【🎲、⚓️、ss】どうしよう……16

[1 スレ主 25/02/14(金) 19:44:32]

スレ主です
16スレ目ですね。
わりかしノーマルエンドが殆どで一個ヤバいのあるかなぁくらいだから実際そこまでバッドではない…キヴォトス基準だとどうなのかはちょっと分からない。
皆様の感想や考察、阿鼻叫喚がまさに初見ゲームの実況のコメ欄を見ている感覚になれてとても楽しいです。励みになります。
ゆったり読んで頂ければ幸いです。あとこのシリーズのゲーム内容と前作の【しまい】の繋がりは同じモモイが作ったというだけなので安心してください。

あらすじ
モモイ「私だって辛い」
リディルート開始
シュトラールクリア

[2 二次元好きの匿名さん 25/02/14(金) 19:44:47]

たておつ

[3 二次元好きの匿名さん 25/02/14(金) 19:46:07]

たておつ
そして大福待機

[4 スレ主 25/02/14(金) 19:46:39]

前

【🎲、⚓️、ss】どうしよう……15｜あにまん掲示板

[5 スレ主 25/02/14(金) 19:47:10]

有志さんのまとめ

Romroスレ目次(ネタバレ注意) | Writening

[6 二次元好きの匿名さん 25/02/14(金) 19:47:30]

おつおーつ

[7 二次元好きの匿名さん 25/02/14(金) 19:48:56]

立て乙
保守ついでに前スレの198に対してなんだけどもこのシリーズの4番目の時にアスナが「リディはアイノコの手術の結果子供をつくれない」事を匂わせてるからアリスが子供は無い、と思いたい…

[8 二次元好きの匿名さん 25/02/14(金) 19:49:27]

待ってたぜぇ…大福になりながらなぁ！！

[9 二次元好きの匿名さん 25/02/14(金) 19:50:16]

追い付いたと思ったら次スレとはなんとタイミングの良いことか
良い物語を提供してくれるスレ主に感謝しつつ大福待機

[10 二次元好きの匿名さん 25/02/14(金) 19:51:23]

10まで

[11 二次元好きの匿名さん 25/02/14(金) 20:29:07]

>>7

アイノコ手術の時に未熟状態で取り出した子がアリスとかだったら可能性あるわよ・・・ちょっと想像して心がしんどくなったから布団にもぐるわ

[12 二次元好きの匿名さん 25/02/15(土) 01:38:28]

アリスが実はアイノコ…なんて事じゃないなら良いんだけどな……

[13 二次元好きの匿名さん 25/02/15(土) 04:48:19]

>>12

(どこからか流れてくるbgm)人、それをフラグという

・・・いやマジでなんかそう思えてくるんだから言わんといて(大福大増産体制継続中)

[14 二次元好きの匿名さん 25/02/15(土) 06:32:40]

アリスちゃん実は強化人間説
AIに離反された慢性的な兵士不足に陥った人類は子供を改造して即席パイロットにする事を考える。そこで目をつけられたのが両親からの関心が薄く実質天涯孤独なアリスちゃんだった。どんな手術をされたのかは解らないけど、外見上は普通の女の子みたいだからGに耐えられる様に内臓類を全摘出して機械に置き換えたのではないだろうか？そんなトンデモ手術を成功させられるのは神父を手術した腕前から分かる通りアイノコ化させる手術に関しては世界一の腕前を持つリディさんだけだったとか？
人類側に立ちAIに復讐しながら手術で子供から未来を奪い人類に対しての恨みも発散させたいリディさんとロボットを操縦出来るパイロットが欲しい人類の思惑が合致して、強化人間アリスちゃんが爆誕したのだった…なんてね？

勝手な想像に押し潰されて大福にされそうだぜ！

[15 二次元好きの匿名さん 25/02/15(土) 10:07:39]

>>14

水星の魔女味を感じる

[16 二次元好きの匿名さん 25/02/15(土) 10:08:16]

リディに関して聞くアリスに対して、アイノコのエンジニア三人は皆アリスを馬鹿にしたり怒る訳でもなく真剣に考えてくれた。
耳だけが機械化している男性が口を開く。

「…長官は、元から本当に面倒見が良い人というのが個人的な見解かな」
「元から…」
「勿論、面倒を見てもらった側である此方の感想じゃ説得力は無いかもしれないが……昔からアイノコの肩身は中々広いものではなくてね…」

そこまで話すと左脚と左目が機械化している男性も付け加え始める。

「数十年前だと腕の悪い技師が名医と同じくらいの金を貰いながら、寧ろひでぇメンテナンスや正規品のパーツを中抜きして安く買える中古パーツを掛け合わせた粗悪品の義肢を無理矢理付けられて……なんて話も少なくはなかったんだ」

そう言いながら、苦笑しつつパシンと自分の脚を軽く叩いてみせた男性を見て「実体験」の三文字が浮かんでカリンの顔が引き攣る。

「分かりやすくすれば移植による拒絶反応……まぁガッツリ医療ミスよね、でも国も周りも助けてくれない……法も技術も整備しきれてなかったのよ」

そう目を細める女性だったが、少ししてその目線はリディに向けられた。

「リディは、そういう人に殆ど無償で施術していったわ。勿論、技量は申し分無し……なんなら居場所もなさそうなら身元も引き受けて…」

どうやら、ヴィッグの人達にとってリディはただの長官というわけでもなさそうだ。

[17 二次元好きの匿名さん 25/02/15(土) 18:09:53]

保守

[18 二次元好きの匿名さん 25/02/15(土) 18:23:58]

リディがアイノコになったのが何歳か明言されてたっけ？
アリスが生き別れた子供という怖い考察(とリディに子供がいること)が有り得るのか知りたい

あとアリスがリディに作られたアンドロイドとかっていうのはメタ的に無いのかな？(最初のダイスで主人公は人間となってるため)
神父ルート、リディルート、というのが並行世界という設定だったらありえるのかも⋯？

あらゆる可能性を考えてしまって怖い⋯⋯誰か矛盾を見つけて否定して(震え)

[19 二次元好きの匿名さん 25/02/15(土) 23:01:43]

「どうしてそこまで……」
「あまり語ってはくれないけどね…でも、アリスちゃんに対して、もしかしたら自分を重ねてたりもするのかもね」
「私、を…？」

そこまで話して、女性は一度口を閉じたが、やがて穏やかな口調で話し始めた。

「だいぶ昔だけれど、リディは自分の技術を複数回に渡って盗まれた事があるの」
「…ぇ」
「アイノコの義肢の技術を戦闘用のAIの素体に流用されたり、工業地帯の安全性向上の為に作った素材が兵器に流用されたり、ね……」
「っ……」

女性の「アリスに重ねている」という言葉もあって、悪い大人に報酬を中抜きされて、利用されていたアリスとリディの姿が確かに重なる。

「…本当に酷いのは、散々リディの技術を盗んで無許可で利用して金儲けしてた奴らは、その技術に対する批判が集まったらリディの名前を出したの」
「な…！？」

いわゆる責任転嫁である。
だがそれは店のナイフを盗んだ盗人がそのまま人を傷付けたらそのナイフの店主を警察に売るような滅茶苦茶で、理不尽な話だ。

[21 二次元好きの匿名さん 25/02/15(土) 23:09:06]

「お陰でリディは一部地域だと非人道的なマッドサイエンティスト扱いよ」
「そ、そんな事…今まで一度も……」

そんな風にアリスが言いかけている途中で、トキは思い出す。

「……前のルートで、受けれなかった任務…」
「え？……あ！」

カリンも思い出したらしい。前回、アリスに出された依頼で「間違いだから無し」と言われて結局することがなかった依頼……
もし、リディが、アリスに知られたくなくて「自分の悪名が拡がっている」任務地の選別を行っていたとしたら…

「………チビが」

ネルがポツリと零す。

「そんな事でアンタを嫌ったり、軽蔑したりするワケねぇだろ…」

今までアリスに対してどれ程優しくしてくれたか、プレイヤーだって、アリスだって……よくよく分かっているのに…

[22 二次元好きの匿名さん 25/02/15(土) 23:28:22]

戦争史に限らず地球の歴史は責任転嫁の山ではあるし、キヴォトスでも責任転嫁は公式でよく行われてる
だがこんな劇的な設定にせんでも…(大福)

[23 二次元好きの匿名さん 25/02/16(日) 01:04:34]

あぁぁぁあぁぁ
確かに納得できるけども!!!!

[24 二次元好きの匿名さん 25/02/16(日) 09:04:01]

保守

[25 二次元好きの匿名さん 25/02/16(日) 10:15:25]

>>18

Part2でリディに質問する箇所があるけど、そこで指を8本立ててもう何年かしたらそれぐらいになると言ってるね。

だから70代後半ぐらいじゃないかな？

[26 二次元好きの匿名さん 25/02/16(日) 10:30:40]

あー！悪役には慣れてるのさってそーゆー事かよ！(大福)

[27 二次元好きの匿名さん 25/02/16(日) 17:54:09]

元マッドとかかと思ってた
詫びて大福になるね.......

[28 二次元好きの匿名さん 25/02/16(日) 18:06:51]

ここまで辛い過去となると、トキが感じてた「なぜリディが人類側なのか」という疑問がますます深まるな…。この汚名の払拭のために頑張ってるとしたら一応筋は通るけど、それはあまりにも…。エンジニアとしての誇りか、それともまだ何か、深いところに隠している意志があるのか…。
青鷲ルートで反AI派の主力としてだけでなく大人や父親としての姿を見せてくれたケーフィ神父と違って、リディは基本アイノコ集団のリーダーとしての姿ばかり見せてくるから、なんか、全部が胡散臭く思えてきて…！

[29 二次元好きの匿名さん 25/02/16(日) 18:08:56]

うーん、なんとなくだけど……神父と比べてあまり辛さレベルが高くないイメージがある……本当にこれだけか？これでモモイはあんなになるか？

[30 二次元好きの匿名さん 25/02/16(日) 19:22:39]

あ～なるほど完全に理解した（大福）

[31 二次元好きの匿名さん 25/02/16(日) 23:10:48]

保守

[32 二次元好きの匿名さん 25/02/17(月) 00:37:27]

しまいの作者のシナリオがこの程度のはずがないでしょ(白目)

[33 二次元好きの匿名さん 25/02/17(月) 01:20:03]

「でも、誤解を解くとか……」
「………しないでしょうね」
「ど、どうして…！」

アリスが困惑した顔で聞くのを、女性は哀しそうな笑みを浮かべて伝えた。

「……身内よ」
「み、うち…？」
「リディには産まれて2、3年位しか一緒にいられなかった弟がいたらしいんだけど、技術を盗んだ奴からブローカーを辿って……その先に弟の名前があったみたい」

ひゅ、とトキは自分の喉奥から変な音がしたのを聞いた。よりにもよってリディは、身内と最悪の邂逅を遂げてしまったらしい。

「…そん、な」
「辿り着いた時にはもう技術を勝手に使われてて…しかもリディからしてもまだ未完成、どんな危険が起きてもおかしくなかった……無理矢理回収する方が余計に危険と判断されたけどね」
「………家族…」
「最期の慈悲って事で、自分が悪評を受け入れる形で、一発殴ってから絶縁したけど……あの時期のリディは見てられなかったわ、本当に」

アリスが少し俯くのも当たり前だろう。彼女とて、家族というものにあまり良い思い出は無いだろうから。そういう意味でも、確かに二人は何処か似ていたのかもしれない。

だが、それでもやはりトキの中の違和感は未だ全て拭い取れるものではなかった。

つまる所、リディは家族にさえも裏切られている。そしてその相手の弟だが…2、3年しか共にいなかったというのもおかしな話だし、そんな相手に対し、汚名を被っても良いという…そこまでの慈悲を何故与えたのだろうか？

[34 二次元好きの匿名さん 25/02/17(月) 01:50:36]

あっあっあっ(大福)

[35 二次元好きの匿名さん 25/02/17(月) 02:02:06]

何歳の時かは知らないが産まれてから2～３年しか居なかった相手を弟だと認識出来たのも違和感……気付けるもんなのか？
仮に弟が20の時だったとしても16年会ってない相手を………
この世界、クローンって居たっけ？

[36 二次元好きの匿名さん 25/02/17(月) 03:57:54]

>>35

やめろ！今頭の中に最悪の予想が浮かんでしまったぞ！言葉にすることすら躊躇われるほどのな…

[37 二次元好きの匿名さん 25/02/17(月) 06:20:45]

追いついてしまった
大福になりながら楽しんでます
ついでに保守

[38 二次元好きの匿名さん 25/02/17(月) 13:33:41]

ほ

[39 二次元好きの匿名さん 25/02/17(月) 18:45:41]

ほしゅ

[40 二次元好きの匿名さん 25/02/18(火) 00:12:23]

保守

[41 二次元好きの匿名さん 25/02/18(火) 00:32:00]

リディの境遇に言葉を失いかけているアリスに、女性は重い話をした事を謝罪しつつも優しげな顔を崩さず話した。

「だから、って理由を言いきれる訳じゃないけど、リディは貴方に対して騙そうとか、利用しよう…なんていう考えだけは…無いって断言出来る」
「……」
「そういう事が、本人にとっても地雷だからさ……アリスも出来ればリディの事は信じて、それで、甘えてくれると良いな」
「あ、甘え、ですか…？私が…？」
「リディ、基本的には誰かに何かをするのが好きみたいだから…強制は勿論しないけど、お願いね？」
「…………はい」

アリスが少しの沈黙の後に頷くと、ずっと黙って聞いていた男性二人もうんうんと嬉しいそうにしていた。
…まとめると、どうやらリディの事情はアリスとは何処か似ている。だからこそ大人に搾取されている状態のアリスを放っておけなかったという理由かもしれない。という事だった。

「「……重い゛っっっ！！」」

カツカレーにお子様ランチの内容全部乗せというくらい重い。
カリンとネルの声が重なるのも無理はない。それにアスナやアカネも同意するように頷いていたが、やはりトキは何かまだモヤモヤしているのだ。ふと、アスナの方を見るが…彼女とてネタバレはしたくないだう。なによりアスナの言葉通りなら…ちゃんとリディは良い大人の人であるはずだ。
なんか不穏な言い方だったけれども…

[42 二次元好きの匿名さん 25/02/18(火) 01:02:01]

おお、更新されてた……。
綺麗に物語を描けるのは羨ましい限りです。
応援してますので完走まで頑張ってください。

[43 二次元好きの匿名さん 25/02/18(火) 02:24:57]

>>カツカレーにお子様ランチの内容全部乗せ

そんな夢いっぱいな重さじゃないよこれ

使いまわしまくってきっとぎとな油で作ったサーターアンダギー(油切りなし)とかそういうドスンってくる重さだよ

[44 二次元好きの匿名さん 25/02/18(火) 06:57:50]

ほしゅ

[45 二次元好きの匿名さん 25/02/18(火) 12:07:03]

ほしゅ

[46 二次元好きの匿名さん 25/02/18(火) 13:28:31]

すごく間隔が短いけどほしゅ

[47 二次元好きの匿名さん 25/02/18(火) 19:06:25]

リディとアリスが親戚だったりするんかな？

[48 二次元好きの匿名さん 25/02/18(火) 21:06:19]

クローン説を推すならアリスが最後の番号とか良くない？
アツい
そんでリディの姉御が初期の一桁ナンバーとか

[49 二次元好きの匿名さん 25/02/18(火) 22:11:34]

>>48

その場合、識別番号No.666とかになってたりして

[50 二次元好きの匿名さん 25/02/18(火) 23:15:59]

そんな会話をしてどれ程経ったのか、お開きになったらしき先程までの場所でアリスは一人座っていた。先程の事を考えているのかもしれない。

「おやおや〜？そんな所で主役がどうしたのさ？」
「…リディさん」

特徴的な足音と共に来たリディにアリスは振り返る。酒を飲み過ぎて怒られていた筈だがその足取りはしっかりしたものだった。

「随分と難しそうな顔をしてるなぁ…今日はめでたい席だったのに………楽しくなかったかい？」
「そ、そんな事ありません！…あんなに私が何かを成し遂げた事を、褒められたり、祝われたりは初めてです」
「……そっか」

なら良かった、とリディはアリスの隣に座る。

「…と、なると……アイツらからなんか聞いちゃったかな？」
「！」

どうやらお見通しらしい。

「ごめんなさい…」
「良い良い、アイツらが勝手に話したんだろ？それにきっと、私が本気で話したくないような事は黙ってくれてる奴らさ……問題はないよ」
「…信頼、してるんですね」
「ああ、とても」

その声に嘘はなさそうだった。身内やいろんな人からの裏切りを受けてきたとは思えない程に、ハッキリとした肯定が返ってきた。

[51 二次元好きの匿名さん 25/02/18(火) 23:34:45]

「あ、でも流石に把握したいかも。どの辺りまでアイツら私の事暴露した？」
「え、えと…その……」
「別に罰を与えたりはしないから」
「……技術の盗用と、弟さんの事を、少し」
「はは！結構喋ったなぁ！アリスだって聞かされても困るだろうに！」

そう目を細めるリディは怒ってる様子はない。困った様子なのはアリスだけだ。

「……まぁ確かにね、色々と根も葉もない噂はされたけど、場合によっちゃ確かに私は危ない物作ったから仕方ないかなとは思うんだ」
「仕方ないって…！」
「昔から視野が狭いのさ、そういう用途のを作りたい！と作るものの、想定してない用途、悪用の仕方と言ったリスク回避が出来てなかった………教えられてもいなかったしね」
「え？」
「………ねえアリス。私は長官なんて言われてはいるけど、本当にそんな大した奴じゃないんだ」

リディは軍帽を脱いで、手前のテーブルに置く。

「私は私が好きな人達の為に頑張りたいだけなんだよ。自分がどうしたいか決めるのは苦手なんだ……それが、昔から変わらない私の性分らしい」

そんなリディの台詞を聞いて、トキはある一つの想像をした。

「……自分の欲求に従うのが苦手だから、人類側を裏切る事もしない…？」

誰かがハッとした顔でトキのその発言を聞いていたがリディの話は続く。

[52 二次元好きの匿名さん 25/02/18(火) 23:51:47]

「いつか、我儘を言える人間でいるといいと…言ったのは覚えてるかい？」
「はい」
「なら良かった。それは私がいつも思う事だ……私みたいな人は少ない方がいいからね」

ああ、なるほど…と悲しい納得をネルはしてしまった。我儘を言うこと、好きに生きる事……それはきっとリディにとっては…

「そんな事、言わないでください…」
「言いたい訳じゃないさ。だけど、言わなきゃいけない時がある…しなければならない事も」
「しなければ、ならない事…？」
「ああ、沢山ある…そういうのにいつの間にか、自分がしたかった望みやロマンが埋もれて化石になっていく」

もう自分では掘り返せない程遠くに、そう付け加えたリディはアリスに向き直る。

「だが、私はそれを悲しいとは思わないよ。元々何かしたい事を考えるのも苦手だからね……敢えて言えば私にとって」

そこまで話してリディはアリスに優しく微笑んでアリスを撫でた。

「「誰かがしたい事」を手伝う事が、したい事なのかもしれないなぁ…」

そっとリディが手を離して、少し沈黙が流れた後、リディはある紙を取り出す。

「だからアリス、これは君はしても良いし、しなくても良いよ……私は君を尊重する」
「これ、は…依頼書？」
「ああ、まぁ内容を纏めるなら」

アリスが依頼書から目を離すと、いつの間にかまた軍帽を手に、いつも通りの笑みを浮かべているリディがいた。

「私がしなければならない事、それに一度付き合ってみるかい？って話だ」

[53 二次元好きの匿名さん 25/02/19(水) 04:09:15]

ほしゅ

[54 二次元好きの匿名さん 25/02/19(水) 08:06:42]

ゲーム開発部がミレニアムEXPOで「カツカレーお子様ランチの内容全部乗せ…サーターアンダギーを添えて」なんてものを出品していた気がしてきた(現実逃避

[56 二次元好きの匿名さん 25/02/19(水) 08:52:37]

雨の発射装置はリディさんの技術が盗まれて作られたものなのかな
実質自分が作ったみたいなものだと責任感じてたりしそうだよね
リディさんには色んなものを失った人物特有の物事を見る価値観があるよね
ほんと好きなキャラです(大福)