このシチュ

  • 1二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 12:32:53

    星南「食べきれないからひとつもらってくれない?(本当は私が作ったものだけど)」
    学P「星南さんのために用意されたものですから星南さんが食べるべきです」

    絶対こうなる俺は詳しいんだ

  • 2二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 12:33:35

    ならなかったらどうする?
    内臓売る?

  • 3二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 12:36:33

    >>2

    リスクおっも

  • 4二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 12:38:33

    あにまん民の内臓とか不健康で移植に不向きなの多そう

  • 5二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 12:48:23

    俺の学Pなら察してくれるよ

  • 6二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 12:53:03

    >>4

    病例の参考としてホルマリン漬けにして医科大に引き取ってもらおう

  • 7二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 12:57:58

    星南「本当は生徒会の皆に配る予定だったのだけど作りすぎてしまったからひとつもらってくれない?(本当は先輩用に作ったものだけど)」
    学P「なぜ俺なんですか?生徒会の皆さんのために作られたならどなたかに頼んで食べてもらった方が喜ばれるのでは…」
    星南「…あなたのそういうところが嫌い…」

    といったクソボケムーブをかますシチュエーションはいかがでしょうか?

  • 8二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 13:05:55

    学P「こんな日に男性相手にそんなことをしたら誤解されてしまいますよ」

  • 9二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 13:12:15

    このレスは削除されています

  • 10二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 13:14:58

    >>9

    なるほど、一瞬本命かと思いましたが…

    誤解なんですね。

  • 11二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 13:17:26

    >>10

    ごめん消してしまった 貼りなおす


    誤解されても構わないわよ、といったら?

  • 12二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 13:58:49

    別のコミュで間食は控えてる と言ってたから貰ったチョコ食べきれてるわけないよな
    どうしてんだろ

  • 13二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:42:37

    >>1

    プロデューサーが自分のPをやめる夢を見て|あにまん掲示板bbs.animanch.com

    以前こちらでSSを書かせて頂いた者ですが、このネタで筆が走ってしまったのでこちらで供養をさせて頂きたいのですがよろしいでしょうか?

  • 14二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:44:02

    >>13

    是非ともお願いします…

  • 15二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:45:18

    >>14

    ありがとうございます!

    では失礼します!

  • 16二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:48:18

    「困ったわね」

     キッチンに鎮座する丁寧にラッピングされたチョコの箱を見つめながら、私こと十王星南は小さく呟く。

     苦節1週間。
     何度も何度も失敗を重ね編み出した渾身の手作りチョコレート。

     最終的にはことねに手伝ってもらい完成したソレを見ながら、重要な問題を見落としていたことを今になって気づいた。

     これを自然に渡すにはどうしたら良いのだろう、と。

    ーー

  • 17二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:48:49

    切っ掛けはそう。
     生徒会でバレンタインフェスの準備をしていた時にふと思い立ったのだ。

     いつもお世話になっているプロデューサーにチョコを渡したい、と。

    「……」

     別に深い意味なんてない。
     そう。
     何一つ深い意味はないけれど、彼にはとてもお世話になっているのだ。
     どれだけ頑張っても返しきれないほどの恩がある。
     だからバレンタインという時にその感謝の気持ちを伝えることは何一つ間違っていない。

     うん。
     絶対そうに決まっている。

  • 18二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:49:21

     謎めいた自己暗示をかけつつも思い立ったが吉日、と言わんばかりに私はすぐにチョコレートの準備に取り掛かった。

     通販サイトや雑誌に目を通しながら、どのメーカーにしようかと吟味していたけれど、そこで更にある一文が目に入ってしまう。

    【美味しいチョコレートも良いけど、貰うならやっぱり手作りが一番嬉しい】

    「……」

     それを見てしまったが最後。
     もう手作りするしかないと私の脳は叫んでいた。
     感謝を伝えるだけなら別に市販品でも良いはずだけれど、それでは何かに負けてしまう気がする。
     何にかは分からないけれど。

  • 19二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:50:46

     別に深い意味なんてない。
     そう。
     何一つ深い意味はないけれど、彼にはとてもお世話になっているのだ。
     どれだけ頑張っても返しきれないほどの恩がある。
     だからバレンタインという以下略。

     因みにそれが恋人用のバレンタイン特集である事は、記憶の隅へと追いやり脳内ことねグッズで覆い隠すことにした。

     確かに私と彼は生涯を誓い合った仲ではあるけれど、恋人とかそういうものではない。
     あくまでプロデューサーとアイドル。先輩と後輩としてずっと共にいたいと誓ったに過ぎない。
     恋とか、愛とか、そういう意味ではない。

     別に深い意味なんてない。
     そう。
     何一つ以下略。

  • 20二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:51:20

     バレンタイン。
     基本的に私は貰う立場が多い身であり、誰かにチョコを渡した覚えはあまりなかった。家族も多忙であり、中々そういった機会にも恵まれたわけではないから、仕方ないといえば仕方ない。

     勿論、身内以外の異性となると尚更に経験などあるわけなかった。

    「……」

     いえ。
     別に深い意味なん以下略。

     しかし、チョコレート作りは想像以上に難航を極めた。
     手順通りにやっているのに、どうしても上手く出来ない。
     いや、一応誰かに食べさせる分には多分大丈夫なレベルには達している、と思う。

     でもそれでは駄目な気がした。
     何が駄目なのか分からないけれど、何かが駄目なのだ。

    「時間も限られているし、ここは誰かの力を借りるべきかしら?」

     プロデューサー、はまず論外だ。
     あげる本人から教わっては意味がない。いや、多分聞けば丁寧に教えてくれる確信はあるけれど、それは十王星南としての負けを意味する。

  • 21二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:52:08

     では生徒会のメンバーはどうか。

     燕、は駄目そうね。
     あげる相手について根掘り葉掘り聞かれるのは目に見えてるし、下手したらけしからんと言って止められかねない。

     莉波、も駄目な気がする。間違いなく教えてはくれそうだけど、なんかこう、何かしら?やってはいけないことをやってる気がする。

     一年生メンバーも三者三様に難しい。特に美鈴は別の何処かへ誘われてしまいそうな気配がした。

     そうなってくると、残った選択肢は一つしかなかった。

    「ことね!お金ならいくらでも払うから助けて頂戴!!」

    「うえぇ!?」

     そして辿り着いた結論は、私の推しでありプロデュースしてるアイドルであり、そしてライバルでもあることねだった。

  • 22二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:52:35

     最初は『また始まったのか』と言わんばかり青い顔をされていたけれど、事情を説明すると急に笑顔になり目を輝かせ始めた。

    「お金なんていりませんよぉ〜♪一緒に美味しいチョコ頑張って作っちゃいましょ〜♪」

     いつも以上に嬉しそうにすることねに若干の違和感を覚えながらも、どうにか協力を仰ぐことには成功した。
     そういった経緯を経て完成した目の前の現物を見ながら、発生した重大な問題に私は頭を抱えていた。

    「どうやって渡せば良いのかしら?」

  • 23二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:53:01

     バレンタイン。
     日本特有の文化であり、想い人にチョコを渡すイベントとして世間では広く知られている。
     元々はお菓子メーカーの宣伝だったという噂も聞いたことはあるけれど、今はそう言った雑学は関係ない。

    「普通に渡す?そもそも普通って何かしら?」

     毎年、沢山の子からチョコレートを貰ってはいるけれど、いざ自分のことになるとどうにもイメージがしにくい。

    「下駄箱に入れたり、とかはなしね。やっぱり手渡しじゃないと」

     そう言った渡し方をしてくる子もいるが、貰う側としてはやっぱり相手の顔を見れた方が嬉しいものだ。

     なら私らしい姿で、手渡しをするイメージを作ってみるべきね。

  • 24二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:53:27

    『プロデューサー!この十王星南の本気のチョコレートを受け取りなさい!』

     ……何故かしら。
     確かに渡せる気がするけれど、これをやったら後日大ダメージを負う気がする。
     それにこれだとあまり感謝の気持ちを伝えれてる気がしないから駄目ね。

     ならこう。
     もっとストレートに感情を出すべきで。

    『先輩。貴方を想って作ったの。食べて、くれるかしら』

    「っ!!!」

     想像して危うくキッチンのテーブルに頭を叩きつけそうになる。
     こっちも駄目ね。
     もしこれをやったら、さっきのイメージとは比べ物にならない致命傷を負ってしまう。
     そして間違いなく暫く彼の顔をまともに見れなくなるだろう。

  • 25二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:53:54

    「ふふ。流石は私のプロデューサーね。ここまでこの十王星南を追い詰めるなんて」

     最早何を言っているのか分からなくなってきたので、一旦深呼吸して気持ちを整える。
     これは感謝の気持ち。そう。感謝の気持ちなのだ。

     何も気負わず自然な流れで渡せば良い。
     特別なことなんて何処にもないんだ。

     そう。
     別に以下略。

     だからストレートに渡してしまおう。

    『プロデューサー!日頃の感謝の気持ちよ!!』

     よし、こんな感じね。
     良いわね。
     ノリと勢い。そう。これでいきましょう。

     ふふ。待ってなさい先輩。
     一番星でありトップアイドルたる私の本気をお見せしてあげる。

  • 26二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:54:33

     バレンタイン当日。

    「プ、プロデューサー……。その……これ……食べきれないから……。ひ、一つ。も、貰ってくれないかしら……?」

     ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!と脳内で私は叫び声をあげる。
     何が、何が一番星!何がトップアイドル!

     そう言いたくなるほどに、私は土壇場で尻込みをしてしまっていた。
     ファンの子から貰った山盛りのチョコレートに紛れ込ませた自分のチョコ。
     それを手に取りお裾分けするように彼に渡そうとしてしまっていた。

     要するに、ヘタレたのだ私は。

    「いえ、星南さんが貰ったものである以上、そういうわけには。それにファンから貰ったものでも、食べ物系に手をつけるのは良くありませんよ」

    「え?え、えぇ!そ、そうね!私としたことが迂闊だったわ!」

     至極真っ当な返しをされてしまい、いよいよ逃げ場を失ってしまう。

  • 27二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:55:15

    「……」

     どうしようかしら、このチョコ。
     折角作ったのにこれではもう渡すのは不可能だ。
     そう思い落ち込みつつある私を見てどう思ったのか、プロデューサーは鞄から何かを取り出してこちらに手渡してきた。

    「星南さん。こちらを」

    「え?」

     手渡されたのは丁寧に包まれた小さな箱。私の用意したチョコと同じようにラッピングされている。

    「これは?」

    「バレンタインチョコです。今までの感謝を込めて。そしてこれからも一緒に頑張っていきたいと思い、用意しました」

    「……え?」

     ポカンとチョコと先輩を交互に見てしまう。
     そして、すぐに脳をフル回転させて十王星南を稼働させる。
     チャンスはもうここしかない。

  • 28二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:55:53

    「き、奇遇ね先輩!私もチョコを用意してきたのよ!!同じく感謝の意味を込めてね!!」

     自分の作ったチョコを手に取り、すぐにプロデューサーの胸に押し付ける。
     返品は不可と言わんばかりに。

    「……これはファンの方がくれたものだったのでは?」

    「そ、そうだったかしら!?多分混ざってしまっていたかもしれないわね!!」

     当たり前のツッコミを、文字通りノリと勢いで押し切っていく。
     更に何か言われるかと思ったが、プロデューサーは小さく微笑んで。

    「ありがとうございます。とても嬉しいです」

     その微笑みに胸が高鳴るのを感じながら、負けじと言葉を返す。

    「ええ。私も同じ気持ちよ。ありがとうプロデューサー」

     そんなこんなで、私はどうにかプロデューサーにチョコを渡すことが出来たのだった。

  • 29二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:56:23

    おまけ。

    「ねぇ。これって貴方の手作りなの?」

     綺麗な球体状に整えられ、箱に収まっている6つのチョコレートを見ながらプロデューサーに聞いてみる。

    「はい。お菓子類はあまり得意ではありませんが、星南さんのことを想ってどうにか作ってみました」

    「ん、んんっ!!」

     何気なく放った質問に強烈なカウンターを浴びるも、私は初星に君臨する一番星として、そしてトップアイドルとしてのプライドを背にどうにか土俵際で踏ん張りを効かせる。

    「ふ、ふふ!た、楽しみね!他ならぬ先輩が!わ、私を想って!!作ってくれたものだものね!!」

     半ばヤケクソ気味にはなってしまうが、一つ手に取り食べて味を確かめる。
     勿論のこと、どんな味であっても私は作ってくれて嬉しいという気持ちを伝えるつもりではあった。
     そう。どんな味であっても。

     そのつもり、だった。

  • 30二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:56:52

    「……」

     私は、自分の作ったものと比較にならないその美味しさに一瞬でその思考が吹っ飛んでいくのを感じた。

     美味しい。
     そう。
     美味しいのだけれど、本当に美味しいのだけれど……っ。

    「お口に合いませんでしたか? 一応星南さんの好みに合わせて作ってみたのですが」

     大手メーカーにも引けを取らないその味に、途轍もない敗北感を覚えながら小さく言葉を搾り出す。

    「私……やっぱり貴方のこと嫌いよ……」

     おしまい。

  • 31二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 15:58:41

    以上になります!

    場所を借りての供養となりましたが、 ありがとうございました!
    2週間後に約束された死が待ち受けている星南Pとして、どうにか骨になる前に出せて嬉しいです!

    では失礼します!

  • 32二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 16:40:17

    >>31

    いつもありがとうね

  • 33二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 16:40:32

    乙、力作ありがてぇ…

  • 34二次元好きの匿名さん25/02/02(日) 19:53:04

    バレンタイン星南が本当に待ち遠しい反面、広と莉波のような異次元火力がお出しされると思うと命が幾つあっても足らないのだ……

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