- 1◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:24:55
- 2◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:25:13
遡ること数十分前、注文していたCDを受け取る為に、行きつけのCDショップが併設されているこのショッピングモールに来ていた。 休日ゆえの人の多さと、わざわざ店舗まで取りに行かねばならないショップの前時代的なシステムに、若干の苛立ちを覚えながらも、無事購入した。
目的を果たしさっさと帰ろうとした時、一階の吹き抜けのある広場の喧騒に気が付いた。 漂ってくる甘い香り、ピンク地にハートがこれでもかと散りばめられたのぼりやポップが、嫌でもその正体を分からせてくる。 期間限定で立ち上げられた、バレンタインコーナーだ。
バレンタイン……。その起源だとか、本来はどういった日なのかを知る者は、もはや少ない。 今ではすっかり『想いを寄せる相手や友人、日頃世話になっている人などに菓子を渡す日』として定着している。
まあ、正直その辺はどうでもいい。 外国から伝わった風習なんて、年月が経てば自然とその国独自に変化していくものだし、それが悪いとは思わない。
ただ……バレンタインに興味が無いヤツもいる。 バレンタインという言葉を思い浮かべただけで、頭痛がしてくるヤツだっているんだ。 - 3◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:25:29
(またファインやタップやらが、いつにも増してしつこく絡んできやがンのか……。タキオンにも気を付けねェとな。 ヤツが差し出してきたモンは全部無視だな……)
面倒な思い出に、少しアンニュイな気分になりながら歩く。 だが出入口に近づいた時、ふと足を止めた。
オレの脳裏には、昨年のトレーナーとの出来事が浮かんでいた。
昨年のバレンタイン当日、何も用意していない……そもそもそんな発想なんか無かったオレに対し、トレーナーはオレへのチョコを用意していた。 といっても、直接バレンタインのチョコだと渡された訳ではない。 作業中の糖分補給の際に差し出され、何も知らなかったオレはそのチョコを食べたのだ。
本人は隠し通したつもりなのだろうが、はっきり言ってバレバレだった。 いつも食べているものよりも数段上の味。 雑に置いてあった包装紙。 気付かない方がどうかしている。
別に……黙って食べさせる事自体は構わない。 きっと、『渡しても受け取ってくれないだろう』と考えた末の作戦なんだろう。 アイツの思いつきそうな事だ。 - 4◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:25:50
ただ……知らなかったにせよ、オレはアイツに借りを作ってしまった訳だ。 質の良いチョコを食べて『旨い』と思ったし、その後、より効率の良いトレーニングを思い付いた。 これも、質の良い糖分のお陰と言えなくもないだろう。
バレンタインのお返しとして、ホワイトデーなんてのもあるが、オレはトレーナーに何も渡してないし、アイツも何も言ってこなかった。
「…………」
借りの作りっぱなしってのは、らしくない。 オレは踵を返し、店内に漂う甘い香りの源へと向かった。
そうして適当に見てまわっていると、あるコーナーの一角に目が留まった。 そこには大人向けのビターなチョコと、それらが詰められた落ち着いた雰囲気の箱が並べられていた。 そこへ吸い寄せられるように歩み寄り、「いらっしゃいませー」という店員の声を聞き流しながらしゃがみ込んで、チョコを眺め始めた。 - 5◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:26:08
──アイツ、ハイカカオチョコとか食えンのかな……コーヒー、ブラックで飲んでるし、ガキじゃねェンだから大丈夫か……。ン……?ああ、ミルクチョコのもあンのか。 甘さ控えめってのも……へー、結構種類あンだな。3種のナッツ入り……これ旨そうだな。 オレが欲しいくらいだ。
……そういや、アイツはどンなのが好きとか全然知らねェな。 好きな食い物とかも知らねェ、つかそンな話ししたことねェ……。まあ、無難に普通のミルクチョコにするか。
何個入りにすっかな……。3個は少ねェか……6か8個入りが妥当か?12じゃ多いだろうし……。流石のアイツも、同僚の女から義理チョコの1つか2つくらいもらうだろう。 というか、去年貰ってるとこ見た気がする。 一丁前に『お返しに何を渡せば……』とか言って悩んでたような……。ハッ、どうせ今まで貰ったことねェから、何渡しゃいいのか分かンなかったンだろうな。 アイツらしいぜ……
そうだ……どうせならもっと高ェヤツでも渡すか?そうすりゃ、お返しが期待できる。 丁度欲しいPCパーツが……いや、アイツならどンなモンでも買いそうだな……。バカみてェに金かけられても困るし…… - 6◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:26:32
そうして思考を巡らせつつ、ふと視線を上げた時、ショーケースに写り込んだオレと目が合った……というワケだ。
目の前のオレは顎に手をあて、バカみたいに真剣な顔をしていたと思ったら、自分自身と目が合った事、トレーナーに渡すチョコについて長考していた事に驚き、ポカン……と、実にマヌケな面をしていた。
「……ッ!」
瞬間、体温が上がるのを感じた。 これ以上自分の顔を見たくなくて、少し俯く。
トレーナーの事を深く考えながら、渡すチョコを吟味してただなんて……。オレがオレじゃないようで認めたくなかったし、見たくもなかった。
──クソッ!何やってンだ、オレは……!ンならしくねェことを……
やめだやめだ!アイツなンかの為にクソ大真面目に悩みやがって!こンな上等なモンじゃなくて、その辺のスーパーで売ってるような安い板チョコかなんかで充分だろ!アイツなンか!
オレが余ったチョコで作った、ホットチョコドリンクを気まぐれに渡したら、それだけで大喜びだったしな! - 7◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:26:58
立ち上がり、くだンねェと呟いて去ろうとする。 だが……やはりどうしても後ろ髪を引かれてしまい、立ち止まる。 暫く逡巡した後、再びショーケースに向き直りしゃがみ込んだ。
我ながら何してんだ……と呆れてしまう。 しかしその時、さっきまで視界に入らなかったある商品に目が留まった。 とある菓子をチョコでコーティングしたそれは、2種類の味が4個づつで計8個、白い箱に納められていた。チョコに包まれた、ポピュラーな菓子……しかしそれの持つ意味は──
意を決したオレは、挙動不審なオレを目を丸くして見ていた店員に、ショーケースの中に並んでいたその箱を一つ、指差しながら声を掛けた。
「……スンマセン……これ、包ンで欲しいンすケド……」 - 8◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:27:19
そして迎えた、バレンタイン当日。 と言っても周りが少々騒がしいだけで、いつもと特に変わらない。
朝起きた時からずっと、ある事について考え続けていること以外は。
「……シャカール、帰るのか?」
「ああ。オメーは残ンのか」
「まあ、ね……うん……」
トレーニングが終わり、トレーナー室でのミーティングとデータ整理が粗方済んだので、荷物を纏めていた時だった。
もやもやと考え事をしながら帰り支度をしていたオレに、トレーナーは落ち着かない様子で声を掛けてきた。……コイツの考えている事は、何となく分かった。
そして見つけた。このもやもやを解消する糸口を。
「……何だよ」
「えっと……」
トレーナーは一瞬、尻込みしたようだったが、意を決し立ち上がり、歩み寄って来た。小さな手提げの紙袋を携えて。 - 9◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:27:54
「今日バレンタインだからさ、良かったら……」
紙袋を差し出しながらひどく緊張した様子のトレーナーに、揶揄うように笑みを浮かべて返す。
「なンだ。今年はこっそり食べさせンの失敗したか?」
「えっ……!?な、何の事……?」
「ハッ、去年のバレンタイン、作業中の糖分補給用の菓子に、高くて良いチョコ紛れ込ませてたろ?気付いてねェとでも思ったか?バァカ」
絵に描いたような動揺した様子を見せていたトレーナーだったが、オレの追及に観念したようで。「バレてたか……」と苦笑いしながら頬を指で掻いていた。
「今日はちょっとタイミングを逃しちゃってさ……。もう断られるの覚悟で、直接渡すしかないって思って……」
トレーナーは困ったように眉を折り曲げ、肩を竦めた。 - 10◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:28:30
……去年までは理解出来なかった。何故そこまでして、誰かに何かを与えたいのか。所詮はただの自己満足、自己陶酔……そう思っていた。
だが今は違う、ほんの少しだけだが理解出来る。
コイツは違う、コイツは見返りなんて微塵も求めていない。
ただ、与えたい
その感情が、トレーナーと長い時間を共に過ごした今なら……コイツがオレの為にと、四六時中忙しなく動き回るのを側で見続けた今なら……何となくだが、理解出来る。
「……」
「えっと……シャカール?」
「……まあ、仕方ねェから貰ってやるよ」
「……!ありがとう、シャカール!」
オレが紙袋を受け取ると、トレーナーはまるでプレゼントを貰ったガキみたいに、心底嬉しそうな顔をしていた。お前が渡した筈なのに、可笑しな奴だ、全く……
──まぁそれはさておき、今度はこっちの番だ - 11◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:28:55
「にしても……お前も貰ってンだろ、去年に比べたら随分増えたなァ?」
デスクの側に置かれた、様々な菓子の箱やラッピング袋が詰められた、大きめの紙袋に視線をやりながらそう言うと、トレーナーもそこに視線を持っていき、照れくさそうに笑った。
「え?ああ……そうだなぁ。まさか俺があんなに貰えるなんて、思ってもみなかったよ」
「そういや最近、『三冠ウマ娘を育てた新進気鋭の名トレーナー』なンつって、雑誌やらテレビやらで取材受けてたな。それに、色々相談に乗ったり、トレーニング見てほしいって頼まれたりしてただろ?その効果かもな。まっ、どうせ義理ばっかだろうけどよ」
「それはそうだろうな。でも、貰えるのは嬉しいよ」
そう言って笑うトレーナーの、『嬉しい』という言葉が引っ掛かる。
トレーナーが貰った菓子の中には、オレでも聞いたことがある有名な高級チョコレートブランドのロゴや、どう見ても手作りのクッキーやらカップケーキやらが詰められている、ハートがあしらわれたラッピング袋が見えた。 - 12◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:29:24
こういう時は大抵、高級な物や手作りの方が、貰った側は喜ぶものだろう。バレンタインに興味が無くとも、それくらいは知っている。
だがオレの用意した"コレ"は、当然手作りではないし、高級というわけでもない。そんな物を渡して、果たして……
いや、その程度で悩むなんて、本当にオレらしくない。コイツならきっと……
喉につかえそうになりながらも、何とかその言葉を絞り出せた。
「……こんなに、貰えたなら……オレからのはいらねェな……」
「…………え?」
オレの言葉を聞いたトレーナーは、数秒の間ぽかんとした表情を浮かべた後、漸く小さな声を上げた。オレが今言った事が、信じられないといった様子だ。
未だ呆気に取られているトレーナーの前で鞄を漁る。今朝から何度かチャンスはあったのに、なかなか取り出せなかったそれを、今ようやく引っ張り出す。 - 13◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:29:51
鞄から取り出したのは、A6の文庫本サイズの小さな箱。文庫本2冊分程の厚さのあるその箱は、白とグレーのストライプ模様の包装紙に包まれ、仕上げにリボンが結ばれている。包装紙にはハート柄を薦められたが、勿論断った。
「シャ、シャカール……それって、えっ……?」
「うるせェなァ……もしお前が1つも貰えてなかったら、流石に見るに耐えねェと思ったから……お情けで用意してやっただけだ」
オレが鞄から取り出したそれを、トレーナーはやはり信じられないといった様子で、わなわなと震えながら指差した。
そんなトレーナーの態度が少し気に入らなかったオレは、適当な……それっぽい嘘を吐いた。
「ンで?いるのか、いらねェのか……どっちだよ?」
「い、いいいるっ!いりますいります……!」
「……ン」 - 14◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:30:14
オレの言葉に漸く正気に戻ったトレーナーに、押し付けるように渡した。……渡す事が出来た。
トレーナーはオレから受け取ったそれを目を輝かせ、感慨深そうに眺めていた。
「ハッ、そンな嬉しいかよ?そンなモン貰って。元はお情けだって言ってンだぜ?」
「嬉しいよ?嬉しいに決まってる」
「皆から貰えたのも勿論嬉しいけど……やっぱり、君から貰えるのが俺には……一番嬉しいよ。ありがとう、シャカール」
揶揄うようなオレの悪態に、穏やかに笑いながら、トレーナーはそう返した。
咄嗟に、顔を逸らす。
これ以上……見てられなかった。柔らかく笑う、トレーナーの顔を。
これ以上……見られたくなかった。熱を帯び始めた、オレの顔を。 - 15◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:30:31
「シャカール、これ今食べても良いかな?」
「知らねェよ、勝手にしろ……」
そわそわしているトレーナーを適当にあしらい、トレーナーからのプレゼントを鞄に入れ、急いで部屋から出ようとする。だがドアを開けたところで立ち止まった。
「……まあ、残業のお供に良いンじゃね……」
「うん、そうするよ。本当にありがとう、シャカール。凄く嬉しかった!また明日!」
これから残業だというのに、相変わらず能天気な声を上げるトレーナーに、背中越しに手をひらひらと振り、トレーナー室を後にした。
すっかり火照ってしまった頬に、廊下の冷たい空気がやけに突き刺さってしまうのだった。 - 16◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:30:51
その日の夜、寮の自室にて。ドトウの規則正しい寝息を聞きながら、キーボードのタイピング音を控えめに響かせていた時の事。
夕方の作業の残りを済ませようとしていたが、あまり集中出来ていない。側に置いてあるスマホに、少し意識をもっていかれているからだ。
まだ日付を跨いでいないとはいえ、もうこんな時間だ。流石に帰宅し、寝ているだろう。まさか今日のうちに、アイツから連絡があるとは思えないが……
そう考えていると、うつ伏せになっているスマホが、通知を知らせる電子音を鳴らした。
「……ッ」
少し驚きつつ、スマホを手に取り画面を見ると、メッセージが一件。差出人は……トレーナーだった。
『チョコレートありがとう!中にキャラメルが入ってて驚いたけど、美味しかったよ!』 - 17◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:31:10
キャラメル……そう、オレがトレーナーに渡した物とは、2種類のキャラメルをチョコでコーティングしたものだ。
まろやかな甘さのミルクキャラメルと、ビターなコーヒーキャラメル。そこに砕いたアーモンドを練り込み、チョコレートで包む。
美味そうだとは思うが、オレはあまり興味が無い。
ただ、長時間集中したい時や口寂しい時……それこそ、残業中なんかにはうってつけなのではと思い、これを選んだ。
それはさておき、いつもならアイツへの返信は一言で済ませるか、返さない時すらあるが……今日は少し、やり取りをしてみる事にした。
『そりゃ良かったな。それよりお前、まだ残業してんのか?』
『いや、少し前に帰ったよ。色々済ませてあとは寝るだけ。チョコは仕事中に少しだけ食べようと思ってたんだけど、美味しすぎて全部食べちゃってさ……。でもそのお陰で凄い集中出来たよ!改めてありがとう!』
『あっそ。分かったからさっさと寝ろ』
『シャカールもあまり夜更かししないようにな?それじゃあおやすみ!』 - 18◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:31:42
……何というか、文字だけなのに暑苦しさが伝わってくるようだった……。
それにしても……と、溜め息を吐く。
──アイツ、きっと今頃『チョコ美味しかったなぁ』ぐらいにしか思ってねェンだろうな。バレンタインのキャラメルの意味なンざ、どうせ知らねェだろうし……
バレンタインに渡す、キャラメルの意味。
一瞬で溶けてしまうようなチョコレートとは反対に、キャラメルはゆっくりと、口の中で溶けていく。まるで誰かと、時間をかけて打ち解けていくように。
──ま、知らねェし気付かねェだろうな。仕方ねェ奴……
ふぅと一息吐き、背もたれに体重を預けた。 - 19◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:32:12
ふと思い立ち、机の上に置いていたトレーナーから貰った小さな紙袋の中から、箱を取り出す。なるべく音を抑えながらラッピングを外して箱を開け、中身を見たオレは、目を見開いた。
「……ッ!」
トレーナーがオレに渡してきた物、それは……貝のような特徴的な形に、綺麗な茶色い焼き色がついた焼き菓子……マドレーヌだった。
バレンタインに渡す、マドレーヌの意味。それは──
「アイツ……!本当に意味知らねェンだろうな……!」
ギリギリと奥歯を噛み締めながら呟き、机に肘を突いて、手で顔を覆う。
手のひらにあたる吐息も、指先が触れた頬も……火傷しそうなほどに、熱かった。
翌日の朝、能天気に「おはよう!」と声を掛けてくるトレーナーを、寝不足ゆえのイライラを込めて睨み付けたのは言うまでもない。 - 20◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 14:33:49
おしまいです
大遅刻、でもまだ一週間経ってないのでセーフなはず…… - 21二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 15:30:03
シャカトレにロジカルじゃなくされちゃったしゃーたんかわいいねーもうダメダメじゃん
- 22二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 16:29:39
ああ可愛いねロジカルじゃなくなったシャカールはああ可愛いね
- 23二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 20:26:06
バレンタインのお菓子の意味知ってるなんてシャカールも案外乙女だねぇ…
- 24二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 20:45:48
マドレーヌ渡されて耳のてっぺんから手のひらまで真っ赤になってるのが安易に想像出来るし、悩みに悩み抜いた挙句キャラメルを渡すってのがシャカトレとシャーたんの関係性をより強く表しててよかった…。
相互理解の果てにシャカトレが唯一無二の存在になったんだと自覚してるシャーたんはあまりにもクるモノがあるぜ… - 25◆q.2J2dQVmm2K25/02/19(水) 22:16:27