- 1二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:40:03
- 2二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:41:29
すいません何度も言われてることの合体が多く始めてのことになってます
- 3二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:44:00
これって……
ああ、先生の勝ちだ - 4二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:44:35
それ監禁かなぁ!?
- 5二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:45:31
いいよね、帰したくないという想いが「慈愛の怪盗としてのスタンス」ではなく「清澄アキラとしての感情」から出てきたものだと自覚するの
慈愛の怪盗に徹した結果開放するという選択でもいいし、清澄アキラとして監禁の理由そのものが変化して続行でもいい
- 6二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:45:31
先生は美学の理解者から宝物にエスカレートしたヤンデレアキラかあ
- 7二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:45:37
どちらかと言えば一時的な半強制自宅療養……
- 8二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 18:53:22
最終的に帰してるのにヤンデレか……?
- 9二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 19:08:20
先生の状況を問題視した結果だし監禁……?監禁なのかそれ?
- 10二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 19:09:41
この手の話でほんとに何度も言われてる事のまとめってあるんだ
- 11二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 20:53:04
書いちゃった
最初は確かめるだけのつもりだった。あの人の価値を他の生徒たち、そして自分自身は理解しているのか。その確認をするだけのつもりであった。
シャーレの先生──キヴォトス中の生徒にあまねく慈愛を注ぎ、私のような犯罪者にも理解しようと歩み寄るあの人は、その姿勢や性格からとても好かれている。調べてみれば私と同じ七囚人の方すら好意を向けているらしい。だが……
"──ふぅ、この書類はこれで良いかな"
「先生!ここの記述はこうだって何度言えば分かるんですか!全く……」
"はは……ごめんね、ユウカ"
そこまで言わなくても、間違えやすい箇所だって貴女も理解しているでしょう?
「先生……今日も駄目なの?一緒にお出掛けするってずっと言ってるのに……私が鬱陶しいならハッキリそう言えば……?」
"ミカ……私は……「もういい!知らない!」ブツッ ツーツー"……"
すぐ感情的になって……言い訳くらい聞いたらどうですか……?
『わっぴ〜!』
"わっぴ〜!"
わ……??なんです、それ……?
私は主観的に見すぎているだろうか。観察しているうち、生徒たちは先生の優しさにつけあがって好き勝手にやりすぎているように見える。ここまで滅私奉公でいて、あの人は疲れないのだろうか?睡眠時間も短いし、食事は生徒が稀に作ってきてくれるものを除けばコンビニ弁当とエナジードリンクが殆どだ。いつかパッタリと倒れてしまわないか心配になる。
私のような存在が先生を心配するのは烏滸がましいだろう……だが、彼女たちが真に先生を理解していると言えるのだろうか?黒々とした想いが心臓を起点に全身へ巡り、あの人を手に入れろと囁いている。私は握り拳を作って、軽く胸を叩いた。 - 12二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 20:54:01
つまり要約すると「アキラ実装はよ」ってこと?
- 13二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 20:54:51
Exactly(そのとおりでございます)
- 14二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 20:54:53
"もうこんな時間か……ああ……"
三日月が弱々しい光を放つ。あと数時間で朝日が昇るだろう。これ以上の観察は明日の収集に影響が出るので、気付かれぬよう帰ろうとした、その瞬間だった。大きな音がして振り向くと、先生がエナジードリンクを片手に倒れていた。
「先生!?先生!!」
全貌を確認するより先に私の身体は動き、先生の元へと駆け寄っていた。額に手を這わすと尋常じゃないくらい熱い。
"アキ……ラ……?"
何故もっと早く対面しなかったのだろう。死人のような肌も、健康とは程遠い食事も、ずっとずっと見ていたのに。
『先生が欲しい』
いつの間にか先生は気を失い、私の腕の中で草臥れている。それでも不安は次第に膨らみ、涙となって頬を伝う。
『誰も先生の価値を理解していない』
柄にも無く動悸が止まらない。嫌な妄想が脳裏をよぎり、情けなく泣くことしか出来ない。
『先生を真に見ているのは私だけ』
ようやく現れた唯一の理解者。手放したくなんかない。
『手に入れろ』
私は、私は── - 15二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 20:55:24
『私は慈愛の怪盗』
「先生──今は、お眠りください。大丈夫、すぐに良くなりますからね」
先生を抱え、ゆっくりと立ち上がる。三日月に照らされて、真っ黒な影がその場に残る。
「先生。私は、貴方を頂戴します」