- 1二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:48:43
- 2二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:51:14
立て乙
- 3二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:52:26
- 4二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:53:26
- 5二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:53:48
このレスは削除されています
- 6二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 22:59:24
延ばせ延ばせ、線路を延ばせ
- 7二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:01:50
線路工事中…
- 8二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:05:05
10駅まであと少し!
- 9クララ書き25/02/27(木) 23:06:12
立ててくださりありがとうございます!
- 10二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:07:33
10駅〜10駅〜
- 11二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:11:03
ヒャッハー!
乗り込め乗り込めー! - 12星宿ユウの考案者25/02/27(木) 23:11:42
ハイランダー乗務員「次は~、マグニフィセント・セントラル、マグニフィセント・セントラルです。本日はハイランダー鉄道学園マグニフィセントラインをご利用頂き、ありがとうございます」
モモイ「遂に来たよ・・・西部劇!」
ミドリ「お姉ちゃん、遊びに来たわけじゃないんだからね」
みたいなやり取りから始まるミニストーリー、『無限の荒野(フロンティア)へようこそ!』 - 13二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:12:03
いえいえ、楽しんでいただけて何よりですー。
- 14二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:12:09
立て乙です
ノナ「だからアタシのどこが保安官だよ!もう保安部じゃねぇんだ!ただのカウガールなんだよ!嘘だと思うなら牛追い部のラティに掛け合ってく⸺」
ラジオ『昨日の午後、マグニフィセント西武学園の校舎で爆発事件がありました。首謀者はすぐに逮捕されましたが、犯行の動機は牛追い部の……え?元保安部?……の生徒に恨みがあったとのことで……』 - 15二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:16:17
おいマスター、ビアをくれよ!
一日中馬を飛ばして喉が渇いちまった! - 16二次元好きの匿名さん25/02/27(木) 23:36:06
「おめぇ、こいつ(ボーチャードピストル)の価値を知らねぇな?……おめぇの銃、何発入りだ?その口径からみて6発か?……まあ、上等だ。だがな、こいつ(ボーチャードピストル)は、同じ規格の弾が8発入る。……で?撃ち尽くしたら何秒で弾を込めるんだ?………なるほど。そんなノロマじゃ、トーシロ相手でもハチの巣にされるぜ、おめぇ。こいつ(ボーチャードピストル)は3秒もあれば全弾装填できる。慣れりゃもっと早くできるぜ。試してみるか?え?」
(※ユウが近くで聞いてるのに何も見ずボーチャードピストル(オートマチック)の利点についてつらつら話すノナ) - 17クララ書き25/02/28(金) 01:36:04
(時系列:2スレ目の>>154と同じ頃)
「……こンな静かだったカ。」
もぬけの殻だ。いつもこの厩舎を彩っていた彼女は今、誰かの悪意という名の病床に伏している。
小屋の中は馬で満たされているが、須別ピノの胸中はがらんどうだった。
彼女――呉井クララは馬屋部の1年生。
少なくとも1年前は今と同様、クララが居ずとも問題なくこの部活動は機能していた。
だと言うのに、あの子がいなくなった途端にこのあり様だ。
いや――正確には彼女は撃たれたのだ。
ただいなくなったわけではないことを加味すると、仕様の無い話かもしれない。
あの時の光景が今でも勝手にピノの脳裏で反芻される。
『……っ!?リンゴさんっ!!』
『狙撃よ!伏せてっ!!』
――咄嗟にカウンタースナイプを決めた便利屋の女はスコープ越しに狙撃手の顔を見ていた。
その正体はガラガラヘルメット団だったと言う。
「ああ、クソ……ッ。」
怒りが湧かないと言えば噓になる。当然憎い。憎くて憎くてたまらない。
願わくば、こんなことをしてくれた奴らをこの散弾銃で穴あきチーズにしてやりたい。
だが今はその時ではない。そんな復讐心に燃え滾る心のままに動くのは根本的な解決には至らない。
- 18クララ書き25/02/28(金) 01:36:29
「だったら、どうすりゃいいンだヨ……。」
何かに当たりたい気持ちをぐっと堪える。
このまま当たり散らせば、あの子と共に歩んだ日常の一部を傷付けてしまいかねない。
冷静さを取り戻そうと、大きく深呼吸をする。
「日常……。」
ぐしゃぐしゃになった気持ちを整理する。
こんな気持ちの時、日常ではクララはどうしていただろうか。
クララは馬が好きだった。好き過ぎて、馬屋部では通常やらない仕事までもやる程だった。
彼女は客から預かった馬の世話とは別に、付けていた鞍の手入れまでも無償でやっていた。
過度なサービスは客が付け上がるからやめておけとピノは言ったものの、クララは大好きな馬にはキレイなものを身に着けていて欲しいと願っていた。
――そうだ、クララのように鞍の手入れをしてやろう。
どんなに気落ちしていても、彼女ならきっとこの学園の生徒とその馬のことを考える。
そうでなくとも、何かをしていれば気が紛れるような、そんな気がした。
ちょうど馬小屋には小林リンゴの愛馬が居た。
アイツは今頃、先生の胸を借りてさぞやワンワンと泣いていることだろう。
だから馬だけ置いて本人は不在だった。
胸中が穏やかじゃないのは私もリンゴもお互い様。
だからアイツにも、クララのように、普段はしないサービスをしてやろう。
そうすれば、少しは自分も慰められた気持ちになれる、なんとなくそんな風にピノには思えた。
「アイツの馬は確か、こっちだったナ……。」
とやかく考えて再び沈んでしまう前に、リンゴの馬が居る馬房へと向かう。 - 19クララ書き25/02/28(金) 01:36:53
自分の馬にもするように、慣れた手つきでリンゴの馬から鞍を外す。
外した鞍は作業台へと持って行き、戸棚からブラシとサドルクリームを取り出す。
「ホント、らしくないコトしてンよナ。」
クララの道具を拝借している姿を俯瞰して軽く自嘲する。
そんな気持ちが沈むような雑念を振り払い、鞍に付いた汚れをブラシで払い落とし始めた。
表側の泥や砂埃を丁寧に払ったら、次は馬の汗を拭き取る。
鞍を裏返し、雑巾で内側の汚れを拭っていた時――
「……ン?」
――何かを拭き取った。
小さな小石でも挟まっていたのだろうか?
そう思って手に取って見ると、それはただの小石などではなかった。
人差し指の腹の上に収まって余りある小粒のそれは、整った四角い形をしていた。
この片田舎では滅多にお目に掛かれないそれは、恐らくはミレニアム製の――
「……発信機?」
To Be Continued...