- 1125/02/23(日) 21:22:03
【出会い】
「───ライダー、武田晴信だ。召喚に応じ参上した。風林火山の旗の下、戦国最強の武田の力、存分に振るわせてもらおう。」
「晴信さん!お久しぶりです!」
「む、お前か。....という事は此処はカルデアか。」
「あはは、お話が早くて助かります。景虎さんも『早く川中島がしたーい!』って待ってましたよ。」
「....まさかとは思っていたが、あいつも居たか。まあいい、喚ばれて早々の身で言うのも悪いが此処の案内を任せてもいいか?」
「ええ、任せてください。ここは色々な人と施設がありますから退屈はしませんよ?」
「フ、そいつは楽しみだ。」
〈数刻後〉
「───そして、ここが食堂です。食堂のご飯は美味しいのでどの時間帯であっても最低三人はいますよ。」
「ほう、それはさぞ食に精通した者がいるのだろうな。」
「はい!色々な国で食べて来ましたが、やっぱり一番はここのご飯です!」
「──それは嬉しいことを言ってくれるな、マスター。」
「あ!エミヤ、丁度良かった。晴信さん、この人が食堂の主で番人のエミヤです!」
「この者がか!いや、すまない。正直男の者がこの広い食堂を仕切っているとは思ってもみなかった。」
「いや何、気にすることはないさ。男性が料理をするということがメジャーになったのは近代からだからね。貴方の時代からしてみれば........待て、マスター。晴信、ということはもしやこの方は、」
「あ、ごめん言うの忘れてた!この人は新しく入ったライダーのサーヴァントの武田晴信さんこと武田信玄さんです!」
「........そういったことは早く言え、マスター!!はあ.....いきなり声を荒らげてしまって申し訳ありません、信玄殿。」
「何、晴信で構わんし、敬語も不要だ。これから貴公と共に戦場で駆けることを楽しみにしていよう。」
「.....かの信玄公からそう言われるとは中々面映ゆいな。私も貴方と共に戦えるのが楽しみだよ、晴信殿。」 - 2125/02/23(日) 21:23:04
【戦場とその後】
(不味い、敵が多すぎるな。かと言って、俺の宝具を使うには広すぎる。このままでは...)
「エミヤ、何か打開策はあるか!?」
「────私の宝具を展開すればこの状況をどうにかは出来る。しかし、魔力が足りない。マスターの令呪ももう無い。私の霊核にも攻撃が届いているため長期戦は不可能。申し訳ないが......手詰まりだ。」
「いや!魔力が足らんのだろう。ならばこうすれば良いだけだ、口を開けろ。」
「何を...!?、んぐッ、ァ、んむ、ぷはっ...」
「これで足りるか!?」
「......ああ、十分だ。I am the bone of my sword.......」
"『無限の剣製(UNLIMITED BLADE WORKS)』!"
──風で赤い外套がはためいている。
(.........良い赤だな。) - 3125/02/23(日) 21:23:23
─────☆─────
「エミヤ、調子はどうだ?」
「ああ、貴方か。問題無いよ、傷も医療室で治してもらった。っと、済まない。何か私に用件でもあったか?」
「......ああ、用件といえば用件だな。なあエミヤ?」
「どうした?」
「お前の戦場を駆ける姿、鷹のような瞳、赤を纏う外套。どれも俺好みだ、どうか俺と....一夜を共にしちゃくれないか?」
「..........え?」
「ん?ああ、そうか。現代はそういきなり距離を詰めるもんじゃないか。なら、文通からならどうだ?」
「じょ、冗談は辞めたまえ!!」
「冗談なんかじゃないさ、俺はお前が気に入った。それでどうだ返事のほどは?」
「え、あ..ぅ..」
ドタドタと忙しなくこちらに向かう足音が聞こえる。
「あ!エミヤここに居たんだ!ちょうど良かった、ちょっとついてきてもらっていい?」
「──え、あ、ああマスター。承知した。」
それに応じてエミヤがマスターの下へ向かい、この場にいるものは自分一人となった。
(急に迫り過ぎたか....反省だな。だが、まあ....)
「この甲斐の虎に火をつけたんだ、そう簡単に逃げられると思うなよ、」
なあ、エミヤ──
ううう、晴信×エミヤシコ!!!
はい - 4二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 21:23:40
いろCP?
- 5二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 21:24:27
魔力供給キスからの冷静なアンリミテッドブレイドワークスですか…
続けて? - 6125/02/23(日) 21:25:01
いや正直にいえばそうなんだが、考え出したらなんかアリだな、ってなっちゃって
- 7二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 21:25:26
エミヤの方が少しだけ背が高くて、晴ノッブの方が7kg重いのか…。衣装交換できる?
- 8二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 21:27:26
なんか……いいな……晴信が色白銀髪でエミヤが褐色銀髪なの……映えるな……
- 9二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 21:29:47
晴信はナイス甲斐だし、確かに急に迫ることは無いな
- 10二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 21:33:03
ドンファンなエミヤが押せ押せな晴信相手だとタジタジになるのがこう...良いな。いや、想像以上にこの組み合わせアリかも
- 11二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 21:39:03
晴信のマイカーで山梨デートしろ!!!
- 12二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 21:40:04
基本は晴信の方がつよつよだけど、たまにエミヤがクリティカル出すんでしょ知ってる
- 13125/02/23(日) 21:48:35
- 14二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 21:49:37
流石のナイス甲斐
- 15二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 21:51:34
- 16二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 21:52:53
- 17125/02/23(日) 21:53:25
- 18二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 21:56:14
晴信は良い男だからね......辛抱強く『待て』もできるんだ。まあその後溜まりに溜まった鬱憤を払うんだろうけど...
- 191525/02/23(日) 21:58:18
- 20二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 22:07:33
うおー!!待ちます待ちます!!
- 21125/02/23(日) 22:37:04
おらよ!!!
【初めての閨事】
「ま、待ってくれ、」
「何だ、悪いが俺は十分待った。もう『待て』は聞かんぞ。」
「い、いや私も覚悟は決めた。だが、その.....言いにくいのだが.....私にそういった経験はないんだ。だから、上手くできるかは分からないんだ....。」
「はあ〜、何だ、そんなくだらないことを気にしていたのか?」
「く、くだらないとは何だ!私はこれでも真剣に、」
「だからくだらないと言ったのだ。おぼこがそんなこと気にするんじゃない。だが、まあ安心しろ。心配せずともすぐに善がらせてやる。」
────★────
「現代というものは良いものだな。昔は潤滑油などはあまり無くてな、丁子油を用いていたが、今は『ろーしょん』とやらが普及している。......フ、もう聞こえちゃいないか」
「.........ゥ♡♡」
「お前、本当に初めてか?にしては感度が良すぎる気がするが、閨事の才能でもあったのか.......ほら見てみろ、エミヤ。お前の菊は俺の指をもう三本も咥えているぞ?」
指を動かすとくぱくぱと吸い付いてくる。さながら数の子天井かとほくそ笑む。
「ヒ、ッア♡ンッ、や、辞め♡」
「ここまで来て辞める男がいたら見てみたいな。さあ、ここから本番だぞ?」
おもむろに肉棒を下着から取り出すとエミヤの瞳に怯えが浮かぶ。
「そ、そんなの入らな....」
「入るさ、そのために解したんだろう?安心しろ、まだ....」
──夜は長い。 - 22二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 22:38:59
このレスは削除されています
- 231525/02/23(日) 22:48:16
- 24125/02/23(日) 23:11:05
色白と褐色のコントラストが映えるよね
- 25二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 23:36:42
1の文章上手いな…もっと欲しくなる内容だった……
- 26二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 23:41:13
またあにまんで変な組み合わせに心を焼かれてしまった!もっとください!
- 27二次元好きの匿名さん25/02/23(日) 23:59:32
あにまんでしか見られないCPにハマると他に供給無いから泣く
- 28二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 00:03:07
うおっすっごい叡智
♡つけちゃお - 29125/02/24(月) 00:05:08
- 30二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 00:06:40
- 31125/02/24(月) 00:15:25
- 32二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 01:16:09
待ちまぁす!!
- 33125/02/24(月) 01:44:35
「こんな夜更けにどうしましたか信長殿?」
「ん、お主かエミヤ。何、どこぞの軍神に巻き込まれてな、たらふく酒を飲まされたから水でも飲みにきたんじゃ。信玄入道と沖田やらはまだ沈んどる。」
「そうですか、それなら二日酔いに備えてしじみの味噌汁でも作っておきましょうか?」
「応、頼む。にしてもお主は真面目よな、別にカルデアでは敬語とか要らんぞ?」
「いえ、日本人なら貴方に敬意を払わない訳にはいきませんよ。」
「サルもお主を見習って欲しいのぉ。はあ〜生前お主のような臣下がいたらのぉ〜。」
「フフ、彼の織田信長にそのように言われるとは英霊冥利に尽きますね。」
食堂には緩やかな空気が流れている。しかし──
「あ、そうだ。エミヤお主、信玄入道に抱かれたってマジ?」
こんな穏やかな雰囲気に爆弾をぶち込むのもまた織田信長の特徴なのである。
「ゴフッ.....な、何故そのようなことを?」
「いや、別に誤魔化さんでええぞ?死ぬほど噂になっとるし。」
「な、なんで.....」
「ぬ、お主気づいとらんのか?ほれ、鏡見てみろ。」
信長が差し出した手鏡を覗くと銅色の瞳が白に染まっており、項を覆うまで伸びた髪になっているエミヤが映し出されている。
「な、な、なんでさー!?」
「ホントに気づいとらんかったのか。というか、姿以外にもお主に信玄入道の魔力がびっしり纏わりついとるし気づかん奴の方が少ないぞ?」
「..........」
思わず絶句である。自分はこの状態に気づかずに出歩いていたのか!?だからブーティカやらが生暖かい視線を送っていたのか!?などと思考がぐるりぐるりと回る。 - 34125/02/24(月) 01:46:04
「よし、そんな鈍感なお主にはこれをやろう。」
信長からそれなりに大きい袋が渡される。
「......これは、一体何が......」
ガサゴソと袋を漁ってみると中からは黒と灰色のベビードールが───
「って何だこれはー!?」
「何じゃと言われても見ての通りベビードールじゃが?」
「見れば分かるわ!!」
「うっはっは!お主は面白いのぉ。それは誰のかは知らんが呑みの席になんか置いてあったやつじゃ。まあそれで信玄入道でも誘惑してこい、『のっくあうと』間違いなしじゃ!ではな!健闘を祈る!」
荒らすだけ荒らして信長は帰っていった。
「.....まったく、戦国大名というものはこれだから.....しかし、」
"コレ"はどうしたものか。
〈『のっくあうと』間違いなしじゃ!〉
脳裏に先程の信長の言葉がよぎる。
「........物は試し、だな.....」
────★────
「──全く、謙信の野郎......死ぬほど呑ませやがって....」
もうあいつはザルどころじゃない気がするのだが....などと考えている内に自室へと辿り着く。
「エーテルの躰というものは便利なものだな。」
どんなに酔っても霊基を編み直せば殆ど解消される。とは言っても多少は残ってしまうが.......まぁ概ね許容範囲だ。
「?誰か居るのか。」
ふと、自室の扉の前に立つと部屋の中から気配を感じた。自分の部屋に訪れるのは謙信かマスターか或いは──
気配の主を感じ取ったのか晴信の口角が緩く上がり、扉を開ける。部屋の中には予想通りの人物がベットに腰掛けていた。
「どうした、エミヤこんな夜更けに。まさかとは思うが夜這いか?」
「.......そのまさかと言ったら?」
予想外の返答に思わず瞳孔が開く感覚がする。
「ク、冗談なら済まさんぞ?」
「構わない、元よりそのつもりだ。それに......」
エミヤが霊衣を解くとそこには黒と灰色のベビードールが現れる。 - 35125/02/24(月) 01:46:22
「────誰だ?コレを渡したのは?」
「.....信長殿がこれを着れば『のっくあうと』間違いなしと.....その、やはり似合っては、なかっ...た?」
エミヤが此方を不安げに見つめるが、髪を降ろしたことで際立てられた童顔、褐色の肌とベビードールのコントラスト。
むしろ此方としては似合い過ぎていて困るくらいだ。その証拠に愚息が今か今かとズボンの中で訴えている。
「エミヤ。」
「......どうした?」
「──悪いが、今日は俺が満足するまで付き合って貰う。」
エミヤを見つめる瞳。嗚呼、虎に喰われてしまう───
「.......それも、承知の上だ。」
ゆっくりと腕を彼の首へと絡める。
「───何しろ、まだ夜は、長いのだから。」
すまぬ....思ったより長くなったせいで閲覧注意まで書けんかった......これでご勘弁。 - 36二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 02:41:24
このレスは削除されています
- 37二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 02:48:44
エッチ!!、
- 38二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 03:07:12
ヤバいな、この組み合わせ思ったより刺さるわ。