- 1二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:21:18すみませんここに来れば|あにまん掲示板「トレーナー、私の胸を揉んで」ある晴れた昼下がり、部室に入るなりそう言い放った担当を前に、天を仰いだ。「…………ええっと、だな」なんとか脳の処理機能を再起動させ、真剣な面持ちの担当に視線を移す。アーモ…bbs.animanch.com
上記の続きです。意志を継いだので作りました。
序盤の再構成を含みます。
楽しんでくれたら幸いです。
ある晴れた昼下がり、部室の古びた木製ドアが勢いよく開き、担当のウマ娘が息を切らせて飛び込んできた。汗ばんだ額に髪が張り付き、制服のスカートが乱れて揺れている。どうやらペースを考えずに全力で走ってきたらしい。そして、息も整わないまま、彼女はとんでもない言葉を放った。
「トレーナー、私の胸を揉んで」
「……ええっと、だな」
俺は思わず天を仰いだ。部室の天井には、長い年月を経て薄汚れたシミが浮かんでいる。いつもなら気にも留めないその模様が、今は妙に鮮明に見えた。なんとか脳の処理機能を再起動させ、目の前の彼女に視線を移す。
アーモンドアイ。
トゥインクルシリーズに関わる者なら、その名を知らぬ者はいない。輝くような大きな瞳が特徴で、髪は風になびくたびに太陽の光を反射して黄金色にきらめく。『皇帝』シンボリルドルフのGⅠ7勝という偉大な記録を軽々と超え、前人未到のGⅠ9勝を成し遂げた稀代の名ウマ娘だ。筋金入りの負けず嫌いな性格は、良くも悪くも周囲を振り回す。レースでの鋭い眼光も、普段の少し子供っぽい笑顔も、どちらも彼女の魅力の一部だ。俺もその言動には慣れてきたつもりだったが、今日はまた一つ、その認識を改めざるを得ないらしい。
「落ち着いてくれ。いきなり何を言っているんだ?」
俺は額を押さえながら、彼女をソファに座らせた。部室のソファは古びてクッションがへたっており、座ると少し軋む音がする。彼女は肩で息をしながら座り込み、喉が渇いているのか小さく咳き込んだ。
俺は自分のデスクに置いてあった自分のアイスコーヒーを手に取る。グラスにはまだ氷が残り、表面に水滴が滴っていた。
「ほら、これでも飲んで少し頭を冷やせ」
- 2二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:22:09
俺は静かにグラスを差し出す。
アーモンドアイはよほど水分を求めているらしく、俺の手からグラスを引っ手繰るように奪い取ると、勢いよく飲み始めた。ゴクゴクと喉を鳴らし、豪快に飲み干す。彼女は苦いものが苦手なはずなのに、そんなことはお構いなしだ。飲み終えた瞬間、グラスをテーブルに乱暴に置き、顔がみるみる歪んだ。眉間に深いシワが寄り、口がへの字に曲がる。
「うっ……苦っ……!」
彼女は両手で口元を押さえ、小さく呻いた。苦さに耐えきれず、舌を軽く出して顔をしかめている。
「落ち着いたか?」
俺は穏やかに問いかける。彼女のその無茶苦茶な行動に内心呆れつつも、どこか彼女らしいなとも思う。
「……ひどいじゃない」
彼女は顔をしかめたまま、掠れた声で呟いた。走ってきた疲れとコーヒーの苦さで、少し勢いが削がれているように見える。だが、次の瞬間、彼女は気を取り直したように顔を上げた。
「言ったでしょう、私の胸を揉んで」
ソファに座ったまま、至って真剣な顔で繰り返す。瞳にはまだ闘志が宿っている。
「いや、それは聞こえた。聞き間違いであってほしかったから、二度も言わなくていい」
俺は頭痛に締め付けられる目頭を軽く揉みながら、彼女の勢いを抑えようと返す。
「女の子が軽々しく口にするような言葉じゃないことは分かっているよな?」
視界の端で、彼女の制服の襟が乱れているのが見えた。それを含め女の子はお淑やかであるべきだと、俺は静かに、だがしっかりと釘を刺す。
窓から差し込む柔らかな日差しが、彼女の髪に反射して部屋に暖かな光を投げかけていた。ただ、それよりもはるかに強烈な瞳の光に俺は思わずたじろいだ。 - 3二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:22:43
「当然でしょう。本当なら午前中の内に押しかけて頼もうと思ったくらいだもの」
「今日の午前中は会議だったと知っているだろうに……」
平然とそう言い放たれプランがもし本当に実行されていたら、今頃理事長室で冷や汗をかきながら正座していただろう。理事長はまあ大丈夫だとしても、隣に立つ「緑」から向けられる鋭い視線を想像するだけで背筋が寒くなる。
「で、どうしたんだ? 何かあったのか?」
少し落ち着かせて、話を聞くことにした。彼女の表情がわずかに曇ったのを見逃さない。
「……今日、身体測定があったのよ」
アーモンドアイが少しすねたように口を開いた。唇が小さく尖り、頬がほんのり赤みを帯びている。
「次走の事もあるから、体重管理は完璧のはずだろ? 練習量も食事のメニューもこっちで考えてあるし。」
俺は彼女の努力を信じて穏やかに聞く。
「当然よ」
彼女は胸を張って応えた。その瞬間、制服越しでも分かる豊かな膨らみがぷるんと揺れ、一瞬目を奪われそうになる。だが、俺は惑わされず言葉を続けようとして、
「じゃあ……って、ええ……と」
なんとなく。本当に何となくではあるが、続く言葉が予想できてしまい、言い淀む。
そんな俺の様子を察したのか、アーモンドアイは悔しい思い出を語るように口を開いた。苦々しいという形容句ぴったりの表情は、コーヒーの苦さがまだ残っているわけではなさそうだ。
「……ええ、そうよ。トレーナーの考えた通りよ」
彼女は膝の上で拳を強く握り、ティアラ一冠目の桜花賞で二番人気と言われた時よりも悔しそうな顔で言葉を絞り出す。
「────バストサイズ、2㎝、負けたのよッ……!!」 - 4二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:23:03
このレスは削除されています
- 5二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:23:23
場面は少し遡る。身体測定の現場。
保健室の白いカーテンが風に揺れ、消毒液の匂いがほのかに漂う中、女医の淡々とした声が響いた。
「アーモンドアイさん、B86、W57、H81」
周囲が俄かにざわめく中、彼女は余裕の心地だった。身長、体重、共にベストなバランス。ボディラインに関しても完璧だと自負していた。走るのにも踊るのにも、これが『最良』と胸を張って言える自信があった。
が、次の瞬間。
「ラッキーライラックさん、B88、W57、H85」
「いややわぁ。上も下もあんまり大きくなると、下着を選ぶだけでも一苦労やのに」
続く少女の数字と呟きに、アーモンドアイの自尊心は木っ端微塵に砕かれた。保健室の空気が一瞬にして重くなり、彼女の耳にその言葉が突き刺さった。
バッと振り返ると、ラッキーライラックと目が合う。彼女は自身の胸元に目を落とし、花の意匠が施されたお気に入りの下着をチラリと見て、ふっと柔らかく微笑んだ。
「うちもアイちゃんみたいに、可愛らしい下着が着たいわぁ」 - 6二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:24:39
- 7二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:28:30
このぐらいならまだ大丈夫じゃね?
- 8二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:30:40
これくらいなら余裕でやってるが
気になるならpixivへ - 9二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:31:01
21時台にこんな細かいやついるとはって感じだな
- 10二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:31:38
まあ変なのに目ぇ付けられたし深夜にしたら?
- 11二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:32:20
- 12二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:32:27
自分ではまるでかけない雑魚だろどうせ
- 13二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:32:47
てか身体検査でスリーサイズって読み上げるんだ
- 14二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:32:50
お前あにまん見てないんか?
- 15二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:33:24
そのレスの時点でケチつけたいだけの非生産的なカスだとわかったわ
- 16二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:34:22
このレスは削除されています
- 17二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:34:53
手遅れ定期
- 18二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:35:20
とっくに手遅れな中でこのスレだけケチつけてる時点で意図が見え見えなんよな
- 19二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:35:41
このレスは削除されています
- 20二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:36:14
お前のssより閲覧回数多そうだけど大丈夫?
- 21二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:37:03
猥談スレは荒れがち、ハッキリわかるんだね
- 22二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:40:21
早漏の賢者タイムと興奮してる連中のぶつかり合いだからね
- 23二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:41:15
大雪の夜なのにパンツ下ろしたまま待機してるトレーナーさん達可哀想で草
- 24二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:52:52
消化不良だからスレ主は全部吐き出して行け
- 25二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 21:57:07
この流れで続きやらせるのはさすがに可哀想じゃね
後今後は無視して投げきった方が良いよ - 26二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 22:55:14
「────あれは絶対にバカにしてた!!『お前の胸は貧相なサイズだな』ってバカにした顔だった!!!」
部室でアーモンドアイが叫びながら、ソファから崩れ落ちて床を何度も叩く。彼女の手が床板を叩くたびに、鈍い音が部屋に響き渡った。ウマ娘のパワーで床を叩かないでくれ。階下の住人が驚いてしまう。
「いや、それ絶対誤解だと思うよ」
俺は冷静に返す。レースでの真剣勝負ならともかく、普段のラッキーライラックにそんな挑発的な態度が取れるとは到底思えない。
俺の言葉に耳を貸すこともなく、アーモンドアイはさらに床を叩きながら喚いた。
「身長は1㎝勝ってるもん! 誕生日だって私の方が早いもん! もんもぉぉぉん!!」
彼女の声が裏返り、まるで小さな子供が駄々をこねているようだった。カノープスの先輩の姿が重なる。
「だからトレーナー! 私の胸を揉んで! あと3㎝大きくして!」
「できないし、やらないよ」
俺はきっぱり断る。彼女の負けず嫌いは分かるが、これはどうにもならん。
「どうしてなのよぉぉぉ!」
彼女は一昔前の映画俳優ばりに慟哭し、床に突っ伏した。長い髪が乱れて顔に張り付き、レースで負けた後でも見せない情けない姿だ。俺は漸く周り始めた思考を整理する。
つまり、いつもの負けず嫌いが寄りにもよって一番面倒なタイミングで爆発したってことか。いつだったか、後輩の鮭捌きに触発されてマグロを捌くと言い出した時もあったが、あの癇癪に比べればまだ可愛いものだ。
「だいたい、胸を揉めば大きくなるは俗説だ。大胸筋を鍛えるトレーニングやストレッチ、血行の改善を促すヨガやマッサージ――科学的なアプローチの方がよっぽど建設的。短期間でどうしてもって言うなら手術って手もあるけど」
俺は穏やかに提案する。女学生に豊胸手術を進める成人男性。絵面的には最悪だが、この場では致し方ない。
「手術なんてしていきなり大きくしたら、『そんな作り物で見栄を張りたいの?』ってバカにされるに決まってるでしょ! 負けないくらいの自然な大きさが欲しいのよ! さぁトレーナー!私の胸を揉んで! 一週間で3㎝、いいえ5㎝大きくして次は勝つんだからぁ!!」
彼女は立ち上がり、再び勢いよく迫ってきた。瞳が涙で潤みながらも、燃えるような闘志が宿っている。
次とはいったい何だと突っ込みを入れたくなる気持ちを抑え、俺は深いため息をついた。 - 27二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 22:55:38
しかし、彼女の負けず嫌いはそんな簡単に収まるものではなかった。床に突っ伏していたアーモンドアイが突然立ち上がり、勢いよく俺のデスクに向かうと、パソコンを占領する。
「ちょっと待て、アイ——」
俺が制止する間もなく、彼女はキーボードをカタカタと叩き始め、画面には『胸を大きくする方法』や『バストアップ 科学的手法』といった検索ワードが次々と表示される。真剣な眼差しでスクロールする彼女の姿に、さっきまでの駄々っ子のような態度はどこにもない。
「……仕事ができないんだが」
俺は小さく呟きながら、テーブルに置かれた空のグラスを手に取った。彼女に飲まれてしまったアイスコーヒーを補充しようと、冷蔵庫からボトルを取り出し、氷を追加してグラスに注ぐ。氷とグラスが触れる軽やかな音が静かな部室に響き、昼下がりの暖かな空気の中で冷たい感触が手に心地よい。とりあえず一口飲んで、彼女の様子を見守ることにする。
すると、アーモンドアイが突然立ち上がり、備品ロッカーに一直線に向かった。ガチャリと扉を開け、中からストレッチ用のマットを引っ張り出す。埃を軽く払い、床に広げると、その場でヨガを始めた。どうやら俺のアドバイス——「大胸筋を鍛えるトレーニングやストレッチ、ヨガやマッサージが建設的だ」という言葉を真に受け、即座に行動に移したらしい。
「やるならやるわ。科学的に大きくしてやるんだから」
彼女はマットの上に膝をつき、まずは背筋を伸ばして深呼吸。そして、両腕を大きく広げて胸を開くポーズを取った。トレセン学園の制服姿のまま、体を反らせる彼女の動きは流れるように自然だ。その行動力には素直に感心する。負けず嫌いを通り越して、もはや執念に近い。
だが、次の瞬間、俺は思わず目を逸らした。
彼女が体を大きく反らすと、制服のシャツがピンと張り、胸元が強調される。さらに、スカートが少しずり上がり、引き締まった太ももがちらりと覗く。彼女は「小さい」と嘆いていたが、年齢を考えればそのバストサイズは十分に規格外だ。突き出された胸と、スカートから見える白い肌に、俺は内心で困り果てる。 - 28二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 22:56:18
「……アイ、少し落ち着いてくれ」
俺はグラスを手に持ったまま、声を掛けた。窓から差し込む昼下がりの陽光が、彼女の動きに合わせて床に長い影を落としている。だが、彼女は聞く耳を持たず、今度は四つん這いになって猫のポーズに移行する。背中を丸めたり反らしたりしながら、時折こちらを振り返って言う。
「トレーナー、これでいい? ちゃんと胸に効いている感じがするわ!」
「いや、その……効いているかどうかは分からんが、制服でやるのはどうかと思うぞ」
俺は冷静を装いつつ、視線を窓の外に固定する。青空の下、遠くで他のウマ娘たちの笑い声が風に運ばれて微かに聞こえてくる。彼女の行動力は素晴らしいが、この状況では迷惑極まる。
「何? トレーナー、ちゃんと見て指導してよ。私、負けるつもりはないんだから」
彼女はヨガを続けながら、挑むような瞳で俺を見た。マットの上での動きが止まらず、制服の裾がさらに乱れる。俺は照れ隠しにグラスを口へ運び、苦い泥水を口に含んでから、深く息を吐いた。
「分かったよ。とりあえず動きは悪くない。あとは呼吸を意識して、ゆっくりやれ」
なんとか指導らしい言葉を絞り出しつつ、内心では別のことを考えていた。トレーニングメニューにヨガを追加するとして、せめて体操着でやらせよう。でないと、俺の精神が持たない。
アーモンドアイのヨガが続く中、部室には彼女の呼吸音と、時折響くマットの軋む音が満ちていた。窓から差し込む昼下がりの光が彼女の髪を照らし、まるでレース前の気迫を思わせる輝きを放つ。俺はコーヒーをもう一口飲みながら、この負けず嫌いなウマ娘の底知れぬエネルギーに感嘆しつつ、少しだけ頭を抱えたくなった。 - 29二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 22:56:59
そして、次の日から事態はさらに動き出した。俺は彼女の指導者として、トレーニングメニューに『バストアップ』という項目を正式に追加したのだ。彼女の情熱と行動力に押された形だが、一度決めた以上、手を抜くわけにはいかない。胸周りの筋肉を鍛えるため、大胸筋を意識したストレッチや軽いウェイトトレーニングを組み込んだ。さらに食事面では、タンパク質を多く含む鶏胸肉やサラダチキン、大豆食品を積極的に取り入れるよう指示。納豆や豆腐を朝食に追加し、プロテインシェイクも用意した。徹底的に科学的なアプローチでサポートするつもりだ。
トレーニングの一環だと考えれば問題ない——そう自分に言い聞かせながら、俺はノートにメモを取り、パソコンで関連情報を調べていた。ところが、そのタイミングで部室に同期のトレーナーが顔を出した。
「おい、お前……何だこの『バストアップ特訓』ってメモは?」
彼は俺のノートを覗き込み、冷ややかな視線を向けてきた。眉を上げ、口元に薄い笑みを浮かべているのが余計に腹立つ。
「……彼女のモチベーションを維持するための工夫だよ。レースに繋がる筋力強化の一環だ」
俺は平静を装って答えたが、彼の「へぇ〜」という含みのある声に、内心で少し焦る。これは困ったものだ。
とはいえ、アーモンドアイの指導に集中するしかない。初日のトレーニングは順調に進む。彼女は指示通りに大胸筋を鍛えるエクササイズをこなし、汗を流しながらも「これで勝てる!」と目を輝かせていた。
そして、特訓一日目の終わり。日が沈み、部室の窓の外は薄暗い夜の帳に包まれていた。蛍光灯の白い光が部屋を照らし、遠くで虫の鳴き声が微かに響いている。俺はデスクでクッキーをつまんで一息ついていると、アーモンドアイが突然近づいてきた。彼女の手にはメジャーが握られている。
「トレーナー、測って」
「……何を?」
俺はクッキーを口に入れたまま、聞き返す。
「だから、バストサイズよ。一日頑張ったんだから、結果を確認するでしょ」 - 30二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 22:57:04
このレスは削除されています
- 31二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 22:57:26
このレスは削除されています
- 32二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 22:57:47
このレスは削除されています
- 33二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 22:59:08
- 34二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:00:53
さっさと全部貼って荒らしを削除した方が良いよ
- 35二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:02:21
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・消されたスレの再度スレ建て
・暴言
・タイトル空白スレッド
・動物虐待
・スレッドの乱立行為(内容が全く同じスレッドを複数回建てること) - 36二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:13:28
とりあえず「エロいのはダメだろ」と言われて「やっぱこれダメですかね」と自分でチキるぐらいなら最初からそんなライン怪しいのは書かんとき。実際本来はダメなんだから
んでどのみち投下したんなら最後までやってくれないとこっちも判定も擁護もできないから投下するまでは荒らし的なのは無言で削除で良いんだよ別に
とりあえず中途半端で止まるぐらいだったらやめとき - 37二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:14:33
彼女は当然のようにメジャーを差し出し、真剣な顔で俺を見た。
「——ゴホッ!」
俺は思わずクッキーで咽かえり、たまらず咳き込んだ。口の中のクッキーが喉に引っかかり、細かい粉が気管に襲い掛かる。
「ちょっと待て! 自分で測ってくれ!」
なんとか咳を落ち着かせ、必死に抗議する。だが、彼女は首を振って一歩近づいてきた。
「こういうのは他人が測らないと正確じゃないでしょ。私、負けたくないんだから、ちゃんとやってよ」
全く持っての正論。彼女の瞳にはいつもの闘志が宿り、メジャーを握る手には力がこもっている。蛍光灯の光が彼女の髪に反射し、夜の静けさの中でその輝きが一層際立っている。
「……いや、それは……」
俺はグラスを探してコーヒーで喉を潤そうとしたが、さっき飲み干してしまっていたことを思い出す。仕方なく、深呼吸して気持ちを整える。トレーニングの一環だと言い聞かせてきたが、ここまでくると完全に想定外だ。彼女のバストサイズを測るなんて、どう考えても冷静ではいられない。
「ほら、早く。私、明日も頑張るんだから、今日の成果を教えてよ」
アーモンドアイはメジャーを俺の手元に押し付けるように差し出し、じっと見つめてくる。部室の中には彼女の意気込みが重く漂っていた。昔からそうなのだが、夜空に星が瞬くような瞳に見つめられるとどうしようもない。
「……分かったよ。ただし、次からは自分で測れ。いいな?」
俺は渋々メジャーを受け取りつつ、心の中で一つ決めた。明日からは、測定用の道具を彼女に渡して自分で管理させよう。でないと、俺の理性が持たない。
部室の時計が静かに時を刻む中。日が沈んだ後の静寂と、彼女の燃えるような視線に挟まれながら、俺は小さくため息をついた - 38二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:14:56
スズカをまな板というのと行為がないこれは何が違うのか
- 39二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:15:28
このレスは削除されています
- 40二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:16:12
このレスは削除されています
- 41二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:16:21
何で中途半端なタイミングで停止再開を繰り返すんだろ……
- 42二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:17:29
なんかAIに書かせたSSで荒らし誘発してるだけにも見えるな
- 43二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:18:55
すまんな、Wordで書いてたけど1000文字超える区切りになっていて調整してる
- 44二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:19:26
規約違反なんだからスレ消せよ
- 45二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:20:24
今後は事前に区切った方がええよ
ある程度やると慣れるけど - 46二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:20:30
このレスは削除されています
- 47二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:21:11
このレスは削除されています
- 48二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:22:11
賢者タイムのやつ多いっすね
- 49二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:22:54
「……よし、測るぞ」
俺は渋々メジャーを手に持ったまま、彼女に視線を戻す。一応、知識としてはバストサイズの測り方は知っている。だが、実際に計測なんてしたことは一度もない。どうしたものかと頭を巡らせていると、アーモンドアイが突然動き出した。
サッとジャージの上着を脱ぎ捨て、彼女は体操着一枚の姿になった。薄手の白いシャツが体のラインをくっきりと浮かび上がらせ、蛍光灯の光の下でそのシルエットがさらに際立つ。
「——お、おい! 何を!?」
俺は思わず声を上げ、持っていたメジャー落してしまった。彼女の脱衣に驚きすぎて、頭が一瞬真っ白になる。
「正確に測れないでしょ、ジャージ着てたら。ちゃんとやってよね」
アーモンドアイは至って冷静に、本日二回目の正論を突きつけてくる。彼女の瞳にはいつもの負けず嫌いが宿り、有無を言わせぬ圧力を感じる。
「……いや、確かにそうだが……」
俺は言葉を詰まらせつつ、内心で焦る。ここで何か反論すれば、彼女の性格上、意地を張ってさらに脱ぎかねない。最悪、体操着すら脱いで「これでいいでしょ!」とくる可能性だってある。そうなればもう取り返しがつかない。仕方なく、俺は深呼吸して覚悟を決めた。
「分かったよ。分かったから、それ以上脱ぐな。頼むから」
俺はメジャーを拾い上げ、彼女に近づく。胸にメジャーを当てるこの瞬間、もし誰かが部室のドアを開けて入ってきたら、俺の人生は確実に終わる。理事長の冷たい視線、同期の嘲笑、後輩たちの噂話——想像するだけで背筋が凍る。だが、アーモンドアイは動じることなく、背筋を伸ばして立っている。
「ほら、早く。ちゃんと測ってよ」
彼女の声に促され、俺は震える手でメジャーを彼女の背中に回した。必然的に近づく彼我の距離。トレーニング後と言うのに汗臭さは全くなく、強い甘い香りが優しく鼻孔をくすぐる。ここ最近、香りの甘さが際立ってきているように思えてならない。
アンダーバストから測るのが基本だ。メジャーを胸の下に沿わせ、ピンと張る。彼女の肌の温もりが薄い体操着越しに伝わり、俺の緊張はさらに高まる。そして、次にトップバストを測るため、メジャーを胸の最も高い位置に移動させた。 - 50二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:23:02
このレスは削除されています
- 51二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:24:08
その瞬間、メジャーの紐が彼女のバストに触れ、その柔らかさが歪む様子を目の当たりにする。こんな至近距離でその感触を視覚的に捉えるなんて、想像を遥かに超えている。俺の頭の中は混乱の極みに達していた。
するとつい先日、こんなシーンのあるラブコメ漫画を読んだことを思い出す。
何が言いたかというと、ごじょー君、君は凄いよ。アーモンドアイがビキニだったら俺は耐えられないだろう。
頭の中で素っ頓狂な事をわざと考え平常を保とうとするが、心臓の鼓動がうるさすぎて強引に現実へ引き戻されてしまう。
あまりの騒音にアーモンドアイにも聞こえてしまわないか心配になるほど……。
「トレーナー、どう?大きくなった?」
アーモンドアイが無邪気に聞いてくる。彼女の声にハッとして、俺は慌ててメジャーの数字を確認する。
「……えっと、アンダーが……で、トップが……。」
声が震えそうになるのを抑えつつ、なんとか数字を読み上げる。だが、正直なところ、頭が混乱しすぎて計算すらまともにできない。
「で? 結果は?」
彼女がさらに詰め寄ってくる。楽しみにしているとはっきり感じる声色とは裏腹に、夜の部室に漂う妙な緊張感。
「……ちょっと待て」
俺はメジャーを手に持ったまま一歩下がり、深呼吸して頭を冷やそうとする。だが、目の前には体操着一枚のアーモンドアイが立ち、期待に満ちた瞳で俺を見つめている。この状況で冷静になれるはずがない。
(どうして俺がこんな目に……)
内心で嘆きつつ、俺はメジャーの数字を睨みながら、なんとかこの試練を乗り越えようと必死に頭を働かせた。夜の部室に響くのは、彼女の静かな呼吸と、俺の荒々しい心臓の音だけだ。
「……よし、計算するぞ。」
俺は震える声で呟き、メジャーの数字を睨む。アンダーバストとトップバストの差を計算する。頭の中で必死に数字を整理し、ようやく結果を出した。
「アンダーが――、トップが――だから……差は――ってことは、B85か?」 - 52二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:25:23
その瞬間、部室に奇妙な静寂が広がった。俺は自分の口から出た数字に一瞬意味が分からず、呆然と立ち尽くす。アーモンドアイもまた、目を丸くして固まっていた。彼女の記録ではB86だったはずだ。
減っている?
「……85?」
再び俺が数字を呟いたと同時に、アーモンドアイのOSが再起動した。彼女は間髪入れず、俺のネクタイをガッと掴み、勢いよく引き寄せる。
「どういうこと!? トレーナー、どういうことなのよ!?」
彼女の声が部室に響き、瞳には困惑と怒りが渦巻いている。
「——うっ、苦し……!」
ネクタイが喉元を締め上げ、俺は息が詰まりそうになりながら必死に手を振る。
「待て、アイ! 誤差だ、誤差! 測り方だって完璧じゃないんだから、落ち着け!」
閉塞しかける喉から精一杯声を絞り出しながら、なんとか彼女を宥めようとする。だが、アーモンドアイの勢いは止まらない。
「誤差じゃないわ! そうよ、ブラのせいよっ。絶対ブラのせい! これじゃ正確じゃないじゃない!」
彼女は声を荒げると、天啓を得たかのように目を見開き、背中に手を回す。体操着の下のブラジャーを外そうとすれば必然的に体操着がめくれ上がり、白い腹部とおへそが露わになる。芸術的にまで絞られた曲線を描くクビレと、滑らかな肌が蛍光灯の光に照らされ、俺の視界に飛び込んできた。
「アイ?! お、おい! やめろ! アイさん?!」
俺は慌てて彼女の手を掴み、必死に静止する。喉を締め付けられていたため若干酸欠気味の頭の中はさらに混乱の極みに達していた。
「落ち着けって! ブラがどうとか関係ない! 今脱いだらもっと大変なことになるから!」
必死に叫ぶが、彼女の負けず嫌いがフルスロットルで発動している。
「正確じゃないデータなんて意味ないでしょ!」
アーモンドアイは俺の手を振り払おうと力を込め、体操着がさらにずり上がる。白い肌が広がりを見せ、俺の理性は限界に近づいていた。
「頼むから脱ぐな! 測定は明日やり直すから、今は落ち着いてくれ!」
彼女の両肩を掴んでなんとか動きを止める。蛍光灯の光が彼女の乱れた髪に反射し、夜の部室に異様な熱気が漂う。窓の外では、星が静かに瞬き、虫の鳴き声が遠くから聞こえてくるが、そんな穏やかな雰囲気とは裏腹に、ここでは嵐が吹き荒れていた。 - 53二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:25:45
「……明日、やり直すならいいけど。」
アーモンドアイはようやく動きを止め、不満げに唇を尖らせた。体操着が半分めくれた状態だが彼女の手は背中から戻ってくる。
俺は肩を掴んだまま、深く息をつく。
「分かった。明日、ちゃんと測り直す。道具も用意するから、自分で管理する癖をつけてくれ。な?」
俺はなんとか平静を装いながら提案する。彼女の瞳が少し落ち着きを取り戻したのを見て、ようやく肩から力を抜いた。
部室に再び静寂が戻り、俺はネクタイを緩めながらデスクに凭れる。アーモンドアイは体操着を直しつつ、メジャーを手に持ったまま俺を睨んでいる。夜の静けさの中で、彼女の闘志と俺の疲労感が交錯していた。この特訓がどこまで続くのか、改めて不安が募る夜だった。
翌朝、部室のドアが勢いよく開き、アーモンドアイが鼻息荒く飛び込んできた。朝一番、トレーニング前の時間だ。窓から差し込む朝陽が部屋を明るく照らし、外では鳥のさえずりが響いている。だが、そんな穏やかな雰囲気とは裏腹に、彼女の瞳は昨夜の闘志をそのまま引き継いでいた。
「トレーナー!約束通り、再測定よ! 今すぐやって!」
彼女は両手を腰に当て、気合十分に迫ってくる。
「……分かったよ。少し待て」
同室の娘に測定して貰っていたりしないだろうか――そんな淡い希望は即座に消えた。
俺は昨夜の疲れがまだ抜けきらない頭を振って、デスクからタブレット端末を取り出した。昨夜のうちに、バストサイズ測定用のアプリをインストールしておいたのだ。写真を撮るだけでAIが正確に判別してくれるという優れもの。これなら直接測る必要もないし、俺の精神も保たれる。
「ほら、これを使え。AIが正確に測ってくれる。服を脱がないと正しい数値が出ないから、俺は外に出る。終わったら呼んでくれ。」
正確さで言えば直接測るのに勝るとは到底思えないのだが、ここは目を瞑ってもらうしかあるまい。
俺はタブレット端末を彼女に差し出し、さっさと部屋を出る。ドアを閉める瞬間、彼女が表示された画面を食い入るように見つめる姿がちらりと見えた。
部室の外で待つこと数分。朝の空気が心地よく、遠くで他のウマ娘たちが朝練に向かう声が聞こえる。俺は壁に凭れながら、少しだけ安堵していた。これで昨夜のような混乱は避けられるはずだ。 - 54二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:26:34
「トレーナー、終わったわ。入ってきて」
アーモンドアイの声に呼ばれ、俺は部室に戻る。彼女はソファに腰かけタブレット端末を手に持ったまま、じっと画面を見つめていた。俺も画面を後ろから画面を覗き込む。そこには測定結果が表示されている。
『バストサイズ:B86.5』
「……0.5?」
俺が呟くと、彼女も同時に「……0.5?」と繰り返した。確かバストサイズは小数点以下を四捨五入だったはず。それで言えばB87。
しかし二人とも一瞬沈黙する。何とも微妙な結果だ。昨日からわずか0.5増えただけ。トレーニングの成果としては微々たるものだし、これまた誤差の範囲とも言える。俺とアーモンドアイは顔を見合わせ、言葉を失った。
だが、その静寂は長く続かなかった。アーモンドアイが突然立ち上がり、タブレットを置くと、勢いよく部室を飛び出した。
「おい、アイ! どこ行くんだ!?」
俺が呼び止める間もなく、彼女の足音が遠ざかる。嫌な予感しかしない。
数分後、ドアが再び勢いよく開いた。アーモンドアイが戻ってきた——しかも、ラッキーライラックを引き連れて。
「え、アイさん? 何やのこれ!?」
ラッキーライラックは目を白黒させ、戸惑いの声を上げる。彼女のジャージは少し乱れ、明らかに抵抗しながら連れてこられた様子だ。
そのまま部室の奥側に放り出される。彼女と出入口の間にはアーモンドアイが仁王立ちで、鼻息も荒く、腰に手を当てている。
「ララ、脱いで」
アーモンドアイが平然と指示を出した。
ラッキーライラックは数度の瞬きの後、アーモンドアイを見て、続けて俺を見てくる。
担当バが何をしようとしているのか理解してしまった俺の表情が、明らかに強張るのを見て、ラッキーライラックも事の深刻さを悟る。
「え!? 何!? 脱ぐって何やの!?」
ラッキーライラックはさらに混乱し、両腕で胸元を押さえて後ずさる。その柔らかな口調が慌てぶりを一層際立たせる。だが、アーモンドアイはそんな彼女に業を煮やしたのか、いきなりラッキーライラックのジャージに手を掛けた。
「アイさん、ちょっと待ってぇ! ねぇ、待ってぇぇ?!」
ラッキーライラックの悲鳴が部室に響く。 - 55二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:27:14
「——お、お前ら!」
アーモンドアイの強硬策に、俺は一瞬呆然としたが、次の瞬間、脱兎のごとく部屋から逃げ出した。ドアを勢いよく閉め、外に飛び出す。朝陽の下、廊下ですれ違ったウマ娘たちがこちらを不思議そうに見つめる中、俺は全力で走った。この状況に巻き込まれたら、もうトレーナーとして立ち直れない。
部室からは、アーモンドアイの「正確に測るのよ!」という声と、ラッキーライラックの「いややわぁ! やめてぇな!」という叫びが混じり合って聞こえてくる。俺は走りながら、心の中で叫んだ。
(俺は関係ない! 測定はアプリに任せたんだから、あとは自分でやってくれ!)
朝のトレセン学園は、早くも騒がしい一日を予感させる混沌に包まれていた。俺は息を切らしながら、部室から離れた階段へ退避。しばらく事態が収まるのを待つことにした。
部室から聞こえてくるアーモンドアイの叫びとラッキーライラックの悲鳴が小さくなり、やがて静かになった。頃合いを見計らい、俺は恐る恐る部室へと戻る。ドアの前で立ち止まり、軽くノックする。
「……おい、入るぞ。大丈夫か?」
返事がない。俺は深呼吸してドアをそっと開け、恐る恐る中を覗き込む。
そこには、予想を超える光景が広がっていた。
床にへたり込み、膝を抱えてぐったりしているラッキーライラック。彼女は目を潤ませ、悄然と呟いている。
「もう……お嫁にいけへんわ……」
一方、ソファにはアーモンドアイが腰かけていた。まるで某ボクシング漫画の主人公が試合後に真っ白に燃え尽きたかのように、顔を上げず、虚ろな目で虚空を見つめている。タブレットが膝の上に放置され、彼女の手はだらりと垂れ下がっていた。
「……何だ、この状況は」
俺は呆然と呟きつつ、ドアを閉めて部屋に踏み込む。状況を確認しなきゃいけない。でも、どう声をかけたらいいのか分からない。とりあえず、ラッキーライラックに目を向けた。
「……何があったんだ?」
ラッキーライラックのバストサイズを測定したことは分かっている。聞きたいのはなぜこんな状況になっているかという事。
ラッキーライラックがゆっくり顔を上げ、俺を見る。彼女の目は疲れ果てた光を宿していた。 - 56二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:28:59
改行って偉大なんやなって
- 57二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:29:48
「ウチのバストが2㎝増えてるって分かったんや。そしたら動かなくなってもうた……」
彼女は淡々と、しかしどこか投げやりに状況を説明する。
「……2cm増えた?」
その言葉を聞いて、俺は反射的にラッキーライラックの胸元を凝視してしまった。ジャージ越しでも分かるその豊かな膨らみに 一瞬意識が持っていかれる。だが、次の瞬間、自分の行動に気づいて慌てて視線を外した。
「――いややわぁ、恥ずかしい」
ラッキーライラックは胸を腕で隠すように自分を抱き、わざとらしく声をあげる。
たまらず自分の頬が熱くなるのを感じた。顔が赤くなっているのが自分でも分かるくらいに。
ラッキーライラックは俺の様子を見て、くすっと小さく笑う。
「トレーナーさん、可愛らしいなぁ。顔赤うして、何か悪いことでもしたん?」
彼女の柔らかな声にからかうような響きが混じり、俺の羞恥心はさらに増す。この状況でのはんなりとした関西風の口調は反則的過ぎる。
「う、うるさい! 何でもない!」
俺は慌てて咳払いし、誤魔化すようにソファのアーモンドアイに目を移した。彼女はまだ微動だにしていない。
恐る恐る近づき、声をかける。
「アイ……おい、大丈夫か? 生きてるか?」
返事はない。ただ、彼女の肩が微かに震えているように見えた。燃え尽きたのか、それとも悔しさで固まっているのか、判断がつかない。
「なぁ、トレーナー。アイさん、どうしたらええんやろ?」
ラッキーライラックが床から俺を見上げてくる。俺は頭を掻きながら、どう答えたらいいか迷う。
「……とりあえず、落ち着かせないとな。アイ、お前、0.5増えてるんだろ? 十分成果だよ。ラッキーライラックがそれより増えたのだって、元が違うんだから気にするな」
「トレーナーさん、それは励ましでええんやろか?」
俺はなんとか励ましの言葉を絞り出すが、後ろからそれはちゃうやろと突っ込みが入る。
しかしアーモンドアイの反応はゼロだ。
窓の外では、朝陽がさらに高く昇り、部室に暖かな光を投げかけている。だが、ここにいる三人の空気はまるで別世界だ。
アーモンドアイはソファで白目を剥いたまま動かず、ラッキーライラ膝を抱えたままいたたまれない様子。俺はその二人を見ながら、どうやってこの状況を立て直すか途方に暮れていた。
俺たちの奇妙な特訓はまだ終わりを迎えそうにないようだった。 - 58二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:30:04
批判コメは消して批判の批判はそのまんまなのもしかして自演か~~???
- 59二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:31:42
ラッキーライラ膝で草
- 60二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:32:55
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- 61二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:32:56
- 62二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:33:29
改行なくて読みづらい
- 63二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:34:55
- 64二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:35:38
PCで見てるけどちゃんと改行できてるよ?
- 65二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:35:49
このレスは削除されています
- 66二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:36:19
- 67二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:36:50
確かに荒らされてるって被害者ぶっておけばウソでも褒めてくれるしな
- 68二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:38:26
改行というか一行に文字が多いだけだと思う
この手の掲示板特有の現象だから地の文と台詞の間に一行開けると圧が減るよ - 69二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:38:30
イッチお疲れ様やで
SS読まない民けど凄く読みやすかったよ - 70二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:39:04
まだ誰も読んでないから薄い感想しか来てないな
- 71二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:39:15
このレスは削除されています
- 72二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:39:53
このレスは削除されています
- 73二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:40:17
"直接描写"がダメだと書いてあるのに荒らしは何を見てるんだ?
そもそもこれはそこまで行ってないし
描写は丁寧だしめっちゃ良かったよ
乙やでスレ主 - 74二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:40:27
来てたら来てたで荒らしは華麗にスルーするだろ
- 75二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:40:51
- 76二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:47:18
感想すら書いてない奴が言えることではない定期
- 77二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:47:38
とりあえず規約違反だから通報しておいた
- 78二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:48:47
荒らし相手にレスバすんなや
- 79二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:49:39
何も反応せずにとっとと全部出せよ
- 80二次元好きの匿名さん25/03/04(火) 23:55:59
とりあえず遅まきながら読ませていただきました。
内容自体は別に規約違反だ規約違反だと言われるほどではないと思うかな別に。決定的な場面が書かれているわけでもないし。
色々暴走するアーモンドアイとその手綱を握りきれないトレーナーのドタバタって感じ。とりあえずラッキーライラックが一番可哀想。
さっと調べてさっとマット出してすぐヨガ始めるアーモンドアイが切り替えと行動早過ぎて笑った。
あと他の方も言ってたけど『グラスにはまだ氷が残り、表面に水滴が滴っていた』とか『窓から差し込む昼下がりの陽光が、彼女の動きに合わせて床に長い影を落としている』とか描写が丁寧で細かいから情景がよく想像できる。
ただこれも他の方も言ってるけど改行が無いから文がギッチギチって感じで読みにくさはある。台詞と地の文の間は一行空けた方が良いと思う。
レスに納める分量で苦労してたみたいだけどあれならSS応援スレの方で一レスに纏められるか否かのサイトみたいなのがあるからそれ使っとき。
乙でした~ - 81二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 00:01:38
- 82二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 00:06:49
- 83二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 00:08:01
お前が反応しなければもっと良かったんだけどな
- 84二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 00:09:44
前回より、細かい描写が増えていて丁寧で、情景が思い浮かびやすくて良いと思う。台詞もキャラが言いそうな感じで良き。
内容的にも直接的な描写はなく、むしろ前回よりそういうものは減っていていると感じる。
ただ、台詞と地の文にスペースがなく、投稿に時間が空いて非常に読みにくい。別スレでまとめて全文投稿するか、テレグラムなどの外部サイトを経由していただく方が読みやすくて良い。 - 85二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 00:12:38
前スレ(?)から見てた民だったけどいつの間にか続きを形にしてくれてたんやな
残念ながら語彙力のない自分では「良かった」としか言えないが
アーモンドアイちゃん結構喋ってたし動きもしてたけど違和感ない出来やったよありがとう - 86二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 00:40:38
文句言うぐらいなら自分で書いてみたらどうだ?こっちはこっちでそうさせてもらってる途中だが。
- 87二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 00:40:58
ご感想ありがとうございます。
自分の文章を表に出すのは本当に久しぶりなので、一人でも楽しんでいただけたらともうと嬉しく思います。
このような掲示板に投稿するの初めてで、至らぬ点が多々ありました。
元ネタとなるSSを書いていただいた方に感謝いたします。おかげで楽しく書けました。 - 88二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 00:43:54
面白かったです!またどこかで作品読めることを楽しみにしてます
- 89二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 01:09:37
文句言う暇あったらさっさと書けば?
- 90二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 01:18:18
次投下することがあったら名前の欄に名前入力しとき
#◯◯◯◯◯◯(ひらがな、カタカナ、ローマ字、数字の六文字)で入力できるから
名前があればどれがスレ主の発言かわかりやすいし、無かったらなりすまされる可能性もある