パーマーに抱かれてぇ完走記念スレ

  • 1二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 21:25:45
  • 2二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 21:25:52

    保守

  • 3二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 21:27:58

    完結するタイミングほんとよかったな〜

  • 4二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 21:28:02

    いい概念だった

  • 5二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 21:28:19

    マジでpixivかなんかでまとめたやつ出して欲しいわ

  • 6二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 21:29:14

    全部合わせりゃ大した文量でもないのに1ヶ月もお付き合いさせてしまって申し訳なかった また機会があれば何卒

  • 7二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 21:29:19

    まじで良かった

  • 8二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 21:29:32

    >>6

    最高だったよ!

  • 9二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 21:29:47

    邪魔になっちゃいかんと書き込みしなかったが毎回楽しみにしてたわ
    お疲れさまでした

  • 10二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 21:30:37

    すげー完成度高くてめちゃ面白かった!

  • 11二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 21:34:49

    >>6

    お疲れ様でした!

  • 12二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 21:37:55

    語りきれなかった概念でもつらつらと書いていこうぜ
    トレーナーがメジロになるのかどうかとか

  • 13二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 22:04:24

    パーマーは絶対トレーナーを幸せにするしトレーナーも全力でパーマーと一緒にいて欲しい

  • 14二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 23:49:02

    >>12

    いいね

  • 15二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 00:05:07

    汗だくになっても身体を寄せ合ってるのが似合う2人だと思う
    幸せになってほしい

  • 16二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 00:15:28

    >>6

    いつかまた会えたら!!

    もう一度 書いてくれますか!!?

  • 17二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 08:26:45

    パーマー実装が待ち遠しい...

  • 18二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 18:37:41

    保守

  • 19二次元好きの匿名さん22/03/18(金) 23:56:14

    トレーナーに対してつよつよなパーマーいいよね

  • 20二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 07:52:09

    保守

  • 21二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 13:40:43

    また機会があればと言ったがこの概念が良すぎて妄想が尽きないねえ!どうしてくれるんだいスレ主君!!!



    ある日の夜。いつも以上にアツい時間を過ごせた私は、すっかり満足してベッドに体を預けた。トレーナーはというと疲れたみたいで先に寝ちゃった。いつもは私の方が先に寝るからちょっと新鮮かもしれない。

    「ははっ、口開いてる……」

    よだれが出そうなくらいだらしない口元。意外と子供っぽいところがあるのがどうも憎めないなあ。トレーナーの頭を撫でてあげると、気持ちよさそうに唸った。
    そのまま手を動かしながら、何の気なしに薄暗い寮の部屋の中を見回す。
    寝室にまで持ち込んだ仕事の書類。最近誘ってみたら思った以上に熱中し始めたゴルフの本とかDVD。壁には有馬記念を勝った時の写真が飾ってある。
    一番時間を過ごすことが多いこの部屋には、彼というヒトの全てが詰まってるような気がする。そういえば、初めてここに来たのはいつだったっけ。
    考え始めるとなんだか眠気も薄れてきて、頭が思い出モードに切り替わる。せっかくだから出会いの日から振り返ろうかな。夜もまだまだ長いんだし。



    つまらない人だな、っていうのが第一印象だった。

  • 22二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 20:43:00

    >>21

    本格化が始まって選抜レースに出るようになった頃のある日、仲がよかったメジロ家のファンタジーさんから紹介したい人がいるって言われた。なんでも、将来有望だけど担当ウマ娘が付かなくて困ってる新人トレーナーに会って欲しいらしい。

    要は担当契約を結んでみないかって話なんだけど───なんだかなあ、って思った。ファンタジーさんのことは尊敬してたけど、あまりにも怪しい話でしょ。普通、スカウトならトレーナーの方から来るものだし。

    とはいえ、何かアテがあるわけでもなかったからとりあえず話だけでもすることになった。次の選抜レースを見に来るらしいから、顔合わせはそこでってことで。


    そんなこんなでまだ見ぬトレーナー候補を思いながら臨んだ選抜レースだったけど、結果は……惨敗だった。前のレースで下手に好走したのがまずかったのか、序盤からマークされて思うように走れなくて、後はそのままズルズルと。

    今まで何人かトレーナーに声を掛けられたけど、みんな口を揃えて「逃げ」はやめた方がいいと言った。何度も通用する戦法じゃないから、将来のためにならないからって。

    でも、私は逃げを捨てたくなかった。末脚に自信がないからっていうのもあったけど、何よりズッ友から教わった走り方だったから。ヘリオスがその楽しさを教えてくれたおかげでなんとか今まで走ってこられた。

    だからこそそういう声を見返したかったのに、結果は今の通り。


    すっかり負け犬気分になったわけだけど、間の悪いことにその後すぐにそのトレーナーに会いに行かなきゃいけない。ホント言うと行きたくなかったけど、せっかく時間を作ってくれた相手に悪いことはしたくなかったから。



    待ち合わせ場所のスタンドに行くと、真面目を絵に書いたような人が立ってた。

    きっちり締めたネクタイ。遊び心のない分け方の前髪。話しかけると名刺まで渡してくれた。


    「君がメジロパーマーか。先輩から話は聞いている」


    先輩、っていうのはファンタジーさんの所属しているチームのチーフトレーナーさんのこと。その人が目を掛けてるのがこの新人トレーナーらしい。


    「で、走りを見てさっそくひとつ伝えたいことがあるんだが」


    さて始まった。

    結局皆同じなんだよね。私のためを思って言ってるんだろうけど、逃げ以外で勝負しようとは思えない。ファンタジーさんには悪いけど、断らせてもらって───

  • 23二次元好きの匿名さん22/03/19(土) 23:45:53

    新しいssだと!?

  • 24二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 05:25:28

    ありがたい……………大変ありがたい……………

  • 25二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 11:17:13

    これは保守してくか!

  • 26二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 18:25:35

    保守

  • 27二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 18:41:52

    なんか始まったぞ!?

  • 28二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 23:17:10

    トレーナーもいいよね...

  • 29二次元好きの匿名さん22/03/21(月) 07:24:19

    保守

  • 30二次元好きの匿名さん22/03/21(月) 16:49:30

    保守

  • 31二次元好きの匿名さん22/03/21(月) 23:54:28

    >>22

    「逃げるのはいいと思う」

    「えっ?」


    予想外の言葉に、思わず声が漏れた。目の前のこの人はというと、どうかしたか?とでも言いたげに怪訝そうな顔をしていて。


    「逃げていいの?」

    「ああ。でもな、何も考えずに走っていれば勝てるほど甘くはない。誤解されがちだが、前に誰もいない逃げの方がレース中に頭を使うんだ。ペース配分とか、後ろとの距離とかな。今の君にはそれが足りないんだと思うが、そこは後から努力でどうとでもなる問題だ」


    私は頷いた。なるほどなあ。これが他の人からの視点ってことか。

    うんうん、新人さんって聞いてたけどなかなか分かってる人だ。


    「君のレースを何回か見たんだ。フォームはちょっと独特だが、スピードだけに頼らない走りが既にできてきてると思う。こういうのは天性のものだ。大逃げ向きだよ」

    「本当に?でも、今まで声掛けられたトレーナーたちにはやめた方がいいって言われたけど」


    そう言うと、彼はニヤッと笑った。今までずっと仏頂面だったから、ちょっとドキッとしたかもしれない。


    「それは自分のやり方に合わせた指導しかできない人だからだ。ウマ娘にはそれぞれ個性があるのにな」

    「随分言うんだね?先輩じゃないの」

    「ま、面と向かってじゃ何も言えないけどな。一応言っとくけど今のはオフレコで頼む」

    「はいはい」


    お参りするみたいに手を合わされて、思わず噴き出してしまった。なんだ、ちょっと面白いとこあるじゃん。

    そんなこんなで話が進んで、いつの間にか夕方になってた。友達以外の人とここまで話せたのは久々かもしれない。


    「まあ、アドバイスできるのはその辺かな。それじゃ、頑張ってくれ」


    話したいことは済んだみたいで、満足したみたいにそう言って立ち去ろうとした背中を───

  • 32二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 05:43:47

    保守

  • 33二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 12:43:41

    保守!いいものができてる...

  • 34二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 18:06:45

    保守

  • 35二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 23:15:54

    パーマーに抱きしめられて愛を囁かれたいよね

  • 36二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 10:33:59

    パーマーと海辺でデートしたかった

  • 37二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 16:42:59

    パーマーとベッドでイチャイチャしてぇよな...

  • 38二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 22:19:41

    >>31

    「ちょっとちょっと!待って!」


    慌てて呼び止めた。いやいや、この流れで帰るってないでしょ。何しに来たの?

    せっかくいいかなと思えたのにこれじゃ台無しだよ。


    「どうした?まだ何か?」

    「えっと、それを伝えるためだけに会いに来たの?」

    「そうだが……」


    ああなるほど、優秀そうなのに担当が決まってないのって理由があったんだ。仕方ないからこっちからアプローチしないと。


    「私、まだ担当トレーナーが決まってなくて」

    「うん」

    「君もまだ担当ウマ娘が決まってないんだよね?」

    「……ああ」


    だったらさ、と顔を寄せて。


    「スカウトしてくれないのかな?」

    「……先輩には、担当が目を掛けてる子がいるからアドバイスしてやれって言われたんだ。それだけだよ、本当に」


    彼の顔がいきなり曇った。何かあったのかと思うくらい突然に。

    何かマズいこと言っちゃったのかな。なんだか申し訳なくなって。


    「……そっか。ごめんね、いきなりだったよね」

    「いや……君は悪くないよ。ただ、色々少し時間を貰いたいんだ。俺の方も。もちろんその間に他のトレーナーからスカウトを受けたらぜひそっちに行ってくれ」


    どうやらちょっとワケありみたい。ルドルフ会長さんみたいな大物なら別として、トレーナーがスカウトするのに時間をくれって言うなんて聞いたことない。

    さっきの口ぶりから見るに自信はありそうなのにどうしたんだろう。

  • 39二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 22:44:08

    >>38

    「さっき渡した名刺にさ、メッセージの連絡先書いてあるから。練習の手伝いくらいはするよ」


    そう言って、彼は今度こそ帰ってしまった。その背中が見えなくなったところでさっきの名刺を見てみる。

    電話番号とメールアドレスは印刷だったけど、LANEのIDは手書きだった。整ってるって感じじゃないけど丁寧に書かれた字だった。こういうのも人柄だよね。


    「気が向いたら送ってみよっかなぁ」


    そのIDをウマホに登録して、私も寮に帰ることにした。

    今日出会った不思議な人に、また会ってみたいなと思いながら。





    「あ、来た来た!どーもお久しぶりです」

    「お久しぶりってほど日は開いてないと思うが……お招きありがとう」


    1週間後。あの人にメッセージを送ってみると、すぐに返事が来てまた会うことになった。もちろん理由はちゃんとある。トレーニングを一度見てほしかったのと、あとはスカウトの話を進めるため。

    彼のことを気に入ったっていうのもあるけど、早く担当トレーナーを見つけないとデビューが夏に間に合わなくなっちゃう。もちろん絶対に夏にデビューしなきゃいけないわけじゃないけど、秋までズレ込むとまたズルズルと遅れることになりそうだし、早くケリを付けちゃいたかったんだ。


    「さて、トレーニングを見てほしかったんだったか」

    「うん。誰かの意見を聞きたくってさ」

    「なるほど。じゃあさっそく始めようか」


    ストップウォッチとバインダーを持って歩いて行く彼を見ながら、ひとつ深呼吸する。

    よし、ちょっくら頑張りますか。

  • 40二次元好きの匿名さん22/03/23(水) 23:49:18

    とてもいい...

  • 41二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 07:46:27

    いいね………

  • 42二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 14:59:40

    保守

  • 43二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 23:21:51

    パーマーとキスしたら多分他の人じゃ満足出来なくなりそう

  • 44二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 23:23:57

    保守

  • 45二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 00:02:06

    >>39

    「お疲れ様、いい感じじゃないか」

    「お、ありがと」


    いくつかアドバイスを貰いながら一通りのメニューが終わると、いつの間に用意したのか飲み物が入ったボトルを渡された。


    「で、あれからどうだ。誰かトレーナーに声掛けられたりしたか?」

    「んー……気になる?」

    「まあ、一応は」

    「残念ながら誰も。いいなって思った人はいるんだけどね?」


    そう言うと、彼は気まずそうに苦笑いした。このままじゃまた煙に巻かれそうだと思って、ちょっと突っ込んでみることにする。


    「聞きたいんだけどさ、どうしてそんなに渋るのかな?他の新人トレーナーの人って結構ガツガツしてると思うんだけど」

    「……そうだな、ちょうどいいし話しておこうか」


    すると、神妙な顔になって手招きされた。


    「あそこにいるウマ娘、見えるか」


    彼が指さした方を見ると、友達らしい子と談笑しているウマ娘がいた。私と同じクラスの子で、有望株ってことで学園内でも結構有名だ。確かチームに入ったとか聞いたけど……


    「知ってる子だけど、何かあったの?」

    「あの子な、本当は俺の担当になるはずだったんだ」

    「えっ!?」


    予想外の事実に思わず大きな声が出ちゃった。それに気づいたのか、あの子はこっちを見て私たちに気づくと気まずそうに走っていった。何かあったのは本当みたい。


    「素質に惚れ込んでスカウトして、人気者だったからまあ色々手も尽くしてな。なんとか口説き落としてもう後は契約書にサインしてもらうだけってところまでこぎつけたんだよ。ところが、その日にごめんなさいって連絡が来てな。翌日会いに行ったら別のトレーナーとの契約が決まってた。何人も重賞ウィナーを出してるベテランのとこだよ」

    「……そうだったんだ」

  • 46二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 07:17:44

    保守

  • 47二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 16:14:59

    パーマーのマーキングいいよね

  • 48二次元好きの匿名さん22/03/26(土) 00:19:55

    パーマーに今日は寝かせないからって言われたい

  • 49二次元好きの匿名さん22/03/26(土) 07:43:48

    トレーナーさんにはギャル仲間と惚気話をしている所に鉢合わせしたりしてほしい

  • 50二次元好きの匿名さん22/03/26(土) 12:24:15

    保守

  • 51二次元好きの匿名さん22/03/26(土) 20:44:58

    保守

  • 52二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 00:59:34

    パーマーに夜電話されて愛の言葉囁かれたい

  • 53二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 06:44:52

    パーマーのナイトコールは湿度高そう
    会話の中で沢山「好き」って言いそう

  • 54二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 11:33:08

    保守

  • 55二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 20:09:37

    保守

  • 56二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 23:12:48

    >>45

    一緒にやっていくつもりだったのにドタキャンされるなんてそりゃ辛いよね。色々準備だってしてただろうに。

    欲しかったものを他の人に持っていかれる。──そういう思いをしてきてるのは私と少し似てるな、なんて思ったりして。


    「言ってしまうと別に珍しい話じゃないんだ。ウマ娘だって少しでも経験の豊富な相手を選びたいだろうし、直前とはいえ契約前だったんだからとやかく言えることじゃない。でも……ショックだったんだよな。一緒にやっていく自信もあった」

    「それで、人間不信になっちゃったの?」


    そう言うと、彼は首を横に振った。


    「念のため言っとくが君のことを信用してないわけじゃないぞ?……ただ、心の底にしこりみたいな物が残り続けててな。こんな気持ちで誰かを担当するのは不義理なんじゃないかって思ってるんだ。だから時間が欲しい」

    「ホント、真面目なんだね。みんながみんなそういう綺麗な心掛けじゃないと思うな」

    「自分なりのポリシーだよ。誰かの夢を支えるならさ、本人と同じくらい熱中していたいんだ」


    どうやら思ったよりかなり不器用な人だったみたい。

    諦められるほど弱くなくて、でも割り切れるほど器用じゃなくて。本当に人間臭いって言葉が当てはまるような人。

    年上の男の人のそういう一面を見て私は───なんだか、かわいいなって思った。おかしな話だけど。


    「……私もさ、前に色々あって。嫌なことから逃げて逃げてここまで来たんだ」

    「意外だな」

    「そう?……でもこれからはひとりじゃ逃げられなくってさ、一緒に逃げてくれる人が必要で。その相手は私と同じくワケありな人がいいなって思うんだ」

    「それが、俺?」

    「うん。もう一目惚れって感じ」

  • 57二次元好きの匿名さん22/03/28(月) 05:04:34

    初対面エピソードも好き
    ここからどうやって爛れていくのか………

  • 58二次元好きの匿名さん22/03/28(月) 13:21:15

    保守

  • 59二次元好きの匿名さん22/03/28(月) 23:03:43

    パーマーとパマトレいい...

  • 60二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 06:07:50

    引退卒業後のパーマーは自分の体にも痕を付けるよう要求してそう
    首筋とか胸元とか鼠径部とか目立つ場所や際どい場所ほど悦ぶ

  • 61二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 16:26:42

    保守

  • 62二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 00:18:40

    パマトレとのデートでリードしてそうだよねパーマー

  • 63二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 09:35:11

    パーマーがパマトレに湿度ぶつけるところとかマジで好き

  • 64二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 19:43:52

    保守

  • 65二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 00:51:09

    保守

  • 66二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 07:08:43

    トレーナーはメジロにされるんだろうか
    それとも駆け落ちルートなんだろうか

  • 67二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 07:36:20

    >>66

    新シナリオとか見るに思ったよりメジロ感強かったからねえ 普通にメジパンされて終わりそう

  • 68二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 17:32:17

    パーマーに落ち込んでること見抜かれて気分晴らしにゲーセンとか行きたい

  • 69二次元好きの匿名さん22/04/01(金) 00:02:03

    >>56

    「どんなことを思ってても、私以外の人を見ててもいいよ。だからさ、私と一緒に逃げてくれないかな?」

    「……あんまりな、そういうことを言って回らない方がいいぞ。勘違いされるからな」


    あ、ちょっと赤くなった。


    「勘違いさせるつもりで言ってるんじゃないよ。でもまあ、これからは気をつけよっかな」

    「そうしてくれ。しかし、ウマ娘の方から逆スカウトされるとはなあ……トレーナーとして情けない。でも、自分の都合で待たせてる相手にそこまで言わせたんだ、俺も腹を決めるよ」


    そう言うと、"トレーナー"はバインダーを差し出してきた。挟まれた書類の上の方には大きな文字で「担当契約書」と書かれている。


    「じゃあこれにサインしてくれ」

    「えっ、いいけど……今?」

    「今!ナウ!」


    促されるまま契約書にサインをする。それを見つめるトレーナーの顔は真剣そのもので。

    書き終わってバインダーを返すと、今度は私の名前の横に彼が名前を書く。

    一画一画に想いを込めるみたいにゆっくりと、力を入れて。最後に印鑑を押して、私たちの契約書が完成した。


    「ね、契約書に1個だけ足してみよっか」

    「え?何をだ」

    「"お互い目移り厳禁!"なんてどうかな」

    「……重いな」



    「ほら余所見するな、ペース上げろ!そんなんで天皇賞走り切れるかーっ!!」

    「はーーーいっ!!」


    さて、かくして担当契約が始まったわけだけど……

    理論派なのかと思ったら、いざ担当になるととんでもないスパルタの鬼コーチだった。前の子に逃げられたのってそういうのも理由だったんじゃないかな……?

  • 70二次元好きの匿名さん22/04/01(金) 09:40:17

    保守!

  • 71二次元好きの匿名さん22/04/01(金) 14:39:33

    パーマーもまた独占力持ってて欲しいね...

  • 72二次元好きの匿名さん22/04/01(金) 14:41:23

    メジロ讃歌特設ページでパーマーの中の人が着てたやつ
    あれに似たやつがパーマーの私服になるのかな?

  • 73二次元好きの匿名さん22/04/01(金) 21:57:07

    いいssだ...トレーナーとパーマーの出会い良いよね

  • 74二次元好きの匿名さん22/04/02(土) 00:54:29

    めっちゃいいssが...保守しなければ

  • 75二次元好きの匿名さん22/04/02(土) 09:11:14

    パーマーはトレーナーに色んなプレゼント送ってそう

  • 76二次元好きの匿名さん22/04/02(土) 19:49:48

    パーマーとトレーナーはトレーナー室でイチャイチャしてそう

  • 77二次元好きの匿名さん22/04/02(土) 20:46:00

    >>75

    でもあの子割と金欠だから…

  • 78二次元好きの匿名さん22/04/02(土) 23:00:24

    >>77

    そうなのか、じゃあ特別な日に送るんだな...

  • 79二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 00:20:51

    >>69

    とにかく、トレーニングが終わると毎日ヘトヘトのクタクタ。寮に戻ったら遊ぶ余裕もなくシャワー浴びてご飯食べて寝るような生活になっちゃって。でも、誰かが自分のために考えてくれたメニューだと思うと不思議と頑張れた。トレーナーも、メニューはキツいけどちゃんとケアのことも考えてくれるし。


    「ウェイウェーイ!パーマーおひさ~!」

    「あ、ヘリオス。おひさ~」


    そんなある日。久々のオフだからいつもの切り株に座ってのんびりしてると、いかにもだべりに来ましたって感じのヘリオスがやってきた。最近はパリピたちの集まりにも行けてなかったから本当に久しぶりかも。


    「パーマーさー、最近全然ウチに構ってくんないじゃ~ん!ウチ寂しすぎてウマ娘超えてウサ娘になってるし」

    「ごめんごめん。最近トレーナー決まってさ、デビューも近いからメイチでトレーニングしてんの」

    「マ!?やったじゃん!トレピってこないだ言ってた人?」

    「そ。その人」

    「どんな人なん?うちのパーマー預けるんだからちゃんとした人じゃなきゃですケド」

    「うちのって……まあ普通の人だよ。普通の、ね」

    「誰が普通の人だって?」


    振り返ると、スーツ姿の……最近はちょっと髪型で遊び始めたトレーナーが立っていた。別にイタズラしようとしたわけでもなく、ただ声を掛けただけですって顔で。


    「びっくりしたぁ、脅かさないでよ……で、どしたの?今日オフだったよね」

    「いや、歩いてたら姿が見えたもんだから何してるのかと思ってな。それだけだ。……あ、どうも。パーマーがお世話になってます」


    そう言ってトレーナーはヘリオスにぺこりと頭を下げて、そのままどこかに歩いて行った。


    「何しに来たん?」

    「ん~……分かんないや」

    「そか。にしてもさあ……やっぱパマちんも面食いだったか」

    「え?いやいや、そういうので選んでないから」

    「ほんとー?あ~あ、うちのトレピもあんなんだったらなー」

    「あはは、いくらヘリオスでもあげないよ」

    「……ぴえん。まだ何も言ってないじゃん」

  • 80二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 05:20:53

    保守

  • 81二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 11:50:35

    >>79

    良きssだああああああああ

  • 82二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 19:23:48

    パーマーの独占力いいよね、パーマーは手つなぎデートとかしてくれそう

  • 83二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 00:00:30

    保守

  • 84二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 09:47:16

    パーマーと結婚したトレーナーは割と甘えてそう

  • 85二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 16:25:14

    パーマーとカラオケいってラブソングめっちゃ歌われたい

  • 86二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 00:09:55

    保守

  • 87二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 06:00:15

    ことあるごとに尻尾を絡みつかせて匂い付けしてそう

  • 88二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 14:41:33

    パーマーと時計とかお互いに大事だと意味するものを買いに行きたい

  • 89二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 22:13:35

    パーマーになでなでされたいよね...

  • 90二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 23:22:16

    保守

  • 91二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 07:45:22

    保守

  • 92二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 15:44:59

    パーマーとクレーンゲームしたいよね

  • 93二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 23:50:58

    パーマーとパーティゲームするなら何がいいんだろうな、桃鉄?

  • 94二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 01:41:40

    >>93

    モノポリー



    それからすぐに私たちはデビューした。

    夏ということもあって函館に2か月泊まり込みの遠征で最低でも3~4戦、そしてレースを覚えるために逃げは一旦封印って方針でいくことになった。

    トレーニングの甲斐あって順調な滑り出し……とはいかずに2戦連続で2着ってスタートだったけど、3戦目でなんとか初勝利をゲットできた。


    ひとまず、それなりのスタートは切れたよね。

    ちょっとした満足感とともに控室に戻ると、そこにはすすり泣くトレーナーがいた。


    「ああ、お帰り……」

    「ちょちょちょっと!なんで泣いてるの!?何かあった?」

    「いや……やっと勝てたのが嬉しくってな。俺にとっても初めての勝利だから」


    そう言って涙を拭うトレーナーの顔は本当に嬉しそうで。

    何事も経験なんて言ってはいても負けた2戦のときは私以上に悔しがってたから、今日の勝ちはきっと格別なんだろうね。いやいや、函館にいる間に勝ててよかった。


    「あはは、大げさだなあ。その調子だとG1なんて勝ったらひっくり返っちゃうんじゃない?」

    「それは困るな……何はともあれ、おめでとう。何かお祝いしないとな。欲しいものとかあるか?一応、買える範囲で」

    「んー、欲しいものかぁ……」


    割と最近金欠気味だから買ってもらえるのは嬉しいけど、今欲しいものと言われるとイマイチピンと来ない。

    強いて言うならコスメとかだけど、実際に見て選びたいしなあ……これはナシかな。

    なんて考え始めたところで、ひとつ名案が浮かんだ。


    「じゃあさ、付き合ってくれない?」

  • 95二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 09:59:35

    >>93

    マリオパーティとかどうよ

  • 96二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 15:36:33

    めっちゃいいなトレパマ...

  • 97二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 22:34:23

    保守

  • 98二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 08:48:26

    保守

  • 99二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 18:08:26

    パーマーとBBQした日にアーンされたい

  • 100二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 01:39:30

    パーマーとエアコンつけた部屋で駄べることしたい

  • 101二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 08:00:27

    パーマーが食べてそうなアイスってなんだろうな

  • 102二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 18:46:24

    >>101

    ガリガリくんとか良くない?

  • 103二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 00:38:04

    保守

  • 104二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 10:05:38

    >>101

    爽を一緒に食べたいよね

  • 105二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 19:14:46

    パーマーと太鼓の達人で無双されたい

  • 106二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 00:14:59

    >>94

    翌朝。私たちは泊っているホテルを出て、駅近くのショッピングモールに来ていた。

    理由はもちろん、初勝利のプレゼントを買ってもらうため。


    「ごめんね~、こんな朝から付き合ってもらっちゃってさ」

    「いや、ホテルにいても寝てるだけだし別に構わないんだが……府中に帰ってからでもよかったんじゃないか?この辺全然土地勘とかないぞ」

    「いいのいいの。どうせならここにいるうちに買った方が思い出にもなるでしょ?どうせだし蹄鉄とかシューズも見てく?」

    「いや、やめておこう。行き慣れた店で買った方がいいし……今日はオフだからな。レースのことは忘れよう」


    なるほど、そういう気遣いか。でも、それをするにはちょっと気になる部分があるわけで。


    「それにしてもトレーナーさ」

    「うん?」

    「着るものスーツしか持って来なかったの?」


    そう、オフの日の買い物だっていうのにトレーナーはいつも通りのスーツ姿だった。

    北海道だから多少涼しいとはいえ、暑くないのかな。


    「……いけないか?」

    「いや、いけなくはないけど……ねえ。今日みたいに出かけるときに困るじゃん。それに休んだ気にならないでしょ」


    オンオフが大事、っていうのは他ならぬトレーナーも言ってること。

    ここはショッピングモールで、目の前にはファッションに興味なさそうな男がひとり。

    となればまあ、やることはひとつなわけで。


    「よし決めた!今日はトレーナーの服選ぼ!」

    「え!?今日はパーマーの買い物だろ?」

    「いいからホラ!行くよ!」


    後ろから響いたため息が聞こえない振りをして、私はまず男性用の衣料品店のコーナーに向かった。

  • 107二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 09:52:48

    パーマーのプレゼント頑張るのいいね

  • 108二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 19:51:13

    パーマーが可愛いなおい

  • 109二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 23:29:57

    パーマーは照れてトレーナーをハグしながら動けなくなるのとかいいよね

  • 110二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 07:58:20

    また始まって嬉しい

  • 111二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 10:03:39

    パーマーいいよね

  • 112二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 19:42:11

    パーマーと海に行って最初はパーマーは照れるんだけどトレーナーさんから可愛いの一言を貰うとめっちゃテンション上がって「トレーナーさんも好きだね」ってからかって欲しい、そんでトレーナーさんの筋肉が見えてまたちょっと照れるんだよね

  • 113二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 00:23:45

    >>112

    わかる海でおそろいの食べ物食べて欲しいね

  • 114二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 09:49:56

    保守

  • 115二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 20:17:26

    保守!

  • 116二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 01:09:39

    パーマーとチョコレート交換したい

  • 117二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 11:32:59

    パーマーのライブとか絶対可愛いよな

  • 118二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 22:40:32

    >>117

    ぜひぴょいっとハレルヤを踊らせたい

  • 119二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 09:17:32

    保守!

  • 120二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 20:04:25

    >>117

    パーマーに色んな衣装も着せたい

  • 121二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 22:15:29

    パーマーと絡みが見たいのはアルダンだね

  • 122二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 09:37:52

    パーマーからトレーナーへの湿度は高くあって欲しい

  • 123二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 12:28:16

    保守

  • 124二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 22:27:34

    パーマーとかき氷食べてぇなぁ

  • 125二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 06:13:33

    ことあるごとに匂い付けしててほしい

  • 126二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 09:34:12

    保守

  • 127二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 18:41:22

    パーマーは多分トレーナーさんとのお土産ずっと大事にしてボロボロにしちゃうタイプ

  • 128二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 00:41:11

    保守

  • 129二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 10:13:07

    パーマーはタキオンの薬で一時的に胸が大きくなるのはあり?

  • 130二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 21:41:19

    >>129

    ちょっとだけあり

  • 131二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 08:47:29

    保守

  • 132二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 08:57:48

    パマトレの身体に自分のものだって痕をつけてるパーマーが自分もパマトレのものだと言わんばかりにファッションでチョーカーやら首輪付けてるのアリ?

  • 133二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 09:03:43

    >>132

    ありよりのあり

  • 134二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 20:02:04

    保守

  • 135二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 02:55:30

    >>132

    お揃いのチョーカーとかにしてるのもあり

  • 136二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 11:25:49

    パーマーは多分トレーナーさんに自分の香水使わせるよ

  • 137二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 19:57:34

    保守!

  • 138二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 00:04:16

    ───ああ、そうだった。今もデートの日にやたら着てくるあの服って私が選んであげたんだっけ。
    あの時はなぜかやたら試着を渋る彼に難航したけど、とりあえず短時間にしてはいい感じに仕立てられたかな。

    「あんまり着心地がな……」
    「もうっ、それがファッションってもんなの!」

    その後、さて私の買い物の番となったんだけど、その前に小腹が減ったってことでカフェに入った。
    お互いメニューとにらめっこして注文を決める。

    「私はナポリタンとミルクティーで。トレーナーは?」
    「……コーヒーとピザトースト」

    やがて先に飲み物が運ばれてきて、ちびちび飲みながら窓の外を見ると、何やら人だかりができていた。

    「あー見てよ、外でなんかイベントやってるらしいね」
    「そうか。時間あったら後で行ってみようか」
    「うん。どんなのやってるんだろ……」

    視線をトレーナーに戻すと、こそこそ角砂糖を2,3個カップに放り込んで何食わぬ顔で戻してた。

    「苦いの苦手なんだ」
    「えっ?あ、ああ……ばれたか」

    照れてる顔がなんだか面白くって、余計にからかいたくなる。本当はこういうのよくないんだろうけどさ。

    「へへ、そうなんだ……あっ、パフェとか頼む?」
    「あまり大人をからかうなよ……」
    「はいはい」

  • 139二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 00:05:26

    日もすっかり暮れた帰り道。私とちょっとくたびれたトレーナーはホテルへ向かって歩いていた。

    「今日は楽しかったね~。まさか飛び入りOKの草レースなんてやってると思わなかったよ。思ったより白熱したしさ」
    「君が参加したせいで休養の計画がパァだよ……今回限りだからな?」

    そう、カフェの外で行われていたのは誰でも参加OKの草レースだった。驚いたことに週末のレースで見知った顔がちらほらいて、気づけば私もトレーナーに参加をねだっていた。
    三顧の礼っていうんだっけ、必死に頼み込んでなんとかOKをもらい───勝ったのは私。賞品の高そうなチーズケーキはトレーナーにあげた。ちょっと嬉しそうだった。

    「ところで、何も買わなくてよかったのか?今日は一応そのために来たのに」
    「んー……なんか欲しいもの思いつかなくってさ。次の機会にしよっかなって」
    「まあ、パーマーがそう言うなら構わないが……」

    そう、結局一日中色んなお店を巡ったけど、コレだ!ってものが見つからないまま終わってしまった。悪いことしちゃった気もするけど、なんだかんだトレーナーも楽しんでたしまあいいでしょ。

    「次勝ったら、またこうして出掛けようか。パーマーさえよかったらだけども」

    そう言ってトレーナーは笑う。……次、か。

    「……私たち勝てるかな、これからも」
    「勝てるさ。きっとパーマーはG1を何勝もして歴史に残るウマ娘になる。昨日のレースを見て確信した」
    「それは……買い被りすぎじゃない?まだ未勝利戦勝っただけだよ?」
    「これでも控えめに言ってるつもりだよ。俺もまだまだ新人だから……」

    絶対的な自信っていうのかな、この人は本気で私を買ってくれてる。マックイーンでもライアンでもなく、落ちこぼれで扱いにくい私を。
    そう思うと───なんだか、この人のためならなんでもできてしまいそうな気がした。ちょっと危ない感情だとは思うけど。

    「私さ、もっと頑張るよ。逃げて逃げて、どこまで行けるか試してみる」

    2週間後の次のレース、函館最後のコスモス賞も勝利して、私たちはいい気分で府中に帰ってきた。
    だけど、私たちが順調だったのはそこまでだった。

  • 140二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 09:54:59

    めっちゃいい...

  • 141二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 20:10:02

    パーマーと射程対決がしたい

  • 142二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 23:23:07

    11連敗。マックイーンの贔屓球団でもなければ、ウララちゃんの戦績でもない。他でもない私の現実。それも2回の骨折を挟んで。

    あのコスモス賞から丸1年、それまでの好調が嘘みたいに私は負け続けた。それも、惜しい負けでもなく掲示板にすら載らない大敗。
    初めて出た重賞の函館記念では7着。なんとか出走枠に滑り込めた天皇賞(春)では13着で、マックイーンのラビット扱いまでされる始末だった。
    条件戦でも勝ちきれず、ダートにも挑戦したけどパッとしなくて。いわゆる伸び悩みの真っ只中にいた。

    トレーナーも最初の頃は敗因を分析して色々試行錯誤していたけど、骨折や惨敗を経験したここ最近はもうどうしていいのか分からないみたいで。レースの日はもちろん、トレーニングの時ですら浮かない顔をしてる。

    ただ、それよりも気になってるのがレースの後に───最近はトレーニングの途中にも現れて、トレーナーと何かを話しては去っていく男の人。
    いったい何を話してるのか知らないけど、その人が来る度にトレーナーは申し訳なさそうにペコペコ頭を下げている。
    何者なのか何度か聞いてはみたけれど、誤魔化されてばっかりで───少し、いやかなり心配だ。もしかしたら何か弱みでも握られてるのかも。


    そんな心配をよそに時間は過ぎていって、次のレースでまた私は負けた。これで12連敗だ。
    控室に戻ると、すごく真剣な顔をしたトレーナーが待っていて。

    「お疲れ様と言いたいところだが……パーマー、大事な話がある。俺たちの今後に関わることだ」
    「……っ」

    今後と聞いて真っ先に頭に浮かんだのは、契約解除って4文字。予感はしてなかったわけじゃなかったけれど───もしそうなら、しんどいな、って思う。

    「実はな───」

  • 143二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 11:00:30

    保守

  • 144二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 21:32:52

    保守!

  • 145二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:14:57

    パーマー好きだわ

  • 146二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 10:38:15

    ss書いてる人に聞きたいんだけどこのスレ終わったらまたスレ建てよか?

  • 147二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:30:16

    保守

  • 148二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 23:50:15

    パーマーと指輪交換か...

  • 149二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 10:14:23

    保守!

  • 150二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 21:18:46

    保守!

  • 151二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 07:49:31

    パーマーが甘える時も絶対あるからその時はいっぱい甘やかしたい

  • 152二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 19:03:27

    >>151

    撫で回してあげると女の子らしく微笑んでくれそうだよね……

  • 153二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 19:26:34

    >>152

    ハグも堪能したいよね

  • 154二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 00:19:01

    パーマーにご飯の時アーンされたいです...

  • 155完走までには終わらせます22/04/26(火) 00:31:44

    「障害転向?」
    「そういう話が来てるんだ。ほら、たまにレースやトレーニングに来てる人がいただろう?あの人が熱心に勧誘してきててさ」

    その答えは予想外なものだった。
    なんでも、私の走りに障害レースの才能を見出した人がいるらしい。未知の世界だから自分ではよくわからないけど、見る人から見ればそうみたい。

    「飛越だけはセンスの問題だから未知数だが、パーマーのスピードとスタミナなら十分通用する可能性はある。選手寿命も全体的に長いしな。ただ……華々しい道ではない、と思う」

    トレーナーは言いづらそうに言葉を濁した。
    障害レースというのは平地と比べると人気は落ちるし、故障も多い。G1はあるけれど、ウマ娘の花形といえる天皇賞とかグランプリみたいなビッグレースは諦める必要がある。
    今まで具体的な目標っていうのは決めてこなかったけど、当然私だってそういうレースで勝つ憧れはある。でも───

    「向いてるっていうなら挑戦してみようかな。興味がないわけじゃないし」
    「……そうか。よかった、そう言ってくれて」

    私が伸び悩んだり骨折したりしてる間に、みんな遠くまで行っちゃった。
    マックイーンは菊花賞を勝って、春の盾も手に入れて。
    ライアンも苦しんで苦しんで、マックイーンに宝塚記念でやっと勝った。

    私だけ、私だけまだ何も手に入れられてない。この先走り続けたって……いいとこ、マックイーンのラビット扱いのままかもしれない。
    私を買ってくれて、いくら負けても逃げを許し続けてくれたトレーナーにも何も返せてない。

    だったら、平地(ここ)にこだわる必要なんてないわけじゃん。どうせ逃げるなら前のめりでしょ。

    「でもさ、障害のトレーニングなんてできるの?今までやったことないんでしょ」
    「……心配はいらないよ。それじゃ、オーケーってことでいいんだな。ありがとう」

    ありがとうって言う割にはトレーナーの顔は暗い。
    そりゃあ色々複雑な気持ちなのは分かるけど、それにしたって随分暗いような気がした。

  • 156二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 00:33:40

    次の日、トレーナー室に向かう途中、ふと話し声が聞こえて私は立ち止まった。
    声の方を見ると、ベテランっぽいトレーナーの人と、話したことはないけど私のトレーナーと同期の人が自販機の前で缶コーヒー片手に何やら話していた。

    サボリかな?どっちにしろ私には関係ないけど。そう思って立ち去ろうとした瞬間、聞き逃せない言葉が耳に入ってきた。

    「あれ?先輩って障害のライセンスも持ってたんすか?」
    「ああ。昔、役に立つと思って勉強して取ったんだ。ただ全然使う場面もなかったからな、次の更新はしないよ」

    あれ?障害と平地競走のライセンスって別なの?
    ……トレーナーって障害のライセンスも持ってるのかな。持ってるんだよね、多分。そうじゃなきゃ言わないもんね。

    「試験も年々難しくなってるし、最近の新人も平地しか取ってないみたいだしな」
    「そういやうちの同期も誰も取ってなかったっすね。ちょっと勉強してみよっかな」

    持ってないんじゃん。
    じゃあもしかして、障害転向したらトレーナーは私の担当じゃなくなるってこと?そして、それが分かってて私に勧めたってこと?……まさか、そんなのってないよ。

    気が付いたら私はトレーナー室に走っていた。



    「トレーナー!」
    「どうしたパーマー、ノックくらいしろ」

    勢いよくドアを開けると、心底驚いたような彼の顔。いつもは大好きなその表情も、今は苛立って仕方ない。
    私はさっそく本題をぶつけることにした。

    「障害のライセンス、持ってないんでしょ」

    そう言うと、トレーナーはさらに目を見開いた。やっぱりごまかすつもりだったらしい。

  • 157二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 00:34:53

    「何故それを」
    「そんなのどうでもいいでしょ。私を担当できなくなること、分かってたんだよね?」
    「……代わりのトレーナーは手配してある。その人の指導を受けてほしい」
    「そんなの嫌だよ!私はトレーナーじゃなきゃいけないんだから!」

    今更他の人の指導なんて受けられない。そう思って言ったのに、帰ってきたのはため息。
    そして、まるで駄々をこねる子供に困ってるような目。

    「仕方ないだろう。俺はライセンスを持ってないんだから」
    「じゃあ障害は行かない!今のまま平地に残る!」
    「それは……できない。もう手続きはしてしまったんだ、この話をなかったことにはできない」
    「だったらなんで先にそのこと伝えてくれなかったの!?トレーナーがいなくなるなら受けなかった!」
    「……っ」

    答えに詰まったみたい。手に持っていたファイルをぎゅっと握りしめて───ファイル?

    「ねえ、何そのファイル?知ってるよ、トレーナーがスカウトの時に持ってるやつだよね、それ!」
    「いや、これは違うんだ」

    ああ、そうか。分かってしまった。
    チカチカと点滅し始めた視界の中で、トレーナーが必死に言い訳を考えているのが分かる。

    「私はもう……いらないってこと?もう伸びしろがないもんだから、他の人に任せて自分は次の担当探すんだ!?」
    「違う!そういうんじゃない。ただ……君が俺のことを強く信頼してくれてるのは分かってる。だからこそ、大事な決断の邪魔をしたくなかったんだ」

  • 158二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 00:36:03

    ───ぷつん、って私の中の何かが切れた。
    もはや目の前のこの人を大事に思う気持ちなんてこれっぽっちもない。私はトレーナーに一歩ずつにじり寄る。

    「君のためなんだよ。分かってくれ」

    私のためって、何?今こんなに辛い思いをしてるのに、それが私のためなの?
    黒いものが心の奥からどんどん滲み出てくる。
    そんなことしちゃいけない、分かっているのに身体は言うことを聞かなくて。

    「……パーマー?」

    床の上に力任せに押し倒すと、ぐっ、って呻きが漏れた。
    初めて見降ろしたトレーナーの顔は、呆れるくらい気の抜けた表情をしてた。

    自分がこれから何されるのか分かってないって顔。でも、私が制服を脱ぎ始めるとようやく状況を理解したみたいで慌てだした。

    「おい、何考えてるんだ……!いくらなんでもまずいだろ!」

    うるさいなあ。人の気も知らないで、自分勝手に行動してたくせに。
    暴れ始めた両手を力で押さえつけると、抵抗は無駄だと分かったみたいで大人しくなる。

    「やめよう、こんなことしてもお互い傷つくだけだ」
    「……傷ついたら、私のこと忘れないでくれる?」

    私はトレーナーのワイシャツを引き裂いて、首筋に歯を立てた。

  • 159二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 00:37:36

    初めてで、ましてやこんな状況。そりゃ気持ちよくなれるはずもなくて。
    ほんの少しの充足感と、その何倍もある痛みと身体のだるさとを抱えながら、私は脱ぎ散らかした服を着直した。

    トレーナーはというと……部屋の隅で項垂れていた。
    途中まで散々やめてくれと言っていたのは覚えてるけど、後半からは正直何も覚えてない。
    ただ、一生かけても償えないくらいひどいことをしたんだな、っていうのは分かった。
    トレーナーが今日のことをバラしたら私は終わり。学園は退学になって、メジロ家とも縁を切ることになる。
    バラさなかったとしても、もう彼とは二度と顔を合わせられなくなる。どの道、もうお別れなわけだけど。

    どっちを選ぶかはトレーナーの好きにすればいい。私だってそれくらいは許す。
    ただ、3年間過ごしたこの部屋とももうお別れだと思うと今更になって寂しくなって、私は部屋の中を見回した。
    ───そして、気になってしまった。机の上に置かれたファイルの中身が。
    私の想像が正しければ、次にトレーナーが担当しようとしてる子の資料が入っているはず。
    いったいどんな子なのか、確かめてみたかった。
    ファイルを開いて、中に挟まれていた書類の見出しに私は目を通す。

    「"障害トレーナーライセンス講習 受講案内"」

    声も出なかった。足から力が抜けて、ぺたりと床に座り込む。
    そのままトレーナーの方を見ると、ずっと死んだように動かなかった彼が身じろぎして。

    「……後から追いつくつもりだったんだ。ただ、いつまで掛かるか分からないからまだ言えなくて」

    トレーナーは私を捨てるつもりなんて最初からなかったんだ。
    だったら、私のしたことは?全部早とちりの勘違い?

    「……不安にさせてすまなかった」

    ずっと俯いてたトレーナーが顔を上げた。
    涙で腫れて疲れ切った顔。それを見て私は、ようやく自分が何をしてしまったか分かった。

  • 160二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 09:30:01

    見てます
    支援保守

  • 161二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 12:52:44

    盛り上がってまいりました

  • 162二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 23:28:46

    パーマーが良いね...

  • 163二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 09:58:49

    パーマー好き

  • 164二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 20:58:15

    パーマーのドタバタコメディとか見たいね

  • 165二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 07:49:13

    どうなっちゃうの!?

  • 166二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 19:08:49

    保守!!

  • 167二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 03:43:50

    幸せになってもらいたい

  • 168二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 13:09:10

    パーマー好き

  • 169二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 23:49:42

    パーマーのssめっちゃいいな...

  • 170二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 11:24:26

    パマ保守

  • 171二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 22:47:17

    パーマーの独占力もいいよね

  • 172二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 09:10:50

    >>159

    トレーナーがイケメンすぎる

  • 173二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 19:12:02

    パーマーが障害で頑張るのがいいね!

  • 174二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 00:13:29

    続き気になる〜

  • 175二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 10:15:54

    パーマーが欲しくなるわ

  • 176二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 21:10:44

    パーマーがいいね...

  • 177二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 07:57:40

    保守

  • 178二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 19:48:24

    メジロにされるのか駆け落ちコースになるのか

  • 179二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 07:40:08

    パーマーのイチャイチャいいよね

  • 180二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 18:09:15

    パーマーのキスは長そう

  • 181二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 23:53:09

    保守

  • 182二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 08:31:53

    保守

  • 183二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 19:39:31

    保守!

  • 184二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 00:52:37

    >>159

    「なんで……トレーナーが謝るの?ひどいことしたのは私だよ?トレーナーだけじゃなく自分まで傷つけて……綺麗な別れもできなくてっ……!」


    自分でも分からないくらい涙があふれてくる。加害者のくせに、なんで泣いてるんだろ。


    「もういいんだ」

    「でもっ……」


    何か言おうとしたけど、顔を塞がれて言葉が出なかった。

    あったかい。トレーナーに抱き締められてるんだ。


    「確かに今日は酷い目に遭った。でも言っておくが、パーマーのことを恨んだりはしない。俺の身体なんて別に……好きに使ってくれていいんだから。むしろ君の初めてがこんな形なんて、本当に申し訳ないと思ってる」

    「そんなの……気にしないでよ。減るモンでもないんだからさ」

    「減るだろう。いつかはパーマーも大人になるんだ、そうなったら……その、相手によっては気にするかもしれないし」

    「……優しいね、トレーナーは」

    「優しくなんてない。優しかったら、こんなことにはならなかった」


    頭の上ですすり泣く声がした。


    「とにかくな?この後病院に行って診てもらおう。その結果何もなかったら今日のことは俺たちだけの秘密にする。もし万が一のことがあったら、全部の責任は取るつもりだ」

    「一応、今日は大丈夫な日だけど」

    「信用できるか。……さあ、早く着替えて出かけよう。俺は先に行くから」


    そう言って、トレーナーは着替えてさっさと出て行ってしまった。

    しかし、好きに使っていいってどういう意味なんだろう。

    ……まさかだよね。首を傾げながら、私も支度を始めた。

  • 185二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 00:53:37

    「お疲れ様、パーマー」
    「うん。応援ありがとね」

    結局その後病院に行ったけど何も異常はなくて、それまで通り何もなかったみたいに過ごすことになった。

    「しかし、名残惜しいなあ。最後の最後でこうも強いレースされるとな」

    今日は転向前最後のレースになった札幌記念。格上のウマ娘ばっかりだったけど、私はなんと今までのスランプがウソみたいに逃げ切り勝ちしてしまった。
    最後の最後にまさかの重賞制覇。控え室に戻ると、トレーナーは信じられないって顔してた。

    「最後の最後に自信にはなったよ。これからも私はやっていけるぞ、ってね」
    「そうだな。パーマーならきっと大丈夫だ」

    その割にトレーナーの顔は浮かない。
    私が理由を聞く前に彼は続けて話しだした。

    「講習受けてみて分かったんだが、障害レースの指導って本当に難しいんだ。1年やそこらでライセンス取得っていうのは現実的じゃない。もしかすると何年も掛かって、その頃にはパーマーも引退してるかもしれない……でもな」

    浮かない顔がきりっとした表情に変わる。

    「俺はいつでも君を見守ってる。それだけは覚えておいてくれるか」

    その場のごまかしじゃないのは分かる。トレーナーは多分、本当に私のことを気にかけ続けると思う。
    だからこそ気になった。どうしてそこまで私に入れ込むのか。

  • 186二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 00:54:12

    「それは……さ。私が担当ウマ娘だから?」
    「え?」
    「私はさ、トレーナーのこと好きだよ。ひとりのヒトとして。じゃなきゃ、怒ってたとはいえあんなことしない」

    一応、告白のつもりだった。トレーナーは少し驚いて───それから気まずそうに目を閉じた。
    聞きたかったこと、この際だから聞いちゃおう。もしかしたらこれが最後になるかもしれないんだし。

    「ねえ教えてよ。トレーナーは私のことどう思ってる?……担当としてってのはナシだよ」
    「……実を言うと、分からない。あの日までパーマーをそういう目で見たことがなかった。……ただ、絶対に嫌いではないのは確かだ」

    嫌いじゃない……そっか。安心と残念が半分半分って感じの気持ちが溢れる。
    それと同時に、あの日の光景が頭に浮かんできて。

    「普通さ、あんなことされたら嫌いになるよ?」
    「どうなんだろう。あの日のことはトラウマだが……もしかすると嬉しかったのかもしれない。少なくとも、それくらい想ってもらえてたというのは」
    「……脈アリってことでいい?」

    どうだろう、と苦笑いしながら立ち上がってトレーナーは私の頭を撫でた。

    「いつかまたパーマーの担当になったら、そのとき答えたいと思う。……それまでは、ひとりのファンとして応援してる」
    「分かった。今はそれで……満足するね」

    言ってしまえば先延ばし。でも、きっと彼なりに考えた答えがそれなんだろう。
    今は、それでいい。大丈夫、もうひとりじゃないんだから。
    いつか約束が叶う日を夢見て、私は障害レースの世界に飛び込んだ。

  • 187二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 00:57:24

    「……で、戻ってきたと」
    「あはは。いやあ、面目ない……」

    そんな意気込みで飛び込んだはいいものの、新しくついたトレーナーに飛越がヘタすぎて危ないから見てられないと匙を投げられて、あえなく私は障害ウマ娘失格になった。戦績としては未勝利戦を勝ったきり。他のトレーナーを探す当てもない。
    トレーナーに泣く泣く相談すると呆れながらも契約書にサインしてくれて、結局私たちの離れ離れ生活はたった数か月で終わった。

    「まあ、取り返しのつかない大怪我をするよりはずっといいけどな……」

    トレーナーの視線が私の足元に向かう。今日は半ズボンだから脚は隠れてない。

    「えっち」
    「違う!……治るのか?その傷」

    トレーナーの顔が曇るのも無理はない。あちこちぶつけたり擦りむいたりで、私の脚は傷だらけになっていた。痛みはしないけど、結構痛々しい様子になっている。

    「まあ、ちょっとした生傷だから痕も残らないよ。ちゃんとお手入れもしてるし」
    「そうか。ならいいんだが……」

    責任感じてるのかな。別にトレーナーは何も悪くないのに。
    励ましの言葉でも掛けてあげようかと思った矢先、ふとトレーナーから嗅ぎ慣れない匂いがすることに気づいた。ほんのり甘い匂い。多分、中等部のおませさんな子たちの間で流行ってる香水とかの類かな。

    「……ところでさ、トレーナーってあの日から何してたの?」
    「ん?ああ、障害の勉強しながら他のチームの手伝いをしてたよ。新しい担当見つける気はなかったけど、流石に何もしないわけにもいかなかったからな」
    「そっか」

    何してたの?なんて聞いたけどトレーナーの近況なんてそりゃあ知ってる。
    聞いた話によれば、手伝いに行ったチームの子たちには結構人気あるみたいだった。私がいない間に一緒にお昼なんかもしてたみたいで。

    再会して早々ジェラシーなんてね。
    自分勝手にもほどがあるのに、私の中でじわりとした何かが湧き上がってくる。

  • 188二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 00:58:37

    「さて、今日から心機一転でトレーニング始めようか。まずは平地をまっすぐ走るところからだな……」

    背を向けたトレーナーの腰に指を這わせると、何をしようとしてるのか分かったみたいで、身体が強張る。

    「……ダメだよ、パーマー。もうしないって言ったろ?」
    「私もね。あの日のことずっと後悔してたんだ。だからさ……」

    ヘリオスたちから色々聞いた。どうすればトレピ……私の場合はトレーナーか。男の人に喜んでくれるか。
    色々予習はしてきたから、今度こそ大丈夫なはず。

    「もう1回チャンスくれない?上書き、してみせるから」

    振り向いたトレーナーに顔を寄せる。キスできそうな距離まで近づくと、落ち着かない感じであちこち視線を動かして始めた。本人も気づいてない、困ったときの癖。
    トレーナーは押しに弱いから、これなら押し切れる。

    「これでダメだったらすっぱり諦めるよ。今まで通りに戻ろ、ね?」

    また目線が動く。私の顔、脚、トレーナー室のドア……それぞれ往復した後にため息をついて。

    「……ここではやめよう。外泊届だけ出しておいてくれ」
    「ん、分かった。……それじゃ、トレーニング行こっか」

    その後のトレーニングは、ブランクが気にならないくらいぶっ飛ばした私とは反対に、トレーナーは終始落ち着かない様子だった。
    バレたらまずいんだし、しっかりしてくれなきゃ。

  • 189二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 01:02:04

    さて、そんなトレーニング終わり。妙にニコニコ笑顔のフジ先輩に外泊届を受理してもらって、私はコソコソとトレーナー寮に向かう。教えられた部屋番のドアノブを回すと、約束通り鍵は開いていて。本当は合鍵が欲しかったけど、変なとこでお堅い彼に断られたのだ。

    中に入ると、こじんまりした部屋のベッドに神妙な顔のトレーナーが座っていた。

    「誰にも見られてないか?」
    「大丈夫大丈夫。……ちゃんと"買い物"してきてくれた?」
    「ああ……」

    トレーナーが顎で指した方を見ると、コンビニの袋の中にお目当てのものが入っていた。
    その箱の中の1パックを手に取って封を開けると、いよいよするんだ、って心が昂ってくる。

    「今更だが……本当にいいのか?もう1回やってしまってるとはいえ」
    「気にしないでよ。女の子の方から誘ってるんだからさ……」

    制服を脱いで畳んで置いておく。
    一応下着は一番いいやつを選んできたけど、こうなるとムードも何もないか。

    「じゃ、始めよっか」
    「え?もうするのか?心の準備が……」
    「ここまでウジウジなんて男らしくないぞ~?パーマーさんに任せなさいって」

    まだ何か言おうとしたトレーナーの口を塞いで、ベッドに押し倒した。


    そこからはもう何もかも上手くいったような気がした。
    身体の相性っていうのが本当にあるなら、きっと私たちは最高だ。

  • 190二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 01:03:54

    何時間経ったかな。夜もすっかり更けて、気づけばお互い汗だくになってた。
    すっかり満足して、私はベッドに寝転ぶ。トレーナーの匂いで充満したここは、慣れるまでちょっと時間が掛かりそう。

    隣で私の歯形やら何やらがついたトレーナーはというと、ぼーっと天井を見上げていた。
    初めてのときと違うのは、その表情が天国にいるように気持ちよさそうだったってところで。

    「どこで覚えてきたんだ……」
    「まあ、色々とね。私はすごくよかったけどさ、トレーナーはどう?」
    「……何も聞かないでくれ」

    ちょっとからかってみると、ふてくされたように私に背中を向けた。
    素直じゃないんだから、かわいいなあ。

    「……ねえ、トレーナー」
    「なんだ?」

    背中に抱き着いてみる。ちょっとビクッとしたけどすぐに大人しくなったから、そのまま顔を埋めて目を閉じた。あったかい背中。これからはずっと一緒だと思うと、すごく安心した。

    「いつだったか私が告白したときにさ、また担当になったら答えを聞かせてくれるって言ったよね?……いつ聞かせてくれるの?」
    「……思ったよりパーマーが戻ってくるのが早かったんだ。もう少し時間をくれよ」
    「えー?ずっと待ってたんだけど?」

    答えなんてもう分かってるのに、当面お預けか。煮え切らないというか奥ゆかしいというか。
    それだけ聞くとプラトニックな関係に感じるかもしれないけど、実際はお互い裸でやることやった後だ。誰かに見られたら一発アウト。
    爛れた生活ってこういうことを言うんだろうな、って思った。

  • 191GWクソ忙しかった22/05/06(金) 01:04:36

    いつの間にか完全に思い出の世界に行ってた私の意識は、目の前で呻く声で現実に引き戻された。
    すっかり眠ったはずのトレーナーが寝ぼけ眼でこっちを見てる。

    「……パーマー?」
    「あ、起こしちゃった?ごめんね、疲れてるのに」
    「いや、そのままでいい……落ち着くんだ、なんだか」

    引っ込めようとした手が掴まれた。寝ぼけてるときのトレーナーは随分と甘えん坊だ。
    朝起きたらまたからかってあげようかな。

    「そっか。じゃ、また寝るまでこのままで」
    「ん……」

    考え事に頭が疲れたのか、私もそろそろ眠くなってきた。

    「ねえ、トレーナー。……私のこと、好き?」
    「……ああ、好きだよ」

    寝ぼけてる中での言葉。信憑性なんてないけど、だからこそきっと本心。
    我慢しようと思っても、つい口元がにやける。

    そうだよね。爛れてるんだとしても、お互い愛し合ってるんだから、いいよね。
    また寝息を立て始めたトレーナーをぎゅっと抱き締めて、私も目を閉じた。

  • 192二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 11:05:20

    次スレ建てる?

  • 193二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 15:57:06

    あげ

  • 194二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 16:05:57

    >>191

    爛れてても純愛なの良い………

  • 195二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 21:03:04

    めっちゃ良い...感想スレ建てよか

  • 196二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 23:34:45

    書き忘れたけどとりあえず終わりだす。相変わらずダラダラ書いて申し訳ない……
    次スレは語りたいことある方いらっしゃるならぜひ建ててもろて

  • 197二次元好きの匿名さん22/05/07(土) 02:49:07

    >>196

    ありがとう

    糖度と湿度と背徳感がすばらしかった………

    渋あたりに一括でまとめてくれるとありがたい

  • 198二次元好きの匿名さん22/05/07(土) 10:37:49
  • 199二次元好きの匿名さん22/05/07(土) 10:43:20

    とりあえず埋めるか

  • 200二次元好きの匿名さん22/05/07(土) 11:01:48

    >>200ならパーマー実装

オススメ

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