- 1慈恩25/02/16(日) 16:07:27
レムレム睡眠に似た何かで大体の生前の英雄と知り合いな世界線
ただし歴史は変えられないし絆10になった辺りでフッとその鯖の記憶以外の痕跡が消えて起きた藤丸はやけに鮮明な夢を見たなぁ感覚とする
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- 2二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 16:07:43
あげ
- 3二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 16:09:38
おつ
- 4二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 16:12:22
スレ立て乙です
- 5二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 16:17:04
うめ
- 6二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 16:50:17
たて乙です
- 7二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 17:13:38
このレスは削除されています
- 8二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 17:48:26
ほ
- 9二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 17:54:58
スレ立てありがとうございます
- 10二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 17:57:49
たて乙です
- 11二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 18:55:57
スレ立てありがとうございます
- 12二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:07:08
- 13二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:15:23
怪盗天草のやつやね
- 14二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 20:19:58
リチャード「ボイジャーという子は知らないがたぶん俺の弟だ」
- 15甘いもの大好き歌人25/02/16(日) 21:28:33
リチャード王が出るので存在すら怪しまれてる晴明公と知己どころか父の友人であったぐだってどうでしょう?
- 16二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 22:24:16
夢を見た。誰かが見ていた夢を見ていた。
『レンミンカイネン!ポホヨラで新しく嫁を取るってどういうつもりさ!君にはもうキュリッキがいるだろう』
『うっせえバーカ!あんなのもう俺の嫁じゃねえよ!』
これもセイバーの記憶だろうか?今度はランサー、レンミンカイネンと対峙している。彼のポホヨラの主人としての活動時期とは矛盾はないはず…なら、ここはポホヨラなのだろうか?だとしてもやはりセイバーが若すぎる。レンミンカイネンの時代には彼はとっくに老爺だ
『なっ!今更何でそんなマネを!?夫婦仲良かったじゃんか!』
『ンなもん昨日までの話だ!約束破りの女なんざいらねえ!』
『それでもたった一度村に出てお嬢さん達と踊っただけだ!』
『それが約束破りだと言ってンだよ!』
『約束だって!?家から出させず、村にも行かせず、友だちにも合わせずにいるのが約束だって!?そんなの束縛と何が違うんだ!』
『その分俺は戦を我慢した!敵を殺し、組み伏せ、奪い、灼き尽くすことを我慢してやったんだ!』
血走った目で怒り狂う彼を見ると恐ろしくなる。私がオークションで購入した触媒はレンミンカイネンを呼ぶためのものだったが実際に殺されかけ、更に夢越しに生前の彼を見ると到底私に御せる相手とは思えない
『君って奴は…!もういい!勝手に行って、あの地の女主人にでも罵倒されて来るがいいさ!もう知らない!』
愛想が尽きたと言わんばかりに怒ってレンミンカイネンに背を向けるセイバー。その首にはまるで人形のように無表情なレンミンカイネンの手が伸びて――――――――
「…あーあ、また途中で起きちゃった」
セイバーのマスターの朝は早い。朝5時にはベッドから眠たい目をこすりながら這い出てカーテンを開けて朝日を浴びるのが彼女の日課だ。それは聖杯戦争中でも変わらない。
さあ、いつもの通りカーテンを開けて――― - 17二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 22:24:33
『きゃああああああ!?』
「うおっビックリした!」
「なんなんじゃあ!?」
マスターの悲鳴を聞いてコンマ1秒で駆けつける2騎。セイバーはなぜか剣ではなくさっきまで使っていたであろうまだ温かいフライパンを構え、ライダーはできたてのスクランブルエッグを口に流し入れつつカンテレを構えておりなんとも気の抜けた光景になっている
「マスター、何があったのかの?」
「む、むむむ」
「ム?」
「虫が、蛆が…!」
顔を土気色にしたマスターが指さす窓には蛆まみれの景色。ところどころにトカゲや蛇がその白い腹を見せながら這いずり回っており一層気味悪い
「あー、これは駄目だったようじゃのう。そら、マスター。こっちへおいで。窓を抜けてきたら大事じゃわい」
言われるがままヘロヘロとライダーのもとへと行くマスター尻目にセイバーは窓辺へと近づく
「気をつけよ、セイバー。多分これはアンタも呪うぞ」
「大丈夫。全部呪いの効果が死ぬほど強いだけの毒だからギリいける」
「何一つ大丈夫じゃないじゃん!セイバー下がって!」
2人の警告を無視して窓辺へとセイバーが近づくとボロ家の耐久など度外視した質量で呪いたちは詰め寄る。セイバーが窓越しにそれらをなぞってやると呪いはより一層活発にうぞめいて窓を越えて指へと集まる
「イヤーッッ!?何しでかしてるのセイバー!」
「あっこれ?見る?」
「ちょっと本当にこっち来ないで!ヤダヤダヤダ!ライダー!!ライダー!?ちょッジジイ!笑ってないで何とかしてよ!」
「ほほー!聞こえんのう。ジジイじゃからなんも分からんのう!」
「ヤダーッッ!!コイツ思った以上に性格悪い!死にたくないー!」
ニヨニヨとした顔がまたムカつく!
叫んでいる間に刻一刻と呪い片手にセイバーは近づく。一歩、また一歩。後少しでマスターの目の前に―――――
「あっ消えた」
赤黒い球形の形をとっていたセイバーの指先の呪いはマスターの下へ行く前にあっさりと掻き消えてしまった
「とりあえず耐毒スキルが健全なのが分かっただけ収穫かな」
さっきはライダーに性格が悪いと言ったが一つ訂正しよう
「君たち性根悪すぎ!」
「えっオレも!?」
「ほほ!経験豊富と言うべきではないかの?」 - 18ガレスの供給求む25/02/16(日) 22:27:40
保守がてら途中のやつ。ロウヒの脳はタヒんだ。多分ロウヒが喧嘩したときはわざと藤丸には通じない呪い方するし娘もマネする気がする。そしてギャラハッドはキレた
- 19二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 22:54:36
- 20二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 22:59:43
- 21二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:04:38
- 22ガレスの供給求む25/02/16(日) 23:11:02
「ほほ!酷いのう。儂はただ竹馬の友との再会をしただけというのに…はあー、ショックすぎてリツカお手製スクランブルエッグを食べるてがよく進むわwwwww」
- 23ロウヒの供給求む25/02/16(日) 23:13:13
今回のバレンタインで…ロウヒのこと…好きになってしまった!!
- 24ガレスの供給求む25/02/16(日) 23:13:21
- 25二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:15:43
- 26二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:21:28
- 27ガレスの供給求む25/02/16(日) 23:27:49
- 28二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:42:07
- 29二次元好きの匿名さん25/02/16(日) 23:47:11
ワイナミョイネン「お前やお前の娘がリツカを見つけてさっさと姿を見せないからじゃろwww
その点儂は早めにリツカと会っていたおかげで命を拾い、さらにはリツカお手製の料理を味わえる。
儂とお前たちとでずいぶんと差がついたのうwww悔しいでしょうねぇwww」
- 30二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 00:45:18
保留
- 31甘いもの大好き歌人25/02/17(月) 04:52:18
私はかねてより星と縁がある様だ、たとえ掴めずとも
星の輝きは遍く者共を魅了すると知っていながらも諦められぬ
童子丸「貴方は本当に不思議な方ですね、私は貴方の様な方に会ったのは初めてなのに、何故か古い友の様に思うのです」
ぐだ「え、そうなの?俺は君みたいな仔そうそういないと思うんだけど…」
童子丸「…それは親愛の言葉だと受け取って置きましょう、父に責められたくはありませんから」
ぐだ「保名の事?その程度の事で怒るかな…君の為に手を尽くしている彼の事だから、今も君を想っているんじゃないかな」
童子丸「…そうだといいなぁ、私は普通とは縁遠く生まれそして普通とは縁遠く生きるでしょうから」
ぐだ「たとえそうだとしても普通の幸せを求めちゃいけない理由なんて無いよ、童子丸にだっていつか愛する誰かが出来て、子を成すことだってあるかもしれない」
童子丸「恋しくば訪ね来てみよ和泉なる信太の森の恨み葛の葉…」
ぐだ「その歌はあまりに愛に溢れている、君は愛されているんだよ童子丸」
童子丸「…この歌はまだ私が年幼き頃、花の美しさに見惚れ本性を知られ去った母が父と私に残した詩なのです」
ぐだ「…いつか私が恋しくなったなら清き水の集う信太の森まで会いに来て、そして夫と息子を置いて去らねばならない私を恨みに思わないで、と彼女の無念さと愛を感じられる詩だね…」
童子丸「…父は私が生きて行く為に手を打ってくれている、母は会えずとも私を想ってくれている そんな父母に恥じない私でありたいのです」
ぐだ「…そっか、でも今は子供なんだよ、いっぱい遊ぼう…童子丸!」
童子丸「…はい!」
それから私にとって彼と或る日は輝いていた…その証左こそ彼が戦う意思を見せ続ける星だから
晴明様エミュムズいんですけど…! - 32二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 06:59:06
保守
- 33二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 09:05:58
ほ
- 34二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 11:27:41
魔女つながりで、トネリコで何かないか妄想してみたけど、
この概念だとガレスちゃんから感謝されてそうだな
頭を割られて脳漿こぼれて死を待つばかりのリツカを助けてくれたし - 35二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 12:39:44
坂上田村麻呂と鈴鹿御前ハッピーエンドだと家族仲良く怪異退治してんのかな。鈴鹿御前亡くなったら田村麻呂と一緒に冥界に勝ち込みに行くぐだもいたり?
- 36二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 19:30:28
保守
- 37二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 21:39:19
「しかしなあ、居るんだろうなとは思っていたけど腕を上げたな。ロウヒと同じくらいの腕前あるんじゃないかなあれ?」
指先を眺めながら娘達を思い出す。びっくりするほど性格が母親似だった長女、稀にやるイタズラがシャレにならない次女、姉妹で誰よりも口が上手い三女。全員魔術の腕は高かった。長女は特に素質があってロウヒもウキウキしながら教えていたっけ
「ところでライダー、聞きたいことがあるんだけど」
「お、何じゃ?知っていることならいっぱいある。何でも教えるぞ!」
「娘が参加してたの黙っていたでしょ」
「いやあ、聞かれんかったからのう」
ヘラヘラと笑うワイナミョイネン。言わなかったらオレが怒ると分かったうえで黙っていたあげく、悪気なかったんじゃしチャラでいいじゃろ?と言わんばかりの態度をとるあたりタチが悪い。
「若いときにイルマタルのお腹で『ここから出たいよ母ちゃん、たすけてよ〜』とかいってベソベソしてたくせに」
「なー!?やめんか掘り返すなそれを!」
「で、まだ隠していることあるでしょ?」
「は、はて?知らんぞ?儂なんも知らんぞ?」
このおとぼけ、この期に及んでまだ誤魔化すか
「ジジイ、娘が何処にいるか知ってる?」
- 38二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 21:40:00
「いぎゃあああああ!ヒゲ、ヒゲ引っ張らんどくれ!」
「早く答えないともっと君の黒歴史話すよ?例えば300歳くらいの頃―――」
「うわああああ!分かった!話すよ話すから勘弁しとくれ!」
「それで、娘は何処にいるの?」
「マジで知らん!大体の位置しか分からん!」
「じゃ、日没後にそのあたりに行こうか。マスターもそれでいい?」
「良いけどどうする気?…君に殺せるの?実の娘を」
「…分からない。けれど、あの子は間違いなくオレたちに呪いを向けた。今回はオレが何とかできたけど放っておけばどうなるか分からない」
「…そう。気が乗らなくなったら言ってね。ライダーにやらせるから」
「ええ〜、儂もうら若きお嫁さん候補に手をかけたくないんじゃが」
「娘が望めば認めるけどできれば君の義父になりたくないな」
「何でじゃ儂イケてるのに〜」
「歳の差考えろジジイ」
「アンタもポホヨラでシワッシワのジジイじゃったろ。あと愛に年齢は関係ない!」
「…ねえマスター、やっぱりライダーの契約切らない?」
「ダメ。セイバーだけだと聖杯戦争で生き残れない」
「ほほー!さっすがマスター。儂の魅力を分かってくれておる!このまま嫁入りとか「絶対にイヤ」そうか…」
リツカとマスターが呆れて部屋を去っていく。朝食でも食べに行くのだろう
「…悪いのう、リツカ」
足元をうぞめく呪いの残滓を踏み潰す。残滓ですらしぶとく儂を狙ってくるあたり娘だけでなくあの魔女も此度の戦におるらしい
「聞かれん限りリツカにアンタのことは話してやらんよ」
「儂が憎いか?心配せんでもいいぞ。足元を固めたらリツカと共にそちらへ向かおう」
賢者は笑う。そこにあるのは家族で殺し合わせようという悪意か、ただ自分にとって有利に戦局を動かそうとする冷徹さか
『ライダー!スクランブルエッグだけじゃ味気ないでしょ?こっちに来たらもう少し朝食出せるよ!』
「あい分かった!今行くぞ待っておれ儂のメシ!」
意外と何も考えず、今を楽しんでいるだけかもしれない - 39ガレスの供給求む25/02/17(月) 21:42:33
- 40前スレ14425/02/17(月) 22:09:50
- 41Z25/02/17(月) 22:30:04
- 42二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 22:51:12
それを知った作家鯖は「珍しいネタだ!」じゃなくて「よかった彼は長生きできるんだ」って安堵してガラにもなく取り乱してほしい
- 43二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 00:52:46
保留
- 44二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 04:08:02
ここの藤丸はカルデアを歩いているだけでカルガモの親子みたいに後ろからサーヴァント付いてきそうだ…特に夢でお労しいことになったサーヴァントは特に。
- 45二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 07:12:22
パイセンと項羽様のところにレムった赤ちゃんぐだ部下に助けられたとかで生きててくれないかなぁ。項羽と虞美人の子供がいて実は生き延びていたとか伝説残ってたりして。ゆかりの地とか、その子孫をなのっている人たちがいたりするのかも。
- 46二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 08:46:38
ほしゅ
- 47ガレスの供給求む25/02/18(火) 11:32:02
- 48二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 12:41:36
prototypeにレムレムするのってぐだ子なのかな?本編でてないからどんな展開になるのかがわからないけど。
- 49二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 12:47:35
- 50二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 15:02:55
嫉妬とまではいかずとも羨ましいって思う鯖が出てきそう
- 51二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 18:38:17
保守
- 52二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 21:16:00
月の王
「私はお別れの言葉を言えたけどあなたたちは?」 - 53二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 21:42:21
ザビーズはもしかしたら自分たちの元になった人物が、日常に帰ったぐだと再会する可能性ありそう。その後結婚して子供がとかありそうじゃない?
- 54二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 22:03:24
「私なんてちか、誓いのこ、こと……ヒョワ……」
「今さら何どもってんだ。接吻の一つや二つ、とっくに済ませてるんだろう」
「良いじゃないの堂々としてれば。この時代じゃ挙式する人らもいるらしいし、増してやカルデアの中なんて自由もいいとこだしさ」
「白無垢にドレスにタキシードやら何やら、今時装いも結構自由なんだろ? どれを着ても似合うだろうし、お互い花が咲いたみたいに心から笑えるなら何でも良いわな!」
「おやおや、皆気が早いね。……どうせなら、貴方もここで見守るなり張り合うなりしてくだされば良いのに。早く来ないと、また誰かに先を越されてしまいますよ」
- 55二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 00:29:01
「さて、セイバーよ。いざ戦闘になれば儂がアンタの代わりに前に出るわけじゃが」
「そうだね。頼める?」
自分の力量を踏まえると勝率的にも消費リソース的にも都合がいいだろう
「構わんよ。しかし一つ頼みたいことがあってのう」
「いいよ。出来ることならなんだってする」
「ほほ!内容も聞かずに許諾とは、助かるのう。では頼みごとについてだが、マスターにはもう話は通してあってのう」
「…ごめんねセイバー」
「なんか嫌な予感がするんだけど」
ニヨリと笑う老爺に怖気を覚える。確か彼が娘に求婚しに来て目が合ったときもこんな顔してたっけ
「この間読んだ本に書いてあったんじゃがのう」
「ペルシウムの戦いって知っておるか?」 - 56二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 00:29:52
『うぎぎぎぎぃぃぃいいい!!!やっぱり無理!本当に無理!!止めないで妹たち!せめてあと一発!いや十発は呪わせて!!!』
『落ち着いてください長姉さま!』
『別に呪ってもいいのでは?どうせお母様も呪い続けるでしょうし今更わたしたちがどうしようが死因が変わるだけですよ』
『よく言いました次女!』
『褒めないでくださいよそんな物騒なことを!そんなんだからお二人ともお父様にドン引きされるんですよ』
『『引かれていないわよ!』』
『いや、侵入者を一人残らず惨たらしく呪い殺して回る長姉さまはもう論外として、次姉さまは過度なイタズラばかりしてそれが原因でお亡くなりになったのに何も思われていないとでも?』
『論外って、それはポホヨラを守るために仕方なくて』
『高笑いしながら即死級の呪いをばら撒くの控えめに言って怖いのですよ』
『で、でも基本は苦しめずに一撃で仕留めているわ』
『殺すのはいいのですけれどお父様のことが一番大好きな長姉さまがそういう事を楽しむのは良くないんじゃないかって言いたいんです』
『ご、ごめんね…』
『わたしはクッレルヴォに関しては直感で警戒しただけよ』
『じゃあそんな相手を自分で雇ったあげく恨みを買うようなことをしないでくださいよ。』
『私もそこは同感。人のものは大切にした上で殺られる前に仕留めるべきよ』
『ともかく、お姉様たちは血の気が荒すぎるのでしばらくあたしが出ます』
『あたしは気に食わない相手であってもお父様の顔を立てるつもりですので健全に交流できるはずです』
『分かったわ…でも気をつけてね。』
『貴方は私よりも先に死んでしまったから知らないかもしれないけれど、あのジジイ本当に性格が悪いから』
『分かりましたよ』
『危なくなったらすぐにお姉様たちを頼るのよ』
『分かりましたって』
『困ったら急所を狙うのよ』
『心配しすぎですって』 - 57二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 00:30:08
ああ、姉妹会議でお姉様たちの忠告を聞き流したのが悔やまれる。でもあたしは悪くないと思う。だってここまでの事をしてくるとは思わないもの
星明かりで輝きながら迫ってくるのは銅の船。船尾にはお父様のマスターがいらっしゃるけれどもどこか遠い目をしている。舵を取っているのはあのワイナミョイネン。満面の笑みを浮かべているので反射的に呪いそうになるけれどそれよりも目線を奪われるものが船首に縛り上げられて固定されていた
「お父様!?」
捨て駒にでもされたというの!?お気の毒に。早くあんなのから助けて差し上げないと
「ほほ!おったおった。おーい儂じゃ!交渉しに来たぞ。あと結婚してくれ」
「お断りよ!逝って、お母様仕込みのガンド!!!」
「なぜじゃあぁぁぁぁ!?」
「お黙りになって!あなたなんて膝から大量出血して死んでしまえばいいのよ!ヒャーッヒャッヒャッヒャッ!」
「セイバー、アンタの娘やっぱり怖いぞ」
「友だちを弾除け替わりにしておいて言う事!?」
「じゃったら弾除けの役目を果たさんか掠めたぞ」
「日頃の行いでしょジジイ」
「なんじゃとー!もっと高度と速度上げてもいいんじゃぞこのっ」
「嫌だーッッせめて霊体化させて!」 - 58ガレスの供給求む25/02/19(水) 00:36:48
保守がてら。キャスター戦開始。多分割とキャスターたちは容赦なく来る部類だと思うからワイナミョイネンも多分きっと仕方なくから悼む心を抑えて弾除けにしている…はず
そして老夫婦概念を書いておいてこんな事を言い出すのは無責任かもしれないがあえて書こう。私は藤丸が養子としてポホヨラで保護されてああ、このままこの子を婿養子にして平和に生きていくんだなってなっている概念が見たいです - 59二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 01:36:44
- 60二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 06:55:54
保守
- 61二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 08:21:26
- 62ガレスの供給求む25/02/19(水) 13:47:05
- 63二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 15:10:14
ガンドとかじゃなくてガチのグーパンでぐだ殴ってそう。ぐだは記憶なかったとしても無意識に泣いてそう
- 64二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 15:10:48
ぐだが初めて契約したサーヴァントがギャラハッドだと他の円卓の騎士が羨ましいって思われてそう。モーさんはどんな反応するんだろう。ちょっと想像できない。Fateシリーズの主人公でぐだ珍しくエクストラクラスが初めて契約した鯖なんだよな。なんでだろ?
- 65二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 22:15:27
保守
- 66二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 01:38:00
- 67二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 07:05:19
保守
- 68二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 16:16:54
保守
- 69二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 16:38:44
- 70二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 19:38:20
- 71二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 21:24:59
保
- 72二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 00:12:53
「新選組一番隊隊長、沖田総司推参!あなたが私のマスターですか?…え?あなたは、立香?立香じゃないですか!手を出してください!はい、これをどうぞ。髪飾りです。ずっとあなたにこれを渡したかったのです。…うん、よく似合っていますよ。もう落とさないでくださいね」
- 73二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 02:07:34
保守
- 74二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 09:03:34
認識した瞬間抱きつきにいく鯖結構いそう
- 75二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 11:49:19
- 76二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 14:08:26
奥さんと結婚後にチビぐだと出会い、西南戦争参加で出発するまでの間一緒に暮らしていた一ちゃん
お孫さんと一緒に映画を観に連れて行ったりしていた永倉さんは、新選組について語るきっかけの一つにチビぐだがなって、前向きに終わった方といえるかな
- 77二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 21:40:13
ほしゅ
- 78二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 23:02:37
「のう、マジで話し合いに来ただけじゃからその手を下ろしてくれんかのー?」
「だったらお父様を離して差し上げて!かわいそうでしょう」
「馬鹿を言うでないわ離したら儂を殺すじゃろうが!」
「当然です!あなたにはトゥオネラすら生ぬるいわ」
罵り合う老人と娘。はたから見れば孫と喧嘩する祖父とかいう微笑ましい光景に見えるが他人同士でしかも老人が娘の父親を人質を取った上で罵っているというのがなんとも悲しい事実である
「あーっもう、じれったい!撃ってトントゥ!」
「はい!」
号令に合わせて降り注ぐのは矢の雨。何らかの魔術的な加工が施されているのか淡く光っており、その軌道は虹が通ったかのような模様を魅せる
「わあ…」
「見とれとる場合でないわマスター!船内へ来い!はよ船尾から避難せんと死ぬぞ!」
大慌てで舵を切るライダー。急な加速と旋回に船は甲高い金属音を立てるがそれでも決して減速はしない
降り注ぐ幾千の虹を縫うように避けるがそれでも全ては回避できず赤い銅の船の腹をまばゆい光の弓が少しずつ、しかし確実に削り取る
「そうかセイバーがおらん所狙いよったか。要改良といった所じゃのう」
「オレ何のためにここにいるわけ!?」
「まあそう言うな。アンタのおかげで前方には矢が来んわ。役だっとる」
「それはそれで嫌だー!降ろしてー!」
「ほほー!良いぞ泣け!叫べ!!定期的にあの娘にアンタの存在を知らしめてやれ!」
「この悪魔!万年老年期!!」
「はあー!?ジジイって言う方がジジイなんじゃわこの風来坊めが!」 - 79ガレスの供給求む25/02/21(金) 23:06:01
保守がてら圧倒的遅筆
娘らは大なり小なり人の話を聞かないしワイナミョイネンも分かった上で人の心を無視する
ちび小町ちゃんに未来の恋愛漫画を教えて懐かれるぐだ子見てえ - 80二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 04:20:23
保守
- 81二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 11:15:46
- 82二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 16:34:03
保守
- 83二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 22:53:52
いいねえ。ぐだの話と身ぶり手ぶりから語られていた恋愛漫画とかが自分の目でついに読める!ってわくわくしていたけどふと思い直してぐだ子の部屋にお父さん連れて突撃して昔みたいなノリで読み聞かせてって頼みに来てほしい
- 84二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 04:08:48
保守
- 85ハピエン大好き侍25/02/23(日) 11:43:48
「貴方がコンスタンティノス様ですか?」
明るい声だ 聞く人を安心させる そんな声
「初めまして。俺はリツカ。フジマルリツカです。今日からコンスタンティノス様の付き人として仕えさせていただきます。」
これがリツカとの出会いだった 今思えば長い付き合いだ 兄が死に私が皇帝に即位してからも変わらず私の臣下として支えてくれた私はその献身に感謝していた しかし別れは唐突にやってくるのは世の常だ
隣国のオスマン帝国がコンスタンティノープルに攻めてきた そんな時だった
リツカが病に臥した 咳をしている
私はリツカを診察した医師に状態を尋ねた
「率直に問う。リツカは治るのか。」
「はっきり申しますと難しいと言わざるおえないでしょう。非常に珍しい病です。帝都の中にはこれを治すのに必要な薬がございません。痛みを和らげる薬による対症療法しかございません。」
悔しいが我が帝国は物資不足だ 周囲はオスマン軍に包囲され、ジェノヴァの船団が包囲網を抜け、物資を運んでくれてはいるがそれにも限界がある
「リツカ、この薬を飲むといい。楽になる。」
「陛下、コンスタンティノープル内の薬の備蓄は少なくなっています。俺に使うのではなく、他の人の為にとって置くべきです。」
「それは君が気にすることではない。君がすべきことはこの薬を飲んで早く病から回復することだ。」
私はここでリツカに死んでほしくない だが悲しきかな リツカの病状は悪化の一途を辿った もはや病死は秒読みか 私は聖油を用意してリツカに終油の秘蹟を施す
「天に在します主よ、どうか我が祈りをお受け入れください。かの者は善く生き、よく働き、皆に愛されました。主がお造りになられたこの世界でかの者は聖書に記された御言葉を正しく実践していました。かつて主は仰いました。『私は復活であり、命である。私を信じる者は死んでも生きる。』どうかかの者の復活が祝福と喜びに満ち溢れたものでありますように。主によって、アーメン。」 - 86ハピエン大好き侍25/02/23(日) 11:44:06
その後もオスマンとの戦いは続き、ついに均衡が崩れる オスマンの旗が帝都に高く掲げられる
ハギア=ソフィア大聖堂にて、
「やはりこうなったか。」
分かってはいた 今にもオスマンが城内に雪崩れ込む リツカは死に際に私に生きろと願った しかし、
「すまない、リツカ。君の約束果たせそうにない。」
私はこの帝国と最期を共にする もはやそれ以上の逡巡は不要
「主よ、帝国を滅ぼす我を赦し給うな。そして私に月と星の軍を打ち破る勇気と力を!」
コンスタンティノス11世はここに果てた
1453年ビザンツ帝国の滅亡をもって1000年間脈々と続いたローマは途絶えた - 87二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 19:56:05
なにそれめっちゃ微笑ましい。小町さんもいろいろ話せて楽しそうでいいわ
- 88新選組の人25/02/23(日) 21:55:56
"召喚されてすぐ堪らなくなって"っていうの……良いよね……
その一方で絆10で満を持して渡すのもアリだ……と噛み締める自分もいる……
沖田さんはバレンタインとか見ると結構"私なんかがマスターと……"って一歩引いちゃうけどぐだがその手を取って隣に並ばせてくれるってところがあるから、そこからたくさんの経験や想い出を積み重ねた先で、今度は沖田さんの方から踏み出してぐだの隣に立つのも見たい
その決意の証としての贈り物
――剣しか持たない己より、マスターのためにできることが多いサーヴァントはいくらでもいる――だからこそ
マスターのためにも、私はマスターの剣であり続けたい。いつかの自分達以上に、共に戦場を駆け、無事を喜び、平和な時の中で笑い合うために
例えどんな結末が、別れが待っていたとしても。できないことへの無力感ではなく、歩み寄れる希望を胸に前を見据えて、どこまでも
愛し、敬い、支えていくことを――
- 89ハピエン大好き侍25/02/23(日) 22:46:14
- 90新選組の人25/02/23(日) 23:37:39
- 91ガレスの供給求む25/02/23(日) 23:44:08
- 92新選組の人25/02/23(日) 23:59:29
- 93ガレスの供給求む25/02/24(月) 00:09:01
分かる…個人的にあんだけ血気盛んって感じだった人が戦い続けるでも別の戦場を求めるでもなく生きて伝え書き残す事を選んだのが心底好きなんだ
原田かあ。ひん剥かれて水ぶっかけられてるの発見してギャン泣いて必死に助けようとする藤丸見て何とかなった後に酒控えてほしいな。辞めないし口も悪いままだけど「子どもを泣かせる趣味はねえ」って
- 94二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 03:17:18
保守
- 95二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 08:15:37
「リツカは見境がなさすぎるんだぁよ!」
「何?藪から棒に」
畑仕事からポホヨラの民の子ども達にじゃれ倒されながらロウヒの館に戻るとなぜか一喝された
「別に民と仲良くするのはいい。馴染めている証だぁよ」
「なら問題なくない?」
帰った途端ワラワラと寄ってくるトントゥを一人一人丁寧に撫でくりまわすとキャー!と嬉しそうに声をあげるので思わず頬が緩む
「それ!そういう所だぁよ!」
「おまえは曲がりなりにもこのポホヨラの女主人の!ロウヒの!!!客人なんだぁよ。まずロウヒにも何か気を使うべきじゃないのか?」
気を使う、気を使う…家事の手伝いはこれ以上はトントゥの仕事を取ってしまう。畑仕事は慣れてきたしもう少しペースを上げれるか?いや、多分そういう話でもない。そういえば故郷では家みたいな居場所に戻ったら何かしてたような…
「あっそうだった。モイ!」
「モイ!…ってそうだけどそうじゃなくてだなぁ」
うぎぎぎと歯噛みして下に向けた頭を振って全力で抗議をされる。ツノがこちらを向いて大変危ない。挨拶をしろというわけではなかったらしい
「助けてペイッコ、なんにも分からない」
もふもふとした小鬼に泣き縋るマネをすると思ったより毛が深くてボスリと顔が埋まる
「わはは!ふわふわだ」
そのまま腕を回すとペイッコは仕方ないなと言わんばかりに、むふーっと息を吐き抱きしめ返す
「ミカ!?な、な、なんでそっちに!?」
「おちついてロウヒ」
「ぼーりょくはダメです」
急に嫌な予感がし始めたので慌ててペイッコへのホールドを解除してロウヒに向き直る。畑仕事の疲労ですっかり思考がボケていた。流石に話は真面目に聞かねば
「ごめん。どうしたの?」
「何で、何でそっちばかり…」
「ロウヒだっておまえの友だちだ。おまえは挨拶は誰にでもする。ハグみたいなことだってペイッコ達にはする」
「一方でロウヒは挨拶して、ご飯を一緒に食べて、空き時間に一緒に遊んだりちょっと魔術を教えるだけ!」
「距離が遠いんだぁよ!」
「じゅうぶんでは?」
「〜?」 - 96二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 08:15:57
捲し立てるロウヒ、その頭に登って冷静に突っ込むトントゥ、不可解だとばかりにむふりと唸るペイッコ
「いや、見境がどうとかの話は?」
「あっ、えーと、ともかく!おまえはロウヒの客人だ!客人ならあんまりウロチョロせず真っ直ぐ館に戻るんだぁよ!」
「トントゥもさんせいです」
「せっかくつくった ソリが ないています」
「でばんがないです」
「つまり…道草はほどほどにってこと?」
「…ニン。そんな感じだぁよ」
まだ若干不機嫌そうだがどうやら落ち着いたらしい
「分かった。次からは館にいる時間を増やすよ」
「オウコー!分かったならそれでいいんだぁよ!」
さっきまで曇っていた表情はあっという間に明るくなる。このコロコロと変わる表情が話していて楽しい
ふと窓辺を叩く音が鳴る
「おーい客人さん!いいパンが焼けたんだがさっきのお礼にどうだい!?」
さっき少し面倒を見た子どもの母親だろうか
「あっ、はーい!今行きます!」
駆け出していくロウヒの客人。後ろ姿を見送るのは顔をしかめた女主人。頭に生えたツノは果たしてトナカイか鬼のどちらのものか
「…ぜんっぜん分かってないんだぁよ!!!」
- 97ガレスの供給求む25/02/24(月) 08:17:59
サボってないよ箸休めだよ(震え声)
ここの藤丸レムレム歴長すぎて段々と現地に馴染む速度が無意識に早くなってそう - 98二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 08:37:02
- 99二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 16:32:15
ここのぐだが自分のレムレムの能力に気づくのは前のスレ達を見ると多分セプテムでだけどオルレアンではどう言及されるんだろう?マリーとか清姫とかオルレアンでの鯖の反応から色々と察してセプテムで完全に解明する感じなのかな
- 100二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 21:39:32
- 101二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 22:18:18
ここのロウヒが強すぎるせい
- 102ガレスの供給求む25/02/24(月) 22:43:17
若返ったせいか表情豊かってマテにあったはずだし内面が老成してないマジの若ロウヒなら多分マジで情緒が乱高下してる気がするし出し方が分からなくて多分上手く甘えられない気がする。かわいいねぇ。ごめんねワイナミョイネンに寝取らせて
どうだろう…なんか過去スレで抑止力説とクトゥルフ関連説とそんなの知らねえただの偶然だ説あったし抑止力説だったらそうかも知れないね。無限の可能性を信じましょう
言い訳しとくと勝手にこちらが書きまくってるせいで全然ロウヒが正妻とは書いてないから皆本当に好きに話して書いてね。ガレスちゃんいいぞ!じっとりしてても良し、カラッとしてても良し。藤丸が汎モルにくっつかれてるの見て言いようのない嫌悪感に包まれてくれたら私は嬉しい
- 103二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 03:25:30
保守
- 104二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 08:58:34
現状過ごした濃密な時間が多いのロウヒのような気がするしな
- 105二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 09:14:04
このレスは削除されています
- 106二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 16:56:01
保守
- 107二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 18:29:14
藤丸はどの聖杯戦争に混ぜても凄いことになりそう
- 108二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 18:51:34
鯖によっては聖杯よりぐだ優先するだろうし、下手すると聖杯戦争そっちのけでぐだ争奪戦が勃発しかねない。一部例外を除いたマスター達は理解できなくて宇宙猫になる。
- 109二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:39:58
降り注ぎ続ける極彩色の矢の雨、雨、雨。軌道にあるもの全てを容赦なく抉り取り続けるそれはライダーの宝具も傷をつけるがそれは矢の落下地点とて例外ではない。あぶれたそれらはすぐ下にある家やビルに降り注ぐ。ある矢は業平一丁目と書かれた道路標識を周りごと消し飛ばした。ある矢は建てられて随分たったがそれでも街を見守るタワーにあやかる店へこぼれ落ちた。跡には何も残らなかった。ある矢は灯りが落ちたオフィスビルを襲った。瞬きの間の輝きを残してビルは抉り取られた
「マズイのうこれは。そのうち死人出るぞ?どうするマスター」
「いよいよ放置できなくなったことは確かかな」
見上げる先には憎悪の目でこちらを見下ろすキャスター。真名はポホヨラの娘か虹の娘といったところか
「もう一度だけ警告します。お父様をこちらに引き渡して去りなさい。さもなくば弩は下の人々もろともあなた方を穿つでしょう」
向けられた指先に従い彩光はこちらを向く
「一般人を巻き込むことに罪悪感とかないの!?」
「ありますよ?当たり前な事を言わないでください、お父様のマスターさん」
「わたしたちはただ知っているだけです。抗わなくては家族も自分も、帰る場所すらも失うと」
「わたしが射殺すかもしれない人々にはきっと子を愛する親もいるでしょう。愛される子も、その子らが帰る場所も」
「だったら…!」
「だからこそ覚悟の上で撃ったのです」
マスターの横にいるライダーは冷静に、それでもどこか渋い顔をして呟く
「…そこに人の営みがあろうとお構い無しか。ある意味母親以上に厄介な娘じゃのう。アンタらは後のためにもう少し取っておこうと思ったが事情が変わった」
いつの間にやら舵を取っていた手を離しカンテレを響かせ始める
『吹けよ風、船を揺らせ。我らを扶けよ』
吹くはずのない潮風が靡き銅の船を揺らし進める。重苦しく鳴り響いていた金属音は潜み、船は銅から木へと、小舟から巨船へと形を変えていく
「サンポ奪還以来か?変わらず良い船だのう」
「さて、再び死の国へと返してやろう娘よ。セイバー、よいな?」
「…良いって言えるわけないでしょ」
「この期に及んで物怖じするか!まあよいわ。そこでただ娘らの死を見届けよ」
巨船は再加速してキャスターが立つ塔の頂上へ向かう - 110二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:40:12
「退きませんか。残念です」
再び放たれる彩光。虹のように儚げで、しかして確かな殺意を帯び真っ直ぐに船へ向かう
―――正確には、セイバーが拘束された船首へ
「分かってはいたけど本当に死ぬ!」
「正気かあのお転婆めが!?」
セイバーを死なせたくはない。急いでカンテレを響かせ船を旋回させ…
「また船腹を見せてくださるだなんて、お優しいのですね」
矢羽根が糸に引かれ、最初の軌道から少しズレる。狙いは銅船の傷が継がれた位置
破裂した巨船の胴はスターマインのように彩色を放つ
「くっそ、してやられたわ!」
こぼれ落ちていく船材や武装の一部を無視して何とか立て直そうとカンテレを弾き続けるが文字通り辛うじて胴が繋がっているだけの船で加速は無謀に等しく、巨船は軋みを上げつつなんとか主の指示に健気に従おうとするが速度はどんどん落ちていく
「さっきから碌なことが起こらんわい!」 - 111ガレスの供給求む25/02/25(火) 21:48:06
保守がてら。原典漁るの楽しいなあ!筆はどんどん遅くなるなあ!
実際に聖杯戦争書いてて思うけど主人公タイプのキャラじゃなくて策士タイプの陣営にうっかり藤丸入れるとことごとく他の鯖の逆鱗に触れてそう。多分実装鯖だと司馬懿とかは本当にマズイ - 112二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 05:05:37
保守
- 113二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 06:59:50
保守
- 114二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 15:39:24
ほ
- 115二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 20:34:38
ここの世界線だと未実装鯖いなさそう。つまりアッくんや伊藤先生にバレンタインでチョコ送れるってことや!
- 116二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 22:37:31
「藤丸?何を書いてんだ?」
「セタンタ!これは四不相っていうんだ」
「しふ?なんだそれ?」
「え?うーーん、確かこう白黒でモッモしてて…」
「モッモってなんだよ…」
「あ!そう!なんか糸目の人っぽいの乗せてた気がする!」
「全然分かんねぇ…情報ふわふわすぎるだろ」
「何処かで見たのか?」
「どこか…どうだったかな。分からないや」
「ふーん、じゃあ想像でもしたか?」
「ううん。分からないけどきっと違うよ。確かにこの子もいたし乗っていた人もきっと居た…気がする」
「曖昧だなー。ま、いいけどよ。早く師匠の所行こうぜ」
「分かった」
「今日は機嫌悪かったしかなりしごかれるかもな」
「嫌だーっ!」 - 117二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 02:54:05
この概念では藤丸に重い感情をぶつける鯖が増えてて非常に良い…
- 118二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 07:45:43
保留
- 119二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 14:09:50
ナイチンゲールはさ、幼少期裕福な家庭にいた頃に使用人として立香があてがわれたんだよね。
そこから看護の道に進む時もクリミア戦争で戦場看護師として派遣された時もついてきて、支えてくれてたんだよね。でも、その優しさと献身が仇になった。ナイチンゲールを支える為に立香も無理して働いたからクリミア戦争に帰った時から体調を崩しがちになってついには寝たきりになった。
「ごめんなさい。私のせいで。私が貴方を無理させたばかりに。貴方の好意に甘えてばかりだったから...」って立香に語るんだけど自分のせいだから気にしないでとナイチンゲールが気に病まないように病の辛さを表に出さず笑顔で話すんだよね。
絶対に死なせないと立香を必死に看病するけど、結局呆気なく死んでしまう。
カルデアに召喚された時は、定期的なメディカルチェックを立香に義務付けて疲労やらで身体を壊さないように見張るんだ。
「そんなに心配しなくても大丈夫だよ。」と立香は言うけど、「だめです。殺してでも医療室で検査を受けてもらいます。」って強引に連れて行くんだ。
そんな立香の死がトラウマになっている婦長が見たい。 - 120二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 15:52:34
ぐだの死を見た鯖大体心の傷になってる説
- 121二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 16:02:49
- 122二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 17:39:38
- 123二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:02:20
「ライダー、オレを離して!」
「今戦闘中じゃぞ!?」
「いいから!」
「〜っ、仕方あるまい。死ぬなよ」
ワイナミョイネンがカンテレの旋律を一瞬歪めると縄は解けセイバーは自由になる。手に握り直すのは1本の長い剣。それまで彼がもっていた剣は片手剣かも両手剣かも分からない半端な長さのただの鋼の剣だったが、今は刀身は赤く燃えるような輝きを放っている
「マスター、魔力の余裕どんなもん?」
「少しキツイけどまだ行けるよ」
「分かった。じゃあ、結構射程を伸ばすから耐えてね」
「何を言って『働く者はその家へ、客は郷へ戻るがいい』」
セイバーは赤々とした剣先を狙う所へと向ける
『ヒーシよ、この剣の光輝を見よ』
言い終わると剣はその刀身を伸びる。噴き出たばかりの血のように赤いそれは即座に目標に突き刺さる。狙いの先は娘の少し横の位置
「よし、行ってくるね!」
「単独で行く気!?ちょっとライダーも連れ「また後で!」話を聞いてよ!」
「はよ何とかしてこいよー!アンタが失敗したら真っ二つの船でなんとかせんといかん」
「頑張ってみるー!!」
おぞましさすら感じる血潮に似た物騒な色の刀身。セイバークラスで呼んだ時点である程度察してはいたが彼の剣は彼の死因に直接関係あるものだろうか。思えばまだ自分はマスターなのに彼の宝具はおろかたまにライダーが呼ぶ「リツカ」という東洋人めいた名前の意味も聞いていない
「戻ったら意地でも話してもらうから」
凄まじい勢いで縮む刀身に引っ張られるようにキャスターへかっ飛んでいく背中を見ながらマスターは呟いた - 124二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:03:02
「意外とあっさり終わりそうですね」
瓦解していく老人の船を眺める。怒りはもはや一周回って冷えて落ち着いきてどうやってトドメを刺すかを考え出す
「できればお母様にお譲りしたかったけれど仕方ないわ。長姉さま、あたしはもういいのでどうぞ。討ち取りたいでしょう?」
あんなボロ船でなにができようか。目を瞑り姉に意識を譲ろうとしたときだった
視界の端が鮮血で濡れたような錯覚を覚える。まるでお父様の首がはねられた時の、あの返り血のような熱い生命の色を反射的に思い出す
真横に現れたのは鋼の剣の切先。
「これ、お父様の…!」
何かが起きている。あの老人の悪あがき?マスターが令呪でお父様を突貫させた?ともかく攻撃が来るとせっかくの優位を崩される。落ち着いて防御を
「久しぶりだね。三女かな?」
慌てているうちに剣はあっという間に縮んで柄を握るお父様を連れてくる
次は何が起こる?あの外道たちはお父様に何を命じた?何が狙い?
すぐ下に待機させているペイッコをいつでも飛び出させられるように構えているとお父様が口を開く
「ライダーは来ないよ。ここを壊せば大事だからね」
船を見ると老人はこちらを見てはいるが船は停まっており、マスターも令呪を切る素振りはみせていない
「久しぶりに腹を割って話さない?」
「えっ?あ…はい。…はい?」
「よかったぁ。断られたらどうしようかと思った。オヤツ食べる?こっそりアンパン焼いてきたんだ」
剣を適当に放り投げるとお父様は懐から少し冷めたパンを1つ取り出す
「いくつほしい?」
「…3つで」 - 125二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:03:39
「3つ!?あるかなぁ?7つは焼いたんだけど知らない間にあのジジイ盗み食いしまくるからどんどん減ってね」
さっきまで研いでいた殺意がどんどん潰れていく。姉妹喧嘩をしたときもお父様が来るとすぐにやる気が失せていたっけ
あたし以上に殺気に満ちていたお姉さま達もみるみるうちにやる気を失っていくのを感じる。なんかもう全部どうでも良くなってきた。というかパンを焼く自由はあるみたいだしもしかして捨て駒とか早とちりだったのかしら?
「ごめん。パン2個しかない」
「そうですか。では1個ください。あたしだけ食べるのでお父様がもう1個をお食べくださいな」
「次があったら真っ先にあげるね」
「いえ、1個のほうが特別感があるのでお気にせず」
早速一口食べるとハチミツに深い甘みが口に広がる。生前は口にしなかった物だからか物珍しさも相まってかなり好みに感じる
「おいしい!」
「でしょ?故郷では50年以上パン屋をしたから自信があるんだ」
なにやらお姉さまたちが大騒ぎしている気がするけど気のせいだと思う。特に長姉さまが私にも食わせろとうるさい。絶対に主導権は渡しません - 126二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:04:50
保守がてら。そういえばここの藤丸はいつからパン屋の夢持ったんだろう。フランス組にレムレムした時とかかな?
- 127二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:24:07
- 128二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 02:49:04
でも他ならぬナイチンゲール自身も無理が祟って身体を壊してるんだよな…
”あの”ナイチンゲールだから難しいだろうだけど、
小休止と称してささやかなティータイムを立香と過ごしてほしい。
この小休止の間だけは「小陸軍省」の渾名が嘘と思える程に
穏やかな表情をしていると命が助かる
なお通りすがりのカルデア職員は苛烈な婦長の変貌に驚くし、
どうやって休憩させたのかと立香に詰め寄る。
- 129二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 09:00:18
ナイチンゲールは何よりも立香の心身の余裕とかゆとりを重視するんだよね。しっかりと休ませて、メディカルチェックでどこかの数値が異常だったら無理矢理にでもベッドに運ぼうとすんだ。
でも、ナイチンゲールが立香の為に生前のように無茶しようとするから、「俺の為にまた無茶しないでください。俺も休むから婦長もその分少し休んでください。」と言われたからティータイムの時間を設けるようになった。そういう訳ですね。 - 130二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 17:21:39
ほ
- 131二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 18:10:47
「甘草あるし甘いものは作れるんだよね…やってみようかな」
調理場に立つと後ろからロウヒが覗き込んでくる
「何をする気だい?」
「ケーキでも作ろうかと」
日本での暮らしに慣れた身としては定期的に舌が蕩けるくらい甘いものが食べたくなる。ケーキなら両親から聞きかじったパンの焼き方が応用できるだろう
トントゥに手伝ってもらい粉末状にしたリコリスを入れる。独特の味だし入れすぎると苦みが勝ってしまうだろうか?とりあえずティースプーン1杯分程度にしておこう
「一緒にコケモモとかどうだ?あれは甘酸っぱくて美味しいんだぁよ」
「いいね。やってみよう」
「確か干したのがあったはずだぁよ。取ってくる」
分けてもらったコケモモのドライフルーツを加えてリコリスケーキを焼き上げるとこれが美味い。流石に試作なのでまだ改善の余地はあるが十分甘い。トントゥらにも分けてみると大好評で跳ね回って喜ぶ子までいる。現地の妖精の舌に合うならロウヒもきっと気に入るだろう
「ロウヒ、どう!?」
喜んでくれたら、笑ってくれたらいいなと早って興味深げにケーキを見て半開きになっていたロウヒの口にケーキを押し込む
「わかったから待つんだぁよ。口に押し込むな、のどに詰まる」
「ん、あっっまい!?」
「あれ?甘草入れすぎた!?ごめん作り直すね」
「いや美味しいんだぁよ。入れたのはリコリスだけなのか?」
「実はシロップも少しだけ」
「そうなのかい。しかし甘い…うまい…もう1個ほしいんだぁよ」
みたいな感じで定期的に作って欲しい。ブリテンやローマでもやってくれないかな
- 132二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 18:55:43
ブリテンだとガレスと一緒に作ってそう。二人でまかない代わりに食べてたらアルトリアが見つけて「私にもよこしなさい王の命令ですよ」って言いながら混ざってそう。
後は色んな鯖に誕生日ケーキ作ってあげてそう
- 133二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 19:15:43
ぐだって夏イベントのとあるシーンでもしかして味覚がなくなっているんじゃみたいなこといわれてなかったっけ。そうじゃなくてもパンもお菓子もう作らなかったりして。自分がそんな夢を持つ資格はないとか
そういえばジャックちゃんの追加ボイスで「もうちょっと笑ってほしい」とかいっていたような。ここの軸だといろんな鯖が言及してそう。 - 134二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 20:44:11
ここのカルデアのバレンタインとホワイトデーは1ヶ月くらいありそう
- 135二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 22:00:01
「アッくーん、ハッピーバレンタイン!」
「その呼び方は止めろ」
ふざけた呼び方でリツカに呼び止められる。そのまま落ち着きのない動きで手渡されたのはティーセット。白い質の良さそうな陶磁に黒で海辺の景色が描かれており中々の美品だと分かる
「良い茶葉もセットだよ!」
「ほう」
(これに嫌味を返すのは道理に合わんな)
「…感謝する」
一言述べるとアプリコットのような橙色の瞳が丸くなる
「君ってお礼言えたんだ」
「今からでも突き返してよいのだぞ?」
「あっごめん失言だった」
「フン…」
いつもよりは軽く嫌味を言ってたまには私が茶会を準備しようとするがティーセットは1人分しかない
「貴様、なぜ1人分のみにした」
「ああ、だって君、自分とすら一緒にお茶を飲まないから1人で落ち着いて飲むのが好きなのかなって」
「いや、そんな事はあるまい」
生前を含めて思い返せばコレに茶を用意させたことは幾らでもある。そのうちの一度や二度くらいは…一度くらいは…
「…」
「アグラウェイン?」
「…すまない。非礼を詫びる」
「なんで急に謝るの!?」
「1時間、30分でもいいから時間をよこせ。いや、頂戴したい」
「良いけどどうしたの」
「私は貴様は好きではないが恩はある」
それなりに話して生前に仕事で散々利用した者に報酬はおろか労いすら与えないのはあの毒婦にも劣る
「せめてこの茶器と茶葉に合う時間を貴様に過ごさせると約束しよう」
「あ、ありがとう…?」 - 136二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 22:02:10
保守がてら。アッくん割と藤丸の扱いがいて当然に思ってて雑そうだけど何かがきっかけで気づいて極たま~に労いそうだなって
- 137二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 04:35:54
ほ
- 138二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 13:07:51
ほしゅ
- 139二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 17:19:52
- 140二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 17:50:21
- 141二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 20:00:26
- 142二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 20:43:17
- 143二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 21:12:16
- 144二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 21:27:24
- 145二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 22:19:21
ロウヒって若い男はみんなおバカってルームボイスで言ってたけど若い頃に藤丸がバカやってんの見てたりして実感してそう
- 146二次元好きの匿名さん25/03/01(土) 23:55:25
今日のリツカ ★
道で拾った枝を握って「クラレントー!」と1人で叫んでいた。何をしているのかよく分からないが楽しそうなので放っておいた
今日のリツカ ★
番犬の耳を畳んで戻してを繰り返していた。嫌がってはいないようなので放っておいたがあれは何をしていたのだろうか。ポホヨラで一番の番犬が見せた虚無顔が頭から離れなかった
今日のリツカ ★★
トントゥ達でお手玉をしていた。流石に止めにいこうと思ったがあの子達的には楽しかったらしく列を作っていた。おまえ達はそれでいいのか?いいのか。ならいいか。
今日のリツカ ★★★★
すれ違う時に「ヘイヘーイ!」とテンション高めにハイタッチをしてきた。気分がノッていたので「Fooo!」と返したら「はあ?」と言われた。ちょっと腹が立ったのでガンドしておいた。ペルケレ!
今日のリツカ ★★★★
畑作業中に急にクワを放り投げた後に「変身!」と謎のポーズをキメていた。昨日の件では気づけなかったがもしかして働かせすぎたのだろうか。5日ほど休養を取らせよう
―――
今日のリツカ
娘にパパと呼ばれてべっしょべしょに泣いていた。このまま娘が大きくなるたびにリツカはこんな反応をするのだろうか。井戸の水が大活躍しそうだ
今日のリツカ ★★
長女と三女を連れて雪遊びに行ったが誰がよりリアルな雪像を作れるか競い始め、結果長女と合作してでっかい人型の動く像を暴走させて大騒ぎになった。正直ロウヒよりリツカの方が情操教育に向いていると思っていたが認識を改めようと思う
今日のリツカ ★★★★
次女がイタズラでリツカに獣をけしかけようとしたが失敗して2人してロウヒに泣きついてきた。まあ何とかできたが見たことのない獣がいたので尋ねるとリツカから聞いたキャスパリーグとやらを参考にしたらしい。割とシャレにならないので娘が落ち着くまでそういった危ないもの話は控えるように頼んだ
今朝のリツカ
次女が嫁入りすることになってこれ以上ないほど泣いていたがとても嬉しそうにしていた。ロウヒとしても納得のいく婿選びができてホッとした
――――――
今日のリツカ★★★★★
ロウヒを置いて死んだ
- 147二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 00:28:58
- 148二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 05:30:16
ほしゅ
- 149ガレスの供給求む25/03/02(日) 09:09:02
うそつき、ウソつき、嘘つき!置いていかないって言ったじゃないか。髪が真っ白になるまで一緒にいたじゃないか…!なのに、なのに何でこんなふうに裏切った!これならいっそロウヒ達を捨てて郷にでも帰ってくれたほうがまだ希望を持てたのに、おまえがあの乱暴者に殺されてしまうこともなかったのに…!
なんて嘆きながら殴り書くように何十年分の日記の最後に書いたのかも知れないね
- 150二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 11:07:21
ぐだってレムレム先で何回か記憶をぼんやり思い出してしてるから、時々「あぁ、ここで死ぬのか」って察してる時ありそう。ポホヨラでレンミンカイネンに決闘挑んだ時とか
- 151二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 11:41:09
fakeに登場するぐだは金髪に染めてたりして。アヤカちゃんも金髪でから、三人で歩いてたら兄弟かと思われてそう。
- 152二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 12:04:12
リチャード終始ご満悦だな
- 153二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 14:14:46
五稜郭特異点で重症を負った伊東さんの姿を目の当たりにした時、まだ思い出していない油小路で目にした彼の遺体や冷えきった肌の感触や、当時の胸が押し潰されそうな程の痛みが脳裏を掠めて訳も分からないまま顔を歪めるぐだも書きたい
バレンタイン期間中、ピアスやら化粧品やらを贈られたぐだ子を遠目に見つめていたら脳内にかつて「あの子に贈ったらどんな顔をするだろう」と手に取った櫛が浮かんでしまい「……今さら」とひとり頭を振って静かに踵を返す伊東さん(五稜郭特異点の記憶保持)
……"アリ"だ
- 154二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 20:14:39
- 155ガレスの供給求む25/03/02(日) 20:32:24
- 156二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 20:39:24
- 157二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 20:45:35
みんな藤丸関連がアキレス腱になってそうだよね。
シェイクスピアあたりの宝具を悪用すると面白いことになりそう。😁 - 158ガレスの供給求む25/03/02(日) 20:47:14
強いて言うならトネリコ時代にオークニー襲撃された時に藤丸がトネリコを庇うやつなら見た覚えあるけどそれかな?
- 159二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 21:01:26
雨の魔女時代、救世主時代、モルガンとして統治を始めた時代
インストールされた汎人類史モルガンの記憶も含めて四回も藤丸との死別を経験してる異モル。だから鯖たちの中でもトップクラスに藤丸に激重感情を向けてるって語られたのが懐かしい - 160二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 21:43:26
この世界線だとプーサー顔一気に増えそ〜。獅子王プーサーはもちろんぐだに激オモ感情抱いているだろうな。ちょっとまてよプーサー顔ということはプーサーキャスターもいたりする?プーサーキャスターくんの所にレムったぐだ子かぁ〜いいね😊二人で遊んでるところとか見てみたい!
- 161二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 23:46:21
何スレ目かは完全に忘れたけど結構最初の方のスレになんだっけ…多分SSじゃない形でモルガンがなんで2000年前に来てくれなかったのに対して藤丸が「強いて言うなら君が俺やウーサーを見殺しにしたからじゃない?」みたいなこと言ってた概念があった……ような……?
- 162二次元好きの匿名さん25/03/02(日) 23:59:34
「おまえがモードレッドとやらか?」
暇つぶしにシミュレーターに向かおうとするとデカいツノが生えた女に話しかけられた
「そうだ。何の用だ?」
返事をするとまじまじと見つめてくる
「うーん?リツカは自慢の息子だと言っていたがこれはどう見ても…」
「おい、要件を言わねえならもう行くぞ」
「ああ、すまん。おれはロウヒという」
「…?おう、そうか」
「最近ここに来たばかりでおまえの面倒をちゃんと見てやれるか分からないが養母として努力する。今日からよろしく頼むんだぁよ、ロウヒの義息子!」
「はあ!?」 - 163二次元好きの匿名さん25/03/03(月) 06:28:33
ほしゅ
- 164二次元好きの匿名さん25/03/03(月) 07:05:31
- 165二次元好きの匿名さん25/03/03(月) 08:11:34
綾香ちゃんのところにレムレムしたぐだって藤ねえみたいなポジになりそう。そうなると綾香ちゃんの性格もけっこう変わりそう。
- 166二次元好きの匿名さん25/03/03(月) 11:16:06
- 167二次元好きの匿名さん25/03/03(月) 12:41:52
- 168二次元好きの匿名さん25/03/03(月) 19:39:13
ほしゅ
- 169二次元好きの匿名さん25/03/03(月) 22:06:58
綾香と同じ高校の同級生か後輩という立場を人理(?)くんが用意して、周囲も本人たちも突然藤丸が現れたことに気づかないようになってたとかかな
聖杯戦争が始まる数日か1、2週間くらい前にポイッと放り込まれて
- 170二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 02:46:49
保守
- 171二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 05:51:52
イギリス人ならサルミアッキも食べれそう(偏見)。
- 172ハピエン大好き侍25/03/04(火) 07:42:19
騒々しい曇天 降り注ぐ煩わしい豪雨 手元にはかつて友だった土塊の残骸
我は空に何を…
「んん・・・」目覚める どうやら夢だったようだ 徐に席を立ち、外に出て夜空を見上げる
「ほう、此処にやってくるか藤丸立香 数多の光を束ね、紡ぐ星見の寵児よ。ならば来るがいい。神の世と人の営みが交わる終着点へ
人類最後のマスターよ」
人理継続保障機関フィニスカルデア
マシュ・キリエライトは、ブリーフィングのためにエントランスへ向かう 扉の先にはマスターである藤丸立香とカルデアの指揮を執るDr.ロマンが話し合っている
「すみません先輩。マシュ・キリエライト遅れながら到着しました」
「おはようマシュ」
「おはようございます先輩」
立香の元へ駆け寄る
「おはようマシュ。昨日はよく寝れたかい?」
「はい、おかげさまで。睡眠時間、質共に問題ありませんDr.ロマン。」
「それはよかった。ではさっそくブリーフィングを始めよう。
今回調査に乗り出す特異点は太古の世界。
紀元前2600年メソポタミアの地だ。この時点をもって神代が終焉したと言われている。
場所が場所なだけに本当に何が起こるか予測できない。」
「まさしく、これまで以上の困難さを極めることだろう。」快活な声が響く
「ダヴィンチちゃん?!」
「ふふ、嬉しい反応ありがとう 天才は驚かれてなんぼだからね。」
「普通に入室して欲しかったけどね。」
Dr.は困ったように言う
「この天才の名にかけて君たちを安全に送り届けよう。存在証明は絶えず我々が行なっているから古代メソポタミアを存分に楽しんできたまえ。」レオナルドは言う
「レオナルドの言い分は不謹慎だが得難い経験なのは確かだ。藤丸くん、もしかしたら君は以前にも古代メソポタミアに行ったことがあるかもしれない。現地での協力者の捜索も並行して行なってくれ」
「はい!」
「この旅の果てに君たちが得たものを僕にもちゃんと聞かせてくれ。」
ついにレイシフトの時
コフィン内の液循環完了 照準を紀元前2600ウルクに設定 アンサムプログラム起動 量子変換正常 システム数値オールグリーン
「第七グランドオーダー、実証開始!」 - 173二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 12:48:56
…湿度がやべぇー奴らが多い第7特異点で原作より色々大変そうだな
- 174ハピエン大好き侍25/03/04(火) 19:18:35
レイシフトは成功した したが…
「落ちてる落ちてる!。」上空3000メートルから落下している このままでは地面激突してしまう
「マシュ、宝具を。」咄嗟に呼びかける
「了解です。マシュ・キリエライト最善を尽くします。『ロード・キャメロット』」
広範囲に展開される巨大な城が出現し、落下の衝撃を和らげる 轟音を立て、なんとか無事に着地できた
「おかしいな。当時の最大級の都市に転移するように座標を設定したはずなのに。」Dr.が首を捻る
「ふむ、なるほど。どうやらウルク全体に防御結界が貼られていたらしい。それで弾かれたんだろう。外敵の侵入を防ぐために。」ダヴィンチが指摘する
「聞こえたかい?とりあえずそのまま・・・」通信が切れる
「切れちゃった。とりあえずここら辺を調査しよう。」魔獣が襲ってきた
「マスター!」すかさずマシュが奇襲を凌ぎ、立香の援護もあり撃退に成功する
「もしかして、この村が廃墟なのは魔獣のせい?とにかくここを離れよう。」
しかし空から降ってくる人が
「ぶつかるー。退いて退いてー。」そのままその人の下敷きになる どうやら女性が落ちてきたようだ
「どうもクッションです。」立香は苦しげに言う 「って、何勝手に私のクッションになって・・んの、よ。」彼女の顔つきが変わる
「リツカ…リツカよね!やっと見つけた。いったい今までどこにいたのよ。ずっと探してたんだから…」
魔獣の群れが現れる
「ああ、もう。せっかくリツカと再会できたってのに邪魔しないでくれるかしら。」
女は空を飛び、数多の光をとばして魔獣を殲滅する 「これでもう大丈夫よ。さあ、これで邪魔はいなくなったわ。私と一緒に行きましょう?もう二度と貴方の手を離したりなんかしないから。この女神イシュタルの名にかけてね。」
彼女の顔は決意に満ちていた。
「ちょっと待ってください。マスターをどうなさるおつもりですか。」
「なにあんた?私はこれからリツカを連れて帰るところなんだけど。」険悪な空気流れる
それを破るものが現れる。
「それは少々いただけせんね。」膨大な鎖がイシュタルに迫るのだった - 175二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 19:22:41
- 176二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 00:18:29
ここの藤丸は難易度エゲツないよな。
- 177二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 04:27:10
全員藤丸に対しての欲がMAXに近しいからな…
- 178二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 07:51:37
立香の行動が原作より厳しい綱渡りしないといけないのか…エグいわ
- 179二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 12:40:34
立香を積極的に危害を加えようとする子はいないから大丈夫さ。 たぶん…
- 180二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 15:52:54
- 181二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 20:58:12
やっぱここの世界線の二部三章でもコヤンスカヤの毒入りケーキ食べてから始まるのかな?そのことを知ったパイセンと蘭陵王のメンタルすごいことになりそう。セミ様やトネリコもこのこと知ったらえらいことに。
- 182二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 21:05:01
それにプラスして弟子毒殺された概念のあるライネス師匠もな。なんか仕掛けたコヤンスカヤ本人もダメージ受けそうだし、誰も幸せにならなそうだな。
なんか上に書いてある人達みんなさらに過保護になりそう。
- 183二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 21:07:00
なーに今までと特異点と比べたら誤差よ誤差(楽勝だとは言ってない)
- 184二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 22:09:12
私の時の彼女?
実をいうと私のところに来た彼女は髪を伸ばしていてね、今の彼女を見たときは驚いたものさ
彼女との一番の思い出は…
そうそう、月が出たほぼ風がない夜でね
珍しく眠りにつけなかった私は甲板の上に出たんだ
そうしたら、彼女も寝付けなかったようでね
一人、月を背に歌っていたんだ
歌い終わってから拍手をしたが無粋だったようでね、顔を真っ赤にされて怒られたものさ
その後に彼女と談笑をしていて彼女が笑った瞬間に、ちょうど風が吹いたのさ
その瞬間、彼女の伸びて右目にかかった髪が浮き上がってね
そして両の目が見えたとき―――
おや?お気に召さなかったかな?
まあ、私が言えることはあの瞬間は間違いなく私の宝ということさ - 185二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 00:13:58
保留
- 186二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 01:48:47
「さっっぶい!!!」
朝、冬に入りかけたせいかそこそこ雪が積もっていたので畑作は流石に無理だと判断して薪拾いをすることにしたが運の悪いことに吹雪が始まった。叩きつけるような雪はやがて勢いを増していきブリザードとも言えるような天候へと変わっていく
「これ…不味い…死ぬかも」
歩き慣れたはずの森も半歩先の景色すら見えない状態では帰る道も分からない
「死にたくない」
貰い物の服を着ただけで手袋すら身につけないような防寒をしていたせいか既に身体の末端は赤くなり、痺れを感じている。このままでは凍傷まっしぐらだろう
木にもたれてつつなんとか意識を保ち、せめて寒風を防げるようにとなんとか身体が入るくらいの小さなかまくらを作るが感覚のない手でロクな知識もないまま作ったそれは体温の維持はできず、凍死するまでに少し余裕ができた程度だ
「…帰りたかったな」 - 187二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 01:50:18
遅い。もう夜になるのにリツカが畑に行くと言ったきりもう何時間も帰ってこない。慣れてない頃ならともかくもうリツカはポホヨラに来てからはもうじき半年経つ。日が傾いてきた頃にはいつも畑作を終えて帰ってきていたというのにここまで遅いのはおかしい
「モイ、トントゥ。リツカが何処にいるか知っているか?」
「モイ!薪あつめに行っていませんでした?」
「…薪?倉庫裏になかったか?」
「すくなくなってきていたので」
どうやら資源の管理を見誤ったらしい。いや今は反省はいい
「何処へ取りに行った?」
「森にいくって」
「いっしょにいこうとしたけど断られてしまったのです」
「ヴォイ!?森に?この天気でか!?」
リツカはまだ冬の森の歩き方を知らないはずだ。ポホヨラの森は獣も出るしヒーシやレンポが襲ってくることだってある。そんな場所を視界が悪い中で行けばどうなるか
「トントゥらは半分は森へ行ってリツカを探しておくれ!ペイッコも行くんだ。怪しい奴がいたらふん縛って吐かせろ!」
大慌てで防寒具を着て灯りを持って暗い森へ向かうが予想通り暗さと吹雪とで視界は最悪だ
「コッコ、頼めるか?」
持ってきていた鳥カゴを開けてヒナ鷲のコッコを出してやるとそのままコッコは燃え盛る大きな鷲となって先導する
「リツカの方がおまえの火に気づいてくれればいいが…」
まだ意識はあるだろうか、ケガはしていないか、そもそも生きて―――
「いや、余計なことを考えた。コッコ、おまえは見つけれたか?」
尋ねても返事は来ず、鷲はあちこちを見回すばかり。目のいいコッコでも見つからないとなるとこれは…
「…おれがもっとちゃんとしてれば」
力が抜けた心地がして木にもたれると根元が不自然に雪で膨れていることに気づく
「…?これは、」
少し崩してみると見覚えのある色をした上着が出てくる。
ロウヒがリツカにあげた服だ
そうと分かれば夢中で雪塊を崩した。雪の水気を吸った羊毛の服は重く冷たくて中にいるかもしれない友人がどうなってしまっているか嫌でも想像させられる - 188二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 01:51:33
「出てきた!おい、リツカ、リツカ!起きろ!起きないと死ぬんだぁよ!」
なんとか掘り出して揺さぶるが起きないどころか呼吸もない
「コッコ、暖めてやってくれ!本当に死んでしまう!」
轟々と燃え盛るコッコの身体で包めば火傷するかもしれないがこのまま死ぬより何倍とマシだ
「この程度の寒さで朦朧としてないで戻ってこい!起きないと首もげるまでひっぱたくんだぁよ!」
鼻血がぶんぶん出ようが関係ない。凍えて硬く真っ赤になった頬を気付け代わりに何度も平手打ちするが一向に起きない
「こんのトナクソ!おまえ郷に帰るって言ってただろう!ここで死ぬとそんなの二度と叶わんぞ!」
「カハッ、ゲホッ」
一縷の望みをかけて胸に力を目いっぱい込めて拳を入れるとカチカチになりかけた友達はなんとか呼吸を始めた
「ここ、どこ?」
「森の中だよこの愚か者め!」
まだ油断はできない。末端部分が少し黒くなっている。大急ぎで処置をしなくては腐り落ちてしまう。自分より大きなリツカを背負ってコッコの案内で館の方へヨタヨタと歩きだす
「重いんだぁよ…」
「ごめん」
「謝るなら夏の森しか知らない者が不用意に冬の森を薄着で歩くな」
「返す言葉もないです…」
正直体格差があるけが人を背負いながら会話をする膂力の余裕はあまりないが黙っているとそのままリツカが背中で永眠しかねないから気力を絞って話しかけ続ける
「これで冬の脅威を思い知ったか?」
「うん」
「次からはどうすればいいか分かったか?」
「いっぱい服着てトントゥ連れていく」
「ヒューヴァ。今はそれでよしとしよう」
説教くさい内容になってしまうが実際寒さにあまり耐性もなく魔術もロクに使えないリツカがポホヨラでまともに動けるようにしてやるにはこうやって念入りに教えて動く事が大切だ。…今回はそれをわかっていた上でロウヒも油断してしまったので正直言い聞かせていて自分でも辛いものがある
「…ポホヨラは恐ろしい死の土地と感じたか?」
少し気が落ちているせいか聞かなくても良い事を、聞きたくもない事を尋ねてしまった - 189二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 01:51:50
「…そうだね。正直ちょっと怖かった」
ああ、やめてくれ。聞きたくもない。どうせおまえもカレワラの民達のようにここを不吉な場所と言うのだろう。そうやって勝手に怯えて去っていくのだろう。それならいっそ黙っていてくれ
「でも、ここに住む人たちは皆オレによくしてくれる、優しい良い人達だって知っているから嫌いにはならないよ」
「…アーリオ」
「えっ何?」
「いいから自分の意識を保つ事に集中するんだぁよ!」
「わあ!急に揺らさないでよ意地悪!」
「モイモーイ!どうとでも言え。おまえがいるのはロウヒの背だ!揺らすも落とすもロウヒの機嫌次第さ!」
「やめてよー!」
凍え死にかけた暖かな友人を背中乗せた女主人は機嫌よく歩き続ける。足並みは踊るように軽やかだ。それは歩き慣れているからか、友人を助けられたからか、それとも何か別の思いがあるのやら。あきれたように一声鳴いたコッコならきっと知っているだろう - 190二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 07:03:56
- 191慈恩25/03/06(木) 08:42:02
- 192二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 09:10:58
おせっせじゃないですかやだー!
- 193二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 09:23:30
- 194ガレスの供給求む25/03/06(木) 09:45:12
- 195二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 17:27:29
うめ
- 196二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 18:41:52
うめ
- 197二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 19:26:35
うめ
- 198二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 19:26:51
梅干し
- 199二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 22:00:55
うめ
- 200二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 22:26:30
うめ