【閲覧注意】選択を問うTRPG

  • 1二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 15:22:09

    だれかが考えた

    端然と愛され生きてきた者と
    悪意の中で生き抜いた者

    同じ行動や相手で
    その選択が異なるのは何故だろうかと


    これはただのアンケート調査

    正解も不正解もない

    ただ好奇心を満たすだけのお遊びだ

  • 2二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 15:25:43

    使用シナリオ

    湯さまより「君の選択は正しい」

    シナリオ回す予定の人はネタバレを含むのでお帰りください

    このスレはクトゥルフ神話TRPGを遊ぶスレです

    ショッキングな描写があるかもしれません

    理解したスレ民だけスクロールするんやで

  • 3二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 15:27:04

    このレスは削除されています

  • 4二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 15:27:30

    シークレットなダイス

    dice1d2=2 (2)

  • 5二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 15:27:39

    登場PCおせて

  • 6二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 15:33:01

    懐かしい感覚を感じながら目を覚ます
    冷たくて硬くて
    まるで昔のように床に転がされている感覚がした

    ミヒャエル・カイザーは身体を起こす

    見知らぬ場所に寝転んでいた

    「……どこだここ……」

    昨晩は確かにブルーロックのベッドで眠ったはずだ
    しかしここは見知らぬ部屋

    「……何だこれ」

    立ち上がった拍子に何かを踏んでしまった
    そこにあったのは少しひしゃげた便箋だ

    『君には5つの質問に答えてもらう、
    それは君の信念か気紛れか。
    何にせよ君の輪郭を確かにしていく物かも知れない。
    自身の胸に問い、
    それでも答えが解らなかった場合はそれでも良い。
    では、健闘を祈る』

  • 7二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 15:38:02

    「……夢か?」

    「……クソ意味がわからない」


    そう呟いた途端、便箋は火もないのに燃えるように端から黒くなっていく

    手紙はあっという間に燃え殻となり地面へと落ちた

    不可解な現象も夢ということにして特に気に留めない

    カイザーは後頭部をポリポリ掻いて顔を上げた


    「……」

    「出口は正面に1つ」

    「進めってか」


    ふと再び足元の燃え殻に視線をやると、何か違和感がある


    「……?」


    <目星>

    カイザー(25)dice1d100=46 (46)

  • 8二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 15:43:09

    「……」

    とりあえず先に進むカイザーは出口に見えたその先が真っ暗で
    よく目を凝らせば岩石で出来た階段があることに気づく

    「……」

    ゆっくりと慎重に下りていく
    転ぶことはないだろう

    進んでいくと小さな光が見える
    そうして歩き続けると最初の空間と似た部屋にたどり着いた

    「……ロープが2本?」
    「……看板も」

    その部屋ではロープが2本垂れていた
    正面には扉があるがかっちりと閉まっていて今は通れそうにない
    そして扉の上、大きな看板が見える

    「……はっ」
    「クソくだらねえ」

    それでは一つ目の質問を

  • 9二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 15:49:27

    【悪人・悪役に拳を振るうのは許される? 許されない?】


    「右のロープが許される」


    「左のロープは許されない」


    「これを引けば扉が開くのか?」

    「クソ面倒だな」


    カイザーは特に迷うことなく手をかけた

    >>10』のロープを握る


    「……」

  • 10二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 15:51:29

  • 11二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 15:51:34

  • 12二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 15:51:58

    目星ひっく大丈夫かこれ

  • 13二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 16:06:34

    カイザーの脳裏に浮かんだ悪人
    苦い記憶が蘇りながらも、平然と手に力を込めた
    ロープを引いた瞬間、その悪人の顔が

    これまで生きてきた中で最も醜いと思うクソ野郎が
    脳裏にフラッシュバックした

    「……は?」

    気づけばカイザーはその人物に馬乗りになって手をかけていた
    まるでかつて自分が経験したようであったが、その立場は逆転している

    拳に衝撃が走ってカイザーは息をのんだ
    情けなく自分の下で泣いているみっともないクソ野郎がいる

    やめてくれと泣き、助けてくれと喚かれても
    自分の身体は言うことをきかない
    まるで勝手に操作されるゲームを見ているような気分だった

    ありもしない幻想だ。経験したことはないはずだ
    なのに拳の感覚と、ぬるりと濡れる皮膚と、嫌なくらい肉々しい音が耳にこびりついて、本当に手をかけているようでクソみたいな気分になった


    「……っ!」
    「はあ、はあ……」
    「クソっ……幻覚か……」

    額に滲んだ脂汗を拭い呼吸を整える
    ふとロープを握っていた手を開くとその拳は赤く血濡れていた
    ぬらりと光って、生温かく、カイザーのつま先に滴り落ちた

  • 14二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 16:07:56

    <SAN値>

    カイザー(65)dice1d100=61 (61)


    成功で1の喪失

    失敗減少値 dice1d6=1 (1)

  • 15二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 16:59:10

    「……」
    「気のせい……?」
    「胸糞悪いな」
    「……ちっ」

    ぱちり、瞬くとその赤い液体は嘘のように消えてなくなる
    つま先に落ちたはずのそれもなくなっていた
    幻覚だったのかと頭を振り払ってもう一度手を見る
    手のひらにはいつの間にか鍵があった

    「鍵……」
    「あの扉のか?」

    しばし悩んだのちにカイザーは疲れたようにため息をついた
    血生臭いようなにおいが鼻の奥にこびりついたまま次へと進む

    無意識に首を撫でているのには気づかずに
    カイザーは鍵穴にその鍵を差し入れた

  • 16二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 17:05:09

    「またかよクソ」


    カイザーは苛立ちに任せて悪態をついた

    ロープが二本、看板と、その下に扉


    ゆっくりと視線を上げて

    カイザーは看板の文字に目を滑らせた


    それでは二つ目の質問を


    【正義のヒーローに拳を振るうのは許される? 許されない?】


    「右が許される」

    「左は許されない」


    「こんな質問に意味があんのか?」

    「これが夢だとして、俺の深層心理なのか……?」

    「クソみたいな自問自答を繰り返して……」

    「はあ……」


    カイザーは先ほどの感覚でまだ痛む頭を擦りながら

    >>17のロープに手を掴んだ

  • 17二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 18:08:28

  • 18二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 20:25:09

    カイザーはこれまで生きてきた中で
    自分を助けてくれた最も印象に残る人間を思い浮かべた
    ヒーローなどと気持ち悪い言葉で表したくはないが
    しかし確かに自分を救った存在がいたのだ

    拳を振るう理由がないのだから
    これが正解だろうと誰に言うわけでもなく言い訳を溢して
    カイザーはロープを引っ張った

    「……!」

    目の前に現れたその人は
    ゆるりと笑ってカイザーの頭に手を伸ばす
    一度も向けられたことがないような優しい笑顔を向けられ
    カイザーは身体をかたくした
    幸せそうな笑顔のままで頭を撫でられて
    ひどく安堵してしまう自分を気持ち悪く思った

    「……」

    ぱちり、瞬きと共に幻想が消えた
    暖かな手の重みは消え、虚しさだけを残していった
    カイザーは込み上がる感情に歯を食いしばって耐えた
    気分が悪いような気がした
    受け入れてしまえば息が楽になるかもしれないが
    そんな生き方が出来るような自分ではないと抗った

    震える拳をもう片手で擦って落ち着かせる
    そうしてふっと力を抜くと
    手の中にはまた鍵が入っていた

  • 19二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 20:30:06

    「3つ目の部屋」
    「5つの質問があるとあったが」
    「ここが中間地点か」

    うんざりした様子でその部屋に足を踏み入れたカイザーだったが

    そこにいる人物を見て目を見開いた

    「驚いたな」
    「俺の夢の中にまで出てくるとは」

    「こっちのセリフだっての」
    「なんでお前がここに……」
    「でも……ちょっと安心したわ」

    へらっと笑ったその人物にカイザーは眉間に皺を寄せた

    「世一、もう選択は終わったのか」

    「いいや、これからだけど」


    潔世一が目覚めたのは、カイザーが目を覚ます少し前のことだった

  • 20二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 20:36:04

    カイザーが目覚める少し前のこと


    【悪人・悪役に拳を振るうのは許される? 許されない?】


    「なんだよこの質問……」


    見知らぬ部屋で一人で目を覚ましていた潔は

    カイザーと同じように手紙に導かれて選択をしていた


    「悪人に拳……」

    「いや駄目だろ、いくら悪い人でも殴るのは……」

    「でも、自分の家族とか友達に何かしたんなら……」

    「あー、駄目だ、迷うな……」


    うーんうーんと悩む潔は再度手紙の内容を思い出した


    「選ばない、ってのもありなんだろうけど」

    「でもロープは二本しかないじゃん」

    「どうするかな……」


    しばし悩んだのちに

    潔は>>21を選んだ

    ①許される

    ②許されない

    ③わからない

  • 21二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 20:49:19

  • 22二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 20:59:34

    「駄目だ」
    「やっぱわからない」

    諦めたようについそう口から滑り落ちた
    その瞬間脳裏にフラッシュバックするかのように

    これまで生きてきた中で最も悪いと思う人物が映った
    その人物はかつて自分を陥れた嫌っている人物かもしれないし
    テレビで見た凶悪犯だったかもしれない
    そいつは身の毛がよだつような冷たい目をして潔を見た

    「アンタって本当に馬鹿ね、この優柔不断者」

    そんな蔑んだ様子の人物に潔は最初こそ困惑したが
    徐々に申し訳ないような気持ちになった

    「でもこれが俺の選択だよ……」

    どこか自信なさげに言い返せば
    目の前の人物はもういなかった
    幻かあるいは記憶がフラッシュバックしたのか

    考えていると、かちゃりと鍵が開く音がした
    目の前の扉が開いたようだ

    「進むしかない……?」
    「ちょっと怖いな……」

    バクバクしている心臓を落ち着かせるように息を吐いて
    潔は次の部屋へと進んだ

  • 23二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 21:04:46

    【正義のヒーローに拳を振るうのは許される?許されない?】


    「ヒーローに拳?」

    「何でこんなひねくれた質問……」


    目の前に垂れるロープを見ながら潔は頭を掻いた

    先ほどのフラッシュバックした人物の冷たい目が

    まだ潔の胸をチクチクと痛ませていた


    呆れられたような失望したような目は気分がいいものじゃない


    「……」

    「ヒーローに拳を振るう理由って何?」

    「正義の反対は正義的な……?」

    「……戦争とかそういうものだっていうし……」

    「えー……難しいんだけど」


    しばし考えたのち

    潔は>>24を選択した

    ①許される

    ②許されない

    ③わからない

  • 24二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 21:13:44

  • 25二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 21:22:21

    たとえどんな理由があっても
    拳を振るうのはいけないことだと
    潔はロープを引いた

    するとまたフラッシュバックのようにその人物が現れる
    自分を助けてくれる、あるいは背中を押してくれる
    そんな存在である母親が目の前に立っている

    「え、母さん……?」

    優しい笑顔でくしゃりと頭を撫でられ
    恥ずかしさよりも先に安堵と安心が与えられた
    どうしてかひどく懐かしくて鼻の奥がツンと痛くなる感覚がした
    瞬く間にその幻想は消え去る

    「……」

    撫でられた頭を確かめるように触れた潔は
    母親の笑顔を思い出して胸を撫でおろした
    多分、自分の選択は間違っていなかった
    あの母親の笑顔は自分の選択を肯定してくれたものだろう

    「……あれ、鍵だ」

    ふと手を開くとそこには鍵が握られていた
    次の部屋へと向かう鍵だ

    「……よし、行くか」

    先ほどよりもいくらか軽くなった胸のまま潔は鍵穴に鍵を差し込んだ

  • 26二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 21:28:14

    そしてカイザーと合流した

    「この部屋の質問見た?」
    「あ?」
    「ほら、看板にあるだろ」
    「……世一、お前ドイツ語が読めるのか」
    「え? 日本語じゃん」
    「は?」
    「え?」

    お互いに首を傾げたが所詮は夢の中
    いいようになっているのだろうと納得してカイザーは看板を見た

    【愛の為なら何をしても許される?許されない?】

    「だってさ」
    「お前はどちらを選ぶ?」
    「まだ考え中だけど」

    潔は困ったように肩を竦めてそれからカイザーに問いかけた

    「愛って大げさだよな?」
    「……」
    「ほら恋人とかいるならわかるけどさ……家族愛とかでいいの? 親のために何しても許されるかってこと?」
    「……」
    「無視すんなよ。あー、わからない……カイザーは? 決まった?」

    呑気に話しかけてくる潔を無視する
    ひどく鬱陶しくてたまらなかった

  • 27二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 21:36:27

    「例えばさ」
    「愛する家族のためにプレゼントをあげたくて」
    「強盗をするのは許されるのか……みたいな話だろ?」

    そんなたとえ話を持ちかけてくる潔にカイザーはピンとこなかった

    「俺には愛を手に入れるために何をしてもいいか、の問いに見えたがな」
    「どういうこと?」
    「手に入れたいもののために罪を犯せるかの話じゃないのか」
    「え? そうなの?」
    「……」

    「でもそれは愛じゃないだろ。お前のやりたいこと……つまりは欲とかが優先されてる。だから愛の為じゃない」
    「愛と欲が=で結びつくなら成り立つ話だ」
    「ええ? そうか?」

    「……世一、お前の愛は他人の為のものだとしか考えてないんだろ」
    「そうだろ? 愛って自分以外に渡すものじゃ……待って、くっそ恥ずかしいこと言ってる気がする」
    「ああ、寒気がした」
    「くっそー……言わせたくせに」

    耳を赤くしてそっぽを向いた潔にカイザーは冷ややかな視線を向けた
    そんなカイザーに気づかずに潔は投げやりに質問する

    「で、お前はどっちのロープを引くんだよ」
    「お先にどうぞ、世一」
    「えー……」

  • 28二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 21:38:11

    しばし悩んだのちに


    潔は>>29を選んだ


    それを見たカイザーは>>30を選んだ


    ①許される

    ②許されない

    ③わからない

  • 29二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 21:47:08

  • 30二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 21:59:32

  • 31二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 22:27:42

    潔はこれまでの人生を振り返った
    人並みに愛されて生きてきた人生だ
    自分を特別だとは思ったことない

    幼い頃からそうだった
    泣いたら抱きしめてくれる両親がいた
    一緒にサッカーをする友人もいた

    愛の為に人の道を外れるようなことはしない
    というより想像がつかなかった
    何故なら潔は今までの愛で十分に満たされていたから

    背後からカイザーの視線を感じながらも
    迷いなく潔はロープに手をのばす
    そうしてロープを引いた

    またフラッシュバックする

    両親がぎゅうっと自分を抱きしめていた
    思わず目を閉じて、それから身をゆだねた
    幼い頃の記憶かもしれない

    母からは優しくなだめるように背中を擦られて
    父親は母ごと自分を抱きしめて頭を撫でていた
    懐かしくて胸が満たされる感覚がして自然と笑顔になった

    これが正しい選択なのだと確信した
    満足げにふわりと笑って潔は目を開ける
    両親の幻影はとっくに消えていたが
    潔の胸はあたたかいままだった

  • 32二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 22:35:56

    愛の為なら何をしてもよいのだと
    カイザーはそう思った
    愛というエゴのために
    それを手に入れるためにならなんだって出来る気がした

    だからしばらく動かずにぼんやり立っている潔を見て
    どこかあたたかく満たされたように笑う男を見て
    この男を嫌いな理由が今、増えたような気がした

    フラッシュバックはなかった
    代わりにロープを引いた手が濡れていることに気づいた
    ひどく血濡れたその手はぬらりと光って、生暖かく
    自分の選択に見合っているような気がした
    安心したような、虚しいような感情が襲う
    けれどこれでよかった。この選択が正しかったと肯定した

    潔の手に視線をやるが
    その手は汚れてなどいない
    再び自分の手に目をやると、また嘘のように血は消えている

    「ははっ」

    自身を嘲笑したカイザーは綺麗になったその手をぼんやり眺めていた

  • 33二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 22:36:40

    <SAN値>

    カイザー(64)dice1d100=47 (47)


    成功で1の喪失

    失敗減少値 dice1d6=5 (5)

  • 34二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 22:54:11

    「あ、お前も鍵持ってんじゃん」
    「さっさと開けろ世一」
    「はいはい……」

    血生臭い自分の鍵を放り捨てて、カイザーは扉を潔に開けさせた
    また階段がある
    今度は二人でそこを下りて行った

    「カイザーってロマンチストなんだな」
    「は?」
    「愛の為にならなんだってするんだろ?」
    「俺はそこまで出来ないというか」
    「すげーな、やっぱ国が違うからか……? 海外の方がそういうの情熱的なのかも……」

    ぶつぶつと呟きながら前を歩く潔
    背後から蹴り飛ばせば足を踏み外して転がり落ちるだろうが
    流石にそんなことはしない
    しかしわずかに苛立ったのは事実だった

    「なあ、他の質問はなんて答えた?」
    「最初は……悪人のやつか」
    「……許される、そう答えた」
    「お、すごい。カイザーはちゃんと答えたんだ」
    「……?」
    「俺はわからないって言ったらさ、何か怖い人が現れて」
    「すげー怖いこと言われた」

    「カイザーは? なんか見たりした?」
    「……特に何もなかったが」
    「へえ、そうなんだ」

  • 35二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 23:02:21

    「また質問だ」
    「残り2つだからな」

    【目的の為なら何をしても許される?許されない?】

    「うっわ、ムズイんだけど……」
    「……」
    「どういうこと?」
    「そのままの意味だろ」
    「いやそれはわかるけどさあ。許されるかって言われたら……」
    「世一、お前ここで何人も蹴落として生き残って来たんだろう」
    「え? うん……」
    「味方を裏切ってやろうとか、出し抜いてやろうとか」
    「生き残るための手段を考えなかったのか?」

    そう問われ、潔は最初期の頃を思い出して懐かしくなった

    「いや、まあ……似たようなことやった奴はいたけどさ」
    「サッカーはサッカーで普通にしたかったし……」
    「つかお前こそ……俺のゴール邪魔しやがって……何しても許されると思うなよ」
    「許されると思ってやっているわけじゃないが?」
    「余計厄介なんだよな……」

    困ったようにガシガシ頭を掻いた潔はカイザーをちらりと見た

  • 36二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 23:04:34

    「先にどうぞ」

    「あ?」

    「さっきは俺が引いただろ?」


    そう言われ、カイザーは面倒そうに息を吐き出した

    そうして迷いなく>>37を選んだ


    潔はそれを見た後で>>38を選んだ


    ①許される

    ②許されない

    ③わからない

  • 37二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 23:13:46

  • 38二次元好きの匿名さん25/02/01(土) 23:45:30

  • 39二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 03:54:37

  • 40二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 12:11:36

    目的の為であっても手段を選ぶ必要はある
    何をしても許されるならばスムーズに物事が進むこともあっただろう
    けれども感情が行動を、選択を制限することを
    カイザーは幼い頃の経験から理解していた

    利口なカイザーは理解していた
    近道のような手段がいずれ身を滅ぼすこともあると

    今後、手段を選ばないという選択をとることもあるだろう
    しかし決して、それを許される行為だと思って選ぶわけではない
    仕方なく、しかしそれが合理的だと判断して選ぶだけ

    だが今はその制限の中で
    不自由の中で生きることをカイザーは選択したのだ

    それに今はそのやり方で上手くいっているのだから
    このままでよいのだろう

    背後から感じる潔の視線は
    少し驚いているようにも思えたし
    あるいはどこか不思議そうにしているようにも見えた

    そんな彼に舌打ちをしたくなりながらも
    カイザーはロープを引いた

  • 41二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 12:25:50

    潔はカイザーの選択を見てから迷って佇んでいた

    何をしても許されるはずはない
    サッカーでいうならフェアプレーは心掛けるし
    相手選手をどうこうすることはあり得ない

    しかしそんな極端な話ではなくて
    例えば味方を利用するとか
    合理性を優先して人間性を投げ捨てるような
    目的のために手段を選ばない
    そんな一面も自分にあるような気がしていた

    そんな潔の脳裏に誰かの声が響く

    「手段を選ぶか選ばないかも自分で分からないなんて、君はやっぱり優柔不断なんだね」

    聞き覚えのないその声は
    潔を突き放すような色を含んでいた
    キョロキョロと辺りを見渡してみるが部屋にはカイザー以外いない

    「……?」

    潔は慣れてしまったのか
    はたまた両親の存在を先ほど感じたおかげか
    その声に対して大きく動揺することはなく
    ただ首を傾げるだけだった

  • 42二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 12:36:23

    「カイザー、鍵出てきた?」

    「いや……お前は」

    「それが、ないんだよね」


    いつもなら手の中に鍵が

    あるいは勝手に鍵が開くはずだ


    「てか、よく見たら鍵穴ないじゃん」

    「俺もロープを引いてみる?」

    「おい待て世一……」


    不思議に思った潔がロープを引くと


     “──ビュッッッッッッッ!!!!!” 


    と開錠の音ではなく

    何かが鋭く飛んでくる音がした

    背中を向けていた潔は気が付かなかった

    しかし幸運にもそれは潔の方に向かってきてはいなかった


    「え?」

    「……っ!」


    それが自分の方に向かってきていると気づいたカイザーは

    ひゅっと息をのんで咄嗟に身をそらした


    <回避>

    カイザー(60)dice1d100=100 (100)

  • 43二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 12:56:52

    思いっきりファンブルだ…

  • 44二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 13:00:04

    ダメージ(ファンブルだから多め)

    dice1d4=1 (1)


    <SAN値>

    カイザー(63)dice1d100=81 (81)

    失敗で1

  • 45二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 13:10:04

    「……え? ……カイザー?」

    カイザーの命を狙うかのように放たれたそれは
    カイザーの頬を思い切り掠めた
    深く自分の頬が切れて血がたらりと垂れる
    それは瞬きで消えることはない、本物の血だ
    痛覚もあった。じんじんと熱く痛む
    少しでもズレていればそれは目を、あるいは喉を貫いていただろう
    カイザーの意思とは関係なく身体の芯が冷え、冷や汗が噴き出た

    「……大丈夫!? おまえ、血が……」
    「触んな」
    「いや……でも……」

    止血しようと手を伸ばしてきた潔の手を振り払った
    驚きつつも動揺している潔から目をそらし
    飛んできたらしいナイフに目をやる
    壁に突き刺さったそれを引き抜くと
    かちゃりと扉が開く音がした

    ぐいっと頬の血を拭い
    カイザーは立ち上がった

    「次で最後だ」
    「さっさと行くぞ」
    「……ほんとに大丈夫か?」
    「ちっ、しつこいな……」

    ナイフを手にしたままカイザーは歩き出す
    そんなカイザーをどこか心配そうにしながら潔も後をついていった

  • 46二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 13:14:36

    最後の部屋にはロープがなかった

    看板もない

    どの部屋にもあったランプはここだけチカチカと

    今にも光を失いそうに点滅している


    「う、わ……」

    「……」

    「何これ……」


    そしてなにより、赤黒い血痕のようなものが部屋にこびりついていて

    二人の嫌悪感や不信感を呼び寄せた


    「これ、血?」

    「さあな」

    「何でこんなあっちこっち……」

    「……」


    <SAN値>

    カイザー(62)dice1d100=78 (78)

    失敗時dice1d3=2 (2)


    潔(75)dice1d100=26 (26)

    失敗時dice1d3=2 (2)

  • 47二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 13:20:48

    先ほどのこともあってか
    カイザーは自身が動揺していることを自覚していた
    手にあるナイフを無意識に強く握りしめる

    隣にいる潔は口では騒いでいるものの
    実際はそれほど動揺している様子はなかった

    「看板がないんじゃ、どうやって質問に答え……」

    そんな疑問を潔が口にした時
    聞き覚えのない知らない声が耳に入ってきた


    【此処から出る為なら隣の人間を殺しても許される?】


    はっと、二人は目を合わせた

    潔の瞳が動揺で揺らぎながら、ゆっくりとカイザーの手に滑り落ちる
    握られているナイフには、カイザーの血がこびりついていた
    再びカイザーの顔に視線を戻す
    カイザーの表情は読み取ることが出来なかった

    カイザーは頭がずきずき痛むのを感じながら
    心臓がうるさく鳴っているのを悟られないように
    あるいは滲んだ汗に気づかれないように
    ゆっくりと顔を上げてみせた

  • 48二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 13:29:38

    「……なんで」
    「……」
    「何で最後にこんな……」

    声を震わす潔にカイザーは何も言わない
    先ほどの選択を思い出す
    目的の為なら何をしてもよいわけではない
    ここから出る為に目の前の男を殺めることは
    普段なら自分は選ばない

    だがこの特殊な状況、不可解な体験
    先ほど死にかけた事実
    それらがカイザーの冷静な思考をかき乱していた
    手に握られているナイフがやけに重たく感じている

    「……」

    潔は考えていた
    おそらくカイザーがすぐに自分を殺しにくることはない
    かといって他に方法がないとすれば
    自分はカイザーに……

    潔は先ほどの選択を思い出す
    自分は選ぶことが出来なかった
    そして今も、考えることすら放棄したくなるほどに
    選択が出来ないでいた

  • 49二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 13:33:11

    カイザーが取れる行動は

    ①潔を手にかける

    ②潔にナイフを渡す

    ③自害

    ④わからない

    ⑤潔とお話する(内容は自由にどうぞ)


    潔はカイザーの行動を待つだけ

    カイザーが取る行動は

    >>50

  • 50二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 14:01:23

  • 51二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 14:11:46

    からん、とカイザーの手からナイフが滑り落ちた

    「カイザー?」

    どうせ夢の中だろう
    今ここでこの男を殺めるという選択を取る必要があるだろうか
    別に、目が覚めるまでここに居ればよいのではないか
    わざわざこんな思いをして手にかける合理的な理由は
    カイザーには思い浮かばない

    驚いたように目を見開いた潔の顔を見る
    マヌケにも目をぱちぱちしている潔に口を開こうとしたとき

    「あーあ、つまらないことしないでくれる?残念だよ、君なら選べると思ったのに」

    そんな、先ほどの質問の声と同じような声が聞こえてきた
    それから、“ジャキンッ!!” と、
    天井から派手な音が鳴る

    「……は?」
    「え?」

    二人の口からそんな音がこぼれた
    見上げると天井には大きな針、それも一つじゃない
    人を貫いてしまいそうなそれが何本も何本も、何本も
    ゆっくりと天井ごと下がって来ていた

    がしゃん、とランプが地面に叩きつけられるが
    カイザーはどうにも現実味を感じず
    動くことが出来ないでいた

  • 52二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 14:19:47

    徐々に、徐々に針が近づいてくる
    視界の端で潔がキョロキョロと出口を探している
    だが来た扉は開かないし、逃げ道はどこにもない

    迫りくる針へ恐怖するしかない

    カイザーは諦めたようにぼんやりと針を眺めていた
    もし潔を刺していれば、自分だけは助かったのかもしれない
    あるいは、刺した後で今と同じように針に潰されるだけだったかもしれない
    そんなもしもを考えたところで無駄である
    迫りくる針はもうすぐそこまで来ていた

    「───危ないッッッ!!!」
    「……は?」

    気が付けばカイザーの視界は暗転していた
    誰かが、いや潔が突き飛ばしたのだ
    潔はカイザーに覆いかぶさるようにして
    庇う様にしてカイザーの上にいた

    そんなことをしても迫りくる針は止まらないというのに

    「……何しているんだ世一」
    「わ、わかんないけどさ……っ」
    「……どうせこのまま潰されるだけだ」
    「で、でも……あ゛っ!?」

    潔が苦しそうに呻いた
    カイザーは自分の身体にあたたかい何かが溜まっていくのに気づき
    潔に気づかれないようにして眉間に皺を寄せた

  • 53二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 14:27:38

    「あ゛ぐっ……」
    「……クソ馬鹿だな」
    「あ゛ぁ……」

    カイザーの声は届いていないのか
    潔は苦しそうに呻いている
    カイザーの横に置かれた手は藻掻くように床を掻きむしっている
    ずるりと自分の血で滑るのにも構わずに、ひたすらに

    徐々に潔の力が抜けていき、血生臭くなっていくのを
    カイザーはただ黙って感じていた
    声にならない声、喉奥から絞り出される悲鳴
    カイザーは何もできずにそれを聞いていた

    針が身体を貫いている
    踏ん張らなければ今度はカイザーが貫かれる
    頭ではわかっていても潔はどうにもできなかった

    こんなにも痛いのならば、庇わなければよかった
    いっそのことナイフで殺された方が楽だっただろう
    けれども自分は選択したのだ

    潔は堪えがたい拷問じみた痛みの中で
    ただ自分の選択を肯定する理由を探していた

  • 54二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 14:28:50

    <SAN値>

    潔(75)dice1d100=62 (62)


    失敗時dice1d10=10 (10)

  • 55二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 14:34:04

    気が付けば潔の声は聞こえなくなっていた
    顔を見れば、その瞳はとっくに光を宿していなかった
    潔の額からは嫌な汗と血があふれ出ている
    まだあたたかいが、再び動くことはないだろう

    「世一?」

    恨み事の1つでも吐けばよかったのに
    口汚く罵ればよかったのに
    情けなく喚き散らせばよかったのに

    そんなこともせずに
    おそらく正気のままで事切れた潔を
    カイザーは可哀想に、そして愚かに思った

    同時に目の前の人物の非業な死と
    次は自分の番だという事実に
    カイザーは静かに絶望した

  • 56二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 14:35:22

    <SAN値>

    カイザー(60)dice1d100=88 (88)


    失敗時dice1d6=5 (5)

  • 57二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 14:36:01

    <アイデア>

    カイザー(75)dice1d100=21 (21)

  • 58二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 14:40:50

    一時的発狂です
    とはいえもうすぐ逝くので
    適当に発狂させます

  • 59二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 14:51:31

    庇われているかと言って無傷で済むわけがない
    潔を貫いた針は徐々にカイザーをも貫いていく

    「ぅ、あ……」
    「ぐっ……っ!!」

    ゆっくり、ゆっくりと痛みが走っていく
    自分の身体に穴が空いて、それでも針が押し込まれていく
    留まることをしらない拷問は潔の身体を更に壊し
    カイザーすら弄んでいた

    潔の声が聞こえる気がする
    愛されていないお前が死んだらよかったのにと

    父親の声が聞こえる気がする
    お似合いの最期だと嘲笑われている

    知らないはずの母親の声がする
    可哀想にと、思ってもないくせに言っている

    無意識に天に伸ばした手を針が貫いた
    緩やかな死はあっという間に意識を途絶えさせることを許さない
    みっともなく喉奥から悲鳴がこぼれた
    それでも何かに向かって手を伸ばし続けたカイザーだったが
    結局さいごまで誰にも救われることはなかった

  • 60二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 14:52:56

    <SAN値>

    カイザー(55)dice1d100=73 (73)


    失敗時dice1d10=7 (7)


    ※3以上で不定の狂気

  • 61二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 14:56:22

    貫かれるというよりも
    大きな針と潔の身体に潰されるという感覚を味わいながら
    カイザーはゆっくりと事切れていく

    「まったく優柔不断者はおろかで困っちゃうね」

    議題を提供した知らない声の失望の色が落ちる頃には
    カイザーの髪は二人分の血液で真っ赤に染まっていた

    そうしてカイザーの意識は完全に途絶えた

  • 62二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 14:57:36

    不定の狂気表

    dice1d10=10 (10)


    1:健忘症(親しい者のことを最初に忘れる;言語や肉体的な技能は働くが、知的な技能は働かない)あるいは昏迷/緊張症

    2:激しい恐怖症(逃げ出すことはできるが、恐怖の対象はどこへ行っても見える)

    3:幻覚

    4:奇妙な性的嗜好(露出症、過剰性欲、奇形愛好症など)

    5:フェティッシュ(探索者はある物、ある種類の物、人物に対し異常なまでに執着する)

    6:制御不能のチック、震え、あるいは会話や文章で人と交渉することができなくなる

    7:心因性視覚障害、心因性難聴、単数あるいは複数の四肢の機能障害

    8:短時間の心因反応(支離減裂、妄想、常軌を逸したふるまい、幻覚など)

    9:一時的偏執症

    10:強迫観念に取りつかれた行動(手を洗い続ける、祈る、特定のリズムで歩く、割れ目をまたがない、銃を絶え間なくチェックし続けるなど)

  • 63二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:04:21

    「……っ」

    「……夢?」


    全身を串刺しにされた痛みが走ったような気がして

    カイザーは飛び起きた

    ここはブルーロック内の自室だ

    どこにも怪我はないし、身体に支障はない

    寝ぼけていたのだろうか


    よく覚えていないが、なんだかとても、悪い夢を見た気がする


    『───危ないッッッ!!!』


    聞き慣れた声が聞こえた気がして、首を傾げる

    今のは誰の言葉だっただろうか、何処かで聞いた事があって

    何処かで誰かに庇われた気がする


    そんな疑問を抱えてカイザーは日常へと、戻っていく

    それは朧気な一夜の夢だ。何時も通りに日常の準備をする

    何時も通りに過ごして、

    何時も通り………の、筈だった


    「あ、カイザー」


    食堂で潔世一と目が合う


    <アイデア>

    カイザー(75)dice1d100=53 (53)

  • 64二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:09:02

    ここでアイデア成功か…

  • 65二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:09:31

    「……」
    「何だよ……すごい睨んでくる……」

    特に変なところはない
    いつも通りの潔だ
    だというのに途轍もない寒気に襲われた

    自分は潔の肉が裂ける感触を、血液のあたたかさを
    死に絶える直前の声を、顔を
    知っている気がした

    「あ、やべ」

    カラン、と金属音が響いた
    潔がフォークを床に落としたらしい
    潔が拾って持ち上げたフォークのその先を見て
    カイザーは持っていたトレーを手から滑らせた

    __ガシャン!!!

    大きな音が部屋に響いた

    「な、大丈夫かよ」
    「カイザー!! 大丈夫ですか!!」

    目の前にいた潔と、どこからかネスが走ってやって来る
    ざわざわと騒がしい周囲の音が遠くに聞こえるくらい
    カイザーはそのフォークから目が離せないでいた

  • 66二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:17:18

    「最近カイザーが変なんですよ」
    「尖ったものを見ると動きを止めるというか」
    「フォークとか、箸……あとペン先なんかも」
    「一体何があったのでしょうか? 心配です」


    「ああそう、カイザーな」
    「最近顔色悪いよな」
    「ストレスでも溜まってるんじゃないか?」
    「この間なんて、俺がペンで手をうっかり刺しちゃって血が出た時」
    「吐きそうな顔してトイレに行ったんだよ」
    「そんなに嫌なの? それとも血が苦手?」


    「別に、何ともないが?」
    「最近夢見が悪いだけだ」
    「布団の重みがやけに落ち着かない」
    「何かが身体の上に乗っているのが」
    「ひどく不快だ」

    「ただ、何の夢を見たかは覚えていない」
    「しょせん、ただの夢だからな」

  • 67二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:20:43

    後遺症

    カイザーは尖ったものを見るとそれを身体から遠ざけようとする

    部屋の中にある尖ったものはすべて捨てるようになる

    また身体の上に何かが乗るとひどく不快に思う


    以上、シナリオクリアです

    おめでとうございます


    クリア報酬

    SAN値回復(カイザーは計17の減少)

    dice1d2=2 (2)

    潔との生還

    dice1d6=5 (5)

  • 68二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:59:49

    身体に何かが乗ると嫌悪感を抱くのか サッカーのパフォーマンスに影響出るか出ないかの微妙なラインだな
    カイザーと潔の価値観の違いが見れて面白かった ありがとうスレ主

  • 69二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 16:35:45

    せやった
    こちらこそ付き合ってもらって感謝やで
    暗くってすまんな

  • 70二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 18:02:28

    シナリオクリア乙
    最後のカイザーの選択肢でエンドが変わるのか良かったら教えて欲しい

  • 71二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 18:22:05

    >>70

    クリア条件は片方が死ぬことなんで

    カイザーが死ぬか、潔が死ぬかの選択を迫ってた場面だった


    ちなみに潔へナイフを渡して

    潔がPOW×5に成功したら自害することにしてたわ

    失敗したら潔がカイザーを刺していたエンドやな

    潔はPOWが高いから多分自害することになってたと思うけど


    潔とお話しするはスレ主がロールプレイ補充のために入れただけでエンドに関係ないで


    今回の選択肢が一番SAN値削れるから

    選んでくれて嬉しかったわ


    まあ、別に二人死ぬ意味はないから

    無駄に痛い思いしたな

    じわじわと死が迫る描写は筆が乗ったで

  • 72二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 18:42:42

    潔とカイザーがブッ刺されるところ臨場感あってよかったよ。おつかれスレ主

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています