- 1二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 00:48:53
dice1d435=229 (229)
は激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王dice1d435=119 (119)
を除かなければならぬと決意した。
私は、今宵、殺される。殺される為に走るのだ。藤丸立香を救う為に走るのだ。王の奸佞邪智を打ち破る為に走るのだ。
- 2二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 00:50:25
- 3二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 00:51:10
始皇帝は激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王
アルトリア（槍）を除かなければならぬと決意した。
私は、今宵、殺される。殺される為に走るのだ。藤丸立香を救う為に走るのだ。王の奸佞邪智を打ち破る為に走るのだ。 - 4二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 00:51:29
どっちが邪智暴虐の王なのかこれわかんねえな
- 5二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 00:51:47
お前も王じゃねーか！
- 6二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 00:51:51
これ槍王とみせかけつつ獅子王なのでは
- 7二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 00:53:40
始皇帝がキレるのはなんか想像がつく
けど水着じゃないランサーアルトリアにキレる理由がわからない - 8二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 01:02:01
「王様は、人を殺します。」
「なぜ殺すのだ。」
「悪心を抱いている、というのですが、誰もそんな、悪心を持っては居りませぬ。」
「たくさんの人を殺したのか。」
「はい、はじめはdice1d435=202 (202)
それから、dice1d435=292 (292)
それから、dice1d435=339 (339)
それから、dice1d435=110 (110)
それから、賢臣のdice1d435=404 (404)
「おどろいた。国王は乱心か。」
「いいえ、乱心ではございませぬ。人を、信ずる事が出来ぬ、というのです。このごろは、臣下の心をも、お疑いになり、少しく派手な暮しをしている者には、人質ひとりずつ差し出すことを命じて居ります。御命令を拒めば十字架にかけられて、殺されます。きょうは、六人殺されました。」
- 9二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 01:03:58
比較的まともなのばっかり殺されてて草
- 10二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 01:05:15
「王様は、人を殺します。」
「なぜ殺すのだ。」
「悪心を抱いている、というのですが、誰もそんな、悪心を持っては居りませぬ。」
「たくさんの人を殺したのか。」
「はい、はじめはアタランテ［オルタ］
それから、卑弥呼
それから、スーパーバニヤン
それから、百貌のハサン
それから、賢臣の由井正雪
「おどろいた。国王は乱心か。」
「いいえ、乱心ではございませぬ。人を、信ずる事が出来ぬ、というのです。このごろは、臣下の心をも、お疑いになり、少しく派手な暮しをしている者には、人質ひとりずつ差し出すことを命じて居ります。御命令を拒めば十字架にかけられて、殺されます。きょうは、六人殺されました。」 - 11二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 01:05:17
朕なら最後すっぽんぽんでもおかしくないっていうか普段からほぼすっぽんぽんなんだよな
- 12二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 01:16:15
「おめでとう。私は疲れてしまったから、ちょっとご免こうむって眠りたい。眼が覚めたら、すぐに市に出かける。大切な用事があるのだ。私がいなくても、もうおまえには花婿dice1d435=282 (282)
あるのだから、決して寂しい事は無い。おまえの兄の、一ばんきらいなものは、人を疑う事と、それから、嘘をつく事だ。おまえも、それは、知っているね。亭主との間に、どんな秘密でも作ってはならぬ。おまえに言いたいのは、それだけだ。おまえの兄は、たぶん偉い男なのだから、おまえもその誇りを持っていろ。」
花嫁妹dice1d435=251 (251)
は、夢見心地で首肯うなずいた。始皇帝は、それから花婿の肩をたたいて、
「仕度の無いのはお互さまさ。私の家にも、宝といっては、妹と羊だけだ。他には、何も無い。全部あげよう。もう一つ、メロスの弟になったことを誇ってくれ。
羊dice1d435=118 (118)
- 13二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 01:18:48
「おめでとう。私は疲れてしまったから、ちょっとご免こうむって眠りたい。眼が覚めたら、すぐに市に出かける。大切な用事があるのだ。私がいなくても、もうおまえには花婿（鬼女紅葉）
あるのだから、決して寂しい事は無い。おまえの兄の、一ばんきらいなものは、人を疑う事と、それから、嘘をつく事だ。おまえも、それは、知っているね。亭主との間に、どんな秘密でも作ってはならぬ。おまえに言いたいのは、それだけだ。おまえの兄は、たぶん偉い男なのだから、おまえもその誇りを持っていろ。」
花嫁妹、森長可
は、夢見心地で首肯うなずいた。始皇帝は、それから花婿の肩をたたいて、
「仕度の無いのはお互さまさ。私の家にも、宝といっては、妹と羊だけだ。他には、何も無い。全部あげよう。もう一つ、メロスの弟になったことを誇ってくれ。
羊 オジマンディアス - 14二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 01:19:59
花婿が鬼女紅葉で花嫁妹が森長可か…
今から逆にしませんか流石に！ - 15二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 01:21:22
鳴き声がデカそうな羊
- 16二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 01:38:16
私は、今宵、殺される。殺される為に走るのだ。身代りのマスターを救う為に走るのだ。王の奸佞邪智を打ち破る為に走るのだ。走らなければならぬ。そうして、私は殺される。若い時から名誉を守れ。さらば、ふるさと。若い始皇帝は、つらかった。幾度か、立ちどまりそうになった。えい、えいと大声挙げて自身を叱りながら走った。村を出て、野を横切り、森をくぐり抜け、隣村に着いた頃には、雨も止やみ、日は高く昇って、そろそろ暑くなって来た。始皇帝は額ひたいの汗をこぶしで払い、ここまで来れば大丈夫、もはや故郷への未練は無い。妹たちは、きっと佳い夫婦になるだろう。私には、いま、なんの気がかりも無い筈だ。まっすぐに王城に行き着けば、それでよいのだ。そんなに急ぐ必要も無い。ゆっくり歩こう、と持ちまえの呑気のんきさを取り返し、好きな小歌をいい声で歌い出した。ぶらぶら歩いて二里行き三里行き、そろそろ全里程の半ばに到達した頃、降って湧わいた災難、始皇帝の足は、はたと、とまった。見よ、前方の川を。dice2d435=37 333 (370)
がこっば微塵に端を破壊していた
始皇帝は挙げて哀願した。「ああ、鎮しずめたまえ、荒れ狂う流れを！ 時は刻々に過ぎて行きます。太陽も既に真昼時です。あれが沈んでしまわぬうちに、王城に行き着くことが出来なかったら、あの佳いマスターが、朕のために死ぬのです。」
- 17二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 01:40:17
孔明とビーストⅣが橋を壊すんですか？！
- 18二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 01:44:47
私は、今宵、殺される。殺される為に走るのだ。身代りのマスターを救う為に走るのだ。王の奸佞邪智を打ち破る為に走るのだ。走らなければならぬ。そうして、私は殺される。若い時から名誉を守れ。さらば、ふるさと。若い始皇帝は、つらかった。幾度か、立ちどまりそうになった。えい、えいと大声挙げて自身を叱りながら走った。村を出て、野を横切り、森をくぐり抜け、隣村に着いた頃には、雨も止やみ、日は高く昇って、そろそろ暑くなって来た。始皇帝は額ひたいの汗をこぶしで払い、ここまで来れば大丈夫、もはや故郷への未練は無い。妹たちは、きっと佳い夫婦になるだろう。私には、いま、なんの気がかりも無い筈だ。まっすぐに王城に行き着けば、それでよいのだ。そんなに急ぐ必要も無い。ゆっくり歩こう、と持ちまえの呑気のんきさを取り返し、好きな小歌をいい声で歌い出した。ぶらぶら歩いて二里行き三里行き、そろそろ全里程の半ばに到達した頃、降って湧わいた災難、始皇帝の足は、はたと、とまった。見よ、前方の川を。 諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕 、ビーストⅣ
がこっば微塵に端を破壊していた
始皇帝は挙げて哀願した。「ああ、鎮しずめたまえ、荒れ狂う流れを！ 時は刻々に過ぎて行きます。太陽も既に真昼時です。あれが沈んでしまわぬうちに、王城に行き着くことが出来なかったら、あの佳いマスターが、朕のために死ぬのです。