- 11◆ifPRYIRKeo25/02/03(月) 21:41:57
色々あって予定が崩れて落としました.........書きたいものは色々あるので、立て直しです。Part2でよかったかな......?
軽い人物紹介とあらすじだけ置いて、とりあえず続き書いていきます
前スレ
【SS】ここだけトリニティ生で放課後スイーツ部所属の間宵シグレ|あにまん掲示板スイーツ。それは甘味の宝石。スイーツ。それはほろ苦い思い出。スイーツ。それは色とりどりの個性。スイーツ。それは底なしの浪漫。────スイーツ。それは、あるいは有り得なかったかもしれない出会い。※ふぇす…bbs.animanch.com - 21◆ifPRYIRKeo25/02/03(月) 21:42:52
間宵シグレ
トリニティ総合学園二年生、放課後スイーツ部所属。一年生の頃はハナコに次ぐ“優等生”として、当代のティーパーティーからも一目置かれていた。天文部の副部長を務めていたが、ノドカの度重なる問題行為により廃部、本人は退学処分一歩手前。それを助けるべく駆け回っていた。二年生になり、自身も補習授業部に入ろうと成績を落とすも、偶然出会ったヨシミに誘われ、勢いのままスイーツ部に。部の四人や先生とのかかわりの中で、少しずつ考えを変えていく。
天見ノドカ
トリニティ総合学園二年生、補習授業部所属。入学当初に天文部を設立し、偶然が重なり規模を拡大するも、本人の“覗き癖”により廃部に。部員たちの煽りに押される形で、ティーパーティーに対し暴動を起こすも、正実に鎮圧される。一時期は退学処分も見えていたが、シグレの尽力とナギサの温情により、「二年次から補習授業部への強制転部」で済まされ、今に至る。
「桐藤さん」
シグレとノドカの育ての親。シグレは顔と下の名前、ノドカは苗字も覚えていない。レッドウィンター自治区の、山奥の小屋で二人を育てていたが、ある時を境に、後に二人の愛銃となる二丁と、トリニティ総合学園への「紹介状」を残し、姿を消す。二人との血縁関係の有無やナギサとの関係性、現在の所在・安否は不明。
あらすじ
第三次試験を目前に控えた補習授業部の五人。ナギサを狙うアリウス兵から彼女を守るべく行動を起こす彼女たちに、スイーツ部と共に力を貸す事を決めたシグレは、”トリニティの裏切り者”である聖園ミカの足止めを任せられる。カズサの助力を経てミカに一矢報いるも、ミカの「神秘」に喚ばれた隕石が彼女たちを襲い…。 - 31◆ifPRYIRKeo25/02/03(月) 21:56:28
アズサと共にナギサのセーフハウスに乗り込み、これを保護。その後、アズサにアリウス兵のかく乱を任せつつ、逃げる振りをして合流地点に誘い込み、先生の指揮下にある補習授業部で“切り札”の到着を待ち、頭を袋叩きにする。これが、浦和ハナコの本来の作戦。
その内容に修正が加わったのは、間宵シグレという新たな駒が、ノドカを介して彼女の手の中に転がり込んで来た為だ。
ノドカが起こした事件とその事後処理に際するシグレの東奔西走ぶりはハナコの耳にも届いている。協力が信頼できるものと判断したのは、その一点。シグレは、ノドカの為だと言えば裏切るはずがない。
先生の指揮下での戦闘だとしてもミカと彼女が率いるアリウス兵を同時に相手取れば、補習授業部サイド最大戦力であるアズサを換算に入れたとしても勝機は五分にも満たないそれゆえ、全面的にぶつかり合う前の敵戦力の削減は、ナギサの保護と同様に必須事項であった。
まして、聖園ミカの足止めなど、気軽に動かせる駒が自身を含めた補習授業部四人に、非戦闘員かつキーパーソンである先生を加えた五人では、案の一つに加える事すら論外である策。それが、シグレとスイーツ部四人という増援を考慮に入れる事で、現実味を帯びる。
単純な話だが、少しでもアリウス兵とミカの合流を遅らせることが出来れば、その一分で一人でも敵戦力を削る事が出来れば────その分だけ、勝機は見えて来る。 - 41◆ifPRYIRKeo25/02/03(月) 21:57:22
懇切丁寧に説明せずとも、シグレはある程度意図を汲み、彼女なりに工夫を凝らして「ノドカの為に」尽力してくれるだろう。だからと言ってハナコも彼女を“捨て駒“にしたつもりはない。賢い彼女ならば、銃だろうが口だろうが、何でも使って最低限の仕事をするだろう。
だが────その事で本人に後から責められたとしても、ハナコは何も言い返せない。
結局は彼女の、友人を想う善意を利用しただけ。その事実を自身の中で反芻し、心を痛め、その痛みを自身への戒めとし────自身すら、彼女と同列の駒として。そして、ヒフミや先生にすら隠し通した切り札を抱え、先んじて合流したスイーツ部の二人と共に、合流地点へと向かう最中────。
「────?」
初めに気付いたのはヨシミだった。空を見上げ、首を傾げる彼女の、目線を追う様に。ナツとハナコも、彼女と同じ物を見る。
「アレ……何……!?」
真っ直ぐにトリニティの一角を穿たんとする、桃色の流れ星。それを見た誰の目にも、美しく、不気味に煌めく凶星。
数秒後、空に軌跡を描くそれが建物の陰に隠れたと同時。
広いトリニティの敷地内、その何処に居ても伝わる程の衝撃が、三人の全身を揺さぶる。 - 5二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 21:59:17
応援してますよ〜
- 61◆ifPRYIRKeo25/02/03(月) 22:10:27
同刻。地響きが、体育館を揺らした。ぐらつく身体を、各々が各々の形で支え、立て直す。
「いっ……今の、何!?」
「わ、わかんない……。でも、ノドカちゃんが見張ってくれてるから、こっちに敵が来た~、とかじゃないと思う、よ?」
明確な脅威の接近を感じ、怯えたように縮こまりながら声を上げるコハル。それに寄り添う形で、安心させようと言葉をかけるのはアイリだ。
先生は当然として、ヒフミとコハル、ノドカに加え、スイーツ部のアイリ。戦闘を得意としない五人は、せめて万全の状態で決戦の舞台に臨める様に、合流場所である体育館に息をひそめ、ノドカの“覗き癖”を活かした広範囲の索敵で安全を確保している。
「あぅぅ…先生、本当に大丈夫でしょうか……」
“私も、かなり不安だけど……”
“今は、頑張っている彼女たちを信じるしかないよ”
不安げなヒフミを元気づける先生も、その表情は硬い。ミサイルでも撃ち込まれたのでは、との憂慮からだ。状況は悪いのかもしれない。ヒフミを宥めながら、体育館の二階へ続く階段に目を向けた、丁度その時。どたばたと音を立てて駆け下りてきたノドカと、先生の目が合う。
”ノドカ、何かあったの?”
「ほ、報告が二つほど…!アズサちゃんが、敵を引き連れてこっちに近づいてきてます!罠とか爆弾とかいっぱい使ってちょっとずつ倒しつつ、ですけど……いつでも戦える準備は、整えておいた方が良いかもしれないです!」
息を切らすノドカの声を聞いた一同は、各々銃を持ち上げ、表情を強張らせる。反応を確認した後、ノドカは次の報告へ移る。
「それから、さっきの地響きの事で、その…!」
ごくり、と生唾を飲み込み、呼吸を整えながら。俯き気味に、ノドカは言う。
「……私にもはっきりとは見えませんでしたが……あれは、流れ星でした。流れ星が、そのままトリニティの敷地内に落ちて…!」 - 71◆ifPRYIRKeo25/02/03(月) 22:11:15
“……”
俄かには信じがたい話だが、先の地震は自然現象としての地震やミサイル等ではなく、「隕石の落下」だとノドカは言う。天文学的な確率を引いた偶然、という事も考えられないではないが────今、トリニティを襲うこの事件と一切関係のない災害、とも考えにくい。かといって、その手段はと問われれば推測すらも出来ない。
隕石を落とす程の超常的な力を扱えるのなら、わざわざ頭数を揃え、突入するまでも無く“それ”を開幕の狼煙にでも使えば良い物を────などと、先生が頭を回していた時だった。
「皆、無事!?」
体育館の扉を蹴破るように、アズサが飛び込んでくる。待機メンバーの無事を確認してか、煤に塗れたその表情が少し和らいだ。しかし、その安心も束の間。
「────敵が攻めてくる!援護を!」
アズサが背中で押さえる扉に恐らくは銃底、あるいは足を力強くぶつける、金属の音が体育館に響き渡る。
「先生、指揮を────!!」
“うん、任せて”
考え事は後にしよう。まずは、降りかかる火の粉を払う所から。そう、意識を切り替えた先生は、胸元からタブレット────「シッテムの箱」を取り出す。
“みんな、行くよ”
戦闘準備を確認したアズサが飛び退き、扉が開かれ────アリウス兵との戦闘が始まる。 - 8二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:12:21
たておつです、やっぱり10時間で落ちるのはキツい
- 91◆ifPRYIRKeo25/02/03(月) 22:51:48
瓦礫の山の中、大の字で転がる二人の少女が、呆然と空を見上げている。
「………シグレ、生きてる?」
「なんとか~……」
ミカの神秘が引き起こす現象のひとつ。『星の呼び声』。
彼女が発砲時に意識を向けた────神秘を込めた弾丸の、着弾点か被弾対象を「マーキング」し、その地点を中心に「隕石」を引き寄せる攻撃を行う。
音速で、宇宙より飛来する隕石は大気圏の摩擦で燃え上がりながら、抵抗を受けてその速度を落とす。引き寄せる隕石は彼女自身にも選ぶ事が出来ない為、そのまま大気圏で燃え尽きる事もあれば────今回の様に、甚大な被害を及ぼす場合もある。威力にムラがある所の、当たりを引かれた、といえば良いのだろうか。
「マーキング」は二人に直撃した弾丸ではなく、地面に穴を空けた弾丸に込められていた物だ。地面に衝突した隕石の衝撃波だけで実質戦闘不能に追い込まれる程であるから、幸いにも、というべきか。
飛び散った瓦礫や、吹き飛ばされた先の地面、壁にぶつかった全身の打撲の痛みを堪えながら、カズサが上体を起こす。
「手ぇ貸すとは言ったけど、こんな事になるとか思わなかったよ…起きれそう?」
「……やー、ちょっと厳しそう、かもなぁ。…ん、しょ。ごめんね、カズサ。巻き込んじゃって」
軋む身体を、それでも無理に起こしつつ。ぺたんと地面に腰を下ろしたまま、一足先に立ち上がるカズサに目線を合わせるシグレ。
……お互いに、ぼろぼろ。服は破れ、各所に血や打ち身が滲む。満身創痍も良い所だ。 - 10二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 23:16:58
立て乙です
- 11二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 23:47:10
落ちるまでの時間が短くなったことの弊害が……!
たて乙です - 12二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 01:46:42
寝る前の保守
- 13二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 08:04:39
たいき
- 14二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 12:03:00
お昼保守
- 151◆ifPRYIRKeo25/02/04(火) 13:19:51
「手ぇ貸すとは言ったけど、こんな事になるとか思わなかったよ…起きれそう?」
「……やー、ちょっと厳しそうだなぁ。…ん、しょ。ごめんね、カズサ。巻き込んじゃって」
軋む身体を、それでも無理に起こしつつ。ぺたんと地面に腰を下ろしたまま、一足先に立ち上がるカズサに目線を合わせるシグレ。
……お互いに、ぼろぼろ。服は破れ、各所に血や打ち身が滲む。満身創痍も良い所だ。
「乗り掛かった舟だし、今更でしょ。……アイツは?」
吹き飛ばされ、肩紐の千切れたマシンガンを見て、うげ…と顔を顰めるカズサ。持ち運びが、かなり不便になる。
「さぁ。追撃に来ないって事は、補習授業部の方に行ったのかな……甘えてられないね、早く行かないと」
周囲を見回しながら、千切れた肩紐同士を結んで応急処置をするカズサを横目に、ぷるぷると震える脚に鞭打って、それでも立ち上がるシグレ。
「……じゃなきゃ、ノドカや、アイリが危ない。でしょ?」
「……だとしても無理しすぎ。瀕死の私らが駆け付けたって焼け石に水だよ、どうせ」
文句ありげな顔のカズサに、付け加える様に言葉を足す。先走りたいのは、カズサも同じ。だが、自身より怪我の酷いシグレの姿を見てしまっては、同じことは言えない。
「休みながら行こう。……向こうは人数もいるし、ヨシミたちもそろそろ着く頃でしょ。先生も居るんだから、そう簡単にやられないよ」
シグレを元気づける言葉は、そのままカズサ自身にも言い聞かせる様に。
脚の震えるシグレを見かねてか、カズサは肩を貸し…二人はゆっくりと、体育館に向けて歩き出した。 - 161◆ifPRYIRKeo25/02/04(火) 15:57:51
「────右八、左四です!」
“アズサ、ヒフミと一緒に右手側から回って”
“コハルは左後ろのバリケードまで退こう。そこから撃てる?”
「────ムリ、見えない!一個右に行っても良い!?」
“うん、そこなら大丈夫”
“移動したら、さっき居た辺りに「投げれる」かな”
「ヒフミ、後ろを取った。同時に出よう」
「は、はいぃっ…!3、2、1────」
「────ファイア!!」
“ヒフミ、前に出すぎかもしれない”
“アズサ、少し相手の気を引ける?”
「了解。無理せず退いて、ヒフミ」
「す、すみません、下がりま…!わっ!」
「二人ダウン、確認しました!」
“コハル、ナイス!流石エリート!”
「当然よ!…ってうわあ!?」
「コハルちゃん!?」
“…足元に気を付けようね”
“ノドカ、状況はどう?”
「左手前のバリケード裏に二人!」
“コハル、裏を取られるから前に出よう”
“ヒフミと合流しても大丈夫”
「わ、わかった…!」
「アズサちゃんが気を引いてる四人と、ヒフミさんが相手してる二人…あと二名は中央付近移動中!」
“……ヒフミ、「かく乱」!中央手前のバリケードを先に取ろう!”
「ぺ、ペロロ様…お願いしますっ!!」
“アズサ!コハルと合流できる!?”
「四秒で向かう────スモーク!」
「わ、私は!?」
“待機でいいよ、コハル。その位置をキープしよう” - 171◆ifPRYIRKeo25/02/04(火) 15:58:19
五対、十二。設置しておいたバリケードや遮蔽となりうる備品を利用し、身軽に戦場を駆けるアズサ。彼女を主軸に、ヒフミとコハルがその援護。ノドカは後衛に就き、戦場全体を俯瞰して見渡し、先生の指揮を手伝う。
人数差は単純に不利だが、それを物ともしない戦略、指揮、連携により、少しずつ敵戦力を削いでいく。コハルの手榴弾で倒した二人に加え、ヒフミとアズサの連携で更に三人。単独で、先生を狙いに来た一人をノドカが撃破し、残りは半分。それに加え────。
「もう、始まってる!?」
「助太刀に来たよ────先生!」
「遅くなりました、先生!戦況は、如何なものでしょうか」
合流したヨシミ、ナツ、ハナコを加え、これで人数差でも逆転。あと一押しで、制圧も見える────と、言った所で。
「……はぁ、まんまとしてやられた、ってとこ?」
“ミカ……?”
「やっ、久しぶり先生。また会えて嬉しい────とは、今はちょっと言えないなぁ」
複数のアリウス生を引き連れ、体育館に堂々と入場してきたのは、ミカ。
髪は乱れ、肩にかけているケープも破れている。制服にも穴が開き、頭から砂を被った様に汚れた服装だ。
「……正義実現委員会は動かないよ、コハルちゃん。私が改めて待機命令を出したから」
「『ティーパーティー』のひとり……聖園、ミカさん……」
「まあ、黒幕登場☆…のシーンにしては情けない格好だけどさ。……クサい芝居だね?えっと……浦和ハナコ、だっけ。合ってる?」 - 18二次元好きの匿名さん25/02/04(火) 22:29:32
保守
- 19二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 01:03:28
保守
- 20二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 10:00:47
うおっか
- 21二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 19:33:38
保守
- 22二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 00:51:45
保守
- 23二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 07:58:24
あさ
- 24二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 10:30:36
このレスは削除されています
- 25二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 10:31:43
おいついた!
シグレ好きとしてみてますね - 26二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 19:52:52
時間みじかいな
- 271◆ifPRYIRKeo25/02/06(木) 23:44:28
※
バチボコに体調崩しました、すみません... - 28二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 23:51:41
つまり……ノドカが風邪をひいて補習授業部に看病されながらふと、レッドウィンター自治区での二人暮らしを思い出していたら窓を叩く音がして、開けても誰も居ないけどスイーツ部チョイスのアイスやゼリーなどお見舞いスイーツ集が置かれている、そういうシチュエーションか
- 29二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 01:17:12
おぉう…一気に冷え込んできたし体調崩してしまっても仕方ない
お大事にです - 30二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 09:28:58
ほしゅう授業部の運命はいかに
- 31二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 19:01:29
ほ
- 32二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 21:56:38
大丈夫ですか?
- 33二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 05:23:17
シグレが寝込んでスイーツ部総出で看病する閑話も捗る
- 34二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 11:53:35
保守 シグレの長いSSあんま見かけないからありがたい
- 35二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 20:50:04
事前にシグレカズサが削ってる、補習授業部+ノドカ+カズサ以外のスイーツ部と戦力と状況は原作と比べるとよさそうではあるがどうなるか…
- 36二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 23:19:14
その気になればミメシス無限湧きに一晩中耐久出来るから、まだまだ根を上げるとはいかなさそう
- 371◆ifPRYIRKeo25/02/08(土) 23:50:49
一同の警戒の目が一点に集まる。その中央に立つミカは、面倒臭そうに溜息を漏らし、髪についた汚れを払い落としながら並んだメンバーを一望した。
「補習授業部以外に、見ない顔もいるけど……二人を使って時間を稼いで、その子達と一緒にこっちの戦力を分散させて、後は私をみんなで囲めばいい…って寸法か。性格悪いね、ハナコ。ナギちゃんの下にあの子…シグレを送り込んだ時点で────私が本当の“トリニティの裏切り者”って、気づいてたくせにさ?」
銃床を握り、ハナコを指し示すようにその先を向けるミカ。不機嫌を隠そうともしない声色と、しかし貼り付けたような笑みを浮かべたまま。
ハナコは、ミカを睨みつけたまま動かない。数秒、返事を待った後、痺れを切らしたミカが更に言葉を重ねる。
「おかげで、色々と計画が狂っちゃった。……ま、良いけど。ナギちゃんをどこに隠したのか教えてくれれば、それで、さっ」
再び、銃を握り直す。今度は引き金に手をかけ、発砲も辞さない姿勢を見せつけた。
「……ここにいる全員を消し飛ばしてから、ゆっくり探しても良いんだよ。さっきの、見えたかな?」
そして、その銃口をおもむろに天井へ向ける。その行動の意図を真っ先に理解したのは、彼女が指し示すものを、この場で唯一目の当たりにしている、ノドカだった。
「────あの、流れ星……!!」
それまで後方で怯え、押し黙っていたアイリがはっと息を呑む。
「シグレちゃんは…カズサちゃんは……!?」
トリニティの端までを揺らすような流星の一撃を、恐らくは受けたであろう“誘導係”の友人たち。二人が、ミカが到着してもなお、未だこの合流地点に現れないことの意味に、気づいたからだ。
「シグレと……カズサっていうんだ、あの子。────黙らせて来たよ。安否は知らないけど直撃はさせてない筈だし…暫く入院ぐらいで済むと────」「っ、う、わあぁあぁあ!!!」
ミカの言葉が終わるのを待たず、銃を構えるノドカ。
“ノドカ、待って!!”
先生の制止も届かず、ノドカが引き金を引き、銃声が響き渡る。 - 381◆ifPRYIRKeo25/02/08(土) 23:54:42
銃弾の雨は、体育館の床板を踏み割りながら駆けだしたミカの頭上を通り抜け、向かいの壁に弾痕を残す程度の被害に収まってしまう。
ミカがノドカの下まで距離を詰めるのに要したのは、たったの二歩。反応すらできずに引き金を引いたままのノドカに対し、ミカは銃撃ではなく格闘を選択する。畳んだ足を鋭く突き出し、腹部目掛けて蹴りを繰り出した。
「!」
が、彼女の足はノドカに届かず、防がれる。速度が乗り切る前、足が伸びきる少し前の所でそれが遮られ、透明な硬い障壁にぶつかる音が響く。
「忘れてもらっちゃ困るよ、私達の事ぉ、おぉ…!」
ノドカとミカの間に割って入ったのは両足を強く踏ん張り、シールドを構えたナツ。蹴りを受け止めたシールド越しに、それを握る手にまで衝撃がびりびりと伝わり、思わず冷や汗を垂らす。
“ヨシミ、アズサ!”
「「はあああぁあ!」」
ナツに続き先生の指示を受け、後方から左右に分かれてミカを囲う様に飛び出した二人。当たらなかった弾丸が対面の味方に当たらないよう、足元を狙った銃撃だが、ナツのシールドを足場に後方へ勢いよく飛び退いたミカには惜しくも届かない。 - 391◆ifPRYIRKeo25/02/08(土) 23:56:05
“………ハナコ、これでいいの?”
「……はい。もう少し、時間さえ稼いで頂ければ…!」
頷いた先生は、再びシッテムの箱を叩く。
『…ヒフミさんは先程の戦闘での消耗が残っているようです。先生はアロナが守りますから、直接ナツさん達に指示を出来る位置で戦闘に参加する事を推奨します……!』
“うん、ありがとう。アロナ”
底の見えないミカを除いた、自陣と敵陣の戦力差と状況の確認。先程までのゲリラ戦から陣形を変え、ミカと相対する。
“ハナコ、ヒフミの補助に付いてあげて”
“ノドカはコハルと一緒に援護射撃。アズサ達は私と前に出よう”
疲弊が目立つヒフミにハナコを、長物を持つコハルに視野の広いノドカを着け、各々に適した配置に。アズサとヨシミを左右に置き、シールドを構えたナツを最前線に、先生がその後方を位置取った。
“それじゃ、行こう。補習授業部と、スイーツ部のみんな” - 401◆ifPRYIRKeo25/02/08(土) 23:57:44
ヒット・アンド・アウェイ。それを徹底するのは先生陣営だけではない。ミカも同じことである。互いに、少しでも深く踏み込みすぎれば囲んで叩かれかねない状況。詰将棋の様な緊張感の中で、ミカの手にじんわりと汗が滲む。
一人一人は、ミカ個人にとっては大した脅威ではない。先の一撃の感触から、タンクを務める手前の桃髪も、自身の火力を以てすればそう長くはないだろうと、ミカは推察する。
実際、その考えは正しい。問題なのは、本腰を入れた数撃を盾持ちに加える間、他の六人からの集中射撃を、生身で受けかねないという事にある。
先に居た六人に加え、ミカの連れてきた一個小隊は半壊。ミカからすれば有象無象でも、アリウスの一般兵からすれば、相手方の面子は粒揃いなのかもしれない。
だが、この戦場で最も猛威を振るっていたのは補習授業部やスイーツ部の誰の銃でもない。その中央に立ち、タブレット端末を片手に指揮を執る先生の手腕だった。
ミカがアリウスに指示を出せば、その策のことごとくを端から潰す様に的確な指示を出す。盾の裏に隠れているのにも関わらず、その視点はまるで戦場をボードゲームに見立て、上から全てを俯瞰しているかの様だ。
「…厄介だなぁ、ホント」
吐き捨てる様に言葉を漏らし、静かに天を仰ぐミカ。
────『星の呼び声』は、まだ使えない。
神秘の力の発露は、当人の体力や神秘自体に少なからず負担を強いる。尤も、ミカの体力と神秘を以てすれば、一発や二発どころか、十発撃ったとしてもなんら問題は無いのだが────それは、平常時の話。
彼女の力の根幹は「祈り」にある。祈りとは、世界の安寧や、他者への想いを願い込める行い。より簡素に言うとすれば、ミカの神秘はミカ自身が穏やかな心である程に、その力をより高める効力を持つ。
その事をミカが知っているか否かはさておいて。彼女のコンディションは現状、最悪であるといえる。自身の指示がきっかけで友人を殺める事になった、例の一件から歪んだ心情は、それこそ普段なら勿体ぶる程でもないカードである『星の呼び声』を、一発放つので限界を迎える程に、彼女の神秘を弱体化させていた。 - 411◆ifPRYIRKeo25/02/08(土) 23:59:11
「────!?」
爆音。体育館の壁が爆破し、煙の中に人影が見える。一人や二人ではない。今やその面影も無いほど数を減らした、ミカが引き連れてきた一個小隊と同等の人数。揃って黒いヴェールを着用し、歩幅を揃えミカと先生達の間に割って入る、トリニティのシスター集団。
それは浦和ハナコが用意した、もう一つの伏せ札。
「────ティーパーティーの聖園ミカさん。他のティーパーティーメンバーへの傷害教唆及び傷害未遂で、あなたの身柄を確保します」
シスター達の先頭。銀の髪を揺らし、白を基調とした気品あふれる敬虔さの象徴────彼女の愛銃を揺らしながら、高らかにそう告げるのは────。
「シスターフッド、歌住サクラコ……」
その名を、ミカが零す。呆然と、驚きの強い表情。その目線はシスター達ではなく、その隣に並ぶ浦和ハナコに向けられている。
「……どうやって、シスターフッドを動かしたの?」
「……あなたは知らなくても良い事です、ミカさん」
はぁーーー……。
長い、嘆息。
それを経て、もう一度銃を握り直すミカを見たサクラコの表情が、険しくなる。
「…あくまでも戦うつもりですか、ミカさん?この状況での勝算がどのくらいか、分からないことは無いですよね?」
ハナコの問いに、ミカは答えない。
シグレとカズサの戦闘での消耗。体力的には然程ではないが、神秘の方が問題。その後の先生率いる補習授業部+αに、連れてきたアリウス兵もほぼ壊滅。その上相手は更に増援。シスターフッドの一団が加わり、本格的に一対多。
これに、サブマシンガン一丁で立ち向かうのは、流石のミカにも荷が重いという物だ。 - 421◆ifPRYIRKeo25/02/09(日) 00:00:59
────だから。
「……丁度いいじゃん。ホストになったら、大聖堂も掃除しようと思ってたとこだったんだ」
そう呟きながら、歩を進めた先の瓦礫を、片足で強く蹴り上げ────。
「…あれ?」
同刻。体育館へ向かうシグレが、声を漏らす。
「どしたの、シグレ」
「────私の、銃は?」
「「サクラコ様っ!!」」
シスターフッド一団の中心で、爆発が起きる。爆風を直に受けたサクラコの身体が宙を舞い、隣に居たヒナタが咄嗟に回り込んでその身体を受け止めた。
二度。三度。統率が乱れ、ざわめく一団に、更に爆弾が撃ち込まれる。
“あれは────”
「────シグレちゃんの、グレネードランチャー…!!」
「さあ────」
高らかに。最後の一発を撃ちきり、片手に持った白と水色の擲弾発射機を放り投げるミカが、続けて叫ぶ。
「────やってみよっかあ!!」 - 431◆ifPRYIRKeo25/02/09(日) 00:05:59
※
ご心配おかけしました、保守ありがとうございます
お待たせした分、書き溜めと今日書いたの大盤振る舞いで
あとごめんなさい、第三話「集え、サジタリウスの下に」を第三話「星の呼び声」に変えます...。タイトルネタで書きたいとこまで全部第三話に詰め込むと、流石に不格好すぎるので、元のタイトルは第四話にスライドという形で...
看病概念いいな...読みたい... - 44二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 00:10:40
(どうすんだこれって顔)
一般生徒から見た戦うミカって改めてやべーや - 45二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 01:09:07
コンディションで発揮できる能力にムラが出る、当たり前といえば当たり前かもだけどいい概念
だから自分のコンディションとか関係ない他人の純粋火力で薙ぎ払う必要があったんですね - 46二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 09:31:06
保守
- 471◆ifPRYIRKeo25/02/09(日) 12:08:09
シグレのグレネードランチャーを、ミカはアリウス兵の一人に預けていた。
残弾数は六分の四。うち一発を、シグレが看板落としに。もう一発はそれより前、カズサがシグレの救出に使った所を、どちらもミカは目撃している。
倒れた生徒の手から転がり落ちたそれに、ノドカやナツ達が気付かなかったのは幸運であったと言えるだろう。おかげで、戦闘に上手く組み込む事が出来た。
グレネードの急襲により、シスターフッドの構成員の数人は無力化、負傷者もちらほらと目立つ。だが、一番の戦果が大頭の戦線離脱である事は揺らがない。一発目で歌住サクラコを仕留められたのは、ミカにとってこの上ない僥倖だった。
もう何度目か、握り直した銃を構えながら駆けだすミカ。唐突な爆裂に見舞われ、混乱の抜けないシスターフッドの連中に片っ端から鉛球をぶち込んでいく。シスター達を遮蔽にすれば、先生も先程より指揮を執りづらい筈だ。
……やはり、威力が低い。シグレ達の時よりも、格段に。込めた神秘の力が発揮できていない証拠。
迷い。ミカの中に巣食ったそれは、彼女の目にも見えるほど大きく膨らみ、心と共に彼女の神秘を蝕んでいる。
「……言われなくたって、分かってるんだよ」
だからこそ。普段は数発当てれば最低でも戦線離脱を免れない銃撃を、一人一人に十数発乱射する。念入りに、一人ずつ削っていく。敵の攻撃を躱して同士討ちを誘い、銃床や手足を振り回す乱闘。
がむしゃらな戦いは、彼女自身気付き始めている事実から目を背ける行為であるようで。
────道を誤った事に気付いたからこそ、正しい物へ合流するまで進み続ける事を選んだ、彼女自身の自棄から来る物に。先生の目には、そう見えて。 - 481◆ifPRYIRKeo25/02/09(日) 12:09:49
“っ────!!”
「皆さん、下がってください、お願いですから…!!」
シスターフッドの介入。ハナコの計らいか、あるいは本人が共有できない────したくない事情があったのか。助太刀としてはこの上なく有り難かったはずのそれが、逆に自分たちの首を絞める形となってしまい、先生は奥歯を噛み合わせる。
ハナコが声を上げて必死に指揮を取ろうとするも、その声は届かない。皆、自分たちの事で手一杯なようだ。
「先生、…っぐ…!!」
流れ弾を防ぎ、前線のアズサ達を守るナツも限界が近い。どうすべきか、同じく判断に迷うアロナと共に、人混みがどんどん崩れていくのを見ている事しか出来ない自身の無力を悔いる先生。
シスター達の数が、目に見えて減ってゆく。
その集団の中央に、暴れるミカのすぐそばに────体育館の二階、ギャラリー部分に陣取るスナイパーが投げた手榴弾が、落下する。
「────!?」
桃色の光を放つ手榴弾が爆ぜる。その爆風は、人混みの中でただ一人を焼いた。
『セイなる手榴弾』。神秘の籠った手榴弾は、その主────コハルが味方と思う者を癒し、敵と認識した者だけを吹き飛ばす。
衝撃を受け、後方へ飛び退くミカ。半数以上が倒れたシスターフッドは、未だ混乱の渦中にある。一度弾き出したからと言って同じ事。治癒力も、一見した所微々たるもの。飛び込んで、再び鉛玉を叩き込んで────気絶した生徒を盾に突っ込めば、勝機は無くも無いだろう。そう、ミカが頭を回し、足に力を入れた、その時。
「────なーいす、作戦通りっ!!くらえ~っ!!」
ミカの後方、右上。コハルの居るギャラリーの対岸近くから、叫び声。
まさか。過ぎった三文字に背中を押されるまま、振り返ったミカの目に映ったのは────宙を舞う、銀色の水筒。 - 491◆ifPRYIRKeo25/02/09(日) 12:11:13
「っ、…!?」
びしゃり。生暖かい液体が、蓋の開いたボトルからミカの全身に降りかかる。
「なーんちゃって。ナイスタイミングだったね、あの子……あいてて」
「急に叫ぶからだよ……ていうか、逃げないと私ら撃たれるんじゃない…!?」
「平気平気。撃てないから」
気の抜けた声が、二つ。ギャラリーのフェンスにもたれかかる様にして、青い顔で笑うのは────、
「シグレちゃん…!!カズサちゃんも!」
「シグレちゃん、無事だったんだ…!良かった…!」
後方に居たアイリが、声を上げる。ノドカも、はぁあ…と吐息を漏らしながら、それに続く様に安堵の言葉を漏らした。 - 501◆ifPRYIRKeo25/02/09(日) 12:12:02
遠目にそれを捉えた二人も揃って、手を振って返しながら、シグレはミカに視線を合わせる。
「……何、これ?変な匂いだけど……嫌がらせしに、わざわざ戻って来たって事?」
ミカの表情は凍り付いている。空気が一段と張り詰めた感触。銃口がシグレを向き、慌てるカズサを他所にシグレは動こうとしない。
「言わずもがな飲んでよし。怪我をすれば消毒によし、────火を付ければ、燃料としても使える、万能の液体だよ」
どこか恍惚とした表情を浮かべ、ミカを見下ろすシグレ。その言葉の意図にミカが気付いたのは、彼女が引き金に指をかけた瞬間だった。
「……まさか、お酒!?」
「ごめいとーう。それも、スピリタスって奴。流石に飲むのは怖くて保留にしてたけど……たまたま持ってて、助かったよ」
にんまりと笑みを浮かべながら、先程投げた物と同じボトルをぷらぷらと揺らしながら、シグレが言う。
「────これでもう、銃は撃てない。火だるまになりたいなら、話は別だけどね」
“どこからそんなものを…!?”
シグレの言葉に、思わず声を上げた先生。それを聞いたシグレの表情が凍り付く。
「…あ~。先生、居るんだった。…えーっと、企業秘密って事で…?」
“……後でお話ししようね、シグレ” - 511◆ifPRYIRKeo25/02/09(日) 12:38:52
※
ほぼエタノールの液体を持ち歩きながらグレランをぶっぱなすやべー女
『神秘』の解釈の補足をば。簡単に言うと「コンディションによってじゅもんの発動に必要な量が上下するMP」ってイメージで書いてます。但し、MPの回復方法とか発揮の仕方は個々人によって全然違う。共通のシステムではあるけれど、その振れ幅がハチャメチャに広い感じ
ミカの例だと「祈り」がテーマだから、そこから派生して心が穏やかな程神秘の質も上がるし、逆ならめちゃくちゃ弱まる。普段なら10消費して1隕石ぐらいの感覚で撃てるのを、メンタルぐちゃぐちゃなせいで9999消費してようやく1隕石ぐらいのレートになってます。祈りながら折るね(Kyrie Eleison)すると最大火力になる様に考えてみたらこうなった
ただ、通常攻撃に込める神秘量は固定値。10で隕石撃てる全盛神秘と、その100倍燃費悪い状態の神秘を同じ量弾丸に込めるので、前者の方が火力が上がる、っていうお話。『星の呼び声』は隕石を神秘で強化しているとかではなく、隕石を落とすこと自体に神秘の力を使ってるので、火力はブレがあるけどコンディションに左右されない、みたいなイメージ。作戦も崩されて結構焦ってる今のミカの銃撃じゃ、前スレでやってたタイル全剥がし絨毯掃射は無理無理~☆です
こちらも前スレで、ちょこっとお出ししたカズサはそこまで練って無いですけど、スキル演出でマカロン食ってたから原作をなぞりました。直前までに食べたお菓子の量or質に比例して~みたいな感じかな...?カズサ視点だと「お菓子食べながら戦うとなんか威力上がるな...」ってなってそう。三日断食したカズサのスキルは豆鉄砲って事ですね - 52二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 12:55:43
銃はもう撃てないでしょ
なんだこのフラグ感 - 53二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 15:12:17
そういえば………ミカってアルコールに弱かったような……
- 54二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 20:51:18
星の呼び声(隕石):神秘消費量がメンタルで上下、威力は据え置き
通常銃撃:神秘消費量が据え置き(頭打ち)、威力がメンタルで上下
こうで合ってますかね、通常銃撃も威力が落ちるなら、消費する神秘自体の量と神秘の質がある?
グレランは神秘を込められずに単純な火薬量の威力かな - 551◆ifPRYIRKeo25/02/09(日) 23:06:54
※
グレランに触れてなかった...。通常攻撃とNSの違いはそれで合ってます。めっちゃ説明ごちゃごちゃになっちゃったけど
キヴォトス人は「引き金を引く≒神秘を込める」みたいな感じで、呼吸レベルで無意識のうちに神秘を扱ってるって解釈です。キリノの銃が当たらないのとか、デバフに近い神秘パワーが全射撃に適応されてる、っていう認識。
名前を付けた固有武器じゃないと力が使えない某斬魄刀みたいなスタイルではなく、使い慣れてない武器には上手く神秘が乗せられない、といった感じ。一応、攻撃型臨戦おじの固有武器にピストルが増えてる所から着想を得ました。大切に保管されていた、とはありますが名前は「補助拳銃」なので
以上の事から、グレランの火薬にミカの神秘バフがほんのり乗っかってる感じで、破壊力はちょっぴり上乗せされてます。ただ、シグレみたいに上手には使えてないので爆発半径は元のまま。使うかどうか分からない設定なので放出!
- 56二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 23:41:54
- 57二次元好きの匿名さん25/02/10(月) 09:31:20
下手すりゃ引火しかねないものを持ち歩くグレネード使い。はたから聞くとこいつやばぁとなるわね!
それで事故ったとかっていう話は聞かないから相当管理しっかりしてるっぽいけど - 581◆ifPRYIRKeo25/02/10(月) 15:57:49
※
出る前に保守。今日は更新怪しいかもです...。