- 1二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 18:34:40
「うん、長い間騙しててすまない、幻術でそう見せていたんだ」
「寮で同じ部屋だったのに……」
「そういう幻だからね」
「お前の下着、一緒に洗濯した事あったのに…」
「そういう幻だからね」
「一緒に連れションした事あったのに…」
「そういう幻だからね。実際はしてないよ」
「ダンジョンで大怪我した時、服を脱がせた事あったのに……」
「そういう幻だからね」
「一緒に風呂入ったことあったのに……」
「そういう幻だからね」
「一緒にベッドで眠ったことあったのに…」
「そういう幻だからね」
「………その幻って強すぎない？」
「だから禁忌指定されていたんだよ」 - 2二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 18:38:38
鏡花水月レベルやな
- 3二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:14:35
- 4二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:16:10
その女、眼鏡かけてそう
- 5二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:21:36
本当に言葉通り長い間なのかよ
- 6二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:24:52
かってに主人公の子供孕んでそう
- 7二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:25:17
- 8二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:26:10
大怪我したとき本体何してたんだよ
- 9二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:34:41
普通に性別変化の魔法とかある方が納得だわ
- 10二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:49:11
女の狂人過ぎじゃね？
いくら相手が幻覚見てたとしても一緒にお風呂とか入ったり、って思ったけどこれ書き方的に俺女の方全く別の行動とってたのか？ - 11二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:50:15
そこまで高度な幻を見抜いたか解いたかどちらにしろ主人公は何者なんだろ
- 12二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:50:31
これだとどこまでが幻かわからんくなるな
- 13二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:50:38
こいつ肉体は女かもしれんが精神は無性なんじゃねぇか？
- 14二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:50:47
愛染様のふりしてたハゲみたいな見た目してそう
- 15二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:52:25
連れションだけ実際にはしてないって言ってるってことは他のことは幻覚で男に見えてる状態とはいえやったってこと？
- 16二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:53:23
もしや主人公は幻の世界に閉じ込められる系の攻撃を受けているのでは
- 17二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:55:11
恐ろしいのは主人公にとどまらず影響を受けているであろうという点よ
こいつ世界に幻術を……⁉ - 18二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:58:17
ホモの貴族に世継ぎを作らせる為とかならギリセーフ？
- 19二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 19:58:45
禁術指定された幻術ですることが性別を偽ること…
- 20>>1の続き25/02/19(水) 20:42:03
「そんな……お前との日々は全て…幻だったのか…」
「違うけど」
「──え？」
「この術だけど幻を…こう、被せるといった方が良いのかな…。つまり過去に君が会話していたのも、風呂に入ったのも、共に寝たのも私自身だよ。連れションしてた姿はそういう幻を私自身に被せていただけだしね」
「つまりお前は別の場所で、幻に踊らせている姿を見ていたわけじゃ──」
「ないね」
「──そうか、それなら良かっ」
「だって別の場所に幻を見せるのは昨夜、解読したばかりだからね」
「────え？」
「今、目の前で話しているのは幻で本体である私は真後ろにいるよ。──あ、この姿は本当の姿だよ、まだ別の場所に別の幻を見せる術は解読できていないからね」
「……そうか。……そういえば思ったんだけど」
「？」
「禁忌指定された幻術使ってやる事が性別を偽ることって…」
「魔学に入学する前に見つけたからね。入学時の準備やらで解読する時間があまりなかった結果、『自身の性別を逆であるように認識させる幻術』というよく分からない条件で発動する術しか解読、会得できなかった。すまない」
「…変な所で謝るのは幻に見せられていた頃と変わらないのな。……被せてあっただけだから当然といえば当然だけど。……しかしという事は何だ、3年もの間、お前は術使っていたわけか…魔力消費量どうなっているんだよ」
「それについては元々この術作った魔導師もそこら辺は考えていたのか、世界自体に、指定した範囲に反して魔力消費量が少なくなるという幻をどの術にも自動的に発動するように──」
「成程、それは禁術指定されるな」
- 21二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 21:58:29
最後に主人公はカプセルの中に入った脳だと判明するシーンが映るんだな
- 22二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 22:08:44
- 23二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 22:23:05
そりゃあねえ？
- 24二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 22:39:05
落語を一本聞いたような読後感
- 25二次元好きの匿名さん25/02/19(水) 22:41:54
- 26二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 01:30:31
そういう幻だからね
- 27二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 01:36:25
世界に幻術かけて魔法の範囲が世界規模だと消費魔力が0になるとか言う感じ？
- 28二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 03:05:36
また幻術なのか…！？
- 29二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 04:06:12
性別を誤魔化していた事自体には何の意味も無かったのか
- 30二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 04:17:46
ただの発動条件でしかないからな
- 31二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 09:36:06
お前が実は女だったという今のお前が幻でないことをどうやって証明する？
すべての人間がお前を男と認識していたのならそれは事実に相違ない
お前は女だったんじゃなく今女になったんだ - 32二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 19:05:11
「そういや思ったんだけどさ、全部お前の幻って事はない？」
「それはつまり…今こうして君の膝枕で寝ている状況も、私の存在も、君の半生も全てが幻で本当の君は人間でもなくて、そういう幻を見ているだけでしかないという事で理解していいのかな」
「まあ、そんな所」
「そこまで大掛かりなのは作ろうと思った事はないね。この術を使用していて分かった事だけど幻は術者が全て作り出すものだ」
「へえ、そりゃ凄いな」
「幻は幻である事が対象に勘づかれてしまえば無効化されるというのは、入学中に学園全体の人間を対象にして学園内にのみ雨の幻を行った事で分かっている」
「ああ、あの時の。確かに通り雨にしちゃ早すぎたな。……というか、 よく分からんバリエーションがあるな、その幻術は」
「そうかな。…………」
「どうした？」
「ここまで言ったとしても私の言っている事が本当であると他人に認めさせるのは難しいのではないかと思ってね」
「本当に幻が幻ではないと証明できる手段を持つ人間が自分も含めて、お前以外にはいないからな。実際、都合のいい幻を見せられていると思われるんじゃないかと今でも思ってはいるよ」
「そうか」
「ま、自分が人間じゃないとしても、都合のいい幻をお前じゃないお前に見せられているとしてもだ…都合のいいように解釈して貰うとするさ」
「解釈…如何なるものかな」
「自分はお前の友人で、お前は自分の友人である事は紛れもない真実であるという解釈」
「それはやや……都合のよすぎる解釈では」
「あーやっぱり？ まあ、解釈なんてそんなモンさ、多分。──って事で、この話はこれでおしまいな。また別の日にでもしてくれや」
「そうか」
「ああ、それとお前」
「？」
「今、打ち明けたのに選んだ人間を彼にしたのは運が良かったとか──そんな事、思っているだろ」
「驚いた、君、読心術を習得していたのか」
「……お前にデレを期待した自分が阿呆だったな、これは」
- 33二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 19:54:31
要は透明化して全裸になる露出狂とかそういう類の方向性になるな
- 34二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 20:17:43
家庭の事情で偽るとかはよく見るけど、こいつはなんで偽装したんだ？
できるからやってみただけ？ 家庭の事情でやらせてたら、家庭の事情で禁術使わせるやべえ家だもんな - 35二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 23:56:35
「寝る前の独り言だと思ってくれると嬉しいんだが」
「そうか」
「『自身の性別を逆であるように認識させる幻術』を解読できたお前はそれを使わないという選択肢は無かったのか？」
「…これも寝る迄の呟きだと思って欲しいが────そんな事は思いもしなかったよ、できるからやってみただけだよ」
「もし途中で禁術の事バレたらどうするつもりだったんだよ。退学処分…いや秘匿刑も確実だったと思うぞ、本当に」
「そうか」
「そうか……ねぇ。親御さんに禁術指定について詳しく教わらなかったのか？」
「私に親はいないよ？」
「……となると養児院か」
「ヨウゴイン？ …あぁ、養児院の事か。私は山で生きていたら魔学関係者に拾われただけだよ。だから義理の親はいるという事になるのかな」
「お前の口から山なんて言葉が出るとはな。町に出ようとは思わなかったのか」
「特に出る必要性を感じなかったからね。山が燃えでもしたら町に来ていたかもしれないけれど」
「そういうもんかねぇ。そういや義理の親からは教えて貰わなかったのか？」
「教えて貰ったよ。ただその教えに反して私はしただけの事だよ」
「……お前を義理の娘に貰った人はさぞ苦労してそうだな……」
「ふむ……そうだったのだろうか」
「…だった──って事は、お前、その義理の親は」
「入学式前日の夜に亡くなったよ」
「それは…悪い事聞いたな」
「別に構わないよ。…ふむ、しかし流石に眠くなってきたね」
「ああ、確かにな。…それじゃ」
「「おやすみ」」
- 36二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 07:50:28
（幻云々置いといて、普通にこの2人仲良いな）