- 1全3レス(予定)25/02/17(月) 21:22:18
「ごめんね、ジャーニー」
隣に座るドリームジャーニーにそう言って頭を下げる。
「貴方が謝ることではありませんよ。こればかりはどうしようもないですし」
共にトゥインクルシリーズを駆け抜けて早数年。元トレーナーだった私が彼女とこういう関係になってからも、それなりの時間が経っていた。
学生時代の活動やアネゴことステイゴールド探しの旅などから得た知見。なにより新しい世代を支えるたいという本人の意思から、彼女も今はトレセン学園で働いている。
要領のいい彼女のことだから、仕事に慣れるのはあっという間だった。けれど、新任には慣れで片付けられない忙しさもある。それがようやく落ち着いて、やっと二人きりの時間をゆっくり過ごせるという時に
「急な出張で予定が崩れる。それは勤め人の定めというものですから」
わざとらしく芝居がかった言い方は、申し訳なく思って深刻に捉える必要はないという彼女の優しさだろう。
地方との連携強化の一環として、暫くの間各地方トレセン学園と交換留学のようなことをすることになり、そのメンバーの一人に自分も選ばれたのだ。
異なる環境に身を置くというのは様々な学びに繋がるもの。ちょうどジャーニーの次に持った担当の円満か卒業が決まった直後なこともあって、以前までなら諸手をあげて飛びついた話ではあるのだけど……ジャーニーと二人の時間が減るというのはやはり辛い。
ジャーニーを抱きしめた時の温もり。抱きしめてもらった時の安心感。膝枕した時の軽く、それでも確かな太ももに感じる重み。してもらいながらの微睡。キスの味。眠らせない、眠らせてもらえない夜。
そんな如何にも恋人らしいことだけじゃない。大したことのない話をして、一緒にご飯を食べる。ただ隣に居て、居てくれる。そんな他愛のない日常だってお預けだ。広い浴槽でもベッドでも、もう自分は満足できない。独りが嫌なのではない。ジャーニーと一緒に居られないことが嫌なのだ。
「とは言ったものの……」
そうして私事とお仕事の狭間で苦悩している中、
「理性と感情というものは、どうしても相容れないようだ」 - 2全3レス(予定)25/02/17(月) 21:22:30
ジャーニーにそう言われ、キスをされた。キス自体は珍しいことじゃない。生暖かいものが蠢く感触だって、そう。勢い余って押し倒される形になり、ソファーの柔らかさを背中に感じるのも、まあいつものことだ。
とはいえ、どちらかがリクエストしたわけでもなくこうも強引にされるというのは初めてのことだった。いきなり引き寄せられ、いつもより乱暴にソファへ押し付けられる。それでも肘置きに頭がぶつからないよう気をつけてくれているのは、流石ジャーニーだなと思う。
いきなりこうされれば驚いて頭が真っ白になるし、多少驚きから立ち返れても今度は酸素不足でやっぱり真っ白になる。元々暴れたり押しのけようとするつもりなんてないものの、暫くひたすらに蹂躙される時間が続いた。
唐突に始まるものは終わる時もまた唐突だった。離されてしまった唇。その血色が良くて健康的なピンクに残った感触を味わうよう、小顔の彼女に相応しく小さい赤々とした舌が艶かしく這う。
テレビだとか、外を走る車の微かな音だとか。それより遥かに大きな音源があるはずなのに、湿った荒い呼吸だけが部屋を支配していた。
「証文のようなものですよ」
先に息が整ったジャーニーが言う。仕事上の致し方ないことでフイにされた二人の時間。そんな不可抗力を貸し借り扱いにするなんて、酷いウマ娘だ。
「私はやくざ者ですから……通らぬ道理を通してしまうんです」
蠱惑的でどこかサディスティックな笑みを浮かべながらの冗談。こんな無法な物言いに悦楽を感じてしまうのは、愛故の盲目さや彼女の人柄を知っているからだけではあるまい。
「……利率はトイチ、かな」 - 3全3レス(予定)25/02/17(月) 21:22:49
期待を込めて聞く。期待、そう期待だ。少しでもマシな利率になって欲しいから……などではない。むしろその逆だ。
「私が、それほど優しく見えますか?」
やくざな彼女は、そんな私の望む答えを囁いてくれた。哀れな債務者が、法外に嵩んだ借金を返す術を持っている訳がない。生殺与奪の権を奪われた者が酷い目に遭わされてしまうのは世の常だ。
……出張から帰ってきたら、どんなことをされてしまうのだろう。想像が膨らむ。膨らめば膨らむほど、想像がつかない。彼女はこんな貧相な想像を遥かに超えるだろうから。
出張が寂しければ寂しいほど、辛ければ辛いほど、後の悦びも増す。彼女と私は一心同体だから。私の心は彼女の心で、彼女の心は私の心だから。そしてそれは、利息の膨らみと『取り立て』の激化を意味する……もしかすれば元金の膨らみなんて無法にも繋がるかもしれない。
「優しいから……求められてるから、借金漬けにしてくれるんでしょ?だから、見えないかな」
私の応えに、彼女が一瞬面食らったような顔になり、それから楽しそうに笑った。
「これではどちらがやくざ者か分かりませんね」
ああ……出張の楽しみが一つ増えちゃったな。 - 4終わり25/02/17(月) 21:24:52
契とは割符のこと契約の契はここからきてるらしい 一つのものが二つに分たれる様はキスかうまぴょいか(頭ピンク)
ちなみに右と左どちらを債権者、言うなれば主導権者が持つかはケースバイケースらしい(ここ重要)
前回書いたやつ
【トレウマ・SS】大きなおっぱいに包まれるのは男の夢という意見がある——|あにまん掲示板「ひゃあっ!?」その人に聞きたい——「あうっ」———あなたは結構な勢いで倒れ込む、女性・ウマ娘としては大柄な体重数十Kgの子と舗装された歩道とでサンドイッチされたことがありますか?「痛てて……はわっ!…bbs.animanch.com - 5二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 21:34:11
いい………………………………………………………
- 6二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 21:34:37
あんなに純朴だったトレーナーがすっかり893堕ちしちゃってまあ
- 7二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 21:41:24
ジャーニーに蹂躙されるだけでもトレーナーが蹂躙するだけでも無いある種健全ではあるが酷く不健全な仲
ウッ - 8二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 21:45:26
恋人から借金は身体で払えとたかられる分にはちょっと特殊プレイなだけの純愛だからね積極的に借金()してしまおう
いやそのりくつはおかしい - 9二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 21:48:11
コイツら過酷な百合ぴょいするんだ!
- 10二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 21:51:11
受け攻めどっちもいけるドリジャトレだと!こんなのボクのデータには無いぞ!?
- 11二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 22:03:48
忙しかった割にかなり濃厚にイチャついてるあたり
ジャーニー、アネゴ探しから帰還
↓
恋人関係(超絶濃厚ラブラブ百合百合ぴょい期間)
↓
ジャーニー、トレセンに就職、二人の時間激減
↓
現在
って感じかな?獣のような求め愛をなまじ経験してるからこそそれを一時的に取り上げられてジャーニーが限界を超えた限界になってしまったとかそんな感じ - 12二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 22:17:44
- 13二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 22:49:01
やくざな彼女に身も心も堕ちてるトレーナー…と見せかけてというかそれはそれとしてジャニー自身もトレーナーに身も心も堕とされてるのがなんともだっちだ
- 14二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 23:05:41
合意の上での強引なシチュは経験あるのか…
- 15二次元好きの匿名さん25/02/17(月) 23:13:45
ベッドやくざVSベッドやくざVSダークライ
- 16二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 02:30:53
その時の気分次第で受けも責めもたいていのイチャイチャもできちゃうのえっちぃ
- 17二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 08:29:32
この時期にはかなり開発されてそう
- 18二次元好きの匿名さん25/02/18(火) 17:35:30
どちらでも良さそうだから悩ましい
- 19二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 03:15:45
むさぼりあいに巻き込まれるダークライ
- 20二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 10:20:34
- 21二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 10:29:03
- 22二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:59:35
自分のにおい付けも兼ねていそう