【🎲・オリキャラ・閲覧注意】アビドスの偽ナギサ5

  • 1◆B3SSKg8oHw25/02/06(木) 21:01:55

    ・アリウスで桐藤ナギサの替え玉に仕立て上げられたが錯乱して脱走し、アビドスに墜落して正気を取り戻しアビドス生になった偽ナギサのスレです。
    (以下偽ナギサは『ナギサ』と表記します)
    ・時系列としては本編で言えばエデン条約編第1章中です。
    ・『ナギサ』は多忙かつ疲労している桐藤ナギサの影武者としてトリニティに召集され、一部業務を代行しつつ陰謀の荒波に飲まれているところです。

  • 2◆B3SSKg8oHw25/02/06(木) 21:02:17
  • 3◆B3SSKg8oHw25/02/06(木) 21:04:34

    [以下はステータスになります]
    名前:藤関ナギサ
    所属:アビドス高等学校・対策委員会(現在はトリニティで桐藤ナギサの影武者を勤めている)
    学年:1年生(拾われたため)
    年齢:不明(17歳)
    身長:159㎝
    その他:本物ナギサ様との外見上の違いは1㎝低い身長と二回りは大きな翼、そして声(早見沙織と能登麻美子くらい違う)
    武器:ハンドガン『アパレシオン』
    Ex:Treat on target(溢れる水のようなエフェクトで即時回復)

    [※添付はAIイラストによるイメージ図です]

  • 4◆B3SSKg8oHw25/02/06(木) 21:05:23
  • 5◆B3SSKg8oHw25/02/06(木) 21:05:39
  • 6◆B3SSKg8oHw25/02/06(木) 21:06:08
  • 7◆B3SSKg8oHw25/02/06(木) 21:11:05

    その他特記事項
    ・ベアトリーチェには特に何とも思われていなかった。駒の一つだった。
    ・実はゲマトリアの実験体の一人だったが整形された程度で良くも悪くも実験による影響はなかった。
    ・エミュのお陰で一見物腰柔らかだが跳びぬけた癒しの才能がある。
    ・ホストの影武者業務によって人を救おうとする強い倫理感を備えた。
    ・アリウスから運良く助かったのだから、次は私が助ける番だ。徒労に終わるか論じることこそ虚しい。
    ・ナギサからの信頼度:61
    ・フィリウス分派からの信頼度:61
    ・トリニティ内で『ナギサ』が影武者だと知っているのはフィリウス分派、パテル分派
    ・ナギサと『ナギサ』が別人だと気付いたのはハナコ、サクラコ

  • 8◆B3SSKg8oHw25/02/06(木) 21:25:47

    [更新再開します]

    『ナギサ』はミカが帰った後、少し早めの入浴を行っていた。
    バスルームには隠しカメラの類がないことを確認していたからだ。

    「(……裏切者………。)」
    「…………落ち着け、落ち着きなさい藤関ナギサ……。」
    透き通るような声がバスルームによく響く。
    「まずは桐藤さんのケアです。私はそんなに器用ではないでしょう……。」
    「……正しく絶望し、正しく希望しなさい。」
    唱えながら、しかし不安は体に現れ乳白色のお湯をちゃぷちゃぷとかき回す。

    「(とはいえ、ままならぬものですね……。)」

  • 9◆B3SSKg8oHw25/02/06(木) 21:36:11

    「……うん?」
    『ナギサ』はふと気づく。なんだか湯の香りが薄くなっているのだ。色も薄まって、透明になってきている。
    「………。」
    さすがに怖くなってきたので直ぐに湯船から上がり、体を拭いた。

  • 10◆B3SSKg8oHw25/02/06(木) 21:52:18

    [今晩は10スレまで埋めつつ更新ここまでです]

  • 11二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 00:50:37

    たておつ

  • 12二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 01:11:17

    >>3

    『ナギサ』ちゃんのこの脚すこ

  • 13◆B3SSKg8oHw25/02/07(金) 07:16:39

    >>12

    [ありがとうございます、ストッキングはナギサ様譲りのセンスです]

    [でも設定上『ナギサ』の首から下は自前なのでこのスタイルも自前]

    [元からいい体してたんでしょうね]

  • 14◆B3SSKg8oHw25/02/07(金) 12:10:42

    [閑話休題]

    [最近流行りの疑似科学と、トリニティ特有の信仰という概念には今の『ナギサ』はどう思っているのでしょう]


    [疑似科学について]

    dice1d4=2 (2)

    1. 「興味がありません」

    2. 「薬にならない毒です」

    3. 「害がなく気休めになるなら有益です」

    4. 「疑似かそうでないかではなく、効果があるかどうかでしょう」


    [信仰について]

    dice1d4=4 (4)

    1. 「興味がありません」

    2. 「そんな暇があるなら行動していただきたいものです」

    3. 「害がなく気休めになるなら有益です」

    4. 「崇められるほうは非常に強い負荷がかかっているのでしょうね……」

  • 15二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 14:14:09

    セリカが騙されたりしてるし疑似科学に良い思いは無いわな

  • 16二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 14:30:54

    >>9

    いつか風呂の残り汁が万能薬になりそう。

  • 17二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 19:39:27

    >>9

    これ単純に湯水を「浄化」しちゃってる?

  • 18二次元好きの匿名さん25/02/07(金) 20:09:29

    このレスは削除されています

  • 19◆B3SSKg8oHw25/02/07(金) 20:14:31

    >>15

    [リアリスト寄りなのもありますがその理由の方が大きそうです]

    >>16

    >>17

    [『ナギサ』湯、多分1年半代えなくても毎日『ナギサ』が入浴するなら綺麗だと思います]

  • 20◆B3SSKg8oHw25/02/07(金) 20:32:41

    トリニティ別館、「合宿所」。
    合宿中の補習授業部の元へシスターフッドのマリーが訪ね、アズサが以前助けた生徒の代わりに、お礼を伝えに来た日の夜。
    これからのことを相談するためにヒフミが先生の元を訪れた、と思いきや......?

    ハナコ「こんばんは、先生。」
    "……!?"
    先生の元を訪れたのは水着姿のハナコだった。
    ハナコ「ふふっ、こんなに簡単にあけちゃうなんてぇ♡不用心ですねえ♡」
    "ど、どうして水着!?"
    ハナコ「ああ、これに関してはお気になさらず。パジャマなので。」
    "パジャマが水着って言われても、気にしない訳には……"
    ハナコ「うふふっ。それより先生、ちょっと相談したいことがありまして……。」
    ハナコ「実は……。」
    ハナコ「……まず、アズサちゃんのことなのですが。」
    "アズサ……?"

    ヒフミ「し、失礼します……先生、いらっしゃいますか……?」
    そう言いながらも扉を開け踏み込んでくるヒフミ。
    実は妥協しない、できない彼女の性格故の行動だろう。
    ヒフミ「昨日より遅くなってしまってすみません、実は……。」

    ヒフミ「……え。」
    ハナコ「あら。」
    "……。"
    深夜、教師と生徒。二人きり。水着姿。
    ヒフミ「本当に失礼しましたぁ!?ごめんなさいそんな関係だとは知らなくて一体いつから!?あっすぐに出ていきますね!?」
    ハナコ「ちょっと待ってください今昨晩より遅い時間と言いましたね!?つまり昨日も来たということなんですよね!?そうですよね!?」
    ヒフミ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい空気壊してごめんなさい間に入ってごめんなさい!!」
    ハナコ「待ってくださいヒフミちゃん詳しく教えて下さい!昨晩はお二人で何をしていたんですか!?そして今からは何をする予定だったのですか!?今から私の前でナニの実演を……!!」
    "二人とも、お願いだから落ち着いて……"

  • 21◆B3SSKg8oHw25/02/07(金) 21:08:45

    ……その後、先生は何とか落ち着いて話をし、2人の誤解を解いた。
    ついでにハナコはヒフミに怒られてちゃんと着替えてきた。

    ヒフミ「ハナコちゃんも先生に相談したいことがあって……。で、ですがどうして水着で来るんですか!?」
    ハナコ「心が落ち着くんですよね。ですので私は礼拝堂の授業も水着で参加しましたよ?一度もっと、色々と柔らかく考えてみましょう♪」
    ヒフミ「あうぅ……。」

    "ハナコ、さっきの話の続きは今じゃない方が良い?"
    ハナコ「……先ず、アズサちゃんの件、ですね。……いえ、大丈夫です。ヒフミちゃんにもいつかは話さなければならないことでしたから。」
    ヒフミ「……。」

    ハナコ「実はアズサちゃん、毎晩のように、どこかへ出かけては夜明けまで戻ってこないことが続いていて。」
    ヒフミ「そう、だったんですか……。」
    ハナコ「最初は慣れない場所で眠れないのかとも思いましたが、そうではないようです。」
    ハナコ「私はアズサちゃんが夜にちゃんと眠っているところを、ほとんど見たことがありません。」
    ヒフミ「確かに私も……アズサちゃんはいつも先におきてますし、私より早く寝てることもなかったような……。」
    ハナコ「……アズサちゃんが一体何をしてるのかは分かりません。ですがそろそろ、多少無理やりにでも寝かせてあげなければいけないのでは、と。……どこか、すごく不安そうで。」

    ハナコ「……先生とヒフミちゃんも、ですよ?しっかり寝ないとダメです。確かに試験も大切ですが、ただ落第というだけです。体の健康とは比べるまでもないと思いませんか?」
    この場に『ナギサ』が居たら真顔で大きく頷いていただろう。

  • 22◆B3SSKg8oHw25/02/07(金) 21:17:13

    "……。"
    いや、『ナギサ』でなくとも、普通だったらそうだ。……だが今回は違う。

    ヒフミ「……ただ、ただ落第じゃないんです。あと2回。どちらの試験も不合格だったら……」
    ヒフミ「退学なんです!私たちは、トリニティを去らないといけないんです……!!」
    ハナコは一瞬硬直し、だがすぐにその頭の回転の速さでまともな反論をする。

    ハナコ「そ、そんなこと。校則的に成り立ちません。退学は様々な手続きと理由が必要で、そんな簡単には……先生?」
    "……。"

    先生は、補習授業部の裏の事情について知っていることを話した。

  • 23◆B3SSKg8oHw25/02/07(金) 21:41:08

    ハナコはその仕組みを理解し、普段の態度も鳴りを潜める。
    そして、模試を製作する際に昔のテスト用紙を探し、1年生の時から3年生のテストで満点をとれるくらい頭が良かったことを知ってしまった、とヒフミはハナコに伝えた。
    ヒフミ「ど、どうして今はあんな点数を……?」

    ハナコ「……ごめんなさい。知らなかったんです。……いえ、知らなかったとしても許されることではありませんね。」
    ハナコ「先生にも、ヒフミちゃんにも、アズサちゃんとコハルちゃんにも、申し訳ないことをしました。」
    ハナコ「ごめんなさい。」

    ハナコ「……あの点数はわざとです。」
    ヒフミ「や、やっぱり……どうしてそんなことを?」
    ハナコ「ごめんなさい、言えません。」
    ヒフミ「……!?」
    ハナコ「私の……凄く、個人的な理由ですので。ですが、それで皆さんが被害を受けてしまうのは望むところではありません。」
    ハナコ「なので……最低限皆さんが退学にならないよう、今後の試験はがんばりますので。」

    "……ありがとう、ハナコ。"
    まだどこか我儘さの残るハナコの言葉に、それでも真摯に先生は感謝する。
    ハナコ「い、いえ……!?先生にそこまで、感謝していただくようなことでは……。」
    ハナコ自身もこう言う辺り、我儘なのは自覚しているのだろう。

    ハナコ「……裸で手をつくだけで足りますでしょうか?」
    ヒフミ「あ、今後頑張ってくださると聞けただけで安心しました。」
    ハナコ「……ありがとうございます。」

    ハナコ「………。この話を知っているのは先生とヒフミちゃんだけですか?」
    ヒフミ「そうですね、私たち以外はまだ誰も……。」
    ハナコ「では、アズサちゃんの不安は試験に起因するものではなさそうですね。何か私がまだ知らないことがある、と……。」
    ハナコ「……いえ、それ以上に気になるのはこの補習授業部の存在そのものが……いえ………。」
    ハナコ「………。」
    ハナコ「…………!」

  • 24◆B3SSKg8oHw25/02/07(金) 22:08:29

    ヒフミ「……は、ハナコちゃん?」

    ハナコ「……。ナギサさんらしいというか、相変わらず狡猾な猫ちゃんですねえ。この補習授業部は、エデン条約を邪魔している疑惑のある容疑者たちの集い、と言ったところでしょうか。」

    ハナコ「かわいそうに、酷く怯えられて……。」

    若干の皮肉も籠りながらそう評す。

    ヒフミ「!?」


    ハナコ「一か所に集めたのは、どうせなら纏めて処理してしまった方が効率的、と言ったロジックでしょうか。なんだか私たちまるで、洗濯ものみたいな扱いですね。」

    ハナコ「先生も、ナギサさんにしてやられた形でしょうか。「成績の振るわない生徒を助ける」という名目で善意を利用され、シャーレの権限を利用されて……。」

    ハナコ「(……そうですね、もう一人のナギサさんも。「ホストである自分が休むわけにはいかないから助けて欲しい」と言われたのかもしれません。)」

    ハナコ「逆に言えば、純粋に尽くしてくださっていたのですね……。ありがとうございます。」


    "……その件だけど。"

    "ナギサは纏めて……って考え方、止めるって言ったよ。"


    dice1d4=3 (3)

    1. ハナコ「あら……。」(信じない)

    2. ハナコ「……そう、ですか。先生は良い人ですからね。」(複雑)

    3. ハナコ「………え?」(動揺)

    4. ハナコ「まさか……!(もう一人のナギサさん、何をしたのです!?)」

  • 25◆B3SSKg8oHw25/02/07(金) 22:26:43

    ハナコは事態の凡そを察していた。
    このナギサの疑心暗鬼の発端はセイアが襲撃されたこと。
    エデン条約を目前に控えていることもあるが、それ以上に幼馴染だけは守らなければと奔走しているうちに事態はより複雑になり、もはやなりふりを構わぬところまで……
    それこそ、経歴も不明な影武者を立ててまで、ナギサ自身は閉じこもり裏切者探しに躍起になっている、そう推理する。

    だからこそ、そこまで追い込まれた人間が立ち止まろうとしたことが理解できなかったのだ。

    "裏切者は探し続ける。でもみんなを退学にするようなことはしないって。直接、私に伝えてくれた"
    ハナコ「……直接………。」
    ヒフミ「………ナギサ様……。」
    ヒフミは複雑な表情だ。裏切者は探し続ける、としたことは喜べないが、みんなを退学にしないと言ってくれたことは……。
    ヒフミ「……先生、それでも私は……皆で合格したいです。」

    "もちろん。トリニティの裏切者なんていないって、皆で証明しよう。"
    ハナコは何か口を開こうとして、止める。
    ヒフミ「……はい!」

    ハナコ「……とにかくアズサちゃんとは、後でもう少しお話をしてみた方が良いかもしれません。その他についてもいくつか、私の方でも確認してみます。」
    ヒフミ「はい。もし何かわかりましたら、教えてもらえるとうれしいです。」

  • 26◆B3SSKg8oHw25/02/07(金) 22:29:59

    そしてハナコはヒフミと共に先生の部屋を出た瞬間、トイレに行く途中だったコハルに見つかってしまい、
    深夜に3人で密会していた馬鹿、ヘンタイ、淫乱族の烙印を楽しそうに推されるのだった。

    [今晩は此処までです]

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