- 1なぎさの周りを曇らせ隊25/02/20(木) 16:32:52
誰か供給してくれませんか、ナギサ様の周囲が曇っている様子を。失敗しててもいいし成功してもいい!私の想定としては、セーフティーハウスに入りそのまま部屋へ入る許可を誰にも出さず、入った何日目かに、「私がミカさんを友人だと思っていたのも、私がヒフミさんを友人だと思っていたのも、全て独りよがりの妄想だったんですね…」って言いながらら首を吊るんだけどキヴォトス人だから長時間首を吊った状態で苦しみ続けるんだけど、バレないように必死に声を押し殺すんだよね
1スレ目
【閲覧注意】ここだけナギサ様があはは…のあとにショックで自◯未遂をした世界線|あにまん掲示板誰か供給してくれませんか、ナギサ様の周囲が曇っている様子を。失敗しててもいいし成功してもいい!私の想定としては、セーフティーハウスに入りそのまま部屋へ入る許可を誰にも出さず、入った何日目かに、「私がミ…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 16:36:28
かんしゃぁ~
- 3二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 16:39:02
たておつ
- 4二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 16:48:54
前スレ168の続き
自分が言った言葉が頭の中で鳴り響く。
「ちがう……そんなつもりじゃ……。」
言い訳のような言葉が自分の口を思わずついて出る。ちょっとからかおうとしただけ、ちょっと懲らしめようとしただけ、だってだってあんなに優しい補習授業部のメンバーを退学だなんてひどいことをしようとしたから……。
ハナコは答えに行き着いた。自分も原因の一部だと悟ってしまった。そしてハナコの思考は止まらない。そう、過去の記憶を遡り関連性があるものから繋げて正しい結論へと導いてしまうのだ。 - 5二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 16:53:44
――――――
ハナコは思い出していた。
セイアとの茶会、その雑談の中で行われたかつての日の会話を。
『ときにハナコ、君は未必の故意というものを知っているかい?』
『プロバビリティの犯罪のことですよね。』
『そう、蓋然性の犯罪のことだ。例えば、嫌いな相手が通る可能性の高い階段に油を塗って滑りやすくした場合、それで上手く行けば相手は頭を滑って打つ。打ちどころが悪ければ死んでしまうかもしれないね。このような場合、自ら手を下さずとも犯罪を成功させることが可能なわけだ。』
『そうは言っても、蓋然性の犯罪は未必の故意や高い蓋然性の認知、悪意が十分に認められる場合には罪になる可能性が高いですよね。』
『ふむ、そのとおりだ。実際に起こり得ることをすることで相手に害をなそうとするのはそのように判断される。特にこのトリニティでは上手く立ち回りつつ害をなそうとする輩も多い。大抵はうまくいかないが。私が本当に話したかったのはここからだ。未必の故意は犯罪なわけだが、未必の不故意といった場合にはどうなるのだろうか。』
- 6二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 16:54:04
『未必の不故意……ですか?それは一体……。』
『悪意はあったが求める結果と違ったとき、果たしてそれは罪になりうるのか。例を挙げると、紅茶の中にいたずらとして悪意を持って塩を加えたとする。勿論、悪意と言っても紅茶の味を崩す程度のそこまで大きな悪意ではない。しかし結果として、相手が死んでしまったとき、例えば塩分を摂ると急激に体調を崩す病にかかっていて、医者に塩分量を管理されていたとしたら。その場合、ちょっとした塩の粒は猛毒に変貌する。勿論これは裁判上では過失になるだろう。病気のことを知らなければこのような結果がもたらされると予想できるはずがないのだから。しかし、罪に対する罰というのは裁きによって与えられるものだけではない。人格破綻者でなければ、罪悪感というものも感じるだろう。罪悪感というのは、裁きによって贖われる。悪意の種を蒔いた結果、思わぬ事態を引き起こした自分自身を許せるか。そうだね、古則のように言うならば……【裁かれざる罪を赦す為には何が必要か】というのはどうだろうか。』
『なるほど、難しく言ってますけど要約すると思ったより悪い結果を引き起こして罪悪感がある時に悪く言われないとかえって罪悪感が起こる。ということですよね。』
『まぁ、端的に言えばそうだね。その言い方は少し無粋だが。』
――――――
【裁かれざる罪を赦す為には何が必要か】
まさに自分のことではないか。最悪の歯車を嵌めて動かしてしまった。しかも、その罪はきっと裁かれない。裁かれないようにできてしまう。許されないのだ。罰によって罪が濯がれるのなら、罰を受けることのない罪人は決して許されない。
罪悪感と恐ろしいほどの自己嫌悪、自己弁護が混ざり合う。もう、何も見たくない。
ハナコは怯えていた。自分自身のその罪悪に身を焼かれることではない。咎人となった自分が清らかな人々との繋がりを失うことをだ。しかもそれは全て身から出た錆なのである。
(私が、全部悪いじゃないですか。)
酷く憔悴した顔は、親から一人はぐれた子供のようにおびえていた。
- 7二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 17:02:04
ハナコ、自主退学コースにまた片足突っ込んでそう。
- 8二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 17:03:04
あぁ…次々と曇っていく
- 9二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 17:23:17
10までとりあえず梅
- 10二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 17:30:05
- 11二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 17:34:54
- 12二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 17:56:08
- 13二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 18:02:54
前スレ165より
廃人状態で日々を過ごすようになるのがバッドエンド
過去を全て捨てて誰も知らないところで、全く新しい生活を始めるのがノーマルエンド
復縁するのがトゥルーエンドかな - 14二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 18:06:14
- 15二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 18:10:16
現在のトリニティ三年生の曇りの確率は50%です
次第に二年生も曇る予報となっております - 16二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 18:21:51
- 17二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 19:24:29
アズサはあの場所にいたから「あはは~」のやつは聞いてるんだし多分ヒフミもそう伝言を残したって思ってそう
今回の一件ではハナコに「ヒフミから伝言を渡されたから言っただけだろう?」とか言いそうな気配がある - 18二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 19:32:48
ハナコに致命傷を入れるアズライール……
- 19二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 19:33:51
まぁアズサというかアリウス組ってキヴォトスで禁忌の「死」に一番近かった連中だからなぁ
- 20二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 19:41:53
胃の中がぐるぐると回る感覚がする。駆け込んだトイレの個室で嘔吐をする。
胃酸が喉を焼く。込み上げる感覚が止まらない。一通り吐き切って、胃の中も空っぽになってやっと収まった悪心。それでも自分という生き物に対する嫌悪感は拭えなかった。感情的だが理性を保ってしまう、少なくとも今はどうしても感情に自分自身で冷水をかけてしまう。その日は早退してベッドに潜り込んだ。一晩中目が覚めていた。
――――――
翌日、ハナコはシスターフッドの聖堂に来ていた。普段の彼女ならば、マリーやサクラコなどの友人を冷やかしつつ、交流を持つという彼女なりの不器用なコミュニケーションのために訪れていただろうが、その日は違った。
追い詰められた彼女が取った行動は自らの救済を求める行為、あるいは助けを求めたのかもしれない。懺悔室に向かう彼女を受け入れたのは偶然その場に居合わせた彼女であった。
「サクラコ様、どうか私の懺悔を聞いては頂けないでしょうか。」
- 21二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 19:49:31
例の顔になるサクラコ様が見える…
ハナコは最適解選べたかなこれ? - 22二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 22:43:03
- 23二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 22:44:39
サクラコとミネ団長は若干ナギサ寄りになってるけど、ハナコの懺悔次第で傾けるかもしれないね。
- 24二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 22:52:47
立場上仕方ないとはいえお労しやサクラコ様……
- 25二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 23:13:09
下手すっとまじでハナコ終わりかねんかったからな。
最善手であることを祈る - 26二次元好きの匿名さん25/02/20(木) 23:20:34
救われたいと思えるからこそ救われそうなハナコ
救いを望まない故に他者からの救いの手が届かないミカとナギサ
団長やサクラコ様の無力感かなりのものがあるよなあ…… - 27二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 00:46:18
- 28二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 00:55:48
多分半々
- 29二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 01:15:02
- 30二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 02:22:28
ううむ気になる。
- 31二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 06:30:58
「おや、ハナコさんが懺悔とは珍しいですね。私でよろしければ聞きましょう。」
サクラコはそう言って快諾し、告解室へとハナコと共に行く。
国会室の中に入り、小窓が開くのを見た。
「父と子と聖霊の御名によって。アーメン。」
「父と子と聖霊の御名によって。アーメン。」
二人がそう唱え、懺悔が始まる。
「回心を呼びかけておられる神の声に心を開いてください。」
「はい。」
「神の慈しみに信頼して、あなたの罪を告白してください。」
そう言うと、ハナコは少し声を震わせながら告解し始めた。
「私は、とても重い罪を犯してしまったと自覚したのです。というのも、自分が発言した言葉で、人を、自殺に追いやった可能性があるのです。幸いなこと、というべきかは分かりませんが、その人は自殺に失敗したようでまだ生きています。しかし、自ら死を望むようにまで心を殺したというのはもはや私が殺したも同然なのです。私はその言葉を悪意を持って放ちました。少し傷つけばいいと思って、それすらも罪ではあるのですが――放った言葉が、彼女を殺す原因となったのです。しかもどうやら私は、彼女が私の罪を暴かなければ全く無罪放免となってしまうのです。私は、今でさえどうすれば良いのか分からず、ここで懺悔することで赦されたような気になって解放されようとしています。これが私の罪です。裁きを受けることすら出来ないままでいる私の罪です。……今日までの主な罪を告白しました。ゆるしをお願いします。」
処刑台に立ったような心でその罪を確かに伝える。彼女自身が一番彼女を許せないのだ。その怒り、悲しみ、絶望が彼女を罪の告解へと導いた。
そしてそれは告解室の小窓を通してサクラコに届く。
- 32二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 08:34:02
救えぬものを見せつけられた後にこれをお出しされるとかこのキヴォトスの神様はサクラコ様に地獄を見せる愛情に溢れてない?
- 33二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 09:44:14
サクラコ様に対する試練やぞ
- 34二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 13:23:50
ハナコへの美しい曇らせすぎる
いいぞもっとやれと言う気持ちと
もうやめてあげてと言う気持ちがある
心が2つある〜 - 35二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 16:46:47
――――――
サクラコは動揺していた。彼女とて世間知らずではあれど頭が悪いわけではない。シスターフッドという一つの派閥をまとめているだけあって、ある程度察する能力が高い。そのため……
(どう考えても、これってナギサ様のことですよね!?ハナコさんがナギサ様を追い詰めた!?ナギサ様の遺書にも全くあなたの名前出てませんでしたけど!?)
サクラコは大いに取り乱した。しかし彼女はプロであった。決してそれを表に出さなかった。
(ハナコさんが言っていることが本当であるとして、このまま私が形式通り罪を許すことはできます。しかし、それが本当に正解なのでしょうか。ハナコさんはこのまま告解を終えて満足するのでしょうか。)
ハナコという少女はサクラコの知る限り、とても優秀であり大抵のことは卒なくこなし、そのために人間に対して少し潔癖のきらいがある。彼女のトリニティの醜い派閥争いに対する悪感情の一部はそのために起こっていると。その潔癖は他者だけでなく時折彼女自身にも向く。彼女は自分自身に対しても縛りを課している。自分という人間にも評価をする。
(ハナコさんを真の意味で救うためには……罪を裁くのではいけない。それはきっとその場しのぎにしかならない。そもそもそれは目を反らしているだけで何も解決していない。ここで彼女に私が言うべきことは何ですか。応えてみせなさいサクラコ!)
- 36二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 16:47:18
「『ハナコさん』、貴方に提案があります。私もその事については『ある程度』知っています。だから、こういうのはどうでしょう。深い絶望の海へと落ちたナギサ様をすくい上げる手伝いをする。そうすることで貴方自身の罪が真に精算され、貴方自身も救われるというのは。どうか私達と一緒に協力していただけないでしょうか。ナギサ様を助ける手伝いを。優しい貴方と彼女のために。」
サクラコはシスターとしての禁じ手、懺悔の場で神の代理人としてではなく。『サクラコ』という一人の人間としてハナコに協力を持ちかけた。
「……。」
数秒、沈黙が場を支配する。
深呼吸の音が小窓を通して聞こえたあと、ハナコが応える。
「分かりました。この罪ある身が役に立つのなら、少しでも自分の失敗を取り返せるのなら。手伝わせてください。」
「本当ですか!それではこのあと、また告解室の外で詳しいお話を致しましょう。……さて、先ほどは私が告解を中断してしまい申し訳ありませんでした。続きをしましょう。貴方はこれから自分の過去に向き合っていくことが大切です。苦難や試練が待っているでしょう。しかしどんな時も主の御心、そして貴方自身を信じてください。きっと誰もが善き人になることが出来ますから。それでは神のゆるしを求め、心から悔い改めの祈りを唱えてください。」
慈悲深く憐れみ深いシスターの言葉によって底なしの絶望にはまった彼女の心が拠り所を得る。
「神よ、慈しみ深く、私を顧み、豊かな憐れみによって、私の咎をゆるしてください。悪に染まった私を洗い、罪深い私を清めてください。」
彼女は少し声を震わせながら、涙声でゆるしを乞うた。
「全能の神、憐れみ深い父は、御子の死と復活によって世をご自分に立ち返らせ罪のゆるしのために聖霊を注がれました神が教会の奉仕の務めを通して、貴方にゆるしと平和を与えてくださいますように。私は父と子と聖霊の御名によって、貴方の罪をゆるします。」
「アーメン。」
「神に立ち返り、罪をゆるされた人は幸せです。ご安心ください。」
かくして彼女たちの懺悔は終わったのであった。
- 37二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 18:12:00
さらっと協力者増やしてる…やはりサクラコ様はシスフの長…
- 38二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 18:57:48
寄り添い、差し伸べ、共に歩む
サクラコ様から聖職者の本質を優しく、でもと手も強く感じられてこう凄く良い物を見た気分
ハナコもこれは泣くわ、この時点では色々と噂があり世評では怪しく信用できないって宗教組織の長が、一筋の救いを求めて暗闇の中でも手を出せば取ってくれる、贖罪の機会も頂ける、隣で共に歩んでくれるとか感情ぐちゃぐちゃになるわこんなの - 39二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 00:18:57
やはりサクラコ様はトリニティの良心やで……(なおその反面言動が怪しいうえに全体的に雰囲気が恐ろしい模様)