【クロスSS時々⚓】バトルスピリッツ~ブルーアーカイブ~

  • 1名無しのバトラー25/03/05(水) 21:07:03

    注意 このクロスSSには以下のものが含まれております。以下のことが大丈夫な方のみ、下にスクロールしてください。
    駄文、クロスオーバー、1部裁定が怪しい、誤字脱字、オリカ大量、バトスピアニメキャラは出す予定なし、グランウォーカーネクサス出番ほぼなし、1部効果エラッタ(某シーズグローリー)etc

  • 2名無しのバトラー25/03/05(水) 21:07:23

    バトルスピリッツ、それは同名三枚までで最低四十枚のカードを束ねたデッキとコアを使い、相手のライフを0にするか、相手のデッキを0枚にして勝利する、トレーディングカードゲームの1種だ。
    そんなカードゲームの一種が、ここキヴォトスでは大きく流行していた。裸の人を見るよりも銃を持たない人を見るのが珍しいように、バトルスピリッツのプレイヤー、バトラーではない人を見かけるのはとても珍しかった。
    少し大きな店やカフェに行けば当たり前のように対戦スペースが設けられている。銃器ショップの隣にカードショップが並ぶなど、それはここではよくある日常だ。
    アビドス編1章
    スマホにセットしていた目覚ましのアラームがなり、布団に潜っていた少女は目を覚ます。同時に少女の頭上には青く煌めくヘイローが出現した。
    少女は眠気を覚えつつも体を起こし、パジャマを脱ぐと制服へと着替える。着替えを終えると洗面所へと向かい、顔を洗って歯磨きをする。いつもの寝起き直後のルーティーンを済ませると、買い置きしていたゼリー飲料を飲みつつスマホでニュースを流し見する。
    『デッキ破壊のいろは』
    『神速で相手を翻弄!?』
    『美食研究会また飲食店を爆破』
    少女にとって特筆するようなニュースはこれといってなかった。強いて言えば、連邦捜査局設立と先生の就任の記事が目に付いたその程度だった。
    ゼリー飲料を飲み終えると、ゴミ箱に捨てて自転車の鍵を取り、立てかけていた愛銃を掛けてから、ロードバイクを手に家を出た。

  • 3名無しのバトラー25/03/05(水) 21:45:09

     ペダルを漕ぎ、砂漠の中を颯爽と走り抜けていく。アビドス高校へと向かう道はとても暑く、時折水分を補給しなければきつさを覚える。そんな道を進んでいると、一人の倒れている人を見つけた。

    ???「大丈夫?」

     私は倒れている人に話しかける。見たところ学生の用には見えない、物珍しさを覚える、大人の人だろうか。私はロードバイクを止め、倒れている人の生存確認をする。

    ”大丈夫じゃないかな”

     返事をした。意識はあるようだが、とても動けるようには見えない。恐らく、熱中症になったのだろうか。私はロードバイクに着けていたスポーツ飲料を手にして、その人の前に差し出した。

    ???「私の飲みかけでよかったら」

     飲み物を渡されたと気が付いたその人は、私が遅れて間接キスることになったと気が付いたことをよそに、乾いたのどを潤すために勢いよく飲み始めた。

    ”ありがとう。本当に助かったよ”
    ???「ならよかった。その格好、連邦生徒会から来た大人?」
    ”そうだよ。アビドス高校に用があってきたんだけど、お恥ずかしながら、ろくな食料や水も持ってなくて、飲食店にもたどり着けず”
    ???「それで遭難してたんだ」

     大人の答えに少しあきれつつも、連邦生徒会から来たという大人、そして私が向かおうとしている学校と同じところに大人は用があるようだった。

    ???「私もアビドス高校に向かうから、ついてくる?」
    ”そうさせてもらってもいいかな?”
    ???「私は砂狼シロコ」
    ”私は連邦捜査局シャーレの先生だよ”

     これが私と先生との初めての出会いだった。

  • 4二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 22:01:09

    バトスピのSSか、これは期待

  • 5名無しのバトラー25/03/05(水) 22:05:18

    ホシノ「いやぁ、先生が来てくれたなんて嬉しいなぁ」

     先生をアビドス高校へと連れてきて、アビドス高校の皆にシャーレから来た大人を紹介した。
     先生は、少し前に連邦捜査局シャーレに就任して、いくつかの仕事をこなしていた。その際、私達と同じ廃校対策委員会のアヤネちゃんが出していた救援要請の手紙を見て、私達の元に来てくれたそうだ。
     私達はお互いの自己紹介を済ませて、先生から補給物資の受け渡しに関する書類を受け取ったところだ。

    ”これで補給物資を受け取れるはずだから”
    アヤネ「ありがとうございます」
    ホシノ「これで、弾薬の在庫を気にしなくて戦えるようになるよ」

     私達は日常的に多くの弾薬を使用していた。それの在庫が最近少なくなり、底が見え始めてきたため早く補給物資を手に入れたかった。それが先生が来てくれたことにより、ようやくめどが立った。

    セリカ「最近、あいつらは私達のデッキも対策し始めて来たし、こっちでどうにかできるようにしとかないとだもんね」
    ”デッキ?”

     セリカの言葉に引っかかることがあり、先生は首を傾げた。

    アヤネ「ああ、先生は学園都市の外から来たお方なんでしたっけ?」
    ホシノ「だったら、こっちでの戦いの決まりなんかを知らないよねぇ」
    ”うん、詳しくは知らないかな”

     先生はヘイローを持たない人だ。私達が当たり前のようにやっていることであっても、先生にとってはとても危険なことが多い。それを知らないとなれば、私達が教えておくべきだろう。

    シロコ「ん、セリカ、相手をお願い」
    セリカ「わかった。ホシノ先輩そこの机借りるわよ」

     私とセリカは机を動かして準備を始める。 

  • 6名無しのバトラー25/03/05(水) 22:11:13

    ホシノ「ここだとね、まぁ、ニュースを見た限りだと先生も見たんじゃないかな?銃撃戦なんて日常茶飯事でさ、おじさんたちもよく、ヘルメット団とかとの戦闘で銃を使ったりするのよ」

     ホシノ先輩は自分のショットガンを手に取り、ポンプアクションを行い、中に入っていたシェルを取り出して先生へと見せた。

    ホシノ「でもね、私達ってさ銃弾を受けた程度じゃさ痛い程度でおわっちゃってね。いつまでも決着がつかないの、そこで少し前の連邦生徒会が決めたバトスピ法ってのがあるんだ」
    ”バトスピ法?”
    ホシノ「わかりやすく言えば、決闘法。不要な争いを起こさず、血を流さないようにって定められた決まりなんだ」
    アヤネ「そこで使われるのが、これ、バトルスピリッツです」

     アヤネは懐からデッキケースを取り出し背面が黒いカードの束を見せる、それに続いて私も、ノノミも、セリカ、そしてホシノ先輩もそれぞれが持っているデッキを見せた。

    ホシノ「お互いに、バトルを始める前に何を賭けるのかを決める。そして、バトルスピリッツの勝敗をもってして勝者を決める。そんな決まりなんだ」
    アヤネ「当然、バトルスピリッツを行う上ではデッキは必要不可欠です。私達生徒は銃を扱うのと同じように、自分のデッキを作っているんです」
    ”なかなかすごいところだね”
    ノノミ「バトルスピリッツなら、先生でも安全にやることができますから☆先生もデッキを作っておいた方がいいですよ♪」
    ”でも、私はそのルールを詳しく知らないから”

  • 7二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 22:12:56

    おや?先生は初心者なのね

  • 8名無しのバトラー25/03/05(水) 22:20:50

    シロコ「そうだと思って、私とセリカで説明する」
    セリカ「シロコ先輩、こっちは準備できたよ」

     私とセリカは机の上に一つの缶を置き蓋を開ける、中には青くきらきらと光る小さな石がたくさん入れられていた。私とセリカはそこから青い石を8個ずつ、そして一回り大きい赤く銀の縁を持つ石を1個づつ取った。そして、その意思を青だけで五個を左側の真ん中くらいの位置に置き、残った石をその下へと置く。続けて互いに自分のデッキを取り出してシャッフルした。

    シロコ「切る?」
    セリカ「こっちのもお願い」

     一度お互いのデッキを交換してシャッフルしあってからデッキを返し、石を置いた側とは反対の位置にデッキを置く。そして、互いにデッキからカードを四枚引いた。

    シロコ「ん」
    セリカ「なるほどね」
    ホシノ「それじゃあ、表と裏どっちにする?」

     私達の準備を終えると、ホシノ先輩が待ってましたと言わんばかりに一枚のコインを取り出して私達に見せた。

    シロコ「表」
    セリカ「裏で」
    ホシノ「それじゃあ、コイントスいっくよぉ!!」

     ホシノは指でコインを弾き、上へ上へと飛んでいきながら回転する。そして、コインは私達の目の前に落ちて結果を見せた。

    ”表だね”
    シロコ「ん、先攻をもらう」
    セリカ「わかったわ。それじゃあ」

     一呼吸おいて、お互いにタイミングを合わせて声を出した。

    シロコ・セリカ「「ゲートオープン!!界放!!」」

  • 9二次元好きの匿名さん25/03/05(水) 22:30:44

    このレスは削除されています

  • 10名無しのバトラー25/03/05(水) 22:43:17

    ホシノ「バトルスピリッツは、まず同名カードは3枚までで最低四十枚のカードを一つのデッキとして用意しておくんだよ」
    ”最低ってことは、上限は?”
    ホシノ「一応、上限はないことになってるよ。とはいっても、皆大体40枚から50枚程度でデッキを作るかな」

     上限はない、だからデッキを塔のように積み重ねたものであってもルール上は使用可能だ。けれど、誰もそんなデッキを使うわけがないので、現実的に多くても六十枚程度だ。

    ホシノ「カードの種類は大きく分けて、スピリット、アルティメット、マジック、ブレイブ、ネクサスの五種類と色が六色あるんだけど、ここはおいおい説明するね。今はシロコちゃんの盤面を見て説明をしようか。
     ゲームを始める前に、手札が4枚になるようにデッキからカードを引くんだ。そして、先攻後攻を決める」

    第一ターン シロコ

    シロコ「スタートステップ、ドローステップ、メインステップ」

    ホシノ「基本的にターンの流れは、スタートステップ、コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ、アタックステップ、エンドステップの各ステップを経てからターンエンドになるんだ。一部例外はあるけど、今回はそこは省略するね。そして、何より大事なことだけど、第一ターン、先攻の最初のターンにだけは、コアステップとアタックステップ、この二つのステップがないから気を付けてね」

    ノノミ「スタートステップは自分のターン開始の宣言と、自分のターン中に適応される効果の開始になります♪コアステップはボイド、ゲーム外からこの小さな青い石をリザーブと呼ばれる、左下のゾーンに一個置きます♪ドローステップはその名の通り、カードをデッキから一枚引きます♪」


    シロコ「今の私はメインステップ、基本的にこのステップで自分の手札のカードを使える。私は、手札からネクサス「魔星輝く古戦場」を提示。コストは4、軽減は0」

     私は手札から紫の縁を持つカードを提示してから、左下、リザーブにあるコアを四つ反対の右側に送ってから、カードを目の前に置いた。

  • 11名無しのバトラー25/03/05(水) 23:27:43

    ホシノ「え~と、まず最初に、カードの使用についてだけど。まず、カードを使用する際には使用したいカードを提示しないといけないんだけど、カードごとに決められたタイミングの記載がなければ、基本的には自分のメインステップだけにしか提示できないんだ。タイミングについては置いておくとして、次に、提示されたカードを使用するにはもう一つのステップを踏まないといけないんだ」

    ”さっきシロコが言っていたコストが4といって、コアを4個動かしてたことかな?”

    アヤネ「はい。カードの左上に記載されている数字、それがそのカードを使用するために必要なコストの数となります。カードの提示後、トラッシュと呼ばれる、わかりやすく言えば使用済みのゾーン以外のところからコアを指定数分トラッシュへと送って、初めてそのカードを使用することができます」

    ”それじゃあ、一ターンに使えるカードに限りはあるんだ”

    ホシノ「そうだよぉ、基本的に効果が強いカードほどコストが重たくなる傾向にあるから、ただ強いカードばっかりをデッキに入れたら、コストを支払えなくて何もできなくなっちゃうから気を付けてね」

    セリカ「それはそれとして、やっぱりそのネクサスは面倒くさいわね」
    シロコ「ん、牽制は大事」

    ホシノ「今シロコちゃんが場に出したカードは、ネクサスと呼ばれる分類のカードだね」
    ”カードの分類のときに言っていたね”
    ホシノ「基本的にデッキには一、二種類くらいは採用されているカードでね。下手なスピリットやアルティメットよりも厄介な効果を持っていることが多いカードたちなんだ」
    ”そんなに面倒な効果を持っているのかい?”
    アヤネ「場合によっては、たった一枚のネクサスカードで相手のデッキを機能不全に陥らせることが可能です」
    ”そんなに”
    ホシノ「そうだよ。直接的ではなくても、とにかく自分にとって有利な状況を、相手にとって不利な状況を押し付ける、そうした役割を持っているのがネクサスカードなんだよ」

  • 12名無しのバトラー25/03/05(水) 23:34:07

    ノノミ「シロコちゃんが配置したネクサスは、「魔星輝く古戦場」今の状態ですと、セリカちゃんがアタックする毎にシロコちゃんはデッキからカードを一枚引きますね☆」

    ”つまり、攻撃すればするほどシロコの手札が増えるってことだよね?”

    ホシノ「そうだね。あれ自体にセリカちゃんの攻撃を直接的に止める能力はない、けど、手札が多ければその分、防御札を抱えている可能性も高くなるし、切り札を使われる可能性だって高くなるね」

    ”確かに、たった一枚のネクサスだけでセリカちゃんの行動を牽制できている”

    セリカ「さらっとちゃん付けで呼ばないで」


    魔星輝く古戦場

    ネクサス

    4(2)/紫

    <0>Lv1 <2>Lv2

    Lv1・Lv2『相手のターン』

    相手のスピリットが疲労したとき、自分はデッキから1枚ドローする。

    Lv2

    自分のスピリット状態のブレイヴすべてに

    “【呪撃】『このスピリットのアタック時』

    このスピリットは、ブロックした相手のスピリット1体をバトル終了時に破壊する”という効果を与える。

    シンボル:紫

  • 13名無しのバトラー25/03/05(水) 23:46:50

    シロコ「バーストをセット」

     私は手札のカードを一枚、裏向きで左の上の方へと置いた。

    ”バースト?”
    ノノミ「特定のカードたちが持っている効果で、裏向きでああやって場に置けるんですが」
    ホシノ「今はややこしくなるだけだから後で説明するよ」

    シロコ「エンドステップ、ターンエンド」

     私はターンを終了した。

    第二ターン セリカ

    セリカ「スタートステップ、コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ」

     ボイドからコアを1個手に取り、リザーブへと置くとそのままデッキからカードを一枚引いて手札に加えた。

    セリカ「バーストをセット、続けて、手札から「近衛兵士 セトラ」を提示、3コスト0軽減lv1で召喚」

     セリカは手札から青の縁を持つカードを見せてから、コストとして3コア支払い、場に出すと、続けてリザーブのコアを一個そのカードの上に乗せた。

    ”カードの上に乗せたコアは一体?”
    ホシノ「維持コアだね。基本的にフィールドに出たカードにはlvっていう概念があって、カードごとに指定されたコア以上が載せられていればそのレベルになるんだ。だけど、最低レベルに必要なコアが乗っていないカードはフィールドに留まることはできない」
    ”じゃあ、あのカードは場に残すためには一個以上は乗せていないと駄目ってことか”
    ホシノ「そうそう、ネクサスや一部例外のブレイブは0個でもフィールドにはとどまれるけど、スピリットアルティメットはだいたい1個以上はないとフィールドにとどまれないんだ」
    ”なるほど、ってことは、あのカードはスピリットてこと?”

     先生の飲み込みは早く、こちらが説明をするよりも先にそのカードがどういうカードなのかを当てるようになり始めた。

  • 14名無しのバトラー25/03/06(木) 06:43:45

    アヤネ「スピリットはレベルに応じたBPを持ちます。これはネクサスにも同じことが言えますが、レベルに応じて使える効果が異なりますので、必要ならばそのレベルまで上げられるようにコアを用意する必要があります」

    ”ここでもコアか、カードをたくさん使えば使うほど使ったカードの力を十分には引き出せなくなると”

    ホシノ「そうそう、飲み込みが早くておじさん助かるよ。スピリットとアルティメット、一応ブレイブもアタックステップになれば相手を攻撃することができるようになって、カードの右下にあるマークもといシンボルの数だけ相手のライフを減らすことができるんだ。ちなみにライフはプレイヤーの左側で真ん中のコアが5つあるところ、コアがそのプレイヤーのライフだよ」

    ”じゃあ、五回相手にアタックすればゲームは終わるの?”

    ホシノ「流石にそんなに単純なゲームじゃないよ」

     流石に五回攻撃宣言をすれば終わるゲームなんてつまらなさすぎる。

    セリカ「えっと、進めさせてもらうよ。「近衛騎士セトラ」の召喚時効果発揮、デッキからカードを二枚ドローして、手札を一枚捨てる」

  • 15二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 13:28:01

    期待の保守

スレッドは3/6 23:28頃に落ちます

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