- 1第二の太陽25/01/31(金) 12:37:57
「いつか、日本一のウマ娘になる!1番立派になった私の姿を、お母ちゃんたちに見てもらうんです!!」
あの人に、自分の夢を打ち明けてから…きっと私の運命は走り出した。二人で一緒に、苦しいことも楽しいことも、嬉しかったことも悔しかったことも。全部全部共有して、支えてもらいながら―――この三年間を駆け抜けた。
「貴方は私の誇りだよ。」
一緒に北海道に帰ったとき、そう言ってもらった瞬間。私は想いを自覚した。トレーナーさん、私は貴方が―――
そして、今日。授業も終わり、急ぎ足でトレーナー室へ向かう。早く会いたい、次の夢の話をしたい。これからの、私たちの未来の話を―――と、逸る気持ちのままに扉を開けると、いつもは居るはずのトレーナーさんが居ない。
おかしいなあ…と思いながら中へ入ると、見覚えのない大きな箱。前に皆で遊んだボードゲームの箱くらいのもの。箱に書かれているのは…
「『トレーナー攻略ゲーム』…ですか?」
そのへんな名前に惹かれて、箱を開けてみると…
1:メガネと取扱説明書
2:古いゲーム機
3:スカウターのようなもの
4:なにもない…なんだべこれ?
dice1d4=4 (4)
- 2二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 12:38:40
同じパターンを引いたか
- 3二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 12:39:22
続編きた!
- 4二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 12:40:07
以前立てて爆死したスレの再放送かぁ
- 5二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 12:42:42
ルビトレと比べるとスペトレは薄味だがどうなるか
- 6第二の太陽25/01/31(金) 12:46:01
「あれぇ?なんもない…なんだべこれ。」
中身は空っぽ。最初はちょされてるんじゃないかと思ったけれどよくよく考えたらトレーナー室に合ったしトレーナーさんが持ってったのかな?
そんな風に考えていると、何もなかった筈の箱の中から突如強い光が放たれ、目が眩む。
「わわわぁっ!?」
唐突な事にびっくりしながらゆっくり目を慣らす。なんにも入ってなかったのに、何が光ったんだろう…?と、箱をもう一度見ようとすると…さっきまであった箱がすっきり無くなっていた。
「あれぇ、なんでっ!?」
どうしよう!もしかしたらトレーナーさんのものかも知れなかったのに…怒られちゃう!?なんて焦っていると、後ろからガラガラガラ…と音がする。トレーナーさんが来ちゃった!どう説明したものかと振り返ると…目に痛みが走る。内側から刺されるみたいな、そんな…
「スペ?どうしたの?」
「ななな、なんでもないんです!えーっとぉ…!」
目をぐしぐしと拭ってトレーナーさんと向き直る。するとトレーナーさんの頭上に数値が浮かび上がっていた。
「本当に大丈夫…?」
トレーナーからの好感度 dice1d100=46 (46)
- 7第二の太陽25/01/31(金) 12:48:55
「あれ?」
46、という数字がトレーナーさんの頭に見える。幻覚かな、と何度も何度も見返すがやっぱり浮かんでいる。
「…私の顔に何か付いてるかな。」
「え、あ!えーっと…! dice1d4=2 (2) 」
1:なんでもないですっ!
2:ごめんなさいっ!あの箱開けちゃって…!
3:46って浮かんでるんです!
4:とと、トレーニングしましょう!ね!
- 8二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 12:49:52
良くも悪くも指導者と教え子ってレベルかな
- 9第二の太陽25/01/31(金) 12:56:35
トレーナーさんの頭に浮かんだ数値も、箱から放たれた光も気になるけれど、やっぱり…謝らなくちゃダメだ。もしあれが、トレーナーさんにとって大事なものだったら…きっと悲しませてしまう。
「ごめんなさいっ!テーブルの上にあった箱、開けちゃいました!」
「箱?…ああ、お菓子の?全然いいよ!」
あれ?それよりも大きな箱があったと思うんだけどな…トレーナーさんは知らないのだろうか。もしかしたら、さっき届いたばかりの荷物かもしれない。なんて考えをぐるぐる巡らせていると、今度は小さな頭痛を感じた。…さっき目の奥に痛みを感じたみたいにまた何かが起きるのかな?
そんな考えを肯定するように、脳内に合成音声のようなものが流れてくる。
『トレーナー攻略ゲームへようこそ。このゲームは、表示される数値や選択肢を駆使して、愛しのトレーナーを射止めようという、ウマ娘のウマ娘によるウマ娘のためのゲームです。』
「わわわっ!誰…?」
「………スペ?」
トレーナーさんには、聞こえていない?外で誰かが私に声を掛けてきているわけじゃない、私の中で、誰かの声が聞こえてきている…?
『まず、頭上に浮かんでいるのはトレーナーの貴方への好感度です。46というのは… dice1d4=1 (1) 』
1:良くも悪くも普通といったところです。
2:あまり貴方に関心がありませんね。
3:チャンスありという数字です。
4:まあ…指導者と教え子の適切な距離ですね。
- 10二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 12:58:21
そこまで普通なの!?
ある意味凄くない!? - 11第二の太陽25/01/31(金) 13:04:28
「ふ、ふつう…?」
話を聞いて肩を落とす。私のことを誇りと言ってくれたのだから、少しくらい、ちょっとくらいは私の事が好きなんじゃないかと期待をしていたけれど、それはどうやら勘違いだったらしい。思い上がった自分の考えが恥ずかしくなって、思わず顔を覆ってしまう。
「…やっぱり、体調が悪いんじゃない?今日のトレーニングはお休みにしようか。」
はっとなって視線を上げる。そうだ、トレーナーさんの前であることをすっかり忘れてしまっていた。どうしよう、正直誰かに相談したい気もするけれど… dice1d4=2 (2)
1:大丈夫です!行きましょうっ
2:ごめんなさい、今日はお休みしてもいいですか…?
3:「スペちゃん?大丈夫…?」
4:…これからおでかけしませんか!
- 12第二の太陽25/01/31(金) 13:10:22
「ごめんなさい、今日はお休みしてもいいですか…?」
どうにせよ、こんな調子じゃトレーニングに集中できない。今日のメニューを考えてくれたトレーナーさんには悪けれど、真面目に取り組まないほうがもっと失礼だ。なら今は一旦お休みをもらって、相談するなり、ゆっくり休むなりして明日、しっかり頑張ろう。
「わかった。ごめんね、気づかぬ内に疲れを溜めさせちゃったみたいで…」
「トレーナーさんは悪くないんです!私の気持ちの問題と言いますか…あはは」
そんなこんなで、とぼとぼと一旦教室へ戻ることにした。これからどうしよう…。dice1d4=4 (4)
1:スズカさんに相談してみようかな…?
2:同期の皆に相談してみようかな…?
3:もしかしたら本当に疲れてるのかもしれない…
4:お腹すいちゃったなあ…
- 13第二の太陽25/01/31(金) 13:17:20
大きな音が鳴る。まるで怪獣の呻き声、もしくは猛獣の唸り声?…否、私のお腹の泣き声だ。そういえば、お昼ごはんを食べてから随分と経つ。トレーニング中は頭から抜けるものの、いざ予定が無くなると空いた腹の声がより大きく聴こえてくる。
「お腹すいちゃったなあ…」
食堂に行けば何か食べるものがあるかもしれない。もっと言えば、悩みを解決してくれる知り合いもいるかも知れないし、そうだ。食堂に行こう!
思い立ったが吉日、それ以外はすべて凶というトレーナーさんの教えに従い、食堂へやってきた。
「すみませ〜ん…何か食べるものはありますか…?」
辿り着くまでの間にも着々とお腹はすくものだ。悲鳴を上げるお腹を押さえながら食堂のおばちゃんに声を掛けると、中から出てきたのは意外な人物だった。 dice1d4=3 (3)
1:「スペちゃん?トレーニングのはずじゃ…」
2:「おやおやぁ?スペちゃんじゃありませんかー。」
3:「らっしゃいらっしゃいッ!焼きそばが安いぞッ!」
4:「歓迎ッ!なにが食べたいッ!?」
- 14第二の太陽25/01/31(金) 13:25:03
「ん?なんだスペじゃね〜か!」
「ゴールドシップさん!?」
なんと中から出てきたのは美味しそうな匂いを漂わせたゴールドシップさん。どうして食堂に…と思ったが、彼女は元より神出鬼没であった。とりあえず焼きそばをもらいつつ、席に座って相談に乗ってもらうことにした。
「んで?ゴルシちゃんに相談ってなんだよ?」
「それがですね、ええっと…」
…どこまで話したものか。というより、深くまで話して信じてもらえるのか?ゴルシさんの事だからきっとノリで合わせてくれるだろうけれど…
「ゴルシさん、 dice1d4=4 (4) 」
1:なんだかトレーナーさんの頭に数字が見えて…
2:私、実はトレーナーさんが好きなんです!
3:私、実はゴルシさんのことが好きなんです!
4:私、実は焼きそばのことが好きなんです!
- 15第二の太陽25/01/31(金) 13:36:40
「実は、焼きそばのことが好きなんです!」
「おん、知ってる。」
そう、あの鉄板の熱いステージから漂う香ばしいソースの香りと、弾ける元気をくれるお肉!キャベツの優しさ溢れる歯ごたえはまさに…って何を口走っているんだべ私!ゴルシさんもはんかくさい顔してるし…!こっぱづかし〜…!
お腹が空きすぎて焼きそばのことしか頭になくなってしまっていた。そ、そうではなく…!
「私実は、トレーナーさんのことが好きでして…」
「それも知ってる。」
スズカさんにも話したことのない私の本音…ゴルシさんなら信用して…って
「今なんと!?」
「知ってる。バレバレだぞおめー。」
そ、そんなあ…もしかして、他の皆にもバレていたりするのだろうか。だとしたら今までの私の言動の端々から…なんて考えてると顔がだんだん焼きそばを焼く鉄板のように熱くなってくる。
「あうううう…!」
恥ずかしさで悶えていると、ゴルシさんは考える素振りを見せた後、口を開いた。
「 dice1d4=2 (2) 」
1:んで?スペはどうしてーんだよ?
2:にしても恋愛相談なんて二度目だな。
3:もう襲っちまえば?
4:もう告っちまえばいいだろ。
- 16第二の太陽25/01/31(金) 13:43:32
「にしても、恋愛相談なんて二度目だな〜。」
「二度目?」
なんだか意外だ。彼女はそういった事柄に縁が無いとばかり思っていた。いや、寧ろ飄々とした雰囲気を持つ彼女だからこそこういった悩みを相談しやすいのかもしれない。
「まああたしから顔突っ込んだんだけどな!」
前言撤回である。それは恋愛相談というのだろうか?しかし経験があるのならばやりやすいかも。
「ゴルシさんに相談に乗ってもらった、その子はどうなったんです?」
dice1d4=4 (4)
1:直接聞いてくればいいんじゃねーの
2:宇宙で今結婚式挙げてるぜ
3:え?しらね。
4:「私の話を致しましたか。」
- 17二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 13:48:05
ここで前作主人公のエントリー!
- 18二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 13:54:03
おおおおお
最強(前作主人公)くる - 19第二の太陽25/01/31(金) 14:02:20
凛、とした声に振り返れば、そこに居たのはビコーさんくらい小柄でありながら、会長と遜色ない存在感を放ち、宝石みたいな瞳からは強い情熱を感じる黒鹿毛のウマ娘が立っていた。
「ええっと…?」
「お、パパイヤ田中じゃねーか!」
「ダイイチルビーと申します。」
些か食い気味に名乗るルビーさん。…ダイイチルビー、聞き覚えがあるような…?記憶の山を掘り返していると、かつてトレーナーさんに教えてもらったのを思い出した。なんだか凄い名家の子だったはず。確かええと…
「あ!カレーなる一族の…!」
「…はい。」
アクセントに違和感を覚えますが、と続けるこの子が、ゴルシさんに恋愛相談をした…?双方にすごく失礼だと想うけれど、とてもゴルシさんに相談するような子には見えない。
「その節は、ありがとう存じます。」
ぺこりと頭を下げる姿はまるでお人形のよう。ゴルシさんがバツが悪そうに「薬…たづなさん…」と呟いているのは気にしないことにする。
「ええっと…貴方もゴルシさんに?」
「はい。成り行きではございましたが、彼女が成就の一因であることは間違いございません。」
なんと私の相談相手選びは間違っていなかったらしい。実際に成功した子がいたなんて!期待を胸に膨らませながら、折角なのでルビーさんの話を伺ってみることにする。
「あのっ!ルビーさんはどうやって好きな人と結ばれたんですか!?」
「…そうですね、 dice1d4=4 (4) 」
1:自分の気持ちに素直になった…と言いましょうか。
2:恐らく、参考にはならないかと
3:…『トレーナー攻略ゲーム』…
4:手を繋ぎました。(自信満々)
- 20二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 14:08:55
いや、あれは単にルビトレクソちょろいから
- 21二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 14:09:49
ちょろいというか、不安が解消された結果というか
- 22第二の太陽25/01/31(金) 14:10:12
「手を繋ぎました。」
自信満々にそう答えるルビーさん。唖然とするゴルシさん。しんとする食堂。…聞き間違いだろうか?それはなんというか、結ばれた要因とは違うような?
「あ、あの〜?」
「参考になりましたら幸いです。」
その立ち振舞こそ格好良いが、言っていることは小学生以前の恋愛観である。手を繋いだだけで結ばれるのならば、私は何回トレーナーさんと結ばれているのだろうか。手を繋いだことはあると伝えると目を見開いてあからさまに動揺するルビーさん。この子、もしかして実はポンコツなのかもしれない。大爆笑するゴルシさんを制しながら、他にはなにか無いか聞いてみる。
「…そう、ですね…他の要因は……」dice1d4=1 (1)
1:…デートを、しました。
2:自分に気持ちに素直になった…事でしょうか…。
3:「こけし印のおくすりだろ?」
4:………やはり、あの箱でしょうか
- 23第二の太陽25/01/31(金) 14:30:04
デート。それは親しい男女が遊びに出かけること。出かけた先でちゅーとかすること。そうやってお母ちゃんが言っていた。と、言うことはルビーさんはこの歳で――(中等部だと勘違いしている)――想い人とちゅーをしたのだろう。彼女に似合いそうなスマートな男性と、彼女がそうする姿を想像してしまい…なんだかドキドキしてきた。
「お、大人だべ…!」
何か言いたそうなゴルシさんを無視しながら、ルビーさんの話を深掘りする。自分から相談に乗ってもらっておいてなんだがゴルシさんよりよっぽど参考になるかもしれない。
「…トレーニングの帰り…私の方から週末に約束を取り付けました。」
当日は、ウインドウショッピングをして、昼食をとって、ルビーさんから…とのことらしい。思ったよりも、普通な内容だ。
「…如何に凡庸だろうと…想い人と過ごせば何よりも輝かしい時間となるのです。」
そんな浅はかな私の考えに対して、そう語るルビーさんの顔はとても幸せそうに見えた。
「…以上です。参考になりましたら…幸いです。」
「…ありがとうございますっ! dice1d4=3 (3) 」
1:よーぉし!トレーナーさんをデートに誘ってきますっ!
2:そういえば、ルビーさんはどうしてここに?
3:よーし!まずは焼きそば、いっぱい食べるぞ〜!
4:話を聞いたら走りたくなってきました!
- 24二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 14:37:36
スペちゃんはさぁ…w
- 25二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 14:38:51
食欲が強すぎる…
- 26第二の太陽25/01/31(金) 14:44:39
気合を入れるために、ゴルシさんの焼きそばをぐぁつぐぁつと口に運ぶ。うおォン私はまるでウマ娘火力発電所。
「…それでは、失礼致します。」
そう一言残して静かに立ち去るルビーさん。最初はポンな子かな?と思ったけれど、とても素敵な子だった。言葉の端々から、恋人さんの事を深く思っているんだろうなというのが犇々と伝わってきた。…私も、ふつうだって落ち込んでないで、トレーナーさんに振り向いてもらえるよう頑張らないと…!
「おお、スペ。やる気満々マンドラゴラだな。」
「はいッ!…そうだ!ゴルシさんは、トレーナーさんに振り向いてもらうためにどうすればいいと思いますか?」
「え?ああ…そうだな。 dice1d4=2 (2) 」
1:あたしトレーナーいねぇしわかんねーな。
2:こいつを使え…
3:襲うしか無いんじゃねぇかな
4:焼きそば美味しいか?
- 27二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 14:46:29
ゴルシお前……
- 28第二の太陽25/01/31(金) 14:53:20
「とっておきの秘密兵器だぜ。」
ゴルシさんが渡してきたのは、なにかの瓶。入っているのは…錠剤?ラベルを見ると、こけし印の…なんて読むんだろう?
「あの…ゴルシさん?これなんて読むんですか?」
「ん?あー…、そうッ!なかよしカプセルっつってな。こいつをなかよしになりてー奴と一緒に飲むとなかよしになれんだ。」
何か言い淀んでいたけれど、ゴルシさんが言うのだからそうなのだろう。トレーナーさんと一緒に飲めばいいのかな…?ゴルシさんから秘密兵器も貰ったことだし、そろそろ行動に移ろう!
dice1d4=2 (2)
1:「あら、スペちゃん?どうして…」
2:「ゴールドシップさん?今…」
3:トレーナーさんに謝ってトレーニングをさせてもらおう!
4:トレーナーさんのところに行ってデートに誘おう!
- 29第二の太陽25/01/31(金) 15:03:34
「ゴールドシップさん?」
立ち上がった瞬間、目の前に現れたのは緑の影。ぎょっと目をむき出しにしてよく見ると…
「たづなさん?」
「――――――――……」
理事長秘書の駿川たづなさん。私がトレセン学園に入学したとき、案内してくれた人だ。…その名前を呼んだ瞬間、だんだんとゴールドシップさんの顔が青ざめていく。
どうしてだろうとたづなさんの方を見ると、彼女も彼女で笑顔なのに恐ろしい威圧感を放っていた。
「あ、あの〜?」
「スペシャルウィークさん、そちらの瓶を渡していただけますか?」
いたたまれずに声をかけると、たづなさんは私の持っていたなかよしカプセルの入った瓶を求めてきた。
「こ、これですか?」
「だめだスペ!そいつを渡すなッ!」
「スペシャルウィークさん。」
「え、えぇーっと…!」
dice1d4=4 (4)
1:たづなさんが怖いので差し出す。
2:ゴルシさんのために持ち逃げする。
3:これが何なのか聞いてみる。
4:渡した上でゴルシさんと一緒に逃げる。
- 30第二の太陽25/01/31(金) 15:34:09
「わ、わかりました…!」
おそるおそる、その瓶をそっとたづなさんに引き渡す。たづなさんがなかよしカプセルの瓶を受け取ってラベルを確認しようとした瞬間…ゴルシさんの手を取って食堂を走って抜け出した。
「お、おいスペ!?」
「た、多分あれを渡したらゴルシさんが困るんですよね…!?だから…!」
「お、お前ってやつは…!」
廊下を走るのは危ないし、ゴルシさんの手を引いて走るのは大変。だけど友達を置いていくわけには…!
「待ってください、スペシャルウィークさん。」
「ハ!?」
声に振り向くと、そこには涼しい顔をして追いかけてきているたづなさ…どうしてウマ娘の速度に!?に、逃げ切らないと…!
※スペとゴルシの数値がたづなさんの数値を上回れば逃走成功。
スペシャルウィーク
dice1d500=307 (307)
ゴールドシップ
dice1d500=39 (39)
たづなさん
dice1d9999=4001 (4001)
- 31二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 15:55:58
ト キ ノ ミ ノ ル
- 32第二の太陽25/01/31(金) 16:13:23
※スペ+ゴルシ 346
たづなさん 4001
逃走失敗…
振り切らなきゃ、と思ったときにはスデに二人とも襟首を掴まれていました。私が走り出したときにはまだ動き出していなかったし、いくつか角を曲がっていたはずなのに追いついた…まさに完璧な走り…。にんげんってすごい。私はそう思いました。
その後は、2人で正座させられ説教を受けました。私は廊下を走ったこと、ゴルシさんは…ビヤクをなかよしカプセルと偽って私に渡したこと(なんと二度目らしい)でこっぴどく叱られてしまいました。
「うちの担当が申し訳ございません…」好感度46
「ご、ごめんなさい…」
「友達想いなのは結構ですが、学校のルールは守ってくださいね?」
「はい…」
解放されたのは皆のトレーニングが終わったであろうくらいの時間。…トレーナーさんに迎えに来てもらって…恥ずかしいとこを見られちゃった…。
「スペ、今日は本当にどうしたの?」
トレーナー室でのことも相まって、尚更トレーナーさんは困ったように此方を見てくる。
「トレーナーさん… dice1d4=2 (2) 」
1:本当にごめんなさい…(好感度変動なし)
2:実はその、トレーナーさんのことで悩んでて(好感度変動チャンス)
3:実はその…お腹が空いちゃいました…(好感度+ dice1d10=8 (8) )
4:好きです(好感度変動??)
- 33二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 16:17:58
お!結構ストレートに行った
- 34二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 16:38:39
ダイスの自摸がいいな……さすが主人公
- 35二次元好きの匿名さん25/01/31(金) 16:40:04
前回と比べるとびっくりの素直さ
- 36第二の太陽25/01/31(金) 17:06:34
「私のことで悩んでる?」
こんなに迷惑をかけてしまったトレーナーさんに、何も話さないというのはきっと不義理だろう。たとえ、私のことをそこまで想ってくれていなくとも、一緒に歩んだ三年間は嘘じゃない。私の想いだって、嘘じゃないから。
「はい、トレーナーさんのことで、です。」
「…なにかしちゃったかな。…悪い所があったら、言ってほしい。絶対に直すから。」
トレーナーさんは申し訳なさそうな表情で私にしっかり向き直る。…この人は、本当にどこまでも誠実な人。きっと私はそういうところに惹かれたのかも。
…全部話すべきだというのはわかっているけれど…何から話せばいいのだろうか。…そうだ。
dice1d4=2 (2)
1:…私!トレーナーさんのことが好きなんです!(好感度+ dice1d20=5 (5) )
2:トレーナーさんは、私のことをどう思っていますか?(好感度変動なし)
3:トレーナーさんの頭の上に数字が見えていて…(好感度変動なし)
4:そういう鈍感な所を直してくださいっ!(好感度-2)