【閲注?SS🎲】口兄われし傀儡師 -人形アヤ- 6体目

[1 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/04(火) 18:00:19]

<前回のくぐつし>

アヤ「ざっくりまとめると、ユメ救出して虫捕りして、砂風呂で遊んだ後、ミレニアムプライスでTSCIの世界に飛ばされて古代人と遭遇したよ。」

マガリ「1ヶ月経って3～4日しか進んでないね。内容の面白さはさておき、実質ジョ○ョ5部みたいな進行速度だよ。さらに、ゲマ会議/回想/バレンタインまで挟んだから、全然進んでないしね。あらすじでふざけてる暇あるなら、本編進ませた方がいいんじゃない？」

アツコ「エデン条約/最終章/v.s.シュロ/実家/最終決戦と本筋だけでもこれだけ残ってるのに、他にも伏線回収や竜宮城、アリウス組との絡みも描写しないといけないよね。ほんと、一体何パートあれば終わるんだろうね、コレ。これだけ聞くと、エターナる気しかしないよね。」

マガリ「ホントにキャラ増え過ぎだし、話も壮大しすぎだよね。アヤマガもしくはマガアヤの、ミサキが本棚の裏に隠してるヤツ位の濃厚いちゃらぶSSとかに切り替えるべきじゃない？」

アツコ「いやいや、『信じて送り出した人見知り恋人が、3周目で急に生えてきたミステリアス儚げ系お姫様にデロデロに甘やかされて、百合NTRビデオレターを送ってくるなんて...』にしようよ。ちなみに参考はヒヨリがこの前通販で買ってたゲームだよ。」

アヤ「えーと、『このお話は、口兄われた傀儡師「人形アヤ」の喜劇悲劇の奮闘劇です。』困ったら、むりくり終幕させようね。」

人形「是非是非、コメントやご質問、ハートや保守など、皆様から賜りますご厚情が、私どもの励みとなりますゆえ、何卒よろしくお願い申し上げます。それと、原点に立ち返ってアヤマガの絡みを増やします...次回作があれば伏線はそこで回収します...」

タタリ「こちら前スレだよ～？ｺﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞ...」

【閲注SS🎲】口兄われし傀儡師 -人形アヤ- 5体目｜あにまん掲示板

○○「こちら偉大なる初代スレだ。初見さんはぜってぇ見てくれよな。」

【🎲】傀儡師になりたいモブちゃん｜あにまん掲示板

[2 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/04(火) 18:02:23]

シノン「『一日が1～数レスで終わるのは勿体ないし、キャラの掘り下げのためにも内容を濃くしたり、会話を増やした方がいいのでは？』と考え、実際に実行されたとのことですが、その結果としてスレ進行が大幅に遅くなったことについて、どのように受け止めてるんですか？」

人形「ですからぁ、ｴｯﾊﾝｯ、皆さんのｸ、コメントを真摯に受け止めて、ｵｯ､ｵﾘｷｬ､ｽﾚｪｯという大ﾎきﾋなﾊ、ｸｯカテゴリーに比べたらぁ、ｽﾞｽﾞｯ、ｽﾚｩｯの、進行のﾎﾎ、ネェ、折り合いをつけるっていうﾊｧﾊｧことで、もう一生懸命ホントにﾊｧﾊｧ…ｴｻｴｽｩ執筆ｩ・キャラの堀さげﾍﾍﾍﾊﾊﾊﾊｱｱｱｱ！！↑↑　キャラﾊｲｹｯ問題はぁ…ｸﾞｽﾞｯ…我がスレのﾆｰﾄｩｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｱｱｱｱｧｧ↑、ﾌﾞｯｱｶスレのみﾝｩｯﾊｰ↑ ｸﾞｽﾞｯ我がスレのみな らずぅう！！ｱﾆﾏｯ…ｸﾘｴｯﾂｧｰの問題やないですか！！　…そういう問題ﾎｫﾎｯﾎｰ! 解決ｼﾀｲｶﾞ為ﾆｨ！ 俺ﾊﾈｪ！ ｳﾊﾊﾊﾊｧｧｧ！ 誰がﾈｪ！ 「ﾀﾞﾃﾞﾆﾚｽｼﾃﾞﾓ！ ｵﾝﾅｼﾞﾔｵﾝﾅｼﾞﾔ」ｵﾓﾃｪｰ！ ﾝｧｯ↑ﾊｯﾊｯﾊｯﾊｰｗｗｗｗｗｗｱ゛ﾝ！！ ｽﾞｩｰｯﾄﾚｽｩｰｼﾃ来ﾀﾝですわ！ せやけど変ﾜﾚﾍﾝｶﾗｧ、ｿﾚﾔｯﾀﾗｧ私ｶﾞｧｯ！！ …ﾊｧﾊｧ…ﾊｧｯ、スレ建てしてぇ、レス通りぃ！ ｩﾝﾊﾊｧﾝ！！↑↑ 命がけでｯﾍｯﾍｴｴｪｴｪｴｴｲ↑↑↑↑ｱ゛ｧｱﾝ！！！

……ｼﾉﾝ記者ｧ、ｱﾀﾞﾀﾞﾆﾊﾜｶﾗﾝﾃﾞｼｮｳﾈｴ！ 平々凡々としたぁ、クロノス（学校）を退学してぇ、本当に、「誰がスレ建てしても一緒や。誰が、レスしても」じゃあ、俺がぁ！ スレ建てしてぇ！ 「このあにまんをｫﾝﾌﾝﾌﾝｯﾊ、ｺﾉ、ｺﾉｱﾆﾏｧｱｱｱｱｱｱｱｱｱ↑↑↑ｱｧﾝ！！！！！！ ｱｩｯｱｩｵｩｳｱ゛ｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱーーーｩｱﾝ！ ｺﾉｱﾆﾏｧｩｧｩ……ｱ゛ー！ ｺﾉｱﾆﾏﾝｦ… ｳｯ…ｶﾞｴﾀﾞｲ！」ｺﾉ一心ﾃﾞｪ …ﾊｧﾊｧ…一生懸命運ｴｪしてぇ、ｱﾆﾏﾔ…縁もゆかりも無いあにﾏｧｯスレ民の皆様に支持されて、やっと！ﾊﾟｱｧﾄｯ６に！！なったんですぅ！！！（バンバンバン←パソコンを叩く音）」

ミノリ「Writtingだー！出番増やせ―！！更新しろー！！プリン寄こせー！！」

「口兄われし傀儡師 -人形アヤ- 」過去スレまとめ | Writening

[3 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/04(火) 18:03:01]

アヤ「見やすさ重視で、説明短縮するそうです。」

人形(ﾋﾄｶﾞﾀ)アヤ：本劇の主人公。2年。マガリに憑りつかれている。人見知り。温泉が好き。人形家(光輪宗)の御令嬢。家出して、百鬼夜行の山で傀儡師として修行中。低倫理。傀儡は強い・アヤは弱い。2度死亡済み。

口兄(ｸﾁｱﾆ)マガリ：本劇のヒロ(うよう)イン。2年。一度死ぬが、愛の力で蘇りアヤに憑りつく。体は傀儡、心はエ駄死。気違い。1度アヤを呪い殺す。

カラクリ：アヤの師匠。傀儡仙人。数百歳。全身傀儡。低倫理。

口兄タタリ：カラクリの弟子。傀匠。1年。右手義手。天然。他者の機械に触れると壊れる。

マガリ「あとは過去スレとか参照してね☆」

[4 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/04(火) 18:03:27]

人形「最近某ゲームにドハマリして更新サボりました。油風呂の刑にございます。」

アツコ「どうも。人形アヤちゃん教、枢機卿です。金髪、紫目、貧乳、超かわいい、アホ毛、八重歯、頭と腰の蝙蝠羽、首とか手に包帯、顔に小さい傷、2本折れ角、157㎝、和服の要素をChatGPTに入れて作ったアヤちゃんだよ。折れ角って難しいんだね。

会員くん、ここまで言えば　わかるわね？」

マガリ「会員ナンバー１、教皇です。支援絵よろしくお願いします。」

　　　

[6 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/04(火) 18:11:46]

人形「『ちなみに、マガリとの純愛(当社比)SSよこせ！』とか『もっと○○との絡み見せてくれ！』とかあります...?」

[7 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/04(火) 18:56:02]

スレ主代理クロコ「あの...その...先生...」

先生「"どうしたの？"」

クロコ「えと…その、参考までに聞きたい。ちょっとした個人的な好奇心。もし続けられなかったらどうするつもり？完結なんて出来ないかも…………」

クロコ「いや…それよりも続けたとして、このスレがさらに壮大になって、キャラも増えて、伏線塗れになったとしたら、先生はどう思って………そんな苦労をしょいこんでいるの？」

先生「"そうだね…私は「完結」だけを求めてるわけじゃいないんだ。「完結」だけを求めていると、人は近道したくなっちゃうものだからね……………"」

先生「近道した時、キャラとしての魅力を見失うかもしれない。やる気もしだいに失せていくしね。大切なのは『完結に向かおうとする意志』なんじゃないかな？。」

先生「"向かおうとする意志さえあれば、たとえ今スレでは終われなかったとしてもいつかはたどり着くはず。向かっているわけだから……………違うかな？"」

クロコ「………………」

クロコ「うらやましい………前の世界で私は…オリキャラスレ主になりたいと思っていた…ホシノに拾われたころから……ずっと、立派なオリキャラスレ主に…………なりたかった………」

クロコ「かつて、先生みたいな「意思」を持って、オリキャラスレを運営していた事もあった………」

クロコ「でも落とした…………私は………くだらない狼。何でも途中でダメにしてしまう。ホシノも、ノノミも、アヤネもセリカも先生も………いつだって途中でだめになる…………」

先生「"そんな事ないよ…………シロコ"」

クロコ「え？………………」

先生「"シロコは立派にやってるよ……………………"」

先生「"「意思」は同じなんだよ……………シロコがオリキャラスレ主になったばかりの頃いだいていたその「意思」は……今…、シロコのその心の中に再び戻っているんだよ…………………シロコ"」

[8 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/04(火) 19:27:05]

アヤ(こわい…無理…)

マガリ(…大丈夫。)

マガリ「何ウチのお嬢怖がらせてんだよぉ！黙って爆破させやがれ！」

〇〇「はぁ…紋章について少しはわかるやつがきたかと思ったら。礼儀がダメだな。」

マガリ「お前らが先に手を出してきたんだろうがくぅおらぁ！！」

〇〇「伝えんのにちと骨が折──」

マガリ「この変な模様のやつ出してんじゃねぇ！！」

〇〇「………はぁ？おい、お前！これ知ってたからここに呼ばれたんじゃねぇのかよ！？オデゴスのやつ…」

マガリ「あぁん？こんなの知ら──」

アヤ(これ…ドクターの部屋にあったやつじゃない？)

マガリ「…いや。昔、孤児院で似たようなのならみたことある。」

〇〇「…何ぃ？」

オデゴス「失礼いたしました、ご主人様。どうやら、この方がご存知だったようでございます。」

カラクリ「2人は無事だったようじゃな。」(全身から水漏れ)

アヤ「カラクリ様！」

[9 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/04(火) 20:02:54]

マガリ(やべ…忘れてた…)

〇〇「………その体、なるほど。」

カラクリ「あの化物はお主が？」

〇〇「ああ…エクテイノメノスのことか？」

カラクリ「えく…？」

デクテス「主よ、客人には名乗りを──」

〇〇「─っと、そうだな。そいつらが急に暴れ出すからすっかり忘れてたぜ。」

マガリ「もっぱつ喰らわせてあげようか？」

デクテス「部屋の中で暴れるのは感心できることではないな。」

〇〇「ってもな、俺はもう名前は捨てたんだよな…」

〇〇「あー…でも敢えて、もし仮に自分に名付けるとしたら…俺の名はdice1d4=4 (4) だ。」

1.アンゲロス

2.デイロス

3.エクトロス

4.プレナパテス

[10 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/04(火) 20:08:15]

〇〇「あんたらは？」

カラクリ「私は…カラクリだ。」

マガリ「…マガリ。それと、アヤ。」

〇〇「そんな名を名乗ってるぐれぇだし、あんたは知ってるんだな？カラクリ。」　

カラクリ「多少はの。師から聞いたのだ。」

〇〇「師？誰だそいつぁ。」

アヤ「たしかに私も聞いたこと無い…」

カラクリ「………ニチリン、と呼ばれていた方じゃ。」

〇〇「dice1d4=1 (1) 」

1.もしかしたら知ってるやつかと思ったが…知らんな。

2.…ほーん。

3.……………

4.なんだと…！？

[11 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/05(水) 00:24:55]

プレ〇「もしかしたら俺と同じ生き残り？がいるかもしんねえかと思ったが、そんなことなかったな。」

アヤ(...ニチリン！)

マガリ(なんだっけ、ソレ？)

アヤ(母上たちが崇めてた人だよ。如来とか神みたいなやつ。)

マガリ(うーん...当時も適当にやってたから覚えてないね。あははは。)

プレ〇「んで、どんなこと聞いたんだ？」

マガリ「ソレより、私たちをここに呼んだ理由は？あの模様との関係は何？どういう仕組み？」

プレ○「どおどお、落ち着けってんだ。それを説明すっためにどこまで知ってんのか聞いてんだろうだよ。んで、どんなもんよ？」

カラクリ「dice1d4=1 (1) 」

1.『閉牢』と『H.A.L.O.』について少し聞いたことがある程度だの...

2.『ヘイロー』への遷移は調べたぞ。

3.『開牢』の術式は知っておる。

4.『幻夢』と『融和』まで聞いておる。その先もな...

[12 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/05(水) 09:15:17]

カラクリ「むかし―――」

.........

マダラ「カラクリ様...これは？」

ニチリン「ああ、これは『閉牢』と言ってな。悪しきものを封ずる印よ。」

ニチリン「こんな昔話がある。」

『むかしむかし、この世には悪しきものどもが跋扈しておった。鬼や妖、呪いに憑かれた者、さらには気まぐれな神までもが、理を超えて人々を惑わせておったのじゃ。』

『ある時、ひとりの旅の僧が、村を襲う悪鬼を見つけた。その鬼は村人を喰らい、血で酒を造り、夜な夜な人を嘲笑っておった。僧は鬼を討とうとしたが、鬼は影のように逃げ、刀も術も通じぬ。』

『しかし、僧は諦めなかった。彼は、古き経典と封印の技を組み合わせ、一つの印を編み出した。それを用いれば、悪しきものを「牢」に閉じ込めることができるのじゃ。この印を「閉牢（へいろう）」と呼ぶようになった。』

『僧は閉牢の印を結び、鬼の名を呼びながら呪を唱えた。すると、鬼の周りに見えぬ鎖が現れ、やがて鬼の姿は闇に溶けるように消えた。それ以来、その鬼は誰の目にも見えず、誰にも害をなすことができなくなったという。』

『僧はその後も旅を続け、悪しきものを閉牢し、世の理を守り続けた。人々は彼を「閉牢師」と呼び、彼の術を伝えようとしたが、それを完全に習得できた者はおらず、やがて僧の名も技も歴史の闇に沈んでいった。』

『だが、今でも時折、閉牢の技を受け継ぐ者がいるという。彼らは人知れず闇を封じ、世界の均衡を守り続けているのだと――。』

ニチリン「という話よ。」

マダラ「それが、ニチリン様なのですか？」

ニチリン「...いまだ、私にも完全に習得はできておらんだ。」

ニチリン「だが、一つ言えることは、閉牢師は悲惨な最期を遂げた。という事だけだの。」

[13 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/05(水) 09:30:54]

カラクリ「そして時が立ち―――」

『閉牢の術が生まれてから、長い時が流れた。やがて時代は変わり、閉牢師は姿を消し、その術も忘れ去られていった。鬼も呪いも、神格さえも、人々の記憶から薄れ、ただ古い伝承として語られるのみとなった。』

『しかし、その伝承に魅せられた者がいた。それは異国の研究者たち――ある者は考古学者であり、ある者は神秘学者であり、またある者はただの好奇心に突き動かされた探求者だった。』

『彼らは古き書物を漁り、遺跡を巡り、かつて閉牢が施された地を訪れた。
そして気づいた。』

『封じられたはずのものが、再び目覚めつつあることを。』



『閉牢の技は、もはや完全ではなかった。時と共に封印は緩み、閉じ込められていた存在が 「忘れ去られたことで、再びこの世に溢れ出す」 現象が起きていたのだ。』

『研究者たちは恐れた。彼らの手にあったのは、過去の遺物――それを解読する知識はあっても、閉牢の技を実践する術はなかった。』

『しかし、彼らには異国の知恵と、新たな科学の力があった。』

『彼らは試行錯誤の末、ある仮説にたどり着いた。』

『「封印とは、ただ閉じ込めるものではない。存在を『記録(Archive)』し、『世界そのものに刻み込む』ことで、永遠に縛ることができるのではないか？」』

『そして彼らは、閉牢の術を基にしつつ、それを拡張した新たな封印術を生み出した。それは、紋章（Heraldic） を刻むことで、対象の 「理（ことわり）」 を固定し、呪詛（Anathema）として認識し、封印牢（Locking Oubliette）へと変じる技術――』

『こうして、新たな封印の体系は誕生した。彼らはそれを、H.A.L.O.（Heraldic Anathema Locking Oubliette） と名付けた。』

『それは、単なる牢ではない。封じられたものは、ただ囚われるのではなく、「紋章」 によって 概念そのものを制御される。そして、世界の理に組み込まれ、「存在することすら許されなくなる」のだ。』

[14 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/05(水) 09:35:06]

『しかし、彼らは気づいていた。この封印もまた、いずれ破られる日が来る。数十年、数百年後、またしても忘却が封印を解く。』

『ならば――奴らを「人」に封じよう。』

『もし、忌むべき存在を 人という器に宿らせる ことができれば。』

『もし、封じた存在が 「語り継がれる人」 となれば。』

『人々が決して忘れぬように。』

『人々が、語り継ぎ、受け継ぎ、恐れ続ける限り。』

『それは 決して消えぬ牢獄 となる。』

『こうして、H.A.L.O.の術式は更に進化した。呪われたものは、人の血に混じり、人の魂に刻まれ、代々受け継がれていく。』

『封じられた者たちは、もはや「いない」のではない。彼らはこの世に 「生きている」 のだ。』

『ある者は、怪物を封じられた者として生まれた。』

『ある者は、神の狂気をその身に刻まれた。』

『ある者は、呪いの意志を受け継ぐ者となった。』

『彼らは人でありながら、人ではない。忘れられることなく、決して消えぬ牢の中で、生き続ける。』

『H.A.L.O.は今もなお、使われ続けている。異国の研究者たちによって、あるいはその技を継ぐ者たちによって。』

『この世の理を守るために、あるいは、この世の理を捻じ曲げるために。』

[15 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/05(水) 10:46:34]

カラクリ「まあ、何故か今はヘイローと呼ばれておる。まあ『キヴォトス』も『奇伏徒子(きふとし)』や『鬼封都市(きふうとし)』が訛ったからとか諸説はさまざまあるからの。時代の遷移か、はたまた陰謀か。私の知るところではないがの。」

プレ〇「あー...まあ概ね一緒だな。」

マガリ「んで、そのへいろう？ってのがこの壁とかなの？」

プレ〇「んや、違うね。『閉牢』は紋章を書いて、元ある『神性』を閉じ込めるスティグマだ。これはそん逆。先にスティグマを書く。そうすっと、そのスティグマに引き寄せられるようにして『神性』が集まってくんのさ。」

そう言いながらプレ〇は、机の上に変な形の羽ペンを持ち、何か意味ありげな模様を描き始めた。その動きはどこか不自然で、ペン先が奇妙なリズムで机を滑る度に、模様がどんどん複雑になっていく。

マガリ「何してんの？」

プレ〇「まあ、待てって。すぐにわかるからよ...っと。」

プレ〇「おい、ラロン。」

プレ〇がそう呼びかけると、机に描かれた模様が突然動き出し、まるで生きているかのように形を変えて口を開いた。その口がにっこりと笑って、陽気な声でしゃべりだした。

ラロン「はっはっ～～！！初めましてキュートガールちゃんたち！！君たちどこから来たんだい？お名前は？すきな映画は？僕は「ショーシャンク空に」が好きかな！ショートケーキのイチゴは最初に所に食べちゃうタイプ？最後まで残すタイプ？てかLINEやって―――」

ラロンがしゃべり終わる暇もなく、プレ〇は胸元から取り出したクロスでラロンの口をサッとふき取った。

プレ〇「――とまあ、こんなもんよ。これが『開牢』だ。」

マガリ「で、それと私たちに何の関係が？」

プレ〇『あれ、あんたらまだ気づいてねえのか？dice1d4=3 (3) 』

1.ここから出られねえことに。

2.生きてる人間が長い時間こっちにいると、元の体に戻れねえことに。

3.数時間後に崩壊することに。

4.もうすでに死んじまったことに。

[16 二次元好きの匿名さん 25/03/05(水) 19:49:52]

え゛っ

[17 二次元好きの匿名さん 25/03/05(水) 23:08:36]

ちょっとヤバみじゃん

[18 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/06(木) 00:01:38]

マガリ「...ええ？！早く脱出しないと！」

プレ〇「いや、無理だね。俺含め全員、あと数時間の命さ。」

オデゴス「ご主人様、この空間は彼女たちのいた世界とは時間の流れが異なることを、お忘れではございませんか？」

プレ〇「ああ、そうか。忘れてたな。どんくらいだ？」

オデゴス「およそ、dice1d300=159 (159) dice1d3=2 (2) ほどでございましょうか？」

1.秒

2.分

3.時

プレ〇「まあ、そういうこった。」

カラクリ「まあ、危機的状況には変わりないの。」

人形「...なにゆえ？」

マガリ「アヤちゃん？」

プレ〇「あん？」

人形「何故崩落するのでございます？」

プレ〇「dice1d4=3 (3) 」

1.まあ、定員オーバーだな。

2.前来た4人組がいろいろ改造するもんだから、負荷が強すぎてな。

3.もともと、相手を閉じ込めて倒すための空間だからよ。

4.「ある奴」がきちまったせいだろうな。

[19 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/06(木) 00:25:42]

プレ〇「本来は入った瞬間崩壊して、悪鬼神仏魑魅魍魎を捕らえておくための空間なんだが、厄災から逃れるためのタイムカプセル代わりに使ってたのさ。」

マガリ「それなら、アンタが入った瞬間に崩壊するんじゃないの？」

プレ〇「俺は崩壊しないようにいろいろやっとたのよ。そったら、いろんな奴らがわんさか来たもんで、本来の機能が作動しちまったってわけ。」

プレ〇「さて、どうすんの？このまま運命を受け入れ、ここで俺と一緒にくたばる？それとも、最後まで運命に抗い続ける？」

マガリ「帰るにきまってるよ！―――ね？」

アヤ「(こくこく)」

マガリ「dice1d4=3 (3) まで死 ねないよ！」

1.成長したアヤちゃんを見届けて成仏する

2.アヤちゃんと結婚する

3.アヤちゃんの子供産む

4.アヤちゃんと心中する

アヤ「既に死んでるけどね。」

マガリ「まあ、過ぎたことは良いよ。」

カラクリ「となれば、今すぐに動かねばの。オデゴスさんや。タタリは見つかったかの？」

オデゴス「ええ、「発見」いたしました。」

アヤ「dice1d4=2 (2) 」

1.一旦、外の状況を把握しよう。

2.プレナパテスさん。何か脱出する方法に心当たりはある？

3.コクリに何とか連絡できないかな...

4.とりあえず、タタリさんのところに行こう。

[20 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/06(木) 00:44:49]

アヤ「この中だと、一番あなたがこの世界に詳しい。」

プレ〇「ま、俺から話しかけた手前？そういうのあるじゃねえかと疑う気持ちもわかる。」

マガリ「それであるの？時間ないんだけど。」

プレ〇「Of course!(当たりめえだろ？)」

マガリ「アヤちゃん、やっぱコイツ撃っててもいい？」

アヤ「マガリ、おちついて。」

マガリ「おちつついて？」

プレ〇「dice1d4=3 (3) 」

1.アポドラステス(逃げ出す者)のスティグマを書かにゃならん。

2.至極簡単。『看守』を倒すだけさ？

3.無名の神とかがいればな...

4.この世界に描かれた紋章を人に宿す。

[21 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/06(木) 01:28:53]

アヤ「無名の神？」

マガリ「また神？」

カラクリ「大昔にいたとされる、自然を模った神じゃな。」

ツミ『―――きしゅん！...ん？』

プレ〇「その力で「牢の扉」をぶち抜けば出られるんじゃないか。というのが今んとこ一番有力な仮説だ。」

マガリ「んで、その無名の神はどこにいるの？」

プレ〇「知らん。」

マガリ「えぇ...」

プレ「そんな表立ってでてくるやつらじゃないのよ。あいつら。ほれ、レーダーにも何の反応も...あ？」

dice1d4=3 (3)

1.マガリ「点、一個やっぱあるじゃん！」

2.カラクリ「昔、ニチリン様に渡されたものが...」

3.プレ〇「近くに反応あり...?」

4.プレ〇「いや...無名の神、いらねえかもしれねえ...」

[22 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/06(木) 10:36:05]

プレ〇「さっき見たときまではなかったんだが...」

アヤ「どこ...?」

プレ〇「座標的には...」

オデゴス「先ほどの方が置かれていた場所でございますね。」

カラクリ「.........」

プレ〇「そうか。とりま、見に行っか。」

デクテスの「主、お気をつけて。」という言葉を背に、私たちは小屋を後にした。 砂浜は陽光に照らされ、波が優しく寄せては返す。裸足で歩くと、ひんやりとした砂が心地よい。潮風に髪をなびかせながら、私たちはタタリの元へと向かっていく。

マガリ(ｯｽ――。忘れてた...)

アヤ「砂熱い。おんぶ。」

マガリ「はーい。」

タタリの状態は...dice1d4=2 (2)

1.すごい具合の悪そう

2.動かない

3.+あの時のマガリくらいぐちゃぐちゃ

4.++全身が奇妙な紋章で光ってる

[23 ◆CWWb2UleUxkH 25/03/06(木) 12:30:42]

アヤ「いたいた。」

砂浜に横たわるタタリのもとへ駆け寄り、その肩を揺さぶる。

マガリ「いつまで寝てるの！早く脱出するよ！」

しかし、彼女の体はまるで人形のように硬直し、微動だにしなかった。潮風が吹き抜ける中、彼女の顔色は普段と変わらないように見えるが、胸の上下が感じられない。

オデゴス「恐れ入りますが、その方は生命活動を行っておりません。」

アヤ「え...」

マガリ「...」

マガリが無言で手を伸ばし、タタリの首筋に指を添える。しばらくして、わずかに眉をひそめると、ゆっくりと首を横に振った。

カラクリ『2人「は」無事だったようじゃな。』

アヤ「あっ...」

タタリのヘイローは寂しく揺れ、辺りには波の音だけが響いている。

プレ〇「見たところ、dice1d4=1 (1) に僅かだが、無名の神の技術が使われた跡がある。コレを媒体にすれば...」

1.うなじの焼印

2.体内にある装置

3.H.A.L.O.

4.この素体

マガリ「贄にでもするつもり...？」

プレ〇「ちょっとアンプルファイアになってもらうだけだ。」