【🎲閲注TRPG】オリジン組で星の神話

[1 1 25/02/11(火) 14:14:46]

爆豪・轟・緑谷の3人にCoCシナリオ『星の神話、エンドロール』を回ってもらうスレ

[2 1 25/02/11(火) 14:15:51]

注意

・シナリオのネタバレあり

→

「星の神話、エンドロール」ＣｏＣ【日本語版/中文版】【SPLL:107588】 - サイコロウパル🎲 「:プレイ･バイ･レター」🕊Thanks42,000DL - BOOTH

・回しやすいよう多少キャラメイクなどのルールをいじっています

・人を選ぶ描写あり

・キャラクターがひどい目にあう描写があるかも

・安価によってはCP要素があるかも

[3 1 25/02/11(火) 14:16:20]

シナリオをご存じの方はネタバレになるような発言はお控えください。
また、クトゥルフ神話TRPGはネタバレを知ってしまうと遊べなくなるゲームなので、ゲーム予定の方はブラウザバック！

[4 1 25/02/11(火) 14:20:45]

今回は推奨技能が決められているのと、ステータスがある程度高くないと厳しいシナリオなので、基本ルールブックP45より、合計値だけを決めてステータスを割り振っていきたいと思います。

ただ、年齢はダイスで決めたいと思います

緑谷 dice1d10=8 (8) +20

爆豪 dice1d10=1 (1) +20

轟 dice1d10=7 (7) +20

[5 1 25/02/11(火) 14:31:28]

緑谷/28 爆豪/21 轟/27　か、なかなか年が離れている

ステータスの合計値

緑谷 dice1d20=7 (7) +100

爆豪 dice1d20=1 (1) +100

轟 dice1d20=4 (4) +100

三人の共通点はイギリス人のNPC、テディー・ミリオンと知り合いである、ということですが、

dice1d5=4 (4)

1.三人とも知り合い

2.緑谷と爆豪が知り合い

3.爆豪と轟が知り合い

4.緑谷と轟が知り合い

5.三人とも初めまして

[6 1 25/02/11(火) 14:36:40]

それなりにいい感じのバランスかな

緑谷と轟の親密度 dice1d100=4 (4)

ミリオンは神戸で獣医をしているが、どうやって知り合った？

緑谷 dice1d5=2 (2)

1.飼っているペットを診てもらった

2.学校が一緒だった

3.轟の紹介

4.家が近所

5.趣味が一緒

爆豪 dice1d5=3 (3)

1.飼っているペットを診てもらった

2.家が近所

3.趣味が一緒

轟 dice1d5=5 (5)

1.飼っているペットを診てもらった

2.学校が一緒だった

3.緑谷の紹介

4.家が近所

5.趣味が一緒

※緑谷と轟が二人とも3の場合は dice1d2=2 (2) が dice1d4=4 (4)

1.緑谷

2.轟

[7 1 25/02/11(火) 14:38:39]

導入

あなたたちは友人で、また共通してアレク・レザ・ウォレルという友人がいる。彼は20代後半の獣医で、明るく人懐こいがまじめで誠実なイギリス人だ。
探索者たちはアレクの誘いでＧＷにイギリス旅行に向かうこととなっており、神戸にある彼の家に向かうところから物語はスタートする。

▼個別ハンドアウト
PC1/緑谷…オカルト推奨　
PC2/轟…天文学推奨　
PC3/爆豪…芸術音楽推奨

▼推奨技能
〇必須技能…日本語・英語
各PC最低20パーセント
〇推奨技能…図書館/オカルト/音楽/天文学
〇準推奨…目星/聞き耳/歴史/心理学

[8 1 25/02/11(火) 14:50:05]

ついでに特徴表も振っておきます。キャラと違いそうなら独断と偏見で選びなおします

緑谷

1つ目： dice1d6=1 (1) dice1d10=6 (6)

2つ目： dice1d6=2 (2) dice1d10=3 (3)

爆豪

1つ目： dice1d6=1 (1) dice1d10=10 (10)

2つ目： dice1d6=1 (1) dice1d10=5 (5)

轟

1つ目： dice1d6=3 (3) dice1d10=10 (10)

2つ目： dice1d6=6 (6) dice1d10=1 (1)

[9 1 25/02/11(火) 14:56:09]

緑谷

・強固な意志：初期SAN+5

・親の七光り：〈信用〉+20

爆豪

・天才：INT+1

・予期せぬ協力者：協力者が来てくれるかも

轟

・平凡な容姿：〈変装〉+20

・奇妙な幸運：戦闘の際ターゲットから外れる

かねがねそれっぽいけど轟の平凡な容姿だけ振りなおします

dice1d6=1 (1) dice1d10=4 (4)

あと爆豪の協力者も決めようかな

dice1d3=1 (1)

1.切島

2.ベストジーニスト

3.エッジショット

またその影響力 dice1d100=1 (1)

[10 1 25/02/11(火) 15:01:42]

オシャレ：APP+1
ですね、これならいいかも
そして切島くんの影響力が少なくて笑っちゃった　ちょっとほっとする程度かも

[11 二次元好きの匿名さん 25/02/11(火) 17:00:57]

切島といい緑谷と轟の親密度といい低いなw

[12 1 25/02/11(火) 21:38:57]

>>11

ミリオンの近所ですれ違った程度疑惑……

ステータス/技能はこんな感じに決定

緑谷（28）：オカルト作家【クトゥルフ2015 作家】

STR14/CON12/POW16/DEX12/APP11/SIZ11/INT16/EDU15

職業技能:図書館75/説得50/ほかの言語【英語】55/オカルト80/芸術【トリビア知識】60/心理学65/歴史40

興味技能：回避59/キック65/応急手当40/聞き耳65/目星60

初期SAN85/HP12/MP16/DB+1d4/アイデア80/幸運80/知識75

・強固な意志：初期SAN+5

・親の七光り：〈信用〉+20

爆豪（21）：ドラマー【クトゥルフ2015 ミュージシャン】

STR9/CON15/POW12/DEX15/APP10/SIZ11/INT18/EDU12

職業技能:聞き耳75/製作【作曲】35/言いくるめ65/説得25/値切り20/ほかの言語【英語】49/芸術【ドラム演奏】80/心理学20

興味技能:回避60/こぶし75/マーシャルアーツ21/図書館60/目星70/運転【自動車】45

初期SAN60/HP13/MP12/DB+0/アイデア90/幸運60/知識60

・天才：INT+1

・予期せぬ協力者：協力者（切島）が来てくれるかも

轟（27）：天文学科准教授【クトゥルフ2015 大学教授】

STR16/CON12/POW13/DEX12/APP16/SIZ12/INT9/EDU15

初期SAN65/HP12/MP13/DB+1d4/アイデア45/幸運65/知識75

職業技能:図書館70/信用70/説得35/値切り20/ほかの言語【英語】60/心理学40/天文学80/物理学31

興味技能:回避44/聞き耳45/目星75

・奇妙な幸運：戦闘の際ターゲットから外れる

・オシャレ：APP+1

ちなみに三人とも表に出る職業なので知名度

dice3d100=93 88 43 (224) (緑谷/爆豪/轟の順)

[13 二次元好きの匿名さん 25/02/11(火) 21:55:32]

作家(全世代)＞ドラマー(若年層中心)＞天文学科准教授(天文学趣味層)

職業に準じた知名度って感じですごく説得力ある

[14 1 25/02/12(水) 00:10:52]

そうだ、注意事項に書いてなかったのですが、NPCの名前もヒロアカ世界に置き換えています（例：ミリオン）のでお気を付けください

[15 1 25/02/12(水) 00:11:33]

　　
・・・
・・
・

漆黒の雲に覆われた、嵐の夜だった。
吹きすさぶ雨風に打ち付けられた、地面に伏す人々。
雨に打たれても、まるで神さまに祈るように、びくともしない。
そのとき、コマドリが鳴いた。
小さなコマドリのその声は、この豪雨の中で高く響いた。
その声に気を取られ、また彼らに視線を戻すと、
何かが、足りなく映った。
なんだろうと確かめようと目をこらすと、
聴こえたんだ。あの歌が。

クトゥルフ神話ＴＲＰＧ「星の神話、エンドロール」

[16 1 25/02/12(水) 00:17:54]

現代、4月29日夜。

ミリオンに『友人たちとイギリス旅行に行くんだ！ぜひ一緒に来てほしいんだよね！』というお誘いを受けた三人は、彼の家の前で鉢合わせていた。

三人のファーストインプレッション

緑谷

→爆豪 dice1d100=68 (68) (最低保証30)

→轟 dice1d100=89 (89) (最低保証40)

爆豪

→緑谷 dice1d100=27 (27)

→轟 dice1d100=26 (26)

轟

→緑谷 dice1d100=86 (86) (最低保証30)

→爆豪 dice1d100=66 (66)

[17 1 25/02/12(水) 00:27:29]

緑谷 →爆豪/68 →轟/89
爆豪 →緑谷/27 →轟/26
轟 →緑谷/86 →爆豪→66
綺麗に初対面とそうでないのとで分かれたな……

爆豪「ァ？ンだテメェら」
緑谷「ええと、君こそ……？」
轟「ひょっとして、ミリオンと一緒にイギリス旅行に行くっていうのはお前らか？」
「「「……」」」
緑谷「そっか。僕は緑谷出久、よろしく――」
爆豪「俺ァよろしくされる気なンかねェわもじゃもじゃ頭！」
緑谷「もじゃもじゃ頭！？」
爆豪「そっちの半分野郎ともな！！」
轟「随分威勢のいいやつだな」
緑谷「あはは……。えっと、あなたはこの間、たしかお見かけしたような」
轟「お、そういえばそうだったな。轟だ。よろしく」
緑谷「よろしくお願いします！」
轟「敬語はなしでいい。歳近そうだしな」
緑谷「はい！……あっ、えっと、よろしく、ね」
爆豪「テメェらいつまでちんたら喋ってやがる、とっとと中入んぞ！！」
轟「といいつつちゃんとインターホンは鳴らすんだな」
緑谷「あの紙袋手土産っぽいし意外と律儀な子なのかもしれない……」

[18 1 25/02/12(水) 10:08:36]

インターホンを押すと、ほどなくしてバタバタという音がして、ガチャリと玄関のドアが開く。顔を出したのは、三人の友人であるミリオンだ。
ミリオン「みんな、久しぶりだね！ようこそ、中に入ってほしいんだよね！」
爆豪「ン」
ミリオン「これは……！毎回爆豪くんはお菓子持ってきてくれるのとっても嬉しいんだよね！」
爆豪「日持ちするやつだから、帰ってからでも食えるやつだ」
ミリオン「やったね！緑谷くんも轟くんもこんにちは！さあ中にどうぞどうぞ」
緑谷「お邪魔します……！」
轟「相変わらず元気だな」

[19 二次元好きの匿名さん 25/02/12(水) 14:27:21]

新作待ってました！今回も楽しみ！
切島はこれ多分爆豪のバンドメンバー的なやつなのかな

[20 1 25/02/12(水) 21:43:33]

リビングはきれいに片付いており、つけっ放しのテレビから行方不明事件のニュースが流れていた。
「じゃあ紅茶でもごちそうしようかな！ちょっと待っててね」
「ありがとう、ミリオンくん」
整頓された部屋に各々腰掛ける。

《知識》
緑谷 1d100= (75)
轟 1d100= (75)
爆豪 1d100= (60)

[21 1 25/02/12(水) 21:44:18]

ダイスミス

緑谷 dice1d100=46 (46) (75)

轟 dice1d100=71 (71) (75)

爆豪 dice1d100=60 (60) (60)

[22 1 25/02/12(水) 21:51:09]

「……そういや最近、このあたりじゃ行方不明事件が多発してたな」
「ニュースでやってたね、たしか3か月くらい前からだったっけ」
「ああ。神戸を中心としていたはずだ」

「ごめんよ、テレビ付けっぱなしだったね！さあさあ、爆豪くんが持ってきてくれたバウムクーヘンと、紅茶をどうぞ！」
盆にティーカップとポット、バウムクーヘンの切り分けられた皿を載せて入ってきたミリオンはにっこりと笑う。
「ちょっとしたティーパーティーにしよう！」

[23 二次元好きの匿名さん 25/02/13(木) 00:44:17]

保守

[24 二次元好きの匿名さん 25/02/13(木) 08:53:31]

ほしゅ！

[25 1 25/02/13(木) 16:18:50]

「……へえ、爆豪くんはあの有名なバンドのドラマーなんだ！！」

「俺も知ってるぞ」

「テメェこそ、あの小説の作家だなんて聞いてねェ」

「みんな凄い人たちばっかりなんだよね！」

「いや、三人と知り合いなミリオンさんのほうがすごいですよ」

ちなみにそれぞれどれくらいファンか（緑谷は10以上、爆豪は20以上、轟は35以上で知っている）

緑谷

→爆豪 dice1d100=93 (93)

→轟 dice1d100=99 (99)

爆豪

→緑谷 dice1d100=52 (52)

→轟 dice1d100=31 (31)

轟

→緑谷 dice1d100=59 (59)

→爆豪 dice1d100=53 (53)

[26 二次元好きの匿名さん 25/02/13(木) 16:43:36]

デクがガチオタで草

[27 二次元好きの匿名さん 25/02/13(木) 21:08:21]

幼馴染じゃないのに遅かれ早かれあだ名がクソナードになりそうって感じのデクだ

[28 二次元好きの匿名さん 25/02/13(木) 22:03:34]

作家業だから興味ある分野が幅広いのかもしれないが、それはそれとして相変わらずクソナードすぎる

[29 1 25/02/14(金) 00:38:23]

これデク両方知ってただろ


「そういえば今回の新曲はいつもと曲調が違うっていうか、メロディラインの特徴が少し変わってたよね。普段の……kyokaさんとは違うメンバーが作ったの？」
「…………」（毎回作詞作曲担当は明かしてねェのになんでわかんだコイツ……）
「そうだったのか。気づかなかった」
「キモナード……」ｿﾞﾜﾑｶ
「キモナード！？」

「え、ええっと、轟……くんは、確かこの間雑誌ナチュラルに載ってたよね！確か小惑星に関する研究についての――」
「よく知ってるな。かなり専門的な内容だったが」
「この間小説にそのあたりの話を組み込みたくて……」
「そうなのか」
「うわー楽しみだなー！！二人と知り合いになれるどころか、一緒に旅行ができるなんて……！」
「そうだね！……と言いたいところなんだけれど」
そこまで言うと、ミリオンは申し訳なさそうに眉をハの字にした。

「一つ謝らないといけないことがあるんだよね……」

[30 1 25/02/14(金) 01:18:34]

そうして発された言葉に、三人は一拍置いて揃って驚きの声を上げた。

「「「行けなくなった！？」」」

「どういうことだミリオン！？」

「それがね～、急患が入っちゃったんだよね」

「急患って……」

「動物か？」

「そうなんだ、かわいそうなワンちゃんが助けを求めていて……。気づいたらOKしてしまったんだよね！」

「ミリオンさんらしいけど……」

「病人……いや、病獣か？なら仕方がないな」

「残念だね……」

「俺も本当に残念だよ……。ほらこれ……こんなに楽しみにしていたんだ」

そう言って、ミリオンは三人に小冊子を一部ずつ手渡す。可愛らしい動物のカラーイラストが描かれたその表紙には『イギリス旅行の

しおり』と書かれ、中を開いてみると、観光マップや緩やかなタイムスケジュール、ショップリストが書かれていた。

また、マンガの吹き出しに「お魚が食べたいならここ！」「〇〇通りはスリに注意＞＜！」など注意書きがされ、几帳面で面倒見のよい子供の遠足のようなしおりに、三人はミリオンらしさを感じるだろう。何よりそのしおりは、ひとつひとつ手描きだったのだ。

「すごい！！」

「……手が込み合いすぎて若干キショいな」

[31 1 25/02/14(金) 01:38:11]

「それでね、その代わりと言っちゃあなんだけど……」
ミリオンは続けたのち、廊下のほうへと呼びかける。

「エリちゃん。こっちに来てほしいんだよね！」

[32 二次元好きの匿名さん 25/02/14(金) 09:22:34]

保守

[34 1 25/02/14(金) 22:27:28]

呼ばれてきたのは、9歳前後の外国人の少女だった。銀色の、肩下まで伸びた髪を揺らし、眉を不安そうに下げ、その下には美しい赤色の大きな瞳で探索者を緊張した面持ちで見つめている。
恰好は、シックなオールドタイプのワンピース、首に質の良いループリボン
にローファーを身に着けていた。その質の良い服は普段着のようだったが、三人の感覚からするといささか仰々しく思えるほどにかしこまっている。
「誰だこのガキ」
「この子は、俺の姪っ子のエリっていうんだ！」
「姪っ子ってことは彼女も……」
「そうだよ、イギリス人！彼女は英語しかしゃべれないんだけど、どうか仲良くしてあげてほしいんだ！」
「わかった。俺は轟だ。よろしく頼む、エリ」
「僕は緑谷出久」
「チッ。……爆豪勝己だ」
三人の自己紹介を聞くとエリはオドオドとして、緊張した小さな声で
挨拶をした。
「わ、わたしは、エリっていいます…」
そんな彼女の頭に手をのせると、ミリオンはにっこりと笑った。
「俺の代わりに、このエリちゃんを連れて行ってほしいんだよね！」

「「「はあ！？」」」

[35 1 25/02/14(金) 23:04:38]

驚く三人をよそに、ミリオンは同様の内容をエリにも英語で伝える。すると、それはエリも初耳だったのか「ええっ！？」と声を上げて驚いた。
「おい、そっちも予想外っぽいんだが？」
「うん！今伝えたからね！」
「どう考えてももっと早く伝えるべきだろうが！！」
「ちょ、ちょっと、小さい子がいるんだから」
ガミガミと吠える爆豪を緑谷はなだめる。しかし、困惑している気持ちは同じだった。
「ミリオンが旅行に参加できなかったのは仕方ないけど、初対面の男の人三人とっていうのは、エリちゃんも緊張しちゃうんじゃ……？」
「……」
エリは三人の顔を順番にじっと見つめる。そうかと思えば、急にアイデアがひらめいたような顔をした。
「…あ、あ、あの、わたし、イギリス旅行に……行きたいです」

[36 1 25/02/15(土) 08:44:35]

内気そうな少女が、なんとか絞り出した言葉に3人は顔を見合わせる。
緑谷は彼女と視線を合わせるように膝をつくと、優しく笑いかけた。
「そっか。……エリちゃん、じゃあ僕たちと一緒に行こうか」
「！うん！」
「チッ、1個貸しだからなミリオン！」
「楽しみだ。よろしくな」

[37 1 25/02/15(土) 15:11:49]

じゃあ、とミリオンはエリの頭を撫でる。

「ちょっとエリちゃんとお話があるから、みんなはここで待っててね」

そう言って二人は扉の向こうへと姿を消す。気づかれないよう扉を薄く開ければ、二人の会話が盗み見れるかもしれない。

緑谷/爆豪/轟は、会話を

dice3d2=2 1 1 (4)

1.盗み見る

2.盗み見ない

[38 1 25/02/15(土) 21:25:07]

部屋に残った緑谷は目星、他2人は〈目星/忍び歩き〉か〈聞き耳〉

緑谷 dice1d100=16 (16) (60)

〈目星/忍び歩き〉をdice1d2=1 (1) (1爆豪2轟)が振る

爆豪 dice1d100=24 (24) （目星の場合70 聞き耳の場合75）

轟 dice1d100=3 (3) （目星の場合75 聞き耳の場合45）

[39 1 25/02/15(土) 21:30:39]

全体的に出目がいいな！？

緑谷は手持無沙汰に部屋の中を見回してみるが、几帳面に片づけられた部屋に特に気になるようなものはない。しいて言うのであれば、彼にしては整っていると思うくらいだ。
爆豪と轟は二人の様子が気にかかり、扉の近くまで向かう。
ミリオン『……だ。これは、絶対に秘密だよ』
轟（……？何について話してんだ）
爆豪（おい前に立つんじゃねェ見えねぇだろうが！）
轟（お、悪い）
爆豪（っ、ミリオンのやつなんか渡してやがる、あれは……手帳か？）
轟（爆豪。会話が終わったようだ）
爆豪（チッ、しゃーねぇ問い詰めンのは後でだ）

[40 1 25/02/15(土) 22:20:27]

ミリオン「お待たせ！それじゃあさっそく、空港まで送っていくよ」
緑谷「いいんですか？」
ミリオン「患者さんが来るまでもう少し時間があるからね！それに、少しでもみんなと一緒にいたいし」
轟「そうか、なら頼む」

ミリオンの運転で探索者とエリはボートアイランドにある神戸空港に向かう。ポートアイランドは日本で最先端の海上都市として発展した。都市機能を備えたビルや大型マンションが立ち並ぶモダンな近代都市の街並みが続いた。
ミリオン「そういえば、特に爆豪くんは顔が売れてると思うけど、変装とかしなくて大丈夫なのかい？」
轟「そういやそうだな」
緑谷「なんなら『爆豪くん』って呼んだだけでバレそう」
エリ「あの、ばくごーさん、有名な方なんですか？」
緑谷「そうなんだ！すごく有名なバンドのメンバーでね、とってもかっこいいんだよ！」
爆豪「ンでテメェが自慢げなんだよ！！
……ま、メガネと帽子でツラはどうにかするとして……おいテメェ」
緑谷「僕？」
爆豪「代わりになるような名前考えろ」
緑谷「え、ええ！？」
爆豪「そういうンがテメェの仕事だろうが！」
轟「作家は渾名を考える仕事ではないだろ」
爆豪「るせぇ！！」
緑谷「うーーん……そうだなぁ……爆豪……勝己……かっちゃんとかどう？」
爆豪「ああ゙？？」
緑谷「ごめんやっぱダメだよね……！」
爆豪「……ま、それでいいわ」
緑谷（あっ気に入ったっぽい）

[41 二次元好きの匿名さん 25/02/16(日) 02:15:43]

オリジン組とエリちゃんの旅か
新鮮だ

[42 二次元好きの匿名さん 25/02/16(日) 11:01:25]

保守

[43 1 25/02/16(日) 15:12:29]

ミリオン「ははっ！いいニックネームだね、かっちゃん！」

エリ「かっちゃん……さん！」

轟「かっちゃんか。改めてよろしくな」

爆豪「かっちゃんかっちゃんうるせェ！！」

雑談をしている三人の視界を、ふと何かがよぎった気がする。

〈目星〉

緑谷 dice1d100=30 (30) （60）

爆豪 dice1d100=22 (22) （70）

轟 dice1d100=53 (53) （75）

[44 1 25/02/16(日) 15:14:44]

3人は半透明の「なにか」を見る。半透明のそれはまるで空気の抜けた巨大な透明バルーンのようにも、巨大なクラゲのようにも見えた。透明であるはずなのだが、それは光が屈折するような原理で、大きさもわからぬ、ぼやける縁取りをあらわにするのだった。それを見た探索者は、何とも言いようのない不安に襲われる。（SAN0/1）

緑谷 dice1d100=47 (47) （85）

爆豪 dice1d100=27 (27) （60）

轟 dice1d100=55 (55) （65）

[45 1 25/02/16(日) 15:18:56]

「ねえ、何あれ！？」

「っ！？幽霊か？」

「えっ！！幽霊！？」

「おい前見ろ前！！」

《知識の半分、またはオカルト》

緑谷 dice2d100=53 45 (98) （37/80）

爆豪 dice2d100=68 15 (83) （30/5）

轟 dice2d100=51 6 (57) （37/5）

[46 1 25/02/16(日) 15:36:24]

緑谷「そういえば、最近透明な幽霊の目撃談があがっているらしいんだよね。昼夜問わず現れて、稀に赤く光る姿も目撃されているんだって」
轟「それいつからのことだ？」
緑谷「確か3か月ほど前で、類似した目撃談も兵庫周辺だったはず」
爆豪「3か月前、ねぇ……」
緑谷「どうしたの、ばく、かっちゃん？」
爆豪「いや？」
爆豪（行方不明事件と時期がかぶってンのは、偶然か……？）
エリ「き、きっとみ、みまちがいです！おばけ、夜しかいないから……」
緑谷「ああごめんね！大丈夫、怖くないよ」

そんな会話を背景に、車は空港へと向かっていく。

[47 1 25/02/17(月) 00:36:07]

神戸空港は新しい空港で、ロビーでは大型テレビからニュースが流れている。ポートアイランドに新しく建設された、神戸アストラル音楽堂がこどもの日にオープニングセレモニーコンサートを行うというものだった。

映されたモニターには神戸アストラル音楽堂の白い石で作られた円形客席と、ギリシア神殿のような細かな彫刻のされた白い柱、どこまでも広がる瀬戸内海を眺めながら音楽・演劇などの文化行事を楽しめるロケーションが映し出されている。

《知識》

緑谷 dice1d100=57 (57) （75）

爆豪 dice1d100=9 (9) （60）

轟 dice1d100=27 (27) （75）

[48 1 25/02/17(月) 01:03:54]

轟「確か、セレモニーは無料公開なんだったか」
爆豪「地元の企業や学生が行うンだろ？開催費ケチりやがって」
緑谷「そうかなぁ。どっちかっていうと、お礼の意味が近いんじゃないかな。たしか多額の寄付をしてくれた人がいるんだよね、ええっと……『マルチェロ＝ガルコ』だったかな」
エリ「きふ……？」
緑谷「お金をたくさん渡してあげているってことだよ」
エリ「じゃあ、えらい人ってことですか……？」
緑谷「うーん……僕もその人についてあんまり知ってるわけじゃないからなぁ」
轟「地元にゆかりがある人間なのかもしれねぇな」

そのようなことを話しながら、三人はエリとともに空港へと到着する。搭乗手続きを行い、飛行機に乗り込むことになる。
搭乗ゲートをくぐると、ミリオンは探索者たちが見えなくなるまで大げさに手を振り上げて見送った。
ミリオン「4人とも、気をつけてね！俺の分まで楽しんで！エリちゃんのこと、頼んだよ～！！」
エリ「ひゃっ……！」
爆豪「エリがびっくりしとるだろうが！！」
緑谷「かっちゃんも十分大きいから！目立ってる目立ってる！」
轟「行ってくる」

こうして彼らは、飛行機の中で1日という長い時間を過ごし、イギリス・ロンドンへと向かうのだった。

[49 二次元好きの匿名さん 25/02/17(月) 10:08:35]

保

[50 1 25/02/17(月) 14:28:11]

飛行機では飲み物や機内食が提供され、探索者はモニターで映画や

ゲーム、音楽を楽しんだり、座席に置いてある新聞を読んだりできる。

エリ（そわそわ）

緑谷「エリちゃんは、飛行機乗るの初めて？」

エリ「……？」

爆豪「イギリス人なんだから、こっちで産まれてない限りは乗ったことあンだろ」

緑谷「それもそうか。そういえば、お父さんとお母さんは？」

エリ「えっと……」

轟「人には人の事情があるんだから、あんまり深く突っ込んでやるな」ｺｿ

緑谷「そうだよね……！」ｺｿ

緑谷「二人は海外は初めて？」

爆豪「……ツアーで何度か。 プライベートも合わせりゃ dice2d10=6 5 (11) +2 回くれぇだな」

轟「俺も、学会や観測で外国に行くことがあるから dice2d10=5 7 (12) +2回はある」

緑谷「そっか～！僕は、 dice1d30=3 (3) 回だなー」

[51 二次元好きの匿名さん 25/02/17(月) 23:28:22]

ほしゅ

[52 二次元好きの匿名さん 25/02/18(火) 08:29:49]

保守

[53 1 25/02/18(火) 16:44:31]

緑谷「ここから丸一日か、けっこう時間があるね。何かする？」

轟「何か、とは」

緑谷「僕ね、トランプ持ってきてるんだ」

爆豪「ケッ、誰が参加するか」

緑谷「もう……エリちゃん、ババ抜きって知ってる？」

エリ「知ってる……と思います。たぶん」

♦新聞《図書館/音楽》

爆豪 dice2d100=9 15 (24) （60/80）

[54 1 25/02/18(火) 16:46:22]

爆豪（大した記事はねェ、……ん？）
爆豪の目にのようなコラム記事が目に留まる。

♦コラム「古今東西、信仰と音楽のあれこれ」
音を捧げる文化の根は深い。古くから、信仰に伴う儀式には音楽の存在が付き物だった。人々は火を取り囲み、夜通し太鼓を打ち鳴らしていた。
日本では仏教伝来と共に「雅楽」が伝わった。雅楽もまた儀式の一部であり、扱いは非常に重んじられたものだった。
こうした重要な楽曲には、隠されたメッセージが付随する。儀式は民衆に信仰の持つ安心感を与える手段であるが、神への捧げものでもあるためだ。
儀式に用いられる楽曲には、人ではなく神に対してのメッセージが密かに織り込まれた。
どのようにメッセージを表現するのだろうか。
当然ながらメロディーや歌詞を用いて直接的な表現をするだけでは足りない。
音楽が「場」を作ることでそれが成されたのではないか。音が大気を震わせ完成された曲が響き渡るその空間は、一夜限りの聖域へと変貌する。聖域で発生した現象こそが神へ捧げるに値する供物と言える。
聖域が生み出されたとき、人々は神に音楽を捧げる、つまり神曲（しんきょく）となる。

爆豪「神曲、ねぇ……」

[55 1 25/02/19(水) 00:43:02]

CA「失礼します、チキンとフィッシュ、どちらがよろしいですか？」

緑谷「食事の時間だ。どっちにしようかな……」

1チキン/2フィッシュ

緑谷 dice1d2=1 (1)

爆豪 dice1d2=1 (1)

轟 dice1d2=1 (1)

エリ dice1d2=1 (1)

[56 二次元好きの匿名さん 25/02/19(水) 00:46:15]

まさかの全員一致

[57 1 25/02/19(水) 00:51:05]

こんな偏ることある？？？

爆豪「チキン」

緑谷「僕もチキンにしようかな」

轟「俺も」

エリ「じゃあ……わたしも」

爆豪「あ？真似すンな！！！」

轟「別に真似したわけじゃねぇぞ」

緑谷「飛行機の中の魚って当たり外れがあるから……」

緑谷「うん、美味しいね！」

轟「美味いな」

爆豪「まあまあだな……まあ機内食にしてはマシなほうか」

エリ「……おいしいです」

《目星》

緑谷 dice1d100=98 (98) （60）

爆豪 dice1d100=2 (2) （70）

轟 dice1d100=74 (74) （75）

[58 二次元好きの匿名さん 25/02/19(水) 00:55:14]

極端！！！

[59 1 25/02/19(水) 01:04:06]

え、ええっとぉ……

爆豪「……おいエリ」
エリ「？」
爆豪「これは食い物じゃねェ」
爆豪はロザリーの口元へと手を伸ばす。
エリ「っ、さわらないで！！！」
その手を、ロザリーは払いのけた。パン、という乾いた音が機内に響く。
爆豪「……あ？」
爆豪の額に青筋が立つ。しかし、爆豪が口を開く前に――
緑谷「あっ！！！！」
払いのけられ、軌道がそれた爆豪の手が、隣に座る緑谷のコップに当たる。そして、宙を舞ったコップが緑谷の膝へと着地した。……逆さ向きになって。
緑谷「ああっ……！かっちゃん！」
爆豪「ンで俺なんだよ！！てかこっちにまでジュースが染みンだろうが！！さっさと拭けや！！」
エリ「ご、ごめんなさい……！」
轟「すみません、おしぼりもらえますか」

服に大きなシミができてしまったので、緑谷は服を着替えるまで交渉技能-20

[60 1 25/02/19(水) 01:11:48]

爆豪「あのクソモジャは置いておくとして、エリ」
エリ「ッ！！」ﾋﾞｸｯ
爆豪「だから……それ」
そう言って爆豪は、今度はエリに触れないよう自身の口元を指さす。
爆豪「テメェが今肉と一緒に食ってンのは食い物じゃねェ、オイルペーパーだ」
エリ「えっ……」
轟「本当だ。これは油が下の容器にしみこむのを防ぐためのものだ。食えねぇ……つーか、美味しくねぇから食わないほうがいい」
エリ「そうなんですね……。ごめんなさいば……かっちゃんさん、教えてくれようとしたのに」
爆豪「フン！」
轟「意外と優しいんだな、爆豪」
爆豪「るせぇ！！」

爆豪（普通オイルペーパーごと食うか……？いくらチビのガキとはいえ、食ったらわかりそうなもンだが）
爆豪（それに……あの、手）

[61 二次元好きの匿名さん 25/02/19(水) 08:00:47]

うーんどんどん怪しくなってくるね
エリちゃんはほんとに人間なのかな？それとも