- 1銀蛇25/02/15(土) 23:19:34
次は>>190の方がお願いします
無理な場合は裏スレへその旨を
所在地
死滅回遊 所在地 | Writeningとりあえず把握してるコテハンのみ 各自修正をして下されば助かります …writening.net - 2銀蛇25/02/15(土) 23:20:03
- 3銀蛇25/02/15(土) 23:20:18
- 4銀蛇25/02/15(土) 23:20:52
- 5銀蛇25/02/15(土) 23:21:35
- 6二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:30:34
【只今の時系列】
・米軍突入後 翌日辺り?
【追加されたルール】
・泳者は他泳者の情報
──“名前” “得点” “ルール追加回数” “滞留結界(コロニー)”──を参照できる。
・泳者は他泳者に任意の得点を譲渡することができる。
(11以降はまだ追加されていない) - 7二次元好きの匿名さん25/02/15(土) 23:47:15
【なんとなく思考を回してみてるけど、なんとなくまっすぐにならない。無理に引っ張ってまっすぐにしてしまいたいけど、そんなことをしたら途中でぷつりと切れてしまいそうで、どうもはっきりと考えはまとまらない。うだうだしている。はっきりしていない。結論は出てるけどそれに細い手芸糸でも絡めているのかな。みたいな違和感。すっきりしない。とても。】
ん゛〜……う゛〜……あー!!!
【くしゃりと髪に指を通して、叫ぶ、大声で。うむ、なんとも。息が切れて。咳のようなえづきのような感覚が喉を襲ってくる。えほえほと言って、言ってでもないか。水分が足りない。喉がはりつく、冬はどうも乾燥するね。……うん。こんな状況で叫んだわたしが馬鹿だ。喉からなのかもよくわからないきもちわるさにちょっと冷静になった。唾でも飲み込んで、いったん、なんも考えないようにねておこう。おやすみ、明智。】 - 8臆病ロリ/悪霊(?)25/02/16(日) 00:19:50
>>前200
「まあ全然気にはしてねえけどよ」
そっか、別に謝る必要はないよ…
あ、うん…受肉体の人にも高専の人にも色々会ってきたね…
【思い返すのは、気持ちの悪い発言の多かった猪やその付き添いの牛だったり、黒髪で碧眼のおっかない女の人、黒髪の男の術師の人、それに風鶴お姉さんとその付き人も。呪術師の職だった人や受肉体の人はこれくらいかな?と思い出して。糸居の様子には気づかない。】
そもそもあたしのおじいちゃんおばあちゃんはもう引退したけど術師だったから、呪術は知ってたしミミとだってもう…7年くらい?の付き合いだしね…
【じゃあ術式のこと聞かせてもらおうかな、と話を切り出して】
- 9散花の舞ひ人25/02/16(日) 00:24:56
【さらりと風に吹かれる墨髪を手で戻すことはせず、
外の空気を肺に入れ呼気を感じる】
…………。
【沈黙に吸音と吐音が繰り返され、奇妙な調和を生み出していた】 - 10いとめぐり25/02/16(日) 00:26:42
- 11臆病ロリ/悪霊(?)25/02/16(日) 00:34:14
- 12いとめぐり25/02/16(日) 00:42:46
そうですね、バリアと差し支えはないでしょう。
事実、このように……僕自身と他の方の周辺に結界を出す、それが主な役割ですから。
《「このように」の言葉に合わせて、薙刀を軸に細い糸と成った呪力が巻き付く。その後糸は花開き、瞬きの一瞬の内に糸居と腑央の周辺から半球体状の光が身体を覆う。理解して頂けたでしょうか?と問うて、是が返ってきたら、糸居は結界を解く。そして、腑央の視線が今は無き左腕に向けられ、糸居も釣られて目を遣った。》
……お気になさらず。
今は、もう無い。それだけの話ですので。
《靡く横髪を耳に掛ければ、しゃらんと耳飾りが揺れて肌に触れられた。目を細めて感触を確かめて、数秒経って糸居は手を離した。》
- 13臆病ロリ/悪霊(?)25/02/16(日) 10:08:47
- 14二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 12:42:55
このレスは削除されています
- 15アリスっ子25/02/16(日) 19:34:07
……だいぶ、この辺も静かになってきた
(大方、大体はあのバケモンに喰われたんだろうな)
【大通りから、辺りをくるりと見渡す
ジャケットの裾が風を孕んでふわりと靡く
寒、と口から溢すとさっさと元の店に戻った。】 - 16ひつじ25/02/16(日) 19:41:21
- 17アリスっ子25/02/16(日) 21:00:25
- 18ひつじ25/02/16(日) 21:04:56
- 19アリスっ子25/02/16(日) 21:09:11
- 20ひつじ25/02/16(日) 21:15:10
- 21アリスっ子25/02/16(日) 21:33:26
- 22ひつじ25/02/16(日) 21:39:49
- 23アリスっ子25/02/16(日) 22:09:00
- 24やどりぎ25/02/17(月) 22:24:20
【建物の中に隠れて、虫取り網と日輪◯を壁に掛けながら、一休み。ペットボトルの蓋を開けて僅かに傾けて、自身の口へ水を流し込めば、清涼感と冷たさが喉を潤し、少女はごくごくと飲み勧める。スーパーから拝借……窃盗してしまった時は罪悪感が募ったが、世紀末世界のように荒廃したのだから、仕方がないと無理やり納得させる。そうして、半分ほど飲み減らしたら口を離し、封をした。】
……水の味は変わんないんだなぁ、美味しい……。 - 25アイさん25/02/17(月) 22:40:44
- 26やどりぎ25/02/17(月) 22:45:50
- 27アイさん25/02/17(月) 22:51:46
- 28やどりぎ25/02/17(月) 22:59:37
- 29アイさん25/02/17(月) 23:01:41
- 30やどりぎ25/02/17(月) 23:06:32
- 31アイさん25/02/17(月) 23:09:26
- 32やどりぎ25/02/17(月) 23:12:42
- 33風鎌鼬25/02/17(月) 23:13:42
………。
【深夜、青年が休んだのを確認して静かに拠点を抜け出す。
休憩をして呪力が戻ったとはいえ、本調子とは言えない。
…それでも、ただ静かに無心で。今日も脅威を排除するために一人暗闇を歩く】 - 34アイさん25/02/17(月) 23:15:21
- 35やどりぎ25/02/17(月) 23:19:40
- 36アイさん25/02/17(月) 23:20:49
そっか……
- 37みないちゃん25/02/19(水) 19:56:35
あ゛……傷に染みる、いたいいたい……。
【変色した腕は、きっと治らない。この催しが終わるまで。彼らと出会うまで。そうと分かっていても、目に見える切り傷火傷痕は痛々しく残存する。顔を歪め眉を顰め、水に浸しては汚れを洗い流して、新たに包帯を巻いての繰り返し。意識が元に戻っても、やることは変わらないのだ。】 - 38風鎌鼬25/02/19(水) 21:10:50
……痛。
【深夜遅く、暗闇の中で一人呟く。手のひらを見ると細かな切り傷が新しく出来ていた。
術式がブレたのだろう。自分で作った切り傷だ】
隠さないと桝さんに心配されちゃうかな…
【今朝も心配されたばっかりなのに自分のことでこれ以上心労をかける訳にはいかない。
自分のことは自分でしないと】
『……また嘘ついてる』
【また、声が聞こえた】 - 39シャーマン/長谷部25/02/19(水) 22:45:02
ねちゃ
『5点が追加されました』
ねちゃ
ねちゃ
ねちゃ
ねちゃ
【また死体の山は崩れた
弾けてトんだ血のあぶく、びっしゃり霑った体液がかすれ乾いて、赤褐色が沈着した貧相な艶姿で
見下ろされるのは、破れた風船みたいな姿で建物の壁に寄り臥せた人
顔の筋肉からよじれて突き出た頬骨の形が、左目の瞼の内側から浮かんでさわれる
みちみち膨れていた肉は裂けて、だらんだらん、ゆっくり形を弛ませて
腕を失くしたらしい、何もない、首の下のただのでっぱりになった肩の断面から、オレンジ色の不透明な汁をしんわり溢す
搗き延ばされた肉をもたれかかった壁と地面にしみこませていく
下顎が牽き千切れて、真っ赤な喉の奥がよく見える、とても、気高かった、ぐしゃぐしゃの肉塊】
【元いた公園からはずいぶん外れたが、撒き散らした蹂躙の痕から、簡単に辿って戻れるだろう
シャーマンにとっても想定外、長谷部との戦闘に因る米軍襲撃以来のダメージ
積み上げていた死体の山は剥がされ現在纏えている死体は2つ、公園の死体を回収して合計5つ、余りに心許ない、傷も癒えない
長谷部の死体は形を崩しすぎてしまって術式対象になり得ず、今他の術師に見つかれば最期、蹂躙されるのは、
夜が明けていく】 - 40物語の紡ぎ手25/02/19(水) 22:48:07
ちっ…
【ただひとつ舌打ちをして、背中のあたりに手をやる。ショッピングモールで風鶴と戦った時のこと。地面に墜落して、肋が少し折れたようだ。】 - 41空鼠25/02/19(水) 23:03:19
・・・何故だか数ヶ月暇だった気がするが・・・気のせいか?
- 42酒蛇25/02/19(水) 23:03:52
- 43空鼠25/02/19(水) 23:07:10
- 44ひつじ25/02/20(木) 23:03:44
……ぁ く゛、うぅ……… ッ
【鳴り止まぬ頭痛に忍足で外へ出て、ドラッグストアの周辺から抜けて蹲り、体を抱きしめる。右だけとなったツノは黒く固く、ギラギラと煌めくグリーンアイズが地面を睨みつける。血を欲し殺しを欲する本能に抗おうと指頭ごと指を噛んで、噴き出す血を舐めるが治る気配はなく。苦しみ喘いでよろよろと歩き出しながら、軍人と思しき重傷の人間を視界に収める。】
あは は
【なんて、幸運なんだろう。そう思いながら、手近の大きな石を持ち上げて、這い蹲る異国人の茶髪目掛けて振り下ろした。】 - 45散花の舞ひ人25/02/20(木) 23:07:35
…フゥー。
【一人であるのをキョロキョロと確認。
口に煙草を咥えてライターを弄って火がつけば
ほんの微か温もりを感じたのち、煙草の先に火をつけ煙を吸う】 - 46ひつじ25/02/20(木) 23:10:55
【拉る肉の音、折れる骨の音、響く悲痛な叫び。それら全ては殺しのスパイスでしかなく、悪魔と化した人間は無尽蔵に我武者羅に嗤いながら巨石を下ろして飛沫を飛ばす。付着する血液に恍惚と頬に赤みを齎して、口角を上げて更にぐちゃ!と。酷くグロテスクな変死体が出来上がる頃には熱も治って、冷めた目で躯を見下ろした。】
は 、はは つまんないわね、やっぱり
もっとスリルがあれ、ば…… アぁ、あ゛……ッ
【再び起こる頭痛に前頭葉部分を抑え、苦悶の表情を浮かべる。ブチブチと千切れる筋の線、ぐちゃぐちゃと鳴らす己の肉、ガンガンと響く疼痛、どれも全てが苦しみの材料で力なくしてへたり込む。暫くの間は膝に顔を埋めて、軈て痛みが止めばツノも何もない、普通の自分へと戻ることだろう。そして、目の前にある死体と張り付く血液に顔を歪めながら、光無くした双眸で薬局へ戻ることだろう。】
- 47気まぐれ放浪術師25/02/20(木) 23:26:32
- 48散花の舞ひ人25/02/20(木) 23:28:18
- 49気まぐれ放浪術師25/02/20(木) 23:44:12
- 50散花の舞ひ人25/02/20(木) 23:49:17
- 51気まぐれ放浪術師25/02/21(金) 00:30:29
- 52辮髪呪詛師25/02/21(金) 14:19:50
こぅして堂々と高い建物の上に居ても呪術師に追われたりしないのは良いです
大した眺めでもなかったですが、もう少し賑やかなら趣もあったでしょうに
大して壊されている訳でもないのに、こうでは市街地なんか殺伐としてしまうんですね
いえ異観としては悪くはないですが、ですがですが感傷に浸る暇もありませんし
治世でも騒乱でも肌に合わないなんて困ったことです
【ねえ、と、肩に収まる呪霊の頭を指で撫でる】
あなた喋れるようになりませんか?長い付き合いなのに壁打ち続きで気分が磨り減ってきます、コミュニケーションでの切なさって慣れるもんじゃないですからね?汉语でいいですから、ほら「う゛ぁー」じゃなくて、何が可笑しいんですか - 53二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 01:10:39
【明くる日も明くる日も変わらない。群れる死体に蔓延る蠅を視界に収めては道を避けて歩き回り、焦げた腕を携えて周囲を散策する。永遠にループしているような錯覚を覚えるこの催しは、いつ終焉へと誘われるのかと考えても終いは思考の堂々巡りで終わる。とどのつまり意味がないことを知れば、少女は首垂れて頸を抑えて溜息を吐く。底を付いたバックパックの中身を調達せんと足を動かせど人はいない。目的とした転移の術師もいない。もう、死んでいる?】
【だとすれば、それは最も訪れてほしくない不運である。運が良いのか悪いのか、さっぱり分かるはずもないが、仮にそうであったとすればどうしようか。最後まで此処に留まるしかないのか、他に方法があるのか。何方にせよ、現在それを考える必要はない。思考を切り替えないと。今は生きることに専念しなければ。】 - 54散花の舞ひ人25/02/22(土) 01:17:31
- 55気まぐれ放浪術師25/02/22(土) 01:27:00
吸わない。
自分のクソ親父はヘビースモーカーだったから、一緒になるのが嫌でね。
【最も嫌いな人物を思い浮かべて心底嫌そうな顔をしつつ答える】 - 56雪少女25/02/22(土) 01:27:26
うんしょ、うんしょ……っと。
……あ、呪霊だ。
【雪だるまを作る自身の妨害を行いに来たのか、バッサバッサと翼を鳴らす一羽の鳥の呪霊がいる。黒く黄色の斑点をつけて、洞穴のような眼を持ってゆきへと近付き、形成した雪の上に降り立ちだるまを崩す。】
あー!ねぇ、ゆきが作ったのに……むぅ……。
【むくれた声を出しながら、あっち行って!と氷剣を顕現し投げれば、すぐに鳥は去って行った。ふんだ、逃げるくらいなら最初から来ないでよねっ!】 - 57散花の舞ひ人25/02/22(土) 01:29:08
- 58気まぐれ放浪術師25/02/22(土) 01:35:43
- 59散花の舞ひ人25/02/22(土) 01:37:55
- 60泡のクラゲ使い25/02/22(土) 01:40:42
…ほい終わり。
【泡が弾ける。瞬間強い衝撃が周囲を吹き飛ばし、低級の呪霊を祓い飛ばしていく。
運動がてら周囲の呪霊を祓っては遭難者探しを続けて行動中】 - 61気まぐれ放浪術師25/02/22(土) 01:42:48
- 62散花の舞ひ人25/02/22(土) 01:45:25
- 63気まぐれ放浪術師25/02/22(土) 01:51:04
- 64散花の舞ひ人25/02/22(土) 01:55:46
- 65物語の紡ぎ手25/02/22(土) 02:00:38
…なあ、風鶴。
…ふーっ…その、なんだ
回游が終わったらの話だが…この国だけじゃない土地も沢山見て回って。物語を感じ取っていきたいところだな
【器の知識から、国際交流がとても盛んなことは知っている。外界への憧れというものはあるものだ。今まで直感的に話題にすることを避けていたが、意を決して死滅後の話をしてみる】 - 66風霊の舞姫25/02/22(土) 02:27:19
- 67物語の紡ぎ手25/02/22(土) 12:43:01
- 68くびきりぎす25/02/22(土) 23:01:26
【「アリとキリギリス」解かるよな「働かざる者食うべからず!」冬に備え糧食を蓄えていた真面目な働きアリ達は無事春を迎えることが出来まして、秋の間遊び惚けていたキリギリスは飲めず食えずで凍え死にましたとさ めでたしめでたし
俺が若い頃っつのは、テレビなんか見るなって言われたよ、恋愛なんつうのは学業の邪魔だったよ
極端に言や、楽しい事は、遊ぶ事は、キモチイイ事は悪だった筈だ、真っ直ぐ仕事に取り組んで、自分より家族を優先するんが一人前の大人だ。った。
だってのに
最近じゃあ個性だの子供の意志だのを軸に教育が、社会が回ってる
どんだけポカやっても頭をド突かれた経験のない無能の糞餓鬼共が、当然のように蔓延っている
何故だ?】何故さも当然のようにお前らは、年配者が後生の自由に尽くすことを要求する
俺たちャもう十分尽くしたんだ、お前らぐらいの齢の頃に
俺たちじゃぁなくて
親に頼みゃぁゲェームでも美味い飯でも与えて貰えてえ、飯抜きにされた経験もねえ!?
娯楽をつらつらつらつら享受すんのが習慣で、一人で生きてるつもりの自慰ライフに酔ってる日本の癌共が!
お前らが不自由にならなきゃア!不平等でちゅよねっっっ…っエーっっ!??!!!?
御年52 白髪交じり後退気味の荒れた髪、取れかけの色褪せネクタイ、外れたベルトをズボンにぶら垂らされる
老い更映えし暴走社畜 生田目堅斗 係長】
馘!馘!馘リィィィィィィィィィィィ!!
【勤務中社内で突如発叫した後社員数十名を重体に追い込んだ後その足で7kmを駆け抜け愛知結界へと侵入】 - 69狐娘25/02/22(土) 23:03:36
- 70炎の剣使い25/02/23(日) 21:40:17
- 71風霊の舞姫25/02/24(月) 00:24:05
- 72みないちゃん25/02/24(月) 00:29:33
【業火。惨憺な現状を無くし焼き払い、壊そうとする強く燃え上がる炎が樹々を伝って火花を散らす。巻いた包帯が散り散りに燃え尽きて赤黒い皮膚が露わになるのも臆することなく手を翳し、幾重にも重なる火傷の痕を一瞥して、迫りやって来た敵を燃やす。隙だらけな呪霊の気配を感じとるや否や直様術式を発動させ、灰髪を炎で銀へと煌めかせながら、鳥のようにはためかせ一撃必殺の火矢を飛ばした。】
……あっつい
【滴る汗を拭い、滓となって風に攫われるそれを見届けて、また言ちる。包帯、巻かなきゃなぁ。】 - 73物語の紡ぎ手25/02/24(月) 00:57:21
- 74日比谷透25/02/24(月) 17:18:16
……っ、えぃ!とう!
【底冷えするほどに冷気を纏った鉄パイプを左手に握り締め、知らぬ誰かに襲い掛かろうとしていた小さな人型の呪霊の脳天目掛けて振り下ろす。どろどろに溶けた皮膚と幼い鳴き声に一瞬躊躇うも、下敷きとなる重傷の人間を救わんと鉄色の金属棒を下ろし、神経にまで伝わる振動に脳波を揺らしながら直撃させ、次は右へフルスイング。獣の咆哮のような雄叫びを上げて己を鼓舞して、一人ぼっちの孤軍奮闘。振り上げたパイプに攫われ遠くへ投げ出された呪霊の輪郭が鈍く淡くなるのを確認した後、パイプをガタンと落としてしゃがみ込む。】
大丈夫ですか。
怪我を治しますので、患部を見せて下さい。
【血塗れになるカーディガンとは裏腹に傷一つない健康的な男性の肌は、何処か不気味さを帯びる。砕けた眼鏡を落として、ぼさぼさな黒髪に硬い血痕を残したまま動いて、日比谷は重傷の人間の傷を治そうと右手を患部へ翳した。】 - 75二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 17:28:13
うっへー、きっしょ。なんだこの惨状は…。
【キャップを深く被って、視界の端々に映る死体血溜まり明らかに人間ではない生命体の亡骸を直視しないように目を逸らす。突き刺さる包丁、日本刀、抉れて脳みそが見える人間の頭、避けた肉から覗く骨。B級映画でも稀に見るものだ。これが映画のワンシーンだとして、即刻R-18G認定待ったなしなスプラッタになるだろう。バイオレンスなゾンビ映画だって、ここまでリアリティはないのだぞ。】
いつ死んでもおかしくないってこと?うわ、嫌だー……死にたくないー……。
【何回目かの言葉を、丹澤は吐き出した。今生きてるのだって自分も人を殺したからだって言うのに、弱気になるのもおかしな話だ。ケラケラと乾いた笑いを溢しながら、見ると無惨な惨憺たる実情を他所にペットボトルの水を喉へ流し込んだ。】 - 76二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 17:34:34
でも一週間は生きてるわけだし、案外楽勝?ノリと勢いで何とかなってるし、危機察知さえできてれば……。
【気狂いや変人に出会わなければ、きっと何とか生き延びることができる。そう信じるしかない。手は汚したのだから、そこらの後戻りができないことは重々承知。仮にこれで捕まったとしたらどうしよう、なんて考えも浮上するが、こんな場所で殺し合いしろって言われたんだから無理もないのだと正当化を図る。あっちが襲ってきた、そんでこっちは防衛した末に死んでしまった。事故だ事故、そういうこと。】
……とりあえず、あの金髪の人のところ戻るかー…。
【レイピア振るだけ振ってた大学生。海外の人だっけ?最近の殺し合いって漫画みたいにグローバルなんだな、と思考しつつ、砕けた破片が混じる土道を踏む。鼻が捻じ曲がりそうなほどの腐臭に悪態をついて、早く元に戻らないかなとぼやきながら、キャップを取って空を仰ぎ見た。】
- 77雪少女25/02/24(月) 17:42:09
【冬色が織りなす空間は、一種の停滞が見込める不思議空間だ。しんしんと降り積もる雪が地面を白銀に染めて、淡く輝く粉雪が帳の下から舞い降りる。幻想と願いによって生まれる雪の世界は、ゆきだからこそ齎せられる世界。ずっとここに留まっていたいと思ってしまうくらいの、一人だけ停滞した、つまらない世界。】
へへ、できたできた…!
雪だるまと、うさぎと、あとはー……
【何を作る?作ろうかな?どうせ誰もいないね?まるで眠りに落ちたかのように静かで何もない空間なのだから、一人で遊んで騒いで……いつかそうして、死んで行こうね。夢に堕ちて現実に落ちて、満足した思いを抱いたその後に、絶対に、逝こうね。】 - 78雪少女25/02/24(月) 17:50:44
【とは言っても、一人で死んで発見されたらあの時と同じだ。満足していないうちに発見されたから良いものの、次はどうなるんだろう?ぼんやりとゆきは考え込む。だってだって、みゆきを押し退けてゆきが入ってきたんだよ?ゆきが生きたかったからここにいるけど、ずっとみゆきの怒りが聞こえているもん。責めて責めて、まなせんせい?に会いたいって。】
……むー………。
【どうすれば、良いんだろう?ゆきは雪で遊びたいけど、みゆきがずーっと怒ってる。人のものを勝手に奪って、極悪非道の最低な人間だってさ。ゆき、酷い人間なのは知ってるけど、だったらゆきは何されても良かったの?】
【雪玉を作る手に力が籠り、力んだ勢いで玉が崩れてしまった。ぎゅっと握りしめたゆきの指先が掌に食い込んで、紅がしとしとと銀世界に花弁を散らす。眉を曲げて、ゆきは叫んだ。】
悪くない、悪くないもん!!
ゆきだって、だって、何にも悪くない!!わるいのは、わるいのは……
【他のみんなだもん。きっと、そうだもん。そう、思ってるんだから!!】
- 79雪少女25/02/24(月) 17:58:22
非道って、何がさ!!母様も父様も離れて、知らない家の人からもボロ雑巾みたいに扱われて!!
身分が低いだけで殴られて怒られて蹴られて!!ゆき、なんもしてないのに!!父様にも会えなかったのに、さよも周りの人が離して、会えなくなって……
【何が、何が悪いのさ!?激昂した少女の怒りは轟々と舞う吹雪へと変わり果てて、その場に散る周辺の空気も地面も建物も雪で覆い尽さんとする勢いで舞う。どこにも行きようのない怒声は空が飲み込んで、ぽろぽろと落ちる涙は凍って、この怒りの感情も無駄だと知れば、ゆきはすんっと表情を無に帰した。】
……ふん、しらない、しらないよ。
……私は、わるく、……ない……。
【内側からの叫声から逃避して、先ほど以上に降り積もった雪を掴むと、ゆきは雪玉を作り始めた。】
- 80凡骨騎士25/02/24(月) 18:57:07
- 81二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 19:18:27
- 82二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 19:45:42
このレスは削除されています
- 83凡骨騎士25/02/24(月) 19:46:38
- 84二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 19:56:38
- 85凡骨騎士25/02/24(月) 20:15:45
- 86二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 20:41:09
- 87凡骨騎士25/02/24(月) 21:09:01
- 88二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 21:17:33
- 89凡骨騎士25/02/24(月) 21:31:13
- 90二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 21:35:40
- 91凡骨騎士25/02/24(月) 21:41:15
- 92二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 21:45:46
- 93凡骨騎士25/02/24(月) 22:00:40
そ、そうか…?
そう直球で褒められると少し照れるものだな
【恥ずかしそうに、後頭部に手を当てる。そんなに褒められることを言ったか?と軽く疑問に思いつつ。彼にとっては当然かつあたりまえの指針を話しただけだから。】
というかやはり空振りばかりと思われていたんだな…
いや、弁明させて欲しい。別にフェンシングが不得手という訳ではなくてだな…実際、大会の入賞経験だって幾つかある。しかし、この回游に参加してから…何故か、当たらなくてだな…
【無意識下で発動させてしまっている術式の影響だ。まあそんなこと、六眼でもない限り知られるはずもなく。その内無意識に術式を解いて当たるようになるかもしれないが、そんな日がくるのは恐らく回游が終わってからだろう。】
- 94二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 22:04:48
- 95凡骨騎士25/02/24(月) 22:09:19
- 96二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 22:12:38
- 97凡骨騎士25/02/24(月) 22:22:18
- 98二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 22:26:01
- 99凡骨騎士25/02/24(月) 22:34:11
- 100二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 22:37:53
- 101凡骨騎士25/02/24(月) 22:44:04
- 102二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 22:47:32
- 103凡骨騎士25/02/24(月) 22:53:22
- 104二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 22:56:07
イェーイ、公認第一号だやったー。
【元来、感情の起伏が声色には出にくい女性であるため、喜びをしますその声は半ば棒読みのようにも取れるかもしれない。しかし、ヘラっと笑ったその顔は、幾分かマシとなっていることに違いない。】
ま、それに違いないですね。
死なないようにしたいし、これ以上殺すこともしたくないですし。
生存最優先で動きましょう。
- 105風霊の舞姫25/02/25(火) 00:41:28
- 106物語の紡ぎ手25/02/25(火) 00:53:52
…そうか。であれば私も答えるべきだな
私は…正直、どちらでも良い
牧歌的な泰平だろうが、血に塗れた、戦場だろうが。どちらにせよこの世に…、物語が、溢れている事に変わりは…ないからな
【なんとなくどこかで感じてはいた。が、今確信に変わった。平和な世に戻れば、此奴は何処かへ姿を眩ますだろうなと。それを察し動揺したのか、ゆっくりと、呼吸を置きながら言葉を紡いでいく】
呪いになってまで…という理由は単純だ。歳月はどうにも出来ない、それが絡んだ結果の物語は読むことができない…呪物と成り時を渡るという方法を除いて。
【それに、無数に存在する物語があるというのに死ぬだなんて嫌だったというのもあるだろう、と伝える。】
- 107生える呪霊25/02/25(火) 01:46:02
せなかのした じりじりさむい
虹のせんたん びたっ てはりつく
ふぞろいあめつぶ かさなる かさなる
よりあう よりあう あ
あははは 長いおとなが
かさなる もたげる みおろす
みる みる みる みる
にじみが よじのぼってくる
ふふるえ
つたわる はが おちる
はははは
見えちゃ
っ
た
あははは
。 - 108死体処理専門の二級術師25/02/25(火) 21:17:31
【しかと握り、離さぬように力を込められた斧の柄を一心に振り、天道が注ぐ陽の世界にて青鼠色は光を反射する。一閃が刃に、一戦は呪霊に。呪いから逃れられずに霊と化したアンデッドを一瞥し、風を切って振るわれた斧は皮膚に食い込み液体を散らす。赤から紫へ変色し腐ってしまった体躯は忽ち崩れ、嘔吐き痛苦の音を上げるそれらに息を吐くことも許しはしないと、土器色の双眸が一睨みした。】
悪いな、仕事な上に邪魔なんだ。
運悪く死んだことは悲しいけれど、仕方がないから死んでくれ。
【腹部を足蹴り、距離を取り、上腕の肘を顔面に突き出す。追撃に次ぐ追撃の嵐に、生きる屍は地面に倒れ伏せ、最後の一振りだと女性は斧を持ち直す。そして、木こりが薪を割るのと同様の動作で、顔面目掛けて振り下ろした。】 - 109物語の紡ぎ手25/02/25(火) 22:51:59
…それで、貴女の方針を聞いた上で、なのだが。
回游が終わったら舞える場が無くなってしまうから、いっそ、消えてしまおうとでも…思っているのか?
【問いただすように。動揺は隠せず、半分責め立てるようになっているかもしれない。】 - 110風霊の舞姫25/02/25(火) 22:52:14
- 111物語の紡ぎ手25/02/25(火) 22:58:45
…っ、そうか。わかった
【そう一言だけ返すと、少し俯いて顔を見せず、また次の場所へと歩き出していっただろう。自然と会話も終わる。】
(心のどこかでは、彼奴ならそうするだろうとわかっていた。それにそうなったとてどうでも良い、多少関係が深かろうとあくまで自分自身ではなく他人に過ぎないと。私は、物語さえあればいいと。…だが、こう口に出されると、こんなにも揺らいでしまうものだったのだな)
- 112シャーマン25/02/25(火) 23:02:34
【叩き割った自動ドアの破片に足裏を裂かれながら、コンビニのレジカウンターに縋り付きながら背中に浮いた脊椎を前へ上へと湾曲させて息をして
そしたらぎょろぎょろ天上を仰ぎ見回した、神意は聞こえない、贄の衣が小さいから
銃創、打撲、骨折、擦過傷、すべて顔を出し芽吹いて血肉が毀れていく、主原因は長谷部歌乃宇賦数との戦闘、殺し⇔着る循環が途切れたこと
術式による肉体の肥大によって傷を少しずつ塞げる故にこの回游の中死に損なえていたが、いきどまり
死に体だ、ネズミや犬、野ざらしの屍が今は生命線、殺め貪り再び肉叢を築き直さなければならない、が
見える、びくとも動かない萎れた小指の先端が、己の死を知らせるようで
ああ、まだ、知れない、最期まで最期まで
殺めねば、と己を鼓舞すると、神意は応える】 - 113二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 23:12:33
- 114二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 21:25:44
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- 115みないちゃん25/02/26(水) 21:26:30
“火箭” 三連!
【力のこもった声と共に火花を散らし、正面上下から円を描くように放たれてゆく三本の火矢は折れることなく突き進む。帳が降りて蒼然から宵色へと移り変わる黄昏の境界に陽が吸い込まれる中、骸と化しカタカタと骨を鳴らして生き永らえんと足掻く屍人を前に、四面楚歌狙って迫り来る火箭は頭蓋骨胸部脚部の三箇所へ到達し、途端に火の粉を上げて燃え盛らせる。】
あとは……っ!
【生ける屍を目に据えて、次の攻撃を行わんと“陽炎”にて焼け焦げてどろりと歪み治しを繰り返す右腕を振り翳し、呪力強化にて高めた身体能力で跳躍し、頭から拳を捩じ込んで骨の塊を破壊せんとグリグリ押し付けてゆく。最早慣れの境地に至って痛みが鈍くなり感覚が薄れる己の右腕をせめて火傷が酷くならないようにと内包する熱だけを外部へ噴出しつつ、前腕から敵へと炎を移して跳んで後退。崩れ灰となり粉へ変化し散らばって行った骸骨の最期を見届けた後は、少女が持つ炎を鎮火させて右腕をぶらぶらと降らせた。】 - 116みないちゃん25/02/26(水) 21:32:39
【段々と目が冴えて輪郭を捉えんとしたその瞬間に、瞬きをすれば消える黒い靄のような、白い霧のようなものがある。はっきり鮮明に見えないのであれば視力に問題があるのだが、どうやらこれらは呪霊を示すためのもの……らしい。紛らわしさを感じながら、近場に置かれたペットボトルにて急速に右腕を冷却し、注いだ後はゴミ箱へと投げ捨てる。】
……目的の人はいないって分かったし、街の方へ戻ろうかな。
あっちの方が物資とかあるだろうし……。
【ガサガサと頭を掻いて、唐突に風呂へ入りたいなと思う。暫くは水で洗い流して凌いでいたし、久々に五右衛門風呂を試すのも良いだろう。そうと決まれば、ドラム缶を探そうか。】 - 117くノ一25/02/26(水) 22:23:45
んぁ…今は…?夕方みたいですが…まあ流石に日は跨いでないでしょう…
【倒れるように眠っていた彼女。目をさすりながら起き上がって、適当に水道でも借りて喉を潤す。】 - 118二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 23:17:02
がハ、ァっ……。
【口から溢れる赤い液体は、苦い味がする。幾度となく味わった血の味が喉に胃に刺激されて、嘔吐き全てを出したくなる衝動に駆られる。吐血し頭から足から腕から血を流し、抉れた肉を補完せんと掌で負傷箇所を抑えるが、まるで効果がない。】
【それでも止まない生命の息吹に、密かに感謝の念を抱いた。主に、ゴキブリ並みとも言っても差し支えない己の生命力に。何がそこまで生を繋ぐのかと聞けば分かるはずもないが、死にたくない思いや死ぬにはまだやり残したことが多すぎるのが上がるのだろう。とは言え、何も分からないに変わりはない。】
……は、クッソ……全然治らんやん、腕鈍った…?
ヘマなんていつぶりやろ、疲れてたんかな…。
【嘲笑微笑冷笑。自身に降り掛かる全てが嘲ている感覚がして、渇いた笑みが溢れた。無くした心が落とした武器が苛む痛みが、劣勢を作り瀕死へと陥れる。ああでも、多分ここで死なないのだろう。勘でしかないけれど、きっと死なない。】
【蹌踉めく体を抱きしめながら立ち上がると、複数人で襲い掛かり結局は返り討ちにあって死んだ一般泳者の群を一瞥する。正当防衛だと頭が語るが、反面無駄な行いをしたと自嘲している。やれやれと肩を竦めながら、赤で濡れたターコイズのメッシュを整えて、一歩一歩を踏み出し立ち去る。】 - 119盗賊25/02/26(水) 23:50:23
…祈ることしか出来ないのはやっぱ、しんどいな
【病室のベットで布団を被るが中々寝付けず。思い浮かべるのは、妻や同期、仲の良い仕事仲間たちだけでなく、まだ若いのにこんな未曾有の自体に巻き込まれている学生達も。どうしても自分の不甲斐なさを感じる。】
…茅瀬さんも相当しんどいだろうな、露鐘先輩…、眞尋さんも結界内で音信不通だ、って前話してたし…
【何かしらできないかなと思案するが、こういう時に限って何も思い浮かばない。出来ることといえば、少しでも早く治して戦線復帰することだろうけど。リハビリもしなきゃ犬死ににしかならないし、時間は掛かるよなぁ…と】 - 120二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 00:07:40
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- 121二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 21:05:01
ぎゃははははぁーーー!!!もーね、全く人見えねえし人死んでるし会うたびに逃げてくしでもうやんなっちゃうなぁーーーー!!!!!
殺しもできねえ逃げもできねえ、オレサマが怪我に痛めて縮こまってりゃ躍起になってこっちに来るのによォ!!あったまにくるぜ全く!!!
頭に掛かる血痕かァ?穴空いた足かァ?
胴体にある包丁かァ?指についたサックかァ?
怯えんなよなぁ!!
そこに潜んでるテメーも!何にもしないで見てるだけのテメーも!つまらなそうな顔してるテメーも!高みの見物のテメーも!
舞台に上がってこいよ、ほらァ!!
………あ゛?嫌?めんどくせー?怖い?来たくない?
へぇー………。
じゃ、一生そこで縮こまってろよ!!オレサマ直々に殺してやっからさァ!!!
【ジャキンジャキン。二つの刃が交わり嫌な金属音を鳴らしてどんどんと高らかに笑い嗤い嘲けて周囲の物陰に隠れて逃げんとする子供や大人の体を見つけては体から出てくる無数の黒い手に掴ませ捕まえて逃さんと舌なめずりをして接近する。その後は掴んで離さない大小の体躯を視界に収めてつまらなそうに見定めては痰を吐いて唾を吐いて汚しながら血を流さんと刃を通し肉を削ぎ骨を断つ。尚、被害妄想による対話はこの者以外の誰とも行っているわけでもなくただ一人芝居を演っていただけだと言う。何とまあつまらない。】 - 122雪少女25/02/27(木) 22:26:43
【何度でも繰り返し始めよう。そんなフレーズがどこかであったように、少女も何度でも雪を生成しては次のものを生み出していく。飽きないのかと聞かれるかもしれないが、飽きないのが今。凍えて青くなる指先や頬は誰も見ていないから、ゆきの体が緩やかに凍りつき動かなくなることへ気がつきはしない。】
へへ、次は何を作ろうかな〜……?
【血の巡りが悪い。筋肉が動かない。手が震える。指先に氷が付着している。どれも全て、温まっていないからだ。けれど、ゆきはそれでも良いと言うように雪を捏ねて触って削って丸めて、幾度も。】 - 123雪少女25/02/27(木) 22:30:14
【死にいったとしても、安らかな顔を浮かべて凍り首を落とす女子がいるだけだ。それの咎めとあれど、誰のせいでもなく自分のせいなのだから、仕方がない。とは言え、眺めるのも笑うのも何されるのも今は全てが雑音だ。ゆえに、ゆきは空気をも凍らせて虫も殺してしまったのだ。】
………。
【何でって?聞こえるそれらが嗤ったように見えたんだ。急だって話になるけど、変だよね?それもこれも、まともに体が機能していないからなんだ。】 - 124雪少女25/02/27(木) 22:45:14
……あ、待って……!
【つい、転がってしまった雪玉を追いかけて草履をぱたぱたと。着衣の長袖をはためかせながらコツンと何かに当たる形で停止した雪玉を見つけて、良かったと安堵の息を漏らしながら拾おうと手を伸ばす。刹那、指先に痛みが迸り、ゆきは咄嗟に手を引いた。】
…ぁ、血だ。
【石の破片が皮膚を切って、赤い線を引いてしまった。ぷくりと浮かび上がり膨らむ赤い玉は破裂して、白い着物や銀世界に異質な紅を落とす。その様がなんと、綺麗で奇妙で。ゆきは呆然と虚な目をして、流れる血を見つめていた。】 - 125気まぐれ放浪術師25/02/27(木) 23:00:03
- 126二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:03:06
は、ははは…
【ああ…どうしてこんなことに巻き込まれたのだろうと思いながら、道を進む
意味がわからない、理不尽だ
急にプレイヤーだとかなんだとかと言われて殺し合いへの参加を強制だなんて、ふざけるんじゃない
一体誰がなんのためにこんなことをしたのだろうか、自分が役立たずなクズだったから、こんなものに巻き込まれたのだろうか
これは怠惰な自分への罰なのだろうかと、そう思って進んでゆく
死にたくはないけど目的地もない。家は戦いに巻き込まれて壊れた。本当に最悪だ】 - 127散花の舞ひ人25/02/27(木) 23:05:38
- 128気まぐれ放浪術師25/02/28(金) 00:05:51
- 129二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 15:53:13
『はっはははは、いやはや楽しかった!呪霊とは随分素晴らしいものですね…日本にしか居ないのが惜しまれます』
【異国の言語を上ずった声で紡ぐ、迷彩服の一人の男性。ざらざら塵と消えて行く呪霊に突き立てたのは、長い柄に歪な刃の付いた謎のゴツい刃物…もとい、彼は知らないが、鯨包丁。周囲の住宅はコレの巻き添えですっぱり斬られて、瓦礫の山となり咳の出そうな土煙を立てている。青年はその中でぐいと袖で爽やかに額の汗と血を拭い、満足げに熱気を吐いた。】
『…おっと。危ない危ない、コレは無くせませんからね。注意しないと。』
【ずる、と耳から滑り落ちかけた黒縁眼鏡を指で押しとどめる。術師の遺骸から剝ぎ取ったそれ越しなら、たとえ呪力を大して持たぬ青年であっても呪いを視認できるのだ。】 - 130物語の紡ぎ手25/02/28(金) 16:23:15
……いや、だが…っ…
『回游が最後の舞台でしょう』
…なぜ……
『混沌とした舞台こそ望んだのですよ』
…そうなった、とて、……
『居場所など必要なし』
ちがっ……
【ずっと、先程の彼奴の言葉が頭の中で反芻している。なんなんだ、この感覚は。頭が痛くてたまらん。夜通し解読不能に近しい文献を力業で研究していた時に似ているような、しかしそれとは違う感覚。浮かぶ肯定も反論も全て堂々巡りを繰り返し、ブツブツと断片的な言葉が無意識のうちに口から溢れ。呪いとして、言葉が思考に纏わり付いてくる。】 - 131二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 16:23:42
- 132二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 16:32:52
- 133二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 16:34:46
- 134二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 16:43:24
どういうツモリ、と言われましても…そうした方が楽しいから、以上のワケは無いデスヨ。
【ニマニマ口角を釣り上げて笑いながら、鯨包丁の刃を持ち上げる。そう、本当に「楽しいから」以外の理由は無いのだ。呪霊との戦闘も、今この時も。この人が楽しませてくれるならそれでよし、そうでないなら更なる相手を呼び寄せる撒き餌になってもらうだけ!】
せっかく会えたんですし、ええ、楽しんでいきまショウ!
【ばっとあなたの眼前から迷彩の影が消える。どこへ行ったかって?上だよ!一気に飛び上がった青年は、両手でガッチリ鯨包丁の柄を握りしめ、あなたの髪を断ち切り皮膚を割り頭蓋を砕かんと、真上からそれを振り下ろす。】
- 135二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 16:45:37
- 136二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 16:52:36
アハハ!そういうアナタも、こんなトコロでノンビリお酒なんか飲んでるあたり、正気じゃないみたいですケド?
【金属同士がぶち当たり、ガキーン!!と音を鳴らし耳を劈く。ノコギリがガリガリ鯨包丁の刃を削りそうなものだけど、案外そんなことは無く。なにせ、こいつも呪具なのだ。ただひたすら丈夫で切れ味が良い、それだけの単純なものだけれど、その分硬さ鋭さは折り紙付きさ!】
フフ、フハハ…!戦いに慣れた動きですね、その感じ!
【俄然楽しくなってきた、と言わんばかりに、バックステップで着地すると共に得物を引く。押し切れるほどのパワーは無いと私の感覚が告げていたから。ザッと右に跳び、次に狙うは電動ノコギリを構えるその腕。あなたの手首目掛けて横薙ぎに鯨包丁を振るう。】
- 137二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 16:56:40
- 138二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 17:06:33
『う、何を…!?自分から武器を手放すなんて…!』
【脳内で言語を変換する余裕もなく、さらに大きく右に体を倒し何とか回避。紺碧の瞳をぱちくり、ああなんて思い切った行動。動作を止めて、懐への侵入を許す。】
…ハ、ハハ、ハハハハッ!!やっぱ狂ってますよ、アナタ!!ええ、間違いなく!!!
【小さくポカンと開いた口が吊り上がる。固まる肢体が動き出す。握られた得物を勢いのまま左に振り切って、手首を折り曲げ刃を敵の腹に振るう。笑う。なんとなく、分かるよ。私がアナタの立場だったなら、同じ行動をしただろうから。自ら危険に飛び込んでおきながら、死なないよう必死で足掻くこの瞬間が、この世の何より楽しいんだもんな!】
- 139二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 17:11:33
- 140二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 17:22:33
【その刃を握り止めることは、容易くない。速度の乗った刃先をそのまま掴むなら、皮膚は裂かれ筋繊維が断ち切られ、傷口から白い骨が垣間見えることとなるだろう。】
…ええ、知っていますとも。ノコギリと合体させられるってことまでは、知らなかったですケドね!
【肌感覚が迫りくる凶器の存在を告げる。今鯨包丁を手放さなければモロにあの刃を食らうだろうし、そうなれば相当な傷を負うだろう。その上たとえ避けたとて、武器を失くせばこちらの敗北は免れない。掴む手をバッサリと斬り捨ててやることさえ、呪力の壁に阻まれてしまえば困難だ。要は詰みってわけ。その上で、青年は飛来する金属塊を受け入れる選択をした。ただ手の中の柄を握りしめ、佇むのみ。】
- 141二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 17:25:53
- 142二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 17:31:55
- 143二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 17:36:38
- 144二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 17:42:21
- 145二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 17:44:47
- 146二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 17:49:53
- 147振動術師25/02/28(金) 17:54:23
- 148二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 18:01:49
…レンさんデスネ!はい、覚えました!
【説明されようと、そこまで漢字の知識は無いのでピンと来ない。かろうじて歯は分かるので、分かったフリをしておくこととする。ポイ捨てに関してはノーコメント。酒瓶一本と家おおよそ三軒分の瓦礫、どっちが環境を荒らしてるかと言えば…ねぇ?】
私はアルバート・エイブラムスと申しマス。イギリスから来ました。長い付き合いにはならないでしょうが、どうぞヨロシクおねがいしますね。
【戦闘中と比べれば幾らかわざとらしく笑顔を浮かべ、胸に手を置き一礼。これが日本の礼儀において正しいのかはわからないが、目の前の女性は失礼だとかをいちいち気にするようには、少なくともアルバートの目には見えないのでまあいいだろう。】
- 149振動術師25/02/28(金) 18:04:36
- 150二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 18:11:53
イギリスのお酒と言えば、スコッチウイスキーやサイダーなんかデスかね。どれが美味しいのかは分かりませんが!
【だってほとんど飲んだことないからね!サムズアップを掲げ、清々し気に言い放つ。先程言った通り下戸なのもあるけど、酒より煙草よりマリファナより戦った方が絶対楽しいという思いの方が、理由としては大きいかも。】
うーん、どうしましょうね?私は…そうですね、シャワーでも浴びたいデス。食べものや寝るところも必要ですよね。
【そこいらの残っている家にでも入ってみますか?とマスターキー、もとい鯨包丁を片手に提案。すくっと立ち上がってみれば、かなり高い背丈が目立つ。あなたより10センチほど上だろうか。】
- 151振動術師25/02/28(金) 19:02:12
- 152二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 19:16:08
【ふらりふわりと蝶が舞う。二重にも三重にも重なり被る視界の上から黒々とした煤のような靄のような霧のようなぼんやりと輪郭を覆う揚羽の群が見える。斑点を作り阻害し行き先を難む奴等は己の瞼を下さんと金切り音を発生させながら接近して視野を狭める。蝶が近付く度に煩う脳天から突き抜けガンガンと警鐘を響かせて刺激を与える疼痛が肥大して、伝う血液の量に掌の温度に覚束なくなる世界に比例して体躯を苛む。痛いと声に出すことも煩雑で歩みを止めることも億劫で助けを求めることも傷口を処置することも何もかも出来なくて、只、只、苦痛が伴う。】
───ハ い゛っ、たい………
あた ま、 治、さ な
【久々に七色のプリズムを全面に押し出して五臓六腑に立ち込める吐き気を催させて、銃創挫創咬創のどす黒い色彩に目を遣ることなく、階段を踏み外した足は宙を舞って世界の全てが反転するのにも最早嗤いが出てきて、微睡の泡沫に誘う眠気が酷く魅力的なものだから、もうどうでも良くなって、そのまま、頭を地面に、あれ、痛────】 - 153二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 19:32:09
【──パチっ。遠く彼方からやってきた痛みに呼ばれて双眸を開くと、重く苦しく圧迫感を感じる曇天空がそこにある。それ以外には、硬く灰色の建物──廃ビルに、色濃い緑の楕円のものを生やす茶色く長いもの──椿の木樹、目尻を撫ぜるターコイズブルーの柔らかいもの──己の髪、以下略その他たくさんのものが視界に収まった。情報量の多さに脳処理が追いつかず、何回か瞬きを繰り返して、一部特筆して痛い頭の箇所を手で押さえる。途端、ふわっと糸を通す髪の間にぬめぬめした感触が感知させられて、驚いて声を上げた。】
な、なん、なに!?何これ……?あ、頭?僕の頭からこれ出てるん?!
え、つか痛いんやけど……? は………?
【勢い良く起き上がり左拳を握りしめると、握られていたのは刃こぼれが目立つ、鋭利な大鎌。滅多に目にしないものを見納めてしまって、再び驚愕の声が飛び出した。】
何、なん!?は、鎌ァ!?え、デッカ……何の用途に使うんや、これ……?
【訳もわからない、と言った様子で首を傾げて、辺りを見渡す。点々と痕を残す血飛沫、それを引き摺り踏んだかのような靴の跡、遺体、骨、肉……男は目を見開かせて口元を押さえ、鼻を押さえる。認識して仕舞えば漂う腐臭に耐えきれず、足も腕も痛むというのに大鎌を掴んだまま、逃げるようにタッタッタッと肩を鳴らしてその場から去った。】 - 154二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 20:40:22
ハーイ、ありがとうございマス!
【丁度隣にあった、上流階級寄りの中流階級が住んでいそうな目が覚める白い壁をした家のドアを躊躇なく斬り倒す。ドターンと派手に玄関側に伏せたそれを土足で踏んで家に上がり込む。体を洗ったら、ついでに服も新調していこうかな。合うものがあればだけど。】
- 155仮面の戦士25/02/28(金) 22:49:08
【バイクを走らせ、結界の中を動き回っている】
- 156泡のクラゲ使い25/03/01(土) 19:04:04
……ふぅ
【坐禅を組んで精神を統一。周囲には大きさも様々な泡が浮いている。
日課の術式の練習。いざとなった時にも心を律するために】 - 157三途25/03/02(日) 00:26:30
hehe、お一つ310円のホットドッグ
アツアツでお買いドクだぜ
【オンボロな屋台で寛ぎながら、ホットドッグを販売している。やる気は全くなさそうでとても適当な感じがする】 - 158二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 04:02:42
【命辛辛生き抜いて、手の平にこじ入れた包丁の刃が余裕綽々に折られた男児の、身長の遥か上因り
頭に「くわ」が差し込んで、其の命は、敢え無い音で】
ぱきぱきぱきぱき
『1点が追加されました』
無情だね、可哀そうにイカれた熱気にあたってしまったんだろう
8歳ってとこかな、ま、「惜しくも届かぬ2分の1成人式で賞」てことで、チーズ
【パシャッ★
首に下げたネオ一眼をとった手から胸に落として大男はご満悦な様子で短くため息を吹いた】
うし勝った勝った - 159剣崎司郎25/03/03(月) 00:04:28
【結界の中を赤髪の青年が周囲を警戒しながら歩いている。備蓄している食料が減ってきたのでその分の確保のためスーパーを目指しているのだ
今同行している少女は仮拠点に待機してもらっている。あそこには気休めとはあれ、一応結界(色々と不安定で壊れやすい)を張ってあるから比較的安全のはずである
現在は目的地まであと少しぐらいで、前に訪れた時にはまだ食料が余っていたはずだ】 - 160二次元好きの匿名さん25/03/03(月) 00:09:00
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- 161みないちゃん25/03/03(月) 00:12:28
い゛っ……た!?
【擦り傷切り傷火傷痕、左頬に現れた赤黒い血痕を拭えば出てくる十字に切られた裂かれ跡を鏡で確認し、眉を曲げ顔を歪め引いた声を出して少女はゴシゴシと消毒を行う。先の戦闘にて負傷し、いよいよ両腕は全焼へ向かいつつあり、増える戦いの痕跡が体へ残されていく。】
……お母さんに叱られるかな…。
……あと、桝さんや、他の人にも…。 - 162がんじがらめの鎖25/03/03(月) 00:16:18
【スーパー,食料が備蓄されているため人が集まりやすいこの場所は戦場となっていた
周辺の地面の抉れ方を見れば、そこで起きた戦闘の苛烈さは想像に難くないだろう】
ふぅ…
【青髪の男:このスーパーを拠点としていた男,は襲撃者たちを捕縛して一息ついていた】 - 163剣崎司郎25/03/03(月) 00:22:26
- 164がんじがらめの鎖25/03/03(月) 00:27:54
- 165剣崎司郎25/03/03(月) 00:33:58
- 166がんじがらめの鎖25/03/03(月) 00:40:53
- 167剣崎司郎25/03/03(月) 00:45:57
- 168二次元好きの匿名さん25/03/03(月) 00:47:48
【肉球に粘着性でもあるのか足を地から発たせる度、ぶちっ、ぶちっ、とガムテープを剥がしたようなビニールの引き千切れるような音を立てて極彩色の、大豪邸でも外飼いを強いられるだろうと言う大きなブルドッグが住宅街を闊歩していた
ぶちっ、ぶちっと鳴った先から、ブルドッグが通過した住宅街は作り替えられていく
ぶちっ、ぶちっと反響したブロック塀が風船のように膨らみ、破裂したと思えば、天まで積み上がった節操のない極彩色のブロックタワーになった
見事に悪趣味な積み石を一瞬で産んだブルドッグは、狂った色彩の顔面を自在に歪ませ飛び出て転がっていきそうな眼球を回して
「わかれ、わかれ」
と泣き出しそうな声を漏らしている】 - 169がんじがらめの鎖25/03/03(月) 00:53:34
- 170剣崎司郎25/03/03(月) 00:58:16
- 171がんじがらめの鎖25/03/03(月) 01:07:06
- 172剣崎司郎25/03/03(月) 01:12:46
いや、1人同行者がいる
っと言っても心配で目が外せないだけだけどな
【同行者の少女、雨上となりの姿を脳裏に浮かべる
不思議と出会った時は毎回精神が追い詰められている彼女、まあこの極限状態ではそれが基本なのだが
自分よりは術師歴は長いが、戦闘に対する不慣れさや覚醒型のような力の使い方をある程度脳で理解させられた者とは違い自力で身につけているのだ
ならそんなこともあったりするのだろう】
- 173付喪記者25/03/03(月) 22:43:43
【言を発することもなく、一人黙々と階段を下りる。トットッと靴底と無骨な鉄板のぶつかる音を聞きながら、吹きすさぶ隙間風に体を震わす。辺りに広がる建物の波のくすんだブラウンが妙に鮮明に、新鮮に、何だか面白く見えてきて、小さな笑いが喉につっかえた。ああいけないね、思いの赴くまま何かを押しとどめるよう頻りに瞬きをして、再び足を前に突き出した、その時。】
―――あ、……?
【がくん、鹿威しを真似るように頭が傾く。…足を踏み外した、と神経を伝い脳が認識した時にはもう遅く。目前の踊り場まで、がたたたっ!と脚を打ち付け一目散に転落していく。】 - 174付喪記者25/03/03(月) 22:59:50
い゛っ、 ぁ、~……!
【衝撃を最初に受け止めた右肩が、筋繊維を鷲掴みにされ引き延ばされるような痛みを訴える。僅かでもその痛みから逃れようと伸ばされた左手の指が、肩の肉に食い込んでいく。立ち上がることも難しく、足が階段に乗ったまま、じっと堪える、声を上げないように。】
…は、はは、はー……っぐ、いっっってぇ…
【それでも、ずっとそのまま居るわけにもいかないので。左手を支えに無理に体を起こせば、右からなにかの引き千切れるような苦痛がびりびり走る。関節でも外れたか、多分そうだな。どうやって治せばいいんだっけか。】
【ずるずる片手と足の力で這いずって、踊り場の壁面にもたれかかる。転んで咄嗟に手も出せないとは、あっしももう歳ってことなんでやすかねぇ…。自嘲を零しながら、呻き声が漏れ出ないようハンカチを噛んで、うろ覚えでの整復操作を試し始めた。】
- 175二次元好きの匿名さん25/03/03(月) 23:11:36
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- 176剣崎霧嗣25/03/03(月) 23:17:17
- 177泡のクラゲ使い25/03/03(月) 23:20:44
- 178みないちゃん25/03/03(月) 23:21:42
……大分歩いたかな。街の方に近付くにつれて、呪霊の数が多くなってるし…。
【傷も、増えてしまったけれど。とぼとぼと歩いては立ち止まって休み、また歩く。進めば見える倒壊寸前のビルやスーパー、陥没した道路。そして、躯骸死体。時に呪霊に遭遇して交戦。ゆっくりと息を吐きながら、警戒を露わに前進。】
!?……こ、え…?
近くに誰かいる…?
【暫くした後。路地裏から表通りへと向かおうとしたその最中、表から聞こえる悲しみと怒りの籠った男の音が響き渡る。木霊し、空へ轟かせる悲痛な叫びに立ち止まり、少女はおそるおそる、そちらへと歩を進めた。】
- 179剣崎霧嗣25/03/03(月) 23:28:44
…理想を捨ててまで、家族を守るって決めたんだろが…!それなのに、なんだこのザマは!?
夢を諦めて、築いた全てを捨ててまで得たものを無駄にするつもりか!?
クソ、クソ!クソ…
息子1人も守れないなんて、父親失格だ…
【地面の土を抉るように広げた手を握る。今心のうちを支配しているのは、強烈な悔しさと自分自身への失望。
全てを捨てて得た家族を壊してなるものか
あの幸せを手放してなるものか
だが現実にあるのは息子を守れないというただ一つの事実だけ、それがどうしよもなく悔しかった】 - 180みないちゃん25/03/03(月) 23:43:12
…ッ、……別方向から進もう…。
【聞ける叫びに震えた心が、向かうなと叫んだ。ゆえに、先を変えて別の道から進もうと来た方向から帰って行く。刺激になって交戦でもして怪我を増やしたら、行けない。可能性が拭えない以上、人と接するのも今は怖いのだ。】 - 181二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 00:54:41
《孤独な祈りは果てしなく。》
《孤高な願いは叶う事なく。》
《姑息な人蹤を辿り、遂に着いたのが今の自分だとするならば。》
《何度この命を投げ打ち、滅ぼし、殺すのが最善のだろう。》
《何度この身を投げ出し、砕き、破壊するのが最高なのだろう。》
《ねぇ、どうか、許さないで。》
《誠に夢も希望も抱けずして、絶望に浸る事も出来ないまま、無謀な人生の旅路を歩んでいる今の自分を。》
《守る事も叶わず、永らえた生命を貢献に費やす事もしないで、のうのうと生きている今の自分を。》
《言い訳を重ねて、沈み壊れ行く呪いの世界を、呆然と眺めて、刃を振るう、そんな僕の全てを。》 - 182いとめぐり25/03/04(火) 01:07:38
……あ、涙…?
《月光が差し込む半壊の建物の中で、眠りの世界から目覚めてしまった糸居は、瞬きを繰り返して眼を開く。肌に伝う冷たい感触に人差し指で触れると、糸居の頬には涙の跡が残っていて、それに気付くと、夢から醒めない空虚な声が、口から漏れ出た。》
久しい、と言うべきでしょうか。それとも、泣ける涙は残っていたのだと、自嘲するべきでしょうか。
《ゆっくりと上体を起こし、目尻に溜まる雫を吸い取る。上着に出来た黒い斑点を見て、少し微笑んだ後、二度寝をする事も出来ない為、糸居は薙刀を掴み握って、夜風に当たりに外へ出た。》 - 183臆病ロリ/悪霊(?)25/03/04(火) 01:20:12
…お腹、空いたね
「……まあ、飯なんて探せば見つかるだろ」
…やっぱり夜は冷えるね
「……どっかに上着あるといいな」
【トボトボと、安全な拠点探しの為にも夜だろうが歩き続ける。逆にこの2人──1人と1匹と言うべきだろうか。の場合だと呪力量の多さから呪霊に気づかれやすくもあるので、安全と言えない場所に留まり続けるのも良くはない。相当疲労は溜まってるが、それでも、まだ歩く。口数も減って、たまにこうして呟き合う程度。ミミも歩美の負担を考えてか、少しでも希望を持てるようなことしか言わない】 - 184辮髪呪詛師25/03/04(火) 01:54:55
【わっ と茎も葉も生えぬ一帯に湧き訪れ、一体となって咲いたらば間髪容れず崩れ散った
真っ赤な真っ赤な牡丹の夥しい花ビラが
月明りに刺されて空中で無軌道に翻ってざわめき、夜深けりの街に沸きつくような緋色を塗す
初夏の長雨が去った先水溜りに蠢く微生物のようにも荒れた潮流のようにも動きを編んで場に蟠るその花風吹の中心に姿を顕わしたのは一つの生首
杢目のように延ばした耳に花びらを飾り異形の翼を象って、辮髪を揺らしながら夜空に飛び立ってっ行った】 - 185狐娘25/03/04(火) 21:32:48
【熱気の混じった空気を吸って吐くことには慣れてしまった
まぁそれがなんだという話なのだが、とにかく
煙を燻らせただ佇んでいる】 - 186二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:43:10
いや、ホンマここらどこなん…?
鎌は持ってきてもうたし、血だらけやし、何なんもう…。
【痛みが走る頭をガシガシと掻きながら、固まった血液を乱雑に拭い取り、顔を俯かせる。先の場所から随分と歩き回り、今は階段沿いに身を下ろしている。すっぽりと抜け落ちた前後の記憶、否、ほぼ全ての記憶が混乱を助長させ、男は深くため息を吐いた。】
取り敢えず、人探さな……。
見つけな何も分からんし…。
【ツイてないわぁ、と。身に起こる不運に肩を落とす。少しの間は座り一息ついて、また直ぐに立ち上がって歩き出す。その時も何故か、大鎌は手放せなかった。】 - 187茅瀬遥25/03/04(火) 21:56:17
【こびりついて離れない、そんな不安が胸を支配している。死滅回游が始まってから、途絶えてしまった連絡が、心の澱みを増やして不安を煽る。疲れと恐れで震える手先を抑えるのが、今では辛いとすら思えるのに。幾度も出て行っては怪我をする術師を癒して、傷付かない体の代わりに精神が擦り減って行く。】
……また、嫌な予感がする。
……慣れたはずなのに。
【何故だろう。途方もなく彼方からやってくる、予兆のない恐怖が足先から体躯を冷やしている。どうして、なのだろう。】 - 188猫天与25/03/05(水) 22:56:37
だ・・・誰か・・・助け・・・ガクッ
- 189毒兎25/03/05(水) 22:57:20
気絶してんじゃねぇよテメェ!!死ぬまで世話サボるな!!!
- 190みないちゃん25/03/06(木) 17:22:20
迷った……ここどこなんだろう…?
【右往左往として、悲痛な叫びから離れたら、知らない道に出てしまった。亀裂が入って危ない、今にも崩れてしまいそうな、そんな道だ。固唾を飲んで丈夫な足場と思しき場所を辿り、サーカスの綱渡りのようにゆっくりと、ゆっくりと歩みを進めていく。】
【坂となる道の下には滅んだ住宅の群れ。柵から落ちたら、軽傷では済まないだろうなと言ちり、壁を伝ってまた一歩。】
…よし、あと少し。
【ちょうど真ん中まで進んで、あと少し。今度は反対側のガードレールが舗装が残されている。ならば其方へ移動しよう、と。道路を横切ろうとしたその時。】
【──亀裂が、崩れた。】
……あ、
【拙い─────】 - 191みないちゃん25/03/06(木) 18:38:50
- 192みないちゃん25/03/06(木) 18:49:25
【右手の指頭が、左の掌を触る。人差し指でなぞって、両手で握って、指の一本一本を組まなく触れて。手首に移り、治らない赤黒さを残す薄皮を捲らないように注意をして、左腕の全体を右手全体を使って、まるで何かを確認するように触れていく。】
───よかった、うん、まだ、ある。
【例を挙げるならば、正座をした時に感じる感覚の消失。触れても痺れているものだから、何か物体があることにも気付けないその時と同じように、少女の左手は、触覚がなくなったかのように思えた。】
【だが幸いにも、物を感知するだけの触覚は残っていたらしい。右指先の温度は、少し分からなかったけれど。少女はホッと安堵の息を吐いて、しゃがんだ姿勢から立ち上がり、住宅の屋根から慎重に降った。】
- 193 25/03/06(木) 21:52:44
【……或る、夢を見る。】
【何処までも広がる天空から差し込む陽光に、もののあはれなる心を持って見上げている。末広を望む子等大人等の宴が遠き都から響き、聞き入れながら藁草履をパタパタと上下させて、木枯が行く外気に触り満ちも飢えも無い小さな体躯で手を伸ばしている。】 - 194二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 21:55:05
- 195 25/03/06(木) 21:58:51
「 ー! 何しとん、早う手伝ってえや」
【幼き夢に聞こえる、甲高い女声。空から目を離し声に釣られ顔を向けると、如何にも気難しそうな糸目に廃れが見える着衣を纏う二十半ばの女がいる。土色の肌に乱れた髪を無造作に結び、骨ばんだ指が手招きをしている。】
「もう、行かないといけんの?」
「当たり前やろ。お母と離れて、お前は買われたんやに。早う戻ってこっち来いや」 - 196 25/03/06(木) 22:03:57
【じたばたとする細腕を無理に掴み、幼子よりも更に細い、死人の如く悍ましい指先を持つ女は、黒髪の幼子を引っ張る。曰く、旦那様がお待ちになっとうらしくて、顔を歪めながらも少女は抵抗する筋力も能力もないがために、ずるずると引き摺らせた足を直し、動かす。】
【靡く稲穂と木々のように突っ立っているだけなら良いのに。或いは、陽光を隠し今にも雨や雪を降らせんとする曇天が、全てを流し壊してくれれば良いのに。】
【そうは願えど、無理な話。】
【夢に見えた現実は、変えられない。】
【何故なら、これは過去の記憶の再生であるからだ。】 - 197やどりぎ25/03/06(木) 22:09:37
うー……アイさん、何処いったかな…?
【所変わり果てなき場所。嘘。結界のどこか。】
【枯葉を脳天に置きながら、虫取り網とDX日輪◯を握りしめて彼方此方をえっちらほっちら。進んでも変わらない荒廃した景色に、擦り減る精神が顔に現れる。僅かに青ざめた顔色は、夜の帳に隠されて、涙は点滅する電灯に反射した。】 - 198やどりぎ25/03/06(木) 22:15:10
……っ、寒い、何日も服変えてないし、気持ち悪い…。
【そぐわないが、不潔と思えてしまう。仕方がないと知っていても、文明の利器が周囲に存在する現代社会で過ごした少女には、些か耐えるには堪えるものがあると言う。学生鞄を肩に、小さくくしゃみをして、腕を摩って暖を取る。】 - 199やどりぎ25/03/06(木) 22:24:33
…ッ、はー……っ はやく、かえりたい…。
【脈打つ心臓の鼓動が速くなる。体内の動脈を伝う血の管が勢い良く流動して、体温が上昇していく。指先の冷えが、熱った体躯によって温まっていく。紅潮した頬から流す涙はじんわりと熱を帯びて、苦しみ喘ぎ嚥下する息を必死に吸って、吐いて。透き通った灰の双眸から落ちる雫は地面に滴り、拭うこともしないで何度も落とした。】
は、はぁ、は…げほっ、ごほっ……ごほ、……
【肺が痛む。喉が痛む。鼻が痛む。関節が痛む。頭が痛む。先走り予兆を見せる体調の変化に、少女は風邪であると認識する。無理もない。ガラリと変わった環境の中で何日も過ごしているのだ。いくら五体満足の人間でも、そうでなくても、慣れない人間は体を崩してしまう他ないのだ。】 - 200やどりぎ25/03/06(木) 22:28:37
【涙が落ちたのも、体が熱いのも、苦しいのも。正常に循環していた体のバランスが崩壊してしまったから。軋む筋肉にズキリと痛んだ関節が、立ち上がろうとする足を留めて離さない。瞬きをする度に零れ落ちる涙が、視界を歪めて揺らがせて、少女の境界をあやふやに溶かしていく。】
っ、は、……たた、なきゃ……。
【せめて、逸れてしまったあの人を探そう。人に会えれば、きっと心の畝りも元に戻るだろう。本音を言えば、元の日常に返して欲しいけれど、今はまだ帰ることは叶わないのだから。】
【ならせめて、今は安心できる人の場所へ、もう一度、だから、立って、歩いて────】