- 1二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 20:39:13
「…家は焼き払ったわ。報酬は現金でお願いね」
「あぁ、ありがとう。それにしてもよくこうも汚れ仕事を背負えるな。まだ若いだろ」
「…あなたは嫌いな食べ物が、簡単なきっかけで食べられるようになったことがあるかしら」
「あるが、それがどうした?」
「そんなとこよ。私だって生まれつきからこんなのじゃないわ。むしろこんな仕事をした次の日にはノイローゼと鬱病かかっちゃうんじゃないかってレベルの甘ちゃんだったと思うし」
「じゃあ、なんで」
「だからこそきっかけ、よ。きっかけがあればできるわ。視界にさえ入れたくない食物でさえも、小さなきっかけで『食べれないこともない』レベルになる。事実、私は初犯を犯した時、何も思うことはなかった」
「でも、そうね。このまま食物に例えるなら」
「私の味覚は捻じ曲がっている」
「おしゃべりは満足したかしら?」
「…あぁ。満足だ。大変なんだな」
「情けをかけられるような行動をしたつもりはないわ。いずれ罰を受けるのは私だもの…じゃあ、また」
ここだけアル社長が悪に堕ちた世界線。
仲間とは離別でも死別でも構わないし、お互いを好印象に思ったままなのか悪印象になったのかも自由で、何か他のやつの干渉でアルちゃんが洗脳に近しい状態でも良き。
ただ一つ言えるのはアルちゃんが悪事に手を染めてしまったこと。
ガチ絶望アルちゃんか悪役堕ちアルちゃんが見たいのじゃ。 - 2二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 20:40:28
ちなみに主てきにはアルちゃんが涙を流した時、流した涙は純粋な頃のものとなんら変わりないとかいいよね。まぁ元々もう「泣く」って動作を行わなくなってもいいけど。
で、基本離別推し。
死別だったらそれまでだけど、大切な仲間を失うっていうもので信頼全部吹っ飛んで孤独になるのって「死」より辛いと思うからですね。
閲覧注意理由は曇らせだからですね。【曇らせ】って書いておけばよかったような気がするぜ。 - 3二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 20:41:32
うぉ…僕のデータも悲しみとカッコよさで困惑している…
こんなデータ初めてだ…!! - 4二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:19:50
「…使えないわね。払った代金に見合った働きはして当然だというのに」
「まぁ、だからこその捨て駒なんだけど」
「さすがゴミ、よく燃えるわね」
目的のためにはどんな犠牲も厭わない。
信頼は裏切りを生むために作るものであり、使える時に使える道具にすぎない。
正義感は利用するもので、民衆の意思も、偽善者どもも、全員仲良く自滅させてやる。
そんなアルちゃんが…? - 5二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:21:09
このアルちゃんはぎりテラー化一方手前で踏みとどまったのか、それとも…
- 6二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:25:58
- 7125/02/03(月) 22:30:41
仲間をどうするかなんだよなぁ…
死別の場合は喧嘩別れでそのまま仲間が死んじゃう王道からの、ちょっと荒んだ心に何か悪い奴らが声かけてきたところで、死にかけるか死ぬまでボコボコにするとかいいなぁ。 - 8二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:32:03
- 9二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:34:41
- 10125/02/03(月) 22:38:11
見たくないか?
ハルカがアルにこちら側に引き入れるようにおどおどと話しかけてくるところをアルが優しく返そうとしたところをカヨコとムツキが鋭い目つきで割って入ってくるの。
「どうせ今もハルカを出し抜く術を考えてるんでしょ?」
って言われてその通りなことにやっとそこで気づくんだよね。 - 11二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:44:34
- 12二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:58:13
ハルカに銃を向けられて「…ついて行けません」って言われるアルちゃん?
- 13二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 23:00:14
表向きはいつも通りの便利屋社長やってて、個人依頼の時だけ汚い仕事やってるのを見られたり
- 14二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 23:00:23
- 15二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 23:08:55
- 16二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 23:12:31
- 17二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 23:43:00
こいつのデータまた自我持ってるよ…
- 18二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 23:55:49
約束の品よ。たしかに納品したわ
ところで、生きた生徒使って何するのかしら
別に。単純に気になっただけよ。嫌なら言わなくてもいいわ
へぇ…あなたも悪趣味ねぇ。この子も可愛いのに可哀想
ん?別に何もする気はないわよ。この子の運が悪かっただけの話よ
そろそろ帰るわ。もうすぐスーパーのタイムセールなの
それじゃ、今後ともご贔屓に - 19二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 23:57:46
多分、アルが憧れたアウトローって、外面はこんな感じなんろーな
- 20二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 00:25:04
- 21125/02/04(火) 01:15:31
ハルカ「ア、アル様…」
アル「…なんのよう?」
ハルカ「もう、やめましょう。私はアル様が…」
アル「ハルカ」
ハルカ「っ!」
アル「私は、戻れないわ。早く消えて」
ハルカ「…アル様の夢は、キラキラしてて、それで、私も…」
アル「夢なんて捨てたわ。やらなきゃいけないことをやるだけ。だから、何度も言わせないで。どこかに消えてくれないかしら、とお願いしているのよ。無駄なことにじかんをつかいたくないもの」
二人の間に割り込むように二つの影が入り込んだ。
ムツキ「ハルカちゃんに何をしてるの!」
カヨコ「…アル。何をするつもりなの?」
アル「何をって、失礼ね。私はのこのこと帰ってきた捨て駒に、リサイクルの価値も無いって言ってあげただけよ」
ムツキ「っ…!」
カヨコ「駄目。落ち着いて、ムツキ」
ムツキ「落ち着くって…今でもまだ、ハルカを出し抜こうとしてるかもしれないんだよ?!」
カヨコ「それでも、ね」
カヨコ「…うん、やっぱり社長、最低だね…行くよ、みんな」
ハルカ「…アル様!」
アル「…」
ハルカ「私、信じてます!」 - 22二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 01:16:56
なにそれ最高かよ
- 23125/02/04(火) 01:17:04
何を信じるというのだろうか、バカバカしい。
流す涙も枯れたような私に、何を思う必要があるのだろうか。
私を見つめる冷ややかな目つき。
私に怯えて、震えてる足。
私に怒って、握りしめられている手。
三人の一挙手一投足が思い出される。
あの時はどうしようもない孤独感と絶望に駆られたそれも、今じゃ当たり前で、何も感じなくなった。
「アウトロー」
目を閉じて、思い出す。
「あんなの、アウトローじゃない。でも、今だって、アウトローじゃ…」
「でも。もういらないもの」
私に夢はない。
希望もない。
罪に染まったこの手が、今更元に戻るだなんて思えない。
ただみっともなく、生にしがみついている。
電話のコール音がする。
「もしもし。こちら便利屋68」
社員は一人、私だけ。
稼いだ金で、また適当に人を雇って、依頼人から人をもらって、使う。
報酬をもらって、また仕事を繰り返す。
もう、戻れないから。
痛む心も、大きな夢も、情熱も、優しさも、失っているんだ。
それを悔やむ心もまた、持ち合わせていない。
だから、どうか。
私を殺して欲しい。 - 24125/02/04(火) 01:18:44
- 25二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 01:20:08
- 26125/02/04(火) 07:36:44
便利屋メンバーと何があったらこうなるのだろうか
- 27二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 13:10:40
ハルカ達が意識不明の重症を負ってる時に、無力さに打ちのめされるアルが生まれてしまった影の面がイマジナリー的な存在として現れて
血反吐を吐きながらも自身の影から課せられた“依頼”こなしていき、最後は影をうち消す為に挑み勝利することに成功
己の夢と理性、善性を犠牲にして