- 1二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 12:37:08
「クルッポォォーー!」
「あっ、ハトだ」
心地良い日差しが降り注ぐ昼下がり。
トレーナー室に、威勢の良い声と羽音を響かせながら、ハトが飛び込んで来た。
デジャブを感じる光景、見れば、その脚には手紙が括りつけてある。
しかし、今回のハトは俺を見向きもせず、部屋の中へと進んでいく。
「まあ、くるくるさん、もしや、私宛の便風でしょうか?」
鹿毛の二つ結びの長い髪、前髪にはふんわりとした流星、右耳の赤いリボン。
担当ウマ娘のヤマニンゼファーの膝の上に、ハトはゆっくりと着地した。
「お疲れ様です、ゆっくりと休んで行ってくださいね」
ゼファーはハトに労わりの声をかけながら、手紙をゆっくりに取り外す。
そして手紙を開き、紙面に目を走らせて、どこか懐かしそうに目を細めた。
その微笑みは、普段見せてくれる彼女の微笑みとは、また違うもののように思える。
「あら、ふふっ、もう、相変わらずの俄風ですね」
「なんか良いお報せでもあった?」
「ええ、この手紙は家風、それも、なかなかに巡り合えない珍風といったところで」
少しだけワクワクとした様子で、ゼファーは耳をぴょこぴょこと動かした。
どうにも実家の方からの手紙のようだが、なかなかに巡り合えない、という点が気になる。
彼女は大切なものを扱うよう、丁寧に手紙を仕舞いながら、言葉を紡いだ。
「近々────私の弟が、訪ねて来るそうですよ」 - 2二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 12:37:24
「ゼファーの、弟さん?」
そういえば、弟がいるという話は聞いたことがある。
ただ、以前にゼファーの実家へ行った時は会うことが出来ず、写真ですら見たことがなかった。
その弟さんがゼファーに会いに来る、という手紙だったようである。
「はい、今度は馴染んだ光風を、ゆっくりと浴びていられると良いのですが」
「そんな忙しくしているの?」
「というより、風の赴くまま、飛絮のようにふわふわとしているのが好きな、少し変わった子で」
「……へえ」
「いつも急に現れては、颯爽と帰ってしまうんです……もう、誰に似たのでしょうか?」
「…………そうだね」
笑う所なのだろうかと、若干思いながらも口を噤む。
ゼファーは困ったような顔をしながらも、その目元には親愛の情が籠っていた。
大切に想っている家族の一人であることは、間違いないのだろう。
……会ってみたいけど、せっかくの姉弟水入らずの時間を邪魔するわけにはいかないか。
ちょっとだけ残念に感じつつ、少しでも情報を取り入れようと、彼女へと問いかけた。
「キミの弟さんって、どんな感じの子なんだ?」
「……そうですね、自然と自由、そして詩や音楽をこよなく愛する旅人、といったところでしょうか」
「……弟さん、なんだよね?」
「ええ、大人びてはいますが、自慢の弟です」
いかん、俺の中のゼファーの弟像がスナフキンになってしまった。
というか弟ということは少なくとも彼女より年下なわけで、それで旅人とは一体どういうことだろう。
疑問は浮かぶものの、楽しげに話をしてくれるゼファーに対して、それ以上聞くことが出来なかった。 - 3二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 12:37:46
「弟はとっても器用で、一人でなんでも軽風にこなしてしまうんです」
「そうなんだ、でも小さい頃とかは、ゼファーがお世話してあげたんじゃないの?」
「……それは、どうでしょうか?」
俺の言葉を耳にした瞬間、ゼファーの顔がひっそりと陰った。
そして、少しばかり申し訳なさそうな表情を浮かべつつ、彼女は小さな声で言葉を紡ぐ。
「小さい頃の私は身体が弱かったので、むしろ、恵風を受けてばかりだった気がします」
「あっ」
自身の不用意な発言に、心の底から後悔した。
今でこそ活発な印象のあるゼファーだが、小さな頃は病弱だったと聞いている。
そこまで歳の離れていない弟さんならば、むしろ面倒を見てもらう機会の方が多かったのだろう。
「両親も私に付き切りなことを多くて、一人でなんでも出来るようになったのはその風影かもしれません」
「……ごめん」
「いえ、気になさらず……それで今は、あの頃の返風を弟にしたいと、思っているんです」
なかなか時つ風は吹きませんけどね、とゼファーは少し照れたようにはにかんだ。
どうも、小さな頃の複雑な想いは、すでに彼女の中で整理がついてることのようである。
だとすればこれ以上、俺の方でわざわざ引っ張ることではないだろう。
罪悪感を仕舞い込んで、俺は話題を変えることにした。 - 4二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 12:38:09
「……ゼファーはさ、弟さんから何て呼ばれてたんだ? 例えば『お姉ちゃん』とか?」
「────ッ!」
その瞬間、ゼファーの大きな耳が、柔らかな尻尾が、ぴくんと立ち上がった。
彼女は大きく目を見開き、その物々しい気配を察知した鳩が離れていく。
そして彼女は椅子から離れて、足早に俺へと近づいて、ずいっと顔を寄せて来た。
「セッ、ゼファー?」
「……トレーナーさん、先ほどの風音を、もう一度吹かせていただけませんか?」
「えっと、弟さんから、何て呼ばれてた?」
「…………もう少し、下って」
「例えば────『お姉ちゃん』?」
「……っ!」
ゼファーの耳がぴこぴこと激しく動き、尻尾が大きく揺らいだ。
瞳がきらきらと光を放ち、表情が融けるように緩み、歓びの感情を露にしていく。
まさか、とは思うが。
「もしかして、ゼファーは、『お姉ちゃん』って呼ばれたかったの?」
「……その、ほんの隙間風な期間ではありますが、弟もそう呼んでくれていたんです」
「そうなんだ」
「ただ、それはすぐに凪いでしまって…………私はもっと、呼んで欲しかったのに」
「……ぷっ、ふふっ」
そう言って、ゼファーは拗ねたように唇を尖らせてしまう。
その様子がなんだか珍しくて、おかしくて、思わず俺は吹き出してしまった。
話を聞く限り、弟さんは実際の年齢よりも大人びているタイプ。
多分、お姉ちゃんと呼ぶのは恥ずかしくなってしまって、すぐに呼び方を変えてしまったのだろう。 - 5二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 12:38:28
「……トレーナーさんが、悪風です」
笑う俺に対して、ゼファーは不満げにぷいっと顔を背けてしまう。
いかん、せっかく素直に話してくれたというのに、笑ってしまうのは良くなかったな。
一旦気持ちを落ち着けてから、俺は彼女へと頭を下げる。
「ごめんね、珍しいゼファーが見れて、つい」
「……今の私は、あからしまプンプン丸です」
「……どうすれば鎮まってもらえるのかな」
「…………でしたら、その、えっと、あの、ですね」
ゼファーがちらりとこちらを見やり、頬を染めて、瞳が大きく揺るがせる。
小さく言葉を濁しながら視線を彷徨わせて、やがて意を決したように口を開いた。
「もう一度、『お姉ちゃん』、って呼んでもらえませんか?」
「それは」
「……仇の風にするようなら、ずっと、許してあげませんから」
「…………わかったよ」
俺は観念して、深呼吸を一つ。
先ほどは何気なく出した言葉を吐き出すだけなのに、妙に緊張してしまう。
小さな声で、けれどはっきりと、俺はゼファーへと言葉を伝えた。 - 6二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 12:38:47
「ゼファー、『お姉ちゃん』」
「っ! もう、一度」
「『お姉ちゃん』」
「トレーナーさん、ゼファーもちゃんと、つけてくださいね?」
「……『ゼファーお姉ちゃん』」
「……ふふっ、ひよりひより、です♪」
ゼファーは尻尾をぱたぱたと振り回しながら、嬉しそうに顔を綻ばせる。
こっちとしては滅茶苦茶恥ずかしいのだけれど、まあ、この笑顔が見れたならば良いだろうか。
そう思いながら、彼女を呼び続けようとした────その瞬間であった。
ドンドンと、少しだけ乱暴なノックが響き渡る。
びくんと俺とゼファーは身体を跳ねあがらせて、扉へと顔を向ける。
今日は特に来客の予定などはなかったはず、だとすれば緊急の用件である可能性が高い。
ちらりとゼファーを一瞥すると、彼女は無言でこくりと頷いてくれた。
俺は椅子から立ち上がって、トレーナ―室の扉を開ける。
「とっ、突然、すいません!」
「……たづなさん?」
凛とした制服姿、黄色いリボンで一つ結びにした黒髪、透き通るような緑の瞳。
トレセン学園理事長秘書、駿川たづなさんが────かなり慌てた様子で、立っていた。
彼女は少しだけ息を整え、落ち着きを取り戻すと、部屋の中を覗き込みながら訪ねて来る。
「あの、ヤマニンゼファーさんの弟さんが、こちらへ来てないでしょうか?」
「え?」 - 7二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 12:39:06
「────その、案内をしている最中に、はぐれてしまいまして」
「……人違いじゃないんですか? 来るって手紙来たの、ついさっきですよ?」
「事前に連絡も頂いていますし、本人確認も取れてますから、間違いではないですよ」
「…………それもそうですね」
そもそも、他人の家族を名乗るだけで簡単に入れるような場所ではない。
対応したのが他の誰でもないたづなさんだとすれば、万に一つもないだろう。
……なるほど、なかなかに嵐のような弟さんのようである。
「あの、たづなさん、足下に何か」
ふと、いつの間にか背後に近づいていたゼファーが、何かを見つける。
言われるまま視線を動かすと、たづなさんの足下には、小さな紙が落ちていた。
否、石らしきものを乗せている辺り、落ちていたのではなく、置いてあったのだろうか。
「これは、メモ? いえ、便箋ですかね?」
たづなさんは足下の便箋を拾い上げて、それを広げる。
見れば、その便箋は先ほどゼファーが受け取っていた手紙と同じデザインのものだった。
それの中身を見たたづなさんは────眉をひそませながら、首を傾げた。 - 8二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 12:39:26
「『懐かしい響きに耳を傾けて饗の風吹き草木騒めく』、えっ、なんですかこれ?」
「……」
「……」
「あっ、もう一枚ありますね、『花信風散らす足音風情なく土産を胸に郷土へ帰らん』、いや、ホントなんですかこれ」
「…………」
「…………」
好きと上手いは別物、という点はとりあえず置いておくとして。
俺は、恐る恐る、後ろの様子を窺う。
────ゼファーは、顔を真っ赤に染め上げて、ぷるぷると震えていた。
そして彼女は弾かれるように、外へと走りだしてしまった。
「ちょっ、ちょっと、弟を探してきますっ!」
「あっ、ゼファー!」
「きゃっ……飛び出して行ってしまいましたね、やっぱり、心配なんでしょうか?」
「まあ、心配というか、なんというか」
「……あの、ところでこの手紙って、どういう内容なんですか?」
「『懐かしい声が聞こえたと思ったら面白いことやってて草、邪魔しちゃ悪いからこれを土産話にして帰るね』ってところですかね」
「そんな軽い内容なんですかこれ!? ……というか、あなた達は何をしていたんですか?」
「……まあはい」
ジトっとした目を向けて来るたづなさんから顔を逸らした刹那。
コンコン、と小さく扉を叩く音が聞こえて来た。 - 9二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 12:39:42
数時間後。
「あー……おかえり、ゼファー」
「……東風や南風かと探し回りましたが、結局、見つけることは出来ませんでした」
肩を落とした様子のゼファーが、トレーナー室へと戻って来た。
ずっと走り回っていたのか、彼女の身体は汗ばんでいる。
ほんのりと残っている頬を赤みは、運動のせいだけなのだろうか。
そのまま長椅子へと腰掛けた彼女に、俺はお茶を出してあげる。
「冷たいお茶を淹れておいたから、良かったら飲んで」
「ありがとうございます……ああ、とても爽やかな緑風を、感じます…………?」
冷えた緑茶で見たらされたグラスを手に取り、ゼファーは言葉を詰まらせる。
不思議そうに首を傾げてから、一口それを飲み、そして目をぱちくりと瞬かせた。
「トレーナーさん、このお茶は」
「うん、その、だな、キミには残念な話になるんだけど」
俺はゼファーの隣へと腰掛けて、テーブルの上にいくつかの荷物を出す。
茶葉、菓子折り、漬物など、いわゆる土産物の類ではあるが、それらには大きな共通点があった。
────いずれも、ゼファーの実家の近くでしか売られていないものである、ということ。
「弟さん、キミが飛び出して行った後、トレーナー室に戻って来たんだよ」 - 10二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 12:40:05
────爽やかな青年、というのが第一印象。
どことなくゼファーの面影を残す彼は、飄々とした様子でトレーナー室へと現れた。
……そして、まず最初にたづなさんからがっつり注意を受けた、何故か俺まで連座で。
そして、何事もなかったように、俺と二人で部屋へと残る。
一応、ゼファーへ何とか連絡を試みようか、と尋ねてはみたのだが。
『そよ風ならいつでも探せますし、今はこの地ならでは凱風を楽しみたいなと、思いまして』
彼の、引き込まれるような双眸は、しっかりと俺の姿を捉えていた。
なるほど、弟さんが会いに来たのは、最初からゼファーではなかったようである。
そしてしばらくの間、俺は弟さんと二人きりで、話を交えた。
ゼファーのこと、レースのこと、ちょっとした趣味の話などなど、取り留めのない話をいくつか。
不思議な、相手であった。
初対面だというのに、緊張もせずにペラペラと話せてしまう。
彼女の弟だからなのか、はたまた彼自身が人たらしの類なのか。
しばらくして、弟さんは満足したように頷くと、土産物を置いて帰って行ってしまったのだ。 - 11二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 12:40:22
「もう、あの子は、本当に相変わらずですね」
ゼファーはお茶を飲みながら、困ったような微笑みでそう言った。
もう少し残念がるだろうかと思ったが、それほどではない。
本当に、以前からこういう感じの人物なのだろう。
俺も、彼を知ったつもりになれるほど話したわけじゃないが、それでもわかったことがある。
「良い弟さんだね、キミや家族のことを、大切に想っている」
会話の端々から、それは強く感じた。
そもそも、そう思っていなければ、わざわざ俺なんかに会うためにここまでは来ないだろう。
色々な策を講じて、たづなさんまで欺いて、俺と二人になる環境を作ったりはしないだろう。
俺の言葉を聞いたゼファーは、嬉しそうに、柔らかい笑みを浮かべる。
「はい、大切な、自慢の弟ですから」
「そうだね」
「あの、ところで、なのですが」
「ん?」
「……弟は、おかしな風聞などは、残して行かなかったでしょうか?」
ふと、ゼファーは心配そうな表情で、そう問いかけて来る。
周りの声などをあまり気にしない彼女ではあるが、家族のこととなると別なのかもしれない。 - 12二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 12:40:36
「まあ、変なことは言ってなかったよ」
────ちょっと面白いことは言っていたけど。
ゼファーの様子を微笑ましく思いながら、別れ際の弟さんのことを思い出す。
彼はトレーナー室を出る直前に、くるりと振り向いた。
そして深々と頭を下げて、はっきりとした声色で、心からの言葉を伝えて来たのだった。
『誰に似たのか、風変わりな姉ではありますが、何卒、宜しくお願いします』
思い出して、くすりと、笑みを浮かべてしまう。
それを不思議そうな顔で見つめて来るゼファーに対して、俺は言葉を返した。
「改めてよろしくね、ゼファーお姉ちゃん」
「……っ」
ゼファーは恥ずかしげに頬を染め、目を逸らしながらも、こくりと頷いてくれた。 - 13二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 12:41:18
お わ り
いったいどんな人物なんでしょうね - 14二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 13:22:47
好き
- 15二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 13:30:50
めっちゃ良かった
- 16二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 13:50:18
ほう お姉ちゃん呼びゼファーですか
たいしたものですね
お姉ちゃん呼びをねだるゼファーは糖度がきわめて高いらしくレース前に愛飲するトウカイテイオーもいるくらいです
そして濃厚キャラのゼファー弟
これも即効性のラブコメ回しです
たづなさんも添えてバランスもいい
それにしてもエミュ難キャラだというのに風語録を使いこなすとは超人的な凱風な方だというほかはない - 17125/02/08(土) 23:01:44
- 18二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 23:16:33
ほう…風使いか、と思い覗きにきたら非常に良質なSS
ありがとうございます
相当な風使いと見受けられますが過去作などございますか? - 19二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 23:29:16
短歌二つがウマすぎぃ!!!
- 20二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 06:56:52
乙。いいSSでした
- 21125/02/09(日) 07:27:08
そう言ってもらえると嬉しいです 過去作は以下の方になります
過去SSまとめスレ |あにまん掲示板ウマカテでSS投げ始めてから約一年経ったのでブクマ整理や振り返りも兼ねてまとめます適当にたらたらやりますので生温かく見守ってくれると幸いですすぐ終わると思うので保守は不要 感想はもらえると嬉しいですち…bbs.animanch.com過去SSまとめスレ 2|あにまん掲示板ウマカテでSSを投げ始めてから二年が経ったのでブクマ整理や振り返りをかねてまとめますゆっくりのんびりとやっていきますので生暖かく見守っていただけたら幸いです本日中に終わらせる予定なので保守は不要 感想…bbs.animanch.com過去SSまとめスレ 3|あにまん掲示板ウマカテでSSを投げ始めてから二年が経ったのでブクマ整理や振り返りをかねてまとめますゆっくりのんびりとやっていきますので生暖かく見守っていただけたら幸いです本日中に終わらせる予定なので保守は不要 感想…bbs.animanch.com短歌ってやっぱ難しいなあと思いました
ありがとうございます ゼファーの弟から上手く話が膨らませて良かったです
- 22二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 09:52:51
- 23二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 12:50:58
風使いさん乙です とても良いSSでした
今回の衣装イベやはり私は伝書鳩来た時のトレーナーの反応,ハトぉ!?とゼファーの待ちわびたにゃーんが印象に残っております
猫になったゼファーのSSお待ちしております(小声)