ガチャ禁鉄道の夜｜あにまん掲示板

1二次元好きの匿名さん21/09/14(火) 17:44:57

「ではみなさんは、そういうふうにタマ貯金だと云われたり、イナリ貯金だと云われたりしていたこの石がほんとうは何に使われるかご承知ですか。」先生は、黒板に吊した大きな未実装ウマ娘の図の、上から下まで顔面偏差値の高い銀河帯のようなところを指しながら、みんなに問をかけました。
カムパネルラが手をあげました。それから四五人手をあげました。ジョバンニも手をあげようとして、急いでそのままやめました。たしかにあれはみんな実装予定だと、いつかTwitterで読んだのでしたが、このごろはジョバンニはまるで毎日部屋でもねむく、掲示板を読むひまも読む掲示板もないので、なんだかどんなこともよくわからないという気持ちがするのでした。

2二次元好きの匿名さん21/09/14(火) 17:46:40

先生はしばらく困ったようすでしたが、眼をカムパネルラの方へ向けて、「ではカムパネルラさん。」と名指しました。するとあんなに元気に手をあげたカムパネルラが、やはりもじもじ立ち上ったままやはり答えができませんでした。
先生は意外なようにしばらくじっとカムパネルラを見ていましたが、急いで「では。よし。」と云いながら、自分で星三を指しました。
「このぼんやりと知らないウマ娘をストーリーで見ますと、たくさんの小さな石が消えるのです。ジョバンニさんそうでしょう。」
ジョバンニはまっ赤になってうなずきました。けれどもいつかカムパネルラのスマホのなかには石がいっぱいになりました。

そうだ僕は知っていたのだ、勿論カムパネルラも知っている、それはいつかカムパネルラのお父さんのトレーナーのうちでカムパネルラといっしょに読んだ白書のなかにあったのだ。それどこでなくカムパネルラは、その白書を読むと、すぐお父さんの財布から巨きなカードをもってきて、かきんというところを開き、いっぱいに銀色の扉のある美しい写真を二人でいつまでも見たのでした。
それをカムパネルラが忘れる筈もなかったのに、すぐに返事をしなかったのは、このごろぼくが、朝にも午后にも仕事がつらく、トレセンに来てももうログボを貰うだけで、愛バともあんまり育成をしないようになったので、カムパネルラと話が合わなくなってわざと返事をしなかったのだ、そう考えるとたまらないほど、じぶんもカムパネルラもあわれなような気がするのでした。

>>11

3二次元好きの匿名さん21/09/14(火) 17:48:15

先生はまた云いました。
「ですからもしもタマモクロスをほんとうに引こうと思うのなら、その一つ一つの小さな石をみんなドトウやフラッシュに使ってはいけないわけです。またこの巨きな乳の流れのことを考えるならもっとよく堪える必要があります。このサポカをごらんなさい。」
先生は中にたくさん光る汗のつぶの描かれた大きなキタサンの完凸を指しました。
「課金の形はちょうどこんななのです。このいちいちの光る菱形がみんな何万円もの価値を費やしてできたものなのです。みなさんはタマモクロス実装まで一切のガチャを引かず、カフェガチャのための糧としてごらんなさい。ではもうすぐその新規ウマ娘実装のお祭なのですからみなさんは外へでてよくそらをごらんなさい。ではここまでです。現金やカードをおしまいなさい。」
そして教室中はしばらく財布の紐をあけたりしめたり凸を重ねたりする音がいっぱいでしたがまもなくみんなはきちんと立って礼をすると教室を出ました。

4二次元好きの匿名さん21/09/14(火) 17:50:57

日本文学史に残る名作来たな……

>>5

5二次元好きの匿名さん21/09/14(火) 17:51:30

>>4

迷作の間違い定期

6二次元好きの匿名さん21/09/14(火) 17:52:31