【閲注SS🎲】口兄われし傀儡師 -人形アヤ- 5体目

[1 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/03(月) 00:40:03]

<前回のくぐつし>

マガリ「この劇は、私の最愛にして激カワ美少女アヤちゃんと、アヤちゃんの恋人にして完璧超人なマガリちゃんと、えーと...なんだっけ...あっ、師匠のカラクリ様とか、他の弟子のタタリちゃんとか、コクリとか人魚とか...なんか...その...有象無象でお送りしています！(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡」

アズサ「この台本を読めばいいのか？えーと...マガリと一緒にラビットキャンプでデートしたり...え、マガリって1年前に行方不明になったは...え、ああ、すまない...んん、竜宮城に行ったり...え、アヤ竜宮城に！？...え、ああ、うん、いろいろ修行したりして、現在は私と対策委員の人たちと一緒にユメさんを救助に向かっている...。え、アヤ...?いろいろ聞きたいことが...」

黒服「くっくっくっ...この物語は、彼女がマガリさんからの依存を脱却すべく奔走する...口兄マガリ...なるほど...」

スフマート「祝福を受けた傀儡師「人形アヤ」の喜劇、またの名を悲劇であるの奮闘劇らしいですよ。早くこの少女のヘイローもあの方に献上せねば...！」

エル「これが前スレだよ！ていうか、現在名前がついてるオリキャラだけで10人以上もいるんだけど多すぎない？なんかキャラ薄い気が...」

【閲注SS🎲】口兄われし傀儡師 -人形アヤ- 4体半目｜あにまん掲示板

コガネ「あー...こっちが初代スレだ。ああん？キャラが濃くなるまで書けばいいだけだろうが馬鹿野郎！！」

【🎲】傀儡師になりたいモブちゃん｜あにまん掲示板

[2 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/03(月) 00:51:08]

ミノリ「Writeningだ！書く量が多くてあんまり更新しきれてないのも、最近怠けて投稿ペース下がっちゃったことも、前前スレを落としちゃったのも、全部連邦生徒会や光輪宗のせいだ！辞職しろー！情報を開示しろー！プリン寄こせー！労働者としての権利を尊重しろー！！！！！」

https://writening.net/page?vTMRtt#i20

[3 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/03(月) 00:52:53]

ミノリ「リンクをミスするのも全て連符生徒会のせいだーー！！(八つ当たり)」

「口兄われし傀儡師 -人形アヤ-」まとめwiki | Writening

[4 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/03(月) 01:40:59]

タタリ「こちら、キャラ紹介だよ～？私ももう少し出番欲しいね～？」

人形 アヤ：人見知りとマガリ依存を克服するために傀儡師として日夜修行している少女。低倫理だったり、闇深だったり、4股だったり、いろいろある子。多分本命はマガリ。
口兄 マガリ：事故で死んだが、アヤにより人傀儡として蘇ったアヤちゃんダイスキ星人。傀儡なのに、アヤの意思に反して動いたり、遠くにいるのに勝手に動いて助けに来たりする。どういう仕組み何だろうね。
カラクリ：アヤの師匠。カラクリに長けており、強い。その実はアヤと同じ人見知りの寂しがり陰キャ。最近は老害と呼ばれないように祭りに乗じてトレンドを調べている。
コクリ：アヤ達に封印された妖怪。3周目では今だ出番なし、種族が狗狐狸なだけで、本名ではない。モットーは逃げるが勝ち。
口兄 タタリ：カラクリ様の弟子。傀匠を目指しており、時折、アヤに試用を頼んでいる。インスタントばかり食べているのに見かねたアヤがしばしば料理を持っていっている。
エル：人魚。元ネタはアリ〇ル。めっちゃ泳ぐのが早い。一緒にいたけどあんまり情報がない。マガリと恋仲ライバルだけどいろいろ被ってる気がするから、差別化したいよね。
浦島 ツミ：浦島太郎。ヒメの伴侶で、オトの母。酒カス未亡人。海を割ったり、操ったりできる現人神。武器は水鉄砲(海水入り)。
浦島 オト：ツミとヒメの娘。ツミの遺伝子のせいか、酒癖が悪い(未成年)。お嬢様。
ヒサ：オトの側近。昔いじめられていたところをツミに助けてもらった亀。今はその変わりように悲しんでいる。
乙 ヒメ：ツミの伴侶で、オトの母。不老不死の血筋で、形容できない光を放つ鱗を持っていたが、剥ぎ取られ、後に死亡。
日ノ本一 モモ：桃太郎。おともにアスナ(犬)、レイサ(猿)、トキ(雉)を連れた桃源団を結成して暴れまくっている。評判はあまりよくない。パチカスらしいが、毎回勝つらしい。誰のせいだろうね。
熊野 コガネ：金太郎。ブラックマーケットガードのトップを張ってるヤンキー。ヤニカス。武器はモーニングスター付きマシンガン。最近は汚いお金をいろんなところに流してマネロンしているらしい。

[5 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/03(月) 02:07:51]

オーマ：カラクリ様の知り合いの呪術師。真っ黒で触手が沢山。
三田 クロス、年 マツ・シイ：イベント時に湧いてくる奴ら。来年まで続いてれば再登場あるかも。ちなみに、節 ブンさんが百鬼夜行の角が生えた子たちに豆を投げまくってた結果、レンゲに豆鉄砲(銃弾)で制圧されたそうな。
スフマート：ゲマトリア所属の狂信.者。樹木の躰に、青い光、浮いてる石板と背中から生えた枝の先に生えたランタンが特徴。ユメ先輩からヘイローを引きはがそうとしてるヤベー奴。これからの活躍に期待。
館長：アヤの人形劇のセッティングとか後方とか給料とか諸々やってくれる人。いつもよくしてくれるお礼だとか言って、めちゃくちゃ給料をくれる。劇場の管理の合間、台本も書いている。引退しているが、武器はモーニングスター付きマシンガン。
アヤ母：光輪教の教祖で、3周目ではアリウスメンバーもろもろの孤児院の院長。なんていうかもう全体的に怪しいよね。でもdololum値は低い。
アヤ姉：夢の中で会ったきり出番なし。続報を望む。
マガリ妹：アズサの話でちらっと出ただけ、果たして出番はあるのか。
少女(1)：2周目でアヤを刺殺した少女。何の恨みが...
少女(2)：2周目で死亡後に現れた少女。自信をカラクリと名乗っている。意味深な言葉を言い残して消える。
ティーパーティー仮面：　もしかして：聖園ミカ
天狗の仮面の人：サオリと同じ仮面をつけた人。果たしてサオリなのか。
湯神モブ：2周目で温泉案内してくれた人。3周目でも出番あるといいね。
初代カラクリ：万象傀儡を提唱した人であり、機械仕掛神の生みの親。
ニチリン：アヤ母が崇めている人。続報に期待。
タコヒトデ：8本の足をもつアマヒトデの特殊個体。ご冥福をお祈りします。
古ぼけたがらくた：アビドスに行く際中、夢の中で会ったがらくた。壊れた...
　　・○○・△△・××・4L-I5：がらくたが見せた映像の中の人物。続報を望む。
ヘルメット団A・B・C・H・Z：アヤたちにカツアゲしてきたヘルメット団。アズサにぼこぼこにされる。
???：2周目50日目の最初の語りの人。一体誰なんだ...！
???：2周目の人形家部隊幹部。トラトラトラ。

[6 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/03(月) 02:12:22]

人形「10時間になった代わりに5スレで伸びるようになったのですね...なるほど...。」

アヤ「えーあいで作った すふまーと さんのイメージ図らしいよ。」

マガリ「私たちよりも敵キャラの方が絵がつくのが早いなんて...誰かアヤちゃんの激カワファンイラスト書いて～！！」

[7 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/03(月) 02:34:42]

ユメ『わーい...あれ？お、落ち―――！』

ホシノ「よくも...ユメ先輩を...！！ああぁぁああああ！！」
ホシノは怒りを抑えきれず、衝動的に黒服に発砲する。しかし―――

ユメ「『くっ.........！！』」

ユメ先輩は急に体をひねり、まるでホシノから黒服を守るかのように横に転がった。その瞬間、ホシノの発砲した散弾がユメ先輩に直撃する。血が少し零れ、ユメ先輩の体が床に崩れ落ちる。

ホシノ「えっ...?なんで...ゆめせ...わた...そんな...どうし...」

黒服「...これは？」

スフマート「実験其の2ですよ。...ふふふ、それでは我々はこれで。」

シロコ「っ！！」

スフマートが石板を握りつぶすと、空間が歪み始める。ホシノが狼狽する中、シロコが銃弾を放つが、弾丸も歪みに飲み込まれ、二人と蛾は壁画となって消え去った。

シロコ「くっ...！逃げられた...」

ユメ『あれ...ここは...？』

ホシノ『ユメ先輩遅いですよ！！いや、もう先輩じゃなくて...お嫁さんでしたね///』

ユメ『ひぃん！？』

ホシノ『みんなもう待ってますから...早く結婚式会場に行きますよ！！』

ユメ「くっ...いひっ...あは...！」

[9 二次元好きの匿名さん 25/02/03(月) 07:35:35]

たておつ

[10 二次元好きの匿名さん 25/02/03(月) 07:36:02]

嫌な奴…

[11 二次元好きの匿名さん 25/02/03(月) 12:40:42]

深夜時間は元から５まで行けば１２時間になるんですよ
ただし８時すぎたら２時間に戻るんでそれまでに１０超えるかレスがなかったら普通に落ちるんですよ

[12 二次元好きの匿名さん 25/02/03(月) 13:35:22]

>>11

人形「なんと…知りませんでした…気をつけます…」

[13 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/03(月) 18:13:56]

ユメ『アビドスにこんなとこが...』

ホシノ「ユメ先輩...ウェディングドレスどうですか？///」

ユメ『ひぃん！？...に、似合ってるんじゃないかな...』

ユメ「ふふっ...」

シロコ「変...何か違う...！！」

ユメ先輩が不気味に微笑みながら、ゆっくりとホシノに歩み寄る。

アヤネ『どうぞ、花束です！ブーケトスしちゃってください！』

ユメさんは右手を大きく振りかぶり―――

ユメ『え、えーと...えいっ！！』

ホシノの頬を思いきりビンタした。

ノノミ「なっ―――！？」

ホシノ「え........................どうし.........ゆ.........め...」

突然のビンタに、ホシノは信じられないといった表情を浮かべ、力なく床にへたり込んだ。その顔は恐怖に染まっていた。

シロコ『ん、ユメ先輩も着替えるべき。』

ユメ『え！？わたしも、ウエディングドレスに...きゃあ！？』

[14 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/03(月) 18:22:07]

ユメ先輩は突然倒れ込むようにして、へたりこんだホシノに馬乗りになった。

アヤネ『あ、くす玉の紐が―――！？』

ユメ『いてて...ドレス踏んじゃった。ってホシノちゃん！？なんで金テープに！？大丈夫！避けるから！』

ユメ先輩は無言のまま、馬乗りになったホシノの上半身や頭を無差別に殴り続ける。ホシノは泣きながら、か細い声で許しを懇願するが、その声は届かない。

ユメ「.........(ホシノを殴る)」

ホシノ「いっ...ぐ...やめ...せんぱ...ゆる...うっ...！！」

アヤネ「『何やってるの、ユメ先輩！！』」

セリカさんが素早く動き、ユメ先輩を後ろから羽交い絞めにして引き剥がす。ユメ先輩の動きが止まり、ホシノは床に倒れ込んだまま震えていた。

ホシノ『ユメ先輩...そんな///まだお昼ですよ...それにみんなも見て...///』

ホシノ「ひっ...ひぐ...うぐ...！！」

[15 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/03(月) 18:29:55]

ノノミ『ホシノ先輩！あなたは、病める時も、健やかなるときも、アイドル活動してるときも、富めるときも、貧しきときも、ユメ先輩を愛し、敬い、慈しむことを誓いますか？』

ホシノ『はい！！///』

ホシノ「げほっ...げほっ...おえっ...」

ノノミ「ホシノ先輩！！」

ノノミ『ユメ先輩！あなたは...いえ、もういいですね！ホシノ先輩を愛してますか？』

ユメ『え！、あ、え、はいっ！？』

ユメ「ふ、ふへ...いひ...！」

ミノリ「な、何が起こってるんだ！？」

アヤ「(ヘイローが...少し溶けて...)祝福...」

ノノミ『それでは...誓いのキスを！！』

シロコ『ん！！するべき！！』

ホシノ『.........ん///(顔を赤らめながらキス待ち顔)』

ユメ『ひぃん！？え、あ、ど...』

シロコ「何か知ってるの！？」

アヤ「いやそこまで...」

[16 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/03(月) 18:41:51]

シロコ「どうすればいい！！はやく！！」

アヤ「え、えーと...(確か前見たときは...)」

ヒヨリ『う...うぐ...うぅ...！！』

サオリ『ヒヨリィ！！正気を保てぇぇえ！！(フルスイング蝶野)』

ヒヨリ『ふぶぐへぇあ！？』

アヤ「強い衝撃とかを与えれば...」

シロコ「仕方ない...セリカ、ノノミ抑えてて！！」

ユメ『そ、その...あの...ん、ん～！！///』

シロコ「先輩―――覚悟！！！」

ユメ「『ぐへぁっっっ！？』」

シロコさんの拳がユメ先輩の頭に炸裂する。その瞬間、ユメ先輩の体がぐらりと揺れ、力なく崩れ落ちた。

クズノハ『はぁ～～～.........何をやっておるんじゃ...。』

ユメ『はっ！？わ、私は何を...！！』

クズノハ『お主、ユメに喰われかけ取ったぞ。』

ユメ『わ、私が...私を食べる...？？？』

[17 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/03(月) 19:00:53]

クズノハ『いや、そのユメではなくのお主のユメが...まあよい。このこと、努々忘れる出ないぞ。』

ユメ『わたしが..私で...ユメユメ...？？？あ、意識が.........』

セリカ「え、これ大丈夫な奴なの？気絶してるけど...」

アヤ「た、多分...ほっとけばそのうち戻る...はず。」

ノノミ「と、とりあえず、学校に帰りましょうか！！」

ノノミの提案に従い、気絶したユメ先輩と、うつろな顔をしたホシノさんを抱えながら、私たちは外に停めてあった雨雲号に乗り込んだ。

アズサ「......ん、んん。」

アヤ「おはよ、アズサ。」

アズサ「......！敵は！」

アヤ「そこでみんなと一緒に寝てるよ。」

アズサ「終わったのか...ならあとは帰還するだけか、安心だな。」

アヤ「それまでコレが持ってくれたらね。あ、そうだ...アズサ。そこのユメさん...祝福受けてた。」

アズサ「...な！？か、仮面は...?」

アヤ「もちろん無し。とりあえず殴って払ってもらった。」

[18 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/03(月) 19:02:17]

アズサ「そうか...院長が？」

アヤ「いや、たぶん別の人。焼印までは確認できなかった。」

アズサ「...............」

アヤ「アズサはさ...どっちになりたい？」

アズサ「............わからない。サオリ達も好きだ、でも学校で遊ぶのも好きだ。アヤは...？」

アヤ「...dice1d4=3 (3) 」

1.私もわかんないな

2.こっちかな。

3.結局、あっち側になっちゃうのかも。

4.どっちでもいい、...が居るから。

[19 二次元好きの匿名さん 25/02/03(月) 23:16:41]

あら

[20 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/04(火) 00:55:08]

アヤ「Vivere est dolorum. 生きることは苦しむことだ。私も逃げたくなっちゃうかも。もしそうなったらさ、アズサも一緒に来る？」

アズサ「.........考えておく。」

帰る途中、アヤネさんに温泉券のことを聞いてみた。やはり彼女たちが運営していたらしく、後日行けばもてなしてくれるとのことだった。学校まで無事にたどり着くと、対策委員たちはそれぞれの家に帰った。ホシノさんとノノミさんは、ホシノさんの部屋でユメ先輩と一緒に泊まることになったらしい。私たちはミノリを背負いながら、百鬼夜行へと帰路を辿った。

アズサ「紫関ラーメン...美味いな。今度はヒヨリ達とも来ようかな。」

私も家に帰り、マガリと夕飯を共にしながら、今日起こった奇怪な出来事や、対策委員の動き、そして温泉券の話などを一つ一つ語り始めた。

アヤ「―――って感じかな。」

マガリ「そう...院長が言ってた「終末」のための準備に本腰入れ始めたってことでいいのかな。」

アヤ「まだわからない、そもそも私たちは離れちゃってるわけだから、今の内情もよくわかんないし。」

マガリ「...夜逃げの準備でもする？(もぐもぐ)」

アヤ「...アリかもね。(もぐもぐ)」

マガリ「冗談のつもりだったんだけど...まあ、アヤちゃんが行くなら私もどこまでもついてくよ！」

アヤ「ご飯は静かに食べようね。」

マガリ「はーい。」

[21 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/04(火) 00:55:32]

帰宅時、スマホの時計を見ると日付が一週間以上先になっていた。タタリさんに総菜をおすそ分けに行ったとき、故障ではないと聞いたが、どういうことか理解できない。まあ、起きてしまったことは仕方がない。畑は放置されたまま、演劇も久しぶりにできていない。やらないとな、とぼんやりと思いながら床についた。

マガリ「おやすみ～」

マガリ「うん、おやすみ。」

操作[傀儡]: 121+dice1d25=23 (23)

戦闘[傀儡]: 110+dice1d20=16 (16)

dololum: 84+dice1d5=1 (1)

+――――――――――――――――――――+

| 《達成度》90% 83% 60% -15% (15%) |

+――――――――――――――――――――+

[22 二次元好きの匿名さん 25/02/04(火) 10:28:29]

おはようです
また終わってしまうのか…？

[23 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/04(火) 10:34:53]

薄明かりの会議室。

マエストロ：「いきなり呼び出すとは、正規の大発見でもしたのか？」

黒服：「大発見とまでは行きませんが、その足掛かりにはなるかと。おや、マダムと地下生活者は？」

デカルコマニー：「用事があるそうで、欠席と伺っています。」

ゴルコンダ：「そういうこった！」

黒服：「そうですか、まあいいでしょう。こちらをご覧いただきたい。」
（円卓中央のスクリーンが静かに浮かび上がる。）

映像には、監視カメラで捉えたアヤたちがホシノを誘導する様子が映し出される。

マエストロ：「ただ、貴様の基地で生徒たちが追いかけっこしてるようにしか見えないが？」

黒服：「一見するとそうでしょう。」

デカルコマニー：「暁のホルスについて何か進展が？」

スフマート：「今回はそちらではない。金色の髪の生徒の方だ。まず、奴の背中に生徒が張り付いている。しかし、縄の様なものは見つからない。それに走り方も妙だ。」

マエストロ：「括り付ける以外にも張り付く方法はいくらでもあるだろう。走り方もそれだけでは何の要素にもならん。そんなことのために我々を呼び出したのか？もっとまとめてから会議を開くべきだったな。」

スフマート：「いや、それはただの一例だ。本題はまた別。黒服。」

黒服：「ええ、この映像のいくつかのシーンを抜き出してみました。それがこちらです。」
（スクリーンが映像の一部を強調する。）

[24 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/04(火) 11:25:02]

映像は、ホシノがアヤに向けて撃った散弾銃の弾が、ミノリに命中する瞬間を映し出す。

デカルコマニー：「暁のホシノの攻撃は概ね背負っている少女に命中しています。しかし、幾つかの弾の軌道が妙ですな。」

マエストロ：「確かに妙な点は多い。だが、それまでだ。早く本題を話せ。」

スフマート：「そうだな。黒服、例のコマを。」
（映像がコマ送りに切り替わり、ある一コマで止まる。）

黒服：「今回、皆さんに見せたかったのはこちらです。」

マエストロ：「ヘイローが―――」

デカルコマニー：「―――4つ。つまり、その少女が2つのヘイローを持っていると？」

ゴルコンダ：「そういうこった！」

黒服：「確認できたのは、3コマ。道中で暁のホルスから攻撃を受けているときに2コマ。そして、拘束を解除したときに1コマ。いずれも、全て暁のホルスから攻撃を受けている時です。」

デカルコマニー：「その現象が、その生徒由来の者か、生徒全体に普遍的に起こるものか、はたまた暁のホルスによる影響。それらによる相互作用かはまだ未知数と。」

スフマート：「ヘイローについてはまだ不可思議な点も多い。あのがらくたの山の中から見つけた古書の解析もまだ済んでいないしな。」

マエストロ：「神秘自体はあまり高くないが、研究する価値はありそうだな。崇高に近づくための礎になってくれることだろう。」

デカルコマニー：「そういえばスフマート、ヒトガタへの潜入捜査は順調ですか？」

スフマート「ええ。」

[25 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/04(火) 11:26:14]

マエストロ：「かの組織の研究資料は？」

スフマート：「.........いえ。惜しいところまではいくのですが、寸でのところでいつも彼女に邪魔をされましてね。」

黒服：「古代にはあったとされる、ヘイローに関する技術。もしそれが本当なら、彼女のようにヘイローを2つ持たせることも可能かもしれませんね。クックックッ...まあ、理想論ですが。」

スフマート：「そういえば先日、ヒトガタの者が我らの組織に入りたいと打診してきた。」

デカルコマニー：「我々と同じ志を持ち、崇高を目指しているのですか？」

スフマート：「口ではそう言っていますが、草の可能性もあります。」

黒服「では、後日、ゲマトリアに入る資格があるのか判断しましょう。今回の会議は以上です。」

[26 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/04(火) 16:44:25]

おはようございます。早朝からラジオ体操をすると気分がいいですね。

マガリ「関節を3600°回す運動～(ぎゅるるるる)」

今日は何をしよう？(19日目)

dice1d6=6 (6)

1.修行　2.マガリ　3.人形劇　4.園芸　5.お出かけ　6.素材収集

[27 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/04(火) 19:43:51]

アヤ『dice1d4=3 (3) 」

1.布団の中身が劣化してきてる気がする...

2.森の住民たちと物々交換しに行こう。

3.昔の木製傀儡の分解のために虫連れてこないとな...

4.そういえば、最近包丁折れちゃったんだよね...

[28 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/04(火) 23:03:18]

アヤ「と、いうわけで。虫取りします。」

麦わら帽子を被り、紺の甚平を着て、水筒と虫籠を首にかけた私は、タタリさんからもらった虫取り網を携える。この虫取り網は、糸を通すことで伸縮し、網に入った虫を自動で拘束する印が施されている。さすがタリえもん。

ちなみに、マガリは虫が苦手なので、お家でお留守番。

マガリ『虫はちょっと...蜂の子とかも...』

アヤ『昨日、私が行くならどこまでもついてくとか言ってなかったっけ。』

マガリ『あはは...』

さっそく、お目当ての幼虫を探しに向かう。この森には憤怒や嫉妬達のほかにも、それぞれの縄張りを持つ複雑な生態系が広がっている。幼虫たちもまた独自の縄張りを持ち、その目印となる昆虫がいるという。普通の昆虫とは異なる鳴き声を発し、常に求愛行動をしている。

dice1d4=4 (4)

1.アヤ「この鳴き声...お、アレかな」

2.イズナ「イズナ流、虫捕りの術！！」

3.カエデ「今度の大会でメタカードになる「クワガタシェフ」のためにレインボーメチャウマクワガタを捕まえないと！」

4.アヤ「森が荒らされてる...」

[29 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/05(水) 00:37:11]

森の奥へ進むと、無造作に倒れた木々が目に入った。幹には銃痕と蹴られた跡が残り、荒々しく薙ぎ倒された痕跡がある。これが人の仕業であることは明白だった。

森は共生の場であり、奪いすぎてはならない――カラクリ様もそう仰っていた。犯人は誰か。私は静かに辺りを見回した。

金色の案山子「.........」

アヤ「なにこれ...？？？」

視線の先に、金色に輝く案山子が立っていた。不気味なほど静かに佇んでいる。

そっと近づくと、ふわりと甘い匂いが鼻をくすぐった。案山子にそっと近づき―――

アヤ「ぺろぺろ...」

スケバンT「......んっ...そこっ...///」

アヤ「甘い.........ん、今、喋ったような...？」

スケバンT「.........！」

アヤ「う～ん.........ハッ！」

[30 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/05(水) 00:49:54]

カラクリ『この森に限った話ではないが、こういう場所には神が存在するのだ。』

人形『神...にございますか？』

カラクリ『自然を模った形で顕現するものもおれば、金色に光る精霊で現れることもあるとされておる。まあ、普通に生活しておれば会うことはないがの。』

人形『なるほど...』

カラクリ『そうじゃ、これだけは行っておこう。山や海など、自然をつかさどる神の怒りに触れてはならん。』

人形『何故にございますか...？』

カラクリ『さすれば、大いなる禍が身に降りかかるからじゃ。』

アヤ「金色に光る精霊...！！怒りに触れては....」

静かに踵を返し、その場を離れることにした。神の怒りに触れていなければいいが──

そのまま森の中を歩いていると...

dice1d4=1 (1)

1.スケバンDDD「はっはっはっ！環境破壊は気持ちイイZOY☆」

2.スケバンR「森を切り倒せ―！！地球にとって森は肥満！！ダイエットさせろーー！！」

3.スケバン￥「ふっふっふっ...レインボーメチャウマクワガタ捕まえて一儲けだぜぇ！！」

4.???「くぉらぁ！！！何しとるんじゃわれぇ！！！」

[31 二次元好きの匿名さん 25/02/05(水) 08:36:33]

てめぇか…森林破壊の原因は…

[32 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/05(水) 16:29:54]

木の影に身を潜め、そっと顔を出す。

視界に映ったのは、豪快に木々をなぎ倒す二人のスケバン。彼女らの言葉に耳を澄ませてみることにした。

スケバンDDD「森を切り開いた土地に、その木でログハウスを作れば、私の別荘ができるし、観光客が増えて百鬼夜行もにぎわい、お金も私の懐に入って気分爽快！！一石二鳥、いや三兆だZOY！！」

スケバンE「おつむが３歳の間違いじゃ...」

スケバンDDD「何か言ったかZOY？」

スケバンE「何でもないでゲスよ、姉貴！？」

アヤ(どうやら保全伐採ではなさそうですね...このまま放っておけば生態系が荒らされてしまいます。うーむどうしましょう...)

dice1d4=2 (2)

1.勇気を振り絞って注意しに行く。

2.周りの者を操って、脅かし、帰らせよう。

3.(コイツ...直接脳内に...！！！)

4.櫻の樹を植えよう。

[33 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/05(水) 21:50:39]

私はそっと糸を操り、近くの倒木に縫い込む。
ゆっくりと持ち上がる木――まるで自ら立ち上がるかのように、静かに起き上がった。

スケバンDDD「アレ、この木さっき倒さなかったかZOY？」

スケバンE「高校生のくせしてすでに更年期障害みてぇだったのに、さらに認知症も加わるとか、ホントにも―この人は...」

スケバンDDD「うるさいZOY！！私が言ったらそれが正義ZOY！そんなこと言ってる暇があるなら、早く切ってこい！！」

スケバンE「あーはいはいはい、もーわかりましたよ姉御、ホンット人使いが荒いんだからもう...」

二人が近づいた瞬間、私は糸を引いた。
ギシリと軋む音とともに、起き上がった木が勢いよく倒れ、彼女らを押し潰さんと迫る。

スケバンE「あらららら、ちょっ、木が倒、あーあーあー！！！」

木「(ばたんっ)」

スケバンDDD「ふう...危ないところだったZOY。」

スケバンE「危ないところでゲシ...あ、あ、姉御後ろー！」

私は素早く糸を操り、先ほど彼らが切った木を再び倒した。
二人のスケバンは迫る巨木に気づき、驚愕の表情を浮かべる。

スケバンDDD「わーわーわー！！...な、なんZOY！？」

スケバンE「この森なんかおかしいでゲスよ！」

[34 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/05(水) 22:02:52]

逃げ道を探す彼女らの前に、私は次々と木を倒していった。
自ら切り倒した木が襲いかかる異常事態に、二人は恐怖の色を浮かべる。

スケバンDDD「な、なんでこんなに木が私らに向かって倒れてくるんだZOY！？」

スケバンE「それはきっと姉御が森の神に愛されてるからでゲスよ！だから、木が姉御に熱烈アプローチ悪質タックル仕掛けてくるんでゲス！」

スケバンDDD「や、ヤバいZOY！どんどん迫ってくるZOY！？コラ！何とかするZOY！！」

スケバンE「いって！馬鹿！ヤメロおい！はあ、うーーーーーん...あぁ！」

スケバンDDD「なんZOY！早く教えるZOY！」

スケバンE「姉御、あそこにUFOが！！」

スケバンDDD「えっ、UFO！？どこだZOY！？」

スケバンE「とうっ！！」

スケバンDDD「あ！！ダマしたのかZOY！？」

スケバンE「姉御より早ければいいんだもん！！」

アヤ(あれ、確かのあの先って...)

[35 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/05(水) 22:26:37]

スケバンE「ここまでくれば大丈夫でゲ、おわぁ～～～！？はぁ...間一髪でゲス。」

スケバンDDD「はぁ...はぁ...やっと追いついたZOY！！さっきはよくもやってくれたZOY！！」

スケバンE「あーー！ちょっと！姉御こっち来ちゃダメでゲスって！！」

スケバンDDD「やっと捕まえたZOY！私直々に死刑にしてやるZOY！...ああぁ！？」

スケバンE「はーーーほんとだから、来ちゃダメって言ったのにもう...」

スケバンDDD・E「ああああぁぁぁぁぁぁぁああああ！！！！？！」

アヤ(崖だったんだけどな............まあ、だから追い込んだんだけど。)

アヤ「よし、続きだね。」

dice1d4=4 (4)

1.例の変な虫を探す。

2.その前に木々を直す。

3.誰かが声をかけてくる

4.3+犯人だと思われる。

[36 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/05(水) 22:40:44]

私は切り株の前にしゃがみ込み、そっと手を添えた。

張り巡らされた維管束がすべて断たれた木を元に戻すのは容易ではない。カラクリ様ほどの精密な技なら可能かもしれないが、私にはそこまでの技量がない。せめてもと思い、接ぎ木をしておくことにした。

そうすると後ろから声がかかる。

dice1d4=1 (1)

1.ミチル「ちょっとまてーい！！これ以上の暴動は私たちが許さないよ！！」

2.カエデ「ちょっとーー！！あなたのせいでゴールデンメチャウマクワガタが逃げちゃったじゃん！！」

3.ナグサ「両手を頭の後ろに組み、ゆっくり立ち上がりなさい。」

4.???「よくもまあ派手にやってくれたなぁ、あんちゃん。」

[37 二次元好きの匿名さん 25/02/06(木) 00:31:08]

何てタイミングの悪い…

[38 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/06(木) 01:07:04]

イズナ「自然はみんなのものです！！それを壊しているのは見過ごせません！！」

ツクヨ「そ、そうです...よくないですよ！」

アヤ「.........」

ミチル「誰だって顔してるね。私はミチル！」

イズナ「イズナです！」

ツクヨ「ツクヨです...！」

ミチル「我ら...」

忍術研究部「忍術研究部！！！」

dice1d4=4 (4)

1.人形「これは、私の仕業ではございませんよ。」

2.先生「待って待ってみんな！とりあえず話を聞いてみよう。」

3.イズナ「先手必勝！！覚悟ぉお！！」

4.アヤ(面倒だな...狩るか)

[39 二次元好きの匿名さん 25/02/06(木) 07:42:02]

あわわ　ガンファイトに発展だ…

[40 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/06(木) 14:09:44]

振り向くと、そこにいたのは狸、狐、犬の耳が生えた三人の少女だった。彼女たちはこちらを見つめながら決めポーズをとっている。

アヤ「...............」

「森を荒らしたのは私ではない」――それは事実だ。

私は静かに構えを取る。森の中で私に敵意を向けてくる以上、彼女らも先ほどの「獣」と同じに違いない。

さて、ジビエ鍋にはどの部位が適しているだろうか？

dice1d4=4 (4)

1.先生が止めに入る。

2.倒木を投擲する。

3.dice1d3=3 (3) (1.みちう2.イズナ3.ツクヨ)で戦う。

4.作るか―――追跡型傀儡ッ！

[41 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/06(木) 14:29:57]

アヤ(そうだ...この前教えてもらった追跡型傀儡の練習にちょうどいいな。―――作ろう！)

ミチル「あれ.........なにも反応なし？」

イズナ「ならば、イズナから！先手必勝！！にんにん！」

狐耳の少女が突撃してくる。

彼女が右足を地面から離そうとした瞬間、私は糸を操り、その足を奥へと引っ張る。少女はバランスを崩し、地面に激しく転倒した。

イズナ「ふぎゃっ！？」

転倒した狐耳の少女に二人の視線が引き寄せられる。

その隙を逃さず、私は素早く近くの木に糸を張り、一気に移動した。

ミチル「い、イズナ！大丈夫？―――って！いない！？」

ツクヨ「もしかして...隠身の術！？」

アヤ(まあ、実際身を隠してるわけだから間違いではないね...さて、素材は何にしようかな。)

素材は...dice1d4=4 (4)

1.ネズミ(被害:小)

2.リス(被害:小)

3.カラス(被害：中)

4.イノシシ(被害:大)

[42 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/06(木) 14:45:18]

ミチル「もしそうなら、近くに誰か潜んでるかも...！！みんな気を付けて！」

イズナ「はい！」

彼女らの視界に捉えられたまま、私は静かに距離を取る。

そして、近くを歩いていたイノシシに糸を絡ませ、一気に吊り上げる。

アヤ「...はッ！」

哀れなイノシシ「ぶふぃっ！？」

短い悲鳴が響き、やがて静寂が戻った。

ツクヨ「見つからないです...凄腕の忍者なのでしょうか...」

ミチル「もう帰っちゃっただけかも...」

前回と同じ手順で、イノシシの肉をすり潰し、形を整える。骨を円状に刺し込み、爆発の印を組み込んで丸める。残った骨で足を作り、牙を全面に突き刺せば……完成！

追跡型傀儡の出来: dice1d100=10 (10) +29

~100:成功　99~70:まずまず　69~40:失敗　40~:暴走

[43 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/06(木) 14:52:42]

イノシシだったもの「ブヒウェアウンィイフゥウ！！？？」

アヤ「やばっ、これ暴走し...」

dice1d4=2 (2)

1.その場で大爆発。

2.他の動物を食べて大きくなろうとしている。

3.アヤに懐いて爆発するのを嫌がる。

4.とある方向に向かっていく。

[44 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/06(木) 19:43:05]

アヤ「暴れっ...あ、猪丸が下に...！」

猪丸「ｳｼﾞｭﾙ...」

地面に落っこちた猪丸が辺りをよろよろと歩き回る。そこへ、一匹のネズミが興味深げに近づいてきた。

ネズミ「チュッ、キューー？」

猪丸「.........」

不思議そうに眺め、そっと触れようとした瞬間——猪丸の体が真っ二つに裂け、ぱっくりと口を開く。

猪丸「(がばぁっ！)」

憐れなネズミ「きゅぅ...！！」

ネズミは悲鳴を上げる間もなく、闇へと呑み込まれた。

猪丸「ぐちゅ...にちゃ...ぬちゅ...」

ネズミを捕食した猪丸の体が、もこもこと膨れ上がる。筋肉がうねり、膨張し、まるで成長するかのように一回りほど大きくなった。

アヤ「もしかして印を間違えた...?このままだと、周りのモノを全て食べつくして限界に達したとき、大爆発。ここら一体が火の海になる...早く捕まえないと。でも不用意に刺激すれば起爆して私が死ぬ...非常に不味い...」

dice1d4=3 (3)

1.アヤ「開けた場所に誘い込んで起爆させよう。」

2.イズナ「部長殿！あっちから何か物音が！」

3.アヤ「ん...?アレ、変な鳴き声が...」

4.スケバンDDD「はぁ...はぁ...腹が減ったZOY...」

[45 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/06(木) 20:11:06]

猪丸を追っていると、不意に奇妙な鳴き声が耳に届いた。視線を向けると、私の横を通り過ぎる影――それは、異様な姿をした人面カブトムシだった。黒光りする甲殻の全面に人の顔がある。

ムツキング「ｶｯﾘﾌｫｰﾆｬｶﾞｰﾙｽﾞ...ｶｯﾘﾌｫｰﾆｭｰｶﾞｰｽﾞ...」

猪丸「ｼﾞｭﾙ...?」

猪丸の前で止まった人面カブトムシは、奇妙な動きをし始めた。

ムツキング「popcicle?」

猪丸「(がばぁっ！)」

ムツキング「S〇X...(美声)」

人面カブトムシは抵抗する間もなく、猪丸の口の中へと消えた。かり、ぼり、と硬質な音が響き、猪丸の体がさらに膨れ上がる。

しかし、その直後から猪丸の体が脈打つように光り、ぐんぐんと膨れ上がったかと思えば、次の瞬間には急激に縮んでいく。その変化は止まることなく繰り返され、まるで何かが猪丸の内部でせめぎ合っているかのようだった。

???「ｶﾘﾌｫｰ...ｶﾘﾌｫｰ...ｶﾘﾌｫｰ...ｶﾘﾌｫｰ...ｶﾘﾌｫｰ...ｶﾘﾌｫｰ...ｶﾘﾌｫｰ...ｶﾘﾌｫｰ...」

ポップコーン「ｸﾌ...」

目の前には湯気を立てる大量のポップコーン。猪丸も人面カブトムシも消え、甘い香ばしさだけが残る。

ポップコーン「ｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘ」

アヤ「うわぁあ！」

ポップコーンの箱がまるで狙いを定めるかのように倒れ、中からポップコーンが勢いよく飛び出してきた。

[46 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/06(木) 20:27:11]

アヤ「いてっ...いたっ！」

シュロ「うっ！なんか悪寒が...」

直感的に私はポップコーンに背を向けた。直接食べたわけではないが、私の勘が告げている。「アレ」を口に含むと、「アレ」と一緒になる呪いに変化してしまったのだと！

アヤ「爆発の危険性はなくなった...しかし、もっと厄介になってしまったかもしれない...！」

dice1d4=3 (3)

1.とりあえず石を投げつけてみよう。

2.ツクヨ「ぽ、ポップコーンが捨てられてます...」

3.スケバンDDD「ああぁ！？ポップコーンZOY！！」

4.アヤ「しまっ...！」

[47 二次元好きの匿名さん 25/02/06(木) 22:23:43]

うわーやば

[48 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/06(木) 23:39:29]

スケバンE「あ、ちょっと、姉御だけずるいでゲスよ！！」

スケバンDDD「よこすZOY！！先に私が見つけたんだから私のモンZO～Y！」

スケバンは躊躇なくポップコーンを掴み、まるで何も考えていないかのように口に放り込んだ。

ポップコン「ｶｯｶﾘｯｶﾘｶﾘﾘﾘﾘr...」

スケバンDDD「もぐもぐ...ん～～～美味いZOY！！」

スケバンE「あ～～！！全部食べちゃうなんてヒドイでゲス！食いしん坊！悪食！オレンジガキ大将！」

スケバンDDD「胃に入ってしまったものはもう取り出せんZOY！！はーっはっはっはっ！」

アヤ「えぇ...」

スケバンたちがポップコーンで騒ぐ中、先ほどの三人の少女が静かに歩み寄ってきた。

ミチル「みつけた！あなたたちもこの森を荒らした人たちの仲間だね！」

イズナ「これ以上の暴動は！」

ツクヨ「わ、私たちが許しません！」

スケバンDDD「もしかして私らの邪魔する気かZOY？」

スケバンE「今度は舎弟を沢山連れて来たから大丈夫でゲス！お前らぁ！あいつらをとっ捕まえるでゲスよ！」

スケバンWs「―――！！」

[49 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/06(木) 23:45:24]

イズナ「イズナ流忍法！突撃の術！！とりゃりゃ～！」

スケバンDDD「怯んでるんじゃないZOY！！」

スケバンE「数はこっちの方が上でゲスよ！！」

スケバンWs「―――ッ！！」

アヤ(お、なんかいい感じに潰しあってくれてる。私はどうしようかな...)

dice1d4=1 (1)

1.アヤ「そこら辺のスケバン操って仲間割れさせるか。」

2.アヤ「あの子たちを操って蹴散らせばいっか。」

3.アヤ「勝手に潰しあってくれてるのなら、私は例の虫を探すのに戻ろう...」

4.スケバンE「押されてるでゲス！」

スケバンDDD「こんなこともあろうかと用意しておいたZOY！！」

[50 二次元好きの匿名さん 25/02/07(金) 07:37:20]

こわ

[51 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/07(金) 15:42:19]

舎弟たちの動きに合わせて、私は素早く糸を張り巡らせた。操られた彼女らは仲間に向かって銃を乱射し、戸惑いながらも次々と衝突していく。

ミチル「あれ...？もしかして仲間割れ？」

イズナ「今がチャンスです！いきますよツクヨ殿！！」

ツクヨ「はいっ！！」

アヤ「がんばれ～。あ、左中指がやられた。えーと、次の傀儡は...あの子でいいか。がんばれ新・左中指～」

スケバンDDD「いたたたっ！？やめるZOY！！誰に向かって撃っとるんだZOY！！」

スケバンE「何してるでゲスか！敵はあっちで―――ふげぇあっ！？」

イズナ「悪代官を追い詰めました！！」

ツクヨ「でも背後からも迫ってきてます...！」

ミチル「ここは...アレの出番だね！！」

ツクヨ「や、やるんですか！？」

イズナ「了解しました！イズナ流、手裏剣乱れ打ちの術！！」

ミチル「忍法・キラキラファイヤーの術・業火(豪華)版！！」

ツクヨ「変わり身の術！！そして...」

スケバンDDD「そんな遅い弾なんぞ、私の銃で撃ち返してやるZOY！！」

[52 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/07(金) 16:13:30]

ミチル・イズナ「芭蕉扇の術だよ！(です！)せーーーのっ！！」

スケバンE「か、風で火が大きく！！」

忍術研究部「合体忍法・打上華炎(ハナビ)の術！！！」

スケバンDDD・E「ああぁぁぁああああ！！！？！」

少女たちが放った手裏剣は大きな火球となり、スケバンたちへと突っ込んでいく。そして、奇麗な火花をだしながら爆発した。スケバンたちの悲鳴が響く中、私は木陰に身を潜め、様子を伺った。

スケバンDDD「あっちゃっちゃちゃちゃ！！！み、水！」

スケバンE「さっきの崖の下の湖にと、飛び込っ―――ま、待って姉御～！！」

スケバンたちは悲鳴を上げながら、崖の下へと消えていった。燃え残る炎の残光が、彼女らの行く末を照らすことはなかった。

ミチル「これにて―――(どどんっ)一件落着！！！」

ツクヨ「部長、かっこよかったです！」

イズナ「最後の叫ぶところ、とってもかっこよかったです！！これが...忍者！！」

ミチル「そ、そうでしょ！！ふふん！！」

ツクヨ「あれ、そういえばあの金髪の子は...?」

アヤ「そそくさぁ...」

私は三人の少女たちの視線を振り切るように、その場を後にした。先ほどの虫が向かっていった方向へと足を速める。

[53 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/07(金) 16:42:44]

ムツキング「ｶｯﾘﾌｫｰﾆｭｰｶﾞｰｽﾞ...」

ムツキング２「ｶｯﾘﾌｫｰﾆｬｶﾞｰﾙｽﾞ...」

アヤ「ここだね。たしか、あの虫が止まってる木の根元を掘り起こすと...」

私はムツキングが留まっている木の根元を掘り返した。

湿った土の中から、何かぶにぶにしたものが指先に触れる——。

カヤムシ「ｶﾔｯ?」

アヤ「カヤムシ発見。ここにも、三匹目。」

カヤムシ「ｶﾔｯ!?ｶﾔｶﾔｯ!」

飛び出したカヤムシを素早く網で捉える。タタリ製カラクリ網が作動し、捕縛の印が瞬時に展開される。カヤムシは空中でピタリと動きを止め、網の中でじたばたと体を震わせた。

カヤ「ｶﾈｶﾈｶｶｶﾔｶﾔﾔﾔｶﾈ......?」

次々と飛び出すカヤムシを手際よく捕獲し、虫籠の中へと収めていく。十数匹ほど確保したところでやめる。これ以上は生態系が崩れるためだ。

アヤ「よし。」

麦茶を喉に流し込み、涼しさを感じながら歩く。虫籠の中でカヤムシたちが微かな音を立て、活発に動き回っているのが伝わってくる。少し重くなった虫籠を抱えながら、倉庫に向かう。

アヤ「えーと...あったあった。」

[54 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/07(金) 16:42:57]

ドラム缶の中に目をやると、細かく切られた木製の傀儡の残骸がぎっしり詰まっている。これらは以前、失敗したり試作したりした傀儡の部品だ。虫籠をそっと地面に置き、手を伸ばしてドラム缶を開ける。

虫籠を開け、カヤムシを一匹ずつドラム缶に入れていく。彼らは驚くほど素早く、木の破片や細かいパーツに食らいつき、あっという間に分解を始める。

もちろん、カヤムシの用途は分解だけに留まらない。煮込んで甘く仕上げれば、何とも美味しい一品ができる。

アヤ「ふふ。さて、今日の夕飯は何かな～」

夕飯をあれこれ想像しながら台所のマガリの下へ向かう。

マガリ「アヤちゃんお疲れ～！ポップコーン作ったんだけど～...」

アヤ「ﾋｴｯ...」

操作[傀儡]: 144+dice1d5=3 (3)

戦闘[傀儡]: 126+dice1d5=1 (1)

綾取: 29+dice1d5=1 (1)

園芸: 69+dice1d5=2 (2)

+――――――――――――――――――――+

| 《達成度》85% 83% 60% -15% (15%) |

+――――――――――――――――――――+

[55 二次元好きの匿名さん 25/02/07(金) 23:01:42]

いかん!!そいつを食わせるな!!

[56 二次元好きの匿名さん 25/02/08(土) 07:52:33]

うおっ

[57 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/08(土) 11:12:19]

ｸﾌﾌ

今日は何をしよう？(20日目)

dice1d6=5 (5)

1.修行　2.マガリ　3.人形劇　4.園芸　5.お出かけ　6.修行(傀儡以外)

[58 二次元好きの匿名さん 25/02/08(土) 19:31:12]

お出かけ
お散歩か

[59 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/08(土) 21:36:14]

今日はおでかけです。どこに行くんだっけ

dice1d4=1 (1)

1.アビドス砂風呂-OASIS-

2.晄輪大祭

3.海

4.妖魔の森

[60 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/08(土) 22:59:59]

マガリ「んんん。今日はどっかおでかけ？」

アヤ「そうだ、温泉に行こう。(砂風呂)」

温泉に行くと決めたなら、さっそく準備をしよう。前回は色々あって砂風呂に入れなかったが、今回はしっかり満喫するつもりだ。

マガリ「それなら、すーぱーこーでねーたーのマガリちゃんが見繕って進ぜよう！」

アヤ「アビドスだから涼しいやつで。」

温泉券は……あるな。タオルや着替えも準備して、あとは現地でのんびりするだけだ。

マガリ「ギブソンタック完成！」

アヤ「ありがと。服見繕うって言っても、大した服ないけどね。」

マガリ「アヤちゃんはかわいいんだから、甚平とか作業着だけじゃなくでもっとオシャレすべきなんだよ！

アヤ「黒甚平は通気性と機動性に優れてるからね。それに陰に隠れるとバレにくいし。」

マガリ「ん～...1周回って、レース生地白ワンピに麦わらがやっぱ一番だね！それで野原とか元気に駆け回ってほしいもんね。」

アヤ「どちらかというと、病院からそういう子たちを見てる側だけどね。」

マガリ「はぁ...い～～な～～～～～！私も行きた～～～～い！！！遊びた～～～い！！」

アヤ「アズサも来るから無理。今度どっか連れてって上げるから我慢して。ていうか、マガリって温泉入ってる感触あるの？」

マガリ「それはアレだよ。ふぃ～りんぐとかぷらし～ぼってやつだよ。入るとなんかさ、(アヤちゃんの 一糸 纏わぬ姿が見れて)昂るじゃん。」

[61 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/08(土) 23:07:20]

アヤ「ん～...そういうもんかな。」

マガリ「そういうものだよ。アビドス行くんだから、なんかお土産買ってきてよ～～！」

アヤ「は～い。んじゃ、行ってくるね。」

マガリ「いってらっしゃ～い！」

マガリ「―――行ったかな、よし。それじゃ、私も修行しよっかな～。」

コクリ「隠す必要あるんですかねぇ。」

マガリ「こういうのはこっそりやるのがだいじなのよ！アヤちゃんがピンチになった時、颯爽と駆け付けて、華麗に敵を蹴散らし、お姫様抱っこしてそのまま...ふふふ。」

コクリ「体をくねくねさせないでくれませんかね、気色悪いですよ。」

マガリ「しばくよ？」

コクリ「まったく、最近は人間の方が恐ろしいですね...あ、妖怪でしたね。」

マガリ「細かいことはいーの！修行修行！！」

[62 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/09(日) 02:47:44]

マガリに見送られ、家を後にする。糸を使って移動し、森を駆け抜けるような感覚を楽しみながら、少しずつスピードを上げていく。

アヤ「よし。」

そして、崖の縁に到達した瞬間、力を込めて飛び降りる。体が空中で舞い、頂点に達したそのとき、改良された絡繰傘「柳雫」を取り出す。傘の布と板金が風を受けて広がり、まるで羽のようにふわりと空中に浮かぶ。落下速度がぐっと緩やかになり、心地よい浮遊感を感じながら、ゆっくりと地面へと向かう。

アズサ「―――そろそろ時間だな。」

ミノリ「アズサ！空から女の子が！」

アヤ「おまたせ。」

アズサ「空中に留まってたら狙撃されるぞ。」

アヤ「案外この傘丈夫なんだよ？」

ミノリ「おもしろいな！今度バナーを付けて抗議に組み込んでみてもいいかもしれない...」

アズサ「今日は髪編んでるのか。」

アヤ「うん、これｈ...私が編んだよ。」

アズサ「昔は私もアツコやマガリによくやられてたものだ。懐かしい...」

アヤ「そうだね...よし、駅向かおっか。」

[63 二次元好きの匿名さん 25/02/09(日) 10:13:46]

傘良いな、楽しそう

[64 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/09(日) 14:36:33]

前回と同じように、三人で電車に乗る。窓の外の景色が流れていくのを眺めながら、ふと前回の旅を思い出す。

アビドスを訪れたときのこと――砂漠の乾いた風、廃墟のような街並み、そしてそこで出会った人々。

アヤ「あの人たち元気かな。」

ミノリ「...zzZ。」

アズサ「ホシノ...だっけか。あの人は多分無事だろう。ただ...」

アヤ「ヒヨリは殴られて治ったけど、祝福の浸食が進んでたら目覚めないかも...」

アズサ「生徒会長の人、無事だといいな。」

アヤ「そうだね。」

アズサ「―――Vivere est dolorum.」

アヤ「...？」

アズサ「あのまま...眠ったまま、苦痛を感じる暇もなく生命活動を停止すること。それは「素晴らしい死」なのだろうか。」

アヤ「それは―――」

アズサ「今を忘れて、楽しい夢の中で生き続ける死は幸せか。」

アヤ「...その人次第じゃないかな。」

アズサ「ヒヨリは「絶頂の最中での死」こそが素晴らしい死と言っていた。サオリは「後悔のない死」こそが素晴らしい死と言っていた。アツコは「愛する者に看取られる死」こそが素晴らしい死と言っていた。ミサキは答えてはくれなかった。」

[65 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/09(日) 14:38:16]

アヤ「アズサにとっての「素晴らしい死」は見つかった？」

アズサ「.........まだだ。やはり、ただ生きているだけじゃ見つからないものだな。」

アヤ「苦しいね。」

アズサ「私はまだ死が怖い。別にサオリ達だって死が怖くないわけじゃない...でも、受け入れる覚悟ができている。私にはまだ―――」

アヤ「「死を知らぬ生は怖く、死を知らぬ死はさらに怖い。」母さんが言ってたやつだね。」

アズサ「どこにあるのだろうな。」

アヤ「多分終演が近いんでしょ。焦って見間違えたらもっと怖いかもね。」

アズサ「...そうだな。」

アヤ「早く見つけられるといいね。」

アズサ「ああ。」

ミノリ「...すな...ぷりん...みっつ...zzZ」

dice1d4=3 (3)

1.そのままアビドスに着く。

2.アズサにまた極められる。

3.うたた寝する。

4.強制的に眠らされる。

[66 二次元好きの匿名さん 25/02/09(日) 18:58:21]

のんびりは良いことだ

[67 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/09(日) 22:11:16]

前回と同じく、私は古びた電車の座席に座っていた。窓の外にはぼんやりとした風景が流れ、車内は静まり返っている。

アヤ「―――！」

私は目の前のガラクタをじっと見つめた。前回と同じく、それは古びて朽ち果てたまま、静かに鎮座している。そして、やはり今回も体は動かなかった。

ガラクタ「.........」

前回は状況を理解する前に驚きで思考が止まってしまったが、今回は違う。

私は指先から糸を伸ばし、周囲の物に絡ませて感触を探る。電車の座席、床、天井、窓の縁――すべてが古びてはいるが、確かにそこにある。糸を使えば、目で見えないものも感じ取れる。

そして、私は前回との違和感に気づいた。

dice1d4=1 (1)

1.二人の少女が遠くの席に座っている。

2.ガラクタが髑髏を大事そうに抱えている。

3.ガラクタにヘイローが浮かんでいる。

4.隣にマガリがいる。

[68 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/10(月) 02:57:27]

私はじっと二人の少女を観察した。

膝立ちして窓の外を覗く少女は、まるで何かを探しているかのように興味深げに景色を見つめている。

AL-1S「―――！」

その横で座るもう一人の少女は、手の中の何かを大切そうに抱え、じっと見つめていた。

KEY「.........」

糸をそっと伸ばしてみる。彼女たちの輪郭をなぞるように、慎重に――。

アヤ「.........」

確かに「そこ」にいる。だが、何かが違う。

生気は感じられない。それでいて、マガリのような「死後の存在」とも異なる感覚。まるで、何かの意志によって無理やりこの空間に押し込められたかのような違和感があった。

ガラクタの塊がギシギシと音を立てながら立ち上がる。私は即座に糸を放ち、ガラクタの足元を縫い付けて引き離そうとする。

アヤ「―――ッ！！」

しかし、糸は縫い付けた途端、まるですり抜けるように外れてしまった。

ガラクタ「.........！！」

前回と同じように、ガラクタの手が私の額に置かれた瞬間、猛烈な奔流が頭の中を駆け巡る。

[69 二次元好きの匿名さん 25/02/10(月) 08:13:15]

こんなところに…アリス…?

[70 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/10(月) 15:53:16]

4L-I5「ほ、本日より　　研究室に配属されました！よろ、あ、機体番号4L-I5ですっ！！よ、よろしくおねがいしあしゅっ！！」

4L-I5(か、噛んじゃいました...このままだと今回もすぐに...)

　　「やあ、4L-I5君！君が来てくれてとてもうれしいよ！」

4L-I5「ご、ゴミの中から人間様がっ！？」

　　「僕はこの研究室で室長を担ってる　　だ。どうぞよろしく！(腕ブンブン)」

4L-I5「わわわ...！！よ、よろ、ｒｒｒｒｒ」

○○「　　先生、いくら機械だからと言ってそんな乱暴に振り回しては壊れてしまいますよ。」

△△「いえ、旧機と言えどそれはありえません！私の調べによりますと、彼女は最初、神の試験用に開発され実験するが失敗。その後、使徒に改造され開発を援助しますが、組織が解体。その後、軍用に回され戦争に参加しますが人型なので目ぼしい戦果は挙げられず後方支援に、そして戦争が終わりお役御免ということでデミリタライズされ家庭用メイド機に。しかし、新型に居場所を潰され、ペット機として改造を施すも新型が出るまでの栄華。場所はなくなり、奴隷型としてスラム街に移住するも政府によって摘発。多くのロボットがスクラップにされる中、旧機の中でもレアな個体だったため、取り扱ってくれる業者が現れず。そして、闇市のオークションであれほどの仕打ちを経てもここまで稼働できているのです！そんなことで壊れるはずがありません！！！(眼鏡ｸｲｯ)」

　　「まさか5000円で買えるなんて思わなかったよね。正式に買おうものなら数億はくだらないし。」

4L-I5「あ、あのとき、皆さんに引き取ってもらえなかったら...どうなってたんでしょうか...」

○○「まあ、新都市開発のための人工島の埋立材として生き埋めか」

△△「どこかのマニアにセクサロイドとしてうっぱらわれてたのが関の山ってところですね。」

　　「まあまあ、過ぎたことは良いじゃないか！大事なのはこれからだよ！」

××「そ～の～ま～え～に～、今月の書類、沢山ミスがありましたよ、　　君？」

　　「.........まあ過ぎたことは―――」

[71 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/10(月) 16:16:38]

××「過ぎてません、現在進行中です！！ほら！私も手伝うから早くやるわよ！」

　　「○○、××...その子を頼んだ...あいるびーばっ―――」

××「(バタンッ！)」

4L-I5「.........あ、えっと、その...」

○○「まあ、適当な所に腰掛けといてくれ。説明は△△がしてくれるだろう。」

△△「どうぞ、粗茶ですが。あ、経口摂取用オイルの方がよかったですかね？」

4L-I5「はっ！す、すいませんすいません...私がお茶汲みするべきでしたのに...ましてや組ませてしまうなんて...靴でも舐め...じ、銃で撃たれて苦しむ犬のマネとか...前のご主人様はよく笑ってくださって―――」

△△「―――いいんですよ。ここはみんな平等ですから。」

○○「△△、俺にも茶ァくれ。」

△△「貴女はお茶の場所自分で知ってるんだから作れるでしょう！そんな亭主関白気質だと嫁の貰い手が無くなりますよ。」

○○「いらないねぇ！この実験が成功すれば女なんてなんぼでもすり寄ってくるだろ。はっはっhあっつぅ！！？」

△△「どうせ、口座から金抜き取られてドロンされるにきまってますね。まあ、これぐらいの減らず口叩けるぐらい平等ですから。ほら、貴女も文句の一つでも行ってあげてください。」

4L-I5「そんな...人間様に文句だなんて...とても、口が裂けても言えません...」

○○「.........」

△△「.........まあ、この分野は先生の専売特許ですからね。あとで任せましょう。」

[72 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/10(月) 16:50:43]

○○「いろんなとこ歩き回ってみるといい。あと書庫にある「鋼人82式」の13巻も持ってきてくれ。」

△△「はぁ...まあいいです。4L-I5さん、この研究室を案内しますね！ついてきてください！」

4L-I5「は、はいっ！」

△△「今いるのが休憩室、突き当りにあるあそこが研究室、その横が工房、反対側にあるのがトイレです。階層下がりまして、ここが書庫、あっちが物置、そして私たちの寝室です。」

4L-I5「研究室...書庫...物置...」

△△「おや、メモ用紙ですか？」

4L-I5「は、はい。戦時中にコアにダメージを受けてしまい、メモリが破損してしまって...ロボットなのにメモしないと覚えられないなんて変ですよね...すみません...」

　　「そんな気にすることないよ！僕だって、メモしてもそのメモどっかになくしちゃうし、メモしたことそのものも忘れることだってあるしね！」

△△「先生逃げて来たんですか？また××先輩に怒られますよ。」

××「ええ、激おこですよ？」

　　「わぁあっ！？」

××「帰りましょうね～？　　せんせい？」

　　「待って待って！この子が怖がってるから...それに、ちょっと案内するだけだから...先っぽだけ！ね？」

××「.........はぁ。早めに終わらせてくださいね？」

　　「―――やったね！さすが××。そうそう、今何してたの？」

[73 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/10(月) 17:05:30]

△△「現在研究室を案内して回ってたところです。」

　　「なるほど...よし！こっちだ！」

4L-I5「は、はい！」

　　「ドアプレートに書かれてる通り、ここが△△、そこが○○、あそこが××で、一番奥の突き当りが私の部屋。そして―――」

4L-I5「ここは...？」

　　「君の部屋だよ。」

4L-I5「............???」

　　「よし、ドアプレートに名前を書かないとね！」

4L-I5「...え、ええぇぇえええ！？わ、私にへ、部屋が...！？あ、じつは扉空けたらただの物置とか...」

××「そんなことないわ。(ガチャ)」

△△「使ってないので多少ホコリが被ってますが使えるはずです！」

4L-I5「い、今目が覚めたら実はスクラップにされる前とか...」

　　「4L-I5...なんか堅苦しいね。」

4L-I5「......そ、そうでしょうか？私はただのロボットですから名前なんて...」

[74 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/10(月) 17:06:07]

　　「4L-I5...4L-IS...ALIS―――アリスってのはどうかな？」

××「安直過ぎない？そんなの例えば...AL-1Sとかでも一緒じゃない。」

△△「大丈夫ですよ！そんな安直な名前つける人なんて過去未来見ても　　先生ぐらいしかいません！」

　　「あれ、僕貶されてる...？」

4L-I5「ALIS...あり...す...」

　　「どう？気に行ったかな？」

××「そんな適当な名前じゃなくてもいいのよ？別に今決めなくちゃいけないわけでもないんだし。」

アリス「いえ...ありす、アリスがいいです！！わたしはアリスです！！」

　　・××・△△「.........」

アリス「はぅあっ！？す、すみませんすみません！！急に叫んだりして...」

　　「(手を差し出す)」

アリス「こ、これは...?ぶ、ぶつのは...」

　　「改めて、ようこそ、アリス。よろしくね。」

アリス「...よ、よろしくお願いします！」

[75 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/10(月) 17:36:01]

アヤ「―――ッ！」

目を開けると、ガラクタはいつのまにか私の目の前に座っていた。

ガラクタ「.........」

そして、遠くに座っていた少女を見る。特に変わった様子はなかった―――かのように見えたその瞬間、私は思わず息をのんだ。

アリス「―――！」

その少女は電車の窓から身を乗り出し、消えてしまった。

ケイ「.........」

残された少女は、その場で硬直している。
追うべきか、それともここに留まるべきか――迷いがその小さな肩にのしかかっているように見えた。

次第に景色が歪んでいき、私も意識が途絶えた。

アヤ「.........。」

私は目を覚ますと、電車はすでに終点に到着していた。

アヤ「ふえ。」

アズサ「すぅ...」

ミノリ「でぇ...ん....」

構内に響く無機質なアナウンス。隣にはアズサとミノリ。アビドスに到着したみたいだ。閉じない内に早く降りよう。

[76 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/10(月) 23:53:42]

三人で電車を降りると、アビドス駅のホームには乾いた風が吹き抜けていた。

アヤ「あつい。」

アズサ「あついな。」

ミノリ「そうだな。」

私は二人と共に、駅の出口へと向かった。

アヤ「そういえば、この傘涼しくなる新機能が搭載されたらしい。」

アズサ「なんだ？」

アヤ「広げてみよう。」

傘を広げると、内側はまるで夏の夜空のようだった。漆黒の内面に散りばめられた白い斑点が、星のように瞬いて見える。そして―――

柳垂「(ﾁﾘﾝ...)」

アズサ「.........」

アヤ「涼...。」

dice1d4=2 (2)

1.アヤネさんが駅まで迎えに来てくれた。

2.アビドスまで歩いて到着

3.2+ヘルメット団たちに襲われてる。

4.Re:ヘルメット団

[77 二次元好きの匿名さん 25/02/11(火) 09:01:03]

流石新型の傘…

[78 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/11(火) 10:56:31]

アビドス高校に到着すると、校門までアヤネが迎えに来てくれた。

アヤネ「皆さん、お待ちしておりました。」

ミノリ「この前ぶりだな！あの人は大丈夫か？」

ユメ先輩は...

dice1d4=4 (4)

1.ユメ「梔子ユメ完全復活だよ！！」

2.ユメ「あれぇ...おきゃくさん...zzZ?」

3.2+アヤネ「実はあれから少し変なんですよね...」

4.アヤネ「実はまだ昏睡中で...」

ホシノは...

dice1d4=3 (3)

1.ホシノ「うへ～いらしゃ～い」

2.ホシノ「う、うへ...いらっしゃい。」

3.ホシノ「う、うへ...うへへ///」

4.アヤネ「最近はずっとユメ先輩に張り付いてますね。(物理)」

[79 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/11(火) 13:00:11]

アヤ「あらら...やっぱり方法が間違ってたのかな...」

アヤネ「だ、大丈夫です！皆さんのことは気にしてませんよ！」

アズサ「気絶させた方が侵攻が遅延することもあるだろうしな。」

ユメ先輩は...

dice1d4=1 (1)

1.シロコ「ん...やりすぎたかな...」

2.ユメ「ひぃん...！出口どこ...！？」

3.ユメ「みんなが来るタイミングで寝ちゃうんだよね...」

4.スフマート「ふふ...実験其の2。順調そうですね...」

おじさんはおしまい！

dice1d4=2 (2)

1.ホシノ「う、うへへ...///ユメ先輩もっと叩いて...///」

2.ホシノ「うへ...うへへへへっへ。ユメ先輩を失ったのに...体が勝手に...うへ///...シロコちゃんたちもだめになったら...(ぞくぞく)うへへへへへへへへ///」

3.ホシノ「うへ～///血がいっぱい出てるよ～///ぽわぽわするね～うえへへ///」

セリカ「ち、ちょっと！？な、なにしてるのホシノ先輩！？」

ホシノ「うへへ...ごめんごめん///もっと...」

4.ぜ　ん　ぶ

[80 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/11(火) 13:07:10]

モエ「はっ...！どこかで同士が生まれた気が...」

サキ「ふざけてる暇あったら飯の支度手伝え。」

アヤネ「ユメ先輩の頭に大きなたんこぶできてましたし、多分それが引けば...」

ミノリ「目覚めるといいな！！」

アヤ「あ、そうだ。こちらを。」

アヤネ「はい、アビドス温泉-OASIS-の招待券ですね。まあ温泉って言っても砂風呂なんですけど...」

アズサ「問題ない。事前に聞いている。」

アヤ「それでは...」

アヤ(そういえば人形つかって..まあいっか。)

アヤネ「はい、お連れしますのでついてきてください！」

ミノリ「ぷっりっんっ！！」

[81 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/11(火) 21:17:30]

アヤネについて行くと、彼女は学校の一室へと案内してくれた。

アヤネ「砂風呂は浴衣に着替えてから入ります。なので、ノノミ先輩。」

ノノミ「はい、こちらが砂風呂用の浴衣です！あっちに脱衣所があるので着替えてきてくださいね♧さあさあ～♪」

ノノミさんに急かされるまま、私は脱衣所へと足を踏み入れた。中は思ったよりも整頓されていて、ほんのりと砂とお日さまの香りが漂っている。ロッカーが並び、棚にはきれいに畳まれたタオルが置かれていた。

浴衣に袖を通すと、さらりとした生地が心地よく肌に馴染む。浴衣にはクジラやバナナの皮から飛び出した鳥のような、不思議なキャラクターが散りばめられていて、じっと見ていると妙な愛嬌を感じる。

アヤ「着替え終わった。」

マガリ『おかわわわわわわわ』

アズサ「これは...?」

ノノミ「バナナ鳥です。ユメ先輩の推薦ですね！」

アズサ「かわいいな！」

ノノミ「ですよね☆」

ミノリ「砂蒸しプリンがあると聞いたのだが...」

アヤネ「砂風呂のところで一緒に温めてます。」

ノノミ「それでは皆さん、砂風呂まで行きましょう！☆」

アヤ「わ～い☆」

[82 二次元好きの匿名さん 25/02/11(火) 22:33:30]

平和…平和?

[83 二次元好きの匿名さん 25/02/12(水) 07:48:54]

ほしゅ

[84 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/12(水) 15:58:45]

ノノミさんたちについていくと、そこには既にシロコさんとセリカさんが砂風呂で待っていた。

セリカ「あら、アンタたちじゃない。」

シロコ「ん、ようこそ。入ってくべき。」

隣を見ると、クジラ型の砂像に飲み込まれるようにホシノさんが埋まっていた。

ホシノ「うへ～～～～♪」

アズサ「おお、いいな。」

シロコ「セリカ、こんなのもできたんだね。」

セリカ「イベント会場で、サンドアート補助のバイトやってたからね！これくらい朝飯前よ！」

アズサ「スカルマンをお願いできるだろうか！」

ミノリ「私はプリン型にしてくれ！あとプリンを買いたい！」

セリカ「任せてちょうだい！！」

アズサさんとミノリさんは目を輝かせながら、セリカさんに砂像のリクエストをしていた。

セリカ「あんたは？」

dice1d4=4 (4)

1.アヤ「普通の山でいいかな。」

2.アヤ「巨大ロボットみたいな感じで。」

3.アヤ「超巨大砂城にしよう。私も手伝う。」

4.ノノミ「私も手伝いますね～♪」

[85 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/12(水) 17:22:41]

ノノミ「ぺたぺた...」

シロコ「ふとすと...」

アヤネ「さらさら...」

ホシノ「うへうへ...」

ユメ「すやすや...」

セリカ「うりゃりゃりゃりゃりゃっっ！！！」

アビドスのメンバー(ほぼセリカ)によって、砂像は次々と形作られていった。

セリカ「スカルマンとプリンいっちょ上がりぃ！！」

シロコ「かんぺき。」

アズサ「おお！」

ミノリ「ウマい！(もぐもぐ)」

アズサは自分がリクエストしたスカルマンの砂像を見て感心しながら、細部までしっかり再現されていることに驚いている。

一方で、ミノリはプリン型の砂像にすっぽり埋まりながら、ノノミが用意してくれた砂蒸しプリンを頬張っていた。

[86 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/12(水) 17:23:50]

ノノミ「じゃじゃ～ん！ないすばで～♧」

アヤ「わあああ」

ノノミさんはなぜか楽しそうに、そして真剣に砂で形作りを始め、あっという間にあなたをビキニの砂山に仕上げてしまった。

アヤネ「ふふっ...(ぷるぷる)」

ホシノ「ユメ先輩みたい...」

アヤ(dice1d2=1 (1) )

1.まあ、動く時邪魔だからない方がいいんだけどね。

2.やっぱりこれぐらいほしいよね...

[87 二次元好きの匿名さん 25/02/12(水) 22:31:37]

邪魔なんか～い!!

[88 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/12(水) 22:38:14]

アヤネさんたちから砂蒸しプリンを貰った。砂蒸しプリンはほんのり温かく、なめらかな口どけが絶品だった。甘さもちょうどよく、砂風呂でじんわりと温まった体に優しく染み渡る。

アヤ「うまいね。」

アズサ「なめらかだな。」

その後、私たちはお返しとばかりにアビドスのメンバーを砂山に埋めて、好き勝手に砂像を作っていった。シロコは見事なスフィンクスに、セリカは謎のクリーチャーに、ホシノは結局またクジラに飲み込まれる形になった。

アヤ「完成。」(彫刻: 90)

ホシノ「これってもしかして、おじさんたち～？」

アヤネ「かわいらしいですね！」

アヤ「水分が少ないからそんなに高くは作れなかったけどね。」

シロコ「セリカより上手いんじゃない？」

セリカ「ま、まあまあの出来ね！」

アヤ「アズサ、アズ砂像だよ。」

アズサ「おお。」

アヤ「アズ砂像、アズサだよ。」

アズ砂像「―――！」

その後...dice1d4=1 (1)

1.アヤ「そろそろ帰ろっか。」　2.アヤ「ユメさんにお見舞いしてから帰ろう。」

3.カイザー兵「おいおい、うちのシマで商売やるってんならみかじめ料払ってもらわないとな！」　4.誰か倒れてる。

[89 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/13(木) 01:27:14]

アヤ「後片づけしないとね。」

みんなで協力して砂像を崩し、元の砂浜に戻していく。スコップや手を使って形をならしながら、遊び終わった後の名残を丁寧に消していった。

セリカ「作るのめっちゃむずいのに、壊れるのって一瞬よね。」

ホシノ「.........」

アズサはスカルマンの顔を一瞬だけ名残惜しそうに見つめたが、しっかりと崩してならした。

アズサ「くっ...vanitus vanitatum...」

ホシノ「.........」

最後にさっきほど作ったみんなを模した砂像を破壊する。

ホシノ「あっ..シロコちゃんが...アヤネちゃん...ノノミちゃん...セリカちゃん...みんなが...ああ............うへ///」

アズサ「今日は楽しかったな。」

ミノリ「おいしかったな！」

アヤ「暇があればまた訪れますね。」

シロコ「ん、またくるべき。」

ノノミ「またのおこしを～♪」

[90 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/13(木) 01:40:37]

百鬼夜行に戻ると、アズサたちはそれぞれの家へと向かい、私たちは軽く別れの挨拶を交わして解散した。

アヤ「ただま。」

マガリ「おかえり！！ご飯できてるよ！」

アヤ「おみやげ。ぷりん。2つ。」

マガリ「わーい！あーんしてアヤちゃん♪」

アヤ「あ～ん。」

マガリ「ん～...？たぶん、おいしい！」

マガリにプリンを食べさせ、喜ぶ様子を見届けた後、私は工房へ向かった。そして、工房の片隅、いつも作業している机の上に、残りのプリンをそっと置いておいた。

彫刻: 90+dice1d5=1 (1)

+――――――――――――――――――――+

| 《達成度》90% 86% 63% -15% (15%) |

+――――――――――――――――――――+

[91 二次元好きの匿名さん 25/02/13(木) 07:56:49]

さてお次は…?

[92 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/13(木) 16:10:05]

コクリ「もぐもぐ」

今日は何をしよう？(21日目)

dice1d6=5 (5)

1.修行　2.マガリ　3.人形劇　4.園芸　5.お出かけ　6.修行(傀儡以外)

[93 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/13(木) 16:21:00]

賽之神「出かけろぉ...キャラと絡めぇ...ﾋﾞﾋﾞﾋﾞｯ―――」

アヤ「―――ﾋﾞﾋﾞﾋﾞｯ!はっ、出かけなければ。どこに？」

dice1d4=2 (2)

1.アズサ「晄輪大祭だ！」

2.カラクリ「今度ミレニアムで博覧会があるらしいの。」

3.マガリ「玄武商会に食べ歩きデート行こうよ！」

4.アヤ「妖魔の森にいこう。」

[94 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/13(木) 22:26:00]

絡繰館の広間にて。

マガリ「私、聞いたことあるよ。たしか「ミレニアムプライス」ってやつだね！」

カラクリ「そうじゃ。彼女らも日々最先端の技術を駆使し、様々な絡繰製作に励んでおる。」

アヤ「百鬼夜行にもみれにあむ製の製品とか売ってますしね。」

カラクリ「その彼女らの技術が終結した作品たちが今回発表されると。」

タタリ「品評会をやってるということはだよ～？」

カラクリ「というわけで技術偵察をしにゆくぞ。」

アヤ「おー。」

タタリ「おーー？」

マガリ「おーー！！」

コクリ「私ついていく必要あります？」

アヤ「変装要員だよ。」

コクリ「相変わらず妖使いが荒いですねぇ...」

タタリ「全自動おあげ機とかあるかもしれませんよ～？」

コクリ「機械が作ったあげなんてお断りですね。」

[95 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/14(金) 03:27:06]

アズサ「バレンタインということでチョコを作ったぞ。スカルマン(不格好)だ！」

アヤ「ありがと、アズサ。おいしそうだね。」

アズサ「あと、みんなからも預かっている。」

サオリ『学校に行ってからもトレーニングは続けているか？プロテイン(チョコレート)を贈っておく。世界が私たちを裏切っても、筋肉は裏切らないぞ！』

アツコ『プレゼントの生チョコと黄色のスイセン。愛情たっぷり入れていたから、腐る前にすぐ食べてね♡』

アズサ「ミサキからのチョコレートだ。伝言は特に…元気か？とか体調に気をつけてぐらいしか行ってなかったな。」

ヒヨリ『投資ならぬ投チョコです。お返し楽しみにしてますねぇ〜！』

アヤ「私も皆に渡さないとな。」

dice1d4=2 (2)

1.(マガリと一緒に)作ったチョコレートだよ！

2.1+チョコレート羊羹だよ！

3.みんなの好きな漬物とか煮物だよ！

4.みんなの名前が入った手ぬぐいだよ！

[96 二次元好きの匿名さん 25/02/14(金) 07:58:04]

おお~豪華

[97 二次元好きの匿名さん 25/02/14(金) 15:29:43]

続きを願って保守

[98 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/14(金) 16:42:21]

マガリ『バレンタイーン！！』

アヤ『ということで、24分クッキングです。』

マガリ『現代で言うところの3分だよ！』

アヤ『まずはこしあん。先日川にいた子からもらった小豆を鍋に入れて、たっぷりの水と一緒に煮るよ。』

タタリ『小豆は祝い事や葬式にも用いられることから、霊力がある豆とされてるんだよ～？』

アヤ『渋抜きが済んだら水を一旦捨てて、もっかい煮るよ。』

マガリ『湯で終わった小豆がこちらですっ！！(どんっ！)』

アヤ『ザルで濾して、布巾で包んで軽く水分を抜く。そして、鍋に戻して、佐藤、山のお姉さんからもらった日本酒、塩を加えて練るよ。』

マガリ『うおぉぉぉぉおおお！！！』

タタリ『次はチョコレートだよぉ？』

アヤ『フライパンでカカオ豆を煎り、中のかかおにぶを取り出す。そして混ぜる。』

マガリ『うあぁぁぁぁあああ！？！！』

アヤ『最後に砂糖を加えて完成。』

[99 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/14(金) 16:59:17]

タタリ『最後に寒天だよ～、鍋に水と事前に干しておいた天草を入れて煮るよ～？』

アヤ『溶けたらさっき作ったこしあんとチョコレート加えて、これも混ぜる。』

マガリ『あああああ！！腕がもげる！！(物理)』

タタリ『ふぁいと～？』

アヤ『が～んっばれっ。が～んっばれっ。』

マガリ『うおおおおおおお！！』

アヤ『そして最後に、日本酒をほんのちょっぴり入れたら終わり。後は型に流し込んで粗熱を取って、冷やせば完成だよ。』

アヤ「携帯食としても便利だよ。」

アズサ「きっとみんなも喜ぶはずだ。そうだ、院長からも預かっていたんだった。」

アヤ「...手紙？んー...地図？あと下になにか書いてある。えーと、この手紙は開封10秒後に燃え―――あつっ。」

マガリはdice1d4=4 (4)

1.作った羊羹をあーんした。

2.ハート形のチョコレート。

3.チョコレートバーアイス。

4.全身にチョコを纏い、チョコ傀儡になって襲う。

[100 二次元好きの匿名さん 25/02/14(金) 22:36:58]

チョコゾンビ…ﾋｴｯ

[101 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/15(土) 07:04:18]

その日の夜。

マガリ「―――アヤちゃん見てみて！」

アヤ「なぁにこれぇ。」

マガリ「私がチョコだよ！！」

アヤ「わーお。」

マガリ「溶ける前に早く食べてね！」

アヤ「今日はもう既に沢山食べてるんだけど...」

マガリ「早く食べないと私がアヤちゃんを食べちゃうよ！」

アヤ「...ぺろぺろ。」

マガリ「ひゃうんっ？！」

アヤ「動くとチョコがぽろぽろ落ちるからじっとしてて」

マガリ「あっ...チョコ越しになめられてる感覚が伝わってきて...んっ///」

アヤ「うるさい、カプ...(指を咥える)」

マガリ「(無言で指をアヤの口から抜き差しする)」

アヤ「ん...ふふぉふぁふぁはいへ。はへふふぁい。」

[102 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/15(土) 07:36:03]

マガリ「ふ―――」

アヤ「ふ...?」

マガリ「FOOOOOOOO!!」

アヤ「うるさい、近所迷惑。」

マガリ「ああっ...耳の中も...///尻尾も乱暴に掴まれて...///」

アヤ(毛が口に入る...)

マガリ「チョコのお陰でデンタルダムなしでヤれるの最高！」(次は下の方も...)

アヤ「ぎゃくぎゃく。」

マガリ「んっ...舌が当たりそうで当たらない...焦らさないで...」

アヤ「ただ舐めてるだけなんだけど」

マガリ「そ、それじゃこの後は―――」

アヤ「はい、終わり。」

マガリ「.........ど、どう！？今の感じとか体調とか...」

アヤ「どう...とは？」

マガリ「くっ...下だけじゃなく上の口も鈍感...(シナモンに蜂蜜、クコにイチョウにヨモギ、胡椒にマカも入れたのに...)」
タタリ『カカオは昔、媚薬として用いられてたらしいよ...?///』

[103 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/15(土) 07:53:25]

マガリ「くっ.........襲えばよかろうなのだぁぁ！！くらえ！口兄悩殺アタック！」

アヤ「夜中に部屋で、しかもそんなベトベトの体で動きまわらないで！」

マガリ「呪(愛)の重みを知れーッ！」

アヤ「(スッ...)」

マガリ「あっ、避けられたっ。背中いたーーーいッ！！」

アヤ「とりあえずお風呂入って体洗い流そ。...そのあとならシてもいいから。」

マガリ「私ともあろうものが女一人落とえ今なんて？」

アヤ「...私先入ってるから///」

マガリ「ｯｽｩ---...ﾊｲ///ｽｸﾞｲｷﾏｽ｡」

――――――あああぁぁぁ！！！」(チョコレート羊羹をつまみ食いしたコクリの悲鳴)

[104 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/15(土) 17:06:17]

カラクリ様とタタリさんは八咫烏に、私たちは憤怒にそれぞれ乗り込み、ミレニアムへと飛び立った。 風を切りながら進み、やがてミレニアム付近の森に降り立った。

カラクリ「ここら辺に隠しておくかの。」

カラクリたちは懐から布のようなものを取り出して八咫烏たちに被せた。その瞬間、布はまるで魔法のように広がり、周りの景色と一体化して、八咫烏たちの姿を完全に消してしまった。

カラクリ「私も久しぶりに人間の姿に戻るとするか。」

カラクリの体から、無数の細かな部品が機械的に動き出し、最初は単なる金属的な構造物が徐々に変化を始めた。その動きは滑らかで精密であり、まるで生きているかのように繊細だ。少しずつ、金属の表面が滑らかになり、髪の毛や肌が現れて、最終的には見る者にとって驚くべき変貌を遂げた。

マガリ「服、それと私とカラクリ様は継ぎ目もなんとかしてちょ。」

コクリ「仕方ありませんねぇ―――ふんっ！！」

煙包まれていた瞬間、服が少し歪んでいく感覚があった。煙が晴れ、視界がクリアになると、服が瞬時にミレニアムの者たちの装いに変わっていた。

そして、マガリたちの姿も同様に変わった。彼女らの体には一切の継ぎ目が見当たらず、ぱっと見ただの人間のように見えた。

マガリ「おおお、いいね。」

アヤ「ちゃんと腕曲がる？」

マガリ「360度回るは―――うわ、折れてるみたいでグロ...」

タタリ「これで問題はありませんね～？」

カラクリ「それでは―――潜入調査開始だ！」

アヤ・マガリ・タタリ「おーー！！」

[105 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/15(土) 22:09:13]

みんなでミレニアム入口に到着すると、ドアの前で立ち止まり、カードキー認証に気づく。

アヤ「さすがみれにあむ。そういうのもあるのか。」

マガリ「カードキーか...」

タタリ「どうしましょうねぇ？」

コクリ「入り口であたふたしていたら誰か来てしまいますよ。」

カラクリ「ふむ...」

dice1d4=1 (1)

1.アヤ「コクリ、カードキー作れる？」

2.カラクリ「まあ、少しいじるかの。」

3.2+タタリ「私がやってみますよ！(右手で触る)」

4.2+タタリ「私がやってみますよ！...あっ―――(左手で触る)」

[106 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/16(日) 08:04:39]

マガリ「アヤちゃん違うよ、クリ子ちゃんだよ。」

アヤ「あ、変身してるときはそうだったね。」

コクリ「ネーミングセンスが終わってますね。最低です。(ピッ)」

カラクリ「さすがこすいのぉ。」

コクリ「私をあんな方法で捕まえようとした貴女に言われたくありません。」

タタリ「あれ...2m級が二人いる時点でどうやっても目立つんじゃないよ～...？」

マガリ「まあまあ、ちっちゃいことは気にしないそれわ―――」

アヤ「地図によると会場はこっちだね。」

コクリ「予定では確か後数分で始まるかと。」

カラクリ「急ぐとするかの。」

会場は活気に満ち、生徒たちの声が飛び交っていた。賑やかな声や、戸惑いの呟き

が入り混じる中、私たちは人波をかき分けながら進んでいく。

ユズ「だ、だいじょうぶかな...」

dice1d4=3 (3)

1.モモイ「部員不足部加えて、これで入賞できなかったら即刻廃部だよぉ～(´;ω;｀)」

2.ミドリ「ミレニアムプライスの宣伝で部員が集まらなかったら廃部...どうか！！」

3.アリス「楽しみですね！ユズ、モモイ、ミドリ！」

4.ケイ「私が携わりましたからね。優勝は間違いないでしょう。」

[107 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/16(日) 13:12:24]

アヤ「あんな小さい子たちも頑張ってるんだね。」

マガリ「院長のせいでうちらの身長が伸びまくってるだけだよ。」

ヒマリ「ヒフミさん、緊張していては実力は発揮できませんよ。このTSB2Hである私の顔でも見て平静を取り戻してください。」

dice1d4=4 (4)

1.ヒフミ「あはは...がんばりますね。」

2.1+エイミ「曲がりなりにも部長の手が入ってるし、悪くはならないんじゃない？」

3.2+リオ「楽しみにしてるわね。」

4.3+???「頑張ってくださいね。」

神湯モブ「さらに効能を増やしたぞ！以前は入ると疲労回復等の効能ばかりだった。素子今回新たに、疲労蓄積・血行不良・免疫低下・生理不順・栄養失調などを引き起こす「逆温泉」の開発に成功したぞ！これで私たちの優勝は間違いないかな？間違いないね！そうに違いない！はっはっはっ！！」

神湯部員「うおぉぉぉぉお！！」

カラクリ「大体、ここらへんじゃろ。」

コクリ「ふむ、ここからじゃ遠いですね。」

タタリ「はい、モノクルタイプの単眼鏡「桔鏡」。コレで見えるはずだよ～？」

マガリ「お～なーいす！すごいねぇ...たくさんのオートマタがいるよコレ。この中に一人くらい私みたいなの混ざっててもおかしくなさそうじゃない？」

アヤ「なんだっけ...死者の脳波をデータ化して、くらうど上に保存する技術ってやつ?」

[109 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/16(日) 22:55:23]

とりま保守ダイス…

???:dice1d73=72 (72) +127cm

???:dice1d73=32 (32) +127cm

[110 二次元好きの匿名さん 25/02/17(月) 08:16:44]

両方結構デッカ

[111 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/17(月) 08:31:49]

桔鏡で会場を見渡し、ある集団を見た瞬間、視界の端に見覚えのある姿がよぎった。

アヤ「―――え、アレって... ま、マガリ...」

マガリ「？」

アヤ「あそこ...(指を指す)」

マガリ「なんか面白い者でも見t―――げっ！？」

アツコ「リオ様、そろそろ式が始まりますのでこちらへ。」

リオ「ええ、そうね。」

マガリ「なんでこんなところに...」

アヤ「変装してるけど、ヘイローの形を見る限りアツコだよね、アレ。」

マガリ「スニーキングミッションじゃん...段ボール用意しないと...」

アヤ「コクリ、マガリを別人には帰れないの？」

コクリ「この場合、本来の姿の上に薄い膜の様な者を張って変えてるだけなので、大きさとかは帰れませんね。トリックアートみたいにはできるでしょうがが、近づかれたら一発です。せめて顔つき変えるぐらいですね。」

アヤ「ううん...じゃあそれで。」

コクリ「まあ、やるだけやってみましょう。―――ハッ！」

アヤ「.........そっくりさんみたい。」

[112 二次元好きの匿名さん 25/02/17(月) 18:21:01]

なるほど

[113 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/17(月) 18:22:11]

アツコの洞察力dice1d100=72 (72)

[114 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/18(火) 00:55:46]

マガリ「さ、サガリチャンダヨ～...」

タタリ「某歌姫の謎生物みたいだよ～？」

アヤ「.........ふふ。」

アツコ(dice1d4=2 (2) )

1.なんかアっちゃんの気配が...

2.リオさんの監視カメラのデータから、不審人物がいるらしいことはわかっている。

3.おそらくお嬢が来てる...はず。

4.マガリ...?

[115 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/18(火) 10:32:03]

後ろでいろいろわちゃわちゃしていると、壇上に生徒が現れ、開会の宣言を始めた。

コトリ「(トントン)あー、あー、んんっ...。皆さん、心の準備は大丈夫でしょうか！只今より○○年度ミレニアムプライスを開催します！！」

マガリ「お、はじまったね！」

ミレニアム生徒「うおぉぉぉぉおおお！！！」

アヤ「すごい熱気。」

コトリ「司会および進行は私、コトリが務めさせていただきます！これよりプレゼンテーションを行うわけですが、改めてその流れを説明しておきましょう！」

タタリ「たのしみだね〜？」

コトリ「 プレゼンターの皆さんには、ご自身の部が開発した成果物について、5分以内で解説やデモンストレーションを行っていただきます！ そして発表後は、ミレニアムを代表する審査員4名、さらにシャーレより先生を加えた計5名の審査員が、それぞれ10点満点、合計50点で評価いたします！ 」

カラクリ「パンフレットを見たが、「光学迷彩下着セット」「歯磨き粉と見せかけてモッツァレラチーズが出る…」「クソでかい力士の部屋の見取り図」………実利に欠けすぎていやしないかの…？」

[116 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/18(火) 19:28:21]

タタリ「カラクリ様、「浪漫」ってやつですよ～？」

カラクリ「そうなのかのぉ...」

コクリ「蚊で核爆発起こす兵器は実利超えて殺意では？」

カラクリ「必殺兵器だからの。」

マガリ「実利と浪漫が合わさったのは？」

アヤ「それこそが絡繰仕掛神。完全なる機能美の究極系。わびさびわさび。」

[117 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/18(火) 21:54:08]

コトリ「それでは審査員紹介に移りましょう！1人目はミレニアムの会長にしてビッグシスター、調月リオ！」

リオ「今年も無事に開催できたことを、嬉しく思うわ。優秀な作品が出ることを期待しているわね。」

コトリ「同じくセミナーより、早瀬ユウカ！」

ユウカ「今回のミレニアムプライスにおいて優れた評価を得た部活動については、次回の予算審議において積極的な考慮を行う予定よ。ただし、評価が低い場合には、逆に予算に対して不利な影響を及ぼすわ。」

ミレニアム生徒「ざわざわ...ざわざわ...」

コトリ「お次は特異現象捜査部兼ヴェリタスの部長であり全知の学位を持つ、ちょーてんさいせいs...明星ヒマリ！」

ヒマリ「超天才清楚系病弱美少女ハッカーの明星ヒマリです。かわいい後輩の皆さんが何を作っているのか楽しみにしてますね♪まあ、監視カメラをハッキングしておおよそは知ってるのですが。」

コトリ「我らエンジニア部の部長にしてマイスター、白石ウタハ先輩！」

ウタハ「みんなの珠玉の作品の数々、楽しみにしてるよ。まあ、1位になるのは私たち、エンジニア部だけどね。」

ヒマリ「あら、自分の部に贔屓するつもりですか？まあ、こちらにも優秀な子は沢山いますからね。」

ウタハ「贔屓なんてこのマイスターの称号に誓ってしないさ。ただ―――」

コトリ「んん、そして最後に！シャーレより特別審査員である○○先生！！」

先生「...............」

[118 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/19(水) 00:54:11]

コトリ「...?」

コトリをはじめ、会場の全員が沈黙する先生を不思議そうに見つめた。

カリン「―――はっ！？移動中に気絶させたきりだったな...」

カリンは先生の首筋に軽く手刀を当て、意識を呼び戻した。

先生「はぅあっ―――！？」

アカネ(先生。楽しみにしているよ、とだけ。)

先生「あー...えーと、私も楽しみにしてるね！」

コトリ「はい！皆さんありがとうございました！ということで早速プレゼンに移りましょうか！最初は～...」

コトリはデジタル抽選箱に手を入れ、くじ端末をかき混ぜる。そして、一つを掴み取り、箱から引き抜くと、それを空高く掲げた。

コトリ「はい！こちらです！」

コトリが端末のボタンを押すと、後ろの巨大なスクリーンに部活名が映し出された。

dice1d4=2 (2)

1.新素材開発部

2.ヴェリタス

3.エンジニア部

4.セミナー

[119 二次元好きの匿名さん 25/02/19(水) 08:43:25]

ヴェリタスだ
…良いのか？

[120 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/19(水) 15:34:26]

発表するのは…

dice1d4=4 (4)

1.マキ

2.ハレ

3.コタマ

4.チヒロ

コクリ(抽選アプリとか使わないのに、アナログな方法でしかも端末を抽選…？)

タタリ「浪漫…なのかよ…？」

カラクリ「いーえむぴー…ばっくどあ…でーべー…横文字が多くてわからんのぉ…」

アヤ(会場から離れてってるけど、アツコどこに行くつもり…？)

マガリ「恐ろしく速い手刀…私でなきゃ見逃しちゃうね。」

[121 二次元好きの匿名さん 25/02/19(水) 23:55:57]

チヒロなら大丈夫だな

[123 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/20(木) 00:03:09]

人形「チヒロ殿が開発しそうなもの、原作を確認して参りますね。」

【保守賽】

最近のサオリのベンチプレス重量dice1d100=39 (39) kg

アツコの夢小説の進捗率dice1d100=50 (50) %

今現在ミサキの部屋にある人形dice1d100=42 (42) 体

ヒヨリ(VTuber)の最近のスパチャ収益dice1d100=71 (71) 万円

[124 二次元好きの匿名さん 25/02/20(木) 08:50:32]

保守

[125 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/20(木) 11:24:27]

チヒロ「昨今、サイバー攻撃は年々高度化しており、被害件数も増加しています。しかし、それらの被害の多くは基礎的な知識さえ押さえていれば防げるモノなんです。そこで今回私が出版した「基礎から学ぶ 情報セキュリティとネットワーク維持管理」ではセキュリティの基礎から実践的な対策までを解説しています。例えば―――」

チヒロ「本書では難しい専門用語はできるだけ噛み砕き、初心者でも実践しやすいステップを提示。さらに、チェックリストや具体的な設定例を交えて、すぐに活用できる内容になっています。本書を読めば、普段PCに簡単なパスワードをメモした紙を貼り付けているセキュリティ意識の低い人でも―――」

先生「あはは...」

チヒロ「さらに、本書に掲載されている専用サイトにアクセスすれば、実際のサーバ環境でメンテナンスやセキュリティ対策を練習できます。これは私自身が開発したもので―――」

チヒロ「―――このようにミレニアム外の生徒や、インターネットの疎い社長さんにも優しい1冊になっています。この本と実践サイトを通じて、まずは身の回りのセキュリティを見直し、より安全な環境を作っていきましょう。」

コトリ「チヒロさん、ありがとうございました！」

コタマ「あんだけ営業行ってたのに、まさかここまでこれちゃうなんて。」

マキ「私たちも手伝ったからね！まあ、おおよそはチヒロ先輩がやってたけど...」

ハレ「合間縫って頑張ってたよね。」

マガリ「ふ～ん...アヤちゃんどう？」

アヤ「はえ～...ぜんぜんわからん。」

コトリ「さあ！というわけで気になる評価は！！」

リオ: dice1d10=1 (1)

ユウカ: dice1d10=5 (5)

ヒマリ: dice1d10=6 (6)

ウタハ: dice1d10=8 (8)

先生: dice1d5=1 (1) +5(先生's温情)

[126 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/20(木) 12:03:25]

コトリ「おおっと！リオ会長まさかの1点！！とりあえずユウカ先輩から聞いてきましょう！」

マキ「なっ！？」

ユウカ「内容は悪くないと思うわ。ただそれを求めるあまり、サーバの維持管理費や運用コストがバカにならないわ。あと、長期的なコスト試算やROIについての説明もほしかったわね。」

ヒマリ「確かに頑張ってはいるのですが、同じハッカーとしてはいろいろ気になる点が散見されましたね。初心者と言えど基礎的すぎる気もしますし、サイトもリアルさに少し欠ける気がします。また最新の攻撃手法やゼロデイ脆弱性についての記述ももう少し欲しかったですね。」

ウタハ「ちーちゃ...んん、チヒロによって内容が理論的にまとめられてるから、私としては読みやすかったかな。座学だけでなく、試せる環境があるのは良いね。ただ、サーバの耐タンパー性など物理的なセキュリティ対策にももうすこし触れてほしかったかな。」

先生「ウタハも言ってたけど分かりやすくまとめられてると思うな。ただもう少し優しくしてほしいな...」

コトリ「なるほどですね。そして肝心のリオ会長、なぜ1点を？」

リオ「目は通したわ。おそらく、本来は企業の経営層やIT部門の意思決定者向けに、セキュリティや運用の知識を持ってほしいという意図があったのでしょう。しかし、初心者向けという皮に引っ張られてその目的が完全にブレてしまっているわ。まとめると、誰のための本なのかが曖昧になって『中途半端な本』になってるからよ。」

カラクリ「確かに軸がブレるはよくないの。」

チヒロ「...一応覚悟してたつもりだけど、面と向かって言われるとやっぱり堪えるものがあるね。」

ヒマリ「頑張りはちゃんと評価していますよ♪点数には入れませんが。」

コトリ「ありがとうございました！さて、序盤から辛口ですね！さて次は―――」

dice1d4=1 (1)

1.新素材開発部

2.湯神探究会

3.エンジニア部

4.セミナー

[127 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/20(木) 18:59:56]

コトリ「今回、発表する素材は？」

新素材モブちゃんズdice1d4=2 (2)

1.新素A「ワタシが開発したのは『伸びるダイヤモンド』です！」

2.新素B「オレが紹介するのは「ネガティブ・フォトクロミック・マテリアル」だ！」

3.新素C「ワタクシはお披露目するのは「溶けない氷」ですの！」

4.新素D「ボクが作ったのは「逆磁石鉄」だよ！」

[128 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/20(木) 19:21:06]

新素B「この『ネガティブ・フォトクロミック・マテリアル』、通称NFMは今までの塗料とは一線を画す性質が有る！なんとこの塗料が塗られた場所に光を当てると暗くなって、逆に周りを暗くすると明るくなるんだぜ！！―――」

新素B「通常の夜光塗料や蓄光素材とは違って、この素材そのものがバイオルミネセンスで光るから夜道も安心だぜ！―――」

新素B「―――このように真っ暗にしたら光るぜ！！眩しいぜ！！あと、光る色はランダムだぜ！！」

アヤ「おお。」

タタリ「つかえそうですね～？」

カラクリ「おもしろいの、『影喰』や『虚光』みたいな生体しとる妖でもおるのかのう。」

コクリ「だとしたらめちゃくちゃ危険ですけどね。」

コトリ「はい、ありがとうございました！今も目がチカチカしますね！メッシュショックが思い出されます。さて、評価は！？」

リオ: dice1d10=1 (1)

ユウカ: dice1d10=7 (7)

ヒマリ: dice1d10=3 (3)

ウタハ: dice1d10=2 (2)

先生: dice1d5=2 (2) +5(先生's温情)

[129 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/20(木) 20:09:00]

コトリ「な、何とリオ会長またもや1点！？今回のミレニアムプライスは大荒れ何でしょうか...」

ユズ「あわわ...もうだめ...」

ミドリ「ま、まだ私たちのが1点って決まったわけじゃないから...」

モモイ「先生が４０点ぐらいくれるって！」

コトリ「今回もユウカ先輩から聞いていきましょうか...」

ユウカ「見る限り、生産体制は安定してるわね。廉価でコストパフォーマンス的にも悪くないしそこは評価するわ。深夜のパトロールでカラーボールの代用としての効果は認めるけど、色がランダムなのは不便だし光量が強すぎる。」

ヒマリ「夜中だと、光量が強すぎて監視カメラや赤外線センサーが使い物にならなくなります。使い勝手が微妙ですね。」

ウタハ「実験してみたところ、フォトフラッシュメモリやEPROMのデータが消えた。流石に自爆じゃなく自滅するようじゃちょっと使えないかな。あと排熱効率も悪いし。」

先生「面白いね！そういうおもちゃがあってもいいかも！」

コトリ「なるほどなるほど、さて、肝心のリオ会長は...」

リオ「至極単純に言えば、生命倫理に反しているわ。それに、バアル条約にも抵触する。あの条約は、過去にゲヘナで起きたバイオテロ事件を受けて締結されたもの。その惨劇を繰り返すわけにはいかないわ。――ヒサミ、彼女を反省室へ。」

ヒサミ(アツコ)「はっ！」

新素B「ﾔﾒﾛｰ!!ﾊﾅｾｰ!!ｼﾆﾀｸﾅｰｲ!ｼﾆﾀｸﾅｰｲ!」

コトリ「...気を取り直して次行きましょう！」

dice1d4=2 (2)

1.C&C 2.湯神探究会 3.エンジニア部 4.セミナー

[130 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/21(金) 00:35:55]

いん反省室

アツコ「がさごそ…(新素B拘束なう)」

新素B「やっ、やめ、ヤメロォォォ！！」

アツコ(遮光性マスク)「ぺたぺた…(反省部屋にNFM塗装なう)」

新素B「目が、目がぁぁああああ！！！！」

アツコ(院長の予言の時間まであと1時間か…)

ヒヨリ『───ちょ、強す…あと一回ドン勝すれば耐久終了なんですから見逃あっ…』

新素B・ヒヨリ『「うわぁぁぁああああん！！！！」』

[131 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/21(金) 08:39:22]

湯神モブ「やあやあ！おまたせしたね、お待たせし過ぎたかもしれないね！今回我々が新たに開発したのは「枯渇の湯」だ！」

湯神モブ「温泉というのは入浴者の疲れを癒すもの、今まではそうだったかもしれない。しかし！逆に浸かると害する温泉があってもいいのではないかと！―――」

アヤ「おお。」

湯神モブ「このように浸かるｔ183ｊｄ縫うんク8ｗｂ８ｙｊｐｓﾇﾙﾎﾟ、ぃうｎ8ef-m9(^Д^)b8 n3%%%ok rf3l 4vco3qHALOnr8uv＠ne9ｶﾞｯma!sdi sx;ls:?Xa;:, soi 9idam;ふじこlp」

コクリ「ただの毒泉では？」

コトリ「ありがとうございました！それでは結果!!」

リオ: dice1d10=7 (7)

ユウカ: dice1d10=2 (2)

ヒマリ: dice1d10=10 (10)

ウタハ: dice1d10=3 (3)

先生: dice1d5=3 (3) +5(先生's温情)

[132 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/21(金) 16:34:15]

コトリ「というわけで、評価を聞いていきましょう！」

ユウカ「ヒ素や硫化水素、重金属に二酸化硫黄……管理が大変なうえに、そもそも入る人も少ないでしょ？ それじゃ収益も見込めない。だからダメね。」

ヒマリ「特定の事例(デカグラマトンの再生能力の抑制)に使えるため、個人的には助かりますね。」

どこかのクソトカゲ『ｱｱｱｱｱｱ!!!!』

ウタハ「オートマタとかが溶けたりするのはちょっとまずいかな...」

先生「浸かってみたけど、なんか、逆に元気になった気がするよ(?)」

リオ「実利の観点においてはアレだけど、温泉としての形式を保ってここまで完成できている点は評価に値するわ。ただ、温泉よりそれに耐える外壁の開発の方がすごい気がするわね。」

カラクリ「汚染耐性の装備の開発はいろいろ大変だからの。」

タタリ「それに加えて、軽量化とか流線形にしたり、効率面にも気を配ると更に難しいんだよ...?」

コトリ「お次は～？」

dice1d4=3 (3)

1.C&C

2.トレーニング部

3.エンジニア部

4.セミナー

[133 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/21(金) 22:35:53]

コトリ「お！次は我らがエンジニア部代表のヒビキですね！」

ウタハ「きっと、完璧なプレゼンをしてくれるだろう！」

ヒビキ「先輩、ハードルが...」

ヒマリ「ヒフミさんだって負けてませんよ。ねえ？」

ヒフミ「私もハードルが...あはは」

[134 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/22(土) 07:12:27]

ユズ「全体的に評価があんまり高くない…」

モモイ「今回のは自信作だからね！きっと大丈夫！」

ミドリ「あのシステムを受け入れてくれれば満点だね…！」

アリス「アリスもユズの作ったゲームで遊んでると楽しかったです！」

[135 二次元好きの匿名さん 25/02/22(土) 14:45:20]

何が出るかな

[136 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/22(土) 21:32:16]

ヒビキ「私が作ったのは、「ホロクローク」。前回、ウタハ先輩が作った光学迷彩下着の逆。このリングを手足首に付けると、服の映像を体の周りに映し出してくれるの。」

ヒビキ「普通なら作業してたら服が汚れちゃうけど、これはホログラムだから汚れが見えない！ 研究が忙しい人にも便利！」

ヒビキ「もちろんBluetooth搭載済だから、スマホで簡単に衣装も変えられる。自爆アニメーションもあるよ！」

ヒビキ「中に何も着てなくてもいいから、前回みたいな人にも需要はある！」

ヒビキ「コスプレしたい人は、コレで実際に着ているときのイメージ作りやすいから便利！」

アヤ「服作るのに便利だね。それに着なくてもいいのか。洗濯らくちんだね。でも、どうしよ。充電できるとこないね。」

コクリ「気にするとこそこなんですか？」

マガリ「馬鹿には見えない服...私は喜んで馬鹿になろう。」

コトリ「お疲れ様です、ヒビキ！頑張ってましたからね！さて、結果は！」

リオ: dice1d10=2 (2)

ユウカ: dice1d10=1 (1)

ヒマリ: dice1d10=3 (3)

ウタハ: dice1d5=4 (4) +5(贔屓じゃないよ、ロマンだよ)

先生: dice1d5=5 (5) +5(先生's温情)

[137 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/23(日) 06:20:07]

コトリ「それぞれ聞いていきましょう！」

ウタハ「あの小ささで、あそこまでのたくさんの機能を詰め込んでいるのは流石だね！」

先生「シャツとか洗わなくて済むのは助かるかも。」

ワカモ「？！」

コタマ「？！」

アキラ「？！」

ミドリ「？！」

ノドカ「ぐっ、何か…すごいことを言ってる気が…！」

[138 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/23(日) 14:28:27]

ヒマリ「エイミが合法的に全裸になってしまったんですけど！？どうしてくれるんですか！！！！」

エイミ「いえーい。すずしいね、先生。」

先生(胸の感触がダイレクトに...！！)

ハナコ『―――！！！』

コハル『急にどうしたのハナコ...』

ユウカ「アパレル業界を崩壊させるだけで、市場が成立しないわね。製造・流通・小売が壊滅し、経済全体に悪影響を及ぼすおそれ大。さらに、装置のコストが高く、普及しづらし、デジタル服の著作権管理も課題よね。新市場の創出より、既存市場の破壊リスクの方が大きいため、投資価値はないわ。」

リオ「概ねユウカと一緒よ。偽装・コピー問題でブランド価値の暴落、映像トラブルによる不具合に対応しなければ実用化は無理よ。発明としては画期的だけど、長期的な安定性に欠けるため、企業戦略としては微妙ってところね。」

フブキ「あう...」

コトリ「相変わらず厳しいですね...んん、気を取り直して、次行きましょう！」

dice1d4=2 (2)

1.C&C

2.トレーニング部

3.疑似科学部

4.セミナー

[139 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/23(日) 21:43:12]

スミレ「「忙しくて時間がない」「運動が続かない」「疲労が抜けない」そんな悩みをすべて解決する、究極のソリューションをご紹介します！それが… 「24時間フルオート・トレーニング＆ケア・スーツ」！これを着るだけで、日常生活すべてがトレーニングになり、最高のパフォーマンスを維持できる未来が実現します！！」

スミレ「このスーツはなんと、あらゆる動作を筋トレへと昇華させます！着て歩くだけで、最適な負荷をかけた筋肉強化モードが作動！微細な電気刺激（EMS）で、何もしていなくてもインナーマッスルを鍛えれる！姿勢センサーが最適なフォームを維持し、体幹を自動矯正！つまり、何をしていても——仕事中も、移動中も、ゲームをしていても！すべてがトレーニングになるのです！！」

スミレ「寝ている時間もバッチリです！微細筋収縮トレーニングで、寝ながら筋力アップ！マッサージ機能で、疲労回復と血流促進！成分補給システムで、プロテインやBCAAを最適に吸収！朝、目覚めた瞬間から最高のコンディションが手に入るのです！」

スミレ「お風呂の時間さえも無駄にしません！スーツが水流を制御し、湯船の中でアクアトレーニングを実現！ミネラル吸収システムで、温泉成分を効率よく体内に取り込みます！毛穴洗浄モードで、発汗とともに老廃物を徹底デトックス！リラックスしながら、最高のボディメンテナンスが可能になります！」

スミレ「他にも、体内の水分バランスをリアルタイム計測し、必要なタイミングで自動補給！ナノフィルターを通じて、皮膚からアミノ酸・電解質・プロテインを吸収！長時間の活動やトレーニング後も、最適な栄養バランスを自動調整！これにより、食事やサプリの摂取タイミングを気にすることなく、常に最高の栄養状態を維持できます！！」

スミレ「このスーツを着れば、あなたの生活そのものがトレーニングになり、一切の無駄なく、理想の身体を作ることができます！これを身にまとえば、24時間365日、最強の肉体を手に入れる準備は整うのです！さあ、皆さんもトレーニング部に入って一緒にトレーニングしましょう！！」

[140 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/23(日) 21:45:06]

アヤ「おお、すっごいねコレ。」

マガリ「感覚バグりそう。まあ、神経ないんだけどね！」

アツコ「サっちゃんにプレゼントしたら泣いて喜びそう。」

カラクリ「私はもう筋肉ないからの...」

タタリ「すでに強靭だから必要ないのですよ、カラクリ様！」

コトリ「なんかいろいろすごそうですね！！さて、結果は!!」

リオ: dice1d10=6 (6)

ユウカ: dice1d10=3 (3)

ヒマリ: dice1d10=3 (3)

ウタハ: dice1d10=9 (9)

先生: dice1d5=3 (3) +5(先生's温情)

[141 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/24(月) 04:43:22]

コトリ「聞いていきましょう！」

ウタハ「うん、素晴らしいね！あとBluetoothと自爆機能とかあれば最高かな！」

先生「ずっとつけてたら、体のコリとかほぐれて良かったね。」

[142 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/24(月) 14:30:48]

リオ「常にトレーニングできるのは魅力的かもしれないけれど、継続的にトレーニングを続けたときの悪影響やデータがもう少し欲しいわね。」

[143 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/24(月) 17:41:37]

ヒマリ「遠隔でハッキングされたとき、身体に著しいダメージが入ることが想定されますね。」

ユウカ「単純に素材やシステムも高価だし、市場もニッチで収益モデルが不安定ね。」

コトリ「なるほど...。現在はこんな感じです。」

逆温泉(30)

トレーニングスーツ(29)

セキュリティ本(26)

透明服(25)

逆塗料(20)

コトリ「今年あまり振るいませんね...今後に期待です！」

dice1d4=2 (2)

1.C&C

2.ヒフミ

3.疑似科学部

4.セミナー

[144 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/24(月) 22:27:35]

ヒマリ「頑張ってくださいね、ヒフミさん？」

ヒフミ「はい！」

ナギサ『う〜んう〜ん……』

ミカ『どうしたのナギちゃん？』

セイア『いつにもなく深刻そうな顔だね。』

ナギサ『なにか、とても大事なものを忘れてしまっている気が……』

[145 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/25(火) 07:46:41]

ヒマリ「例の怪獣は準備できてますか？」

ウタハ「ああ、ビーム砲や巨大化装置もちゃんとね。」

???「ゴゴゴゴ……」

[146 二次元好きの匿名さん 25/02/25(火) 16:41:34]

なんだなんだ
怪しいものじゃないだろうな

[147 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/26(水) 01:45:46]

アツコ「よし、ビッグブラザーズアルゴリズム体操……だったっけ？ 院長の神託通り手に入れたけど…」

リオ(なんだかバックヤードが騒がしい気が…)

アツコ「ミレニアムのトップって思ったより大したことなかったな。それとも院長がすごすぎるのかな……？」

ミライ「エンジニア部のモンスターにチップは仕込めましたか？」

灰梟「ええ、完璧に偽装しておきましたよ。盛大に会場を荒らしてくれるだろうな…！」

ミライ「さすが、コードネー厶:灰梟とつけられるだけありますね。報酬は弾んでおきますね♪」

アツコ「まあ、あとはミライって人に全部押し付けて」

先生(急にカリン達に誘拐されたときは驚いたけど、結構楽しいな…)

アツコ「終焉の時まで先生に気づかれないようカモフラージュを仕込むだけ。さて、次の神託は……」

[148 二次元好きの匿名さん 25/02/26(水) 10:39:07]

やってんねぇ

[149 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/26(水) 10:40:02]

ゴゴゴゴ…

コトリ「あれ…？地響きが…」

ドゴォォォオン!!

突如、会場の壁が轟音とともに砕け散り、暗闇の中から現れたのは、異形のヴィラン。ライオンの頭を持ち、鷲の翼が風を切り、ゴリラの胴体はその圧倒的な力を誇示する。シャコの右腕が鋭く振るわれ、カマキリの左手が鋭い刃のように煌めく。カンガルーの足が力強く地面を蹴り、タコの触手が不気味にうねる。

その姿はまさに、自然界の頂点に君臨するかのような、恐怖と混沌を象徴する存在だった。会場の空気が一瞬で凍りつき、全員がその圧倒的な威圧に息を呑む。

ヴィランロボ「GYOOOOO！！！」

ウタハ「よし！ヴィランロボ発…あれ…？」

ヒマリ「ちょっとでかすぎませんか！？」

ユウカ「か、カリン！アカネ！」

ヒフミ「な！？「モモガイザー」第46話のキマイラロボじゃなくて、第87話の「復活！スーパージャイアントキマイラロボ」の方ですか？！でも、問題ありません！私が倒します！」

ヒフミのバッグが開くと、中から精巧な機械仕掛けの獣たちが飛び出した。金属の脊椎がむき出しの蛇のように長い猫、メタリックピンクの装甲を持つ鳥、そして白く発光する無機質な仮面をつけた人工の鳥。それぞれが駆動音を響かせながらヒフミの周りにまとわりつく。

ヒフミ「コード認証確認！ヒロイック・チェンジ！モモガイザー！」

ヒフミが高らかに掛け声を上げると、背後の機械獣たちが一斉に分解され、無数のメタリックなパーツが宙に舞う。光の軌跡を描きながら、パーツは次々とヒフミの体へと吸い寄せられ、カシャーン！と音を立てて装着されていく。

鋼鉄のフレームが四肢を包み、装甲が滑るように組み上がる。駆動音とともに関節が固定され、ヘルメットがカシャッと顔を覆った瞬間、スーツ全体が一閃の光を放つ。ヒフミは拳を握りしめ、鋼鉄の脚で地を踏みしめる。

ヒフミ「正義と可愛いモノの味方！モモブレイブ、参上です！！！」

[150 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/26(水) 14:08:14]

コタマ「あれってもしかして―――」

ユズ「ハイパーロボット大決戦Wで見た―――」

アリス「間違いありません―――モモブレイブです！！」

先生「おおおおおおおお！！！！」

コトリ「い、いったい何が起こっているのでしょうか！？地面が―――ひゃあっ！？」

ミライ「ふっふっふっ...ところがどっこい！このモンスターは、昨日、灰梟によって改造された最強の戦闘兵器です！ヒーローごっこで倒せるような雑魚敵じゃないんですよお！！愚か者が！さあ、行け！その力で会場を滅茶苦茶にして、混沌の渦へと追い込んでしまいなさい！！」

ヒフミ「モモフレンズの名の下に、あなたをオシオキしちゃいます！！」

ヒフミは背中のバッグから、可愛さと厳つさを兼ね備えたミサイルランチャーを取り出し、劇的な動きで構える。彼女の目は鋭く、ロボヴィランの口の中にぴったりと狙いを定めた。

ヒフミ「ターゲットロックオン.........ミサイル、発射ッ！」

ミサイルはくねくねとねじれた軌道を描き、ロボットの口の中へと吸い込まれる。爆発が轟き、ヴィランロボは大きくよろけ、破壊の余韻を残して揺れ動いた。

ヴィランロボ「GU...OOOO...」

ミドリ「あ、あれは…「モモカイザー」第29話でぺろぺろキングを倒すとき、口の中に撃ち込んで内部から爆発させたウェーブキャット・ミサイル！！」

ヴィランロボ「SHAAAAA！！！」

ヒマリ「(マイクひょいっ)...ああーっと！巨大ロボの触手がもぎ取った柱が清楚系美少女ハッカーである私の元に倒れてきています！このままだと押しつぶされてしまいますね！ピンチです！」

ユウカ「ヒマリ先輩、なに呑気に解説なんかしてるんですか！？早く逃げますよ！！」

[151 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/26(水) 14:54:12]

ヒフミ「なっ！こういう時は―――はっ！！」

ヒフミは冷静にベルトからグレネードをGLに装填し、倒れゆく柱の落下地点を狙って発射した。瞬時にグレネードが爆発し、中からピンキーパカの巨大なエアクッションが膨らみ、柱を優しく包み込んで、音もなくその衝撃を吸収した。

コタマ「あれは...「劇場版 モモガイザー～ニコライの謎～」の転がってくる巨大観覧車を止めるシーンで登場したピンキー・クッション！！」

ヒマリ「ふう...危機一髪でしたね！」

ミライ「ちょっとちょっと！！何を手こずっているんですか！？早くやっつけてください！！」

灰梟「まあまあ、そうかっかすんなって...必殺技をちゃんと仕込んであっからよぉ！」

ヴィランロボ「フォォォン.........！！！」

モモイ「あれ、うごかない...？はっ、もしかして、チャージ攻撃！！？」

リオ「まずいわね。私の計算によると、このまま発射されれば周囲数キロに甚大な被害が出るわ。」

ヒマリ「それはまずいですね、モモブレイブさんに何とかしてもらわないと♪」

ヒフミ(あれは...必殺技のエクリプスブレス！！そんなところまで再現を...！？)

ヒフミ「それなら―――」

ヒフミは背中に生えた翼を引き抜き、素早く自分の前で組み合わせた。すると、翼は急速に変形し、アングリーペンギンのような模様を浮かべながら巨大な盾となって現れた。その盾は鋭い輝きを放ちながら、ヒフミを完全に守る姿勢を取った。

ユズ「あれは...えっと...何話かは覚えてないけど、ゲームだとガード削りされない優秀なガード技！！」

ヴィランロボ「GYAOOOOOOONNNN!!!!」

[152 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/26(水) 15:26:19]

ヒフミ「くっ...強い...！！」

先生「ヒフミ～がんばれ～！！」

ウタハ「負けるなーー！！押せー！！」

ヒビキ「...頑張れ！」

コトリ「がんばってくださぁぁい！！」

ハレ「こらえて～！」

コタマ「いけー！耐えろー！」

マキ「耐えて耐えて～！！！ほら、チヒロ先輩も！」

チヒロ「え、...が、がんばれ～...？」

モモイ「押せ押せーー！！」

ミドリ「ファイトーー！！」

ユズ「が、頑張れ...！！」

アリス「アリスも応援します！！がんばってください！！(モモフレンズステッキふりふり)」

スミレ「腰の位置を低く！！」

カリン「もっと足を踏み込んで！」

[153 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/26(水) 15:26:57]

アカネ「もうちょっとですよ～♪」

アスナ「がんばえ～！ふぁいとー！！」

ネル「......ん。(ポップコーンもぐもぐ)」

ヒマリ「ガンバレ～♪」

エイミ「わーわー(応援旗ふりふり)」

リオ「が、がんばえ～...///」

ノア「頑張れ～♪」

ユウカ「の、ノアまで.........なにこれ、私がおかしいの...？？？」

ミライ「やれー！！落とせ―！！」

灰梟「もうちょっとだー！！出し切れ―！！」

アツコ「わ～...がんばえ～♪」

タタリ「がんばれ～だよ！！！」

アヤ「がんばえ～！」

マガリ「いいぞー！！そこだー！！差せー！！」

コクリ「.....我々は一体何を見させられているんですか？」
カラクリ「...さあの。」

[154 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/26(水) 17:31:38]

ヒフミ「―――でも、負けるわけにはいかないんです！！はぁぁぁっ！！」

ビームの閃光が収まり、爆風の余韻が静まる。

ヒフミ「はぁ…はぁ…っ！」

ヒフミは息を切らしながらも、しっかりと盾を構えたまま立っていた。ヴィランロボの砲口から煙が立ち上り、ついに攻撃が止んだ。

モモイ「やったか！？」

ユズ「いや、まだ終わってない...アングリーシールドはただのガード技じゃなくて―――」

灰梟「なっ！？高エネルギー反応だと...！？！」

ヒフミ「行きますよ！！！」

ユズ「ガードしてる間に溜まった怒りを跳ね返す！！」

ヒフミ「アングリー...―――バーーーストッッッ！！！」

灰梟「ぐ、ぐああああああああああああああああ！！！！！！！！」

マキ「決まったっ！！「モモガイザー」第１期、最終話の必殺技！！「アングリーバースト」！！」

リオ: dice1d10=5 (5)

ユウカ: dice1d10=9 (9)

ヒマリ: dice1d5=2 (2) +5(後輩への優しさです。贔屓ではありません。)

ウタハ: dice1d1=1 (1) +9(ザ・ロマン)

先生: dice1d1=1 (1) +5(先生's温情)+4(ロボットアニメ好き)

[155 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/26(水) 17:44:14]

先生「......本当に......「ありがとう」...それしか言う言葉が見つからない...」

ウタハ「素晴らしい演目だった！危なく絶頂しかけたね。」

ヒマリ「素晴らしいかったと思いますよ。でも、手伝った身からすると、まだまだ課題点が山積みですからね。お疲れ様です、ヒフミさん。」

ユウカ「まあ、いいんじゃないかしら？///(モモガイザー隠れファン)」

リオ「戦闘能力の高さと作品への愛は認めるけれども、通常使いはできないし、ちょっと運用に困るわね。」

コトリ「こほん、というわけでヒフミさんありがとうございました！！」

アツコ「それじゃあ...ね？ふふ...」

ミライ「こいつらハメたんだ！！うわぁぁぁぁん(泣)！！！」

[156 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/26(水) 20:48:03]

アリス「ふう...あの後、大暴れしたちびメイド先輩を抑えたり、ノア先輩がまた全員に催眠魔法をかけて寝てしまったりしましたが、何とかなりましたね！！」

ユズ「何とかなったのかな...?」

ミドリ「うう...「トリ」かあ...」

モモイ「大丈夫大丈夫、何とかなるって！！」

モモイ(なんてったって、私たちにはG.Bibleと一緒に手に入れたG.Codexがあるんだからさ...)

コトリ「いろいろありましたが、ついに最後！トリを飾るのはゲーム開発部です！」

モモイ「私たちが作ったゲームはTSCの新作！TSCI(Tales Saga Chronicle Infinity)！！」

ミドリ「よしよし...」

ユズ「緊張して喋れないなんてことにはなってないね。」

モブA「ついにTSCの新作だ！！」

モブB「はあ、どうせまたク.ソゲーでしょ...」

モモイ「なんと今回のTSCは今までのゲームとは一味違う！ドット仕様のレトロな雰囲気を残しながら、完全フルダイブ型のオープンワールドで遊べるVRMMORPG！！」

モブC「おお。」

マキ「MMO！！ああ...また睡眠時間が減っちゃう予感が...」

ユウカ(あの子たちそんな技術持ってたのね...見くびってたわ。)

[157 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/26(水) 21:02:43]

ミドリ(まあ、実際はG.Codexの中のコード丸々コピペしただけなんだけどね...)

ユズ(明らかに見たことない言語だったけど、なぜか不思議と動いたんだよね...よくわかんないの入れるのはプログラマーとしては良くないし、バグ発生したときにデバック大変になるからしない方がいいんだけど...背に腹は変えられない...)

モモイ「無限に広がる世界で、無限に遊べて、無限に楽しいテイルズ・サガ・クロニクル・インフィニティ！！―――まあ、あれこれ言っててもわかんないよね。というわけで早速やってみよっか！」

先生「誰をテストプレイヤーにするの？」

モモイ「ふっふっふっ...なんとTSCIにはヘッドギアとかVRゴーグルとかも不要なんだよ先生！」

ウタハ「どういう仕組み何だ...?」

モモイ「ボタン一つ押すだけで、周りの人間みんなゲームの世界に連れてっちゃうつよつよ仕様だからね！」

先生「えっ？」

アヤ「えっ？」

マガリ「えっ？」

みんな「「「えっ？」」」

カラクリ「ん...？その仕様どこかで...」

モモイ「さあみんな！テイルズ・サガ・クロニクル・インフィニティの世界へいざ、しゅっぱ～つ！！」

ユウカ「ちょ、ちょっと待ちな―――」

モモイ「ポチッとな。」

[158 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/27(木) 01:26:45]

先生「"ううん…"」

ユウカ「ひぃぁあ…？」

ハレ「ぁぁぁぁあ？？エナドリ飲みすぎたときみたいぃ〜？」

マキ「まぶたを押した時に見える宇宙みたいなのが〜？」

チヒロ「これ〜…？やばいやつなんじゃ〜…？」

ヒマリ「あぁぁ…？地面が近くなったり遠くなったりぃ…？」

エイミ「あつくなったり〜？さむくなったり〜？」

コトリ「これは〜？せつめいできませんねぇ〜〜！！」

マガリ「うぉぉぉんん？！なんか変な感じが…！」

アヤ「うっ…！なんだろ…意識がだんだん薄れて…なんか前にも何回か体験したことあるような感覚が…」

タタリ「なんか〜きもちわるいよぉ〜？！」

アツコ「なるほど…院長が言ってたのはこれのことか…」

カラクリ「これは…まさか再構築か…！？」

モモイ「行くよ、みんな！」

アリス「魔王討伐に出発です！」

[159 二次元好きの匿名さん 25/02/27(木) 10:57:48]

とんでもないもの出来てんじゃん

[160 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/27(木) 16:25:25]

"Illusions never in truth’s yoke."
（幻想は決して真実の軛に縛られない。）

ーー西暦20XX年。

科学は神の領域に達し、都市「ミレニアム」は究極の知性を生み出した。
それは、人が創りし「神々」。

しかし、それは救済ではなく支配だった。
神々は無限に広がる虚構の牢獄を築き、人々は終わりなき夢に囚われた。

けれど、君の心はまだ自由だ。

君の内に眠るのは、「幻想」という力。
偽りの神々に対抗しうる力。

無限の世界を駆け巡り、幻想を駆使して立ち向かえ。
夢は現実を侵し、幻想は無限の力を持つ。

だが、神々もまた君を試すだろう。
この終わりなき牢獄から抜け出す術は、君自身が見つけるしかない。

戦うか、従うか。

決めるのは、君自身。

━━━━━━━━━━━━━
Tales Saga Chronicle
—The Infinity—
━━━━━━━━━━━━━

[161 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/27(木) 16:33:03]

【CHARACTER CREATION】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
名前を決めろ！
君の冒険者としての名前を選び、この世界に刻もう。

─────────────────────────
【NAME】
─────────────────────────
　・名前: ______________________
─────────────────────────

【JOB】
─────────────────────────
・戦士　◄
・魔法使い
・弓使い
・盗賊
.
.
─────────────────────────

【RACE】
─────────────────────────
・人間
・エルフ
・獣人
・魔族
.
.
─────────────────────────

[162 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/27(木) 16:52:16]

アヤ「んん...」

目を開けると、私たちは電子空間の中心で倒れていた。そして、目の前には不思議なウィンドウが浮かんでいた。

マガリ「...はっ！ここは！？」

アヤ「わかんない、気づいたらここに...」

マガリ「ん、なんか変なのが―――」

アヤ「な、なにこれ...」

マガリ「ステータス画面かな？はえ～～～最近のゲームってすごいんだね！マジで目の前にあるじゃん。」

カラクリ「あの子たちがこの技術を...?でもアレは昔師匠が...」

タタリ「だいじょうぶですか～？カラクリ様～？」

マガリ「とりあえず、入力してみよう！」

アヤ「名前とえーと...」

マガリ「役職か...」

dice1d4=2 (2)

1.アヤ「普通の役職しかないね...」

2.マガリ「ネクロマンサーがあるよ！」

3.タタリ「一応、人形遣いってのならありますね～？」

4.アヤ「傀儡師も傀匠もある...!」

[163 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/27(木) 17:10:36]

アヤ「それは、どっちかというとカラクリ様の方かな。このなかだと、私はスパイダーとかじゃないかな。」

マガリ「う～ん...」

アヤ「そんなに悩む？」

マガリ「生前通りパラディンとか？現状からしてやっぱりゴーストライダー？それともアンデッドソルジャーとか？でも日中動けないし...」

dice1d4=1 (1)

1.アヤ「幽霊の方にしたら？」

2.アヤ「ゾンビのほうにしたら？」

3.アヤ「でぃめんたー？ってのもあるよ？」

4.dice1d3=3 (3) +タタリ「あっ(左手でウィンドウタッチ)」

[164 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/27(木) 18:29:48]

アヤ「私は女郎蜘蛛？あらくね？族のスパイダー。」

マガリ「私は獣人族の、役職：ゴースト。」

タタリ「私はドワーフのメカニストだよ～？」

カラクリ「それで、私はりっちー？のねくろまんさーだの。しかして、決めても何も起こら―――」

突然、足元の床が消え、私たちは無重力のように空中でバランスを崩しながら、まっすぐに落ちていった。

アヤ「う～ん...周りに糸張れない。死ぬやつかな。」

マガリ「とうっ！」

マガリは宙でしなやかに身を翻し、まるで猫のように軽やかに着地した。

アヤ「ないすきゃっち。」

マガリ「惚れなおしてもいいのよ？」

タタリは柳垂を開き、まるで舞うように空中を滑るようにしてゆっくりと落下していった。カラクリは体に仕込んでいたプロペラを回し、風を切る音を響かせながら、軽やかに地面へと着陸した。

タタリ「初見殺し過ぎるよ～？」

モモイ『チッ、引っかからなかったか...』

ミドリ『この要素いる？』

モモイ『でも甘い！初見殺しは二段構えなんだよ！！』

[165 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/27(木) 19:07:38]

モモイ『行け！！！転生トラック君！！新人プレイヤーを弾き飛ばして差し上げろっ！！』

ユズ『そういうことしてるから低評価レビューが沢山つくんじゃないかな...？』

地面に無事着陸した私たちは、ほっとしたのも束の間。突然、横から巨大なトラックが猛スピードで私たちめがけて突っ込んできた。

カラクリ「危ないの。ひょいっ、と。」

カラクリが冷静に腕を振り払うと、突っ込んできたトラックの車輪が急に外れ、ガタガタと音を立てながら私たちの横を通り過ぎていった。そのまま、トラックは地面に激しくぶつかり、大きな爆発音とともに炎を上げて爆発した。

モモイ『なっ！？トラックが先に転生しちゃった...かくなる上は、ユズ！！』

ユズ『う、うん...！(カタカタピポパ)』

マガリ「いったいここどこなんだろ―――」

その直後、轟音とともに、野生の転生トラックの群れが突如として現れ、猛スピードで私たちめがけて襲いかかってきた！

マガリ「なんだ、野生のトラックの巣か。」

アヤ「野生のトラックの巣なら仕方ないね。」

タタリ「だよ？」

カラクリ「ほいっ、ひょいっ。」

モモイ『な、なんでこんなすぐ壊れるの！バグ！？』

ユズ『他の人たちはちゃんとかかったのに...』

[166 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/28(金) 00:16:21]

【ヴェリタスの場合】

マキ「ふっふっ...私はアーティストにしたよ！！」

ハレ「私はウィッチ。」

コタマ「プリーストです。」

チヒロ「動けるの私しかいないからって、モンクやらせるかね。」

マキ「まあまあ...文句言ってても進ま―――地面がぁぁぁあ！！」

「GAME OVER」

【ヒフミたちの場合】

ヒマリ「私は賢者一択ですね！エイミは何にしたんですか？」

エイミ「私はレンジャーにしたよ。」

ヒフミ「私はエンターテイナーにしました！」

ヒマリ「あら、地面が...」

ヒフミ「ピンキー・クッション！！ふぅ...間に合いま―――」

転生トラック君「ブルルルルルルン！！！」

「GAME OVER」

[167 二次元好きの匿名さん 25/02/28(金) 08:57:50]

ひどい…

[168 二次元好きの匿名さん 25/02/28(金) 16:38:50]

野生のトラックとは…？

[169 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/28(金) 17:02:36]

ユズ『モモイ...さっきの人たちがトラック乗りこなして転生空間走り回ってる...』

モモイ『なな！？』

ユズ『だから素直に転生ステージにしとこうって言ったのに...』

カラクリ「あとの操作は任したぞ。」

アヤ「任されました。」

マガリ「このあと、どうするの？」

dice1d4=1 (1)

1.マガリ「でもここ、見渡す限りトラック以外なんもないよ？」

2.アヤ「とりあえず、あの建物のところに行こう。」

3.カラクリ「ふむ、そこの下に不自然な空洞があるの。」

4.モモイ『あ、まずい。その先はっ...！』

アツコ「院長からは孤島の小屋に向かえと...トラック君知ってる？」

トラック「ﾌﾞﾙﾙﾙ...」

アツコ「そっか、とりあえず何か目印があるところまで向かおう。」

ミライ『しくしく...』

新素B『うわんうわん...』

コクリ『全員倒れてしまいましたね...あれ？これ脱走のチャンスでは？』

[170 ◆CWWb2UleUxkH 25/02/28(金) 18:00:14]

タタリ「たぶん謎解きなんだよ！」

アヤ「なぞ...」

タタリ「きっと、なにかヒントが隠されてるんだよ！」

カラクリ「トラックしかないがの...」

アヤ「荷台の中とか？」

タタリ「なんか、荷物が入ってるかもしれないよ～？」

アヤ「マガリ、ゴー。」

マガリ「くらえ！『スティッキー〇フィンガーズ』ッ！！」

マガリは人差し指のカバーを取り外すと、ナイフがでてくる。

QVC口兄「ギコギコはしません(人差し指ふりふり)、一度刃が入ったら...スゥゥゥーーーーッ！！！(ｷﾞｺｷﾞｺｷﾞｺｷﾞｺ)」

ナイフが金属を貫通し、鈍い音が鳴る。

アヤ「わ～～～～～。(ぱちぱち)」

マガリ「さてさて、中身は...?」

dice1d4=1 (1)

1.マガリ「何の成果も得られませんでした！！」

2.アヤ「なんか置いてあるね。」

3.タタリ「やっぱりなんか書いてあるよ！」

4.アヤ「誰かいる...!」

[171 二次元好きの匿名さん 25/03/01(土) 00:29:43]

アヤ「うーむ、どうしたものかね。」

タタリ「さすがにヒントが無さ過ぎるよ～？」

dice1d4=1 (1)

1.ユズ『私たちが現世に送り届けるね...』

2.アヤ「S・O・S」

3.アヤ「困ったら前。」

4.モモイ『そっちに行っちゃダメ―――あ～！！』

[172 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/01(土) 10:08:04]

ユズ「よいしょっと」

ユズの力で、私たちは本来のスタート地点へと転送された。

マガリ「到着！」

アヤ「荒れ果てた大地だ。」

タタリ「何かがこっちに襲い掛かってきてるよ～？」

アヤ「アレは―――」

dice1d4=3 (3)

1.小型の暴走したオートマタ

2.偽りの神々の眷属(人型)

3.野生化して凶暴になったペットオートマタ

4.ボスっぽいやつ

[173 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/01(土) 15:16:50]

カラクリ「ちょうどいいのがおるの。こやつを乗り物にするとするか。」

マガリ「おらぁっ！！いっぱぁつ！」

アヤ「地面縫い付けぇ...！」

タタリ「コア破壊～？」

dice1d4=3 (3) :dice1d100=39 (39)

1.狼

2.巨大クワガタ(+30)

3.ドラゴン(+50)

4.ムーンビースト(+100)

v.s.

アヤ&マガリ&タタリ:dice1d100=75 (75) +127+17+23

[174 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/01(土) 15:25:07]

アヤ「龍討伐。」

マガリ「ててーん！【ドラゴンスレイヤー】の称号を手に入れた～！」

アヤ「あるのそんなの？」

タタリ「なんか左上からシュッってでてきたよ～？」

カラクリ「それじゃあ動かせるよう改造するとするかの。」

タタリ「ついでにdice1d4=2 (2) 」

1.座席とシートベルト付けましょう

2.機関銃も搭載しましょう

3.余った鱗で纏傀儡作りましょう

4.自爆機能とかでもつけましょう

dice1d4=1 (1)

1.アヤ「私たちも手伝おう」

2.アヤ「あんまり力になれないから、周り見回ってるね。」

3.マガリ「探検しに行こう！」

4.+アツコ(ﾊﾞﾘｨﾝｯ!)

[175 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/01(土) 15:57:30]

マガリ「すてぇぇーたぁぁーす！！！」

ステータスウィンドウ君「ｳｫﾝ」

アヤ「なにそれ？」

マガリ「自分のHPとかMPとか状態とか見れるんだよ。」

アヤ「どれどれ...」

【NAME】：マガリ

【LEVEL】：1

【HERRORP】：dERRORice1ERRORd10ERROR0=ERROR

【MP】：dice1d100=25 (25)

【RACE】：獣人

【SEX】：女

【JOB】：ゴースト

【SKILL】：

・虚幻歩法(ゴースト固有;物体を通り抜ける)

・サイコダイブ(ゴースト固有;対象の精神世界に侵入)

...

【ABILITY】：

・傀儡の呪印

・服従の呪印

・監視の呪印

・禍津日神の呪印

・人魚姫の不死の呪印

...

マガリ「みたいに見えるんだよね！まあ、私のHPバーバグってるんだけど...」

[176 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/01(土) 16:15:48]

アヤ「すてーたす。」

ステータスウィンドウ君「ｳｫﾝ...君たちABILITY終わってない？」

【NAME】：アヤ

【LEVEL】：1

【HP】：dice1d10=2 (2)

【MP】：dice1d100=26 (26)

【RACE】：アラクネ

【SEX】：女

【JOB】：スパイダー

【SKILL】：

・糸縛り(スパイダー固有;対象を糸で縛り付ける)

・糸操縦(スパイダー固有;対象のコントロールを奪う)

...

【ABILITY】：

・半妖化

・服従の呪印

・監視の呪印

・依存の呪印

・禍津日神の寵愛

...

アヤ「うーん...」

マガリ「HPが低いのは仕方ないって、今まで通り全部回避すれば変わんないよ！」

タタリ「私も見てみますよ～？」

カラクリ「すてーたす！」

[177 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/01(土) 16:49:04]

ステータスウィンドウ君「ｳｫﾝ...ｳｫﾝ...ABILITY以外も終わってない？」

【NAME】：タタリ

【HP】：dice1d1000=952 (952)

【MP】：dice1d100=41 (41)

【RACE】：ドワーフ

【SEX】：無性

【JOB】：メカニスト

【SKILL】：

・精密修理(修理精度が上がる)

・高速修理(修理速度が30%短縮される)

...

【ABILITY】：

・服従の呪印

・監視の呪印

・祟神の呪印

...

【NAME】：マダラ

【HP】：dice1d10=1 (1)

【MP】：dice1d100=29 (29)

【RACE】：リッチー

【SEX】：女

【JOB】：ネクロマンサー

【SKILL】：

・死者操術(倒したエンティティを使役できる)

...

【ABILITY】：

...

カラクリ(おそらく、生体情報と閉..へいろぉ？の情報を読み取っておるな...)

[178 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/01(土) 16:58:10]

カラクリ「よし、龍舟の完成じゃの。」

タタリ「浮上させるよ～？」

アヤ「あとは、私が操縦しますね。」

マガリ「このあと、どこ行くつもり？」

dice1d4=3 (3)

1.アヤ「あそこの高い塔のところでも行ってみる？」

2.アヤ「あそこで誰か戦ってる、見に行ってみよう。」

3.カラクリ「空の亀裂のところにでも行けば脱出できるかもしれんの。」

4.マガリ「あっち側なんかバグってない...?」

[179 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/01(土) 22:22:08]

アヤ「よし、行くよ。龍丸。」

龍丸「ｸﾞｳｵｵｵｵｵ!!!」(ﾊﾞｯｻﾊﾞｯｻ)

モモイ『はぁ...はぁ...』

ユズ『お、おかえり...大丈夫？』

モモイ『誰かがトラックで突っ込んで、最終ステージまで行っちゃったし―――』

アツコ『いえい。(ピース)』

モモイ『早すぎて倒せないように設定したメタルちくわ大明神をネル先輩が倒しまくって序盤の町なのに高速レベリングしてるし―――』

メタルちくわ大明神『ち、ちく―――』

ネル『オラオラァァァア！！！』

モモイ『リオ会長とヒマリ部長に三神塔の1塔ハッキングされちゃうし―――』

ヒマリ『この感じ...リオもやってますね。』

エイミ『面積が少なくなって防御力も上がるなんて最高だね。』

ヒフミ『そこの方！ペロロ人形は要りませんか？！』

遠くの僻地。

リオ『...寂しいわね。』

[180 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/01(土) 22:38:35]

モモイ『ウタハ先輩たちが自爆させまくるから処理めっちゃ重いし―――』

ウタハ『行け―――！！(ドォォォン！！)』

モモイ『ヴェリタスは―――』

マキ『水炊きウマ。』

ハレ『森で採取してきたやつだから、実質原価ゼロ。』

コタマ『ふぅ...ちょっと小銭稼いで序盤の町の宿屋でごろごろするに限りますね。』

チヒロ「動けっ――！ストーリーを進めろっ――！」

モモイ『まぁ...』

ユズ『なんか、テイマーの人がドラゴン操って「†エデンの園†」に入ろうとしてる――！！』

モモイ『くっ...！あの時じゃんけんで勝っていればこんなことには――！先生たちと冒険できたのに...！！！』

アリス『今度はあのレッドベリリウムドラゴンを倒しに行きましょう！』

先生『"あっちの萌黄ステンレスマンドラゴラもいいな～！"』

ミドリ『ふへへ...///先生と宿屋で...///同じベッドで...///ふへへへへへへへ//////////』

モモイ『ミドリからすっごい自慢メッセージ来るんだけど！？くやしぃぃぃぃぃぃぃぃ！！！！！(泣)』

ユズ『あ、今度は砂漠の町で神湯研究会の人たちがオアシスを―――』

[181 二次元好きの匿名さん 25/03/02(日) 08:28:49]

楽しんでるなぁ

[182 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/02(日) 13:13:24]

4人でドラゴンに乗り、空の亀裂へと突入した。曇天を抜けると、一面に青々とした木々が広がり、遠くには木造の神殿や寺のような建物が点在していた。

アヤ「ここは...」

タタリ「森だよ～？」

カラクリ「遠くに何か社があるようじゃの。」

マガリ「いってみよう！」

モモイ『あそこは最終ステージの一個前...』

社にたどり着くと、剣を携えた少女が姿を現し、私たちに声をかけた。

???「皆さんお待ちしておりました。」

NPC「初めまして勇者様。ここに来られたということは、毒沼の大蛇を倒し、霧の魔女の呪いを解いてくださったのですね！ここから東に進むと大穴があって、そこから飛び降りると魔王城までつながっているのですが、生憎地下からの魔獣がわんさか出てきていて、神獣も気が立っていて暴れています。この先へ行くにはハジマリの町へ戻り、村長から退魔の宝玉を貰ってきて、紋の真ん中にはめ込んでください。」

アヤ「あのー...」

NPC「次に、雪山の祠から聖なる雫、広陵の丘から奇跡の花、そしてゴールドちくわ大明神の欠片をそれぞれ９９個集めてきてください。」

マガリ「おーい？」

NPC「それらで錬成した、ハッキング・おたまで奴らを倒し、手に入れた宝石をささげると神殿の門が開くので、その宝箱から出てきた魔法の便座カバーで降りて行ってください。(もう一度ここに来るまでに、今までのボスはすべて復活してるものとする)」

dice1d4=1 (1)

1.アヤ「つまり東に行けばいいんだね。」

2.マガリ「全部倒せばいいよ。」

3.カラクリ「鍵開けすれば良いな。」

4.タタリ「だれかきてるよ～？」

[184 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/02(日) 18:38:39]

アヤ「龍丸、ごー。」

マガリ「お、なんか見えてきた。」

ドラゴンで大穴へ向かうと、小悪魔たちが群れをなして襲いかかってきた。さらに、白い毛並みの神々しい狼までもが牙を剥いて飛びかかってくる。

ガーゴイル「うぉぉぉぉぉ！！！殺せぇ――！女は生け捕りにしろぉぉ――！！」

フェンリル「ガルルルル...オオォォォォンン―――！！」

アヤ「ふむ」

dice1d4=4 (4)

1.アヤ「あの黒いの盾にして進もう。」

2.タタリ「あそこの狼も改造しようよ！」

3.マガリ「狼に変な杭刺さってるね。」

4.カラクリ「ふむ、妙じゃの。」

[185 二次元好きの匿名さん 25/03/02(日) 23:30:06]

アヤ「どこがおかしいのでしょうか、カラクリ様？」

カタクリ「奴らの羽は蝙蝠と同じ膜翼。蝙蝠は基本的に翼を広げ滑空するか、羽ばたいて低空飛行をする。それもあの小さい体だからできることであって、奴らのような空気抵抗が増える図体ではこんな上空まで飛翔してこれないはずだ。」

タタリ「あの大穴から風が吹いてきてますよ～？あれで上がってきたんじゃないんですよ～？」

カタクリ「確かに乱気流を使えば通常より高く飛翔することは可能だろう。しかしここは雲上。空気の密度というものは高度が上がるにつれ薄くなっていく。揚力は密度と比例し下がるため、奴らの羽ばたきで上がってくることは不可能だろう。」

マガリ「つまり...どゆこと？」

カタクリ「奴らはここに来るために何らかの移動手段を持っているということ。乱気流の中、この龍で降下するのは、線香花火を針糸に通すかの如し。つまり、それを奪って降りれば安全に下に降りれるというわけじゃな。」

アヤ「なるほど！」

タタリ「しかして、それはどこなのでしょ～？」

カラクリ「奴らの動きを観察しておると、ある方向を守るように周回しておる個体がおる。きっとそこじゃろう。」

アヤ「流石カラクリ様！」

タタリ「カラクリ様万歳！」

マガリ「適当言ってるんじゃないの？」

カラクリ「まあ、行けばわかるじゃろ。」

アヤ「そこまで突っ切りましょう！龍丸、攻撃形態！」

龍丸「ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ(機関銃乱射)」

[186 二次元好きの匿名さん 25/03/03(月) 01:01:36]

カラクリの指示通り進むと、闇に包まれた地面から白い体に奇妙な幾何学模様の紋章を持つミミズのようなものが、螺旋階段のようにうねりながら生えていた。

マガリ「うげっ！なにあれ...」

アヤ「蝙蝠モドキがあれに張り付いて登ってるね。」

タタリ「あれで降りていけば地面につけそうだね～？」

降りようとした瞬間、当然のようにガーゴイルたちが襲いかかってきた。

ガーゴイル「クキャキャキャッ！！！」

アヤ「邪魔。マガリ！」

マガリ「グレネードを喰らいやがれっ！」

ガーゴイル「ギャオオオン！！！」

タタリ「たくさん来るよぉ！！」

ガーゴイル「喰ってやるぅ！！！」

カラクリ「む...あの紋章...」

ガーゴイル？「キャキャ―――様。紋章に気づいた者が。」

???「―――やっとか。待ちくたびれたぞ。俺の下へ誘導してこい。」

ガーゴイル？「御意。」

[187 二次元好きの匿名さん 25/03/03(月) 09:38:26]

ガーゴイルたちを弾き飛ばし、白ミミズに飛び乗ると、それは螺旋を描きながらどこかへと動き出した。

マガリ「動きだしたんだけど...」

アヤ「どこ向かってるんだろうね。」

カラクリ「迷わず行け、行けばわかる。」

ついたのは...dice1d4=2 (2)

1.三神塔

2.魔王城

3.孤島

4.小屋

[188 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/03(月) 13:31:28]

そのまま乗っていると、和と洋が交じり合い、サイバーパンクな雰囲気を纏った禍々しい巨大建築物へと辿り着いた。

マガリ「屋根は古びた瓦で、窓は巨大ステンドグラス。柱にネオン文字で、上にはクソでかアンテナ。赤い霧にレーザー光線。どういう高層ビル...？」

アヤ「そういう家だよ。」

タタリ「そういう家だよ～？」

カラクリ「そういう家なんじゃろ。」

マガリ「なら仕方ない。」

どこから入る...?dice1d4=4 (4)

1.正門から。

2.窓突き破る。

3.天井まで登る。

4.誰か来る。

モモイ『あれ...?まだ数時間ぐらいしか経ってないはずなんだけど...最終ステージまで来てる人が...』

ユズ『レイドボスの準備しないと...』

[189 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/03(月) 14:24:26]

アリス「魔王城到着です！！」

アヤ「ｻｯ...」(マガリの後ろに隠れる。)

モモイ『遅かったね！』

ミドリ「あれ、開発者だけが知ってる抜け道とか使ったし、私たちが一番だと思ったんだけど。」

ユズ『ミドリ達は3組目。2組目はその人たちで、1人目は最初のトラックの乗ったまま突っ込んできたよ...』

モモイ『もうめちゃくちゃだよ...やばいやばいやばいやばい！？！！』

先生"大丈夫、モモイ？"

ミドリ「でも、安心して先生。ラスボスはとっても強く作ってあるから、そんな簡単には倒せないはず。」

モモイ『たしかに、ここまで来れたならもう後はラスボス召喚して終わりだね！あとは私たちもプレイヤー側になろうっと！』

ユズ『レイドボス...召喚！！』(ポチッ)

ユズがボタンを押すと、魔王城が轟音とともに浮上し、三神塔がバラバラになって吸い寄せられる。城はガシャンガシャンと変形を繰り返し、ついには巨大なUFOへと姿を変えた。

ラスボス「GUUUUOOOOOO!!!!!」

マガリ「行っちゃった...」

dice1d4=1 (1)

1.アヤ「私たちも行こっか。」

2.タタリ「さっきのヤツの跡地に何かあるよ～？」

3.ガーゴイル「...」

4.アツコ「！！！」

[190 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/03(月) 16:02:53]

彼女らを追おうとした瞬間、地面が盛り上がり、行く手を阻む。

アヤ「じめ―――おお！？」

瞬く間に切り立った崖となり、その壁面には金色に輝く紋章が浮かび上がっていた。

マガリ「崖！？」

アヤ「さっきのと同じ模様...？」

タタリ「壁が盛り上がって壁が―――」

カラクリ「いや、そうではない！盛り上がったのではなく...下がっている！我々が―――！」

???「ええ、その通りでございます。」

マガリ「さ、さっきの！ついてきて―――」

急いで体中から糸を伸ばし、地面に張ろうとする。

アヤ「はぁっ！！」

しかし、糸は奇妙な紋章に弾かれ、まるで拒絶されるかのように縫い込めなかった。

アヤ「くっ...！」

カラクリ「なるほど...」

ガーゴイル？「それでは、ご武運をお祈りしております。」

[191 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/03(月) 17:58:31]

地面は次々と崩れ、足場が狭まっていく。逃げ場を失った瞬間、最後の足元が砕け、私たちは帯水層の中へと真っ逆さまに落ちていった。

アヤ「んんっ...！？ごぼごぼ...」

水中に沈みながら、ぼんやりと見える地面はじわじわと狭まっていく。光が揺らめき、私たちを包み込んだ瞬間、意識が遠のいていった。

アヤ「.........」

タタリ「.........」

マガリ「ゴボッ...ゴボゴボ！！溺れ.........私酸素必要ないじゃん。」

マガリ「引き上げないと...アヤちゃんが死んじゃう！！」

マガリはアヤをしっかりと抱え、光へ向かって必死に泳ぐ。

マガリ「ぷはぁっ！」

やっとの思いで水面へと顔を出すと、そこには南国のような眩しい日差しが広がっていた。波間に揺られながら目を凝らすと、水平線の先にぽつんと浮かぶ一つの島が見えた。

マガリ「とりあえず...あそこまで...」

マガリはアヤを抱えたまま、力強く海をかき分けて泳ぐ。波に揺られながらも必死に進み、ついに島の砂浜へとたどり着いた。

そこには...dice1d4=2 (2)

1.誰も来ず...

2.ガーゴイル

3.アツコ

4.？？？

[192 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/03(月) 18:29:27]

ガーゴイル？こちらも紳士的に言い換えるなら、こんな感じです：

「ご到着、心よりお待ち申し上げておりました。」

マガリ「――！よくもアヤをッ！」

マガリは即座にGLを構え、ガーゴイル？に狙いを定める。

ガーゴイル？「お待ちください。それは私には、何の意―――」

引き金を引くと、弾丸が一直線に飛び、正確に顔面へ命中。次の瞬間、轟音と共に爆発が起こり、ガーゴイル？の頭部は粉々に砕け散った。

マガリ「はぁっ...はぁっ...はやく息を...」

ガーゴイル？「―――実は、意味を為さないと言おうとしたのですが…少々せっかちな御仁のようですね。」

マガリ「...！？」

振り向くと、驚くべきことにガーゴイル？の頭部は瞬時に元に戻っていた。その顔には、ミミズや壁に見られた紋章のような奇妙な模様が浮かび上がっている。

マガリ「...くっ！！」

ガーゴイル？「恐れ入りますが、銃をお下ろしいただけますでしょうか？私の方からは何の敵意も抱いておりません。むしろ、申し上げるならば、攻撃を行うことは不可能であると言った方が適切かもしれません。」

マガリ「...今のは何？あなたも妖？それに何の用？ここに連れてきて何のつもり？アヤの―――」

ガーゴイル？「そのように次々と質問されては、少々困惑してしまいます。私たちはただ、御主人様からあなた方をお連れするよう命じられただけに過ぎません。」

[193 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/03(月) 18:46:43]

マガリ「...どこにいんの、私のアヤをこんな目に合わせたヤツは？」

ガーゴイル？「このまま真っ直ぐお進みいただきますと、小屋がございます。ご主人様はその中でお待ちになっておりますので―――」

マガリ「アヤを戻してから行く。」

ガーゴイル？「左様でございますか。それでは、小屋にてお待ちしております。」

ガーゴイル？は冷たく言い残すと、そのまま小屋の方向へと歩き出し、やがて林の中に姿を消していった。

マガリ「.........」

アヤ「.........」

マガリ「ふー...これでアヤにディープキんんんっ、人工呼吸できる。」

アヤの現在体力dice1d100=58 (58)

低いほど瀕死。

[194 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/03(月) 19:12:19]

アヤ「うぅ...」

マガリ「ふぅ...ふへへんんっ。よし！」

マガリはアヤの頭を少し後ろに反らせ、気道が開いていることを確認し、口づけを交わ...人工呼吸を開始した。

マガリ「ん...んちゅ...れろ...///」

アヤ「うっ..げほっ...」

マガリは下を絡ませつつ、息を吹き込み、乳首...胸が上下したのを確認してからもう一度息を吹き込む。

アヤ「げほっごほっ...！おえ...み、みずげほっ...びちゃ...」

マガリ「勿...よかった！生き返った！無事でよかったよ！」

目を覚ますと、すぐにマガリに抱きしめられた。胸骨が圧迫され、思わずむせ込んでしまう。

アヤ「げほっ...！」

何だか良くないことをされたような気もするが、助けてもらったのは事実だし、それ以上は追求しないことにした。

アヤ「ここは？」

マガリ「私もよくわかんない。さっきのあの蝙蝠モドキ野郎が現れて、あの小屋で待ってるってさ！早く行って、親玉ポアさせないと！」

アヤ「なるほど、わかった。(わかってない。)んじゃ行こっか。」

[195 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/04(火) 00:17:36]

マガリにおぶられたまま、小屋へと向かう。やがて辿り着いた大きな小屋の扉には、錆びついたライオンのドアノッカーが取り付けられていた。

アヤ「こんこんしたい。マガリ、持ち上げて。」

マガリ「ほいっ。」

アヤ「こんこん。」

ノックの音が2回響くと、錆びついたライオンの装飾がわずかに震えた。ゆっくりと、その目が開く。エメラルドの瞳が怪しく輝き、鋭くこちらを見据える。

ライオン「...少女よ。」

マガリ「うわ喋った！」

ライオン「2回のノックではトイレノックになってしまうぞ。礼を欠かぬためには、正しく3回叩くのが筋だ。」

アヤ「はーい。こんこんこん。」

ライオン「うむ。少女たるもの淑女であるべし。主よ、来賓が来ておられるぞ。」

ライオンの装飾が語りかけた後、ドアはきしむ音を立てて自ら開いた。少し躊躇いながらも、足を踏み入れると、薄暗い小屋の中へと一歩進んだ。

マガリ「この中に親玉が...」

中には...dice1d4=1 (1)

1.???「ようこそ、未来人たちよ。」

2.+ガーゴイル

3.+アツコ

4.+アリス

[196 二次元好きの匿名さん 25/03/04(火) 09:18:31]

古代人だと…

[197 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/04(火) 09:25:44]

中に入ると...dice1d4=4 (4) が椅子の上でふんぞり返っていた。

1.薄汚れたガラクタのロボット

2.ガラの悪そうな少女

3.身体の大半が紋章の書かれた包帯でおおわれてる人。

4.長身の眼鏡をかけた男性

○○「――ったく、来るのが遅いぜ。牢に入ってもう、うん百年さ。いま、西暦何年なんだ？」

アヤ「ｻｯ...」(マガリの後ろ)

マガリ「...西暦？晄歴なら――年だけど。」

○○「は？コウ歴？おいうっそだろ...歴法まで変わっちまってんのかよ。」

マガリ「アヤちゃんの仇ッ！！」

○○「うおっ！？」

マガリがGLを構え、○○の頭に向けて発射する。すると突然、天井の床が液体のように垂れ落ち、瞬く間に硬化して壁となる。砲撃はその壁に阻まれ、爆風すら通さない。そして、その壁にも例の奇妙な紋章が刻まれていた。

○○「くそっ...危ねえな！この前来た四人組も重火器持ってたってゆうしよぉ...この世界には気違いしかいねえのか？」

マガリ「そういえばあんた、銃持ってないじゃん。アヤちゃんと同じタイプか。」

○○「はあ？銃なんてフツー持ってねえに決まってんだろ。お前じゃダメだ、後ろの奴と変われ。」

dice1d4=4 (4)　

1.アヤ「なに...?」

2.人形「な、何でございましょう...?」

3.マガリ「うちのアヤちゃんに気安く話しかけないで。」

4.アヤ(無理、怖い...)

[198 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/04(火) 17:11:58]

人形「次はパート6ですね...がんばろうね」

アヤ「はい。」

マガリ「しかたないにゃあ。」

[199 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/04(火) 18:01:37]

人形「次スレにございます。どうぞお納めください。」

アヤ「次回も応援してね。」

【閲注?SS🎲】口兄われし傀儡師 -人形アヤ- 6体目｜あにまん掲示板

[200 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/04(火) 18:32:09]

Cras certe felix eris.