- 1二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:02:14
- 2二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:05:06
生徒との出会いは『私』ではなく『先生』からだもんね
- 3二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:05:33
先生の記憶、人格?を取り戻して見せる!って生徒と、そんな生徒に(『私』は必要ない)って曇るけど生徒第一で元の記憶を取り戻そうとする先生。それを見ていて今の先生の人格を尊重する生徒で変にギクシャクした関係になってほしい
- 4二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:06:21
- 5二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:08:08
人格が戻れば『私』は消えて『先生』が帰って来るとなったときに生徒はどのような行動を取るのか。
確かに『先生』との関係は大切だけど『私』との過ごした時間も、記憶もアレは本物だっ!ってなる生徒 - 6二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:09:01
ここで物語の中盤か終盤に、実は『先生』は記憶喪失じゃなくて死んだ先生のクローンだったって設定になって
『先生』が『私』を取り戻すことは始めから存在しないのだから不可能だったって展開になるんだよね - 7二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:11:05
『私』に向き合い理解し接していた生徒が『私』のもとに訪れるとそこには『先生』がいて、
いつかくると分かっていたはずなのに、『先生』が戻ってきて嬉しいはずなのに、
目頭が熱くなって喜びと悲しみ、どっちで泣いてるのかわからなくなって欲しい - 8二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:11:50
つ記憶転送装置
無論、先生の記憶のバックアップデータは保管済み
そうトータルリコールだね - 9二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:13:28
実際の先生ならほぼ確実にそうなりそうだけどここでは『私』も『先生』も少しだけ人間らしく、心にモヤを抱えて欲しい
- 10二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:13:58
これ系はやっぱノアがフィーチャーされがちよね、前の先生のことを絶対に忘れられないわけだから
- 11二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:15:19
書き換えだと『私』の人格が消えちゃうわけだからそれに対して『私』を尊重する生徒が反抗と言うか批判?して欲しい
- 12二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:16:24
- 13二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:18:53
- 14スレ主25/02/15(土) 21:22:09
- 15二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:22:59
ある意味プリコネの騎士くんもこの系譜じゃないか?
- 16二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:23:29
- 17二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:24:08
ちょっとシチュ違うだろ!一瞬で覚悟決めやがって!
- 18二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:25:31
記憶喪失先生はSS書いたなあ……曇らせ一辺倒になっちゃったからお蔵入りしたけど
- 19二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:25:39
- 20二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:27:04
これはシロコとクロコ
- 21二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:28:26
寿命が極めて長い超常的な存在が意図的に記憶を消して新鮮な気持ちで生きる、というネタはあるよね
- 22二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:29:30
ポニテホシノに「先生を返して!!」って泣きながら胸ぐら掴まれてえなぁ
- 23二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:30:14
ヒマリもかなぁ
- 24二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:30:53
- 25二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:31:44
- 26二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:35:21
なんすか?イオリと接してるときはバケモンだって言いたいんすか?
- 27二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:36:23
一人称「私」だし全然素を出していない可能性がある
- 28二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:37:25
そりゃ大人だからね、公私混同はしないよ
- 29二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:39:02
”やっほ、イオリ!”
- 30二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:46:17
せ、先生として足を舐めるのは必然だし…
- 31二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:50:37
イオリやカリンに対する変態言動も素じゃないのなら本当の先生はいったい……?
- 32二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:51:30
もしあのイカれたコミュニケーションが生徒との距離を縮めるために最適なものであるとしたら…?
- 33二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 21:55:01
というかループ説が正しかったら最初から記憶喪失なんだよな
前ループで成功したコミュニケーションを無意識に行っているのか - 34二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 22:01:52
記憶喪失というか、来た時点からのリセットなのでは
大人のカードのことを理解してるようだし、プレイヤーより多くの知識を持っていると思う - 35二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 02:58:52
とある魔術の禁書目録
- 36二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 03:00:09
- 37二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 11:55:47
>>36(書いたのがカズサお時間辺りだったってのがはっきり分かんだね)
──記憶が失われているのではないかと。私自身が気づき始めたのは何時の事だっただろう。
初めはごくごく些細な、けれど放ってはおけない発見。
金曜の夜、いつしか習慣になった生徒がシャーレへ訪ねてくる時間。手で目隠しをされて、耳元で囁かれる声が。「アズサ」なのか「カズサ」なのか。先週まではハッキリと、尋ねられるまでも無く理解していたそれを。
判断がつかなくなったことが気づきの発端。
人は人を忘却する時、声から忘れていく、とは誰の言葉だったか。生徒から雑談混じりの日常会話で紛れた話題だったのか、ネットでたまたま見かけた記事だったのか。それこそもう忘却の彼方だ。
そこからは連鎖的に。けれど止(とど)めたいという自らの意志とは関係なしに記憶がこぼれていく自覚だけが残った。
声が消えていく。顔が消えていく。記憶が消えていく。思い出が、消えていく。
誰かが話すエピソードに即応できない。笑顔で、あるいは呆れたような顔で、はたまた心底楽しそうな顔で。そんな唯一無二の思い出が。当たり前のように共有される思い出(メモリアル)が、自分の中からだけ失われている感覚。
意識と無意識の隙間を零れ落ちる様に。すり抜けて消えていく記憶達が、掌に留めておけない事が。どんどんと増えていく。
今はまだ、話しかけられた瞬間に記憶を探れば、どうにか記憶を呼び起こせる。けれどそれも時間の問題。
いずれ丸ごと無くなってしまうのだろうと、そんな確信めいた予感がある。
いつだったかの黒服との会話──こんなものだけは脳裏にこびり付いている──が巡る。
「”いかなる代償を支払うことになったとしても”」
きっと、これがそうなのだろう。
あの時はそうするしか無くて。後悔なんてするつもりはなかったけれど……これは流石に。想像にしていなかった。
自身の身体にダメージがフィードバックするくらいなら何でもなかった。血を吐こうが傷が付こうがどうにでもなる。腕や足の一つや二つ無くなったって構わない。最悪の想定は「死」だと、そう思っていた。
けれど。自分の根幹を為す思いが丸ごと消えていくのは、どうしても堪える。
あの時、生徒の為に。生徒の未来を見ることが叶わなくなった私の為に。
- 38二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 11:56:14
”応える”と。
そう思ったはずの自分の想いさえも嘘になってしまいそうで。想いだけはあっても、根幹を支える記憶が失われてしまえば。過去の私と今の私の連続性が断ち切られればそれは。
私じゃない私の、選択。
──経験では無く選択が重要なのだと。きっとそれこそが大事なのだと。
交わした会話の相手は誰だったか。元よりあやふやだった記憶は、もはや残滓程度しか思い出せない。がらんどうな電車の中、向かい合って言葉を交わした、華奢な肩に背負いきれない様な責任を背負った誰か。
大切な何かを私へ託した誰か。
きっと私が私である為の大切な記憶だった。そんなイメージがわずかばかり掠めていく。
脳内を占めた思考を振り払うように必死に自らが残したデータの端くれを読み込み、記憶を整える。
失われていく思い出を繋ぎとめる様に。無駄な行いだと、脳内で誰かがささやく。自覚はある。足掻いて繋ぎとめられる記憶と、零れ落ちる記憶は決して同量じゃない。
それに記録を読み返して経緯だけを記憶し直したところで、それは記録に過ぎない。どうしたって一番大事な経験が無くなっているのだから、片手落ちなんて表現でさえ笑わせる。
まるで、穴の開いたポイで金魚を掬うかのような滑稽さ。
それでも。どうにかこうにか工夫を凝らして皆に不安を与えない様に。穴だらけの記録を継ぎ接いでいく。 - 39二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 11:56:44
その作業を繰り返していく度にどうしても。
多分過去の私は生徒との交流を楽しいものだと思っていた筈だ。その記憶も、まだ残っている。
……なのに今の私は、どうしてもそう思えなくなっていて。
会話の一つ一つを、過去の私と矛盾させない様に精査して返す。誰か一人との会話、複数人との会話、大勢の前での会話。
私はこう思っている。「私」はこう思っていただろう。その食い違いを出来る限り減らして。それが正しいかどうかなんて確定も取れないまま、交流を重ねる。一歩一歩が薄氷を割るようでまるで気が休まらない。
そして明日会う時に今を覚えていられるように。誰と、どの時間に、どんな会話を。一言一句を逃さない様に記す。
明日の朝読み返しても他人事にしか感じられないただの記録を、それしか縋るモノが無いから必死になって。
常に脳内に漂う疑問。
果たして今の私と、皆が慕った私は同一人物なのだろうか?
皆との思い出を最早伝聞でしか共有できていない私は、本当に同じ私なのだろうか?
緊張で、食事なんてまるで喉を通らない。記憶の如何に気付いてからはもう固形物なんて久しく摂取していない。何度か試してはみたものの、必ず戻してしまうのでもう諦めた。
今はゼリー飲料を無理やりに飲み下し、きっと胃液で焼けてしまっているのだろう、嚥下の度に走る喉の痛みを味のしないゼリーと共に胃に収める。
……仕事が忙しいのは幸いだった。ろくに食事を取れなくてもそれゆえの不摂生だと誤魔化しが効く。
生徒達との写真に写る私はどうにも褒められたような顔色はしていない。これなら、まだしばらくはどうにかなる。
──いずれは破綻する未来を先延ばしにするだけの愚かな試みを、自覚しているのにしがみ付く愚かな私を。けれど私自身が止められない。
口を濯ぎ、咥内にこびり付いた胃液を洗い流す。時計を見ればもう、今日の当番が顔を出す時間。
鏡を見れば、血の気が失せた自身の顔。多分これもいつも通りだ。
なら問題はない。後は私がぼろを出さずに乗り切るだけ。
端末を開き、必要なデータを開く。氏名、年齢、所属、会話内容。そうしてまた今日も、「先生」を演じる私を始める。
”こんにちは、今日もありがとうね──” - 40二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 11:58:35
おわり!
誰も彼も不幸になる未来にしか転ばねえから(この先は)無いです - 41二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:02:26
記憶......無くなっちゃったねえ
- 42二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:09:31
影羅(エイラ)かと思った