【SS】『一緒に行かない?』って、それだけだから

  • 1二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:23:19

    SS。ダイス無し。手毬×学P・手毬×美鈴。
    簡単な流れは「連勤のPを手毬がおでかけに誘うんだけど、大変だから美鈴の力を借りる」という感じです。
    学Pは以下Pで行かせてください。
    全て書き終わってるのですぐに終わります。
    半角カナは全て(ドアが)開閉する音です。
    読了コミュは手毬親愛度20、手毬CM、ハロウィン、初星最新章です。
    時空の設定はnia後です。美鈴のことはよく分かっていません。指摘あったらください。
    よろしくお願いします。

  • 2二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:24:06

    【とある月末ー教室】

    P「……以上が来月のスケジュールになります。月村さん的にはいかがでしょうか。」
    手毬「うん、なんの問題もないよ。NIA以降仕事が増えて、忙しくなってきたね。」
    P「やはりそう思いますか。確かに明後日のオフ以降しばらく休みがないですね。」
    P「一応こことここの営業は空けることも——」
    手毬「いや、そのままで大丈夫。ていうか全然余裕だから、どんどん仕事取ってきていいよ。」
    P「……そう言っていただけると助かります。ですが無理はしないでくださいね。」
    手毬「ちゃんと休養日もありますから心配要りません。」
    手毬「そういうプロデューサーこそ、最近休みなしで働いてますよね。」
    P「そうですね、お陰様で。」
    手毬「ふーん、私に休めっていう癖に自分は休まないんだ?」
    P「アイドルの休養はレッスン含むサイクルの一環ですから、俺が休んでいい理由にはなりません。」
    手毬「ん……そういうものなのかな。」
    P「俺はアイドルではなくプロデューサーですから。」

  • 3二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:24:22

    手毬「私がレッスンの日は?」
    P「可及的速やかにタスクを消化し見学、休養日前日には直近のプロデュースについてのレポートを作成します。」
    手毬「私が休養の日は?」
    P「営業を取りに行ったり、舞台の下見にいったり、大学の課題に取り掛かったり……とにかく退屈しないですよ。」
    手毬「はぁ……。そういえばプロデューサーって大学生だったね。」
    ガラガラガラ
    あさり先生「プロデューサー君、ちょっといいですかー?」
    P「はい、今大丈夫ですよ。」
    P「月村さんは先に帰っていただいて構いません。」
    手毬「いえ、待ってますから。」
    P「すみません、この後は別の打ち合わせもあるので、暗くなる前に帰っていただけると助かります。」
    手毬「……そう、分かった。じゃあ適当に帰るから。」
    P「……すみません。」

  • 4二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:24:57

    【夜ー手毬の寮室】

    手毬「……っていうことがあってさ~。うちのプロデューサーが休んでくれないの~。」
    美鈴「あらまあ、まりちゃんが人の心配ですか……?」
    手毬「……何か問題?」
    美鈴「ふふふ。私、まりちゃんのプロデューサーさんが羨ましいです。」
    手毬「は?意味わかんないんだけど。」

    美鈴「……で、まりちゃんはどうしたいんです?」
    手毬「私、プロデューサーをお出かけに誘ってみようかなって。」
    美鈴「まあ、まりちゃんがデートのお誘いを……!」
    手毬「で、でででデート?!そんなんじゃないから!すぐからかわないでよ!」
    美鈴「ふふ、そうでしたね。それで、どちらに?」
    手毬「私、自分からお出かけに誘ったこととかないから。そういうの分かんなくて。」

  • 5二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:25:21

    美鈴「それで私に……う~ん……。」
    美鈴「(まりちゃんがせっかく私を頼ってくれているのですから、ここはまりちゃんの力にならなくては。)」
    手毬「美鈴だったら、休みの日どこへ行きたい?」
    美鈴「(!……仕方ありませんね。)」
    美鈴「あ……。ちょうどここに2枚の映画のチケットが。」
    手毬「あ、確かそれって……。」
    美鈴「はい。先週公開されたばかりの新作ラブストーリーです。」
    美鈴「ふふふ。男女2人が恋愛映画……デートにぴったりじゃないですか?」
    手毬「だ、だから美鈴ぅ——」
    美鈴「要りませんか?」
    手毬「要らないなんて言ってないから!ほ、ほら、美鈴はラブストーリーとかいう柄じゃないでしょ。だから、私がもらってあげても良いよ。」
    美鈴「……そうですね。楽しんできてください。」
    美鈴「(そのチケット、本当は……。)」
    手毬「……。」
    手毬「……あの、ありがとう美鈴。」
    美鈴「(まあ、これはこれで楽しみですね。)」ニコニコ
    手毬「ちょっと、何がそんなに面白いの?」
    美鈴「何でもありません。素敵な休日にしてください。」

  • 6二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:26:04

    【翌朝ー教室】

    手毬「(私の今日のミッションは、プロデューサーを映画に誘うこと。)」
    手毬「(大丈夫。『一緒に行かない?』って、それだけだから——)」
    ガラガラガラ

    手毬「おはようプロデューサー。」
    P「おはようございます、月村さん。」

    手毬「」スゥー、
    手毬「……。」
    P「……。」?
    手毬「……。」スゥー、
    手毬「(どうしよ~~!映画に誘うだけだって思ってたのに、いざプロデューサーを前にすると言葉が出ない~~~!)」
    P「(月村さん……?)」 ジー
    手毬「(!プロデューサーがすごいこっち見てるぅ~~!絶対変だと思われてるよもう~~~!)」
    P「……?ああ。月村さん、今日のお弁当は唐揚げですよ。」
    手毬「(!!やったあ!けど、そうじゃなくて~~~!)」
    P「その代わり今日はボーカルレッスンとダンスレッスンがあります。」
    P「ハードですから、しっかりカロリーを消費してきてください。」
    手毬「(ていうか、私そんなに食い意地張ってるように視えてるの?!)」
    手毬「任せてよプロデューサー、私唐揚げのためなら、全力で頑張るから!」
    手毬「(何言ってるの私~!余計に食い意地張ってるように視えちゃうよ~~!)」
    P「弁当は俺が持って行きますから、月村さんはレッスン室で待っていてください。」

  • 7二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:26:14

    P「では月村さん、今日も一日頑張ってくださいね。」
    手毬「言われなくても分かってます。行ってくるねプロデューサー。」
    P「いってらっしゃい、月村さん。」ニコ
    ガラガラガラ

    手毬「(結局言えなかった~~~!)」

  • 8二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:26:33

    【昼ーダンスレッスン室】

    P「お疲れ様です月村さん。」
    手毬「ん。ありがとうプロデューサー。」
    手毬「(よし、ご飯を食べて心を落ち着けたら、きっと口も自然と……!)」

    P・手毬「いただきます。」

    P「レッスンの調子はどうですか?」
    手毬「絶好調だよ。HIFに向けて、日々成長を実感してる。」
    P「そうですね。このところ連日のレッスンでも、キレが落ちるどころかますます良くなってるように思えます。」
    P「ですが、——」
    手毬「何?」
    P「今朝から口数が少ないですね。何か困りごとですか?」
    手毬「(やっぱり変に思われてた~~~!)」
    手毬「な、何も無いですけど。朝はちょっと考え事してただけ。」
    P「そうですか。最近のパフォーマンスは良いので大丈夫かと思いますが、何かあったらすぐ相談してくださいね。」
    手毬「(プロデューサーが私の心配を……!)」
    手毬「(!もしかして今言い出すタイミングだった……?!)」
    手毬「(……言わなきゃ。最近は忙しくて夜会えるか分からないし、ちゃんと誘えなきゃ美鈴に顔向けできない!)」
    手毬「あの、プロデューサー、——」
    ガチャッ

  • 9二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:26:49

    ことね「うお!手毬じゃん!」
    手毬「!!!」ギロッ
    手毬「(ちょっとことね!何で今入ってくるのよ~~!)」
    ことね「おいおい、なんで睨んでくるんだよ~。」
    手毬「ことね。あなたみたいなうるさいのがいると、せっかくのご飯が台無しなんだけど。」
    ことね「どれどれ手毬のごはんは~~?っと」
    ことね「お~唐揚げじゃん!これ、プロデューサーが作ったんですか?」
    P「ええ、そうですよ。」
    ことね「いいなぁ~手毬ぃ~♪私もぷろでゅーさぁ~の料理ぃ、食べてみたいなぁ~♡」チラッ
    P「……月村さんのレッスン日でしたら、構いませんよ。」
    ことね「え!いいのぷろでゅーさぁ?やったぁ~楽しみぃ♡」
    手毬「ちょっとことね、ダメに決まってるでしょ!」
    ことね「はあ?別に手毬が作るわけじゃないじゃん。」
    手毬「ダメなもんはダメ!私のプロデューサーなの!」
    手毬「……そ゛れ゛と゛も゛な゛に゛?“わ た し の プ ロ デ ュ ー サ ー”、奪 う つ も り ?」
    ことね「ひぃいっ怖!アイドルがしていい顔じゃないよ!」
    ガチャッ
    ???「ことね!私と一緒にお昼ご飯どうかしら?」
    ことね「んへえ?ああ、別にいいケd——」
    星南「やっと目を合わせてくれたわねことね!そうとなったら私たちの生徒会室へ直行よ!」
    ことね「う、うぎゃああああああああああああああああああああ!!!!」
    星南「まちなさいことね~~~!」
    ガチャン
    手毬「全く騒々しい、食事中に迷惑極まりないです。」
    P「はは……。」

  • 10二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:27:04

    手毬「ご馳走様プロデューサー。今日も美味しかったよ。」
    手毬「(ん~~~!唐揚げ美味しかった~~~!!!)」
    P「ありがとうございます。午後は授業でしたね。」
    手毬「うん。今日は7限まであるみたい。」
    P「大変ですね。」
    P「俺は午後出張で、戻るのは遅くなるので今日は先に帰っててください。」
    手毬「そう、分かった。」
    P「お先に失礼します。月村さんも午後の授業頑張って。」
    手毬「うん、任せて。いってらっしゃいプロデューサー。」
    P「はい、行ってきます。」ニコ
    ガチャン

    手毬「(?……あれ。私、何か忘れてるような……。)」
    手毬「」!
    手毬「(あ、あああ私、わたし唐揚げに夢中で……。)」
    手毬「(プロデューサーを映画に誘うの忘れてたぁ~~~~~!)」

  • 11二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:27:24

    【数分後ーダンスレッスン室】

    ガチャン
    佑芽「レ゛ッ゛ス゛ン゛!レ゛ッ゛ス゛ン゛だ゛ー゛!」
    佑芽「っ゛て゛え゛え゛!手゛毬゛ち゛ゃ゛ん゛が゛泣゛い゛て゛る゛~゛~゛~゛~゛?!」
    広「……。ネットに晒されてたのより、静か、だね。」
    千奈「つ、月村さん?!そ、その、私たちでよければ話を——」
    美鈴「……!!!まりちゃん!!!」
    美鈴「まりちゃん……!教えてください。誰にやられたんですか?」
    手毬「うっううぅ……美鈴ぅ……ことねがぁ、——」
    美鈴「!!!」
    美鈴「(藤田ことね……あの泥棒猫……!)」
    美鈴「(まさか、まりちゃんのプロデューサーさんをたぶらかして……!!)」
    美鈴「…………絶対に許しません。」
    美鈴「絶対に許しませんよ、“藤 田 こ と ね”!!!」
    千奈「(は、秦谷さん……お顔が怖いですわ~~~!)」

  • 12二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:27:40

    【午後ー通常教室】

    「——ケインズ理論に基づく政策は、常に公正で知的な執行者によってそれが実行されることを前提としていた。しかしそれは非現実的仮定だとして、——」

    手毬「(……はぁ、結局誘えなかったなプロデューサー。)」
    手毬「(今日は出張でもう会えなくて、明日は私が休養日で。)」
    手毬「(次会えるのは明後日?でも次の休みはまたずっと先で……。)」
    手毬「(はぁ……最初から、素直になれていれば……。)」

    手毬「……。」

  • 13二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:28:07

    【夜ーダンスレッスン室】

    手毬「はぁっ……はぁっ……はぁ……!」
    手毬「(もう少し、あともう少しだけ。)」
    手毬「(私は自主レッスンだって、プロデューサーが居なくたって全力だから……!)」
    ガチャッ

    美鈴「!まりちゃん、またこんな遅くまで……!」
    手毬「……ああ、美鈴。何の用?」
    美鈴「まりちゃんが遅いから心配してきたんです。」
    手毬「へえ、そう。心配要らないから、先に帰ってていいよ。」
    美鈴「……そんなに無理をして。体を壊したらどうするんです?」
    手毬「私明日オフだから、レッスン出来る時にレッスンしてるだけ。」
    美鈴「オーバーワークは逆効果だと、プロデューサーさんもいつも言っているでしょう?」
    手毬「そんなの知ってるよ。自分の限界は分かってるつもり。」
    美鈴「……。」

  • 14二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:28:21

    手毬「ねえ、もう少しで終わるから。邪魔だって言われなきゃわからない?」
    美鈴「まりちゃん、」
    美鈴「——そうやってがむしゃらに走っていても、ゴールには近づけませんよ。」
    手毬「……!だから、自分の限界なら分かってるって——」
    美鈴「そうではありません。」
    美鈴「ゴールから目をそらして、自分の限界まで走ることが、本当にまりちゃんのすべきことですか?」
    手毬「……!」
    美鈴「——ゴールがどこまでも遠くて、ますます遠くなって、怖くなる気持ちは分かります。」
    美鈴「でもだからといってうつむいて、でたらめな方へと走り続けていては、ゴールからますます遠ざかってしまいますよ。」
    手毬「……ッ!そうやって見透かしたようなことを!美鈴に私の何が分かるっていうの!!!」
    美鈴「……分かりません。私はまりちゃんのように走れませんから。」
    美鈴「ですが、」
    美鈴「——“今回は”、私もゴールの前で挫けてしまったので。」
    美鈴「まりちゃんには、私の思いとともに前へ進んでほしいんです。」
    手毬「ぇ?、それってどういう……」
    美鈴「わかりませんか?ふふふ……悔しいですね。」
    美鈴「でもいいんです。私の望みは、“半分だけ”、叶いましたから。」
    手毬「(……!もしかして、)」
    手毬「美鈴、それなら——」
    美鈴「ちゅっ」
    手毬「——?!?!」
    美鈴「優しいんですね。でも、私はこれで十分です。」
    美鈴「まりちゃん、ゴールはいつまでも待ってはくれませんよ。」
    美鈴「歩いていては間に合いそうもありませんから、」
    美鈴「——私の代わりに“走って”、たどり着いてください。」

  • 15二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:28:37

    【夜遅くー教員室】

    ガラガラガラ
    P「ハァ……ハァ……。あさり先生、夜分遅くに……すみません。」
    あさり先生「全く、君もあさり先生遣いがなってませんね~。」
    P「!……本当にすみません。」
    あさり先生「冗談ですよ。あさり先生ポイントー5点で勘弁してあげます。」
    P「……恩に着ます。」

    あさり先生「それで、先生に相談というのは何ですか?」
    P「うちの担当の、月村さんのことで。」
    P「月村さん、実は今朝から口数が少なくなったんです。」
    あさり先生「ほう、口数が少なくなった、ですか。」
    P「はい、レッスンでは調子も良く、健康状態も良好でしたので、何か悩みでもあるのかと心配で。」
    あさり先生「なるほど、それで本人はなんと?」
    P「特に何もない、と本人は言うんですが、思えば今日ずっと何か言いたげでしたね。」
    あさり先生「う~ん。では、それを本人に聞く、というのが最優先だと思いますけど。」
    P「しかし今日はもう遅いですし、彼女は明日オフなので、早いうちにこちらで解決しておきたいと思いまして。」
    あさり先生「ふふ、プロデューサー君らしいですね。」
    P「先生は、何か心当たりはありませんか?」
    あさり先生「う~ん。残念ながら。特に思い当たることはありませんね。」
    P「……月村さんのクラスでの様子はどうでしょう?」
    あさり先生「そうですね、クラスの友人とは、仲良くできていると思いますよ。」
    あさり先生「すこし言葉が強いところがありますが……彼女なりに、思いを表現しようと努力している節が見られます。」
    あさり先生「総じて、人間関係で思いつめているとは考えにくいですね。」
    P「そうですか……。」

  • 16二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:28:50

    あさり先生「この件、先生的にはプロデューサー君に問題があるのではと思っています。」
    P「お、俺ですか?」
    あさり先生「ええ。あくまでも先生の勘ですけど。」
    P「困りましたね、全く見当が付きません。」
    あさり先生「プロデューサー君、最近仕事ばかりで担当アイドルと十分にコミュニケーションが取れていないのではありませんか?」
    P「……うっ。言われてみれば。」
    あさり先生「では、先生から課題を出します。明日中に、月村さんとよく話しあってください。」
    P「!?先生、月村さんは明日オフなのですが……」
    あさり先生「だからこそですよ!明日でなければ、いつ時間が取れると思ってるんですか?」
    P「(……返す言葉がない。)」
    P「はい。わかりました。」

    P「では俺はこれで。失礼しました。」
    あさり先生「いい報告、期待してますよ~♪」
    ガラガラガラ

  • 17二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:29:05

    【夜遅くー教員室外】

    P「(あさり先生から課題を出されてしまった……。)」
    P「(月村さん、疲れているのにオフまで俺と話すなんて嫌がらないだろうか……。)」

    ダッ ダッ ダッ ダッ
    P「(ん……?こんな遅くに誰か走って……。)」
    ???「はぁ……はぁっ……はぁ……はぁっ!」
    P「(ああ、まだ働いている人がいるんだ。俺もあともう一仕事だけ……。)」
    ???「っはぁ……やっぱり、本当に居た!」
    P「————!?」

  • 18二次元好きの匿名さん25/02/26(水) 19:29:20

    手毬「……夜遅くまでお疲れ様プロデューサー。」
    P「月村さん!?どうしてこんな遅くに!」
    手毬「“最近の私のプロデュースについて”、だっけ?レポート、書くんでしょ。」
    P「それは俺一人で書きますから月村さんは早く——ングッ」
    P「(月村さん、どうして俺の口を塞いで……。)」
    手毬「自分はこんな遅くまで働いてまだ担当アイドルの心配だけ?プロデューサーは本物の仕事バカだね。」
    手毬「……今日はもう遅いから、レポートは明後日書きなよ。」
    手毬「どうせ今日書いたって、おんなじレッスンの内容をぎっしり書き込むだけなんでしょ、バカだから。」

    手毬「それならさ、一度くらい書いてみたくない?」
    手毬「——『休日に担当アイドルと映画に行った』、って。」

    おしまい

  • 19二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 01:56:16

    うへへへへ、よかった、最高、ありがとうございます。

  • 20二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 01:58:05

    手毬×学Pは少ないですからね僕のデータになりました

スレッドは2/27 11:58頃に落ちます

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