- 1五寸釘25/02/13(木) 19:41:49
このたびオリキャラスレを作らせていただきましたスレ主です!
以降はこの名前で投稿していくのでご支援よろしくお願いします!
現在神社の神主夫婦の娘であり、非異形型の個性というとこまで設定しています。
以下はこのオリキャラちゃんの個性です!
個性名【呪い】
木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。
しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求める呪いの大きさに応じてある存在(これに関しては物語中で公開します)に相応の代償を払う必要があり、これは呪いを使った瞬間強制的に払わされる。
一方でこの力は呪い(まじない・祝福)として他者の幸福のために使うこともでき、その場合はAFOの勝利を願うなど、善良な者に害を与えるまじない以外は相応の代償を払う必要なく使うことができるが、この個性を持っているオリキャラちゃん本人はまだこのことを知らない。 - 2五寸釘25/02/13(木) 19:48:18
ではまずこの子の見た目から候補をいただきたいと思います!
髪の長さや眼の色などを書き込んでいただけると幸いです!
その後集まった候補の中から眼の色は~髪の長さは~といった感じで分けてダイスで決めていきますね。
胸の大きさはカップ数で書いていただけると幸いです。
身長はあとで決めますね。 - 3五寸釘25/02/13(木) 19:51:52
あっぐるぐる目とかヤギ目とかお目々の属性もOKです!
- 4二次元好きの匿名さん25/02/13(木) 19:53:22
こういうキャラは黒髪長髪が似合いそう
- 5五寸釘25/02/13(木) 19:53:56
- 6二次元好きの匿名さん25/02/13(木) 19:56:18
黒髪で腰ぐらいまであるストレートのロングヘア
普段はおろしてて、訓練の時とかはポニテ
目の色は青で瞳孔が縦長、垂れ目のおっとり美人さん
胸はB、Cくらい
こんな感じで良いでしょうか - 7二次元好きの匿名さん25/02/13(木) 20:08:13
貞子みたいな不気味な見た目で顔は前髪で分かりにくいけど実はわりと整ってて隠れ巨乳だと喜ばしい
制服は下にタートルネックとか着込んで露出控えめでスカートも他より長くて黒タイツ - 8二次元好きの匿名さん25/02/13(木) 20:13:02
黒髪をいつもは一本結びでむすんでる釣り目の美人
胸のサイズはDくらいだと嬉しい
目の色は左が青で右が白 - 9五寸釘25/02/13(木) 21:41:46
皆さん候補ありがとうございます!
まず髪色は満場一致っぽいので黒に決定します!
長さもロングで腰ぐらいまでの長さに決定します! - 10五寸釘25/02/13(木) 21:45:04
前髪の長さはどうしましょうか?
貞子みたいな前髪もロングのままかそれともそれよりも短くするか。
それ以外の見た目の候補も引き続きよろしくお願いします! - 11五寸釘25/02/13(木) 21:53:46
現在決定しているオリキャラちゃんの見た目
髪の色→黒
髪の長さ→ロングで腰ぐらいまでの長さ。
それ以外→候補待ち(身長はあとで)
あと髪質はどうしましょうか?
候補下さった皆さんストレートイメージっぽいですが実際はどんな感じですかね?
「書き忘れたけどふわふわにしてほしい!」とかあったりします? - 12五寸釘25/02/13(木) 23:44:53
髪質と前髪の長さはとくに案がなければ明日こちらでも候補出してダイス振ったりして決めちゃいますね。
- 13五寸釘25/02/14(金) 01:03:20
一応保守だけしとくか…
引き続き見た目の候補をよろしくお願いします! - 14二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 10:32:20
☆
- 15五寸釘25/02/14(金) 19:22:43
ここまで候補を下さりありがとうございます。
一応まだ「この時間からようやく書き込める」って人もいるかもしれないので20時半くらいまで候補をお待ちしてますね! - 16五寸釘25/02/14(金) 20:36:23
では特に新しい候補も来なさそうなのでそろそろ決めていっちゃいますね!
まず前髪の長さは
dice1d2=2 (2)
1→貞子のようなロング
2→ぱっつん
- 17五寸釘25/02/14(金) 20:42:27
髪質は
dice1d2=2 (2)
1→ストレート
2→ウェーブ
- 18五寸釘25/02/14(金) 20:46:09
普段髪をおろしてる?
dice1d2=1 (1)
1→おろしてる
2→一本結びにしてる
- 19五寸釘25/02/14(金) 20:54:29
ここまでで決まったオリキャラちゃんの見た目をまとめますね!
髪の色→黒。
髪の長さ→前髪ぱっつんでロングで腰ぐらいまでの長さ。
髪質→ウェーブ。
普段は髪を→おろしてる。
それ以外(たとえば瞳の色やグルグル目などの要素)→候補待ち(身長はあとで)
こんな感じになりました!
残りの見た目候補も引き続きお待ちしてます! - 20五寸釘25/02/14(金) 21:03:52
追加で候補が来なさそうなら21時半くらいに残りの見た目も決めちゃいますね!
- 21五寸釘25/02/14(金) 21:27:55
そろそろ残り決めちゃいますね!
まず顔立ちは美人系で満場一致っぽいので美人系に決定しますね!
そこに加えて目は
dice1d2=1 (1)
1→垂れ目
2→つり目
- 22五寸釘25/02/14(金) 21:30:31
目の色は
dice1d2=1 (1)
1→左青右白のオッドアイ
2→両方青
- 23五寸釘25/02/14(金) 21:34:01
お目々の属性は
dice1d2=1 (1)
1→縦長瞳孔
2→普通の瞳孔
- 24五寸釘25/02/14(金) 21:37:34
πの大きさは?
dice1d4=1 (1)
1→B
2→C
3→F(隠れ巨乳要素)
4→D
- 25五寸釘25/02/14(金) 21:40:14
制服の露出は?
dice1d2=2 (2)
1→ほかの女子組と同じくらい
2→下にタートルネックとかを着込んで控えめ、スカートもほかの子より長くて黒タイツ着用
- 26五寸釘25/02/14(金) 21:50:17
では身長以外全部決まったのでまとめますね!
髪の色→黒。
髪の長さ→前髪ぱっつんでロングで腰ぐらいまでの長さ。
髪質→ウェーブ。
普段は髪を→おろしてる。
顔立ち→美人系。
目は→垂れ目で左青右白のオッドアイで縦長瞳孔。
πは→Bカップ。
制服の露出は→下にタートルネックとかを着込んで控えめ。スカートもほかの子より長くて黒タイツ着用。 - 27五寸釘25/02/14(金) 21:56:00
では最後に身長を決めていきたいと思います!
dice1d80=58 (58)
(+120cm)
- 28五寸釘25/02/14(金) 22:05:39
身長は178cmになりました!
いやおっきいな…
続いてオリキャラちゃんの上の名前候補と下の名前候補をいただきたいと思います!
こちらも見た目候補の時と同じく上の名前は〜下の名前は〜といった感じで分けてダイスで決めていきますね。
上下の名前どちらか片方だけの候補を出す場合はその後ろか前に(上)か(下)と付けていただけるとありがたいです。 - 29二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 22:24:48
このレスは削除されています
- 30二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 22:48:59
藁釘 姫橋(わらくぎ ききょう)
- 31二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 23:47:38
藁井 深子(わらい みこ)
- 32二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 08:01:44
保守
- 33五寸釘25/02/15(土) 10:50:50
ここまで候補を下さりありがとうございます!
まだお待ちしてますね! - 34五寸釘25/02/15(土) 12:04:15
13時くらいになってもほかの候補が来なさそうなら名前決めちゃいますね!
- 35五寸釘25/02/15(土) 13:03:41
じゃあ名前決めちゃいますね!
まず上の名前は
dice1d3=1 (1)
1→釘貫(くぎぬき)
2→藁釘(わらくぎ)
3→藁井(わらい)
- 36五寸釘25/02/15(土) 13:06:40
続いて下の名前は
dice1d3=1 (1)
1→百合(ゆり)
2→姫橋(ききょう)
3→深子(みこ)
- 37五寸釘25/02/15(土) 13:09:50
おおっ!?綺麗に繋がったな…
名前は釘貫 百合(くぎぬき ゆり)ちゃんに決定しました!
ここまで候補を下さりありがとうございました!
ここまでの情報をまとめて本編開始しますね! - 38五寸釘25/02/15(土) 13:13:20
名前→釘貫 百合(くぎぬき ゆり)
個性→>>1参照。
身長→178cm
髪の色→黒。
髪の長さ→前髪ぱっつんでロングで腰ぐらいまでの長さ。
髪質→ウェーブ。
普段は髪を→おろしてる。
顔立ち→美人系。
目は→垂れ目で左青右白のオッドアイで縦長瞳孔。
πは→Bカップ。
制服の露出は→下にタートルネックとかを着込んで控えめ。スカートもほかの子より長くて黒タイツ着用。
- 39五寸釘25/02/15(土) 13:41:56
……私の個性は【呪い】だ。
そのおかげか、中学校卒業までいじめられることはなかった。
呪われるとわかってて嫌がらせをする馬鹿はいないからだ。もしいたら呪っているだろう。
…だが、この個性がヒーロー向きかどうかはまた別の話。
私は同級生からよくこう言われた。
『ムカつく相手を好き放題できるヴィラン向きの個性』と。
一人一人の言葉をまとめたから正確にはもっと軽い言い方だが、要するにそういう意味だ。
その言葉に悪気はないのは声色や表情からわかる。
その同級生達と友達っぽいことも色々したし、悪くは思われてなかっただろう。
…だが私は……その子達のことを、友達とは思えなかった。
私が繊細なのはわかってる。
…だが…悪気がないのはわかっていても、やはりそんなことを言われると傷付いてしまうのだ。
───だが!!!これからは違う!!!
これから行くのは高校だ!
高校でならきっと!私が友達と思える人とも出会えるはず!!
お父さん曰く、私には仏様がついてるらしいからきっと大丈夫!
……きっと…たぶん…おそらく…
……よし、試験頑張るぞー! - 40二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 13:50:52
神社は宗教的にお寺とは別物だから仏様じゃなくて神様じゃないかな…何か意図があったらごめんね(コソッ)
- 41五寸釘25/02/15(土) 13:53:00
ええんやで(コソッ
- 42五寸釘25/02/15(土) 14:17:45
~~試験内容説明中~~
百合(仮想ヴィランかぁ……自分の個性のことはわかってるつもりだけど、機械相手だとどうなるかわかんないなぁ…)
飯田「~ついでにそこの縮れ毛の君!
先ほどからボソボソと…気が散る!
物見遊山のつもりなら即刻、ここから去りたまえ!」
百合(いやまあ気持ちはわかるけど態々言わんでも…あの人大丈夫かな…萎縮せず試験にのぞめるといいんだけど…)
~~演習会場B~~
百合(いよいよか…緊張するなぁ…)フゥ~
飯田「~君はなんだ?妨害目的で受験しているのか?」
出久「いっいやぁそんなことは~!」アワアワ
モブA「あいつ、校門前でこけそうになってたやつだよなぁw」
モブB「注意されて萎縮しちゃったやつw」
モブC「少なくとも、一人はライバル減ったんじゃね?w」
モブ達(((ラッキーw)))
百合(本人のいるところであんなこと口にする奴らがヒーロー志望とか冗談キツイね)
マイク「はいスタートォ!!」 - 43二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 14:35:20
周りを冷静に見れる子なんだね
- 44五寸釘25/02/15(土) 15:06:38
百合(えっいきなり!?…急がなきゃ!)
彼女は焦って走り出すが少し出遅れ、集団の後半に入る形になってしまった。
百合(まずいまずい!ポイント稼がなきゃ!)
そんな彼女の目の前に壁を突き破って仮想ヴィランロボが現れる。
ロボット「標的捕捉」
百合(来た!この個性は相応の代償を払わなきゃいけないけど物相手はどうなるか!
お腹が痛くなるくらいで済むといいな!
…『このロボを破壊したまえ!』)
彼女はそう念じながら右手を上げつつ木槌を右手に出現させ、それをそのまま振り下ろす。
それと同時に木槌を振り下ろした先の虚空に和釘の五寸釘を出現させ、それをそのまま虚空に打ち込んだ。
打ち込むと同時にコーン!という木に打ち込んだかのような音が響き渡り、それと同時に目の前の仮想ヴィランの胴体に前方から後方まで大穴が空き、仮想ヴィランはそのまま地面に崩れ落ちる。
百合(やっ、やった!…はっそうだ!代償は…)
そう思い彼女は身体をペタペタ触って確認するが…
百合(…大丈夫…爪もある…お腹も痛くない……無機物は代償無し判定ってことか!これはいけるぞ…!)
その後、彼女が木槌と五寸釘の音を響かせながら視界に映る仮想ヴィランを頑張って倒し回っていると…
百合「この音……!?」 - 45二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 15:13:20
木槌だから予備動作が大きめなのがちょっと怖いな
- 46五寸釘25/02/15(土) 15:18:44
この試験のお邪魔虫、巨大仮想ヴィランの登場である。
…そして、巨大仮想ヴィランが拳を振り下ろすと…
轟音と共に地面が抉られ、大量の土埃が舞う。
その状況に試験生達は我先にと逃げ出していく。
百合(これ倒してもポイントにならないんだっけ…いやそもそもここまで大きいとさすがに代償払わなきゃかもだし怖いなぁ。とりあえず危ないしここは逃げて…)マワレミギ
お茶子「いっったぁ!!」
百合(!?)
巨大仮想ヴィランの来ている方向から声が聞こえ、その方向を向くと瓦礫に足を挟まれ倒れている少女が目に入る。
だが、巨大仮想ヴィランはそんなこと関係無いと言わんばかりにそのまま少女が倒れているところに近付いてきている。
百合(まずい!私の個性でどうにかなるか?いややるしかない!ここからだと助けに行っても間に合わない可能性の方が高い!)
そうして彼女が木槌を手に出現させたその時だった。
彼女の隣を走り抜け、そのまま土埃に突っ込み巨大仮想ヴィランの顔目掛けて飛び上がる少年がいた。
そして
出久「スマァァァッッッ!!シュッッッ!!!」
一撃で巨大ヴィランを破壊した。 - 47五寸釘25/02/15(土) 15:50:42
百合「すごい…」
巨大なロボットをワンパン撃破した少年を見上げつつ言葉が漏れる。
だが次の瞬間
出久「うわぁぁぁぁぁ!!!」自由落下
百合(自分で跳び上がったのに落下は怖いのか……いやちょっと待てよ?あの様子もしかして……着地できない!?)
彼の悲鳴を聞き、最初は困惑しながら彼の様子を見ていた彼女だったがその悲鳴の意味に気付き再び焦り出す。
百合(まずいまずい!どうやって助ける!?個性をあの人に使って…いや駄目だ!私の個性は相手に害を与えるもの!落下中の彼に使ってもミンチの具合が変わるだけかもしれ…いや待てよ?)
その瞬間、彼女の脳に一つの案が浮かび上がる。
百合(呪いってまじないともいうよね…ってことは彼が落ちても無事でいられるようおまじないって形で呪いを掛ければあるいは?いやそもそもそんなことができるかわからないしできないかもしれない。いや駄目だ迷ってる暇はない!なんとかなれ!『あの人が落ちても死にませんように!』)
彼女は焦りながらも木槌を出現させ、そのまま振り下ろす。
そして…
お茶子「ッ!」(無重力ビンタ)
出久「!?」 - 48五寸釘25/02/15(土) 15:51:11
同時に出現させた五寸釘を虚空に打ち込むコーンという音が響いた直後、落下中の少年に張り手をすることで無重力状態にして助けた少女がいた。
それはあの時逃げ遅れていた少女であった。
百合(よかった生きてる…)
彼女が二人の様子に安心していると…
出久「せめて…!ワンポイントでも…!」
百合(!あの人もしかして…)
マイク「試験、終ー了ー!」
試験終了を知らせるサイレンが鳴り響く。
百合「…よし!」
そんなサイレンの中、彼女は何かを決めたかのように呟くのだった。
その後… - 49五寸釘25/02/15(土) 19:53:13
このあとまた投稿しますね!
- 50五寸釘25/02/15(土) 21:21:50
~~職員室前~~
百合「あっ」
お茶子「あっ」
二人は偶然にも試験後というタイミングで職員室前で再会した。
百合「お先にどうぞ」(少し後ろに下がる)
お茶子「いえいえ!そちらこそお先に!」(少し後ろに下がる)
百合「ああいえ、私の用事は結構長引いちゃう可能性あるのでお先に…」
お茶子「あっ…すいません…」
百合「いえいえ」
彼女はそんなやり取りをして少し恥ずかしそうにペコペコしている少女を見送り、扉のすぐ近くで待っていると…
お茶子「あの…頭もっさもさの人…そばかすのあった…わかりますか?」
入っていった少女の声が聞こえてくる。
お茶子「えっとぉ…地味のぉ…」
百合(あの人のことか!)
彼女の頭に巨大ロボットをワンパン撃破した少年の姿が浮かぶ。 - 51五寸釘25/02/15(土) 21:22:35
お茶子「その人に…私のポイント分けるってできませんか…?」
百合(!)
お茶子「あの人、せめてワンポイントって言ってて…私聞いてて…だからまだ…ゼロポイントだったんじゃって思って……せめて!私のせいでロスしたぶん……あの人!…助けてくれたんです!!
…お願いします!…お願いします!…お願いします!」
その言葉を聞き、彼女は試験終了直後から計画していたことを実行するために入室した。
百合「失礼します!その話なんですけど私からもいいですか!?」
お茶子「あっ…さっきの…」
百合「実は…あの人がこの人を助けた時のことは私も見ていて、せめてワンポイントって言ってたところも見聞きしてたんです。
だから…私のポイントも、あの人に分けられませんか?」
お茶子「!?」
試験監督を務めていたマイクの目を見てまっすぐそう言い切る彼女に、隣にいる少女は驚く。
当然である。助けられた自分と違い、なぜほかの人がと、こんなことを言われたら誰でもこんな反応になるだろう。
その隣でそう言い切った彼女は、彼に深く頭を下げて叫んだ。
百合「お願いします!
あの人は他人のために飛び出せる人なんです!
他人のために飛び出した人なんです!!
人間として正しいことをした人なんです!!
お願いします!」
そんな彼女と隣の少女に彼ははっきりと伝える。 - 52五寸釘25/02/15(土) 21:22:47
マイク「お願いされても、ポイントはわけらんねぇ。
そもそも、分ける必要ねぇと思うぜぇ。女子リスナー。
だから頭を上げな」
彼は二人の頭をポンポンと撫でる。
その言葉と行動を受けて彼女はゆっくりと頭を上げた。
百合「それはどういう…」
不安そうな少女に彼はこう告げる。
マイク「そもそも今回の試験は、こういう時のためのポイントが設定されてんだ。
だから心配いらねぇぜ。女子リスナー」
その言葉を聞いた二人の表情は安堵に変わる。
マイク「そういうわけだ。安心して帰るといいぜぇ」
百合・お茶子「「はい!」」
笑顔を浮かべる彼に、二人は笑顔で応えた。 - 53五寸釘25/02/15(土) 21:55:33
ちなみに後日、この交渉シーンは原作と同じく緑谷家に送られました。
- 54五寸釘25/02/15(土) 22:15:07
今日はここで終わらせようと思います。
明日もよかったら見に来てください! - 55五寸釘25/02/15(土) 23:11:32
あれ?名前の候補くれた方の投稿が消えてる…
スマホで投稿してたから操作バグとかで消しちゃったのかな…
もし私が消しちゃってたら申し訳ないです… - 56二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 07:32:56
保守
- 57五寸釘25/02/16(日) 12:04:10
このあと続き投稿しますね!
- 58五寸釘25/02/16(日) 13:02:13
~~試験後の帰り道にて~~
百合(…そういえばあの時、私の個性は発動したんだろうか…?)
彼女は歩きながら、試験中に落下した彼が助かった時のことを思い出していた。
百合(二人が助かってよかったけど…あれはあの二人のいた場所がそもそもちょうどよくて私の個性が不発になっただけなのか、それとも私の個性が無事に発動したことで落下地点が噛み合ったのか……うーん…)
そんなことを考えている彼女の背中に少女の声が掛かる。
お茶子「あの!」
百合(!?)
その声に驚き、びくりとしながら振り向くとそこには職員室で共に直談判した少女の姿があった。
お茶子「い…一緒に帰りませんか!?」
その言葉を受け、二人は横並びでゆっくりと歩いている。
両者の間には沈黙が流れ続けていた。
…しかし、その沈黙を隣の少女が破った。
お茶子「あの…」
百合「は…はい…」
お茶子「…貴女は…その…なんで…助けられた訳でもないのに…ああ言ってくれたんですか…?」
少女は職員室での彼女の言葉の理由をたずねる。 - 59五寸釘25/02/16(日) 13:02:38
百合「…あの人は…人間として正しいことをしたから」
その言葉に彼女は答える。
百合「人間として正しいことをした人が報われてほしいと思っただけです。
…だから元々、私は貴女があの場にいなくても、同じことを言うつもりでした」
お茶子「人間として…正しい…」
百合「はい。…おかしいですか?」
その言葉に少女はブンブンと首を横に振る。
お茶子「そういうの好きです!私!」
そして笑顔でそうこたえる少女に彼女も微笑みを浮かべ、二人の間に穏やかな空気が流れる。
お茶子「あの!もしよかったら友達になりませんか!?」
穏やかな空気の中、少女が切り出す。
百合「友達…」
しかし、そう言われた彼女の脳裏には中学校卒業までの過去の記憶が浮かぶ。
そして…
百合「もし……もしも…二人とも受かっていて…それで…同じクラスだったら…
…もう一度、同じことを言ってくれますか?」
悲しげな微笑みを浮かべて返したのであった。 - 60五寸釘25/02/16(日) 16:27:25
~~後日、雄英高校A組教室内にて~~
ほかの子達と同じく早めに来て座っている百合(あの人は結局、合格できたんだろうか…)
彼女の脳裏に試験後の少女との会話が浮かび上がる。
『同じクラスだったら…
…もう一度、同じことを言ってくれますか?』
百合(あのあと、結局それで気まずい雰囲気になって逃げるように別れてしまった…
……合格…できてるといいなぁ…)
そんなことを考えていると、委員長というイメージがふさわしい少年が扉の方を見てポツリと漏らす。
飯田「君は…」
そこにはあの時、巨大ロボットをワンパン撃破した少年がいた。
百合(あっ…あの人合格できたんだ…よかった…)
少女とのやり取りを思い出して落ち込みながらも少年の合格に安堵していると…
お茶子「あぁ!そのモサモサ頭は!~」
百合(!?)
その少年の後ろに聞き覚えのある声と姿が目に入る。
それは紛れもなく、あの時友達にならないかと言ってくれた少女であった。
百合(よかった…あの人も合格できたんだ…) - 61五寸釘25/02/16(日) 16:28:32
彼女がその事実にもう一度安堵しつつ、二人の会話を聞いていると…
出久「~貴女達の直談判のおかげで、僕は~!その!」
百合(今貴女『達』って言った!?何故知っている!?
…あー、そういえば合格の伝え方って映像だったし、もしかしてそこに『こんなことがあって~』って話も入れたのかな?
もしそうだとしたらちょっと恥ずかしいな…まあ、私がああいうこと言ってたのは黙っておくか…気まずいし不粋だし…)
彼の発言に驚きつつも落ち着きを取り戻し、気まずさから二人に気付かれないよう知らんぷりをする彼女であった。
(以降のやり取りは省略して体力テストにいきます!) - 62二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 16:42:50
サラッと言及されたけど呪いの代償が地味に腹痛とか年頃の女の子にとってお辛いのあるのエグいな…
- 63五寸釘25/02/16(日) 18:01:16
このあとまた投稿しますね!
- 64二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 18:34:02
呪いの内容ってその時その時でランダムに決めるんかな?
- 65五寸釘25/02/16(日) 19:19:53
~~体力テストにて~~
相澤「~トータル成績最下位の者は、見込みなしと判断し、除籍処分としよう」
百合(??????)
入学初日、体力テストをする際に担任から告げられた言葉は彼女の内心を宇宙猫状態にさせた。
百合(まずい…私の個性は体力テストに使えるようなものじゃない…でもほかの人は個性で大きな記録を出しにいける……私の身体能力だけで最下位避けられるか…?
いや、できないと除籍だ…やるしかない!)
百合ちゃんは最下位をフィジカルで
dice1d2=1 (1)
1→避けられた。
2→避けられなかった。
- 66二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 19:21:00
頑張ったな…
- 67五寸釘25/02/16(日) 19:27:57
無事に避けられたみたいですね。
ではせっかくなのでフィジカルがどのくらいなのか順位も
dice1d13=13 (13)
尻尾とか無しでギリギリ到達できそうな8位~20位(21位は出久なので範囲外)で。
数字が小さいほど上です。
- 68五寸釘25/02/16(日) 19:28:56
すげぇ!峰田より華奢だ!
- 69二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 19:30:21
その身長で峰田以下のフィジカルとは…
- 70二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 19:36:30
個性に重めなデメリットあるのに必然的に個性メインの戦い方になりそうなのは中々ハードモードやね
- 71五寸釘25/02/16(日) 19:57:17
~~トータル成績発表時~~
百合(…ぎ、ギリギリセーフ……でも…)
彼女は落ち込んでいる緑髪の少年を見る。
百合(落ち込んでるってことはこの人が緑谷さんかな……せっかく受かったのに難癖つけてきた奴が残ってこの人は除籍だなんて……よし!)
彼女はそんな彼が除籍されることを避けるため、もう一度直談判しようと考えた。
入試時に『人間として正しいこと』をして合格したのにも関わらず、入学初日の体力テストでクラスメイトに難癖をつけられ、しかもそのまま除籍されるなんてことがあってはならないと思ったからだ。
相澤「ちなみに除籍は嘘な」
しかしそんな決意も虚しく、彼女は担任からの嘘発言で膝から崩れ落ちた。 - 72二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:05:17
かわうそ…
- 73五寸釘25/02/16(日) 20:31:30
~~その後、帰宅中にて~~
百合(…結局、避けて帰ってしまった…)
彼女は体力テスト後、クラスメイト達が帰ろうとしているなかでサササとクラスメイト達を避けて教室から脱出し、そのまま帰り道を歩いている。
『同じクラスだったら…
…もう一度、同じことを言ってくれますか?』
彼女は入試後のあの時、少女にそう言った時のことを考えながら歩いていた。
百合(…今からでも…戻るべきかな…
…でも…もうほかの帰り道に行っちゃってるかもしれないし…)
そんな彼女の背中に声が掛かる。
お茶子「あの!」 - 74五寸釘25/02/16(日) 21:41:54
百合(!?)
その声に驚き振り返ると、そこには彼女が避けていた少女が立っていた。
少女の後方には離れたところに緑髪の少年と、委員長というイメージがふさわしい少年がおり、二人とも心配そうに少女達の方を見ている。
お茶子「あの…」
百合「えと…」
お茶子「ごめんなさい!」
百合「!?」
『避けていた自分のところに何故?』『あんな拒絶みたいなことを言った自分のところに何故?』
そんな疑問で頭がいっぱいになっている彼女に、少女は謝罪の言葉とともに頭を下げる。
彼女はその言葉に驚き、疑問がさらに増える。
お茶子「初対面でいきなり友達にって…失礼だったかなって…貴女の言葉を聞いてから…ずっと考えてて…それで…謝らなきゃ…って…」
百合「ッ!違う!!」
少女はその叫びに驚き顔を上げる。
少女の言葉を聞き、自責の念に堪え切れなくなった彼女は頭をパンクさせながら叫ぶ。
百合「謝るのは私の方なんです!
私が臆病なだけなんです!!
ほんとは!…ほんとは!嬉しくて!でも…怖くて…!」
自身の長めのスカートを両手で強く握りしめ、俯いたままポロポロと涙を溢しながら叫ぶ彼女を、少女は優しく抱き締める。 - 75五寸釘25/02/16(日) 21:42:07
百合「ッ!」
お茶子「私…麗日お茶子です。
『もしよかったら、友達になりませんか?』」
それに驚きびくりと震える百合を、お茶子と名乗った少女は抱き締めたまま、身長差のある百合の顔を見上げ、笑顔でそう言った。
百合「ッ!…はい!」
そんなお茶子と目を合わせながら、百合は笑顔でそう返すのであった。 - 76二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 22:02:05
友達出来たね
- 77二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 22:05:24
この後は対人戦闘訓練か…
多分個性使用は避けられないしどう足掻いても代償来そう - 78五寸釘25/02/16(日) 22:34:10
今日はここで終わらせたいと思います。
よかったら明日も見に来てください!
あと対人訓練前にこの子のヒーローコスチュームのデザイン候補をいただきたいです!
こちらは見た目と名前の候補をいただいた時とは違い、パーツ分けせずいただいた候補の中からそのままダイスで選んで決めるので頭から爪先までどんな感じかなるべく細かく書いていただけると幸いです! - 79五寸釘25/02/17(月) 00:02:49
一応の上げ
- 80二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 07:55:08
ヒロコス案
メインは巫女装束
足元は動きやすさも考慮で茶色ブーツ
髪飾りは丑の刻参りで着ける3本の蝋燭モチーフでティアラ風に(サポートアイテム的機能が付いていても可)
こんな感じで大丈夫ですかね?
何かご指摘あればお願いします! - 81二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 08:02:42
fateのエリセが着てる貫頭衣みたいな衣装(しっかり黒インナーとスパッツ着用)
- 82二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 12:06:45
白い着流しに羽織りみたいな防弾防刃ジャケット装備
ジャケットの内側に釘の予備を備えられる
実用性重視の運動用ブーツ - 83二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 16:02:21
このレスは削除されています
- 84五寸釘25/02/17(月) 19:13:04
ここまで候補をありがとうございます!
このあとまた投稿しますね!
まだ募集しているのでよかったら候補をください! - 85五寸釘25/02/17(月) 20:39:15
~~その十数分後、ファミレスにて~~
百合「改めまして…ズビッ…釘貫百合といいます…よろしくお願いします…」ペコリ
あのあと、お茶子の後ろで見守っていた飯田と出久が二人を心配して駆け寄り、『ここじゃ人目もあるからとりあえず近くの店に入ろう』ということになり今に至る。
簡単な図にするとこんな感じの配置で百合とお茶子、出久と飯田でテーブルを挟んで座っている。
出│百
飯│茶
目元を赤くしたまま恥ずかしそうに頭を下げる彼女を三人は慌てて宥め、自己紹介に切り替える。
飯田「俺は飯田天哉だ。よろしくたのむ」
自身の胸に片手を置き、にこやかにそう話す彼に出久が続く。
出久「僕は緑谷出久です」
百合「よろしくお願いします…
…あの…先程はお恥ずかしいところを…」
恥ずかしそうにそう言い始める彼女を三人はまた慌てて宥めた。
百合「…えっと…飯田さんに、緑谷さんに…」
二人の顔を一人一人しっかり見ながら名前を復唱していくが…
百合「麗日…さん…」
お茶子の番で一瞬だけ彼女の顔を見たあと、百合は恥ずかしそうに俯いてしまう。
そんな彼女にお茶子は元気よく言う。 - 86五寸釘25/02/17(月) 20:40:14
お茶子「『お茶子ちゃん』って呼んでもええんよ!友達なんやもん!」
百合「えと…じゃあ……うら…お茶子……ちゃん…」
最後にゆっくりと顔を上げてそう呟くと、恥ずかしがっている百合とお茶子の目が合い…
お茶子「はぁい」
笑顔でそう返すお茶子につられて百合も笑顔になり、二人の間に穏やかな空気が流れる。
そんな彼女達を、男子二人組は微笑ましそうに見守るのであった。 - 87五寸釘25/02/17(月) 20:46:54
このあとの英語習ってたりするとこはカットしますね!
- 88五寸釘25/02/17(月) 20:49:22
あと追加でコスチュームの候補がこなさそうなら21時辺りにコスチュームを決めていきますね!
- 89五寸釘25/02/17(月) 21:03:23
- 90二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 21:08:21
むっ
- 91五寸釘25/02/17(月) 21:11:30
- 92五寸釘25/02/17(月) 21:17:31
ここまでのこの子の情報をまとめておきますね!
名前→釘貫 百合(くぎぬき ゆり)
個性→>>1参照。
身長→178cm
髪の色→黒。
髪の長さ→前髪ぱっつんでロングで腰ぐらいまでの長さ。
髪質→ウェーブ。
普段は髪を→おろしてる。
顔立ち→美人系。
目は→垂れ目で左青右白のオッドアイで縦長瞳孔。
πは→Bカップ。
制服の露出は→下にタートルネックとかを着込んで控えめ。スカートもほかの子より長くて黒タイツ着用。
ヒーローコスチューム→fateのエリセが着てる貫頭衣みたいな衣装(黒インナーと10分丈スパッツ着用)
- 93五寸釘25/02/17(月) 22:31:55
私がまだ幼い頃、こんなことがあった。
名前を書いて冷蔵庫に入れていたプリンをお父さんが間違えて食べてしまい、恨んだ私がお父さんに『おなかいたくなっちゃえ!』と呪いを掛けてしまったという出来事だ。
この時はお父さんが腹痛に苦しみ、代償で私もお腹が痛くなったが何故か泣くほど痛いというレベルではなかった。
あとこんなこともあった。
私がお母さんに叱られ、それを恨んだ私がお母さんに『おなかいたくなっちゃえ!』と呪いを掛けたところ、お母さんはけろっとしていて私だけが代償でお腹が痛くなったというものだ。
だがこの時も、何故か泣くほど痛いというレベルではなかった。
…これらの出来事からこう考えることができる。
まず、私の個性である【呪い】を使った際の代償は、恐らくその呪いに関わっている者双方の非の割合と、求める呪いの大きさによってその大きさが変わること。
プリンの時は私もわかりにくいところに小さく名前を書いてた気がするし、恐らくそのせいだ。
その時の代償も腹痛を願ったから腹痛で済んだのだろう。
もう一つ。この代償は確実に、私の年齢も計算に入っていること。
お母さんがけろっとしていた時のことだが、あの時は確実に私が全部悪かったのに、それであの程度の代償で済んでいるからだ。
プリンの時もそう。腹痛で済んだとはいえ、本来ならもっと痛かった筈だ。
最後にもう一つ、気付いていることがある。
恐らく私の呪いは、会ったことがある人物にはどれだけ物理的な距離があいていても掛けれる。
プリンの時やお母さんがけろっとしていた時なんてまさにそれだ。
あの時私は、二人から隠れた状態で呪いを掛けていたからだ。
…ここまで代償の条件が予想できていても、わからないことがある。
それは『対人訓練をする時に使ったらどうなるのか』というところだ。
うーん…… - 94二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 22:38:49
年齢に応じて代償が重くなるシステムえぐ…
- 95五寸釘25/02/17(月) 23:20:20
今日はここで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 96五寸釘25/02/17(月) 23:30:48
しまった忘れてた!
見た目候補をいただいた時に髪を結った候補を下さった方がいたのと、決まったヒーローコスチュームが頭部に自由度のあるものだったのでヒーローコスチュームを着ている時髪を結っているのか決めたいと思います! - 97五寸釘25/02/17(月) 23:33:59
百合はヒーローコスチュームを着ている時髪を結って
dice1d2=2 (2)
1→いる
2→いない
- 98五寸釘25/02/17(月) 23:42:36
髪は結ってないみたいですね。
ではあの子の情報にちょっと追記して貼り直しますね! - 99五寸釘25/02/17(月) 23:49:26
名前→釘貫 百合(くぎぬき ゆり)
個性→>>1参照。
身長→178cm
髪の色→黒。
髪の長さ→前髪ぱっつんでロングで腰ぐらいまでの長さ。
髪質→ウェーブ。
普段は髪を→おろしてる。
顔立ち→美人系。
目は→垂れ目で左青右白のオッドアイで縦長瞳孔。
πは→Bカップ。
制服の露出は→下にタートルネックとかを着込んで控えめ。スカートもほかの子より長くて黒タイツ着用。
ヒーローコスチューム→fateのエリセが着てる貫頭衣みたいな衣装(黒インナーと10分丈スパッツ着用。髪はおろしてる)
- 100二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 01:14:41
ううむ、代償がどういう形で跳ね返るのかわからないのが怖いな…
相澤先生に予め許可貰って呪いの個性発動してみた方がいいんじゃないか…?
(発動型タイプだから相澤先生なら呪いが発動したと分かれば視認して止められそうだし) - 101二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 08:05:25
保守
- 102二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 08:06:15
★
- 103二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 16:09:49
保守
- 104五寸釘25/02/18(火) 19:17:14
??「…ちゃん…釘貫ちゃん!」
百合「!」
梅雨「大丈夫?釘貫ちゃん…でよかったわよね?」
百合「あ…すいません。少し考え事を…」
更衣室。そこでは動きが止まっている百合を心配し、緑のコスチュームに着替えた梅雨が彼女の肩を揺らしながら声を掛けていた。
百合はハッとしながらも軽くペコリと頭を下げ、言葉を紡ぐ。
梅雨「そう…体調が悪いなら無理しないで言ってね。私から先生に伝えるわ」
百合「ありがとうございます。でも…ほんとに大丈夫なので……すぐ着替えますね!」
梅雨「ならよかったわ。
せっかくだし、ここで待ってるわね」
百合「はい!」
~~対人訓練時にて~~
オールマイト「~コンビ及び対戦相手はクジだ!…あ、ちなみに釘貫少女は個性が特殊だから、対戦後に余力があるコンビと一人交代してもらって、対戦相手も余力があるコンビとやってもらうぞ!
このクラスの人数だと一人余っちゃうしね!」
訓練を担当するオールマイトがペア決めのクジを持ち上げた際、思い出したかのようにそう付け加える。
その後、何事もなく組み合わせが決まると対人訓練が始まった。 - 105五寸釘25/02/18(火) 19:18:04
~~出茶コンビVS飯爆コンビ時~~
百合(あいつ…人にあんなものを…それにあの戦い方…クズだな)
百合はこの二組の戦い、特に爆轟の出久に対する戦い方を見て、爆轟が私怨を込めてこのような戦い方をしていることを見抜き、怒りを覚えていた。
そして…
~~対戦一巡後~~
オールマイト「さあ!これで一周したね!
最初の説明通り、釘貫少女のペアと対戦相手はみんなの様子を見ながらこっちで決めさせてもらったよ。
まず!釘貫少女のペアはチームHから選出して常闇少年!
続いて対戦相手はチームJ!切島少年と瀬呂少年のコンビだ!」
切島「おっ!俺達か!よろしくな!」
瀬呂「個性が特殊なんだってな!わくわくするぜ!」
常闇「よろしく頼む」
百合「よろしくお願いします!」
オールマイトの発表とともにチームJ、新チームのKの間で挨拶を済ませ、お互いに初期配置へ移動を始める。
そして…模擬戦が始まる。 - 106五寸釘25/02/18(火) 19:40:24
オールマイト(さて…)
オールマイトは両チームが初期配置に移動するまでの間、百合の入試時の映像を思い出していた。
オールマイト(釘貫少女…入試時では木槌で釘を虚空に打ち込むことで仮想ヴィランの機体に大穴を開けて撃破していた…まるで空間ごとくり貫いたかのような綺麗な穴を開けて…
だが、今回は対人戦だ。
相手には硬化することで生半可な攻撃が効かない切島少年がいるが…当然仮想ヴィランにやったことと同じことをすれば殺.してしまうだろう。
純粋なパワー差を埋められるよう、常闇少年と組ませたが…そんな相手にどう対応する?…釘貫少女…!) - 107二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 20:49:18
常闇とのタッグか
というか百合ちゃんの個性ガー不攻撃出来る…? - 108五寸釘25/02/18(火) 20:59:34
~~模擬戦開始直後、建物入り口付近にて~~
百合「常闇さん」
常闇「なんだ」
百合「もし、今から私が動けなくなったら代わりに二人を確保してください。
常闇さんが遭遇する頃には簡単に確保できる状態になってると思うので」
常闇「なにか策があるみたいだな。わかった」
百合「では…!」
百合の言葉を聞いた常闇が頷くと、彼女はすかさず右手をあげながら右手に木槌を出現させ、そのまま勢いよく振り下ろし、振り下ろした先の虚空に和釘の五寸釘を出現させ、それをそのまま虚空に打ち込んだ。
打ち込むと同時にコーン!という木に打ち込んだかのような音が響き渡り、建物内で異変が起きる。
~~同時刻、切瀬コンビ側~~
二人の耳にコーン!という大きな音が聞こえてくる。
その瞬間
切島「はっ…!」(片手で腹をおさえて膝から崩れ落ちる)
瀬呂「おっ…!」(同じく片手で腹をおさえて膝から崩れ落ちる)
切島「…な…なんか…とてつもなく…」
瀬呂「お前もか…!」
切瀬「「腹が…痛ぇ……」」(二人とも片手で腹を抑えながら四つん這いみたいな状態になってる) - 109二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 21:01:53
2人分の腹痛かぁ…下痢した時のマジでヤバい腹痛に襲われてそう百合ちゃん
- 110五寸釘25/02/18(火) 21:04:57
~~一方その頃常百コンビ側~~
百合(?????)←宇宙猫顔になりながら左手を自身の腹にあてて首を傾げている。
常闇「だ…大丈夫か?」
百合「!あっ…大丈夫です…すいません…」
常闇「ならいいんだが…」
彼女の様子に心配して声を掛けた常闇の声で我を取り戻した彼女は少し恥ずかしそうにしながらペコリと頭を下げる。
常闇「もう動いてもいいのか?」
百合「あっはい!大丈夫です!」
常闇「では、行こうか」
百合「はい!」
そうして常闇が先導する形で二人は歩き始めるが、暫く歩いたところで突然常闇が止まる。
常闇「釘貫、個性になにかデメリットがあるなら、あまり無茶をするなよ。
これもなにかの縁だ。馴れ馴れしいと思われるかもしれないが、困ったら俺を頼ってくれ」
百合「!…あ、ありがとうございます…」
そうして心配の言葉を掛けてくれる常闇に驚きつつも、心からの感謝を伝える百合であった。 - 111五寸釘25/02/18(火) 21:05:57
~~観戦室にて~~
オールマイトは百合が釘を打ち込むと同時に崩れ落ちた対戦相手二人を見て、歩いている彼女に無線で連絡を取る。
オールマイト「釘貫少女…なんかその…二人とも『とてつもなくお腹が痛い』って言ってるんだけど…これ…釘貫少女がやったのかい?あと…もしそうだとしたら…君と二人は大丈夫なのかい…?」
百合「実はその…個性のことは大体把握してるつもりではあるんですけど…対人訓練って状況で使ったのは初めてなので、どんな形で発動してるかあまりよくわからなくて…
とりあえず私は平気で…二人も私の考えが正しければ、この試合が終わると同時に治ると思うんですけど…
とりあえず急いで二人のところに行きます!」
オールマイト「そうしてくれ…
二人ともすごい痛そうだから、なるべく急いでな…」
百合「はい!」
二人は対戦相手のもとに走りだした。 - 112二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 21:08:14
うん?代償が即時発現しない条件があるのか…?
- 113二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 21:12:20
今の相手に非の無い状態での呪い使用だとは思うけどどういう判定なんだろこれ
- 114五寸釘25/02/18(火) 21:28:35
~~その後、切瀬コンビの部屋~~
常闇「二人とも!」
百合「大丈夫ですか!?」
二人が全力で走って駆け付けると、そこには自身の腹を抑えて横になっている切島と瀬呂の姿があった。
百合「今治すのでじっとしててください!
常闇さん!確保テープを!」
常闇「わかった!」
二人は急いで切島と瀬呂に確保テープを着け、オールマイトに報告する。
常闇「確保!」
百合「確保!」
オールマイト「ヒーローチーム、ウィーン!!!」
そして二人の声にすかさずオールマイトが模擬戦終了を宣言すると…
瀬呂「ん?痛みが…」
切島「消えた…?」 - 115二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 21:44:55
今の所無機物相手への呪い・祝福ならダメージは受けないみたいだけど
対人の場合の呪いのサンプルが少なすぎてなんとも言えない…
お腹が痛くなれ、で最初自分の方が痛くなったのは自分に非がある状況で使ったせい?
今回の場合は対人訓練っていう個性を使っても問題ない場だったってのはありそうだが… - 116五寸釘25/02/18(火) 23:05:04
~~対人訓練後、教室にて~~
百合「切島さんに瀬呂さん…ですよね?
身体の方は大丈夫ですか?」
教室に戻ったあと、『訓練の反省会をしよう!』ということになり各々集まって話をしていた。
その中で切島と瀬呂の二人が話しているところに彼女は話しかけた。
切島「おう!もうなんともねぇぜ!」
瀬呂「今ちょうど釘貫について話し合ってたとこなんだよ!
それにしてもすごかったなぁ!
あのコーンって音、釘貫だろ!?」
百合「は、はい…」
彼女はストレートにほめられたことで少し恥ずかしそうにしながらそう返す。
切島「俺なんか身体を硬くする個性なのにそれすら使えずこいつと倒れちまってよぉ!
あ!俺は切島鋭児郎!」
瀬呂「俺は瀬呂範太」
百合「釘貫百合です…よろしくお願いします」
切島「わざわざお辞儀なんてしなくてもいいぜ!」
瀬呂「クラスメイトなんだしあんまり気にしないで、もっと軽く接してくれていいからな!」 - 117五寸釘25/02/18(火) 23:05:21
彼女はにこやかに自分のことを話す二人に少し恥ずかしそうにしながらも軽くペコリと頭を下げてそう返すが、二人は笑顔で『もっと軽くていいよ』と返す。
彼女はそんな二人に心から感謝するのであった。
百合「…あの!」
続いて彼女が勇気を出して声を掛けたのは、机に座っている常闇とその近くに立っている梅雨の二人であった。
梅雨「あ、釘貫ちゃんね。すごかったわよ。
私は蛙吹梅雨。梅雨ちゃんと呼んで」
常闇「ああ、実に見事だった。
常闇踏陰だ。よろしくたのむ。
訓練の時も言ったが、困ったら頼ってくれ」
百合「はい…ありがとうございます…釘貫百合です…」
彼女はまたもやストレートにほめられ、少し恥ずかしそうにしながら二人に自己紹介を返す。
梅雨「釘貫百合ちゃんね。百合ちゃんって呼んでも良いかしら?」
百合「!…はい!えっと、あす…梅雨…ちゃん…」
梅雨「そんなに恥ずかしそうにされたらこっちまで照れちゃうわ」ポッ
彼女は梅雨のその言葉を嬉しく思い、恥ずかしがりながら自分も彼女の名前を呼んで目を合わせるが、彼女があまりにも恥ずかしがっていることで梅雨もほんのり顔を赤くしてそう返す。
そんな彼女の様子に百合の顔が更に赤くなり、二人してテレテレしているところを常闇にツッコまれる二人であった… - 118二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 23:27:14
代償判定割と軽そうだな
- 119五寸釘25/02/19(水) 00:39:13
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 120二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 09:02:02
ほ
- 121二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 17:53:11
今の所閲覧注意要素は出てきてないが…
代償をある存在に支払うっていうのが気になるな、幼少期の腹痛の代償は一体誰に支払わされたものなのか… - 122五寸釘25/02/19(水) 19:52:38
~~その後、教室に出久が戻ってきた頃~~
切島「おお!緑谷来た!…お疲れー!~」
飯田「~偉大な先輩達が使用してきた机を!蔑ろにする行為を看過することはできない!」
常闇「騒々しい…」
百合(真面目だなぁ、飯田さん…)
百合「…!緑谷さん!腕治せなかったんですか!?」
彼女がそんな飯田を苦笑いしながら見ていると、出久の完治していない固定された右腕が視界に入り、心配しながら彼に駆け寄る。
お茶子「あれ!?デク君怪我治してもらえなかったの!?」
そこにちょうど教科書を上鳴と取りに行っていたお茶子が戻り、出久の怪我を見て同じく駆け寄る。
出久「あぁ、いや…これは僕の体力のあれで…!
…あの、麗日さん…それより…」
出久が先に帰った爆轟を追って外に飛び出していく。
そして…
爆轟「~いいか!…俺はここで一番になってやるゥ!」 - 123五寸釘25/02/19(水) 19:53:25
~~そのやり取りを見ていた芦茶梅百~~
芦戸「なんだったの?あれ?」
お茶子「男の因縁ってやつです…!」
梅雨「緑谷ちゃんが一方的に言い訳してたようにみえたけど…」
お茶子「男の因縁です…!」
百合(因縁…因縁かなぁあれ…?)クビカシゲ - 124五寸釘25/02/19(水) 19:56:25
~~その日の帰り道にて~~
百合(…今日の訓練の時…)
百合はこの日、一人で帰りながら対人訓練の時の出来事を思い出していた。
すると…
梅雨「待って!百合ちゃん!」
百合(!)
後ろから声を掛けられ、少し驚きながら振り向くとそこには梅雨と常闇の姿があった。
梅雨「一緒に帰りましょ!」
百合「常闇さんに梅雨…ちゃん…」ポッ
梅雨「…」ポッ
常闇(また照れてる…)
梅雨「って、そうじゃなかったわね。
…私達、百合ちゃんのことが心配で追ってきたの」
百合「え?」 - 125五寸釘25/02/19(水) 19:57:43
常闇「誰とも話していない時、なにか考えごとをしていたように見えたからな。
訓練中の様子も考えて二人で追って来たんだ」
梅雨「常闇ちゃんから百合ちゃんの個性にデメリットがあるっぽいことを聞かせてもらって、それで私も、百合ちゃんの訓練中の様子を思い出して心配になったのよ。
行為室で固まってたこともあったでしょう?」
百合「それで態々…すいません…」
梅雨「いいのよ。私達もお節介で来ちゃってるんだから。
もしよかったら聞かせてくれないかしら?」
そんな二人に彼女は申し訳なさそうにしながらペコリと軽く頭を下げるが、梅雨がそれを制止しながら百合の言葉を待つ。
百合「えっと…実は…」
百合は二人に『自分の個性は代償があり、その代償は自分の年齢、そして恐らくその呪いに関わっている者双方の非の割合と、求める呪いの大きさによってその大きさが変わること』と、『今回の訓練時にその代償が来なかったこと』を話した。
梅雨「非の割合と…」
常闇「求める呪いの大きさ…」
二人は各々仕草も交え、考えながらそう呟く。
百合「はい。…今回の状況は…私が恨んでるって訳でもありませんし…あの二人になにかをされたって訳でもないので…私の予想が正しければ、あの呪いは『相手を恨んでる訳でもなく、相手になにかをされた訳でもないのに掛けてる』ってものになるので…『あの二人には掛からず私だけが代償を受ける』か、『あの二人に対する呪いと一緒に私も代償を受ける』って形になるはずなんですけど…」
梅雨「なにもなかったのよね?」
百合「はい…」 - 126五寸釘25/02/19(水) 19:58:59
常闇「たしかに、今まで話してもらったことを考えると…代償が来ないのはおかしいな…」
梅雨「…もしかして…今回は訓練中だから仕方ないってことで、代償が来なかったのかしら?」
そうして三人で頭を悩ませていると、ふと思い付いたかのように梅雨がそう呟く。
だが、常闇がそれを否定した。
常闇「いや、それはおかしい。
もしそうだとしたら…まるで…」
百合「『誰かが逐一状況を見て…」
梅雨「代償を与えるか否かを…」
常闇「判断しているよう』な…」
三人は全員同じ予想を立て、呟いていく。
その直後、百合の脳裏に幼い頃から父に言われていた言葉が過る。
『いいかい、百合。百合には、仏様がついているんだよ』
百合(まさか…ね…)
三人はそうして、家へ帰っていった。 - 127五寸釘25/02/19(水) 20:04:51
いかん!文中の更衣室がいやらしいことをする部屋みたいな字に!脳内変換しといてください!
- 128二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 20:07:52
仏様…え?もしかしてマジモンの神様が付いてるの…?
…ひょっとしなくても百合ちゃんの能力って呪いやまじない以外の発展性がある?
(後気になるのは現状・相手の本名を知ってる・相手の素顔を知ってる状態で発動して個性が発動してるけど
本名しか知らない直接顔を合わせてない相手や本名どころか通称やあだ名しか知らない相手にも効くのかが気になる)
…後この娘の身体能力は前に見た感じ峰田君より下みたいだけど勉強についてはどうなのかな?
(正直峰田より体格はしっかりしてるのに峰田以下のフィジカルなのも気になるが…
呪いのデメリットのせいか?) - 129五寸釘25/02/19(水) 21:18:16
~~その後、校門前にて~~
マスコミ「君!オールマイトの授業はどんな感じですか!?」
百合「へ!?えっ…とぉ……すごく実戦的で、わかりやすいです!では!」
急にマスコミに話しかけられ、驚きつつもそう返し、百合は走り去った。
~~教室にて~~
相澤「昨日の戦闘訓練お疲れ~。
VTRと成績見させてもらった。
~学級委員長を決めてもらう」
飯田「静粛にしたまえ!~これは投票で決めるべき議案!~どうでしょうか!先生!」
相澤「時間内に決めりゃなんでもいいよ」ネブクロバタン
~~投票後~~
出久「僕三票ー!?」
爆轟「なんでデクに!?誰がー!?」
瀬呂「まおめぇに入れるよかわかるけどなぁ」
百合(これに入れるのは流石にねぇ…)
飯田「くっ……ゼロ票…わかってはいた……流石に聖職といったところか…!」 - 130五寸釘25/02/19(水) 21:20:28
八百万「ほかに入れたのね…」
百合(まあ流石に自分に入れるのはね……正しいと思いますよ。飯田さん…)
彼女はそんな飯田の行動を心の中で称賛したのであった。
~~食堂にて~~
お茶子「お米がうまい!」モグモグ
出久「はぁ……いざ委員長やるとなると、務まるか不安だよ…」
お茶子「務まる」モグモグ
百合「緑谷さんなら大丈夫ですよ。きっと務まります」
飯田「大丈夫さ。
緑谷君のここぞというときの胆力や判断力は、他を牽引するに値する。だから君に投票したのだ」
出久(君だったのかァー!?)
お茶子「でも、飯田君も委員長やりたかったんじゃないの?メガネだし」
百合(ざっくり…!) - 131五寸釘25/02/19(水) 21:21:03
出久(何気にざっくりいくよな麗日さん…)
飯田「やりたいと相応しいか否かは別の話。
僕は僕の正しいと思う判断をしたまでだ」
出茶「僕ぅ!?」
百合(そんな驚くことかな…)
出久「いつもは『俺』って…」
飯田「いや、あっそれは…」
お茶子「ちょっと思ってたけど…飯田くんって…坊っちゃん!?」
飯田「ぼっ…!?…そう言われるのが嫌で一人称を変えていたんだが…」
出茶百「…」ジー
飯田「…ああ。…俺の家は代々ヒーロー一家なんだ。俺はその次男だよ」
出茶百「「「えー!?」」」
出茶「「すごー!」」
百合「そうだったんですか!?」
飯田「ターボヒーロー、インゲニウムは知っているかい?」 - 132五寸釘25/02/19(水) 21:21:16
出久「もちろんだよ!~はっ…まさか…!」
飯田「それが俺の兄さ!」ドヤァ!
お茶子「あからさま!」
出久「凄いやー!」
飯田「ふんっ」メガネクイッ
飯田「規律を重んじ、人を導く愛すべきヒーロー!…俺はそんな兄に憧れ、ヒーローを志した。
…しかし、人を導く立場は…俺にはまだ早いのだと思う。
俺と違って、実技入試の構造に気付いていた上手の緑谷君が、就任するのが正しい」
出久(僕にとってのオールマイトが、飯田くんにはインゲニウムなんだ。
…でも…やっぱり…)
出久「…実技入試のことだけど…」
その時、校内に警報が鳴り響く。 - 133二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 21:29:32
このレスは削除されています
- 134五寸釘25/02/19(水) 21:31:35
百合(!?)
出久「警報!?」
アナウンス「セキュリティ3が突破されました。~」
飯田「セキュリティ3ってなんですか…!?」
モブ「校舎内に誰かが侵入してきたってことだよ!」
飯田「えぇ!?」
モブ「三年間でこんなの初めてだ。君らも早く!」(走り出す)
飯田「あっ!」 - 135五寸釘25/02/19(水) 21:32:36
>>133は私が書きましたが書き忘れがあったので削除しました!
- 136五寸釘25/02/19(水) 22:05:12
~~食堂前廊下にて~~
モブa「押すなって!」
モブb「ちょっと待って倒れるー!」
お茶子「~急になに~!?」
飯田「流石最高峰!危機への対応が迅速だぁ…!」
百合「言ってる場合ですか!」
出久「じ…迅速すぎてパニックに!
…どわぁぁ!しまったぁ!」(人の波に呑まれる)
百飯「「緑谷さん!」」(くん!)
お茶子「デクくん!」
百合「ぎゃぁぁぁ!フィジカル不足ゥゥゥ!」(人の波に呑まれる)
お茶子「百合ちゃん!」
飯田「釘貫くん!」
飯田「くっ…!一体何が侵入したというんだ…!」(窓に貼り付いて外を見る)
飯田「あれは…!報道陣じゃないか!」 - 137五寸釘25/02/19(水) 22:05:30
~~その後~~
飯田「エンジン!ブースト!…ぬぉっ!」(お茶子に浮かせてもらってエンジン点火)
飯田「うぉぉぉぉ!!」(空中でグルグル縦回転しながら出口に飛ぶ)
出百「「飯田くーん!!」」(さーん!!)
ビターン!!!(飯田が壁に激突する音)
飯田「皆さん!!だいじょーぶ!!!~」
百出茶(((!?)))
百合(…凄いですよ!飯田さん…!)
彼女は身体を張ってパニックをおさめた飯田を心から称賛するのであった。 - 138五寸釘25/02/19(水) 22:16:21
~~その後、教室にて~~
出久「委員長はやっぱり…飯田天哉君がいいと思います!
…あんな風に、かっこよく人をまとめられるんだ…
僕は、飯田君がやるのが正しいと思うよ!」
飯田「委員長の指名ならば仕方あるまい。
…以後はこの飯田天哉が、委員長の責務を、全力で果たすことを約束します!」
百合はそんな飯田の姿を、微笑みながら見守るのであった。
八百万「私の立場は…」 - 139五寸釘25/02/19(水) 22:26:20
~~後日、教室にて~~
相澤「今日のヒーロー基礎学だが…~」
瀬呂「はい!なにするんですか?」
相澤「災害水難なんでもござれ。レスキュー訓練だ」
百合(レスキュー…!)
相澤「おーいまだ途中…!
今回コスチュームの着用は、各自の判断で構わない。なかには活動を限定するコスチュームもあるだろうからなぁ。
訓練場は、少し離れた場所にあるから、バスに乗って行く。以上。準備開始!」 - 140二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 22:33:08
いよいよヴィラン相手の実戦か…
呪いの挙動がどうなるやら - 141二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 22:44:24
今の所呪いの挙動実験が全然出来てないのが痛いなぁ
一応呪い(まじない)で幸福を望む分には上手くいくっぽいが…
(後脳無相手に呪いを使った場合はどうなるのか気になる、死体を弄ってるみたいだから
呪い自体は手術をした博士の方に行くのかそれとも…) - 142五寸釘25/02/19(水) 23:13:32
今日はここで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 143五寸釘25/02/20(木) 00:13:00
一応上げておこう…
- 144二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 08:04:28
保守
- 145二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 17:25:21
保守
- 146五寸釘25/02/20(木) 19:14:33
~~校外にて~~
百合「常闇さん」
常闇「おお、釘貫か。あれから暫く経つが、身体の方は大丈夫か?」
百合「はい、今のところは。…常闇さんの方は大丈夫ですか?」
常闇「問題ない」
梅雨「私の方も大丈夫よ。
でもよかったわ。なにもなさそうで」
百合は梅雨と共に先に着替えて外にいた常闇に話掛ける。
その話題は、三人で百合の個性について話しをしたあの帰り道でのことであった。
あの日、三人で気味の悪い予想を呟いてしまったあと、『もしなにかあってもすぐ対応できるように』と三人は連絡先を交換し、様子を見合っていた。
百合「私のせいで…すいません…」
梅雨「いいのよ百合ちゃん。私達から聞いたんだもの」
百合が申し訳なさそうに頭を下げようとするのを梅雨が制止しながらそう返す。
常闇「そうだぞ釘貫。
それに、俺達はお前とずっと付き合っていく覚悟だ」
梅雨「だから、もしなにかあったら気にせず教えてちょうだいね。ずっと友達よ」
百合「二人とも…はい!」 - 147五寸釘25/02/20(木) 19:16:46
二人を厄介なことに巻き込んでしまったかもしれないと自責の念に駆られている百合に対し、『ずっと友達だ』と言ってくれた二人に、百合は笑顔でそう返すのであった。
飯田「1A集合ー!バスの席順でスムーズにいくよう、番号順に二列で並ぼう!」
出久(飯田くん…)
尾白(フルスロットル…!)
百合(はりきってるなぁ…)
そして、飯田がホイッスルを鳴らし、バスの乗り方を指示することでA組はバスに乗り込んでいく。 - 148五寸釘25/02/20(木) 19:17:03
~~バス内にて~~
飯田「くそぅっ…こういうタイプだったか…!」
芦戸「意味なかったなー」
百合(知らされてなかったししゃーない…)
百合は落ち込む飯田に内心同情するのであった。
梅雨「爆轟ちゃんはキレてばっかだから人気出なさそ」
百合(うーんストレート)
爆轟「ンだとコラ出すわ!!」
梅雨「ほら」バクゴウユビサシ
そして、A組は罠が仕込まれた訓練場に入ることになる。 - 149五寸釘25/02/20(木) 19:45:54
~~USJにて~~
百合(すごい広い…!)
13号「~略して、USJ!」
一同(((ほんとにUSJだった…)))
13号「えー、始める前にお小言を一つ二つ…三つ四つ五つ六つ七つ…」
一同(((増える…!))) - 150五寸釘25/02/20(木) 19:46:52
~~説明終了後~~
黒霧「……」
死柄木「…」
相澤「一塊になって動くな!
13号!生徒を守れ!」
切島「なんだありゃ…?」
百合(…!?…あれは…!)
切島「まーた入試の時みたいな、もう始まってんぞパターン!?」
百合(いや違う)
相澤「動くな!」
百合(あの様子は仕込みじゃない…)
相百「あれは…」(あれは…)
相百「ヴィランだ」(『本物』だ) - 151二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 20:50:35
このレスは削除されています
- 152五寸釘25/02/20(木) 21:07:42
切島「はぁ?ヴィラン!?バカだろ…!
ヒーローの学校に入り込んでくるなんて、アホすぎるぞ!」
敵(ヴィラン)の大群を見て、冷や汗をたらしながら彼はそう言い放つ。
当然である。敵だとしても、普通はこんなところに攻め込んで来ないからだ。
轟「~なんにせよセンサーが反応しねぇなら、向こうにそういうことができる奴がいるってことだ。~」
百合はこの状況の中、必死に考えていた。
百合(まずい!この状況どうする!?取り敢えず避難?でもこんなところに侵入してセンサーまで切れる連中相手に逃げ切れるか?いや、私達はまだ出口の近く!逃げ切れる可能性はある!取り敢えず避難を最優先にして、もしもの時は…
私が犠牲になってでも皆を守る…!)
出久「すごい…多対一こそ、先生の得意分野だったんだ…」
百合「緑谷さん!死.にたいんですか!?」
飯田「分析してる場合じゃない!早く避難を!」
出久「ごめん!」
避難しようと出口に向かっていた百合と飯田が、その場で呑気に分析してる出久に気付き避難を促す。
それに応える形で出久が振り向き、先行した生徒達を追って三人で出口へ走っていくが…
黒霧「させませんよ。
~このたびヒーローの巣窟、雄英高校に入らせていただいたのは……平和の象徴、オールマイトに息絶えていただきたいと思ってのことでして」
生徒達を率いる13号の前にワープゲートが出現し、そこから人型の霧のような人物が現れ、オールマイト殺.害の意思を言い放つ。 - 153五寸釘25/02/20(木) 21:07:57
百合(先生を…殺.す…!?)
黒霧「~まあ、それとは関係なく、私の役目はこれ…」
爆切「「でぇぇぇ!!」」
霧のような人物が身体を十字架のような形に広げ、それに13号が身構えた瞬間、爆轟と切島がその人物に突っ込み、爆破と硬化した腕による攻撃を加える。
百合(!?あのアホ!切島さんまで!)
切島「その前に俺達にやられることは考えなかったか!?」
二人の無謀な行動に百合が焦っていると、二人の攻撃で生じた黒い煙から声が聞こえる。
黒霧「危ない危ない…~」
13号「ダメだ。退きなさい二人とも!」
黒霧「私の役目は、貴方達を散らして!嬲り殺す!」
百合(!?しまった!)
そして、黒い煙から現れた無傷の霧のような人物
の姿を見て、13号がブラックホールで攻撃するため二人を前から退かそうとした瞬間、霧のような人物の身体が大きく広がり、それに生徒達が包み込まれる。百合も例外ではなかった。 - 154二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 21:15:47
ここはやっぱり逃れようがないか
後はどこに飛ばされるか…運よく回避出来る可能性もあるか? - 155五寸釘25/02/20(木) 22:44:05
~~火災ゾーンにて~~
百合「ここは…!」
尾白「火災用のエリアみたいだね…!」
黒い霧が晴れた瞬間、百合の目に映ったのは真っ赤に燃える町であった。
隣には尾白がおり、そんな二人の目の前には10人以上の敵達がニタニタとした笑みを浮かべながら立っていた。
百合は右手に木槌を出現させ、尾白は格闘戦の構えをとり、燃える町を背景に敵達を睨む。
そしてそんな中、百合の脳内は高速回転していた。
百合(入試の時、私は視界に入った二、三体のロボットに同時に呪いを掛けることができた。訓練の時も二人同時に呪いを掛けれたし、数の桁は違うけど恐らくいけるはず。それに訓練とは違って相手は本物の敵。代償は来ないだろうし来てもいいように一撃で終わらせる!)
百合は入試と訓練の時に自分がやったことを思い出し、クラスメイトを守るための策を考え出した。
そして…
百合「尾白さん、私の隙を埋めて下さい。
もし私が動けなくなったら…
見捨てて逃げてください」
尾白「!?釘貫さん!なにを!」
敵「させるか!」
百合「遅い!」
百合(『奴らに意識を刈り取る痛みを与えたまえ』!)
博打という名の策を実行した。 - 156五寸釘25/02/20(木) 22:51:14
敵a「がっ!?…」
敵b「あぁぁぁぁぁ!目が!頭がぁぁぁぁぁ!!!」
尾白「…これはいったい…!?」
百合が右手に持っていた木槌を振り上げる形で虚空に出現させた和釘の五寸釘を虚空に打ち込む。
打ち込むと同時にコーン!という木に打ち込んだかのような音が響き渡り、それと同時に彼女の動きを止めようと突っ込んで来た敵の顔が痛みに歪み、その場に倒れる。
その奥にいた敵達も、音が響くと同時に頭や胸を抑えて倒れ、絶叫しながら地面をのたうち回る。
尾白はその光景を見て、何が起きているのか理解できず戦慄し、のたうち回っていた敵達はそのままプツリと糸が切れたように一人二人と静かになっていき、この場に炎の燃える音だけが響き渡る。
そして…
敵c「ばっ!…化け物!」
まだ立っている敵達が先程の光景を見たことで恐怖に顔を歪ませ後退る。
百合(いけた…!代償も来てない!でも残ってしまった…!倒れた奴の陰に隠れて全く見えなかった奴か!)
百合は敵を睨みながら頭の中で代償の確認をしていた。
だが幸い、彼女の身体には全く痛みが無く、彼女はそれに安心しつつも一撃で一掃できなかったことに焦っていた。
しかし、敵達が怯えているという好機を彼女は逃さなかった。
百合(幸い残った奴らは怯えてるし、今が好機!)
百合「沈めェェェェ!!!!」
残った敵達「「「ヒィィィィィ!!!」」」
大木に釘を打ち込んだかのような音がもう一度響き渡った。 - 157二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 23:11:19
今回は襲撃してきた相手に非しかないから成功したっぽい?
ここで一掃出来れば入口前に戻るまでの時間も短縮出来るかな - 158五寸釘25/02/20(木) 23:44:05
今日はここで終わらせようと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 159二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 07:41:32
☆
- 160二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 12:43:03
保守
- 161五寸釘25/02/21(金) 19:46:22
~~その後、火災ゾーンにて~~
百合「…」
尾白「…」
あのあと、百合による呪いで二人の目の前にいた敵達は全員悶え苦しんで気絶し、倒れている敵達が生きていることを二人で確認したあと、『ほかにもまだ敵が潜んでいないか』『敵側の増援が来ないか』という点と、『潜んでいる敵による不意討ち』を警戒しながら二人はゆっくりと慎重に出口を目指していた。
百合(…守るって…決めたのに…!)
百合はそんな中、『自分が犠牲になってでも皆を守る』と決意したにもかかわらず、霧のような人物を止められず、黒い霧に呑まれてしまったことを思い出していた。
『もしよかったら、友達になりませんか?』
『ずっと友達よ』
百合(お茶子ちゃん…梅雨ちゃん…みんな…無事かな…)
彼女は自分の無力さを恨み、大切な友人達のことを想い、隣の尾白と歩みを進めていたのであった。
~~火災ゾーンの外にて~~
オールマイト「敵よ…こんな言葉を…知ってるか…!
さらに向こうへ!…プルスゥ…!ウルトラァァァァァ!!!!」
黒い人型の鳥のような化け物が殴り飛ばされ、凄まじい速度でドームの天井に激突。そのまま天井の爆発と共にドームの外へ吹き飛んでいった。
そして雄英教師陣の増援も到着し… - 162五寸釘25/02/21(金) 19:47:27
~~その後、ゲート前にて~~
塚内「16、17、18、19、20…両足重症の彼を除いて…ほぼ全員無事か…」
警察官の塚内がA組全員をカウントし、その無事を確認する。
葉隠「尾白君。今度は燃えてたんだってね、釘貫さんと。頑張ったんだね!」
彼女は右手で尾白の肩を掴んでそう言い、左手でガッツポーズをする。
尾白「褒めてくれるのは嬉しいんだけど…こっちは釘貫さんが一人で全員倒しちゃったから…僕は役立たずだったよ…葉隠さんはどこにいたんだ?」
しかし、彼は肩を落として苦笑いしながらもそう返す。
葉隠「土砂のとこ。
轟君くそ強くて、ビックリしちゃった!
でも釘貫ちゃんも一人で全員なんて、すごいね!」
尾白「なんにせよ、無事でよかったね」
彼は笑顔で葉隠にそう返すのであった。
一方その頃…
お茶子「あの…百合ちゃん…?」
百合「…」ギュゥゥゥゥゥゥゥ
お茶子は塚内による生徒数の確認が終わり、生徒達が次の指示を待つタイミングになった瞬間百合に無言で抱きしめられ、最初はそれだけ自分を心配していたのだということもわかり、抱きしめ返していたが、それ以降ずっとそのままという状況に少々恥ずかしくなってきていた。
一方、百合の方はその間ずっと黙っていたのであった。 - 163五寸釘25/02/21(金) 19:47:42
お茶子「百合ちゃん?そろそろ離れ…」
百合「…」ギュッ
飯田「これはしばらく離れそうにないな…」
お茶子「あはは…」
お茶子はそんな百合に声を掛けるがさらに強く抱きしめられ、ずっと隣でそのやり取りを見ていた飯田は百合の気持ちも理解しつつそう呟き、お茶子は恥ずかしそうにしながらも自分の首に埋められた百合の頭を撫でるのであった。 - 164二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 20:21:55
このレスは削除されています
- 165五寸釘25/02/21(金) 20:24:42
~~その後~~
梅雨「刑事さん。…相澤先生は…?」
塚内「…だそうだ…」
塚内が彼女の質問に答えるため、医療チームと連絡をとり、医療チーム側の相澤の状態に関する話をそのまま聞かせる。
だが、それは目に後遺症が残るかもしれないというとても重い状態であった。
梅雨「ケロぉ…」
百合(相澤先生…)
百合は抱きしめていたお茶子からゆっくりと離れ、不安そうな顔で塚内の方を見る。
芦戸「13号先生は!?」
塚内「~命に別状なし。
オールマイトも、同じく別状なし。~」
百合(よかった…でも…)
彼女達は相澤と同じくボロボロになってしまった13号の状態を聞くが、オールマイトとともに命に別状はないと返され安心する。
しかし、百合とお茶子、そして飯田はまだ不安が残っていた。
お茶子「デクくん!」
飯百「「緑谷くんは!?」」(さんは…?) - 166五寸釘25/02/21(金) 20:24:58
塚内「緑…ああ、彼も保健室の治療で間に合うそうだ」
お茶子「よかったぁ…」
百合(よかった…)
塚内「さあ、教室へ戻って」
一同「「「はい!」」」
三人はその言葉でようやく安心し、ほかのクラスメイトと共に笑顔で教室へ戻るのであった… - 167五寸釘25/02/21(金) 20:26:30
>>164は私が書きましたが、書き間違いがあったので削除しました!
- 168五寸釘25/02/21(金) 21:07:17
~~その後、教室にて~~
尾白「なんだってぇぇぇぇぇ!?」クソデカオオゴエ
一同「「「!?」」」ビクゥッ
切島「おいおいどうした!?」
飯田「一体どうしたというんだい!?」
突然発せられた尾白の大声に帰り支度をしていたA組全員が跳ね上がり、尾白と百合の周りにワラワラと集まる。
尾白「そこに座りなさい!!」
百合「でも…その…」
尾白「いいから座りなさい!!!」
百合「はいぃ!」ビクゥッ
尾白は凄まじい剣幕で教室の端の床を指差しそこに座ることを指示し、なんとか言葉を続けようとする百合を床に正座させる。
瀬呂「おいおい、ほんとにどうしたっていうんだよ?」
葉隠「そうだよ!なにがあったの!?」
そんな彼を見て周囲の者達が訳を聞く。
尾白「ああ…聞いてくれよ…実は…」 - 169五寸釘25/02/21(金) 21:08:09
~~回想~~
尾白「釘貫さん…さっきの…USJで君が俺に言ったことについてなんだけど…」
百合「…えっとぉ…」
尾白「君が個性を使う直前に、『自分が動けなくなったら見捨てて逃げろ』って言ってたことが引っ掛かってね…
…もしよかったら…話してくれないかな?」
百合「…それは…その……実は…」
彼女の言葉を心配して話し掛けてくれた尾白に、百合はあの時の言葉の意図を話した。 - 170二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 21:16:59
…うん、この娘代償自体については腹痛として返ってくる事について嫌悪感示してる…っぽくはあるんだけど
逐一個性発動させる時の素振りからしてわが身を顧みてないというか…系統が違うだけで
デク君と半ば同類っぽいな…???
(視界内の敵にしかまだ呪いの効果が及ばないのはある意味よかったというべきか…) - 171二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 21:19:14
今のとこ過去回想以外で代償が発動してないから逆にどのタイミングなら代償来るんだ?ってなってきてるな
- 172二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 21:42:30
あの時は自分に非があるタイミングで使ったから代償としては機能したっぽいけど
そもそも非のある状況ってこの個性的にはどういう状況なんだ?っていう所からまず考える必要がありそうな…
林間合宿での個性の限界まで使う訓練も最大威力とかで放ってうっかり代償がやばいことになったらシャレにならないし
基本は個性の連続発動等に慣れろ、みたいな感じになるのかな
- 173五寸釘25/02/21(金) 21:48:45
~~教室~~
一同「「「代償ォ!?」」」
尾白「そうなんだよ…」
百合は『自分の個性には代償があり、それが来るか否かわからなかったので大きな代償を覚悟し、それで自分が動けなくなって敵達に殺.されても尾白だけは逃げ切れるよう大規模な呪いを使うことを選び、その結果尾白にああ言った』ということを正直に伝えたのだ。
お茶子「そんな大事なこと、なんで話してくれなかったん!?」
飯田「そうだぞ釘貫君。俺達は友達なんだから、悩んでることがあるなら相談してくれていいんだ」
常闇「釘貫…あのことを…」
梅雨「話してしまったのね…」
飯田とお茶子が正座させられている百合の前に驚きながら来てそう告げる。
そして、集団の後ろの方で二人がぽつりと呟くと…
耳郎「えぇ?」
芦戸「二人は知ってたの!?」 - 174五寸釘25/02/21(金) 21:49:27
梅雨「ええ。…でも…」
常闇「釘貫のことをあまり責めないでやってくれ」
その二人に注目が集まり、二人はほかの者達にそう返しながら百合の前に来る。
梅雨「百合ちゃんは…皆を巻き込みたくなかったんだと思うの…」
彼女はしょんぼりして正座している百合の隣にしゃがみ、彼女の頭を撫でる。
砂藤「巻き込むって…何にだ…?」
百合「あの、実は……その……」
常闇「…釘貫。…話辛かったら…俺が代わりに…」
彼女の言葉に砂藤が疑問符を浮かべると百合は顔を上げて話そうとするが、躊躇ってしまう。
そんな彼女の様子を見て常闇が代わりに話そうとするが…
百合「いえ。……私が…自分で話そうと思います」
そして、彼女は初めて三人で帰った日の出来事について話し始めた。 - 175二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 21:54:19
個性が厄ネタっぽいんだよなぁこの娘…真面目に仏様が見守ってるって何なんだろう
万が一AFOがこの娘に目をつけて個性を奪取した場合、何が起きるのか分からないのも怖い - 176五寸釘25/02/22(土) 00:02:36
八百万「…双方の非の割合と…」
上鳴「求める呪いの大きさ…」
峰田「…しかも代償を与えるかどうかを…」
飯田「何者かが状況を見て…」
お茶子「判断してるような状態って…」
話を聞いた者達は、この話の気味の悪さに青ざめながらぽつりぽつりとそう呟いた。
常闇「そうだ。俺達はあの日、そんな予想を立ててしまってから、個性としてはおかしい、ありえないと思いつつも、何かあってもすぐ対処できるよう、互いに様子を観察し合っていた」
梅雨「幸いまだ何も起こってないけど、百合ちゃんは私達を厄介なことに巻き込んでしまったかもしれないと思っているの。
だから、お茶子ちゃんにも話さなかったんじゃないかしら。できる限りお友達を巻き込まないために」
飯田「…たしかに…釘貫君の立場からすると…そんな状況になってしまったら、そう動いてしまっても仕方がないかもしれないな…」
お茶子「百合ちゃん…」 - 177五寸釘25/02/22(土) 00:04:01
そして、二人が百合の話の情報を補強をすると、この場の全員がしんみりとした雰囲気になる。
尾白「…とりあえず、俺から言うべきは…
…ありがとう。だね」
百合「…へ?」
そんな中、百合を座らせた張本人である彼が穏やかな顔でそう告げる。
尾白「俺達をできる限り巻き込むまいと、話さなかったんだろ?
その想いは、とても素敵なことだと思うよ」
切島「そうだぜ釘貫!一人でそんなもん抱え込むなんて!男らしいけど水臭いぜ!」
耳郎「泣いてるし…」
そんな彼の後ろから切島が泣きながら叫ぶと、それを見た耳郎が軽く驚きながらそう呟く。
芦戸「そうだよ釘貫!せっかく同じクラスなんだから、もっと頼ってよ!」
切島と、笑顔でそう告げる芦戸に続き、尾白の言葉に驚いた百合を皆でわいわいと慰めていると…
尾白「あ、そういえば流されそうになったけど自己犠牲はいただけないな。
自分が死ぬ前提で動いちゃダメだよ」
芦戸「そうだそうだー!」
瀬呂「生きろ!そなたは美しい!」 - 178五寸釘25/02/22(土) 00:04:37
尾白が百合を座らせた理由である自己犠牲ムーヴについて掘り返すと、今度はそちらを対象に彼女を叱ったりする言葉が掛けられる。
すると…
百合「…」
皆の言葉に驚いた顔をした百合の瞳から、ぽろぽろと涙がこぼれ落ちる。
尾白「え!?俺そんなに怖かった!?」
お茶子「そんなに嫌やった!?」
そんな百合に『酷く怖がらせてしまったかもしれない』『慰めたり叱ったりする言葉で傷付けてしまったかもしれない』と思い、各々あたふたしていると…
百合「いえ…違うんです………巻き込んでしまったのに……それを…怒らないでくれて……こんなに心配してくれて……それが…嬉しくて…!」
彼女は泣きじゃくりながらも、笑顔で皆にそう伝える。
すると…
百合「…っ!」
お茶子と梅雨がゆっくりと、微笑みながら彼女を抱きしめる。
百合は二人に抱きしめられながら、泣きながらも微笑んでたずねた。
百合「…皆さん……また…巻き込んでも…いいですか…?」
その日、教室には敵を軽々と退けてしまうような笑顔が咲いていた。 - 179五寸釘25/02/22(土) 00:37:22
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 180二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 09:49:49
保守
- 181五寸釘25/02/22(土) 14:08:54
このあと続きを投稿しますね!
- 182五寸釘25/02/22(土) 14:46:15
~~その日の下校時にて~~
お茶子「…あ!デクくん!」
飯田「!」
百合「緑谷さん!」
怪我の大半がリカバリーガールによって治癒された出久が帰ろうと学校を出ると、校門付近で彼を待っていた三人が彼に気付き、笑顔で迎える。
三人は彼の様子に安心し、もう暗くなってしまった帰り道を四人で並んで帰っていくのだった。
~~その日の百合の部屋にて~~
百合(緑谷さんの怪我…)
彼女は三人で迎えた出久の左手に包帯が巻かれていたことを思い出していた。
百合(リカバリーガール先生のところに行ったはずなのに包帯が巻かれてるってことは、訓練の時みたいにその場で治しきれないレベルの怪我をしたってことだ……)
彼女はUSJで霧のような人物を止められず、黒い霧に呑まれてしまった時のことを思い出す。
百合(…私が、止められたはずなのに…
…私が……弱いから……!)
彼女は奥歯を強く噛み締めながら再び自分の無力さを恨み、そして…
百合(次は絶対に…みんなを守る!!)
あの教室で自分のことを笑って受け入れ、心配してくれた友人達、そして今まで支えてくれた友人達を想い、百合はそう決意するのであった。 - 183五寸釘25/02/22(土) 16:47:27
~~その後~~
飯田「みんなー!朝のHRが始まる!私語を慎んで席に着けー!」
「ついてるだろー」
「ついてねぇのおめぇだけだ」
飯田「くぅっ!しまったぁ!」
お茶子「ドンマイ!」
百合(しょうがない…)
飯田がわいわいと雑談をしているなか教壇に立ち、そう告げるが結果、飯田だけが立っている状態になり二人からツッコまれてしまう。
百合はそんな飯田を心の中で内心同情するのであった。
相澤「おはよう」
そして、芦戸と梅雨が誰がHRをやるのかという話題について話しているとミイラ状態の相澤が教室に入ってくる。
一同(((相澤先生復帰早ぇー!)))
上鳴「プロ過ぎる…!」
百合(えぇ!?あの怪我でもう!?)
上鳴がその様子に冷や汗を流しながら漏らす。
百合も口に出しはしなかったものの、相澤に驚いていた。 - 184五寸釘25/02/22(土) 16:48:45
飯田「先生!無事だったのですね!」
お茶子「無事言うんかなあれ…!」
飯田は左手をバッとあげてそう言い、お茶子はあまりの驚きに声を震わせながらそう呟いた。
相澤「俺の安否はどうでもいい。なによりまだ、戦いは終わってねぇ」
出久「まさか…!」
峰田「まだ敵がぁ…!」
相澤「雄英体育祭が迫ってる」
戦いは終わってないと告げられ、身構える者達に相澤は体育祭について告げる。そして…
一同(((クソ学校っぽいのキター!)))
切島「クソ学校っぽいのキター!」
上鳴「待て待て…!」
耳郎「敵に侵入されたばっかなのに、体育祭なんかやって、大丈夫なんですか?」
尾白「また襲撃されたりしたら…」 - 185五寸釘25/02/22(土) 16:50:59
そう叫んではしゃぐ切島を上鳴が止め、周囲の者達も体育祭開催に対する懸念を告げる。
相澤「逆に開催することで~
なによりうちの体育祭は最大のチャンス。
敵ごときで中止していい催しじゃねぇ」
峰田「いやっそこは中止しよ?体育の祭りだよ…!」
相澤はこの状況で体育祭を開催する狙いと警備が今までよりも強化されていることを告げ、そのまま話を進める。
相澤「うちの体育祭は日本のビッグイベントの一つ。~」
八百万「当然全国のトップヒーローも見ますのよ。スカウト目的でね!」
百合(スカウト…!)
八百万が怖がっている峰田にそう伝えると、彼女の後ろの席である百合もその言葉を強く意識する。
上鳴「卒業後は、プロ事務所にサイドキック入りがセオリーだもんな!」
耳郎「そっから独立しそびれて、万年SKってのも多いんだよねぇ。
上鳴、アンタそうなりそう。アホだし」
百合(酷い…)
そして、突然罵倒された上鳴に百合が内心同情していると… - 186五寸釘25/02/22(土) 16:52:16
相澤「当然、名のあるヒーロー事務所に入った方が、経験値も話題性も高くなる。
時間は有限。プロに見込まれれば、その場で将来がひらけるわけだ。
~その気があるなら準備は怠るな!」
一同「「「はい!」」」
相澤は体育祭の重要性を説き、一同はそれに力強く返事をするのであった。
そう叫んではしゃぐ切島を上鳴が止め、周囲の者達も体育祭開催に対する懸念を告げる。
相澤「逆に開催することで~
なによりうちの体育祭は最大のチャンス。
敵ごときで中止していい催しじゃねぇ」
峰田「いやっそこは中止しよ?体育の祭りだよ…!」
相澤はこの状況で体育祭を開催する狙いと警備が今までよりも強化されていることを告げ、そのまま話を進める。
相澤「うちの体育祭は日本のビッグイベントの一つ。~」
八百万「当然全国のトップヒーローも見ますのよ。スカウト目的でね!」
百合(スカウト…!)
八百万が怖がっている峰田にそう伝えると、彼女の後ろの席である百合もその言葉を強く意識する。 - 187五寸釘25/02/22(土) 16:52:38
上鳴「卒業後は、プロ事務所にサイドキック入りがセオリーだもんな!」
耳郎「そっから独立しそびれて、万年SKってのも多いんだよねぇ。
上鳴、アンタそうなりそう。アホだし」
百合(酷い…)
そして、突然罵倒された上鳴に百合が内心同情していると…
相澤「当然、名のあるヒーロー事務所に入った方が、経験値も話題性も高くなる。
時間は有限。プロに見込まれれば、その場で将来がひらけるわけだ。
~その気があるなら準備は怠るな!」
一同「「「はい!」」」
相澤は体育祭の重要性を説き、一同はそれに力強く返事をするのであった。 - 188五寸釘25/02/22(土) 18:01:34
~~昼休みにて~~
出久「皆…すっごいノリノリだ…」
飯田「君は…違うのか?
ヒーローになるため在籍しているのだから、燃えるのは当然だろう…!」クネックネッ
梅雨「飯田ちゃん、独特な燃え方ね。変」
百合「フフッ…」
飯田「緑谷君も、そうじゃないのかい?」
出久「僕もそりゃあそうだよ!でも、なんか…」
お茶子「百"合"ち"ゃ"ん"、デ"ク"く"ん"、飯"田"く"ん"…!」
教室で二人がそんな話をしており、隣で飯田の変な動きを見た百合が口に手をあて少し笑う。
そして話を続けていると、やけに力の籠った声で三人が呼ばれる。
お茶子「頑"張"ろ"う"ね"、体"育"祭"ィ"…!」
三人が声の方向に振り向くと、そこには麗らかではない気合いの入った表情のお茶子がおり、続けて力の籠った声でそう言ってくる。
芦戸「どうしたー?全然麗らかじゃないよ麗日ー」
百合「気合い入ってますね…」 - 189五寸釘25/02/22(土) 18:01:47
そのやり取りを見てた芦戸がお茶子の雰囲気を指摘し、百合があまりの気合いに少々驚いていると…
お茶子「皆"ー!私"頑"張"る"ー!」
飯芦「「おー!」」
出百「「お、おー?」」(…?)
突然右手を握って突きあげ、クラス中にそう宣言し始めるお茶子に応える面々であった。 - 190五寸釘25/02/22(土) 20:06:59
~~その後、昼休み中の食堂廊下にて~~
出久「お、お金!?…お金欲しいから、ヒーローに?」
お茶子「究極的に言えば…」テレテレ
お茶子「なんかごめんね!不純で…飯田君とか立派な動機なのに、私恥ずかしい…」
飯田「なぜ!?生活のために目標を掲げることの、なにが立派じゃないんだ?」
百合「そうですよお茶子ちゃん。結局お金がないと生活できないんですし、恥ずかしがらなくてもいいんですよ」
出久「うん。でも、意外だね」
出久がお茶子にヒーローになりたい理由をたずねると、『お金が欲しい』という理由を言われ、それに恥ずかしがるお茶子を三人で宥めていた。
お茶子「…うちの実家、建設会社やってるんだけど…ぜんっぜん仕事なくて、すかんぴんなの。
あぁ、こういうの…あんま人に言わん方がいいんだけど…」アタマワシャワシャ
飯田「建設…」
出久「!麗日さんの個性なら、許可とればコストが掛かんないね!」
飯田「どんな資材でも浮かせることができる。重機要らずだ!」
百合「鉄骨でもなんでもいけるでしょうしね」
お茶子「でっしょぉー!?それ昔父に言ったんだよ!…でも…」 - 191五寸釘25/02/22(土) 20:07:13
お茶子は幼い頃、『大きくなったら両親の手伝いをする』と父に言い、父に『気持ちは嬉しいがお茶子が夢を叶えてくれる方が何倍も嬉しい』と返された時のことを三人に話した。
そして…
お茶子「…私は絶対、ヒーローになって、お金稼いで、父ちゃん母ちゃんに楽させたげるんだ!」
彼女は自身のスカートを強く握りしめ、三人の目を見てそう告げた。
飯田「…ブラァァァボォォォゥ!
麗日君、ブラァァァボォォォゥ!
~」
彼は頭の上で手を叩きながらそう叫び、彼女を称賛する。
それに照れ、笑うお茶子を百合は微笑みながら見つめるのであった。 - 192五寸釘25/02/22(土) 20:29:26
~~その後~~
オールマイト「ダァァァァッハッハッハッハッ!
緑谷少年がァァァ、いたァァァァ!!」
緑谷「オールマイト!どうしたんですか!?」
そんな四人のもとに突然オールマイトが現れ、四人は目を丸くする。
オールマイト「ご飯、一緒に食べよ?」オベントバコトリダシー
お茶子(乙女やーwwww!)ブフゥッ!
百合(弁当派なんですね…)
オールマイト「いいかな?」
出久「…ぜひ!」
その言葉を受け、緑谷が飯田と百合の顔を見て二人の意思を確認すると、二人は微笑みながらコクリと頷いて返すのであった。 - 193五寸釘25/02/22(土) 21:16:56
やべっ今気づいたけど同じ内容繰り返す形で投稿しちゃってるとこある…読み辛くなって申し訳ない…
次スレは私が書ける時にまた新しく立てますね! - 194五寸釘25/02/22(土) 22:15:16
~~出久と別れたあと、食堂の列にて~~
お茶子「デクくんなんだろうねぇ?」
飯田「USJの事件でオールマイトが敵に襲われた際、一人飛び出したと聞いたぞ。その関係じゃないか?」
お茶子「あぁ!」ポーン!
百合「え"っ…緑谷さんそんなことしてたんですか…?」
お茶子「百合ちゃんも人のこと言えないでしょ?あんな無茶して…」
飯田「そうだぞ釘貫君」
お茶子が飯田の話に納得したような顔でそう返すと、百合がその話に顔を青くしながらたずねる。
だが百合はお茶子に背伸びをする形で頭を撫でられ、二人から優しくそう返される。
百合「でも…」
飯田「でもじゃない」
百合「だって…」
お茶子「だってじゃない」
百合「うっ…しゅみません…」
お茶子「まったくもう…」 - 195五寸釘25/02/22(土) 22:15:32
そして言葉を続けようとした百合は二人からもう一度優しくそう言われ、しょんぼりとしながら謝罪する。
お茶子がそれに少し心配そうな顔をして百合を撫でながらそう返すと、飯田が先程の話を続ける。
飯田「バスの中で蛙吹君が言ってただろ?」
梅雨『貴方の個性、オールマイトに似てる』
飯田「二人の超絶パワーは似ているし、オールマイトに気に入られているのかもなぁ。
流石だぁ…!」
お茶子はその言葉にうんうん!と百合を撫でながらブンブン頷いてそう返し、百合はお茶子に撫でられ続けるのであった。 - 196五寸釘25/02/22(土) 23:55:02
今日はここで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来て下さい!
P.S. あとからこのスレを追ってくれる方がいるかもしれないってことに気付いたので、やっぱり追やすさのために次スレのリンクここに貼ります。
なので埋まりそうになったら200のとこだけ残しといていただけると幸いです。 - 197二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 23:56:13
おつおつ
百合ちゃん体力糞雑魚だけど大丈夫かな - 198二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 08:33:54
保守
- 199五寸釘25/02/23(日) 12:18:34
- 200五寸釘25/02/23(日) 12:19:24
祝!200!