【クロスCP注意・SS】東方烏魔恋【烏マリ】

  • 1二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 18:46:10

    ここだけマリサが魔理沙でひょんなことからブルーロックに迷い込んでしまった世界線


    小学校の卒業式の帰り道に行方不明(幻想入り)になった初恋の幼馴染と突然ブルーロックで再開し、そこから始まる烏旅人×霧雨魔理沙のSSが見られるスレ

    たまに安価もする予定だよ



    インスパイア元スレ(元スレのスレ主=スレ主)

    素敵なスレタイはこのスレの133からお借りしました

    【閲覧注意・クロス】「お前……マリサか?」|あにまん掲示板烏「な、なんでお前がここにおるんや…!!!」魔理沙「え……旅人?」ここだけマリサが魔理沙でひょんなことからブルーロックに迷い込んでしまった世界線ここから始まる烏マリを気ぶるスレbbs.animanch.com
  • 2スレ主25/02/24(月) 18:49:00

    あの夢を見た。
    幼い自分が、夜の川辺に座って天の川を見上げてる。隣には、同じくらいの歳の女の子。美しい金髪は今はボサボサで、目がキラキラしてる。あの頃の俺には、そいつが世界で一番大事なもんやった気がする。

    「なぁ、綺麗だぜ」

    女の子がぽつりと言う。天の川が川面に映って、まるで空が二つあるみたいや。

    「せやね」

    俺は短く答える。子どもやから、気の利いた言葉なんか浮かばん。けど、確かに綺麗やった。星がぎっしり詰まってて、宇宙が俺ら二人だけのものみたいやった。

    「なぁ、この思い出、絶対忘れねぇようにしようぜ。約束な」

    女の子が急にこっち向いて、真剣な顔で言う。少し笑ってて、少し不安そうで。

    「うん、約束やで、〇〇──」

    俺は名前を呼ぼうとした。けど、声が途中で途切れる。ノイズみたいに「ザザッ」って音が混じって、名前が聞こえへん。顔もぼやけてきて、天の川だけがやけに鮮明に残る。

    「なぁ、ずっと覚えててくれよ。それで、星みたいにキラキラした思い出にすんだ」

    女の子がニヤッと笑う。俺も笑ったはずや。

    「当たり前やん。こんなん忘れるわけないやろ」

    そう言うたはずや。けど、夢の中の俺の声も、だんだん遠くなって、星空が暗闇に溶けていく。

  • 3二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 18:49:48

    烏マリたすかる

  • 4二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 18:57:23

    ウオー!!烏マリ!!!

  • 5スレ主25/02/24(月) 19:12:43

    目が覚めると、見慣れたブルーロックの無機質な天井が広がっていた。

    烏「久しぶりやな、この夢…」

    誰かの顔が、記憶の片隅にぼんやりと浮かんでいる。しかし、掴もうとすればするほど、それはスルリと指の間から逃げていく。

    烏「あの子、いったい誰やったっけ…」

    考え込む烏の横から、朝からニタニタとした声が響いた。

    士道「おはよー、烏ちゃん」

    同室の士道が、いつもの調子で話しかけてくる。

    烏「ああ、おはよう。あのアホは?」

    「まだ夢の中だぜ」士道はククッと笑うと、急に何か思いついたように、「ところでさあ」と話を切り出した。

  • 6スレ主25/02/24(月) 19:13:00

    士道「お前、なんで泣いてんの?」

    烏「…え? 泣いてる?」

    烏は無意識に頬を触る。そこには涙の跡があった。何故か、自分でも理由がわからない。

    烏「またや…。この夢を見るたび、いつも泣いてる…。なんで俺は…?」

    烏が自問自答していると、士道は興味を失ったらしく、「まあ、どーでもいいけど」とあっさりと言い放ち、部屋を出て行った。

    烏「なんやアイツ…」

    烏はため息をつく。時計を見ると、朝の6時。

    烏「混む前に俺も食堂行こ」

  • 7スレ主25/02/24(月) 19:20:41

    烏が廊下を歩いていると、突然「ドン!」という大きな音が響いた。胸の奥に奇妙な焦燥感が湧き上がり、何故か行かなければいけないという衝動に駆られる。

    勢いよく扉を開けて部屋に飛び込むと、そこには見慣れない光景が広がっていた。床には備品が散らばり、その間で一人の少女がうずくまっている。
    綺麗なブロンドの髪が乱れ、少しイラついた表情を浮かべている。

    「イッタタ…」と少女がぼやきながら、ゆっくりと振り返る。金色の髪の隙間から鋭い目がこちらを捉えた。その瞬間、烏の口から自然に言葉が漏れた。

    烏「マリサ? なんでお前がここに…」

    記憶の片隅でぼやけていたノイズが一気に消え、天の川の下で笑っていたあの少女が目の前に立っていることに気づく。

    少女は少し目を細め、首をかしげながら「…旅人?」と尋ねた。

    魔理沙の声だ。少し低く、まるで鈴の音を響かせたかのような、懐かしいあの声。

  • 8二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 19:38:33

    感動の再開…!

  • 9二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 19:46:32

    なるほど今度の東方の新作は東方烏魔恋ってゆーのかー(ルーミア風)

  • 10スレ主25/02/24(月) 20:13:18

    烏の心臓はドクンドクンと激しく鳴っていた。

    烏「お前…どうしてここにおる!いや…そもそも今までどこに…!」

    口から出る言葉が制御できない。記憶の渦が頭の中で暴れ、思考がまとまらない。

    魔理沙は困ったように眉をひそめ、少しだけ冷静に答える。

    魔理沙「旅人、落ち着けって。私だって何がなんだかよくわかんねぇんだよ…」

    だがその時、廊下の外から足音が近づいてくるのが聞こえた。
    烏はハッとして辺りを見渡す。この場所に魔理沙がいることが見つかれば、まずいことになる。部外者を勝手に入れるなんてありえないことだ。

    烏「魔理沙、とにかくこっちに!」

    慌てて近くのロッカーを開け、魔理沙を引っ張り込む。

    魔理沙「え!わっ!」

    戸惑う彼女を強引に中へ押し込み、自分も続いて入った。

    潔「なあ、大きい音したけど大丈…」
    潔の声がすぐそばから響く。

    潔「あれ?誰もいない…」

  • 11スレ主25/02/24(月) 20:21:55

    狭いロッカーの中、烏と魔理沙はぎゅうぎゅうに詰め込まれた状態で隠れていた。魔理沙は息を潜めながら、顔をしかめて烏にささやいた。


    魔理沙「急に何すん…」


    烏「しっ!いい子だから静かにせえ」


    二人の体は密着していた。魔理沙の息が肩にかかる。いきなり口を塞がれた魔理沙は不満気に烏を見つめた。


    魔理沙「(コイツ…、最後に会った時はまだチビだったのに、なんでこんなにゴツくなってやがるんだよ)」


    互いに体が触れ合うたび、緊張と戸惑いが二人の間に漂っている。そんな微妙な空気の中、突如として予想外のハプニングが起きた。


    ハプニングの内容

    >>12から>>15

  • 12二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 20:33:30

    入ったロッカーの持ち主が氷織でちょうどロッカーから荷物を取りにきた

  • 13二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 20:41:08

    潔と蜂楽がロッカーの前でだべりはじめた

  • 14二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 20:43:28

    ちょうど烏マリに飢えてたから助かる
    安価ならロッカーに備品が引っかかって開かなくなる

  • 15二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 21:03:51

    元スレのネタOKならボーダーラインの緩みを感じた清羅がやって来る

  • 16二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 21:11:51

    魔理沙と密着したことで烏の烏が元気になった

  • 17スレ主25/02/24(月) 21:36:40

    安価全部詰めれそうだから詰めます


    >>15

    全然OK

  • 18スレ主25/02/24(月) 21:53:55

    潔「うわー、大惨事。棚が壊れちゃったのかな」

    ロッカーの薄いスチールの格子越しからイサギの動向を見守る。潔がキョロキョロと部屋を見渡していた時、いきなり背後から楽し気な声が響いた。

    蜂楽「いーさぎ!ここで何してんの?」

    烏「(まずい!増えてもうた!)」

    潔「さっきこの部屋で大きい音がして何かあったのかなって…」

    蜂楽「本当だ!ぐちゃぐちゃ!どうしよっか?」

    潔「とりあえず軽く片そう。そのあと絵心さんに報告しようか」

    二人の声が聞こえる中、ロッカーの中では烏と魔理沙が密着したまま、互いの心音が聞こえるほど静かな緊張が漂っていた。
    魔理沙の匂いが微かに漂い、烏の心拍数が上がる。艶の良い唇が少し揺れて──

    烏「(は、あかん。俺は今何を考えてんねん)」

  • 19スレ主25/02/24(月) 22:00:36

    烏は頭の中で必死に自分を落ち着けようとする。
    次第に外では、潔と蜂楽の声が次第に遠ざかっていく。烏はホッとし、そっと呟いた。

    烏「よかった、行ったみたいや。とりあえず外に出…あれ…?」

    魔理沙「どうしたんだ?」

    烏「いや、ロッカーが開かんくて…」

    魔理沙「え!…仕方ない、少し離れられるか?」

    烏「ん?あ、ああ」

    烏が体を動かそうとするが、狭いロッカーの中ではうまく動けない。ようやく烏と魔理沙の間に隙間ができ、その空間に魔理沙は拳をを滑り込ませゆっくりと手を開いた

    魔理沙「(私が爆破魔法で扉を吹き飛ばせば…ってアレ?)」

    突然、魔理沙の顔色が悪くなっていく。

    烏「魔理沙、どうしたんや?」

    魔理沙「ま、魔法が使えないんだ…なんで…!」

    魔理沙は焦り、怯えた表情を浮かべる。

    烏「魔法?いや、一旦落ち着け、一旦深呼吸をしてみろ」

  • 20スレ主25/02/24(月) 22:00:52

    烏は魔理沙の手を取り、静かに目を合わせる。
    魔理沙は烏の手に少し落ち着きを取り戻し、深呼吸をしようとしたその時――

    突然、眩しい光が差し込み、ロッカーの扉が勢いよく開かれた。

    氷織「…え」

    烏「…あ」

    氷織の視界に入ったのは腕を掴まれ怯え切った小柄な少女。氷織はすぐに氷よりも冷たい視線を烏に送り、吐き捨てた。

    氷織「……見損なったで烏」

    烏「誤解や!!!!」

  • 21スレ主25/02/24(月) 22:52:25

    一方その頃、清羅刃は自室で優雅に朝の支度をしていたが、突然えもいわれぬ感覚が胸の奥に広がった。境界線(ボーダーライン)が大きく揺れ動いた瞬間の、あの特有の感覚が背筋を冷たく這い上がる。

    清羅「…チッ」

    その変調の原因がどこから来ているのか、清羅はすぐに察知した。境界の異変を確認するため、迷わず行動に移る。

    清羅「境界の歪みは…あの部屋か」

    彼は一度も迷うことなく足を進める。足取りは軽くはないが、速い。心の中で舌打ちを繰り返す。どうせまたあのクソご主人サマが何かを仕掛けているのだろう、考えれば考えるほど苛立ちが募り、同時に頭痛までしてくる。あの女が自分の行動を楽しげに監視しているだろうことが、余計に腹立たしい。

    だが、“ここ(外の世界)”の境界を見極める者として、これを放ってはおけない。そういう”約束“だ。今何が起こっているのか、しっかりと見定める。それが現世と幻想のボーダーライナーとして、本来産まれもせずに死ぬはずたった自分が生かされた理由だった。

  • 22二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 23:18:05

    元スレの清羅と紫の関係性好きだったから嬉しい

  • 23二次元好きの匿名さん25/02/24(月) 23:20:13

    それはもう楽しそうに清羅を監視する幻想郷の賢者が見える見える

  • 24スレ主25/02/24(月) 23:40:55

    氷織「…つまり」

    氷織はゆっくりと、まるで状況を整理するように話し始めた。

    氷織「物音がして部屋に向かったら、幼馴染がいて、他の人に見つかるとまずいと思ったから、つい僕のロッカーに隠れてしまった、とな?」

    烏「せや」

    氷織「そっちの…、えっと、魔理沙ちゃんは自宅にいたところ、突然この部屋に飛ばされたと?」

    魔理沙「ああ」

    氷織は少し考え込んだ。信じがたい話ではあったが、今の状況がその証拠だ。

    氷織「にわかには信じられんけど…一旦話を進めるとして…」

    氷織は視線を魔理沙に向けた。冷静さを保ちながら、状況を整理していく。

    氷織「やっぱり魔理沙ちゃんは絵心さんの所に連れて行くべきや。隠し通せるはずが無いし、男所帯のここに部外者の女の子がいるのは魔理沙ちゃんにとっても危険やろ」

  • 25スレ主25/02/24(月) 23:44:05

    烏「せやな…、お前の言う通りや。魔理沙、悪いが、付いてきてくれるか?」

    魔理沙「わかったぜ、氷織にも世話かけたな。お前のロッカーだったんだろ?ここ」

    氷織「全然、ええよ。ふふっ、なんか不思議やな。僕、魔理沙ちゃんとは初めましての気がせえへんのや。」

    魔理沙「そうなのか?」

    氷織「うん」

    烏「ほな絵心んところ行こか、こっちや」

    魔理沙「あ、待てよ烏!」

    氷織「いってらっしゃい」

    氷織は二人が去るのを見守りながら、少しだけ思索にふけった。遠ざかる背中を見つめながら、口元がわずかにほころぶ。

    氷織「(霧雨魔理沙ちゃん…、なんかよう分からんけどめちゃくちゃゲーマーの血が騒ぐ子やわ。あとちょっとでサイン強請るところやった)」

  • 26スレ主25/02/25(火) 00:00:06

    スレ主は朝から正午にかけて保守できないので代わりに保守してくれると大変助かります

  • 27スレ主25/02/25(火) 01:15:55

    二人で絵心の部屋へと向かう道を歩いていた。廊下に響く足音だけが、静寂をかき乱している。

    烏「さて…、お前に聞きたいことが山ほどあるんや」

    魔理沙は少し笑みを浮かべながら、軽く肩をすくめた。

    魔理沙「旅人にはトクベツだ。答えられることは全部答えてやるよ」

    烏「おおきに、じゃあ早速…」

    烏は一度深く息を吸い込み、慎重に言葉を選びながら話し始めた。

    烏「6年前、お前は突然、俺の世界から消えたんや」

    魔理沙「そうかもな」

    烏「…覚えとる。今ならはっきり思い出せるわ。6年前の卒業式の翌日やった。お前が家に帰ってこないって大騒ぎになったんや。家出か誘拐かってな、街の大人たち総出で探し回ってた。それはもう大事やった。もし事件やったら、他の子供も狙われるかもしれんって、俺らガキは外出禁止になったんやで」

    魔理沙「そりゃ、悪いことしたな」

    烏「世界がおかしくなったのはそれからや。俺は大人の目を盗んで、毎日お前を探しに行ったんや。最後にお前と会ったんは俺やったし、あの日、お前を置いて帰ったことを死ぬほど後悔しとった」

    魔理沙「……」

  • 28二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 01:16:53

    このレスは削除されています

  • 29二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 01:17:52

    このレスは削除されています

  • 30スレ主25/02/25(火) 01:19:32

    烏「初めはみんな一緒に探してた。けど、だんだん捜索する人数が減っていったんや。1週間もすれば、誰もお前を探さなくなった。大人たちが諦めたんやと思った。だから、俺は言うたんや、『諦めたらあかん、魔理沙を探そう』って」

    烏「そしたらな、みんなが『は?魔理沙って誰やねん』って言うんや。最初はタチの悪い冗談やと思った。けど、調べれば調べるほど、お前の痕跡がこの世界から消えとることに気づいたんや。どこにもなかった。卒アルにも載ってなかったし、お前の両親も『うちに子供なんかおらん』って俺を宥めたんや。
    それだけやない。俺の記憶の中の魔理沙にも、だんだんノイズがかかってきたんや。まるで、お前の存在そのものが薄れていくみたいに…」

    烏は魔理沙を見つめた。彼女の表情は曖昧で、何かを思い出そうとしているかのように少し眉をひそめていた。

    烏「…お前、今までどこに行ってたんや?」

    その問いに、魔理沙は一瞬だけ黙り込んだが、やがて薄く笑みを浮かべて答えた。

    魔理沙「長い話になるぜ、旅人。でも、お前にはちゃんと話してやるよ」

  • 31スレ主25/02/25(火) 01:21:49

    2連コピペミスした
    ごめんね

  • 32二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 01:31:29

    元スレの色んなレスとかSSの要素ちょいちょい感じる

スレッドは2/25 11:31頃に落ちます

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