🎲よいこのSEEDおとぎ話『雪の女王』【CP注意】

  • 1スレ主25/02/14(金) 21:43:02

    むかしむかし、あるところにシンという男の子とルナマリアという女の子がいました。


    2人はdice1d3=3 (3) (1.とても仲の良い幼馴染 2.明確に言葉にはしていないもののお互いが大好き 3.恋人同士)で、いつも何をするにしても常に一緒です。


    (※元ネタやダイスの都合上、シンルナやそれ以外のCP要素が含まれる可能性大です。ご注意ください)

  • 2二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 21:43:49

    最初から出来てるのか

  • 3スレ主25/02/14(金) 21:43:52

    過去作

    🎲よいこのSEEDむかしばなし『手ぶくろを買いに』|あにまん掲示板「むかしむかし、あるところにdice1d2=@1 (1)@ (1. 2匹のお兄さん狐 2.お父さん狐と2匹のお兄さん狐)と一緒に暮らしているステラという子狐の女の子がいました。(今回はステラ主人公固定…bbs.animanch.com
    🎲よいこのSEEDおとぎ話『3匹の子豚』|あにまん掲示板「むかしむかし、あるところに3匹の子豚の兄弟がいました。長男はキラ、次男はアスラン、そして末っ子はシンという名前です。ある日、三兄弟はそれぞれ自分の家を建てて暮らす事になりました。理由はdice1d3…bbs.animanch.com
    🎲よいこのSEEDおとぎ話『人魚姫』【CP注意】|あにまん掲示板「むかしむかし、あるところにdice1d2=@1 (1)@ (1.カガリ 2.アスラン)という人魚のお姫様がいました。(※元ネタの都合上、アスカガ等CP要素が多く含まれる可能性大です。ご注意ください)bbs.animanch.com
    🎲よいこのSEEDむかしばなし『竹取物語』|あにまん掲示板「むかしむかし、あるところにdice2d47=@22 40 (62)@ の夫婦が暮らしていました。https://bbs.animanch.com/img/3462477/1bbs.animanch.com
    🎲よいこのSEEDおとぎ話『アラジンと魔法のランプ』|あにまん掲示板bbs.animanch.com
    🎲よいこのSEEDおとぎ話『白鳥の湖』【CP注意】|あにまん掲示板「むかしむかし、あるところにdice1d2=@1 (1)@ がいました。1.キラという心優しい王子様2ラクスという美しいお姫様(※元ネタやダイスの都合上、キララクやそれ以外のCP要素が含まれる可能性大…bbs.animanch.com
    🎲よいこのSEEDおとぎ話『セロ弾きのゴーシュ』|あにまん掲示板「むかしむかし、あるところにdice1d2=@2 (2)@ (1.町の小さな楽団 2.無名ロックバンド)に所属するオルフェという青年がいました。(今回はオルフェ主人公固定でいきます。ご了承ください)bbs.animanch.com

    年末にスレを立てると宣言していたのに軽い気持ちで立てたレイのRTAスレが思いの外長編になったりジークアクスに脳焼かれたりしてたら遅くなりました。すみません

  • 4二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 21:55:14

    やったー、よいこのSEEDおとぎ話だぁ!

  • 5二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 21:59:44

    ミーアおねえさんのおとぎ話の時間だ!!!

  • 6二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 22:01:10

    シンルナだぁ!そして既に恋人だぁ!!!

  • 7二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 22:04:58

    取りあえず10まで保守しますか

  • 8二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 22:06:03

    おとぎばなしの時間だーやったー楽しみ!

  • 9スレ主25/02/14(金) 22:16:44

    そんなある日の事です。天界に住む悪魔のdice1d47=2 (2) が、物事が捻れて見えてしまう不思議な鏡を作りました。

    それを使って天使のdice1d47=10 (10) にイタズラをしてやろうと意気揚々と飛んでいたところ、うっかり鏡を落としてしまいます。


    そして落ちて割れた鏡の破片の一つが、シン達の住む街へと飛んでいきました。


    (既出キャラの場合は+1)

  • 10二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 22:20:11

    新作やったー!
    はた迷惑なアスランで草

  • 11二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 22:23:12

    天使(大天使の長)

  • 12二次元好きの匿名さん25/02/14(金) 22:29:42

    >>3

    あのレイのRTAスレはあなたでしたか!!

    通りで面白い筈だわ

  • 13スレ主25/02/14(金) 22:32:47

    そんな事を知る由もないシンとルナマリアは、その日もいつも通り2人で一緒に過ごしていました。


    「──ん?なんだあれ?」

    「え?」


    ルナマリアの隣を歩いていたシンが、空で何かがキラリと光った事に気付きます。

    シンの声につられてルナマリアが空を見上げると、なんと割れた鏡の破片がこちらに向かって降ってきているではありませんか!


    「ルナ!危ない!!」

    「シン!?」


    一足先に気付いていたシンがルナマリアを庇って前に飛び出したその瞬間、鏡の破片はシンのdice1d2=1 (1) (1.目 2.心臓)に深く突き刺さってしまいました。

  • 14二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 00:36:58

    新作だあ!
    そして早速シンがあんまり想像したくないヤバい目に遭ってる!

  • 15スレ主25/02/15(土) 09:55:24

    「シン!しっかりして、シン!!」


    倒れたシンを抱き起こし、ルナマリアは必死に名前を呼びます。

    するとシンはゆっくりと目を開けたためルナマリアは安堵しましたが、シンの自分を見つめる目に優しさの色が一切ない事に気付きました。


    「シン…?」

    「離せよ!」

    「きゃっ!?」


    シンは自分を抱き起こしてくれていたルナマリアを突き飛ばし、困惑する彼女を冷たく睨みつけます。


    「お前なんか大嫌いだ!」


    シンはそう叫び、そのままルナマリアを置いて立ち去ってしまいました。


    アスランの作った物事が捻れて見えてしまう不思議な鏡の破片が目に刺さった事で、シンの心は捻じ曲がってしまったのです。

  • 16二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 10:10:13

    アスランはフルボッコにされるべき

  • 17二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 19:57:35

    アスラン作だから無駄に高性能なんだろうな

  • 18スレ主25/02/15(土) 22:35:23

    その日を境に、それまでどんな時もルナマリアと一緒にいたはずのシンは彼女と行動を共にしなくなってしまいました。

    突然人が変わってしまったかのように自分に対して冷たくなったシンにルナマリアは深く悲しみます。


    今は機嫌が悪いだけ、きっとすぐにいつもの優しいシンに戻ってくれる。

    悲しみながらもそう信じていたルナマリアでしたが、現実はどこまでもルナマリアに対して残酷でした。


    とある雪の降る寒い日の朝、突如としてシンは生まれ育った故郷から姿を消してしまいます。

    ルナマリアは寝る間も惜しんでシンを探し回り、そしてついにシンの居場所を突き止めました。


    なんとシンは故郷から遠く離れた北の国に住む雪の女王dice1d3=1 (1) (1.ステラ 2.マユ 3.レイ)に見初められ、北の国へと連れ去られてしまったのです。

  • 19二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 07:18:25

    どの出目でもヴィランっぽくならない雪の女王だなあ

  • 20二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 13:25:58

    不仲を見てられなくてシンを隔離したんだろうなあ

  • 21二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:15:00

    中らなかったけどレイが女王…?

  • 22スレ主25/02/16(日) 14:26:54

    ルナマリアは意を決し、シンを取り戻すために北の国へ向かう事を決めました。


    故郷を離れ、旅に出たルナマリアが一番最初に行き着いたのは大きな川でした。


    「どうしよう、これじゃあ先に進めないわ。何か川を渡れるものは……」


    ルナマリアは辺りを見回し、そしてやがてdice1d2=2 (2) を見つけました。


    1.古い小舟

    2.打ち捨てられた赤いザク

  • 23二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 14:28:45

    またMS引いたね
    トンチキの始まりなるか

  • 24二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 15:21:59

    これは…旅の終点ではインパルスspec2乗ってたりします?

  • 25スレ主25/02/16(日) 19:39:34

    「コイツ…動くぞ…!?」


    コクピットに乗り込んでザクの状態を確認してみると、驚いた事に電源が入りました。


    「非武装だし型も古いけど、移動手段として使う分には何の問題なさそう……これならあっという間に北の国に行けるわね!私ったらツイてる!」


    ルナマリアは自分の幸運ぶりに喜びますが、これはRTAではなくよいこのおとぎ話です。このままイベントを全スキップして目的地までひとっ飛びされたら堪ったものではありません。


    「ルナマリア・ホーク!ザク、行くわよ!」


    ザクという足を手に入れたルナマリアは意気揚々とdice1d3=3 (3)


    1.空を飛んで川を渡りました。

    2.まっすぐに北の国へ向かいました。

    3.元凶の悪魔を一発ぶん殴るために天界へと向かいました。

  • 26二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:17:36

    アスラン、お前はいいやつだった。安らかに眠れ()

  • 27二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:42:55

    返り討ちにするなよ!?空気読めよ!?(なお

  • 28スレ主25/02/17(月) 06:04:02

    何はともあれまずは元凶を一発ぶん殴っておこうとルナマリアは天界へと向かいます。

    何故元凶が悪魔(アスラン)だと分かったのかはここではスルーしましょう。よいこのおとぎ話で細かい事を気にしたら負けです。


    天界に到着したルナマリアはくまなく周囲を見回し、そしてついにアスランを見つけました。


    「……いた!」 モシモアノカイサツノマエデー


    脳内で米津玄師の歌声が流れ始める中、ルナマリアはdice1d2=2 (2) (1.ザクから降りて 2.ザクに乗ったまま)ズンズンとアスランに近づいていきます。


    「そこの悪魔!待ちなさい!」タチドマラズアルイテイレバー

    「ん?俺の事か?」キミノカオモシラズノマーマー


    地上で起こった事など知らないアスランが呑気に振り返ったその瞬間、ルナマリアはグッと拳を握りしめ…


    「──歯ァ食いしばれオラァ!」 シアワセニイキテイタダロウカー!


    アスランめがけて渾身の右ストレートをお見舞いしました!

  • 29二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 07:45:57

    流石に死んだか?

  • 30二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 08:04:28

    前は白鳥姿でズゴック操ってた男が
    ザクで殴られてる…

  • 31二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 08:07:27

    死ぬ前に元に戻す方法聞き出さないと...

  • 32二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 08:20:57

    もう…どうなってもいいや…


    アスラン「モウヤメルンダ!!」

  • 33スレ主25/02/17(月) 12:20:08

    ルナマリア(ザク)のPlazmaパンチをアスランは

    dice1d2=1 (1)

    1.間一髪で避けた

    2.モロに食らった


    2だった場合アスランの残りHP

    dice1d999=411 (411) /1000

  • 34二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 12:26:12

    報いを受けろという気持ちとそれでこそアスランという気持ちの両方ある

  • 35二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 12:50:03

    悪魔だから避けられたというよりかはアスランだから避けられたって説の方が説得力有る様に感じるのはなぜだろう…

  • 36二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 19:58:10

    誰かキラかカガリを呼んでくれー!

  • 37二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 23:07:09

    まぁ...アスランなら生身でMSの拳を避けるくらい出来るよなぁ...

  • 38二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 05:55:25

    保守

  • 39スレ主25/02/18(火) 07:17:42

    「うおおおっ!?」


    並外れた身体能力でどうにかザクの右ストレートを回避したアスランは冷や汗を流しながらザクに向かって怒鳴りました。


    「いきなり何をする!」

    「それはこっちのセリフよ!あんたのせいでこっちは大変な事になってるんだから!もしこのままシンが私以外の女の子と大人の階段を登ったらどう責任取るつもり!?」


    負けじと怒鳴り返したルナマリアがことの顛末を話すと、アスランは驚いたように目を丸くします。


    「あの時落とした鏡の破片が…?なんだ、落として割った際に壊れたと思っていたがちゃんと機能していたんだな」

    「ちょっとは反省するそぶりを見せなさいよ!!」

    「ま、待て!早まるな!」


    その一切悪いと思ってなさそうな様子にルナマリアは激昂して今度はザクの足を上げます。

    次は踏み潰す気でいると気付いたアスランは慌てて声を上げました。


    「そっちの事情は分かった。ほとんど事故とはいえ確かに俺非があるのも確かだ。だからお詫びの印にdice1d2=2 (2)


    1.いいものをやろう

    2.恋人を元に戻す方法を教えてやる

  • 40二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 07:35:15

    お!と一瞬思ったけどそもそもの原因が「お詫び」で解決方法の教えますて
    プラスαがあっても許されるケチンボさですよアスラン・ザラ

  • 41二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 12:24:10

    保守

  • 42スレ主25/02/18(火) 12:27:33

    >>60

    まあこの世界のアスランは悪魔なので…

    なので口では俺にも非があると言ってますが本心では全く反省してません。ザクに乗ったルナが怖いのでとりあえず謝ってるだけ 


    あとついでにもし1が出てたらアスランにゲルググ貰ってザクから乗り換える予定でした

  • 43二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 15:18:08

    その意図を聞くとよっぽどマシに見えるような…声が石田彰さんのキャラ、ろくでもない方々も目立つので…(例:エコロ、ガブリエル・ミラー、ノミと比べられてノミに失礼だろと評価された奴、雨竜龍之介 うろ覚えですまない)

  • 44スレ主25/02/18(火) 22:54:54

    「シンを元に戻せるの!?」

    アスランの言葉にルナマリアは食いつき、踏み潰すために上げていた片足を下ろしました。
    それに内心胸を撫で下ろしながらアスランは続けます。

    「と言っても単純な話だ。鏡の欠片が刺さったのならそれを抜いてやればいい。それで元に戻るだろう」
    「確かに単純だけど…でも、欠片はシンの目に刺さったのよ?どうやって抜けっていうの?」
    「さあな、とりあえず水か何かで洗い流してやればいいんじゃないか?」
    「雑!」
    「ああそうだ、それと最後に一つだけ…」

    それは恐らくただの気まぐれだったのでしょう。ふと何かを思い出したらしいアスランはザクを見上げて世間話のように軽い口調で告げました。

    「最近MSを狙う物好きな山賊がこの辺りに棲みついているらしくてな。北の国に向かうなら夜道に気をつけた方がいい」

    それだけ伝え終えると、これで話は終わったとばかりにアスランは素早くどこかへと飛び去ってしまいました。
    結局殴れずじまいだった事を悔しく思いながら、ルナマリアは一度大きく深呼吸をした後にザクの操縦桿を握り直します。

    「…待っててね、シン。絶対に私が元の優しいシンに戻してみせるから…!」

    その為なら、どんな困難だって乗り越えてみせる。
    大好きなシンの笑顔を脳裏に思い浮かべながら、ルナマリアは再び北の国へ向かう道を進み始めました。

  • 45二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 05:30:17

    >>44

    >>40に気づく前にさっさと逃げを打ったなw

  • 46スレ主25/02/19(水) 06:14:34

    一方その頃、北の国の宮殿では雪の女王ことステラがクルクルと楽しそうに踊っていました。
    その傍には、冷たい目をしたシンが無表情で立っています。

    「ねえシン、楽しい?」
    「別に…」
    「ステラは楽しいよ。ふふっ」

    シンの返事は素っ気ないものでしたが、それでもステラはひどく満足げに笑います。

    ステラは物心ついたころからずっとひとりぼっちでした。
    生まれつき氷を自在に操る不思議な力を持っていた彼女を恐れた大人達が、この大きな宮殿の中にステラを閉じ込めたからです。

    「あの子はなんでも凍らせる力を持っているんだ、もし触れたら氷漬けにされるに決まっている。ああ恐ろしい」

    そう言ってステラから離れていった人の数はもはや数えきれないほど。
    多くの人々がステラを怖がり、近づこうとすらしませんでした。

    しかし、シンだけは違いました。
    シンはいくらステラが近付いても表情一つ変えず、その場から動こうともしません。
    決して自分を怖がらないし離れない……それだけでステラは満足でした。
    例えその冷え切った赤い目が、ステラを映していなかったとしても。

    「シン、これからは毎日このお城で暮らそうね。ステラと一緒に、ずっとずーっと、いつまでも……」

    暗くて冷たい宮殿の中、シンの腕に抱きついてステラは心底幸せそうに笑いました。

  • 47二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 07:40:20

    アナ雪要素が入ってきた

  • 48二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 17:05:50

    まぁ、3人の女王候補の中では一番雪にイメージあるからなぁ(埋葬場所が)

  • 49二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 00:36:27

    寝る前に保守


    >>44

    >最近MSを狙う物好きな山賊

    何らかの強化イベントのフラグにしか見えないわ!

  • 50二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 00:36:31

    この後Plazmaがまた起こるかもしれないのか…

  • 51二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 08:08:29

    保守がてら
    山賊誰が出るか楽しみ

  • 52スレ主25/02/20(木) 12:27:37

    「陽が落ちちゃったわね…」


    天界へと寄り道した事もあり、北の国へと向かう途中に辺りはすっかり暗くなってしまいまし

    た。

    ザクは今森の中を進んでいて、視界の悪さも相まってルナマリアは不気味さに眉を顰めます。

    アスランの言っていた山賊の事もあり、早いうちに森を抜けてしまおうとルナマリアがザクのスピードを上げようとしたその時、突然現れた3機のドムがルナマリアのザクを取り囲みました。


    「なっ…まさか例の山賊!?嘘でしょ!?」

    「ザクから降りろ!」

    「くっ…!」


    銃を向けてそう脅され、ルナマリアは自身のタイミングの悪さを憎く思いながらそれに従います。

    非武装のザクで3機のドムを相手に勝てるわけがないのと瞬時に理解したからです。


    ルナマリアがザクから降りると即座に待ち構えていた山賊の仲間が手に持ったロープで彼女を拘束しようとしましたが、山賊の長の娘であるdice1d19=8 (8) がそれを止めました。

  • 53二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 21:56:39

    ナタルさん!

  • 54スレ主25/02/21(金) 06:08:48

    セルフ保守
    今日の夜には続きを投下するつもりなのでもう少しだけお待ちください…すみません

  • 55二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 10:44:34

    このレスは削除されています

  • 56二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 19:40:22

    ナタルさん出てきたけど果たしてどうなるか…

  • 57二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 00:15:03

    夜中に落ちるといけないので保守しときます

  • 58スレ主25/02/22(土) 07:05:11

    ぬあああ気付いたら寝落ちしてた…
    ジークアクス観て帰ってきたら続き書きます!すみません!

  • 59二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 07:21:30

    どんまい…
    それはそれとして映画、楽しんできてね!

  • 60スレ主25/02/22(土) 10:40:55

    (大変遅くなりすみませんでした…)


    「よせお前達!その娘は指示通りMSから降りたんだ、無体を働く必要はないだろう!」


    ナタルは自分よりも体の大きな山賊達をピシャリと叱りつけ、ルナマリアに近付くと強張った手をそっと握りました。

    張り詰めていた所に優しく触れられた事で緊張が緩み、ルナマリアの目から意図せず涙が溢れます。


    「怖がらせてすまなかった。もう夜も遅いし今夜は私の寝床で過ごすといい」


    そう言ってナタルはルナマリアの肩を優しく抱いて自分の寝床のテントへと連れて行きました。



    「……あの、どうして庇ってくれたんですか?」

    「大した理由じゃない、私達が奪うのはあくまでMSであって人命ではないというだけだ。

    …まあ、もし君が素直にザクから降りずに抵抗していたら此方も相応の対応をしていたがな」


    テントの中でルナマリアが気になっていた事を尋ねると、ナタルは何でもない事のようにそう答えます。

    最後に笑いながら付け足された一言にやはり彼女も山賊なのだと改めて思い知り僅かに背筋が冷えましたが、下手に抵抗さえしなければ危害を加えられる心配がないのも同時に分かったのでひとまずは大人しくしている事にしました。

  • 61スレ主25/02/22(土) 10:42:17

    (なんか間違えて触ったのか謎に安価ついてるけど全然関係ないので気にしないでください)

  • 62スレ主25/02/22(土) 19:33:07

    保守代わりに話の本筋と関係ないけど、一応裏設定的な感じでダイス振ってみる


    ドムに乗っていた3人の山賊dice1d3=2 (2)


    1.無印三馬鹿

    2.キラ、ムウ、トールのAA組

    3.dice1d28=4 (4)

  • 63スレ主25/02/22(土) 19:34:16

    やべ、3つ目の選択肢のダイスミスってた。まあ外れたし別にいいか…

  • 64二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 00:16:42

    意外なメンバーだ

  • 65二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 07:58:31

    アスランがいるのにトールがでて嫌な予感がしてきた…

  • 66スレ主25/02/23(日) 16:45:59

    「ところで、君はどうしてザクに乗っていたんだ?見た感じあまり旅慣れているようではなさそうだが…」

    「……恋人が北の国に拐われたんです。だから連れ戻したくて」


    ルナマリアが今までの経緯やシンの事を話すと、ナタルは何やら考え込みます。


    「雪の女王…そう言えば少し前に会ったdice1d47=3 (3) という奴が似たような話をしていたな」

    「!本当ですか!?」

    「ああ。もしかしたら何か分かる事があるかもしれないし会ってみたらどうだ?」

    「そうしたいのは山々だけど……ザクは返してくれないんですよね?」

    「ああ、それだけは無理だ。こっちにも生活があるからな」


    移動手段を奪われたルナマリアにはもう徒歩以外の選択肢はありません。

    こればかりは仕方ないと割り切り、ルナマリアはナタルにその人の住む家の場所を聞いてすぐさま向かおうとしましたが、ナタルが引き止めました。


    「逸る気持ちは分かるが、さっきも言ったようにもう夜も遅い。ひとまず夜明けまではここで休息も兼ねて寝ておけ」


    日が昇ったら起こしてやるという言葉と共に毛布を投げて寄越され、ルナマリアは渋々ながらも毛布に包まって目を閉じました。

  • 67二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 17:02:40

    ドンピシャでシンが出てて草

  • 68二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 23:07:21

    支援

  • 69二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 23:11:56

    これは振り直しか?

  • 70二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 23:33:14

    ⭐️

  • 71二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 00:34:51

    前は被ったら+1だったような
    だとしたらラクスだけどどうなるかな

  • 72二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 08:07:32

    保守

  • 73スレ主25/02/24(月) 10:22:11

    (基本的にダイスで出たキャラが登場済みの場合は+1してるのでこの場合はラクスになりますね)



    それから数時間後、宣言通り夜明けと共に叩き起こされたルナマリアは身支度を整えてラクスの家を目指して旅を再開しました。


    自身の足のみでの旅路はとても長く過酷なものでしたが、それでもルナマリアは泣き言一つこぼさず懸命に足を進め、そして数日かけてようやく目的地であるラクスの住む家へと辿り着きました。


    緊張しながらドアをノックすると、中から出てきたのはルナマリアとそう歳の変わらなそうな穏やかな雰囲気の女性でした。


    「まあ、お客さんなんて珍しいですわ。さ、どうぞ中にお入りください。外は冷えるでしょう?」


    ラクスは突然の来訪に嫌な顔をする事なくルナマリアを暖炉のある暖かい部屋へと招き入れ、温かい紅茶を淹れてあげました。


    「それで、貴女は一体どのようなご用件でここへいらしたのですか?」

    「…北の国の、雪の女王について教えてほしいんです」

    「理由をお尋ねしても?」


    ルナマリアはアスランやナタルにしたように今までの事を話しました。

    ラクスは穏やかな表情を崩さないままそれを聞き終え、紅茶に口をつけてから静かに語り始めます。


    「先日、雪の女王──ステラさんが城に一人の少年を連れ込んだと風の噂で聞きましたわ。ルナマリアさんの話が本当なら、それが貴女の恋人で間違いないでしょう」

    「やっぱり…」

    「…ですが、恐らく彼はもう貴女の知る彼ではなくなっていると思われます」

  • 74二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 19:14:19

    原作の展開知らないからわくわく

  • 75二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 00:14:57

    保守
    続き楽しみです

  • 76二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 07:36:39

  • 77二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 17:04:56

    どうなるかな

  • 78スレ主25/02/25(火) 19:42:03

    保守ありがとうございます

    インフルにかかって寝込んでました…全快までまだ少し時間がかかるので気長にお待ち頂けると…



    「ステラさんは、ありとあらゆるものを凍らせる力を持っています。

    人々はそんな彼女を恐れ、暗く冷たいお城の中に閉じ込めてしまったのです」

    「……それ、ひどくないですか?ただ特別な力があるだけで、そのステラって子は何も悪い事してないんですよね?なのに閉じ込めるなんて…」


    思わずルナマリアがそう言うと、ラクスは小さく微笑んで「優しいのですね」と言いました。


    「ステラさんは彼の事をとても気に入っていて、一生二人でお城の中で暮らそうとしています。

    その上彼の目に悪魔の作った鏡のかけらが

    入っているのなら……それをとりださない限り、心が凍りついたまま永遠に彼女のための人形となるでしょう」


    ラクスはまっすぐにルナマリアの目を見つめて問いかけます。


    「きっと彼に会いに行った所で、彼は貴女のことを覚えていません。辛い思いをする事になるでしょう……それでも、貴女は会いに行きますか?」


    ルナマリアは俯き、湯気の消えた紅茶の入ったティーカップをきつく握りしめます。

    しかしそれも一瞬の事。すぐさま顔を上げてきっぱりと言い切りました。


    「ええ、勿論行くわ。だってdice1d3=2 (2)

    1.シンの事が大好きだから

    2.シンを愛しているから

    3.浮気なんて許せないもの

  • 79二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 20:30:28

    スレ主さんお大事に…そしてルナが漢女だ…カッコいい

  • 80二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:49:00

    無理せず養生してください

  • 81二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 08:18:17

    一応保守

  • 82二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 16:07:49

    ⭐️

  • 83二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:46:25

    >>78

    流石ルナ

  • 84二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 00:55:29

    無理しないでくださいね
    深夜の保守

  • 85二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 07:36:08

    インフルはキツいよね

  • 86スレ主25/02/27(木) 12:04:42

    「──そうですか」


    ルナマリアの答えを聞いたラクスは、嬉しそうに笑いました。


    「ならば…私もその愛を信じる事にしましょう」

    「え?」

    「付いて来てくださいまし」


    そう言って徐に立ち上がったラクスの後を付いて行くと、ラクスは家の奥にある物置部屋に入り、そこにあった床下収納の扉を開けました。


    そこには収納スペースではなく地下へと続く階段が設置されていて、驚くルナマリアをよそにラクスは「足元に気をつけてくださいね」とだけ言ってひょいひょいと階段を降りて行ってしまいました。ルナマリアも慌てて後に続きます。


    どうにか階段を降りきったルナマリアの目に飛び込んで来たのは、信じられないほどに広大な空間と……そこに鎮座する、一機のMSでした。


    「北の国に行くのに移動手段がないと時間がかかりますでしょう?このdice1d3=3 (3) をお貸し致しますわ」


    1. ZGMF-X56S インパルス

    2. ZGMF-56E2 インパルスSpecⅡ

    3. ZGMF-X42S デスティニー

  • 87二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 12:46:49

    デスティニー…!

  • 88二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 12:49:07

    ん?選択肢にデスティニーSpec II がないということは......?

  • 89二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 20:26:30

    彼の機体だからね

  • 90二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:10:34

    文字通り運命を感じますねえ

  • 91スレ主25/02/27(木) 22:43:47

    デスティニーは直前に思いつきで選択肢に入れただけなんで、SPECⅡが含まれてない事に深い意味はないです…(小声)


    「あの…このMS、私が乗るのはなんか違う気がするんですけど…」
    「あら、そんな事ありませんわ。これもまた運命です……デスティニーだけに」
    「やかましいわ!」

    思わずツッコミを入れた後、気を取り直してルナマリアはラクスに向き合いました。

    「でも、どうしてこの機体を私に…?ナタルさんもそうだったけど、なんで見ず知らずの人間相手にここまで親切にできるんですか?」
    「先ほども言った通り、貴女の愛を信じたいと思っただけですわ。貴女の恋人への愛にはそうさせるだけの価値がある」

    ルナマリアの問いにラクスは笑みを崩さないままデスティニーを見上げます。

    「変わってしまった恋人を変わらず愛し、その愛を貫くために1人でここまで旅を続けた──それがどれだけ偉大な事なのか、貴女はきっとお気付きにはなっていないでしょう?ふふっ、こんなに熱烈に愛してくれる方がいるなんて、彼氏さんは幸せ者ですわね」
    「なっ…!」
    「さ、早く行ってくださいな。のんびりしてたら、女王様に王子様を取られちゃいますわよ?そんなの嫌でしょう?」
    「っそんなの言われなくたって…!」

    赤みの引かない顔のままルナマリアはデスティニーのコックピットに乗り込み、手早くデバイスを起動させて発進準備を進めていきます。

    「ご武運を」
    「ルナマリア・ホーク!デスティニー、行くわよ!」

    光の翼を展開し、デスティニーは北の国に向かって猛スピードで発進しました。

  • 92二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 07:06:17

    期待

  • 93二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 14:18:56

    維持しますね

  • 94二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 21:34:30

    続き期待

  • 95二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 00:42:37

    最終的にはステラも幸せになれるといいなあ

  • 96二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 08:56:46

  • 97スレ主25/03/01(土) 13:17:54

    その頃、北の国の宮殿では変わらずご機嫌なステラがシンの側で楽しそうに踊っていました。

    「シン、どうかしたの?」

    シンは無表情のままぼんやりとどこか遠くを見つめていて、ふとそれが気になったステラが尋ねます。

    「……何か、大切な事を忘れているような気がするんだ……」
    「…かなしいの?」
    「分からない…」
    「シン、かわいそう…」

    ステラは慰めるようにぎゅっとシンを抱きしめます。

    「大丈夫、ステラがシンの心を凍らせて何も感じなくさせてあげる。そうすれば、悲しいって思わなくなるから……」

    瞬く間に周囲を氷が覆っていく中でも、シンは表情一つ変えずステラの胸に抱かれたままぼんやりとしているばかり。
    逃げる素振りを全く見せないシンに、ステラは満足げな笑みを浮かべます。

    「シン、大好き。これからもずっとずっと、ステラと一緒……」

    ステラの桜色の唇が、シンのものと重なり──

  • 98スレ主25/03/01(土) 13:18:41

    そうになった、その瞬間でした。



    「──ちょっと待ったああああああああ!!!」


    「!?」


    轟音と共に背後の壁が吹き飛び、ステラは驚いて振り返ります。

    そこには……



    「ちょっとアンタ!人の彼氏に何しようとしてんのよ!!」


    パルマ砲で壁を破壊したデスティニーのコックピットから、鬼の形相をしたルナマリアが飛び出しました。

  • 99二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 14:05:31

    相手の立場に同情はするがNTRは絶許
    優しいけと怒るところはちゃんと怒る気の強さ流石です

  • 100二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 23:34:34

    ハッピーエンドはあるのか期待

  • 101二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 07:47:19

    滅茶苦茶になりそうだな

  • 102二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 14:56:34

    ルナマリアにはこのままGO! してステラも含めてハッピーエンドに邁進してくれると信じてるw

  • 103二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 22:48:43

    ほしゅ

  • 104二次元好きの匿名さん25/03/03(月) 07:37:31

    続き待機保守

  • 105二次元好きの匿名さん25/03/03(月) 12:14:04

    保守

  • 106二次元好きの匿名さん25/03/03(月) 21:18:39

  • 107二次元好きの匿名さん25/03/03(月) 22:41:19

    青空文庫で元ネタを流し読みしたけどカイもゲルダもお互いの事大好きだな??ってなったよね

  • 108二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 08:24:33

    このレスは削除されています

  • 109二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 18:01:53

    お忙しいのかな?保守しておきます

  • 110二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:10:05

    保守

  • 111スレ主25/03/05(水) 06:12:28

    大変お待たせしました…今日から再開します


    コックピットから飛び出したルナマリアは一目散にシンへと駆け寄り、2人は久方ぶりに対面します。

    「シン…やっと会えた…!」

    ずっと恋焦がれてきた恋人との再会に目頭が熱くなりますが、当の本人であるシンは変わらず感情のない冷たい目でルナマリアを見下ろしていました。

    「…誰だ?」
    「っ…!」


    冷たい目と声でそう言われて、ルナマリアは思わず言葉に詰まります。
    ラクスの言っていた通り、シンはルナマリアの事を忘れてしまっていたのです。
    その事実にルナマリアは傷付き顔を俯かせました


    ……が、それも一瞬の事でした。

    「──ふんッ!」
    「っ!?」

    ルナマリアはキッと顔を上げると、すぐさまシンの胸ぐらを掴んで力づくで床へと引き倒します。
    そのまま僅かに驚くシンの上に馬乗りになると懐に忍ばせていた目薬を取り出し、

    「点眼!!」

    シンの瞼を押さえつけ、目薬を振りかけるようにその赤い目に差しました。

  • 112二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 07:18:18

    乙です
    やった!…か?

  • 113二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 12:40:41

    目薬か

  • 114二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 22:04:15

    保守

  • 115二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 23:40:19

    シリアスとギャグを反復横跳びしてるなぁ

  • 116スレ主25/03/05(水) 23:51:06

    「繝ュ繝シ繝郁」ス阮ャ〜〜!?」
    「シン!?やめて!シンに酷い事しないで!」
    「人聞きの悪い事言わないで貰える!?」

    よほどクールの強い目薬なのか言葉にならない悲鳴をあげて悶絶するシンと、そんなシンを見て悲痛な声を上げるステラと、変わらずシンに馬乗りのままのルナマリアという側から見たら誰がヴィランなのか分からなくなりそうな状況の中で、ルナマリアはそれでもシンの目に目薬を絶えず差し続けます。
    そしてついに……

    「あっ…!」

    シンの目からキラキラと光る小さな欠片がポロリと溢れ落ちました。
    目に刺さっていた悪魔の鏡の破片が、目薬と涙に洗い流される形で外に出たのです。

  • 117二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 23:54:06

    勝ったッ! 第3部完!

  • 118二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 06:06:20

    なんか意味あるんかなと思ってシンの文字化け翻訳してみたら草

  • 119二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 07:05:03

    たとえ文字化け台詞で耐えても、復元でまた草生やさせる

    まさに隙を生じぬ二段構え

  • 120二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 08:03:01

    ロー○製薬の目薬はよく効くよね、うん.......

  • 121二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 09:25:37

    ク〇ズダービーでの社名連呼が脳内再生されてしまう…

  • 122二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 18:28:21

    ルナマリアの包容力でステラにも救いあったりしないだろうか…

  • 123二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 23:07:47

    >>122

    一人ぼっちが解消されればあるいは...

  • 124スレ主25/03/06(木) 23:10:28

    「…シン……?」

    「ぁ……ルナ、俺……」

    「っ…!」


    恐る恐る名前を呼ぶと、やや戸惑った様子のシンと目が合いました。

    その目は暖かさを宿していて、ルナマリアを見つめる視線からは優しさと愛情が伝わってきます。

    それを見て自分の愛するシン・アスカが戻ってきたとようやく実感したルナマリアの目から堰を切ったように涙が溢れ出しました。

    感極まったルナマリアはシンを強く抱きしめます。


    「バカ!この大バカ!馬鹿シン!なんであの時私を庇ったりしたのよ!おかげで本当に大変だったんだから!」

    「うん、ごめん…でも、庇うのは当然だろ?ルナは俺の大事な恋人なんだからさ」

    「またそんな事言って…でもいいわ。元の優しいシンに戻ってくれたなら、それだけで十分よ」

    「ルナ……」


    シンがルナマリアの背に腕を回し、ギュッと強く抱きしめ返しました。

  • 125二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 23:38:15

    無事元に戻って本当に良かった、ありがとう○ート製薬

  • 126スレ主25/03/07(金) 06:10:57

    そうやって互いの体温を分け合うかのように強く抱き合う2人でしたが、不意に後ろからポツリと呟く声が聞こえました。


    「シン……戻っちゃったの?」

    「あ……」


    はっと我に帰った2人が振り向くと、俯いたステラがスカートの裾を握りしめて立ち尽くしていました。


    「ステラ……」

    「シン、欠片が刺さってた時の事覚えてるの?」

    「うん…とはいえ、なんとなくだけど」


    シンはゆっくりと立ち上がり、ステラの元へと歩いていきます。

    そしてステラの目の前で立ち止まると、困ったうに眉を下げて彼女を見つめました。


    「シン、ステラのそばにいてくれないの…?」

    「……ごめん。俺にはルナがいるから、ステラと一緒には暮らせない」


    シンは申し訳なさそうにしながらも、ステラを選ぶ事は出来ないとはっきり告げます。

    シンの答えにステラは…dice1d2=2 (2)


    1.「そんなの嫌!ステラもシンがいい!」と癇癪を起こしました。

    2.何も言えず、子供のように泣きじゃくりました。

  • 127スレ主25/03/07(金) 12:37:28

    保守ついでに今更ながら補足ですが、このお話のステラにとってのシンは自分の事を怖がらずに側にいてくれる、孤独を埋めてくれる相手であって恋愛感情は抱いてません。というかそもそも恋心を抱けるほど情緒が育ってない

  • 128二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 20:43:04

    保守

  • 129二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 00:48:30

    つまり、ワンチャン家族になれる?

  • 130二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 07:56:30

    村で一緒に暮らそうぜ!

  • 131二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 08:30:54

    特に同情出来る要素のないヴィランだった原典の雪の女王とは違って、アナ雪のエルサの要素が一部入ってるし

  • 132二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 15:31:29

    ルナマリア!なんとか救いを!

  • 133スレ主25/03/08(土) 20:52:21

    (多分明日には完結出来そう…)


    小さな子供のように泣き出してしまったステラの姿に故郷の妹を重ねてしまい、シンの良心が痛みます。

    罪悪感に駆られてつい声をかけようとしたシンでしたが、それをルナマリアがやんわりと止めました。


    「ダメよシン。今アンタが優しくしても、余計に傷つけるだけだわ」

    「でも、じゃあどうすれば…」

    「私に任せて」

    「え?」

    「…この子の気持ち、今ならちょっと分かる気がするの」


    ルナマリアはそう言うとシンと位置を入れ替える形でステラの前に立ちます。

    そして未だに泣き続けているステラに対してルナマリアはdice1d2=2 (2)


    1.優しくその体を抱きしめました。

    2.そっと頭を撫でてあげました。

  • 134二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 00:21:09

    ルナマリアのお姉ちゃんもしくは聖母発動の予感!

  • 135二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 08:27:26

    さすルナ

  • 136二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 08:30:11

    ステラが懐くかな

  • 137二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 17:54:02

    保守

  • 138二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 23:02:57

    あげ

  • 139スレ主25/03/10(月) 06:15:58

    (昨日完結させるつもりが睡魔に勝てず……すまねえ…すまねえ…)


    「……?」

    頭を撫でられる初めての感覚にきょとんとするステラに、ルナマリアは優しく話しかけます。

    「…一人ぼっちは悲しいし寂しいわよね。私も同じだったから分かるわ」

    シンを連れ戻すためにここまで旅路を歩んできたルナマリアですが、その旅には様々な出会いと共に孤独が常に付き纏っていました。

    「誰とも話さずに1日を過ごすのも、1人きりで夜を過ごすのも、本当は凄く心細くて不安だった。シンに会いたくて堪らなくて、気がおかしくなりそうだった」
    「ルナ……」
    「あなたはそんな時間を私よりもずっと長く過ごしてきたんだもの、辛くて苦しかったに決まってるわ。……まあ、だからってシンを攫ったのは許せないけど」

    そう言ってステラの額を軽く小突いたルナマリアの表情はどこか優しく、まるで子供の小さな悪戯を叱る親のようだとシンは心の中で思いました。

  • 140二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 14:06:33

    これはステラとシンとメイリンでルナマリア争奪戦が始まるのでは!?

  • 141スレ主25/03/10(月) 20:42:21

    「……ねえステラ。もしあなたがもう誰かを攫ったり心を凍らせようとしないって約束できるなら、私達の故郷に一緒に帰らない?」

    「え…」

    「どうせこの国にはステラの事怖がってこんな場所に閉じ込めるような酷い人達しかいないんでしょ?そんな所でわざわざ暮らす必要なんてないじゃない」

    「……ステラ、ひとりぼっちじゃなくなるの?寂しくない?」


    目に涙を溜めて問いかけてくるステラをルナマリアは優しく、そして力強く抱き寄せます。


    「ええ、もう絶対に1人になんてさせない。約束する!」


    その言葉を聞いた途端、ステラはルナマリアの胸にしがみついてわあわあと声を上げて泣きました。

    ステラはそのまま泣き疲れて眠ってしまうまで泣き続け、ルナマリアはその間もずっとステラを抱きしめ、シンもまたルナマリアの側にずっと寄り添っていました。

  • 142二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 01:45:58

    さすが聖母ルナマリア
    このまま娘にしてしまおう

  • 143スレ主25/03/11(火) 06:13:45

    かくして、雪の女王と呼ばれ恐れられていた少女と共にシンとルナマリアは故郷へと帰っていきました。

    北の国を離れる際、2度とこんな事が起きないようにと宮殿をデスティニーのdice1d2=2 (2) (1.パルマ砲で粉砕する 2.ゼウスシルエットで跡形もなく消し飛ばす)事も忘れません。


    そして、長い冬が終わり……

  • 144スレ主25/03/11(火) 13:16:39

    「──ステラ、すっかり打ち解けたわね」

    「そうだな」


    穏やかな光の差す昼下がり、マユやメイリンや村の子供達と楽しそうに遊ぶステラをシンとルナマリアは少し離れた木の下に腰を下ろして見守っていました。

    北の国よりも暖かい気候の影響なのかステラの能力は2人の心配とは裏腹に殆どと言っていいほどにその力を奮わず、ステラは至って普通の女の子として村の人達に受け入れられています。


    「ステラはさ、たまたま生まれた場所が良くなかっただけだと思うんだ。もし最初からこの村に生まれてれば、きっとあんな寂しい思いもせず、普通の女の子として暮らしてたと思う」

    「そうね…でも、もし本当にそうだったとしたら──」

    「ん?」

    「…なんでもないわ!忘れて!」


    手強いライバルになっていたかもしれない、という言葉を飲み込んでルナマリアは笑いました。

    そんなルナマリアの小さなヤキモチを知ってか知らずか、シンは無言でルナマリアの頭を自分の肩へと抱き寄せます。

    ルナマリアが驚いて顔を上げると優しい目と視線がかち合って、思わず頬がかっと熱くなりました。


    「遅くなったけど……ただいま、ルナ」

    「…おかえり、シン」


    2人は小さく微笑み合い、そしてdice1d3=3 (3)


    1.こっそりとキスをしました。

    2.静かに抱擁を交わしました。

    3.このあと滅茶苦茶ロマンティクスしました。

  • 145二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 13:20:14

    ここのお伽話はロマンティクスひきがちで草
    人魚姫以来のロマンティクスオチで笑った

  • 146二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 13:21:14

    去り際のロマンティクスしてて草

  • 147二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 15:47:23

    そこで3出しますかダイス神www
    以前も綺麗に終わるかと思ったらロマンティクスしてたな

  • 148二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 15:49:46

    なんでこうもラストロマンティクスオチしたがるんだおとぎ話ダイスよw

    しかしまあハッピーエンドでよかった
    ロマンティクス後に生まれた子がステラに結婚申し込みとかしてたらかわよ

  • 149二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 16:20:46

    ロマンティクスオチあったなーと過去作見返してたらアスラン出現率が6/8(うち固定2、設定のみ1)と高くて笑った

  • 150スレ主25/03/11(火) 20:31:55

    こうして、ルナマリアとシンは新しく村の住人となったステラと共にいつまでも仲良く幸せに暮らしましたとさ。

    めでたしめでたし。


    …………このシリーズのダイス神、ロマンティクス好きすぎじゃない?」

  • 151二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 20:37:15

    お疲れ様でした!今回も面白かったです!
    次回ロマンティクスオチになったらもうそういうもんだと思いましょうw

  • 152二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 20:37:40

    乙です
    今回も面白い展開になりましたねw

  • 153二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 20:47:52

    きれいに纏まった話の最後がロマンティクスエンドになるところまで楽しかったですw

  • 154二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 21:00:06

    最後の最後でよいこのおとぎ話から本当はエロいおとぎ話にジャンル変わってんよー当人たちの気持ちとしてはうんまあそうだろうな…と納得もするが

  • 155スレ主25/03/11(火) 21:39:27

    お付き合い頂きありがとうございました!
    途中でインフルに罹ったり仕事が忙しくなったりで更新が滞ってしまったもののどうにか完結出来ました
    それもひとえに保守してくださった方々のおかげです。本当にありがとう……皆さんもどうか手洗いうがいを忘れずに!

  • 156二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 22:35:45

    完結お疲れ様でした、頑張るルナマリアもダイス神の悪戯も楽しかったです
    お体どうぞお大事に

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