会えるなら来てよかった!」
「そ、そうですか……」 - 49125/01/30(木) 23:39:17
二人がそうこう話しているうちに、船着き場に一艘の船が到着した。中から執事然とした物腰軟らかそうな執事が顔を出す。
「皆様、ようこそお越しくださいました。私は、旦那様の執事の半田と申します。無人島まで案内させていただきます。どうぞこちらへ」
半田と名乗る執事に案内されるがままに、六人は船に乗り込んだ。
船はフェリーと名乗るには控えめだがかなり立派な大きさで、六人なら十分暮らしていけそうな大きさだ。
六人は船に乗り、指定された席に座った。
そこで、彼らの意識は途切れた。 - 50125/01/30(木) 23:55:14
「あれ、ここは……」
頭の硬い感触で、國士は目を覚ます。どうやら寝てしまっていたようだ。眼前には、フィクションでしか見たことのないような立派なシャンデリアがぶら下がっている。國士は慌てて起き上がり、辺りを見回した。
「あ、起きられました?これで全員目を覚ましましたね」
聞き覚えのある声。これは、高見沢カレンの声だ。だんだんと記憶が鮮明になっていく。無人島に招待され、船着き場に集まって、執事っぽい人に案内されて船の中へ……
「そうだ!無人島!」
國士は思い出したように叫んだ。
「無人島なら、とっくに着いてんだよ」
そう答えたのは、金髪をツーブロックにし、まだ四月だというのにタンクトップを着ている男だ。鍛えられた筋肉が強調されている。
「ここは俺らが招待された無人島にある資産家の別荘だよ。気が付いたら全員、ここで寝てたんだ」
「な、なるほど……」
「我々を乗せてきたはずの船はどこにも見当たらない。この島は電波もつながらないようだ」
そう淡々と説明したのは、軍服を着こんだ外国人の男だった。コスプレなのかガチの兵士なのか、國士には区別がつかない。
「じゃあ私たち、取り残されたってことですかあ!?まじありえないんですけど!」
文句を垂れているのは、ピンクのロングヘア―が特徴的な女だった。彼女も高見沢カレンに負けず劣らずの美人である。
そして、視界の端には一言も発さずにぽつんと立っている猫背でメガネの男。
これが無人島に来た全員か、と國士は認識した。
「とりあえず、一旦どうすべきか話し合いましょう」
高見沢カレンが声を上げた。 - 51二次元好きの匿名さん25/01/30(木) 23:57:33
すげぇ…まともに協力できる未来が見えねぇ
- 52125/01/31(金) 00:12:43
六人はリビングのテーブルを囲み、軽い自己紹介と情報交換をした。
無人島に来たのは、プロ野球選手の田山國士、グラビアアイドルの高見沢カレン、大学生の武槍鎮雄、パティシエの猫島文昭、ロシア陸軍のヴィクトル・ボリシャコフ、アイドルの霧島彼方の六名だ。
当然お互いに面識は無く、ここに招待した例の資産家とも知り合いではなかった。
「と、いうわけで、私たちは無人島に遭難してしまったということですね」
高見沢カレンがさらりと言った。國士は内心頭を抱えていた。無人島に遭難という絶体絶命の状況で、この協調性のなさそうな六人。もう自分はここで死ぬのかもしれない、せめて遺言は残しておこう、と得意の悲観的思考に入る。
「まあ俺は、助けが来るまでの間くらいならここでも全然生活できるけどな~」
武槍鎮雄はそう言って、女性陣二人をちらりと見た。
「そんな、私は困ります!休みがとれたとはいえ仕事だってあるのに!」
霧島彼方は不機嫌そうに声をあげた。
「文句を言っても救助は来ない。ひとまず今日はここで休むべきだ。もう外も暗い。幸い、この建物は無人島にある小規模な発電システムのおかげで、電気と水道は通っている。部屋も八部屋ある。しばらくはここで問題なく過ごせるだろう」
ヴィクトル・ボリシャコフは冷静にそう分析する。どうやら本物の軍人らしい彼は、このような不測の事態にも慣れているのかもしれない。
そしてこんな状況でも、猫島文昭は最低限の言葉以外は全く発言しない。
「や、やっぱそうですよね!ひとまず今日は寝ましょう!」
その後、部屋割りを決めて六人は就寝した。全員なぜかものすごく疲れていたため、泥のように眠った。次に起きたら全部夢であってほしい、という淡い期待を抱きながら。 - 53125/01/31(金) 00:14:53
とりあえず導入ここまで!
次は「一日目」から始めます。
事件が起こります。安価も募集予定です。
午後8時頃再開予定です。よろしくお願いいたします。 - 54二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 00:15:06
乙
- 55二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 00:31:53
>この協調性のなさそうな六人。
自分も協調性ない側にカウントしてるの面白い
- 56二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 08:50:40
このレスは削除されています
- 57二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 12:14:56
ボリシャコフ氏が銃器携帯してるのがポイントか
- 58二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 20:14:27
上げ
- 59125/01/31(金) 20:29:26
- 60二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 20:31:59
このレスは削除されています
- 61125/01/31(金) 20:33:14
- 62二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 20:34:30
待ってたぜ
- 63125/01/31(金) 20:36:44
- 64125/01/31(金) 20:47:09
【一日目 朝】
海鳥の声で、田山國士は目を覚ます。期待の野球選手として多忙を極める彼にとって、こんなにも気持ち良い朝は久しぶりだった。
しかし、その心地よさは一瞬で吹き飛んでしまう。無人島に遭難中だ、という最悪な現実によって。
「田山選手!大変です!早くこっちに来てください!」
彼が寝ていた部屋の戸を開けて、焦った声でそう言うのは、同じく無人島に遭難した、グラビアアイドルの高見沢カレンだ。
「どうしたんですか、そんなに慌てて」
「とにかくやばいんです!早く外に出てください!」
せかされるままに外に出ると、プライベートビーチに残りのメンツも集まっていた。
「いったい何が……」
直後、彼の目に映ったのは、ビーチに横たわっている、見知らぬ男の死体だった。
「な、なんだ、これ……」
國士の思考が一瞬停止する。訳も分からず死体に近づこうとした彼を、軍人のヴィクトルが静止した。
「近寄るな。おそらく何者かに殺されたんだ」
男は見たところdice1d3=3 (3) (1 20代くらい 2 3~40代 3 50代以上)。
死体の状況はdice1d3=1 (1) (1 大型の刃物で斬りつけられた痕がある 2 獣か何かに噛み千切られた傷がある 3 目立った外傷はない)
- 65125/01/31(金) 21:02:10
「ていうか、誰なんですかこの人。昨日はこんな人いませんでしたよね!」
アイドルの彼方は取り乱している。その様子を見ていると、國士はだんだんと冷静さを取り戻していく。
「おい、ここで喋ってても仕方ねえだろ。こいつが何者なのかは知らねえが、刃物でざっくりやられてんだ。ここにずっといても危険なんじゃねえか」
タンクトッパーの大学生、鎮雄がそう提案し、六人はさっさと別荘に戻った。
「あれ、やっぱりこの無人島に殺人鬼が潜んでるってことですかね」
「つーかあのおっさんは誰なんだよ、ここの誰とも面識ないのか?」
「救助が来る前に私たちも殺されちゃうんじゃ……」
リビングに戻って一旦落ち着いたものの、皆口々にしゃべりだしてなかなか話が進まない。
「あ、あの、とりあえずこれからどう行動すべきか、冷静になって考えませんか」
國士は勇気を出して声を上げ、現状を整理した。
①六人は資産家によって無人島に招待された。
②しかし連れてこられた無人島には誰もおらず、電波も届かないため遭難状態
③昨日は六人しかいないはずだったが、朝起きたら見知らぬおじさんの死体がビーチに転がっていた
「まあ、普通に考えたら夜中に誰かに殺されたんでしょうけど。とにかくこの島、普通じゃないですよ。調べたら何か脱出の手掛かりも掴めるかもしれません」
「それもそうだが、ここでしばらく過ごすなら食料の調達も必要だな。キッチンを調べたところ六人がdice1d3=1 (1) 日しのげるかどうかという量の保存食しか入っていなかった」
「近くを船が通り過ぎたらSOSを出すのも必要じゃないか?」
「では、ここから先は分かれて行動しますか、二人一組で」
- 66125/01/31(金) 21:03:49
組み分け
1 國士 2 カレン 3 鎮雄 4 文昭 5 ヴィクトル 6 彼方
dice2d6=5 1 (6)
(残りから)
dice2d4=4 2 (6)
重複時+1
- 67二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:04:34
地味に食料ヤバくね?
- 68二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:06:15
水はでるのか
- 69二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:07:40
鎮雄と女の子を一緒にさせたくねえな…
- 70125/01/31(金) 21:09:44
行動組
國士・ヴィクトル
カレン・文昭
鎮雄・彼方
ここからですが行動を安価で募集します。國士組→カレン組→鎮雄組の順で一日二回分くらいを予定してます
内容ですが、前述のとおり事件の捜査やSOS、食糧問題など色々ありますが基本なんでもOKです
(例 ○○の部屋を調べる、森で食料調達する、踊りまくる、森を燃やす、など)
ただ物理的に絶対無理なこと(例 無人島を爆破して爆風で本土に帰る、など)はNGです
まずは國士&ヴィクトル組の行動を>>77までからダイスで
- 71二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:10:50
なんか一番検死とかできそうだし死体を調べる
- 72二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:11:03
酒を探す
- 73二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:11:12
館を徹底的に調べる
- 74二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:11:55
探索の前に銃器をチラつかせて鎮雄を牽制する
- 75二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:12:09
森の中で食料探し
- 76二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:12:23
館内部を探索
- 77二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:14:22
- 78125/01/31(金) 21:16:15
- 79125/01/31(金) 21:17:45
國士・ヴィクトルがやること→森の中で食料探し、館内部を探索
まともだ……
食料調達→探索の順で進めます。 - 80二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:18:41
この中では安定感〇のコンビやな
- 81125/01/31(金) 21:26:00
共に行動することになった國士とヴィクトルは、まずは食料を増やさないと話にならない、ということで森へ食料調達に来ていた。
森自体は小規模だが、野生動物は狩れるだろうか……。
既に弱気になっている國士の横で、ヴィクトルはおもむろに銃を取りだし、どこかへ狙いを定めて打ち抜いた。
「鹿だ。この分だと野生動物はそこそこいそうだな。俺はこいつの血抜きをしてくる。君は食べられそうな野草を探していてくれ」
「え、は、はい」
恐ろしい手際の良さに、國士は口をぽかんと開けて生返事をすることしかできなかった。
しかし、冷静に考えると、こんなに場慣れした軍人が重火器を携えてともに行動してくれるのは頼もしくはあるが、もし彼があの男を殺した犯人だったとしたら、自分は確実に殺されるだろう。そんな、安心していいのか不安になるべきなのかわからない感情が彼の中を巡っていた。
それよりも、俺も自分に与えられた仕事をしなければ。野草を探そうとしゃがむが、現代日本でぬくぬく育った彼に野草の知識などあるはずがない。何も見つけられずに帰ったら役立たずと罵られるんだろうか、と悲観的思考に入っていると、ふと、「あるもの」が彼の目に入った。
「これは……!」 - 82125/01/31(金) 21:27:46
- 83二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:28:19
球団ロッカーに置いてきたはずの自分のグローブ
- 84二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:28:52
牛ほどのサイズで両手が鎌になった異形の昆虫の抜け殻
- 85二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:29:16
食べれる野草図鑑
- 86二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:29:36
血の付いた刃物
- 87二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:29:56
- 88二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:30:15
このレスは削除されています
- 89125/01/31(金) 21:30:57
- 90二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:31:12
このレスは削除されています
- 91二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:33:15
食料きたわね
- 92125/01/31(金) 21:40:32
「これは!」
國士が見つけたのは、dice1d5=3 (3) (1 みかん 2 パイナップル 3 ブドウ 4 マンゴー 5 種類は分からんけど確実に食べられる果物)が立派に実った木だった。
國士は胸をなでおろした。これだけ生えていれば、当面の食料は大丈夫だろう。
まだ無人島から生還するという目標には程遠いが、ひとまず明日死ぬ心配がなくなったのは良かった。
彼は持ち前の投擲技術を用いて、石を果実に当てて落とした。野球の技術もこんなところで役に立つんだな、と少し感心する。
「おお、果物を見つけたのか」
しばらくすると、仕留めた鹿を連れてヴィクトルが戻ってきた。
「これならしばらくは生きていけそうだな。俺が見たところ、野草も少しは食べられそうなのが生えている。俺なら仮も問題なくできるし、食糧については心配いらないな」
初めて見たときはめちゃくちゃ怖そうな人だな、と思っていたが、今はこのヴィクトルという男が頼りがいがありすぎて仕方ない。
「あ、あの、ヴィクトルさん。ずっと聞きたかったんですけど、どうしてロシア軍に?」
あまり聞くべきではないのかもしれないが、國士は彼の素性が気になり始めていた。
- 93125/01/31(金) 21:50:14
「なんだ、俺の身の上が知りたいのか?」
彼の顔が少し険しくなる。まずい、聞いてはいけない質問だったか。
「ああ、いやその、言いたくなければ別に大丈夫です」
「いや、いいんだ。別に大した理由はない。向いていたからなっただけだ」
ヴィクトルは淡々とそう話した。
向いていたからなった、その言葉が國士の胸にぐさりと突き刺さった。自分はなぜ野球選手になったのだろう。気が付いた頃には、高校のエースになってて、いろんな球団から指名されて、そこで良い成績をおさめてメディアにもでるようになって……。
全部、野球が得意だったから、自分に向いていたからそうなっただけだ。
昔は野球が好きだったのかもしれない。でも今は、自分を縛り付ける野球が嫌いになっていた。
「俺もおんなじ感じです。向いてたから野球やってるだけで、実際は……」
「なんだ、君もか。……正直俺は、そこまで軍人という仕事を愛していたわけではなかった。だが」
無表情で話していたヴィクトルの顔に、少しの笑みが浮かんだ。
「今は、軍人をやっていてよかったと思っている」
こうして無事に別荘へと帰還した二人は、調達した食料を冷蔵庫へぶち込んだ。 - 94二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 21:56:11
ちょっと距離が近づいたか?
- 95125/01/31(金) 22:01:19
「さて、食料調達も無事終わったことだし、そろそろこの館を調べないとな」
國士ら六名が連れてこられた、資産家の別荘。俺たちはここに招待されたはずが、六人だけ放置されたのだ。
「とはいっても、昨日ざっくりと何があるかは調べたんだ。少なくとも、その時怪しいものは何もなかったが、もう少し細かく調べれば何か出てくるかもしれん」
二人はまず、六人が最初に連れてこられたリビングを調べることにした。
(一応時間の関係上調べられるのはリビング、國士が寝た部屋、ヴィクトルが寝た部屋の3部屋とします)
リビング。天井には豪華なシャンデリアがかけられており、家具はどれも品のある洋館にふさわしいものだった。テレビもあるが、当然映らない。
一見すると、何も不自然なところは無いように見える。
【不審点に気づくかチェック】
探索中定期的に入れます。50以上で成功
國士 dice1d100=83 (83)
ヴィクトル dice1d100=53 (53) +10
- 96二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:04:17
目ざといな
- 97125/01/31(金) 22:07:48
「おい、気づいたか」
二人は違和感を覚えた場所―ゴミ箱の中を覗き込んだ。
「この館、俺たちが来る前に隈なく清掃されているのに、ゴミ箱の中に入ってるこれは俺たちが捨てたものではない、ということは、俺たちが来る前にこの部屋に誰かがいたことになる。資産家側ではない誰かが」
「やっぱり、今朝殺されてたあの人がここにいて、捨てていったんですかね」
「その可能性は高いだろう。しかし気になるのは捨てられた「もの」の方だ」
「そうですね、いったいどうしてこんなもの……」
ゴミ箱に捨てられていたものを安価で募集します
ゴミ箱に入りそうなものならなんでもOK
>>102までからダイス
- 98二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:08:25
何かの番号が書かれたメモ用紙
- 99二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:08:35
どこかの鍵
- 100二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:09:27
未来の日付の新聞
- 101二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:11:58
目印のついた地図のようなもの
- 102二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:13:08
- 103125/01/31(金) 22:14:44
- 104二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:25:29
なんかヤバそうなやつ引いた
- 105125/01/31(金) 22:31:47
ゴミ箱に捨てられていたくしゃくしゃの紙を開くと、そこには「怪物が襲ってくる」「人間が怪物になる」という、狂人の妄想のような内容が書きなぐられていた。
「な、なんでしょうか、これ」
「いたずら、にしちゃあ手が込みすぎてる。これは相当やべえことになってるかもしれないな」
「この『怪物』って、まさか今朝のあの人は怪物に殺された……?」
「ともかく、詳細は分からんが、怪物がいるとなると対抗手段を持たない他のやつらが心配ではあるな」
「そうですね」
國士はすでに生き残るのを半ば諦め始めていたが、ひとまず時間の許す限り探索を続けることとなった。
「次は俺が寝た部屋だが」
中は味のある洋館の個室、といったところだ。寝心地のよさそうなベッドにテーブル、大きなタンス。その横には彼の持ち物と思われるライフルがケースに入れて立てかけられていた。どうやってそんなもの日本に持ち込んだんだ、とは聞かないことにする。
「タンスの中を調べてみたが、特に何も見つからなかった」
「ほんとだ。ここは特に何もなさそうですね」
二人が外に出ようとしたところ、ふと壁の端に何か落書きがされているのが見えた。
「あれ、なんか書いてる。『1125』だそうですよ」
「何かの手掛かりかもしれん。メモしておこう」
次に二人は國士が寝た部屋に来た。
「そういや、俺の部屋はまだタンス開けてません」
二人は上から順にタンスを開けていく。すると、一番下のタンスからあるものが見つかった。
タンスにあったものはdice2d6=4 6 (10)
1 手りゅう弾 2 どこかのカギ 3 スタンガン 4 カプセル型の錠剤 5 爆竹 6 グレネードランチャー
重複時+1
「どこかで役に立つかもしれない。拝借しておこう」
- 106125/01/31(金) 22:33:57
- 107二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:36:22
グレネードランチャー
えっ - 108125/01/31(金) 22:37:23
- 109二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:38:32
屋敷の周囲を探索
- 110二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:38:53
館を探索
- 111二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:41:04
船着場を探索
- 112二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:42:54
ビーチを探索
- 113二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:43:37
船着場か別荘に通信機がないか探す
- 114二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:44:06
SOSの形に石を並べる
- 115二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:44:38
- 116二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 22:44:39
罠作り
- 117125/01/31(金) 22:46:52
- 118125/01/31(金) 22:49:19
カレン組の行動
①SOSの形に石を並べる
②ビーチを探索する
いいですね、どっちもビーチで完結しそうなのも良い
それじゃあ進めていきます - 119125/01/31(金) 23:03:34
ひとまず救難信号を出そう、ということになり、カレンと文昭の二人はプライベートビーチに出てきていた。
「石とか拾ってきて、ここにでっかくSOSって書くのはどうでしょうか、猫島さん」
高見沢カレンがそう提案すると、猫島文昭は無言でうなずいた。彼はここに来てからもほとんど話していない。今も黙々と、石を集めては並べている。
やりにくいなあ、とカレンは感じていた。話していると、他の四人の人格はなんとなく見えてくるが、彼はいまだに何を考えているのかさっぱりわからない。石を集める手際の良さを考えると、集中力が高く器用であるのは見て取れるが。
二人はひたすら石を集め、男の死体からできるだけ離れたところに『SOS』の文字を作った。
「あとはこれを、空から見つけてくれるのを待つしかないですね」
カレンがそう呟くと、文昭はまた無言でうなずく。しばらくしてから、突然堰を切ったように話し始めた。
「僕ら六人をここに閉じ込めるのが『何者か』の目的なら、周りの海は見張られているだろうし、この島の近くを通る船にはあまり期待できない。何らかの手段で船を作って脱出しようとしても妨害される可能性が高そうだ。だが空からなら見つけられる可能性はある。この救難信号を見つけてもらうことに賭けるしかない」
「そ、そうですね」
ここまで饒舌にしゃべる文昭を見るのは初めてだったので、カレンは少し驚く。文昭はそこまで話したところでハッとしたように顔を手で押さえ、そっぽを向いてしまった。 - 120125/01/31(金) 23:16:32
「そ、そういえばこの死体、放っておいてもいいんですかね」
カレンは悪くなった雰囲気を変えようと、今朝見つけた死体を指差してそう言う。
「そろそろ腐敗が始まっちゃうんじゃ……」
「……それはそうだけど、ここで僕たちが死体を勝手にいじったりしたら、僕たちまで罪に問われるかもしれない。ただまあ、損傷しない程度に調べるだけならいいかも」
文昭は独り言のようにそう言うと、死体のもとに駆け寄った。死体は腐敗が始まっているようであり、臭いが辺りに立ち込めている。
50代くらいに見える男の死体。背中を大きな刃物でざっくりいかれており、おそらくこれが致命傷だと思われる。そのなかなかにグロテスクな光景に、カレンは若干の吐き気を催したが、こらえて死体をじっと観察した。文昭の方はというと、一切そのようなそぶりは見せず、ひたすら集中して死体を見つめている。
やはり最初に目につくのは死体の服装だろう。入院着のような真っ白な服が、鮮血で汚されている。
しかしそれ以外は、一見すると特に不審な点も無いように見えるが。
カレン dice1d100=64 (64)
文昭 dice1d100=5 (5) +20
50以上で成功
- 121二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 23:20:42
お、カレンだけいけた
- 122125/01/31(金) 23:32:50
(文昭ポンコツか?)
死体を調べていたカレンは、あることに気づく。
「猫島さん!この死体、違います!」
突然そう叫んだカレンに文昭は驚いて肩を大きく上下させた。
「この死体、刺されてません。いや、正確には刺されてるんですけど、よく見てください、ここ」
そう言ってカレンが指を刺した部分をよく見ると、肌の部分には刺された傷はどこにもなかった。
「服がざっくりいかれてて、大量に血が出てたのでここを切られて死んだんだと思い込んじゃってました。けど、ちゃんと背中を見てみたら、刺された傷なんてどこにもありません」
「まさか、刺されたと見せかけるために偽装を?でも、これは明らかに本物の人間の血だよな……」
「真相のほどはわかりませんが、もしこれが傷が再生したことによるものだとしたら、この人はここまで出血するほどの怪我を負わされておきながら、傷が簡単にふさがってしまう、驚異的な再生能力を持っていた可能性がある、ということになります」
ゾンビじみた再生能力などフィクションでしか見たことが無かったが、目の前で起こっている以上、その可能性も考えなければならない。少なくとも、あの手紙が届いたときからありえないことばかり起こっているので、この程度の非現実は割と受け入れられた。
まだわからないことだらけだが、他にも何か手掛かりがないか探すため、二人は引き続きビーチを探索することにした。 - 123125/01/31(金) 23:50:58
プライベートビーチは、規模こそ小さいものの、和歌山の白浜と見まがうほど真っ白な砂浜だった。
「こういう無人島って、海に捨てられたゴミとか流れてきたりしますよね」
彼女の発言通り、砂浜にはペットボトル、レジ袋、流木、釣りで使うウキなんかがたくさん流れ着いている。
「こんなにいっぱい……こりゃ、海洋ゴミ問題も叫ばれますね」
しかし、今はただのプラスチックごみでもありがたかった。特にペットボトルは色々使い道がありそうだ。
ゴミを集めているカレンの横で、文昭は黙々と何かを集めていた。手に持っていたのは美しい貝殻だった。
「それ、きれいですね」
カレンが貝殻を指さしてそう言うと、文昭は少しばつが悪そうに口を開いた。
「ごめん……こんな緊急事態なのに、こんなことして」
「べ、別に責めたいわけじゃないですよ!」
「いや、いいんだ。新作のアイデアになるかと思って集めてたけど、そもそも生きて帰れるかって状況なのにこんなことするべきじゃなかったよね。僕っていつもこんなんなんだ。今までお菓子作りしかしてこなかったから、みんなと協力とかできないし、うまくしゃべれないし」
文昭はしょんぼりしたように肩を落とした。元々猫背な背中がさらに小さくなってしまったように見える。
「……あの、貝殻がモチーフになった新作スイーツ、私すっごく食べたいです!食べに行きたいので、お店の場所教えてくれませんか?」
「……えっ?」
文昭は何を言ってるんだこの人は、と言わんばかりに目を丸くしてカレンを見る。
「えと、お店は都内の……」
催促されるがままに、文昭は自分の店の情報を彼女に教えた。
「ありがとうございます!絶対食べに行きますね」
カレンは笑顔でそう言った。
フォローできてよかった、とカレンは胸をなでおろした。文昭は、ひょっとしなくてもあまり協調性がある方ではないのだろう。だが、石を並べるときの集中力といい、新作のために貝殻を集めていたことといい、スイーツにかける努力と情熱は本物なのだ、とカレンは感じていた。
(そういう人は私、好きなんだよね) - 124125/01/31(金) 23:57:25
ビーチに流れ着いた使えそうなゴミを拾い終えた二人は、別荘へ戻るため引き返そうとしたところ、ふとビーチの端の岩陰に何かがあるのが目に入った。
「あれ、あそこなんかある?」
「ほんとだ、ちょっと見に行きましょう」
二人は近くまで足を運んだ。
「なんだ、これ」
岩陰にあった『それ』を見た二人は衝撃でしばらく硬直した。
岩陰にあったものについて安価募集します
>>128までからダイス
- 125二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 23:58:47
CD-ROM
- 126二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 00:03:32
折れたカマキリの腕の様な物体
- 127二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 00:07:14
肉体が変形しかかった人間の死体
右腕が鎌のように硬質化し、顔にいくつもの眼球が形成されている - 128二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 00:07:28
- 129125/02/01(土) 00:09:26
- 130125/02/01(土) 00:17:58
岩陰にあったのは、折れたカマキリの腕のような物体だった。片方の刃の部分には赤い血がべっとりとついている。
「な、なんでしょうこれ。カマキリ?にしては大きすぎるし。それに、ここに血が大量についてるということは、これであの男の人を刺したのは間違いなさそうですね」
「うん。しかもこれは、明らかに僕らの知っている生き物のものじゃない。この島には、何かとんでもないものが潜んでいるのかもしれないね」
「そうですね」
どうやら、カレンたちは想像していた以上に厄介なことに巻き込まれてしまったらしい。早くSOSを見つけてくれ、とカレンは内心で祈った。
「……ところでこの腕、どうしますか?」
刃の部分は見たところメス並みの鋭利さのようだ。武器としてもそれなりに役に立ちそうである。
「血が付いてる方は多分凶器だろうし触れないけど、こっちの血が付いてないほうなら拝借してもいいんじゃないかな。刃物は何かと役に立つし」
ということで、二人はカマキリらしき腕の片方を持って帰ることにした。 - 131125/02/01(土) 00:19:45
- 132125/02/01(土) 00:28:34
次は鎮雄・彼方ペアの行動ですね。
正直一番不安な組み合わせだけど大丈夫かな。
一旦今日はここでストップします。
次は午後10時ごろ再開予定です。
鎮雄組の行動決めからスタートしたいと思います。
感想、ハートありがとうございます。励みになります。 - 133二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 07:23:59
猫島さんは割と良い人だったけどさあどうなるか
- 134二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 11:59:17
期待
- 135二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 16:52:16
猫島生きて
- 136125/02/01(土) 22:12:13
- 137125/02/01(土) 22:17:42
- 138125/02/01(土) 22:19:10
- 139二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 22:20:37
船を(一応)待ちつつ船着場を改めて捜索する
- 140二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 22:28:54
別荘のまわりで木材や資材を集める
- 141二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 23:08:34
館内を徹底的に探す
- 142二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 23:21:51
島の右上の方に行ってみる
- 143二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 23:23:08
島の地形を出来る範囲で携帯で撮影する
- 144二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 23:35:40
- 145125/02/01(土) 23:43:51
- 146125/02/01(土) 23:49:10
鎮雄・彼方の行動
①館内を徹底的に探す
②島の右上の方に行ってみる
右上キター!
SSについてですが申し訳ありませんが明日でお願いします。
明日は午後8時ごろから始める予定です。 - 147二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 23:52:27
了解しました〜
- 148二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 08:12:19
わくわく
- 149二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 16:50:06
大丈夫かなあ…
- 150125/02/02(日) 20:16:48
- 151125/02/02(日) 20:36:37
(館内の探索は、國士たちが調べた部屋及びカレン、文昭が使った部屋以外の全ての部屋を調べることにします)
彼方はうんざりしていた。
横でひたすら自分に甘い言葉をかけてくるこの男に。
「彼方ちゃんってめっちゃかわいいよね。アイドルって、普段どんな感じで活動してんの?」
「別に、普通にライブとかですよ」
彼方は適当に返事をしつつキッチンを隈なく調べている。この男、武槍鎮雄はこんな風に女を口説くことには慣れている様子だった。まあ話しかけてくる程度なら彼方もそこまで嫌というわけではないが。
「へえ、頑張ってんだね。俺もライブとか見に行きたいなあ。彼方ちゃんの歌聞きたいし」
今朝男を含めて話し合っていたときのあの粗暴な態度とは打って変わって、女にはそれなりに優しいらしい。少なくとも、売れないアイドルである彼方に対して社交辞令でも「ライブを見たい」と言ってくれるくらいには。
「ありがとうございます、ぜひ来ていただきたいです」
少し嫌味な言い方になってしまっただろうか、と言ってから後悔する。
「ああ、絶対行くよ、大学の友達とか連れてさ」
二人はキッチンをひととおり探してみるが、特に不審なものは見当たらなかった。調理道具なども一般的なキッチンにあるものばかりだった。コンロはIHで、シンクもきれいにされている。
「特に何もありませんね。まさかこの包丁であの男の人を殺した、なんてことは無いでしょうし」
「どうだろ、まあこいつじゃあんなに大量に出血するような傷はつかないだろうな」 - 152125/02/02(日) 20:44:22
「あれ、なんだこの引き出し、開かねえぞ」
鎮雄が気付いたのは、調理棚の隣にある小さな引き出しだった。古くて接触が悪いのか、鍵でもかかっているのか、それとも接着剤か何かで固定されているのか、引こうとしてもびくともしない。
「え、……本当だ、すごく硬い」
「やっぱ古い家具だとこういうこともあるんかな」
「どうします?これほっときますか?」
「うーん、でもここに犯人がなんか隠した可能性もあるよな」
「そうですね……ではdice1d2=2 (2) (1 このナイフを使って木の部分を切って開けましょう 2 二人で力ずくで引っ張りましょう)」
- 153二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 20:49:17
筋肉が役に立ちそう
- 154125/02/02(日) 20:49:46
「おお、そうしよう」
二人は同時に引き出しに手をかける。二人の手が触れ合い、彼方は少し顔を赤くした。13 + dice1d4=3 (3) 歳からずっとアイドルをやっていたせいで、交際経験のない彼方はあまり男性に免疫がなかった。同じグループの他のメンバーは隠れて普通に男と付き合っているらしいが。しかし、今はそんなことも言っていられない。
「「せーのっ!」」
dice1d100=98 (98)
40以上で成功
- 155125/02/02(日) 20:57:05
バコン!
すさまじい勢いで引き出しがすっぽ抜け、中身が飛び出した。うわあ!とびっくりしている彼方をよそに、鎮雄は引き出しの中身を涼しい顔でキャッチする。
「なんだこれ……クッキー?」
中に入っていたのは、透明な袋に入れられていたdice1d10=4 (4) 枚のクッキーだった。
「凶器じゃありませんでしたね……ていうか、あんな引き出しに入ってたクッキーなんてどう考えても腐ってますよ。さっさと捨てた方がいいんじゃ」
「いや、そうとも限らない。だってほら、防腐剤が入ってるじゃないか」
「防腐剤のこと過信しすぎですって!」
「でもほら、見た感じ変色とかもしてないし、匂いも普通においしそうだ」
「色や匂いだけじゃわかんないでしょ。ていうかしれっと開けてるし」
彼方のツッコミが追い付かない。しかし、ここまで食べたがるとは、この人、もしかしてクッキーが好物なのか?
「じゃあさ、冷蔵庫に入れいいんじゃね?」
「冷蔵庫は腐ったものが復活する魔法の箱じゃありません!」
- 156二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 21:00:02
彼方ちゃん怒涛のツッコミw
- 157125/02/02(日) 21:12:33
「まあそうだけどさ、これが食べられるってわかったら食料がちょっとだけど増えるわけだし。こういう毒見は俺がやっといた方がいいだろ。皆の食料を増やすためなんだ」
「……そう言われても困ります。こんな状況で食中毒患者の介抱なんてできませんからね」
「うーん、彼方ちゃんにそこまで言われるなら……」
鎮雄はしょんぼりした様子で引き下がった。このガタイのいいいかつい男にしおらしい態度をとられると、自分は真っ当なことを言っているはずなのに悪いことをしたような気分にさせられてしまう。
「そうだ、火を入れたら……」
「鎮雄さん?」
前言撤回。やっぱりだめだ、この人。
キッチンを探索し終え、二人は二階で自分たちの使った部屋を調べることにした。
現在は鎮雄が寝た部屋を捜索中だ……二人きりで。
狭い密室に男女二人きり。正直、ここに二人で入るときは襲われるんじゃないかと不安だったが、実際は全くそんなそぶりはなく、淡々と引き出しを調べている。
「別に手とか出さないからさ、安心しなよ」
そんな本心を見抜いたかのように、鎮雄はやさしく語りかけた。
「いや、べ、別に襲われるとかは……」
「俺は、全ての女性に『襲われたい』と言われる男を目指してんだ。だから無理やり襲うことだけは絶対しない。……ところでラインやってる?」
最後のセリフのせいで説得力が皆無だが、まあ少なくとも今なにもされないなら問題ないか。 - 158二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 21:14:31
良かった…良いほうの女好きだったか…
- 159125/02/02(日) 21:20:08
結局、鎮雄の部屋にはdice1d3=3 (3) (1 何もなかった 2 手榴弾があった 3 斧があった)だけだった。
その後、彼方の部屋を探索しようとするが、鎮雄は「男に入ってほしくなかったら外で待ってるよ」とのことなので、一人で調べることになった。
部屋の隅々まで調べ上げ、引き出しを一つ一つ開けて中身を確認する。すると、中から一冊の本のようなものが見つかった。表紙にはdice1d4=1 (1) (1 日記 2 研究記録 3 アルバム 4 見たことのない文字列)と書かれている。
「なんだろ、これ……」
この本以外は特に不審なものは出てこなかったため、彼方はその本を持って部屋を出た。
- 160125/02/02(日) 21:36:08
「なんか見つかった?」
「はい。これが入ってました」
「日記?名前は書いてないな」
「誰かの忘れ物ですかね?……中、見ちゃいますか?」
「まあなんか手掛かりかもしれねえし、見てみるか」
dice1d12=4 (4) 月dice1d31=23 (23) 日
今日から日記を付けようと思う。
私という存在がここにいたことを後世に残すためである。
私自身は名を残さなければならないほど価値のある存在ではない、ただのモルモットだ。
だがここで私がどういう仕打ちを受けてきたか、またこれから受けるかを少しでも書き留めておけば、いつかこれを見つけてくれた誰かが、彼らを止めてくれるかもしれない。
私はその少しばかりの希望にすべてを託すことにした。
まずは私が今までここでどんな日々を過ごしたかを書かねばならない。
それ以降の文章はページが千切られているせいで読むことができない。
- 161125/02/02(日) 21:47:51
「……え、これだけですか」
日記と言いながら一日分、しかもそれすら冒頭しか書かれていないことに、彼方は拍子抜けしてしまう。
「いやでも俺なんかわかるわ。日記って書き始めても次の日には書き忘れてんだよな」
「ああそれなら私もあります……というか!そうじゃなくて、問題はこの中身ですよ。この人、明らかになんかやばいことされてるじゃないですか」
「ああ、そうだな。自分をモルモットと言ってる辺り、何かの実験台にされてた、とかかもしれん」
「被験者の記録って感じですか。妄想の域を出ませんが可能性はありますね」
「とにかく、これは持っておこう。間違いなく何かの手掛かりのはずだ」
二人は日記をしまい、別の部屋を調べることにした。
残りは、六人が使わなかった二部屋だ。
一部屋は自分たちが使ったのと全く同じ間取りの部屋だが、もう一つの部屋は鍵がかかっているのか扉はビクとも動かない。
「うわ、また開かずの扉出ましたよ。どうします?」
「ああ、できれば開けたいところだが……」
鎮雄dice1d100=91 (91)
彼方dice1d100=57 (57)
50以上で成功
- 162125/02/02(日) 21:54:28
「おい、聞こえたか?」
「はい」
二人に緊張が走る。そう、二人は聞いてしまったのだ。部屋の中から、ねちょねちょとした触手が跳ねるような音、そしてグルルル、という低い獣の呻き声のようなものを。
「中、なんかいるな」
「……やっぱり、ここ開けるのはやめときませんか?どう考えてもやばいですし」
「ああ、だが手掛かりになるのは間違いなさそうだ。俺は今斧持ってるし、多少なら戦えるかも」
「いいえ、だめです。ヴィクトルさんが銃持ってたのでせめて彼が帰って来てからにしてください。相手は何者かさっぱりわからないんですよ。こんなところで私死にたくありません」
「……そうだな。ここはやめとこう」
dice1d100=39 (39)
60以上でイベント発生
- 163125/02/02(日) 22:02:23
(チッ命拾いしたわね)
”何か”がいた部屋を離れた彼方たちは、一旦別荘の外に出た。
「周りも特に怪しいところはないな。向こうは森だろうし」
「あの、それなんですけど。ずっと気になってたんですが、この島って、向こうの方に橋でつながってる小さい小島ありましたよね。あそこ気になりません?」
「ああ、そういやあったな。ちょっと行ってみるか」
二人は小島へと向かった。
その小島は、別荘より小さい敷地しかなかった。多少の草木が生えている程度で、一見すると特に不審なものは見当たらない。
鎮雄dice1d100=49 (49)
彼方dice1d100=90 (90)
50以上で成功
- 164二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 22:04:59
だんだんときな臭さが増していくわね…
- 165125/02/02(日) 22:12:29
「あれ、ここなんか埋まってます!」
彼方はふと、自分たちの足元に何か金属のようなものが埋まっているのに気づく。
「なんだ、なんかあったか?」
「ここです」
「わかった、掘り起こしてみよう」
二人は上に乗っていた土をどけると、そこに現れたのは鋼鉄製の扉だった。
「……なんだこれ、地下に続く扉的な?」
鎮雄は扉を持ち上げようとするが、ビクともしない。
「開かない扉シリーズ、今日で三回目ですね」
「で、どうする?無理やり開けるか?」
「いや、これ鋼鉄ですよ。斧があっても簡単には開きませんって」
「斧だけじゃないぜ」
「他に武器でもあるんですか」
「タンクトップがある!」
「タンクトップは筋力増強アイテムじゃありませんけど!?」
この人と話していると疲れるな、と彼方はため息をついた。
「それより、この鉄の扉を開ける方法はこれじゃないんですか」
彼方は扉の横についているタッチパネルを指さした。
「ああ、暗証番号系ね……見たところ数字四桁っぽいし、適当にやってればいつか当たるか?」
「いや、一万通りあるんですよ。そんなに間違えたら絶対ロックかかっちゃいますって」
「そうだよなあ、とりあえず今日は引き下がるか、腹も減ったし」
「そうですね」
二人は別荘へと引き返すことにした。 - 166二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 22:13:43
あの番号か?
- 167125/02/02(日) 22:16:01
鎮雄・彼方行動まとめ
①キッチンでクッキー発見
②部屋で日記発見
③開かずの部屋の中に怪物っぽい何かがいるのを発見
④小島で地下へ続く鋼鉄製の扉を発見 - 168125/02/02(日) 22:32:41
國士たちの行動>>106
カレンたちの行動>>131
無事別荘に戻った六人は、それぞれ今日得た情報を共有し合った。
それぞれの口から語られた情報は、この島の異常性を認識するには十分すぎるものだった。
國士はもう助からないかもしれない、と思い始めていた。まだ救助が来ないだけならこの島で何とか暮らしていくこともできたかもしれないが、怪物がいるんじゃ話は別だ。俺たちはここで死ぬんだ。
「小島の扉については明日調べよう。ところで、霧島さんたちが見つけたあの開かずの扉の怪物の件だが」
「ああ、あれ、ヤバそうだったのでとりあえず皆さんが戻るまでは開けないようにしていたんです。ヴィクトルさんの銃がないとおそらく太刀打ちできないので」
「そうだな……正直、銃があったところで対抗できるかは分からないが。だがその部屋も調べてみたいのは事実。開ける価値はありそうだが」
「武器なら俺の斧もあんぜ」
「い、一応俺も、グレネードランチャー持ってます」
「狭い部屋の中でグレネードランチャーぶっ放すのはあんまりよくないんじゃ……」
「とにかく、開けるべきか、多数決で決めてもいいか」
結果 1 開ける 2 開けない
國士dice1d2=2 (2)
カレンdice1d2=2 (2)
鎮雄dice1d2=1 (1)
文昭dice1d2=1 (1)
ヴィクトルdice1d2=2 (2)
彼方dice1d2=1 (1)
- 169二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 22:34:28
真っ二つに割れたけどこのチームで比較的肉体派の2人が反対に回ったがどうか
- 170二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 22:37:50
國士はまあそっちだよな…
- 171125/02/02(日) 22:46:27
「同数か……。仕方ない、俺も開ける方にする」
「え、ヴィクトルさん、まじですか」
「仕方ないだろう、放っておいたところで脅威は変わらない。それなら、万全の準備ができている今行くべきだ。女性陣はここで隠れていてくれ」
「え、は、はい」
「戦える者は武器を持ってこい」
「チッ、反対してたくせになんでテメーが仕切ってんだよ」
「ならば貴様が指示できるのか?戦闘経験などみじんもないくせに」
「ちょっとちょっと、こんなときに喧嘩してる場合じゃないですよ。命が危ないってのに」
険悪な雰囲気になる鎮雄とヴィクトルを、國士は必死で仲裁に入る。この二人を同じグループにしなくてよかったなといまさらながら思った。
ヴィクトルを中心に、武器を持って扉の周りを囲む。正直、國士は内心震えが止まらなかった。できれば鎮雄たちが効いた音はすべて勘違いで、中には誰もいないし何もない、そうあってほしかった。
「では、突入するぞ!」
そんな淡い期待は、数秒後に打ち砕かれた。
中から現れたのは、青い巨大なタコ―いや、タコの触手こそ生えているが、頭の部分には猛獣のような牙。一目見て『怪物』と分かるそれは、低い声でうなりだした。獲物を目の前にした肉食獣のように。
それを見た瞬間、ヴィクトルは躊躇なく一発目を打ち込んだ。弾丸はその怪物の脳天を突き破る。しかし動きは止まらない。いやむしろ、痛みでのたうち回っているのか、動きが激しさを増したかのように見える。
「くそっ!」
鎮雄は斧を振り下ろす。二、三本の触手が切り落とされた。しかし、数秒後にはそれがきれいさっぱり再生している。
「なんだこいつ、トカゲかよ!」 - 172125/02/02(日) 22:50:09
戦闘結果
1 無傷 2 かすり傷程度の軽傷 3 しばらく動けないレベルの重傷
國士 dice1d3=2 (2)
ヴィクトル dice1d3=1 (1)
鎮雄 dice1d3=2 (2)
文昭 dice1d2=2 (2)
(文昭は武器持ってないので後方待機)
- 173二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 22:51:41
無傷のヴィクトルさんすげえ
- 174二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 22:56:30
やべーバケモン相手なのに皆よくやっとるな⁉
- 175125/02/02(日) 23:01:42
ヴィクトルの活躍あって、全員大した怪我は負っていない。だが、この怪物、再生力がとんでもない。普通なら致命傷レベルの攻撃を何度も受けているはずなのに、未だに激しく唸りながら動き回っている。
「くそ、これではらちが明かない。どうすればこいつを無力化できるのか」
國士は無い頭を絞って考える。今日見つけたものの中に、この状況を打破できるものはないか……。
今朝見つけた死体。塞がっていた背中の傷。そして目の前に存在する、不死身の怪物。
「……試す価値はある」
意を決した國士は、自分の部屋で見つけたカプセル型の錠剤を、その怪物の口の中へ、完璧なコントロールで投げ入れた。
「は、今何を?」
それを飲み込んだ怪物は、しばらくは変わらず暴れていたが、数分後、突然電池が切れたかのようにパタリと倒れてしまった。
「勝った、のか……?」
ヴィクトルたちは、突然その場に倒れこんだ怪物をじっと見つめている。
「おい、お前さっき何を奴の口に入れた」
「あ、えと、これは俺の部屋で見つけた錠剤です。もしかしたら毒か何かなんじゃないかと思って、試しに口に入れてみたんですが、うまくいってよかったです」
「んじゃあ、やっぱその錠剤は毒ってことでいいのか」
「……いや待て。さっきまで銃弾を食らってもピンピンしてた奴がただの毒でくたばるか?」
ヴィクトルは不思議そうにその怪物の死体を観察している。
「まあ、とにかく倒せてよかったじゃねえか。お手柄だな」
男に興味のなさそうな鎮雄に褒められて、國士はまんざらでもなかった。 - 176二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 23:06:43
おお、やった!
- 177125/02/02(日) 23:17:53
「なるほどね……」
一回で待機していたカレンと彼方は、ヴィクトルらからことの顛末を聞かされた。
「もしかしたら、だけど。今朝の男の人の死因が分かったかもしれません」
カレンは意を決したように口を開いた。
「きっと彼は、その怪物と同じで不死身だったんです!その証拠に、彼は背中を斬られた傷がふさがっていた。だから、背中の傷は致命傷ではない。ならなぜ彼は死んだのか」
まるで名探偵かのような語り口に、全員が息をのんで聞き耳を立てる。
「不死身を殺す手段があったんです。それが田山選手が投げ込んだ錠剤です。あの男の人も、おそらくそれと、少なくとも成分は同じものを摂取させられてしまい死に至った」
「おうおうちょっと待て、不死身の人間とか、ぶっ飛びすぎてて話が見えねえんだが」
鎮雄はわけがわからない、と言いたげに話を遮る。
「田山選手たちがリビングで見つけた手紙や、彼方ちゃんたちが見つけた日記の内容から、人間を怪物にする実験のようなものが行われていたことが想像できます。そしてその怪物は、不死身の能力を持たされていた。ビーチで死んでいた彼も同じ実験の被験者だったんです。不死身を作る実験をしているなら、その不死身を殺す手段も同時に研究していてもおかしくない」
「もしかして、その研究をやっていたのがあの鉄の扉の下?」
「可能性は高いと思います。まあ、あくまで証拠はなく、私の想像にすぎませんが」 - 178125/02/02(日) 23:27:02
とんでもないことになってしまった。國士は頭を抱えてソファに座り込んだ。
不死身だとか、怪物だとか、あまりにも状況がファンタジーすぎてついていけない。ただ一つだけわかるのは、この島から生還できる可能性がまたガクッと下がってしまったということだろう。
「怪物実験やってるあの扉、暗証番号があって開けられませんでしたよ」
「ああ、数字4桁か。それなら、俺たちがそれらしきものを見つけている試す価値はあるだろう。……だが今日はもう遅い。一旦寝て、明日決戦に備えよう」
「そうだな、つーか風呂入りてえわ、疲れた」
いつの間にか最終決戦?に臨むことになっているが、とにかく寝ることには國士も賛成だ。六人は順番に風呂に入り、自室で眠りについた。 - 179125/02/02(日) 23:28:51
dice1d100=41 (41)
60以上でイベント発生
- 180125/02/02(日) 23:30:43
六人は無事眠りにつき、二日目を迎えるのだった。
だいぶ真相に近づいたんじゃないでしょうか?
とりあえず今日はいったんここまで!
明日は二日目からスタートです。
明日は午後10時ごろから始めたいと思います。
よろしくお願いいたします。 - 181二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 23:32:10
お疲れ様です
さて無事に帰還できるのか… - 182二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 08:20:16
鎌がへし折れてたのが不吉だな…考えすぎか?
- 183二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 17:20:16
ざわ…ざわ…
- 184125/02/03(月) 22:09:41
- 185125/02/03(月) 22:13:38
二日目
鳥のさえずりで目を覚まし、まだ眠い目をこすりながらリビングへと階段を下る。
そこには、既に起きていたメンバーが集合していた。
リビングにはdice1d3=1 (1) (1 全員そろっている 2 一人足りない 3 dice1d3=3 (3) 人足りない)
- 186125/02/03(月) 22:28:11
「みなさん、おはようございます。全員ちゃんと無事ですね」
高見沢カレンが、一人一人確認しながらそう言う。
「ああ、昨日話した通り、今日は鉄の扉の中を調べに行く。そこで、今日はこの六人を、扉の下を調べる組と別荘で待機する組に分けて行動したいと思う」
「全員で言って全滅したら笑えないですし、ここで救助を待つのも大事ですからね」
「そうだな、それで、どう分けるんだ。俺は扉の方行ってもいいけど」
鎮雄は持ってきていた替えのタンクトップに着替えながら質問する。
「まだ決めてないな。戦闘ができる俺は確定として、他に行きたい奴はいるか」
途端にしん、と静かになる。昨日のような化け物が他にもいるかもしれないような場所に、積極的には行く気になれなかった。
その後、話し合いに話し合いを重ねた結果……。
扉の中に行くメンツ
ヴィクトル
dice2d5=4 3 (7)
1 國士 2 カレン 3 鎮雄 4 文昭 5 彼方) 重複時+1
別荘で待機するメンツ
それ以外
- 187125/02/03(月) 22:38:06
「よし。では俺たち三人は向こうの小島に行ってくる。ここにも最低限の武器は置いていく。戦闘が無いとも限らないからな」
ヴィクトル・鎮雄・文昭は準備を終えて、小島に向かって歩を進めた。
別荘に残ったのは、國士・カレン・彼方の三名。自分以外は全員女性、という状況なのに國士は全く心が躍らなかった。
(俺やっぱだめだなあ……)
とことん小心者の自分に嫌気がさす。
「あの三人、大丈夫でしょうか」
カレンは心配そうにつぶやく。
「まあ、ヴィクトルさんが鬼強だしたぶん大丈夫でしょう。それより俺たちも、そろそろ活動を始めましょう」
「そうですね」
【二日目】開始
國士たちの行動から処理していきます
現在の装備
ヴィクトル:アサルトライフル、ピストル
鎮雄:斧
文昭:カマキリ怪物の腕
國士:グレネードランチャー
カレン:ヴィクトルの銃
彼方:キッチンの包丁 - 188二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:38:33
まあグレネード持ちだし戦力的にも妥当
- 189125/02/03(月) 22:41:15
- 190二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:52:01
怪物の死体を調べる
- 191二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:57:23
他にあの錠剤のようなものがないか探してみる
- 192二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:57:47
ビーチの様子を見に行く
- 193二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:59:53
デーモンコアを見つける
- 194二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 23:01:53
- 195125/02/03(月) 23:02:51
- 196125/02/03(月) 23:09:54
- 197125/02/03(月) 23:12:06
漂流者①
【名前】金田 智恵
【性別】女
【年齢】21
【職業】マンションオーナー(親に買ってもらった)
【性格】大地主の父と大物官僚の娘である母に甘やかされて育ったためワガママでおてんば
【好きなもの】金、美容、犬、ドレス、メイク、宝石
【嫌いなもの】努力、運動、虫
【容姿】全身ブランドに身を包んだ茶髪ロングヘアーでメイクが濃い、でもナイスバディな超絶美女
漂流者②
【名前】不動澤 岳男(ふどうさわ たけお)
【性別】男
【年齢】51
【職業】山師
【性格】気難しい爺さん。無口。
【好きなもの】自然、山、サバイバル
【嫌いなもの】自然を荒らす輩
【容姿】
登山服の角刈り白髪の老人。
腰に剣鉈を装備している。 - 198125/02/03(月) 23:18:28
すみませんが今日はここまで
明日は夜九時ごろから更新予定ですがあまり進まないかもしれません。
よろしくお願いいたします。 - 199二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 23:40:43
性格が真逆な2人だな