- 1◆RB1fm/2o7U25/02/11(火) 22:47:55
ざっくりとしたあらすじ
クルーズ旅行のPRの仕事を受けた燐羽と学Pは、不運の連続により遭難し、怪しげな無人島にたどり着く。
生きるために試行錯誤していくうちに、2人はこの島に潜む恐ろしい何かの存在に気づき、対応を迫られることになる。
二人は大小さまざまなトラブルを乗り越えつつもうまくやってきたが、島北部の探索の方針を巡って意見が大きく対立する。
お互いを大切に思うあまりすれ違ってしまった二人だったが、ある漂着物から二人の原点となった光景を思い出し、『二人で安全に生きて帰る』ために足掻こうと決めるのであった……。
学P「遭難した……」🎲(閲覧注意?)|あにまん掲示板学P「よりにもよってdice1d14=@13 (13)@ さんと一緒に居る時にこんな……どうしたらいいんだ……」今いる場所 dice1d2=@2 (2)@ 1 雪山2 無人島bbs.animanch.com学P「遭難した……」2🎲 閲覧注意|あにまん掲示板ざっくりとしたあらすじクルーズ旅行のPRの仕事を受けた燐羽と学Pは、不運の連続により遭難し、怪しげな無人島にたどり着く。学Pを一人の女として愛する燐羽と、プロデューサーという立場から硬い態度を崩さない…bbs.animanch.com学P「遭難した……」3🎲 閲覧注意|あにまん掲示板ざっくりとしたあらすじクルーズ旅行のPRの仕事を受けた燐羽と学Pは、不運の連続により遭難し、怪しげな無人島にたどり着く。生きるために試行錯誤していくうちに、2人はこの島に潜む恐ろしい何かの存在に気づき…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん25/02/11(火) 22:48:34
立て乙
待ってました - 3二次元好きの匿名さん25/02/11(火) 22:49:13
スレ絵が気になりすぎて思わず入ってしまった
とりあえず過去スレ読んできます…
あ、スレ立て乙です - 4二次元好きの匿名さん25/02/11(火) 22:49:43
たておつ
- 5二次元好きの匿名さん25/02/11(火) 22:49:45
立て乙です
そしてランボー学P(カラー版)助かる - 6◆RB1fm/2o7U25/02/11(火) 22:49:58
書き込めないうちにいろいろあったようですみません、ゆるゆると再開していきます
遅筆ゆえに定期的な更新をお約束できないのと、落ちたらまた再度立て直しますのでほんわかインターネットをお願いします - 7二次元好きの匿名さん25/02/11(火) 22:50:52
乙乙
しゃーないリアル重点 - 8二次元好きの匿名さん25/02/11(火) 22:51:16
- 9二次元好きの匿名さん25/02/11(火) 22:51:52
まぁ、過ぎたことはいいよ
って書いてて思ったけど手毬が1番ダメージ受けてそうだな - 10二次元好きの匿名さん25/02/11(火) 22:52:05
だい、がくせい?
- 11◆RB1fm/2o7U25/02/11(火) 22:52:29
翌朝天気
dice1d100=67 (67)
5以下 嵐
6〜59 晴れ
60〜94 雨
95〜 濃霧
- 12◆RB1fm/2o7U25/02/11(火) 22:54:23
学P「……では改めて今日の計画を。まずはこの前探索しきれなかった木造家屋と、船着き場の奥をメインに探索したいと思います。
寄生生物対策については、昨日見つけていただいた防虫剤と……森の入り口に生えていた草を防護服にまとわせていこうかと」
燐羽「防虫剤はわかるけど……草?」
学P「はい。レモングラスに酷似した臭いで、これが生えている一帯は普通の虫もほとんど見かけませんでした。
昆虫綱と決まったわけではありませんし、まじない程度にしかならないかもしれませんが……なんでも試すよりほかないので」
燐羽「そう……提案なんだけど、海路だと行って帰るだけでもかなりの手間じゃない?
埃っぽいとはいえ向こうに家もあるんだし、泊りがけで探しに行くっていうのは……」
学P「……あまりいい考えではないと思います。あの辺りは、昼でも嫌な予感がするので……」
燐羽「予感? 確かにいろいろ不気味だけど……」
学P「……木々の生い茂った暗所や、日が暮れてからしか聞こえない羽音があるんです。スズメバチに似た音ですが……普通のハチは昼行性なので、明らかにおかしい」
燐羽「なるほどね……それで夜でもちょくちょく起きて、火の番してたの」
学P「野生動物対策にもなりますからね。……ですので、面倒ですが泊りがけは避けるべきかと」 - 13◆RB1fm/2o7U25/02/11(火) 22:57:08
燐羽「でも、今日は雨よね? この前はあれだけ心配してたのに、いかだ出せるの?」
学P「……それなんですが、ひとつ賭けをしたいと思います」
燐羽「いったいどういう……まあ、あなたがちゃんと選んだことなら、説明は後でいいわ」
学P「助かります。持っていくものは簡単にまとめておいたので、すぐに出発しましょう」 - 14◆RB1fm/2o7U25/02/11(火) 23:07:48
【船着き場】
燐羽「よい……しょっ。……それにしても、広いわねここ。どこかにクルーザーとか隠されてないかしら」
学P「帰りに余裕があったら、見て回りましょうか。……それで、先程の話ですが」
燐羽「先程? ……賭けの話?」
学P「はい。一般的に昆虫は水濡れを避けていて、特に蜂のように羽で飛ぶ虫は雨の日に動きが鈍くなったり、巣から出て来なくなります」
燐羽「……なるほどね。今はどうなの?」
学P「………………。……前よりは、音が遠いような」
燐羽「…………………………、違いが全く分からないわ。あなたって本当に人類?」
学P「慣れですよ。賀陽さんも1年くらい大自然の中で彷徨えば、聞き分けられるようになります」 - 15二次元好きの匿名さん25/02/11(火) 23:09:16
学P過去にも遭難したことあるのか?
- 16二次元好きの匿名さん25/02/11(火) 23:15:22
1年サバイバルできる時点でだいぶハードル高い定期
- 17◆RB1fm/2o7U25/02/11(火) 23:16:27
船着き場の廃屋
……
ガシャン パリッ
燐羽「ゲホッ……相変わらず、埃がひどいわね。窓開けちゃだめ?」
学P「すみません……今は我慢してください。何が入ってくるかもわからないので」ガタガタッ
燐羽「……中に巣とか作ってる可能性は、ないの?」
学P「その可能性も考えてこの前は引いたんですが……今のところ音や気配は感じませんね。
内部に、餌がないからでしょうか」
燐羽「餌……」ゾッ
学P「……やはり、一階はただの生活スペースみたいですね。もう一度二階に行きましょうか」
燐羽「……わかったわ」 - 18◆RB1fm/2o7U25/02/11(火) 23:29:01
ギィイ……ギッ……
燐羽「……10年もほったらかしだと、かなり痛んでるわね。この感じだと、電気もまるまる駄目かしら」
学P「海が近いですからね……。なにかしらの塩害対策を行っていると思いたいですが、仮についてもこの有様ですから、通電火災のリスクもあります」
燐羽「丸コゲは勘弁願いたいわね……。それで、どこから見る? この前は……辞書くらいしか見つけられなかったけど」
学P「コウモリが出てきた部屋から見てみましょうか」
探索dice1d100=85 (85) (40以上でいいものを見つける)
- 19二次元好きの匿名さん25/02/11(火) 23:31:10
何を見つけたんだろう
- 20◆RB1fm/2o7U25/02/12(水) 00:15:14
ギイイ……
学P「今日は、いないようですね。この前驚かしてしまったからでしょうか」
燐羽「私としては助かるけど……足元悪いから、転ばないようにね」
学P「俺の場合、踏み抜く方が心配ですが……お互い慎重に探しましょう」
……
燐羽「……懐中電灯、かしら。普通の大きいのと……手回し式?」
学P「暗いところを探すときに助かりますね。ちょっと失礼……」ジャコジャコジャコジャコッ
燐羽「速ッ!」
ピカーッ
学P「うん、十分使えますね。大きい方は……電池式ですか。こちらも一応持って行きましょう」
燐羽「え、ええ……」 - 21◆RB1fm/2o7U25/02/12(水) 00:30:31
燐羽「次は……」ゴクッ
学P「……俺が開けます。きついようでしたら、ここで待ってて頂いて……」
燐羽「……いや、大丈夫。……いきましょう」
ガチャッ
ドアを開けた先には、わずかな空気の動きに揺られる真っ白い白骨死体がぶら下がっていた。纏っている服装や、まばらに残った長い髪から、それが女性だとわかる。
大きく開いた腹腔から、白い背骨がのぞいて見える。かつて起こった惨劇を想像し、心の中で手を合わせて、改めて周りに目を向けた。
室内は少し広めの寝室と言った感じで、シングルベッドが二台くっつけて置かれていた。ベッドサイドには青年の男女が、肩を組んだ写真が飾られている。
手分けしてあちこち見ていると、賀陽さんがたとう紙のようなものにくるまれたメモ書きを発見した。筆跡は非常に荒く……涙で滲んだのか、インク汚れが点在している。
燐羽「…………これ、遺書、かしら」
学P「……読んでみます」 - 22◆RB1fm/2o7U25/02/12(水) 00:36:31
『ごめんなさい 私 忘れられない ■■
調べればよかった もっと早く 子供 私たち 大切な
知らなかった でも もう 戻らない
■■■は どこにも 出してはいけない
あなた 責任 強い 感じた
子供 仇 研究 思った
でも 違う 国 ■■■た 私たち
気付いて 同じ 気持ち たくさんの 家族 ■■■せない
私 刺された もう ■■■ 止まらない
あなた だけ 生きて』 - 23◆RB1fm/2o7U25/02/12(水) 01:06:45
燐羽「……あっちに、産着もあったわ。たぶん、手縫いの……」
学P「この写真……男性の方、船着き場に倒れていた遺体と同じ眼鏡をかけていますね。この部屋は二人の寝室だったんでしょう」
どこかの研究室を背景に撮られた、幸せそうなツーショット。二人の指には、遺体にはまっているものと同じ指輪が輝いていた。
同じ道を志し、共に歩んできた理想的な夫婦。いつ撮られたものかはわからないが……その時はきっと、こんな結末を迎えるだなんて夢にも思わなかったことだろう。
燐羽「……後で、お墓作りましょう。野ざらしなんて……可哀そう」
学P「もちろんです。眺めのいいところに……」 - 24◆RB1fm/2o7U25/02/12(水) 01:10:32
一先ず今日はここまで
過去スレ読み返したらちょいちょいダイス見間違いやら亜空間に消えたものやらありますね……申し訳ない……