- 1二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 21:03:30
最初は先入観から「下品な角付き」「鳥頭」とかお互いをなじりあってるんだけど、だんだん内面を知るうちに「私と変わらないじゃん...」ってなってちょっとずつお互いを知るために寄り添って最終的には友達になるSSが見たーい!!
できればイオリとかアコとかハスミみたいな気がちょっと強くて相手校に対抗意識芽生えてる子が、「...まあ、あなたなら別にいいですけど」みたいにちょっとデレる展開もみたーい!!
さらに、アイリとかフウカみたいに偏見を持ってなさそうな子の純朴さ、素直さにあてられて「仲良くしたい」って自分から思ってほしいー!
そんなSS誰か知りませんか!?
フウミカとかは知ってるんですが....................!
他に........................................................!
ありませんかね????? - 2二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 21:04:15
書け
供給とは自分で勝ち取るものだ - 3二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 21:04:21
- 4二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 21:06:47
セルフ...
- 5スレ主25/02/05(水) 21:06:49
- 6二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 21:09:50
なんか前にジュンコとウイのスレあったよね、丁度1みたいなシチュの
1スレ目完走までは見届けたけどあの後2スレ目立ったの? - 7二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 21:21:38
- 8二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 21:23:44
トリモブとゲヘモブが仲良くしてるエデン条約スレを過去に何度か見た記憶があるけど探すのが難しいな……
- 9スレ主25/02/05(水) 21:30:32
「ふう...ここか。」
今日は風紀委員非番の日。漸くの休みを手に入れたイオリは、D.U.郊外のスイーツショップに来ていた。
なんでも最近オープンしたばかりらしく、連日客が絶えないのだとか。
「割引券があったから来たけど...。もうかなり並んでる。くそっ、温泉開発部め...!」
悪態をつきながらもくぁぁ...。とあくびを漏らすイオリ。無理もない、昨日深夜に温泉開発部がまた騒ぎを起こしてその鎮圧に向かっていたからだ。騒動が片付いたのは午前3時。そこからすぐに寝て1回午前7時に起きたものの、まだまだ休養を欲する身体には逆らえず...今に至る。
「とりあえず、並ぼうかな...。」
ため息をつきながらも、気が遠くなるほど長い行列の最後尾へと向かうのだった。 - 10スレ主25/02/05(水) 21:53:50
「やっぱりかなり並んでるな...。...ん?」
最後尾へとたどり着き、再度列の長さを確認して辟易したイオリ。
ふと目の前に視線を向けると、自分より少しだけ背の大きい生徒の姿が目に映った。
(この制服...?トリニティ?)
白を基調としたセーラー服とスカート。明らかにゲヘナの制服ではない。
それに、肩から下げている鞄からはトリニティの校章。間違いない、トリニティ生だ。
(トリニティのお嬢様もこんなところに来るんだな。てっきり自分の自治区でお高いスイーツばっかり食べてるものだと思ってたけど。)
(まあ、正義実現委員会のアイツじゃなくて良かった。...でも、関わらないに越したことはない。)
トリニティ、と聞いてイオリが思い浮かべたのは『仲正イチカ』だった。
鬼怒川カスミの護送車両になぜか乗り込んでいたイチカにいきなり発砲されて...
...やめだ、思い出したくもない!思考から逃げるように、先ほど貰った店のメニューを開いた。
(...あ、この店イートインもやっているのか。買ってすぐに持って帰るつもりだったけど、ここで食べてくか。)
(ふーん...。色々なスイーツがあるんだな。イートイン限定のメニューも。)
(あ、このパフェ...美味しそう。これにしようかな。)
イオリが目を付けたのは、この店の目玉メニューのパフェ。お手頃価格でアイス、フルーツ、チョコレート、クリームを思う存分楽しむことができる。
さらに、アイスのフレーバーを自分で選ぶことができるのだ。
(何にしようか...。バニラ、抹茶...うーん...。...あっ!)
「チョコミントにしようか!」
「今、チョコミントって言いました!?」
「うわぁっ!!」
突然前から聞こえてきた声。思わず前に目を向けると、先ほど関わらないようにしようと思っていたトリニティ生が目をキラキラと輝かせてこちらを見ていた。
- 11二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 22:09:48
- 12スレ主25/02/05(水) 22:16:42
「あっ...。ごめんなさい、驚かせちゃいました?」
「当たり前だろ!!いきなり何!?」
我に返ったようで、わたわたと慌てるトリニティ生。
そんな姿を見て、めんどくさいことになったと心の中で悪態をつく。
ゲヘナ生の性...それに、先のこともあって、イオリ自身がトリニティにあまり好意的ではないからである。
「いえ...。チョコミントって聞こえたので!...あっ!私もチョコミント大好きなんです!今のマイブームで...!」
「チョコミント...?ああ、声に出てたか。...別にチョコミントが好きってわけじゃない。ミントが好きなだけだ。」
「え...。そ、そうですか...。そうとは知らず、いきなりごめんなさい...。」
「はぁ...。まったく。トリニティ生はゲヘナを野蛮だなんだとか言うけど、そっちも教育がなってないんじゃない?知らない人にいきなり大声で話しかけるなんて。」
「あ...うぅ...。すみません...。」
「それに...。このスイーツショップより美味しいところなんてトリニティ自治区には山ほどあるんだろ?トリニティの『お嬢様』がこんな安い店に来て、どうしようって言うんだ?...まさか、『こんなお店なんてスイーツショップと認めません!』なんてパティシエに言いに来たんじゃ―」
「ち、違います...!!」
さっきまでの明るい雰囲気はどこへやら、目の前のトリニティ生はシュンと落ち込んでしまっていた。
目には涙が浮かんでいる。
(さすがに言いすぎた?泣きかけてるし...。)
(...あーもう!!これじゃ私が悪いみたいじゃないか!!)
ガシガシと頭を掻きむしって葛藤するイオリ。
心を落ち着けるようにすぅ、と息を吸い、吐いた。
「...ごめん、流石に言いすぎた。」
「...いえ、いきなり声を掛けて驚かせてしまったのは私ですから...。」
そこから会話が進まない。...気まずい。
なるべく関わらないようにしようとしていたイオリだったが、この状態は居た堪れない。たまらず話題を探した。
- 13スレ主25/02/05(水) 22:17:15
- 14スレ主25/02/05(水) 22:30:29
「...えっと、チョコミントアイスが好きなの?」
「はい!...あ、すみません、また大きな声を...。」
「ああもう、いいから。...で?」
「はい、最近のマイブームなんです!チョコの甘さとミントの爽快感が合わさって...!...なかなか、ほかの人には分かって貰えないんですけどね。」
あはは、と少し悲しそうに笑うトリニティ生。
確かに、『一番好きなアイスの味はチョコミントです!』と言う人はあまり聞かない...気がする。
(まあそんな事よりも...)
「結構、味覚は似てたりするんだな。」
「え?」
「ああいや、トリニティ生って大体お金持ちでしょ?だからいっつも高い食べ物を食べてて、私たちゲヘナ生に想像できないような味の感じ方とかスイーツの楽しみ方してるって思ってたけど...そんなことないみたいだな、さっきのアンタの話聞いてると。」
「えっと、上層部にはそういう人がいるかもしれませんけど...。」
「やっぱりいるには居るんだ...。」
そこから二言三言会話を続けたのち、イオリははっと思い出した。
(そういえばあまり関わらないようにしようとしてたんだった...。忘れてた。)
ちらり、と前のトリニティ生を見る。
先ほど見せていた涙もなくなり、「何食べようかな~」なんて声をあげている。
(もうそろそろいいか。)
「あー、とにかく!これからは他人にいきなり大声で話しかけるなよ?」
「あっ...。はい。すみませんでした...。」
そう言ってお辞儀をしたのち再度前を向くトリニティ生。
...自分から話を終わらせておいて何だが、少し寂寥感を感じる。
(...いや、これでいいんだ。あまり関わるべきじゃないのは確かだし。)
- 15スレ主25/02/05(水) 22:48:27
そこから約1時間ほど待ち、行列もやっと消化されてきた。
ついにイオリがテーブルに着く時間...のはずだったのだが。
「え、イートインは割引が使えない...?」
「申し訳ありません。そちらのメニューに書いてあるように、割引券はテイクアウト専用でして...。」
「...ほんとだ、見えてなかった。」
手持ちを確認するイオリ。割引が使えないとなると、パフェを食べるにはあと300円ほど足りない。
(うーん...。せっかくここまで来たのに...。まあ、もともとテイクアウトのつもりだったし、仕方ないか。)
「それじゃ、やっぱりテイクアウト―」
「待ってください!!」
また突然の大声。今度はなんだと思い声が聞こえたほう―店の入り口を見る。
するとそこにはまたあのトリニティ生がいた。
(またアイツか!今度は一体何を―)
「お客様、どうかされましたか?」
「そ、その人は私の友達なんです!ぼーっとしててお店に入るの忘れてたみたいで...!」
「そうでございましたか、大変失礼しました。...ですがこちらのお客様は、イートインで食べる分のお金が無いと...。」
「足りない分は私が払います!」
「ちょっ...!」
「...美しい友情ですね。かしこまりました。それでは店内にどうぞ。」
「...あ!すみません、カウンター席から2人用のテーブル席に変えてもいいですか?」
「空きがございましたら構いませんが...。おや、ちょうど空いたようです。それではそちらの席にどうぞ。」
「ありがとうございます!」
「お、おい!何を勝手に!」
「い、行きま...行こっ!!」
そう言って手を取られ、イオリはそのトリニティ生――栗村アイリに引っ張られていった。
- 16スレ主25/02/05(水) 22:48:57
- 17スレ主25/02/05(水) 22:49:37
- 18スレ主25/02/05(水) 22:53:29
他にもご存じのSS・スレがありましたら教えてくれるとありがたいです...!
書いてもいいのよ - 19二次元好きの匿名さん25/02/05(水) 23:37:17
ちょっと期待
- 20二次元好きの匿名さん25/02/06(木) 08:58:45
- 21スレ主25/02/06(木) 09:32:00