りーぴゃんとセンパイが卒業まではみだすことはない

  • 1二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 16:09:09

    でもそれは前提で
    りーぴゃんは密かにそういった願望を抱いているものとする

  • 2二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 16:22:20

    よかった
    このリーリヤはまとも

  • 3二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 16:36:20

    清夏ちゃんを差し置いて語れない…ですが
    とても良い概念ですね
    拝借してもええんかしらこれ
    ss書く時って別スレ立てたほうが良き?

  • 4二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 16:40:17

    ちょっと待ってスレ主から反対がSS嫌いな人じゃなければいいと思う。

  • 5二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 16:42:44

    とりあえず書き溜めときます、
    ありがとうございます

  • 6二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 16:46:41

    >>3

    まぁ、好きに書いて大丈夫です

  • 7二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 16:51:32

    突然だったのにすみません、
    ありがとうございます!
    ただ横入りしてなんですが
    皆さんの愛も聞きたいです。
    書き溜めるまでは普通に話しますね。

  • 8二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 16:52:40

    どこでこんな三雲修みたいなメンタルを
    醸成したんですかねこのスウェーデン娘

  • 9二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 17:18:03

    そもアイドルが恋愛しちゃダメって前提が日本周辺の狭い範囲でしかないので……

  • 10二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 18:03:40

    >>9

    リーリヤやことね辺りもそのスタンスだし

  • 11二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 19:08:46

    リーリヤ側だけじゃなくセンパイもだいぶリーリヤに脳焼かれてるのが良い

  • 12二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 19:19:14

    センパイ…壁ドンって何ですか?(本当は知ってる)
    とか無知な振りして日本の変な文化?を実践してほしいワガママ娘になってほしい

    お母さん召喚魔法のほうの壁ドンやったらしばらく拗ねて鬼レッスンしててほしい

  • 13二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 19:21:12

    >>12

    でもあの男少女漫画差し出して来そうじゃない?

  • 14二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 19:30:00

    >>13

    漫画は楽しく読んだワガママ娘「センパイ…わたし、知りたいんです…この主人公の女の子がどんな気持ちだったか…だから…お願いします!」

  • 15二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 19:30:48

    りーぴゃんはどれだけ無自覚系強者にしても良いと古事記にもそう書いてある
    実際センパイにアプローチかける時はトリガーさえ引けば躊躇いがなさそう

  • 16二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 20:28:03

    りーぴゃんは狙っててもいいし無自覚で距離感詰めててもおいしい

  • 17二次元好きの匿名さん25/02/25(火) 21:07:20

    りーぴゃんは無自覚に興奮した時にセンパイの両手を握ってブンブン振ってから顔を赤くして(センパイの手、大きくてゴツゴツしていて……)って興奮して欲しい

  • 18二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 07:09:34

    保守

  • 19二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 08:22:21

    王道少女漫画感あるよね

  • 20二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 10:47:52

    ムッツリーリヤ概念…?最高じゃないか…

    >>17

  • 21二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 11:36:11

    ゲロ甘で過激にエスカレートしていくんだ
    りーぴゃんの真摯さに押し負ける学p
    たまらんぜ

  • 22二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 12:02:18

    ss失礼します、ゲロ甘に染め上げます



    「センパイ、アニメを一緒に見ませんか?」

    始まりは小さな事だった。
    葛城リーリヤ。私の担当アイドル。
    オフのはずの彼女がなぜプロデューサー室に来たかと思えば、
    趣味を共有したいようだった。
    紫雲さんは所用により今日は付き合えなかったらしい。
    おずおずと尋ねてきた彼女の片手には
    お気に入りのアニメのディスク。限定盤。
    彼女こそ休みだが、私は今日もやる事がある。
    一瞬だけ回答に躊躇うと彼女が申し訳なさそうに顔を歪めて

    「す、すみません…。やる事がありますよね、失礼しました。」

  • 23二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 12:03:07

    そそくさと部屋から引き上げようとする彼女を急いで引き止めた。
    これで自主レッスンに移られようものならたまったものではない。
    ただでさえオーバーワーク気味の彼女に無理はかけられない。

    "少しだけ待ってくださいね、区切りをつけます。"
    "今日は、葛城さんとのコミュニケーションが私のやるべき事です。"

    ぱあっと明るくなった彼女の顔を見ていると
    胸がときめいた。多分母性だ。
    準備をするように促しつつキーボードを叩く速度を上げる。
    彼女のための仕事であって彼女を蔑ろにしては元も子もない。

    ふわっとブレザーつむじちゃんを1話から見た。
    彼女は終始テンション高く解説をしてくれた。

    ソファの隣に座った彼女との距離が近いように感じたが、
    テンションが高いせいだろう。特に指摘はしなかった。

    「センパイ、ファンサービスを練習しませんか?」


    短文で投げてきます、いやたまらんねこれは

  • 24二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 13:29:42

    「センパイ、ファンサービスを練習しませんか?」

    "良いですよ、早速レッスン室へ行きますか?"

    「いえ、ここで出来るので大丈夫です…!」

    次の日。Viレッスンを終えた彼女から提案があった。
    レッスンの復習だろうか、流石余念がない。
    断る理由もないので付き合うことにした。
    笑顔の時は難航したが今回は何だろうか。

    「センパイ、手を出してください…!」

    "手?…こうですか?"

    軽く利き手を前に出す。遠慮がちに彼女の右手が触れると、しっかりと握られた。握手だ。
    弱々しく握られた手は包める程小さく、指は先までしっとりとしている。日頃のケアの賜物だろう。だがこれは…私が相手でいいのだろうか。

    「握手の…練習ですか?これはViトレーナーの方がしっかりしたフィードバックが良いのではないでしょうか?」

    「いえっ!私のファンは男性の方が多いです。私自身、男の人の手に慣れていないのでこの練習はプロデューサーが良いです、プロデューサーじゃないとダメです!…ダメ、でしたか?」

  • 25二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 13:30:40

    "…いえ。大丈夫です、続けましょうか。"

    矢継ぎ早に述べられた理由は確かに…納得は出来る。
    だがそれよりも。落差をつけてねだってくるのは反則だ。
    これでは無理に断る方が罪悪感を覚える。

    されるがままに握手を続けていると左手も添えられ、
    両の手が私の利き手を包みこんだ。
    なんだこれは。握手なのかこれは。
    手の形を覚えるように指が這う。こそばゆい。

    "…その?サービスしすぎです"

    「…プロデューサーの手…」

    掌から、指先から。熱が伝わってくる。
    彼女の顔を見ると心なしか赤く、ボーッとしていた。
    距離も狭まってきた、手に息がかかっている。

    「…おっきぃ…」

    わかった、これ以上はマズい。

  • 26二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 13:32:25

    "葛城さん?"

    「…あっ。…すす、すみません!!!ありがとうございました!!」

    我に返った彼女がバッと両手を離した。
    2歩3歩と後退りして彼女な離れていく。
    茹でタコのように顔を染めたたまま鞄を持つと、
    風のように部屋を去っていった。
    …ファンサービスとしては失敗だろう。過激過ぎる。
    心臓が痛い。母性だ母性。

    その夜、丁寧な謝罪の連絡があった。
    後ろでは微かに紫雲さんのヤジが聞こえる。
    明日も頑張りましょうと答えて電話を切った。


    「センパイ、勉強を教えてくれませんか?」
    はよギアを上げきりたい、
    そこまで冗長にしても仕方ないのであと2つ位でまずは納めます

  • 27二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 13:54:55

    アッッッミスってましたごめんなさい!!!
    プロデューサー→センパイに脳内変換をお願いいたします…。

  • 28二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 14:11:07

    計算して清夏に代理母出産させて18で結婚するくらいの腹黒さ

  • 29二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 15:59:00

    「センパイ、勉強を教えてくれませんか?」

    筆記用具とノートを持った葛城さんが部屋にやってきた。
    最近は葛城さんからコミュニケーションを
    取ってくれる事が多くなった。
    先日のファンサービスの練習から
    より引っ込み思案に陥るかと思いきや、
    吹っ切れたようによく話しかけてくれる。
    居残りのレッスンをするときは声をかけてくる。
    私が気にかけてレッスン室に行くまで
    練習を止めないのは変わっていないのだが。
    キーボードの手を止めて彼女を見た。

    "わかりました、そちらの席へどうぞ。"

    席を促して座らせた。私も対面に座る。
    これでも大学生の端くれである。
    高校の勉強を見る位は訳がない。はずだ。
    目を通した教科書は数学の教科書だ。

    「応用の問題がいまいちよく理解できなくて…。」

  • 30二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 16:00:37

    基礎的な所は押さえられているが、
    応用となると少し難しいようだ。
    なんとも葛城さんらしい。
    プロセスから教えるか思案していると葛城さんが口を開いた。

    「あのっ、センパイ。」
    「教えていただけるのは恐縮なんですが、それだけだとこの時間がもったいないと、思います…。」
    「そこで、提案があるんです。」
    "何でしょうか?"
    「まずは、対面じゃなくて、私の横に座ってください。」

    横、横か。

    "理由をお伺いしても?"
    「慣れる、為です。前は握手で失敗したので、まずは存在を意識する所から始めてみるべきじゃないかと…!」
    "初歩から始めると言うことですね、わかりました。"

    まぁそういうことなら良いだろう。
    腰をあげると対面から彼女の横に座る。
    そう言えば以前一緒にアニメを見た時もこの距離だったな。
    今回は勉強するというのだから仕方ないが…。

    「あ、ありがとうございます。でですね、」
    「とりあえず私が勉強するのを見ていてほしいんです。」
    「一通り考えて、その後解説をお願いします。」
    "なるほど…まず葛城さんの独力でやってみて、後から私が補足するんですね。やってみましょうか。"
    「よろしくお願いします!」

  • 31二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 16:02:19

    早速ノートにペンが走り始めた。
    流石は葛城さんだ、途中式まで書いてくれている。
    どう考えているのかがよくわかる。
    だが…途中で苦しくなったようだ、筆先が泳ぐ。
    葛城さんからギブアップが出た。
    ペンを借りる。ここから先どのように導くかを考えていると
    不意に視線を感じた。横目に見ると葛城さんが見ている。
    断じてノートではない。私の横顔だ。

    "…葛城さん?"
    「はい?」
    "その…私の顔に何かついていますか?"
    「あっ、いいえ!そんな事ないです!」

    慌てて葛城さんが視線をノートに移した。
    結論も出たので解説を始める。途中式に付け加えながら解説を進めると、理解の早い彼女はトントン拍子に納得していった。

    "流石ですね。この問題はこんな所でしょうか。"
    「はいっ、ありがとうございます!」
    "次の問題に行きましょうか。"
    「ぜひ、お願いします!」

  • 32二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 16:04:07

    ペンを返すと彼女は次の問題に取り組み始めた。
    理解した彼女はスイスイと問題を解いていく。
    これはもう大丈夫だろうと安堵してノートを見ていると
    また視線を感じた。
    葛城さんの視線がノートと私の横顔をチラチラと移ろいでいる。
    これで間違っていないのか不安なんだろうか。
    とりあえず合っているため何も言わずにいた。すると

    3x=カッコ

    ここでいきなり葛城さんのペンが止まった。
    カッコ?
    ()の書き間違いだろうか。彼女に視線を移す。
    彼女の雪のような白い頬が赤く染まり、プルプルと羊みたく震えていた。

    「す、すみません…。間違えました…。」

    葛城さんが勢い良く消しゴムで消して修正する。
    その後いきなり思考がガタガタになった
    葛城さんを立て直すためにさっきの倍の時間がかかった。

    「センパイ、なぐさめてくれませんか?」

  • 33二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 16:06:57

    ギアを上げようとしたら、
    解釈違いだと心の中の清夏さんに止められる…!
    俺は…よえぇ…!
    あと2つで、2つで終えます…。

  • 34二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:42:16

    Pリヤありがとう

  • 35二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 21:17:59

    >>33

    結構このss好きです

  • 36二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 21:45:18

    圧倒的、感謝…!!
    とりあえずあと1つを書き上げてまた練り上げます!
    ありがとうございます!

  • 37二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 07:10:08

    SS職人かんしゃぁ…!

  • 38二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 14:47:53

    このレスは削除されています

  • 39二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 19:19:57

    「センパイ、なぐさめてくれませんか?」

    あるオーディションの後。
    私達は結果を待つ為に控室で待機していた。
    結果発表の画面を食らいつくように見る。
    結果は…あえなく落選。
    シルヴェスタの新シーズン、
    新ヒロインの枠を賭けたオーディション。
    見つけた瞬間にセンパイに相談した。
    センパイもわかっていてすぐに案内してくた。
    この為にレッスンをこなしてこなしてこなして。
    受かりたかった…受かり、たかった。
    ダメだ、ここで泣いちゃ。泣いちゃダメだ…。

    「すみません、センパイ…。」

  • 40二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 19:20:41

    声が震える。お仕事はどれも大事で特別だ。
    それでもこのお仕事だけは…どうしてもやりたかった。
    それだけに悔しい。レッスンが足りなかったのか。

    "帰りましょう、葛城さん。"

    センパイから声をかけられた。立ち上がれない。

    「うっ…うう…すみません、すみません…。」
    "…。"

    無言で私の隣に立つと、頭に手が添えられた。
    私のよりずっと大きくて暖かい手に撫でられる。

    "まずは、お疲れ様でした。明日を見ましょう、葛城さん"
    "絶対にまた取ってきます、立ち上がってください。"

    ここは控室だ、次の予定だってあるから引き上げたいはずだ。
    でもセンパイは、私を気遣ってくれている。
    私は…それに甘えていていいのか。良い訳がない。

    「…はい。ありがとう、ございます…。」

    私には、努力しかない。
    それでも、センパイがいるから。
    応援してくれる人が、いるから止まってなんていられない。

    この日から頭を撫でられるのが私にとって、
    一番効果的なメンタルリセットになったのは別の話。

  • 41二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 19:21:20

    〆です!とても甘くて楽しい概念でした!
    ただ修行します、これは出汁しか出ねぇ!
    反応に保守に、本当にありがとうございました!

  • 42二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:09:47

    SS乙でした!
    もっとナデナデシテー

  • 43二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 07:19:24

    (SS職人の頭を撫でる)

  • 44りーぴゃんは未だ滅びず25/02/28(金) 15:00:11

    りーぴゃんは未だ滅びず、
    我らが生きるかぎり。
    白草四音が我らから取り上げたものを、
    我らはプロデュースで取り戻す。

    進め、進め、葛城リーリヤ、
    初からHIFまで
    あなたの指揮下で
    我らは再びファンとなる。

  • 45二次元好きの匿名さん25/02/28(金) 18:10:23

    リーリヤのマズルカですか…

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています