- 1二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:22:28
- 2二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:25:00
- 3二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 22:39:20
しょうがねぇなぁ
「アイアン木場?」
「そうや、龍星も名前くらいは聞いたことあるやろ」
龍星はキー坊に誘われてお墓の掃除をしていた。因みに木場活一郎に頼まれてのことである。
「えぇ、本名は木場正治。亡くなられたみたいですけど名前だけは聞いたことありました。確か日本一のプロレスラーでしたっけ?」
「いいや、世界一のプロレスラーや」
柄杓で水を掛けながらキー坊は力強く訂正する。
「ワシな、木場と戦ったことがあんねん。ホンマに強かったで、なんてったってヘリコプターをジャーマンスープレックスしたんや」
「すごっ、とんでもない怪力ですね。僕じゃ無理ですよ」
「やろ? でもな、木場の一番すごいところはそのタフさやった」
キー坊はそう言いながら嘗てガルシアと闘った時の木場を思い出す。
一度はボーン・トルネード、灘風に言うならば岩鉄捩じりによって完膚なきまでにKOされたアイアン木場は親父がセコンドに立ったリベンジ戦では耐えてみせ最後まで攻撃を加えていた。
「あのガルシアとですか・・・」
「そうや、お前もガルシアの強さは本人ではないがわかっとる筈や」
「そうですね、本当に怪物でした」
龍星は自分の眼帯に手を当てながらキー坊と28号の闘いを思い出す。頂上決戦とも呼べるその闘いに当時の自分は無謀にも立ち向かい、目玉を抉られた。そして今ではその力の一端を貰い、生かされている。
「強かったですね・・・」
「そうやな」
談笑しているとそこに近づいてくる二人の男がいた、片方は思いっきり殴られた後があり渋々と言った感じである。
「彼らは・・・?」
「おおっ、お前らも来たんか」
アイアン木場の息子である木場真一と木場活一郎であった。
- 4二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 23:38:40
- 5二次元好きの匿名さん25/02/03(月) 23:47:33
下手すると会ったことないんじゃねえかと思ってんだ