- 1危険物25/02/08(土) 22:26:57
仕事をしてたら、最初のスレが終わってしまったので新スレ立て。
前スレ
https://bbs.animanch.com/board/4506088/?res=64
前スレで決まった範囲
名前 女川ミコト
学年 2年生 (矯正局一年停学
年齢 17歳
所属 アビドス高校保健委員会
身長128㎝
髪 足元の少し上まで
胸 まな板
武器 擲弾銃
神秘 イシス
技能
戦闘87
事務47
医療82
知性13
運動55
手先17
神秘86
好感度(自分から相手・相手から自分)
ホシノ 75・56
ノノミ 92・85
シロコ 95・95
セリカ 46・93
アヤネ 94・100
ホシノのおじさん化はそこまで気にしていない。
- 2危険物25/02/08(土) 22:28:45
日は沈み辺り一帯が暗くなった頃、砂漠の夜は酷く冷え込む。熱を保持できない砂が地表を多い、アスファルトもすぐに熱を失うため、確りと服を着込み私は彼女の帰りを待った。
彼女たちは本当に無茶をする、一人はドジで抜けていていつも怪我をしてくる。もう一人はその人を助けようとして、自分も怪我をしてくる。そんな二人はもう何日も学校に来ていない。ユメ先輩、私達に何も告げず突然姿を消してしまい、行方知れずとなり、ホシノちゃんはそんなユメ先輩を探すために砂漠を一人探しに向かってしまった。
時間ももう遅い、これ以上起きていては明日十分に動くことができなくなってしまう。今日も学校に泊まろう。校門から校舎へと入ろう、そう思ったとき、帰りを待っていた彼女の姿が見えた。
彼女が見えたことに私は喜ぼうとした、けど、それはすぐに引っ込んだ。
誰の目から見ても、彼女の目が死んでいる。そして、その手には見慣れているけれど、彼女の持ち物ではない物が握られていた。それが何を意味するかなんて、いくら馬鹿な私でもわかってしまう。
ミコト「ねぇ、私ってさ馬鹿だから深く考えることなんて苦手だけどさ、流石の私でも今回ばかりは何があったかはわかるよ」
ホシノ「・・・」
ミコト「話は後で聞く、今は体の汚れを落として、怪我の手当をするから」 - 3危険物25/02/08(土) 22:29:13
懐かしい夢を見た。約二年前、私がアビドス高校に入学してからしばらくした頃におきた事件。今でもあの日のことは脳裏に焼き付いて忘れることはできない。
ユメ先輩、入学したときから私と同級生の彼女をよく気に入っていて、なにかあるごとに保健委員会の私と彼女を連れて色んな所へと向かっていた。
毎日のように色んな場所に出向いては、意味があるのかないのかわからないことをやったり、馬鹿なことをして遊んだりした。三人とも誰もストッパーにならず、ふざけまくるせいで、よく怪我をした。そして、その怪我を私が手当をしていた。
忙しなく馬鹿騒ぎをする毎日、そんな日常がずっと続くと思っていた。けれど、それはあの日を堺に変わってしまった。
ユメ先輩の失踪、約一ヶ月近い捜索で、馬鹿騒ぎをした仲間のホシノちゃんが砂漠でユメ先輩を発見した。
保護や確保等と言わずに発見、この場合でその言葉が意味することはそういうことだ。
それから、私達の高校生活はひどく変わってしまった。ユメ先輩の失踪の知らせを受けてから、他のアビドス校の生徒はこの地を離れていってしまい、発見されたときには私とホシノちゃんしか在籍していなかった。
ホシノは心が壊れたようにユメ先輩の遺品を、端から見ればゴミと思えるようなものすら集め始めた。あんな状態のホシノには寄り添ってあげるべきだった、けれどユメ先輩がいなくなったことに私も酷く荒れた。
気がついたときには私は矯正局に入れられていた。連邦生徒会に対して殴り込みをしていたそうだ。その時、「お前たちがちゃんと捜索隊を出していれば!!あの場所なら、捜索隊さえいれば!!」そう叫んでいたらしい。
精神錯乱、当時の精神状態が正常ではないことが考慮されやった行いに対して、私は一年で矯正局から出ることができた。それでも、一年という期間を矯正局で過ごしたため、停学扱いになり、同級生だったホシノちゃんは二年生になっていた。そして、私の知らない間に、二人の新入生が居た。
同級生だったホシノちゃんが先輩に、年が下である子たちが同級生に。なんとも言えない状況になってしまったが、停学になってしまったのは自業自得であるため、文句は言えない。 - 4危険物25/02/08(土) 22:29:34
私は鳴り響く目覚まし時計を止めて、一向に背が伸びる気配を見せない小さな体を起こして、アビドス高校へと向かうための準備を始める。
私の体はとにかく小さい、学生証を持っていなければ小学生と間違われてしまう。こんな身長なせいで乗れる自転車も子供用のばかりで、通学に使えるようなものはない。
身長を伸ばすために牛乳をしっかりと飲み、カルシウムを取るために砂漠では少々値は貼るけど取り寄せたしらすを食べて、カルシウム錠剤を飲んでから、過疎化がひどいアビドス地区で今もなお運行しているバスに乗って学校へと向かう。
ミコト「やぁアヤネちゃん」
アヤネ「あ、ミコトさんおはようございます」
同じバスに乗っていたのは見知った顔のアヤネちゃんだ。もう誰も来ないと思っていた今年度に、新入生としてきてくれた数少ない一人だ。そして、私のお気に入りの子。
ミコト「アヤネちゃーん、お姉さん今日も身長が伸びてなかったよぉ」
アヤネ「あ、あはは。いつかきっと伸びる日が来ますよ」
私はアヤネちゃんの膝の上に座る。身長が小さいことには納得がいかないけれど、こうしたことが出来るのは体の小さい特権なのかもしれない。
毎日のことであるけど、私が膝の上に乗ったことに困った表情をするアヤネちゃんが可愛い。
ミコト「アヤネちゃんはどんな本を読んでるの?」
アヤネ「電気技能士の資格勉強書です。最近配電周りが気になってきましたから」
ミコト「う、お姉さんには無理だしわからない話だ」 - 5二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 22:31:15
スレ貼るなら/?res= を消したら出るで
- 6危険物25/02/08(土) 22:32:06
こうか(スレ立て二回目
- 7危険物25/02/08(土) 22:32:22
- 8危険物25/02/08(土) 22:39:44
そういえば、武器が擲弾銃としか決まっていないけれど、みんなはどんな武器がいいかな。
- 9二次元好きの匿名さん25/02/08(土) 22:40:02
イシスの神秘持ちか…そういや前にここで見たな
あっちはセトとかも取り込んでたけど - 10危険物25/02/08(土) 23:03:40
しばらくアヤネちゃんの膝に乗ったままバスに揺られていると、まだ人の生活をしている気配を感じられる場所から、右を見ても左を見てもただただ砂漠が広がっている場所へと来た。
『まもなくアビドス高校前、アビドス高校前』
「降ります!!」
アヤネちゃんが大きな声を出して、降りる意思表示をしつつ、降車ボタンを押した。電光板に'次停まります'が表示される。私もアヤネちゃんの膝から降りて、降りる準備をする。
「おじさん、いつもありがとねぇ」
「おう、今日も頑張ってきな」
もう顔なじみな運転手に挨拶をしてからバスを降りる。アビドス高校前のバス停であるため、降りた私達の眼の前にはアビドス高校が建っている。けれど、とても人がいるとは感じることができない廃れた校舎だった。
「はぁ、これ邪魔だなぁ」
「仕方ないですよ。防衛には必要なものなんですから」
校庭には土嚢や机など、学校内にあった備品で身を隠すのに使えそうなものが多く置かれていた。ただでさえ砂漠の砂が吹付け、いたるところに砂が山となっているのに加えて、こんなものが広がっている。景観など何一つ気にしていないひどい光景がここには広がっている。
すべての学校がこんなふうになっているわけではない。この校庭も昔は普通に生徒が運動をするために利用されていたが、今の私達には全く別の理由でここを使っている。一体、この学校で本来の用途通りに使われている設備はどの程度あるのだろうか、考えたところで私にはわからない。 - 11危険物25/02/08(土) 23:05:00
校舎に入ると、私とアヤネちゃんは一度別々の部屋へと向かった。私はアビドス高校に存在している保健室、今となっては保健室というよりも備品のベッドを使う仮眠室となっている部屋へと来た。
私はたった六人しかいないこのアビドス高校の唯一の保健委員、バカな私でもみんなの力になり、そう思い今日も在庫が少なくなった薬品や道具の確認を始める。
ミコト「そろそろ、まずいかな」
この校舎はあまり大きなものとは言えない。故に学校の備品もそう多くはない。消耗品ではない備品ならばともかく、消毒液やガーゼと言った消耗品であると、たった六人であっても数が圧倒的に足りない。今、この保健室に残されている消耗品の全ては、まだユメ先輩がいた頃、アビドス高校の生徒数がギリギリ三桁だった頃に買いためたものだ。それからというもの、一切の補充ができていなかった。
補充が難しくなることは早い段階からわかっていた、だから、私達は手当をするときも少しでも残そうと気を付けて、怪我をしないようにと気をつけてきた。それでも、薬品には使用期限が設けられている。どんなに、慎重にやりくりをしながら使ってきても、使用期限が過ぎてしまっては、すべてがだめになってしまう。
ミコト「だめか、もう消毒液もこれで終わり」
みんなはよく怪我をする。だから消毒液をたくさん使って傷口を消毒する。残された消毒液の量だけでは、十分な処置を施すのは無理かもしれない。
ミコト「せめて、どこかで補充できればいいんだけど」
無いならば買えばいい、そんな単純なこともできない程の理由がこのアビドス高校にはある。 - 12危険物25/02/09(日) 08:06:02
保健室での準備を終えると、私はアヤネちゃんが向かった部屋へと向かった。アビドス高校廃校対策委員会。
この学校は今、廃校の危機になっている。私は詳しく知らなかったけれど、現在この学校は約9億もの借金を背負っている。利息すら払えなくなったとき、この学校の権利はすべて、借り主へと映ることになる、らしい。そして、それをどうにかして、アビドス高校が廃校になってしまうことを避けるための委員会、それがアヤネが所属している委員会だ。
ミコト「今日もお姉さんがお邪魔するよぉ」
ホシノ「あ~ミコトちゃんおはよ~」
部屋に入って最初に目に入ったのは、私の同級生だった今では上級生になってしまった小鳥遊ホシノが、机に突っ伏して今にも寝てしまいそうな状態でこちらに手を振ってきた。
ミコト「ホシノちゃんもおはよ~」
私は変わってしまった友人に声をかける。私が以内一年の間に、彼女は彼女なりに持ち直した結果がこれだ。
ホシノ「セリカちゃんとシロコちゃんはまだ来てないよぉ」
ミコト「そっかぁ、じゃあお姉さんはみんなが来るまでの間どうしてようかなぁ」 - 13危険物25/02/09(日) 08:06:46
皆が揃うまで何をしていたか、ダイスで決めるのだ。何をしていたか募集
- 14二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 09:14:27
オセロ
- 15二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 11:28:53
チェス
- 16危険物25/02/09(日) 13:56:58
dice1d2=1 (1)
1,オセロ2チェス
- 17危険物25/02/09(日) 15:37:51
ミコト「う、うーん」
ホシノ「あはは、ミコトちゃん昔から弱いよぉ」
皆が来るまでの間、私とホシノちゃんはオセロをやっていた。ルールを知らない人の方が珍しい程のポピュラーなゲーム、馬鹿な私でもルールを覚えることは簡単なゲームであった。それなのに、私の駒、黒の駒は盤面に一枚も存在していなかった。
アヤネ「実際に一色に染まるなんて初めて見ました」
ホシノ「おじさんもそこまで強くない筈なんだけどなぁ」
ミコト「とにかくたくさんひっくり返せるところをやってたのにどうしてぇ」
結果は私の惨敗、まだ空いているマスがあるにもかかわらず、私の駒が一枚もなくなってしまったことにより、ゲームの途中であるにも関わらず私の敗北が確定してしまった。
ノノミ「皆さんおはようございます☆」
セリカ「皆おはよ~、って何してるの?」
私が惨敗したことにより机に突っ伏していると、セリカが対策室に入ってきた。そして、私達の目の前に置かれているオセロの結果を見て思わず顔を引きつらせていた。
セリカ「ミコト先輩、ゲームに弱いってのは聞いてたけど」
ミコト「う~、言わないでぇ」
私は運任せなゲームでしか勝つことができない。こうした自分の頭が物を言うゲームでは私が勝つなんてことはほぼなく、負けてばかりだった。
ノノミ「ふふ、だったら今度は私とやりましょうか?」
ミコト「いやいいよ~、二人が来るまでに何回かやったけど、全部負けちゃったし」
セリカ「全敗なんてありえるの?」
アヤネ「本当に負けてましたから・・・」
セリカ「嘘でしょ」
ゲームは楽しむものであるけれど、全部負けてしまっては気分が良いものではない。かといって、このまま続けても私が勝てる未来は想像できない。そして、私が勝てるように接待勝負をされるのもまた気分は良くない。だから、ここは私が勝負するのをやめて、誰かが勝負している所を横から見て、茶々を入れる方に切り替えよう。 - 18危険物25/02/09(日) 15:38:03
ホシノ「それじゃあ、今度はアヤネちゃんが私と勝負しようよ」
アヤネ「え?私ですか?」
ノノミ「それじゃあ、セリカ先輩はこちらに」
ノノミちゃんは席を移動しようとしていた私の事を掴み上げると、そのまま自身の膝の上に乗せた。しまった、ノノミちゃんの力は強いから確りとホールドされてしまった今、ノノミちゃんの膝の上から逃げることはできない。それに、なんだかセリカちゃんとアヤネちゃんの目が痛い。セリカちゃんに至っては自身の膝の上を軽く叩きながらこちらを見ている。
ノノミ「ふふ♪」
頭にノノミちゃんのあれが当たる。ノノミちゃんには悪いけど、正直、この状況はあまり落ち着けない。お願いだから早く、二人の勝負が決着して対戦相手が変わるか、シロコちゃんが来てくれないかな。
そんな私の願いはかなわず、しばらくの間ノノミちゃんにホールドされたままになった。 - 19危険物25/02/09(日) 15:59:13
皆でオセロをしてしばらくして、ようやくシロコちゃんが学校へと登校してきた。普段と比べればだいぶ遅い登校、一体何があったのだろうかと思っていると、シロコが一人の死にかけている一人の大人を連れてきた。
ミコト「ちょちょ!?シロコちゃんその人どうしたの!?」
セリカ「うわ!?何1?そのおんぶしてるの誰!?」
ノノミ「わあ、シロコちゃんが大人を拉致してきました!」
アヤネ「拉致!?もしかして死体!?シロコ先輩が遂に犯罪に手を・・・」
皆が皆明らかに違う方向の反応をする。
医療 判定値82 dice1d100=93 (93)
- 20危険物25/02/09(日) 16:10:22
という私もシロコちゃんが何の連絡も入れずに見るからに病人な大人を連れてきたことに焦ってしまっていた。こんな砂漠でシロコちゃんに連れられてこられたとなれば、恐らく軽度あるいは重度な熱中症が疑われる。だから私は急いで保健室へと向かい応急処置に必要な道具を持ってこようとするが、急ぎ過ぎてしまい、途中で転び持っていた水を全身に被ってしまった。
結局、私は備品のタオルで体を拭き、一応持ってきていたジャージに着替える。大人への対応はノノミちゃんに任せておいた。
私が戻ってきたころには大人への応急処置は終わっていた。どうやら、軽度の熱中症にもなっておらず、確りと水分と塩分の補給、体の冷却をしておけば問題ないようだった。私が戻ってくるまでの間に、大人と皆の挨拶は済ませていたそうだ。
ミコト「いやぁ、お姉さん柄にもなくてんぱっちゃったよ」
”ごめんね。私のせいで大変な目に遭わせちゃって”
ミコト「ううん、今回は私のドジだから。ええと?」
”ああ、私は「シャーレ」の顧問先生です、よろしくね。”
ミコト「私は女川ミコト。よろしくねぇ」
ミコトの先生への好感度
dice1d100=97 (97)
- 21危険物25/02/09(日) 16:10:34
おおおおおおい!?
- 22危険物25/02/09(日) 16:19:44
なんなんですかこのオリキャラ、全体的に好感度が高すぎるんですけど。人たらし何ですか!?そうなんですか!?私もう少し険悪な中の相手とかも作ろうと思っていたのですけれど、
- 23危険物25/02/09(日) 17:22:49
シャーレの先生、アヤネちゃんから話は聞いていたけれど、最近連邦生徒会の方で新たな部活動として、連邦捜査局シャーレと呼ばれる部活動が組織されたそうだ。そして、そこには一人の大人が、連邦生徒会長直々の指名によって任命されたという大人がいるらしい。それが、今目の前にいる、砂漠で熱中症予備軍になっていてシロコに拾われた大人だそうだ。馬鹿な私が言うのもあれだけれど、砂漠が真横なここで水筒も持たずに軽装で移動をしようとするのは、なかなか馬鹿なのではないのかな。
どうやら、先生はアヤネちゃんが出していた支援申請を元にここ、今となっては辺境の地になったアビドス高校に来てくれたそうだ。そして、先ほどアヤネちゃんが補給支援申請による、補給物資譲渡に関する書類を受け取った。その中には、私が欲しいと言っていた消毒液や包帯等、応急処置でもよく使う物も含まれている。それに、私しか使わない弾と特殊な弾も含まれている。
ホシノ「これで怪我をしても安心だねぇ」
ミコト「私からした使わないことに越したことはないんだけどねぇ」
医療道具を使うとなれば、それは誰かが怪我をしていることになる。だからこそ、使う状況にならないに越したことはないけれど、いざという時に備えがなければ必要な時に使うことができなくなってしまう。だからと言って、怪我をしても大丈夫だと思って突撃して、怪我をしてきても欲しくない。特にシロコ。去年はシロコのせいでどれだけ怪我の手当てをしたことか。
補給物資を受け取れる、これならばしばらく安泰だろう。そう思っていると、突然外から銃声が聞こえてきた。
セリカ「銃声!?」
シロコ「!!」
ミコト「あ~、もしかしてあれ?」
嫌な予感しかしない。ここ最近はほぼこれなせいで、家に帰れない時がよくある。昨日だって、久々に家に帰れたというのに。
アヤネ「わわ!?武装集団が学校に接近しています!カタカタヘルメット団のようです」
シロコ「あいつら、性懲りもなく」
こうなってしまっては私達がやることは決まっている。
ミコト「先生は安全なところに隠れててねぇ。先生が銃弾を受けると、ここの設備じゃ治療が難しいから」 - 24危険物25/02/09(日) 17:40:50
私達は自分の武器を、シロコちゃんとセリカちゃんはガンラックに立て掛けていたアサルトライフルを、ノノミちゃんは窓際に置いていたミニガン、ホシノちゃんはガンラックに立て掛けていたショットガンと壁に掛けていた折り畳み式の盾を持つ。そして、私も壁に掛けていたグレネードランチャーを手に取り持ち場へと走る。
私の持ち場は学校の屋上、そこには私が使う武器が並べられている。迫撃砲、体が小さく体格故に使える武器が少ない私が、皆の足手まといにならないようにと練習している道具だ。
ミコトの
迫撃砲技能 50(アビドス生補正)+dice1d50=34 (34)
投擲技能 50(アビドス生補正)+dice1d50=43 (43)
- 25危険物25/02/09(日) 20:28:47
私は屋上から様子を確認する。どうやらヘルメット団は律儀に校門の方から襲撃してきている。まだ外壁に近くいるせいで周辺被害が大きい迫撃砲は利用できない。せめて校庭に入ってくれれば、迫撃砲を使用できる。けれど、校庭内の迫撃砲の射程内の土は耕した畑の様に土が何度も掘り返されているせいで色が違う。不意打ちで撃ちださなければ、迫撃砲の命中は期待できないかもしれない。それに、ここしばらくの襲撃で迫撃砲の砲弾も多く使用してしまっている。ホシノちゃんたちも弾を多くは残されていない。これまで通りの戦闘では、恐らく全員弾が足りなくなってしまう。
ミコト「ちょっと、外周が壊れても仕方ない、かなぁ」
私は中折れ式のグレネードランチャーを折り、グレネード弾を装填する。私が後方、しかも屋上で陣取っている理由はこれにある。私が使っているグレネードランチャーは装填数がたった一発、撃つごとにリロードが必要となってしまう。装弾数が多いグレネードランチャーも存在しているが、それは私が今持っているグレネードランチャーの二倍程度の重量をしている。とてもではないが、体格の小さな私がそんなに重たいものを持ちながら、敵前で戦うのは無理だ。だからこそ、こうして後方で、移動という点を一切気にせずに戦う。それが私の戦い方だ。 - 26二次元好きの匿名さん25/02/09(日) 20:45:14
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- 27危険物25/02/09(日) 20:51:33
外壁からヘルメット団が離れた。続けて、皆の位置を確認する。味方が巻き込まれないことを確認してから、狙いを定めて引き金を引いた。
戦闘 判定値87 dice1d100=62 (62)
- 28危険物25/02/09(日) 22:08:13
撃ち出されたグレネード弾はヘルメット団の背後に着弾し、起爆する。
巻き込めた人数 dice1d5=4 (4)
- 29危険物25/02/09(日) 22:36:29
四人は爆発に巻き込むことができた。私はすぐに銃身を折り空となった弾を引き抜き次のグレネード弾を装填する。そしてもう一度構えようとするが、下から銃声が鳴り響き窓ガラスが割れる音を響かせながら私の方へと銃弾が跳んでくる。幸いなことに相手の狙いが私よりもまだ下の方だったため、私の居る屋上に到達するまで少しの間があり、すぐにしゃがみ銃弾を回避することはできた。
こちらの位置が完全にばれている、おまけにこれまでのヘルメット団との戦闘で私がこうして圧をかけられてしまうとまともに動けなくなっていることがばれてしまっているようだ。当たり前だが、私の攻撃はグレネードによる爆破、それは他の銃の弾以上に味方を巻き込んでしまうリスクがある。こんな状況でも撃とうと思えば撃つことができるが、どこに着弾して爆発するかなんて私にもわからない。そんな状況で私は引き金を、グレネードを投げることもできなかった。せめて、誰かが私の攻撃先を誘導してくれる人さえいてくれれば。
とにかく、位置がばれてしまっている以上、少しでも位置を変えなければ顔を出すことができない。少し後ろに下がってから立ち上がり、もう一台迫撃砲を置いている場所へと移動する。相手の方からはこちらの事は視認されていない、そのため移動自体は問題なく行えたが、こちらも相手の事を視認できていないせいで状況が分からない。少し顔を覗かせて状況を確認する。
戦況は、芳しくない。全員、弾がないせいで強気に攻めることができず。おまけに、皆とヘルメット団との距離が近すぎる。このままグレネード弾を撃っても味方を巻き込みかねない、すぐに銃身をもう一度折り、グレネード弾を取り出すと別の榴弾を込めて構えた。
ミコト「スモーク行くよ!!」
戦闘 判定値87 dice1d100=92 (92)
- 30危険物25/02/09(日) 22:56:43
出目がたけぇ!!
撃ち出したスモークグレネード弾は確かにみんなの近くに着弾した。けれど、着弾した場所が悪く、遮蔽物として置いていたロッカーの上で着弾してしまった。勢いはありロッカーの上から落ちたものの、狙っていた場所からは大きくずれ、十分なスモークの効果は期待できない。
もう一度スモークグレネード弾を撃つか?それともグレネード弾を撃つべきか、皆を後退させるために撃ったスモークグレネードのせいで私もヘルメット団を視認するのが難しくなってしまう。自分の行動のせいで私は動けなくなってしまった。
とにかくまだ見えているヘルメット団に対してグレネード弾を、私はポーチに入っているグレネード弾を取ろうとしたが、再び私が居る場所を狙って撃たれる。再び私は顔を出せなくなってしまった。 - 31危険物25/02/09(日) 23:12:06
とにかく動けない。折角補給物資がもらえるようになったのに、ここでヘルメット団に校舎を奪われてしまったら元も子もない。どうにかして守り切らなければならないのに、打つ手がない。ホシノちゃんがどうにかできないだろうかと思うけれど、ここまでホシノちゃんの銃声が聞こえてこない、彼女も弾がもう残っていないのだろう。
屋上から撃つのはもう無理かもしれない、下の階に降りて窓から撃つべきだろうか。リロードを終えてもう一度顔を出そうとするが、撃たれる、やはりこのままでは私が動けない。
ミコト「セリカちゃ~ん、私を撃ってるやつどうにかできない!!」
セリカ「無理!!」
皆が私をマークしているヘルメット団をどうにかしてくれることを期待するべきか。どうするべきだろうか。
"皆お待たせ"
ミコト「は?!」
突然聞こえてきた声、私は多少撃たれることを覚悟しつつ、顔を出してその声が聞こえてきた方を確認する。先程シロコが連れてきたシャーレの先生がタブレットを持って立っていた。素直に何を考えているんだとしか出てこない。外から来た大人は銃弾一発でも受ければ大怪我なのだから、下がっていてほしい。それなのに、どうして前に出てきたの。 - 32危険物25/02/09(日) 23:23:32
とにかく動けない。折角補給物資がもらえるようになったのに、ここでヘルメット団に校舎を奪われてしまったら元も子もない。どうにかして守り切らなければならないのに、打つ手がない。ホシノちゃんがどうにかできないだろうかと思うけれど、ここまでホシノちゃんの銃声が聞こえてこない、彼女も弾がもう残っていないのだろう。
屋上から撃つのはもう無理かもしれない、下の階に降りて窓から撃つべきだろうか。リロードを終えてもう一度顔を出そうとするが、撃たれる、やはりこのままでは私が動けない。
ミコト「セリカちゃ~ん、私を撃ってるやつどうにかできない!!」
セリカ「無理!!」
皆が私をマークしているヘルメット団をどうにかしてくれることを期待するべきか。どうするべきだろうか。
"皆お待たせ"
ミコト「は?!」
突然聞こえてきた声、私は多少撃たれることを覚悟しつつ、顔を出してその声が聞こえてきた方を確認する。先程シロコが連れてきたシャーレの先生がタブレットを持って立っていた。素直に何を考えているんだとしか出てこない。外から来た大人は銃弾一発でも受ければ大怪我なのだから、下がっていてほしい。それなのに、どうして前に出てきたの。
ミコト「なんで出てき、痛ぁ!!」
この状況では撃たないでほしかったが顔を出している私目掛けて銃弾が飛んでくる。弾丸は私の頭部に当たり素直に痛い。すぐに遮蔽に身を隠す。
"君達はどうして学校を守りたいんだい"
この状況で質問することなのか。とにかく身の安全の為に下がってもらいたい、ちょっと先生が喋ってるんだからそこ撃つのやめなさい。
戦闘 成功値87 dice1d100=96 (96)
投擲 成功値93 dice1d100=26 (26)
- 33危険物25/02/09(日) 23:35:30
ねぇ、ダイス壊れてない!?ファンブルなんだけど
引き金を引いたが、グレネード弾が撃ち出されない。よりにもよってこのタイミングで雷管に異常を来したのか。とにかく不発弾を引いてしまった。最悪このグレネードランチャーが使い物にならなくなってしまうかもしれない、私は慎重にグレネードランチャーを置き、ベルトに取り付けていたグレネードを手に取り力いっぱい投げて、今でも撃っているヘルメット団にグレネードを放り込み爆破した。
"君達はどうしてこの場所を守りたいんだ?"
守りたい理由か。皆はアビドス高校を居場所としているから。でも、私とホシノちゃんは理由が違う。
シロコ「ここが、私達の居場所だから」
"皆も同じかい"
ここは言葉を合わせておいた方が良いかな。
一同「もちろん」
ヘルメット団「突然」
ミコト「はい黙ろうね!!」
投擲 成功値93 dice1d100=31 (31)
- 34危険物25/02/09(日) 23:57:31
"皆、行くよ!!”
ミコト「ごめん、私のグレネードランチャー多分使い物にならない!!」
"わかった。ノノミは弾幕を展開"
これといった打ち合わせはしていない、けれど先生がこの場の指揮を取る流れになったのであれば、私はとにかく自分の状況を伝えた。今の状況でグレネードランチャーを頼りにされても、使うことができない。今はとにかく、グレネードと迫撃砲だけで私は戦うことにした。すぐに先生は私のスモークグレネードの代わりに、ノノミが地面を撃つことによって巻き上がる土埃によって周囲の視界を奪った。
"セリカはその場で狙撃、ホシノは深入りせず突撃、シロコは迂回して側面から。ミコトは迫撃砲準備、狙いは校門手前"
ミコト「任された!!」
全員が動いた今、私に対して妨害している余裕はない。これならば迫撃砲の角度の調整ができる。私はすぐに迫撃砲の角度を調整した。
"セリカ、シロコのカバーを、アヤネはシロコにマガジンを"
先程の戦闘とは打って変わり、全員が持ち前の能力を十分に発揮できている。お陰でこちらは迫撃砲の調整に集中できた。これなら、外さない。
"ホシノ後退!!ミコト"
ミコト「ファイア!!」
迫撃砲 判定値84+10(先生の戦術補正) dice1d100=84 (84)
- 35危険物25/02/10(月) 00:13:13
迫撃砲によってヘルメット団の背後で大きく爆発が起きた。ちょっと校門に被害が出たような気がするけど、多分気のせいだと思おう。
"シロコ!!"
シロコ「ん!!」
ヘルメット団の殆どは既に行動不能となった。そして、残されたリーダー格も、先の爆発で吹き飛ばされて地面に倒れている。どうにか立ち上がろうとするが、立ち上がった時には目の前にシロコが居た。すぐにシロコの足技が入り、ヘルメットへと撃たれた銃弾がガラスを破壊した。
ここまで来ればほぼほぼ私達の勝ち。
ヘルメット団「くそ!!覚えてろよぉ」
ヘルメット団は気絶している仲間を引っ張りながらアビドス高校を後にしていく。大きな損害を出すことができずに、撃退することができた。普段だったら、私の爆破でもう少し周辺被害が生じているのだが、今日は一段と、いや二段くらい爆破が少なくて済んだ。
ミコト「ふぅ」
私は手鏡を取り出して、自分の銃弾が当たった部分を確認する。どうやら怪我はしていなさそうだ、けれど、下に居た皆は怪我をしているかもしれない。下で先生と集まって会話を始めている皆と元に向かう前に、保健室に寄り道して応急手当をするための準備をしておいた方が良いだろう。それに・・・
ミコト「これ、どうにかしないとだよね」
不発弾を引いてしまったグレネードランチャー。未だにグレネード弾は撃ち出されていないけれど、取扱注意となってしまったこれをどうにかしなければならなかった。
ミコト「最悪、新しいのを買わないとだめかなぁ」 - 36二次元好きの匿名さん25/02/10(月) 07:47:22
ほ
- 37危険物25/02/10(月) 08:48:57
ミコト「みんなお疲れ様」
私が保健室によっている間に、みんなは対策室に帰ってきていた。
"お疲れ様、グレネードランチャーは大丈夫だった?"
ミコト「まだ屋上に放置してるけど、多分もうだめかなぁ。長い事使ってるし」
ホシノ「あれ、私と会う前から使ってたもんね」
私は持ってきた救命箱を机の上に置くと、ノノミちゃんにアイコンタクトをしてホシノちゃんを捕まえてもらう。そして、私は濡れた布と消毒液を構えてジリジリと近づいていく。
ホシノ「え、ちょ、ノノミちゃん?ミコトちゃん?」
ミコト「怪我をしているか確認させてもらうからね」
ホシノちゃんは自分の怪我をよく隠す。だから、私はそれを見逃さない。それを知っているノノミちゃんに協力してもらい、無理やり手当を始める。
シロコ「ホシノ先輩、諦めて」
ミコト「シロコちゃんもだからね」
シロコ「・・・ん」
シロコは少し無言になったあと、対策室を飛び出した。
セリカ「シロコ先輩!!消毒液が染みるからって逃げない!!」
アヤネ「シロコ先輩待ってください!!」
”あ、あはは・・”
シロコちゃんはあったときと比べればわんぱくではなくなったものの、子供っぽいところは抜けていないな。
医療 成功地82 dice1d100=53 (53)
- 38危険物25/02/10(月) 09:12:54
ホシノは怪我という怪我はしていなかった。ノノミとセリカ、シロコも怪我らしい怪我はなかった。
ホシノ「うう、ミコトちゃんひどいよ。先生がいるのにあんなところやこんなところを」
ミコト「知っている?過剰回復ってかえって毒なんだよ?」
ノノミ「まぁまぁ、ところでミコトちゃんはこれからどうします?」
私がみんなの体を見ている間に、ホシノちゃんたちは先生を連れて、まだ舞台の回復が終わっていないヘルメット団の前哨基地に攻撃を仕掛けるそうだ。けれど、私はグレネードランチャーが使用できない状態になっているため、グレネードだけで戦わなければならない。正直、私は今回の一件にはお荷物になっちゃうだろう。
ミコト「ごめんね。私は行けそうにないかな」
シロコ「ん、仕方ない。銃がないんだし」
ミコト「本当にごめん」
私にしてあげられることは、みんなが前哨基地で戦うための準備を手伝う程度だった。私は応急手当に必要な道具を詰めたバックをアヤネちゃんに託した。
ミコト「みんな行ってらっしゃい~~」
私は彼女たちを見送ることしかできなかった。あまり弾が残されていないのに、今この場で攻撃を仕掛けに行くことに不安を感じるが、ホシノちゃんに任せるしかなかった。
私は一人となった校舎の屋上へと戻り、放置していた私のグレネードランチャーのそばで道具を広げた。
ミコト「お願いだから、爆破しないでねぇ」
ミコトの幸運 dice1d100=94 (94)
知性 成功値13 dice1d100=32 (32)
幸運 成功値 上記 dice1d100=56 (56)
手先 成功値13 dice1d100=4 (4)
- 39危険物25/02/10(月) 09:21:27
ええ、クリティカル・・・
どうにか不発グレネード弾を起爆させることなく取り出すことができたが、結局なぜ撃ち出すことができなかったのかはわからなかった。
私は正直に行って手先が不器用な方である、それでもしっかりとパーツをどこのものなのかと分けていたおかげで、どうにか組み立て直すことができた。もし、ここでグレネード弾が内側で爆破したり、パーツの組み立て直しに失敗してしまっては新しい武器を買う必要性が生まれていた。
もし買い直すことになった場合、私の財布は
財力 dice1d100=96 (96)
1ならバイトして生活費に当てている、50,バイトをしなくても友人との遊ぶ金が少しある100、ノノミレベルの御令嬢
- 40危険物25/02/10(月) 09:25:40
出目が極端すぎませんか
- 41危険物25/02/10(月) 09:42:14
私の財布は全く傷まない。なにせ、私の実家はキヴォトスの医療用品の大部分のシェアを牛耳っている製造企業なのだ。正直に言って私の身にはあまりありすぎる実家だ。おまけにバカな私であるから、家業を継いだとしてもまともな経営はできないだろう。
まぁ、バカな私だから親もそこまで期待していないからこそ、こんな辺境な地であるアビドス高校への進学を許してくれたのかもしれない。本当に期待しいるのならば、アビドス高校よりも、近くにあるトリニティ総合学園への進学しか許さなかっただろう。正直私も、救護騎士団に興味がないわけではなかった。でも、私の頭はトリニティに入るには圧倒的に足りていなかった。
けれど、親にとっては大切な一人娘。私が生活に苦労しないようにといろいろな支援をしてくれている。とても学生の身である私には余るだけのお金が用意されている。ゴールドカード、ノノミは手軽に使っているが、私はほぼ使っていなかった。
メンテナンスは終えたが、今日の帰りにはガンショップにより新しいグレネードランチャーに買い替えたほうがいいかもしれない。これもかなりの年季が入ってきているのだから。かなりの回数撃っている上、ここは砂漠という特異な環境下。武器への負担もそれなりだ。
グレネードランチャーのメンテナンスを終え、先の戦闘で荒れた校庭を片付ける。工程の至る所に飛び散った敵味方の空薬莢。これもしっかり集めておけば安いながらも売り物になるのだ。小さなお金の種もアビドス高校のためには必要なのだ。 - 42危険物25/02/10(月) 09:46:49
しばらくしたら、ホシノちゃんたちは全員一見無事そうに帰ってきた。当然、私は帰ってきたみんなに治療道具を持って笑顔で出迎えた。
逃げようとするシロコちゃんと、拒否しようとするホシノちゃんを使えてもらったうえで手当をする。
医療 成功値82 dice1d100=70 (70)
- 43危険物25/02/10(月) 10:02:42
多少の擦り傷はあれど、この程度ならば消毒をして傷口に砂が入らないようにしておけばいいものだった。
みんなが無事であることに私は安堵すると、廃校対策委員会のメンバーではない保健委員会のメンバーであるが、私も廃校対策委員会の定例会議に参加した。今回は、シャーレの先生も参加しての会議だ。
”借金9億?”
先生は今のアビドス高校が背負っている借金を聞いて驚愕していた。うん、私も聞いたときはそんな反応になった。馬鹿な私でも入れる高校と選んで来た学校が、まさかの借金9億をしているなんて聞いたときは驚愕した。これならば、多少無理をして勉強をして転校でゲヘナか、レッドウィンター、無理でも別な高校へと向かうべきかとホンキで考えた。
今となっては転校する気は毛頭ない、加えて必要となれば、私とノノミの二人の実家の金を使えば9億の借金を返済することはできる。けれど、その方法はホシノちゃんによって止められている。
アヤネ「正確には9億2360万なのですが」
”な、なんでそんな借金が”
なぜそれだけの借金があるのか先生は理解できていなかった。だから、私達はなんでそんな借金があるのかを説明した。
かつて繁栄していたアビドス地区を突然襲った大規模な砂嵐、それがアビドス地区に大量の砂を置いていった。当時のアビドス高校はアビドス地区の砂を除去するために尽力をしたが、毎年のように襲ってくる大規模な砂嵐に予算を圧迫されていった。ついには、アビドス地区から人が去っていき、アビドス高校の予算が減っていた。最後には、アビドス高校にお金を借りなければ行けないほどになり、今、カイザーローンと呼ばれる闇金相手に多額のお金を借してもらうことになった。
それが今、多額の利息金を合わせて焼く9億といった膨大な借金へと変わった。 - 44二次元好きの匿名さん25/02/10(月) 19:40:21
デカイ数字だよなぁ