- 1二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 00:26:41
- 2二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 00:28:20
- 3二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 00:31:10
介護される側ではあるのか……
- 4二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 00:33:17
1人での生活すらままならない篠澤さんが学P飼育してまともに生活できるわけないからね…
- 5二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 00:34:50
千奈にもヤンデレ教えてあげるね
- 6二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 01:04:45
…最近、私の周りの人がやけによそよそしい。
決して明確に嫌われている、という感じでは無いのだが何だか腫れ物に触るような扱いをされている様な気がする。
「どうしたんですかプロデューサー君、君からプライベートの相談があるだなんて」
「最近、周りの人が私に冷たい気がするというか…あさり先生、何か知ってることはありませんか？」
「……本当に何も心当たりは無いんですか？」
「はい、全く。」
「最近教務課とプロデューサー科では君の噂で持ちきりなんですよ、担当アイドルを勝たせるためにライバルのグッズを買い占めて転売している、と。｣
「!?まさか、私がそんなことする訳が…」
「しかし、実際に大量のアイドルグッズを抱えている君の写真がネットに出回っています。」
「そんな馬鹿な…」
プロデューサーはあさり先生に写真を突きつけられるそんなわけないと思い画面を見るが、そこに写っているのは紛れもなく自分自身だった。
「それに、」
「まだ何か？」
「最近のプロデューサー君の成績、だだ下がりですよ。」
「確かにプロデュースの調子は芳しく無いですが、座学の成績でカバーできる範囲です、それに関しては全く問題ないですよ。」
「それが…その座学の成績が、異常なペースで落ちているんですよ、買占めの件といい、何かあったんですか？君ほどの優秀な生徒が…」
「そんな…！全く心当たりがありません、授業にはもちろん出席してますし、テストや課題も平均を超える水準な筈…」
「とりあえず、今日は一旦帰って、また気持ちの整理が来たら来てくださいね？」 - 7二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 01:26:48
「はぁ…」
「プロデューサー、どうしたの？そんなに大きなため息をついて。」
「それが…あらぬ噂が流れ始めてしまい、私がグッズの買い占めをしていると」
「噂なら知ってる、プロデューサー、そんなにお金持ってた？」
「買い占めなんて出来るほどありません、しかしこの写真…一体どうやって」
「最近の画像編集の技術は凄い、これくらいの画像なら簡単に作れる、よ。」
「…なるほど、確かにそれくらいなら作れるのでしょうか、
ただ犯人の目的が分からない、一体私を陥れてなんの得があるんだ。」
「プロデューサー、この状況はかなりまずい、顔もバレてるから、過激なファンがいつ家に来るかも分からない、しかも今プロデューサーが何を言っても言い訳としか思われない、私以外にはぜったい信用して貰えない、よ。」
「確かにその通りです、一体どうすれば…」
「ほとぼりが冷めるまで、私の家でかくまってあげる。」
「何を言ってるんですか、アイドル科の寮にプロデューサーが侵入なんて、事態が悪化するだけです。」
「違う。私の“家”ここから少し離れた山の中に、家が建ってるそこに住めばいい。」
「そんな話初耳ですよ、それならどうして篠澤さんは寮なんかに…」
「大学時代の研究で、お金ならあるから建てた、寮に住んでるのは通学する途中に倒れたら誰も助けられないから。｣
「なるほど…しかし山から通うとなると篠澤さんをプロデュースする時間も減ってしまいますし、そこまでしてもらうほどでは…」
「大丈夫、私も住む」
「は？」
「家、広いから中ですればいい。」
「しかし、私成績も下がってきているようで、それに篠澤さんも学校に行けないのでは」
「それは大丈夫、私、大卒だよ？勉強、教えられるし授業は免除。それにアイドル活動に専念するために学校を休む子、沢山いる、よ。」
「…？」
「プロデューサー、どうしたの？」
「いえ、分かりました、篠澤さんの家、お邪魔させていただきます。」 - 8二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 01:38:00
広はヤンデレになっても理詰め
- 9二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 01:45:41
「プロデューサー、おはよう」
「篠澤さん、おはようございます。」
篠澤さんの家に住んでからもう１ヶ月が経った、プロデュースは思う様に進むし、勉強の効率も今までより格段に向上した。
しかしなにか引っかかる、私が篠澤さんの家にお邪魔した日から、悩みの種だった例の話題は急激に勢いを失った。
私がこの話題に気づいた時点で話題は凄まじい盛り上がりを見せたはずなのだが、篠澤さんの家に住んだ途端元々そんなこと無かったかのように、パタリと止んでしまった。
それもあって1度学校生活を復帰したこともあったのだが、私が篠澤さんの家を離れると、それを合図にしたかのようにまた、燻っていた話題が急速に広まる。
そんなこともあって、私はだらだらと半分惰性で篠澤さんの家に住み続けている。
「プロデューサー、ご飯できたよ。」
「ありがとうございます、…また手を怪我しましたね、だから私が作ると何度も言ってるじゃないですか」
「大丈夫、プロデューサーのために、私が作りたいの。」
「ならいいですが…」
「プロデューサー、お鍋、運んで…」
「はぁぁ……」
「プロデューサーのその目、好き…」
「何言ってるんですか、鍋くらい運べるようになって下さい、今までどうやって生きてきたんですか？」
「ふふ…インスタント食品は、偉大。」
篠澤さんの家に住んで、半年が経った。 - 10二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 01:50:27
今更だけど学マスPの一人称は「俺」だぜッ…！
まぁ創作だから気にするほどのことでもないけど
深夜のSS書きッ！お前の命懸けのSSッ！
僕は敬意を表する！ - 11二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 02:13:12
おかしい、良く考えれば分かるはずだった。
篠澤さんの元を離れる度に浮上する身に覚えのない噂と高得点ばかりの教科なのにも関わらず下落する成績。
篠澤さんに成績の話をした時も彼女は直ぐに勉強の話を始めた、プロデューサーとしての成績よりも優先して。
成る程、そういう事か。
「篠澤さん。」
「…なに？」
「今回の1連の騒動、篠澤さんが仕組んだことですか？」
「ふふ、気づくのが遅かったね、信頼の裏返し、かな？」
「薄々勘づいてはいましたが、確証が無かった。一体なぜこんなことを？」
「…怒らない？」
「はい。」
「プロデューサーと一緒に過ごしたかった、誰にも合わせたくなかった、私だけの物にしたかった。」
「そんな事で？俺がそれを拒否するわけが無い、言ってくれれば良かったのに。｣
「プロデューサー、私の事好きすぎ…
私、不安だったんだ、プロデューサーが他の子をプロデュースするんじゃないか、遠くに行っちゃうんじゃないかって。
少し前まではそれでも良かったんだけどある日からその事を考えると、胸がきゅうってなって、苦しかった。
それでプロデューサーの悪い噂を流して、成績も少しいじった、一緒に過ごすために。」
「そうでしたか」
「期待はずれだった？」
「ええ、てっきり私は他に何かあるのかと」
「だからもう、学校、戻っても大丈夫、だよ。」
「そうですね…もう少しだけ、ここに居てもいいですか？」
「ふふ…勿論、プロデューサー」
「なんでしょう？」
「ずうっといっしょに居てね？」
こうして、篠澤さんの起こした問題は無事(？)幕を閉じた。
今、篠澤さんは俺の部屋に住んでいる。
勿論アイドルとしての活動を続けながら。
友達は居なくなったが別に大した問題では無い。
だって俺には一番星よりも輝く存在が居るのだから。 - 12二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 02:17:29
SS書いた者です。
こちら初作品なので、導入と設定と台詞回しとその他諸々が雑、一人称ミスなど至らぬ点多々ありましたが、どうかご容赦ください。
篠澤さんのヤンデレを書きたかったのに、いつの間にかいちゃいちゃし始めたこと、本当に申し訳ないです、書いた本人がいちばん困惑してます。
もしリベンジの時が来たら純度100パーのヤンデレを書きたいのですが、学Pが逃げたりするビジョンが浮かばない上、強キャラすぎて心が折れたりするのも想像がつかず、まだまだ先になりそうです。是非生暖かく見守ってください。 - 13二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 02:20:39
ヤンデレすらイチャつきの初度コンボだと！？
なにはともあれ乙 - 14二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 07:11:31
SS乙でした
まぁこれはしょうがない、この二人の人間関係強度変なところで高すぎるんや