- 1二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 22:36:03
- 2二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 22:36:59
Pドルのいちゃつきが見たいので
親愛🎲なしでいきます。両片思い(共に無自覚)くらいの距離感で - 3二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 22:42:31
学P「清夏さん、握手会の練習をしましょう」
清夏「握手会?どーして急に?」
学P「握手会はアイドルとしてやっていく以上避けられないイベントですが、アレで結構キツイんです。なので事前に練習をしておこうかと」
清夏「なるほどね〜。相手はPっちってこと?」
学P「そうなりますね」
清夏「ふーん……」
dice1d3=1 (1)
1喜び 2緊張 3上機嫌
- 4二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 22:47:32
清夏(Pっちと握手……、普段Pっちの方からボディタッチされることないし嬉しいかも……)
清夏「とりあえず早くやろ!あたし机のこっち側座るから、Pっちは向こう側から歩いてきて」
学P「はい。俺は清夏さんのファンの体で話しかけますのでいい感じに対応してください」
清夏「おっけ〜」
学P「清夏さん、デビューした頃からずっとファンです。キレのあるダンスも、歌声もすごく素敵で……」
清夏はdice1d2=2 (2)
1完璧な対応 2恥ずかしくなってしどろもどろ
- 5二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 22:53:32
清夏(ちょ、そんな見つめられながらそんなこと言われたら……!!)
学P「……清夏さん?」
清夏「うぇ!?あ、あはは、ありがとう!その、すっごい嬉しい、です。え、えっと……握手、しよっか!?」
学P「は、はい」
学P(すごく緊張している……)
学P「では、握りますね」
学Pはdice1d2=1 (1)
1表情に注目する 2手に注目する
- 6二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 23:03:27
俺は清夏さんの右手で手に触れる。ほっそりとした指、薄い掌を俺の手で包み込んでいく。ふと、彼女の顔を見ると耳の先は紅く染まり、彼女が緊張しているのがよく分かる。俺は左手も差し出し、両手で彼女の手を包んだ。清夏さんの長い睫毛がピク、と震える。彼女の滑らかな肌の下で、とくん、と鼓動が掌に伝わる。きっと俺の拍動も彼女に伝わっているのだろう。気づくと、彼女も俺の方を見ていた。頬は紅潮して、目も心做しか潤んでいるようにみえる。
「──ね、Pっち……」
艶やかな唇から言葉を紡がれる。
「清夏、さん──」
「dice1d」
1 ちょ、ちょっと長くない?
2 Pっちの手、おっきいね
3 Pっち、手の手入れさぼってるっしょ
- 7二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 23:03:59
>>6ミス
dice1d3=1 (1)
- 8二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 23:15:36
清夏「ちょ、ちょっと長くない!?」
学P「……あっ、すみません。握手については申し分ありませんでした。爪や肌の管理も良くされているようですし、後は慣れですね」
清夏「まあね〜。爪は毎日ちゃんとやってるし、お肌のメンテナンスも当然、みたいな」
学P「はい。すごく滑らかでした」
清夏「その言い方なんかアレだね……。てかPっちこそどーなのよ」
学P「どう、とは?」
清夏「さっき握手したとき結構カサついてたじゃん?Pっち結構サボりがち?」
学P「そうですね、あまり手の手入れについて考えたことはありませんでした」
清夏「ダメだよ〜?手の乾燥は放っておくと炎症になったり傷になったりするんだから。ほら、手ぇ出して〜」
学P「なんでですか」
清夏「あたしのハンドクリーム貸したげるからさ。ほら、早く〜」
「dice1d2=2 (2) 」
1分かりました 2自分でやります
- 9二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 23:18:07
学P「それくらい自分でやります」
清夏「え〜そう言わずにさぁ。ほらもう出しちゃったし」
学P「目の前で自分の手の平にハンドクリーム山盛りにしながら言うことですか」
清夏「まーいーじゃん?」
学P「出してしまったなら仕方ありませんね」 - 10二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 23:26:00
俺はため息を吐いて手のひらを差し出した。上機嫌な清夏さんは、ハンドクリームの繰り広げられた両手を俺の手に押し付ける。ぬるりとした感触とともに彼女の柔らかい手が俺の手の上を滑っていく。手のひら、手の甲、小指、薬指、中指……。自身の手の凹凸全てを彼女が撫ぞっていく。気づけば俺たちは手のひら同士を合わせて、指と指を絡めあう。このまま握ってしまえばまるで恋人か何かのように見えてしまう。スッ、と清夏さんの指が折りたたまれる。彼女の細く、長い指が甲に触れた。
dice1d3=1 (1)
1 Pっち、耳真っ赤だよ〜
2 まるで、恋人みたい
3 清夏さん、自分からやっておいて何照れてるんですか
- 11二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 23:34:42
清夏「ふふっ、Pっちの耳真っ赤〜」
学P「な……!」
清夏「Pっち照れてる〜?案外カワイイとこあるね〜」
学P「俺は、別に」
清夏「本当に?」
学P「照れてないとは、言いませんが……」
清夏「やっぱり〜!……恋人みたいで照れちゃった?」
学P「そうですね。異性と手を重ねるような経験はありませんでしたから。……もういいでしょう、手を離してもいいですか?」
清夏「ええ〜、もう?」
学P「そんな顔をしてもダメです。もうクリームは十分いただきましたので」
清夏「しょーがないなぁ。──Pっち」
学P「どうかされましたか」
清夏「dice1d3=2 (2) 」
1 やっぱなんでもない!
2 またクリーム欲しくなったら言ってね〜
3 また握手会しよっか!
- 12二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 23:36:39
いいぞもっとやれ
- 13二次元好きの匿名さん25/02/21(金) 23:50:46
山の雪解け水のように純粋なP清が週末の疲れた心にスーッと効く……
- 14二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 00:11:52
しゅみたんシナリオ特有のプロデューサーに攻勢をかけていくシーン良いよね(語彙力)
- 15二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 00:15:54
数日後
清夏「そーいやPっちあれからちゃんと保湿やってる?」
学P「dice1d3=1 (1) 」
1やってます 2やってないです 3忘れてました(嘘)
- 16二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 00:28:23
清夏「へぇ〜、ちゃんとやってんだ」
学P「ええ、清夏さんに塗ってもらったあとの肌の調子が凄く良かったので、同じメーカーのものを買いました」
清夏「え、お揃いってこと?ふ、ふーん、いいじゃん」
学P「おかげさまで凄く肌が綺麗になりました。触ってみますか?」
清夏「いいの?じゃあ触っちゃお──」
清夏「dice1d2=1 (1) 」
1 すっごいすべすべ! 2 Pっち爪長くね?
- 17二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 02:29:24
あなたが神か
- 18二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 07:19:46
最初ダイスで選んでたはずなのに、それを忘れさせるほど清夏のエミュが良い
今んところ違和感ない - 19二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 07:22:25
いいぞ
清涼感のある砂糖をもっと摂らせてくれ - 20二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 09:57:47
朝からいいもの読めた
- 21二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 10:17:36
清夏「うわ、Pっちの手すっごくすべすべになってる!よく見たら肌質良〜!あんま気使って無かったクセに……!」ニギニギ
学P「……清夏さん」
清夏「もちもちしてるけどゴツゴツもしてる、リーリヤとは全然違う……。芯が太い感じ?」
学P「清夏さん」
清夏「Pっち、さっきからあたしの名前呼んでどーしたの?」
学P「少々、顔が……近くありませんか。その……手に、吐息が当たってくすぐったいのですが」
清夏「え……、あっ、ゴメン!──その、嫌だった?」
学P「嫌とかでは全然ありませんが──少し、気恥ずかしいような……いえ、なんでもありません」
清夏はdice1d2=1 (1)
1いたずらっぽく笑みを浮かべる
2真っ赤になって照れる
- 22二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 19:07:36
清夏「へぇ〜……」ニヤニヤ
学P「な、なんですか。笑いながらにじり寄って来るのはやめてください」
清夏「いーじゃんいーじゃん、Pっちの珍しい弱点なんだからさ〜」
学P(ち、近……っ)
清夏「ところでPっち、ネイルって興味無い?」
学P「ネイル……ですか?」
清夏「そうそう!Pっちよくパソコンで作業とかしてるし、手元綺麗だったらテンションアガるかな〜って。どう?」
学P「そうですね……。dice1d2=1 (1) 」
1 実は少し気になります
2 考えたこともありませんでした
- 23二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 19:19:41
学P「実は清夏さんがやってるのを見ていて、少し興味が出ていたんです。色々調べてみたんですが、よく分からなくて……」
清夏「じゃあタイミングバッチリじゃん!Pっち、どんな色がい〜い?」
学P「色々な人と関わりますから、あまり派手でないものが好ましいのですが」
清夏「あ〜確かにね〜。だったらポリッシュはどう?無色だし、すぐに落とせるし、ネイル初めてだったらオススメだよ」
学P「そういうのもあるんですね、ありがとうございます。では後で買いに──」
清夏「dice1d3=2 (2) 」
1 一緒に買いに行こ!
2 実はここに
3 塗り方教えたげる
- 24二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 20:31:39
pすみが効く
- 25二次元好きの匿名さん25/02/22(土) 22:06:22
清夏「──実はここにもう用意されてます!」
学P「……元々その予定だったのですか?」
清夏「バレちゃった?まあ、そういうことかな〜。ほら、塗ったげるから手出して」
学P「い、いや、流石に自分で──」
清夏「Pっち塗ったことないっしょ〜、結構ムズかしいんだよ?はみ出たらもったいないし、ほら早く〜」
学P「仕方ないですね、これでいいですか」
清夏「Pっちのそーゆー素直なとこ結構好きだよ?それじゃ、塗るから動かないでね〜」 - 26二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 00:24:00
そう言うと彼女はポリッシュの入った小瓶の栓を開けた。特有のにおいがツンと鼻を突く。
「はい、手乗せて──指伸ばして」
言われた通りに彼女の手のひらに手を乗せ、指を委ねた。瓶の蓋に付いたブラシが中指の爪をなぞる。
「Pっちの爪、広いね」「ふんふ〜ん」
鼻歌まで歌って上機嫌な彼女は、慣れた手つきで液体を塗り広げていく。
静かな部屋で、ただブラシの音と、彼女の息と、俺の鼓動の音だけが鼓膜を揺らしている。
「──ところで、清夏さん」
「ん、どーしたの?」
丁寧にネイルを塗る彼女の頭頂部に問いかける。
「最近の清夏さんは、その──やけにアクティブなような気がするのですが、なにかありましたか?」
その問いに彼女は少し動きを止める。そして、なにか考え込むようにゆっくりとブラシを動かす。
「……あたしさ」
と、彼女は口火を切る。
「すごくPっちに感謝してるんだ」
思いもよらなかった答えに思わず戸惑ってしまう。
「どうしました?突然……」
「や、なんかちゃんと伝えときたいな〜って」
彼女は顔を伏せたままそう続ける。いつの間にかブラシは右手から左手に移っている。
「アイドルとしてやってくことを諦めきってたあたしをここまで引っ張ってくれて、もっと高みを目指せるって言ってくれて」
「それが俺の仕事ですから。それに、清夏さんがもっと輝くところを見たい……それも、俺の願いです」
「……嘘だらけのあたしをそれでも良いって、貫き通せばそれが真実って言ってくれた。そんなPっちだから、Pっちにはあたしのホントを見せたかったの」
「それは──」
どういう意味か、と聞こうとした途端、彼女はパッと表を上げた。
「ネイル終わりっ!固まるまでしばらく放置ね〜」
「えっ」
「じゃ、あたし行くから!また後で」
呼び止める間もなく、彼女はプロデューサー室から出ていってしまった。 - 27二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 07:26:02
素晴らしい
- 28二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 12:55:34
主ダイスでキャラ選んだのに清夏エミュ上手いな
- 29二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 13:52:47
今更ですが>>2 の「両片思い(共に無自覚)」を「両片思い(共に相手の好意に気づいてない)」ってことにしといてください……
(それと皆さんエミュ褒めていただいてありがとうございます。ダイススレは始めてで色々試行錯誤中ですが、楽しんで頂ければ幸いです)
- 30二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 14:07:00
学P(声をかける間もなく行ってしまった。しかし、清夏さんのあの言葉……。)
学P「『──Pっちにはあたしのホントを見せたかったの』か……」
学P(清夏さんは俺の気持ちに気づいているのだろうか……。いや、例え気づいていなくても彼女が素の自分を見せてくれるようになったんだ。俺が気持ちを隠し続けるのことは彼女にとって不誠実だろう。いや、しかし……)
─────
清夏(い、言っちゃった……っ!Pっち、やっぱり気づいちゃったかな……?)
清夏「……迷惑、だったかな」
清夏(──Pっちにどう思われても、あたしはPっちに本当のあたしを見せたい。でも、いざその時になったら……やっぱり怖くて。Pっちに拒絶されたらって思ったら、あたしは……) - 31二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 14:11:02
学Pは/清夏は 気持ちをdice2d100=69 1 (70)
1~50 伝えない 51~100 伝える
両方伝えるとき、数値が大きい方から伝える。
- 32二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 15:00:46
ダイスすげえな
- 33二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 18:35:32
清夏が1引くの解釈一致すぎる
攻めるんだ学P - 34二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 21:48:33
ダイス神も祝福してるよ
- 35二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 23:49:07
学Pいけ
- 36二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 00:54:51
あれからしばらくして、あたしはいつも通りプロデューサー室へと向かっていた。ひんやりとした廊下に足音だけが響く。
あの後色々考えたけど、やっぱりこの気持ちは最後まで隠すことにした。Pっちにアレだけ言っておいたクセに、結局あたしはもう一歩を踏み出せなかった。
(……変わるのは、怖いよ)
生まれてしまったこの想いは胸の奥深くに仕舞って、嘘で隠しておこうと思う。
(最後まで貫き通せばそれがホント……でしょ?)
だったら最後まで、最期まで貫き通して見せよう。だって、あたしとPっちは最高の「アイドルとプロデューサー」だから。
だから──
「大好きだよ、プロデューサー」
──これもアイドルの「嘘」だ。
零れた言葉は誰もいない廊下で消えてゆく。当然、誰に届くわけも無い。
あたしは自分の頬をぱちりと叩く。プロデューサーに会ったらいつも通りの挨拶をしなきゃいけないから。こんな顔を見せるわけにはいかない。
「……よしっ」
覚悟を決めて、プロデューサー室の扉に手をかけた。 - 37二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 01:00:04
カチ、カチ、カチ──
静かな部屋で秒針の音だけがいやに大きく聞こえる。ペットボトルを傾ける音すらやけに響いているように思える。あと数分もすれば清夏さんがここにやってくるはずだ。
(そうしたら、この想いを伝えよう)
俺の覚悟はとうに決まっていた。例え清夏さんにどう思われたとしても、俺は彼女にこれ以上隠し事をしたくなかった。
(分かってる。これは俺のエゴだ)
(──でも、だからなんだっていうんだ)
彼女があそこまで言ってくれたんだ。俺が清夏さんをプロデュースする以上、この想いを隠しておくことなんてできない。してはいけない、と思った。
カチ、カチ、カチ──
やけに針の進みが遅く感じる。ペットボトルの蓋を閉めるのももう何度目だか分かりやしない。
気を紛らわせようとつやつやと輝く爪を見つめていた時、足音が聞こえた。すぐに、扉が開く。
「おはよPっち〜、今日もがんばろーね!」
いつもと変わらない笑顔を浮かべた清夏さんだ。
「おはようございます、清夏さん」
対して俺の作る笑みは異様にぎこちないような気がする。なんとも、不甲斐ない話だ。 - 38二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 01:08:55
学P「……清夏さん、その──、少し、時間を貰ってもいいですか」
清夏「え、急にどーしたのPっち。真面目な話、的な?」
学P「ええ、そう……ですね」
清夏「なんか歯切れ悪いね?悩みとかあるなら聞くよ〜?」
学P「…………」
清夏「え、Pっちマジで大丈夫?すっごく不安そ〜なんだけど……」
学P「いえ、一体どこから話そうかと……」
清夏「?よくわかんないけど、ゆっくり話していーよ。あたしは大丈夫だから」
清夏「ありがとう、ございます。そうですね……、以前、俺に本当の自分を見せたいということを言ってくれましたよね」
清夏「あ〜そう、だね。うん、言ったよ。今も──そう思ってる」
学P「それで……俺も、ちゃんと自分の気持ちを清夏さんに伝えるべきだな、と思いまして」
清夏「それ、って……」
学Pはdice1d2=1 (1)
1 一直線に伝える 2 もう少し言葉を重ねる
- 39二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 01:25:24
俺は真っ直ぐと彼女の瞳を見つめる。少し、不安そうな彼女の瞳を。
「清夏さん、好きです」
「……っ!」
彼女の瞳が大きく見開かれる。驚きか、恐怖か……俺に知る由はない。それでも、言葉を続けていく。
「清夏さん、俺は──」
続けていくつもりだった。しかし、俺の言葉は彼女の言葉に遮られてしまう。
「……っ、待って!」
「っ!?」
予想だにしない言葉に、思わず身を強ばらせる。
「す、清夏さ──!?」
見れば彼女の目からはポロポロと涙が零れている。それに気がついた途端、一瞬で頭が真っ白になる。俺は、なにかとんでもない思い違いをしていたのではないか?
「す、みか、さん。俺、は……」
謝罪、責任、信頼──様々な言葉が頭の中を巡ってぐちゃぐちゃになりそうだ。
だが、そんな俺の様子を見た彼女というと、何故かぽかんとしている。
「清夏さん、その、涙……」
「あ、えっ?……あっ!ちが、違う違う!これはそーゆーんじゃなくって……!」
慌てた様子で手をパタパタと振る。そして涙を拭うと、彼女はこちらをジトっと見てため息を吐いた。 - 40二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 09:43:04
保守
- 41二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 15:30:37
清夏「もう……ズルいよ、Pっち。人が頑張っていつも通りに振舞おうと思ってたのにさ〜」
学P「え……」
清夏「Pっちの言葉、本当に嬉しい。……あたしも、同じ気持ちだから」
学P「……だったら、何故──」
清夏「でもね。あたし、また怖いことから逃げてたんだ。Pっちと一緒ならあたしは大丈夫、なんて言ったクセにね」
学P「清夏さん……」
清夏「だからさ、Pっち。もう少しだけ待って欲しいな」
学P「それは、いつまで?」
清夏「う〜ん、あたしがdice1d3=2 (2) まで待ってて欲しい」
1 が一番星になる
2 トップアイドルになる
3 アイドルを引退する
- 42二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 19:58:45
「トップアイドルになる、が『少し』ですか」
その言葉に彼女はくすりと笑った。
「とーぜんでしょ?Pっちと一緒になるんだからね。だから、少し。そしたら、次はあたしから伝えるから──絶対に伝えるから」
清夏さんは躊躇うことなくそう言い切る。迷いのない彼女の瞳が、その覚悟を物語っている。
「だから、さ。もう少しだけ待ってて……お願い」
「……分かりました。俺は清夏さんのプロデューサーです。あなたがそう望むなら、当然、そのように」
「ふ〜ん、Pっちカッコイイこと言うね〜」
にんまりと笑う彼女は俺の傍らに近寄ると脇腹をつついてくる。屈託のないその笑顔は、今までになく晴れやかに見えた。
「清夏さん、執拗に脇腹をつっつくのは止めてください」
「あれ、Pっち脇腹強めなカンジ?な〜んだ、残念」
清夏さんは唇を尖らせて俺の前に回る。そして、俺の目をしっかりと見つめた。俺も彼女を見つめ返す。
「Pっち。あたし、絶対トップアイドルになるから」
「ええ、あなたを必ず、トップアイドルにします」
終 - 43二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 19:59:44
いい感じにまとまったのでこれで終わりです。ここまで読んでいただいてありがとうございました。保守していただいた方も本当にありがとうございます
- 44二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 20:38:53
今が夏かと思ってしまうくらい爽やかなP清をありがとう
- 45二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 20:59:28
ダイスで決まったとは思えない程清夏エミュ上手いですね。
他の子も楽しみですが可能ならまた主のP清を読みたいと思いました
ありがとうございます! - 46二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 22:24:18
これはただの蛇足なのですが、2d100が両方50を下回っていたら両方とも思いを隠して仮面を被ってやっていくend、どっちも50を上回っていたら「先に言いたかったのに」から始まるイチャつきend、50以上で同値なら相思相愛大イチャイチャendにする予定でした