- 1慈恩25/03/06(木) 08:40:49
レムレム睡眠に似た何かで大体の生前の英雄と知り合いな世界線
ただし歴史は変えられないし絆10になった辺りでフッとその鯖の記憶以外の痕跡が消えて起きた藤丸はやけに鮮明な夢を見たなぁ感覚とする
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- 2二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 08:42:18
うめ
- 3二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 08:42:54
上げ
- 4二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 08:43:32
おつ
- 5二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 08:43:51
乙
- 6二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 08:44:32
盾乙
- 7二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 08:47:06
乙
- 8二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 08:47:54
あげ
- 9二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 08:48:14
うめ
- 10二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 08:49:58
埋め立て
- 11二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 08:52:29
上げ
- 12ハピエン大好き侍25/03/06(木) 10:19:58
鎖が地面をえぐり、イシュタルに迫る。
「ふん。くだらないわね。この程度の攻撃で私を捕らえられると思っているのから。」イシュタルは鎖をはじき、撃ち落とす。神霊であるがゆえにものともしない。しかし依代の悲しい性かうっかり立香たちを砂埃に紛れて連れさられてしまうのだった。
「ふう。危ない所でした。申し訳ありません。少々手荒な方法になってしまって。こうでもしないとあの女神からは逃げられませんでしたから。」通信が回復する。
「ああ、やっと通信が回復した。って、もしかしてそこにいるのはエルキドゥかい?!」
「おや、随分と詳しい方がいらっしゃるようだ。」
「まさか本当に。だとしたらこれ以上ない助っ人だ。ギルガメッシュ王を神々側に戻すために作られた神々の兵器だ。特異点攻略がぐっと楽になるよ。ちなみに立香君との記憶はあるのかい?」
「ええ。もちろんありますよ。リツカと共にしたあの尊い日々は、今でも大切な宝物ですよ。」
「そこまでなのかい?ごめん俺自身は当時の記憶はなくて…」立香は申し訳なさそうに言う。
「お気になさらず。その点に関しては、僕も承知しているので。」
「それにしても、女神イシュタルは俺をどうしようとしたんだろう。」
「イシュタルはこの特異点において、悪事を働く三女神同盟の一員ですよ。おそらくなんらかの形で君を利用しようとしたんでしょう。三柱の女神が協力して、このメソポタミアの人々を脅かしています。なぜ女神がと思うかもしれませんが、神が人間の味方であったことなどは1度もありませんよ。」
我々に重苦しい空気が流れる。
「ですが、まだ希望はあります。この先に見えてきますよ。」
木々を抜けた先には、膨大な魔獣の数々。そしてそれを食い止める兵士と長距離にも及ぶ壁だった。
「すごい。」あの数の魔獣をものともしない。全体で見れば、勝ってさえいるのだ。
「あれをウルクの民は半年は維持しています。あれこそが希望。『絶対魔獣戦線バビロニア』」 - 13二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 16:59:12
- 14二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 20:00:16
保守
- 15二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 21:16:05
プーサーとアルトリアの間に金髪ぐだを挟むと家族っぽく見えそう。
- 16二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 21:34:35
- 17二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 21:53:42
ロウヒ「ち、違…おれはそんなつもりじゃ」
- 18二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 21:57:01
- 19二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 22:47:50
- 20二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 22:55:16
なんかここのロウヒ藤丸が首を擦るたびにビクついてそう
- 21二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 23:05:43
- 22二次元好きの匿名さん25/03/06(木) 23:49:06
- 23二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 01:31:19
失礼な!ワイナミョイネンならきっとそういう時は「おお、かわいそうになあ。別にあの決闘はリツカじゃなくてもっと腕のある戦士でもいれば、たとえばロウヒ、貴様が意地を張らずに儂とかに頼れば何とかなってリツカも娘の晴れ姿を見送れたのにのう。ま、どう言おうがおまえの伴侶は死んだんじゃが」って真顔で言うぞ!アレでも賢者だから友達の死は笑わないはずさ!
- 24二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 02:20:23
- 25二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 07:03:28
毎回宝具でぐだと一緒に踊っているサンタアビーちゃんみて他の鯖どんな反応してるんだろ?ちょっと月の王に見せてみよう!
- 26二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 08:20:49
- 27ガレスの供給求む25/03/07(金) 10:45:33首とロウヒと据え膳食わぬトナくそ | Writening「レポート辛い…」 「さっさとやらないおまえが悪いんだぁよ」 「やだーロウヒが優しくない」 「ミタ?おまえはロウヒに"優しく"されたいのか、リツカ」 マイルームのベッドを椅子代わりにし、目をギ…writening.net
ありがとよ!
なんか泣くロウヒ書きたかったのになぜかR-15くらいになったんで本文のせるのは辞めとく。やばかったら消してくださいなスレ主
聖杯戦争はサボってないです読んでたカレワラが旧カレワラだったのに気づいたので逸話の確認してるだけです
- 28二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 11:35:55
このレスは削除されています
- 29二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 12:04:28
そういえばバビロニアでティアマトぐだのこと狙撃で殺そうとしてなかったっけ?まあギルガメッシュが庇ってくれたから大丈夫だったけど。ギルガメッシュのティアマトへの弾幕がfakeのエルキドゥ戦並になりそう。
- 30二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 12:43:41
このレスは削除されています
- 31二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 12:48:32
同じビーストだとキアラさん一周目のときにぐだ殺っちゃってるんだよなぁ。ぐだのこと殺っちゃったよ同盟に新メンバーが増えるよ!
- 32二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 13:19:56
このレスは削除されています
- 33二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 13:55:32
- 34ハピエン大好き侍25/03/07(金) 15:05:11
「場所を変えましょう。ウルクに行くためのいい近道を知っています。」そうして西方にあ
る森林に入った。
「マスター、ウルクから遠ざかっていることを指摘した方が良いでしょうか」 「いや、まだもうちょっと様子を見よう。」
「どうしましたか?もしかして方角が気になっているのですか?この先には波止場があるんですよ。まだ船があるはずなので、それで川を下るだけですよ。」エルキドゥがそう言うと突然声が聞こえた。
「本当かい?それはとても幸運だ。なにせ道に迷って死への明日を待つのみかと思ったがこれはついてる。なあ、言った通りだったろう?」フードをかぶった男は後ろの同じくフードをかぶった女の子に言った。彼女は男の言葉には応えず沈黙を保っていた。
「迷い人ですか?もしよろしければごいっしょしますか?」「もちろん付いてくるなと言われても無理やり付いていくつもりさ。でも知らない人と一緒は恐いなあ。君たちの名前を教えてくれないかい?」「俺は藤丸立香。」「マシュ・キリエライトです。こちらの方はエルキドゥさんです。」すると男は、「それは困った。君がエルキドゥだとするならとても困った。なんせ 今のウルクを統治しているのは不老不死探索から帰ってきたギルガメッシュ王だ。ということは、エルキドゥはとうの昔に死んでいることになる。」矛盾。ここにいるはずのないエルキドゥ。では目の前のエルキドゥと名乗る者は誰か。
とにかくマシュを離れさせないと・・・ - 35ハピエン大好き侍25/03/07(金) 15:06:03
「ふふ、まったくこれだから旧人類は愚かなんだよ。ああ、残念。もう少しでおもしろいものが見れたかもしれないのに。」
「気をつけるんだ、藤丸君、マシュ、そいつは魔神柱に近しい魔力を持っている。それにしてもどうして?」Dr.が言う。
「どうして?逆になんで僕が人類の味方だと思ったんだい?神々の兵器なんだから女神側つくのは道理だと思うけど。」
「マスター下がっていてください。あのエルキドゥさんは偽者です。」
「偽者か。僕は記憶も性能もそのままエルキドゥなんだけど。まあ、そんなことはどうでもいいか。君たち愚かな旧人類はここで死ぬ。」エルキドゥの周りから大量の鎖が展開された。
「やはり、彼らだけでは厳しいようだ。アナ、手伝ってあげなさい。藤丸君にいいところ見せるチャンスだよ。」「言われずとも。」
そういって彼女は立香たちに加勢する。マシュが防ぎ、アナが攻める。そして立香が指示を出して連携をとる。しかしエルキドゥのカは圧倒的だった。ついに鎖がアナを絡めとる。
「ふん。話にならないね。その程度の神秘でこの僕と鎬を削ろうとしたのかい?まったく手駒がこれとはリツカには同情するよ。リツカにはボクのような高性能な機体がなければ彼の才能も宝の持ち腐れだね。」「人類を嫌っている割には随分とリツカを買っているようですね」
エルキドゥは面くらったような顔をして、すぐにそれは殺意に満ちた顔になる。「死.ね」 「死にません。それとここは一つ学んでください。人間のような知性はときに、仇になることを。」
瞬間、世界は暗転し、エルキドゥは平原にいた。
「なるほど途中から夢を見せられていたということか。 あれがウルクの魔術師か。話に違わぬ逃げ足のよさだ。捕えるのは困難、殺.害はさらに上をいく。 まあ、いい。いくらリツカといえどこの盤面をひっくり返すには時間がかかる。彼の排除はまたの機会に。まる一日彼女を一人にはしておけないしね。」 - 36二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 15:45:34
アナ…立香がいるとやる気ガ少し上がってるしエルキドゥは立香の事は変なツンデレ感がありで面白い。
- 37二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 17:52:10
ケイローンリリィとかアスクレピオスリリィ実装されててほしい。アヒルの子みたいにぐだについてきそう。それみて通常霊基の方が恥ずがしがっててほしいんじゃ☺️
- 38二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 18:15:27
ケイローンリリィいつもはどこか「こんな馬の下半身なんて…」って暗いけど藤丸の前だとすっごい自信満々になってほしい
「リツカー!私です!足がかわいくてカッコいい私です!抱っこしてください!」
ってかっぽかっぽ走り寄ってほしい
- 39二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 22:58:51
月海の放送室
BBが送ってきた鍵で開けることができるBBスタジオの一角にあるスペース
放送室と書かれてはいるが設備はマイクと音響機器程度なものでBBスタジオに大半がとられたことがうかがえる
たまにはここを使ってBBゲームのプレイヤーにアシストしてみたり、電子の海に向かって周波数を合わせたりするのも良いだろう
ただし、放送部員の職権乱用をしすぎると今度は高品質スイーツ20品を作らされる羽目になるかもなのでご注意を - 40二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 02:56:49
たとえ泡沫の夢となろうとも、私はあなたが好きでした
修道院でただ祈り暮らしていた時に貴方に会いましたね。初めて見た時からあなたの暖かな心に惹かれました
修道院の外を語るあなたはいつだって鮮やかでした
街のパン屋のおじさんからオマケを貰えたと喜ぶ貴方と笑い合いたかった
娼婦が捨てた子を救えなかったと泣くあなたを抱きしめてあげたかった
貧しさに喘ぐ人々を想うあなたの想いを私に向けさせたかった
修道院の中で私は知りました。混沌とした今のフランスでは私はきっと星を掴めない
だから、祖国への愛と、ほんの少しの邪な思いを胸にナイフに手をかけたのです
結果としてそれは大きな過ちと罪になってしまったけれど、どこか私は満足していたのです
ねえ、リツカ。私の首が落ちたとき、あなたはどんなに泣いてくれたのでしょうか
断頭台に立つ私を見ていたあなたの顔が、今も私の胸を焼き焦がしているのです - 41二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 04:34:14
このレスは削除されています
- 42二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 08:44:34
妖精組でも
モルガン→ウーサーやトリ子の時の様に妖精から守ろうとするも間に合わず。雨の魔女時代でも養母と共にトネリコを逃すために藤丸は命を落とす。彼女にとって藤丸は死に物狂いで助けたいけど、守れなかった人
トリ子→トネリコと同様に自分を顧みてくれた人。妖精の魔の手により藤丸と一緒に死亡。彼を奪われた妖精への憎しみから原作よりも悪辣に
バゲ子→幼少期出会い恋をするも呪いにより藤丸を喰ってしまう。自害を考えるもボガ様に諭され、彼に顔向けできるようになるために騎士の道を行く。
藤丸への恋心がなくなってないため作中とは違い、恋の多い騎士ではない。アドニスは純粋に保護(それでも何十年も操を立てたからアドニスと結婚しても許されるレベルで身持ちが固い)
メリュ子→藤丸のことは嫌いじゃないけどオーロラの命令に逆らえずに彼を自分の意思で殺める。ストレートに言うとオーロラ>藤丸 だったのは否定できない
って感じにランスロの名を持つ騎士だけ藤丸に対する扱いがね…って感じ
- 43二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 08:53:04
二部六章でメリュジーヌのことを無意識に怖がるぐだやなぜかメリュジーヌのことを嫌悪してるガレスちゃんもいたり?メリュジーヌがぐだの前に現れたらガレスちゃんがぐだを守るみたいなシーンがありそう。オベロンもぐだには近づけさせないかもしれない。またオーロラの命令で殺されちゃうかもしれないからしょうがないよね!
- 44二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 08:56:48
アッくんが考えた「不倫の口封じで藤丸が殺された」疑惑がプロトの方では真実の可能性
- 45二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 09:23:07
プロト世界にレムったのがぐだ子だと絵面が最悪すぎることが問題なのよ。プロトギネヴィアもトラウマになってそう。
- 46二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 11:33:16
- 47二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 14:13:40
- 48二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 15:01:26
- 49二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 19:41:49
- 50二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 21:45:44
- 51二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 22:28:40
- 52二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 23:08:29
夢中でパンを食べ進めているとお父様が話し出す
「オレ達が来たのは戦うためじゃないんだ。ちょっと話し合いたくてね」
「…はい。こうしている間に令呪でお父様を縛らないし敵意がないのは理解しました」
「そっか」
食べ終わってパンくずを払いながら話を続ける
「それで、どうされたいのですか?死ぬのも殺し合うのもできればあたしたちは避けたいです」
好きで父親を殺してたまるものか。というかそんな事をするくらいなら今からでもライダーを襲う
「こっちが求めることは2つ。1つ目は休戦協定を結ぶこと」
「詳細をお願いします」
「簡単だよ。こちらが一切君を攻撃しない代わりに君もこちらを攻撃しない」
「それだけですか?」
「うん」
「ならお受けできませんね。お話になりません」
「戦いたくないって言ってなかった?」
「ええ、お父様とはですけどね。ライダーはむしろ逆です」
「『この世の艱難辛苦全てを味あわせて死の淵でお母様に詫びさせたい』」
「…まさかだけど長女もいる?」
「ええ、次姉さまもいますよ。代わりますか?多分また殺し合いになりますけど」
「マジか…」
「まあそういうわけであたしが攻撃しないのは耐えられますが他二人は無理です」
正直こうしている間もオヤツで逸れていたお姉様たちの殺意がぶり返しはじめているので何もしないのは無理でしょう - 53二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 23:09:48
「そこでこちらとしては休戦ではなく一対一での決闘を望みます」
「結局殺し合うじゃないか」
「いえ、相手が参ったというまで戦うだけですよ。その上での結果であればお姉様たちも反抗はなさらないでしょう」
「ライダーはあれで結構消耗してるからやるならオレなんだけど」
「構いません。ご不満ならハンデもつけますよ?」
「…はぁ、オレ弱いしDVの趣味ないのにな」
不満げにお父様は呟くが剣は黒々とその輪郭を濃くする
「ふふ。で、勝者が得るものですがこちらが勝ったらお父様のマスターの令呪全画をあたしたちに譲渡し、ライダーは自害。お父様は以後こちらの陣営に従ってください」
「オレが勝ったら?」
「あたしたち全員がお父様の味方になります。お父様のために動き、お父様のためになることをすると約束しましょう」
「いいよ、乗った。けどちょっとだけ条件を変えさせて」
「はい!構いませんよ。どうせあたしたちが勝つので」
魔術の腕はもちろん、肉弾戦でもお父様に負けることはありえない。霊基の存在の強度も出力も、何もかもであたしたちが上なのだから
「オレが勝った時はオレじゃなくてオレのマスターの為に動いて」
「…やだな。そんなの結果は変わらないと思いますよ?お父様」
「いいや、変わるさ。君、オレが勝とうが負けようがオレの為って言ってライダーもマスターも襲うでしょ?」 - 54二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 23:10:02
指摘すると娘は顔を手で覆いため息を吐く
「はぁ、何をおっしゃるかと思えば」
「お父様は稀に勘が鋭くなって困るわね」
手が離れると娘の色素の薄い母親似の目がセイバーを見下す
「当然でしょう?アレ、必ずお父様も、お母様も、あたしたちすらも必ず破滅させるもの」
まだ嫁入りなんて考えもしなかった幼い頃に見たワイナミョイネンの姿をよく覚えている。記憶喪失でポホヨラの湖に流れ着いた老人を館に案内したのが過ちの始まりだった
お父様を見かけた時のあの悍ましい笑み。もっと早くあの笑顔に違和感を感じられていたら、カモメに変えられて溶け消えていく意識の中で見たポホヨラの衰退もきっと起きなかったはずなのに
「まあ、だろうね。アレは狸爺でもある。碌でもないことの1つ2つは間違いなく考えているだろうね」
「なら何で!」
「マスターにはライダーが必要だ。オレだけならとっくにこの戦争で殺されてしまっている」
「そんなのあたしたちがなんとかできるわ!」
「できるの?レンミンカイネンの死槍を防げる?ヨウカハイネンの呪矢からマスターを助けてあげられる?ワイナミョイネンの策略を崩せる?」
「お父様だけならどうとでもできます」
「なら駄目だ」
娘を見つめる父親の青い目は氷のように鋭く冷たい
「未来を担うのはいつだって今を生きる人たちだ。オレはそれを痛いほどよく知っている」
「過去が未来を捨ててしまえば、死者が生きる人を使い潰せば後には何も残らない」
「キャスター、オレ達はもう既に死んでいるんだよ。次の子達に渡してあげる番なんだ」
剣は重々しく娘に切先を向ける
「…それでも、それでもあたしたちは愛おしい過去を大切に抱えていたいのですよ、お父様」
「残念だよ。…確認だけど、"参った"と言ったほうが負けなんだよね」
「ええ。できればお父様の原型があるうちに降参していただきたいものですけれど」
「そっか。確認できてよかった」
あたしの返事を聞くとお父様は刃を喉に向ける
「君も、なるべく早く降参してね」
朱い剣は、迷わずあたしではなくお父様の喉を切り裂いた - 55ガレスの供給求む25/03/08(土) 23:12:33
保守がてら
セイバー殺しちゃった…まあなんとかなるよ多分きっとおそらく
プロトガレスって男なのかな?厨房時代にぐだ子に手の手入れのコツとか教えててほしいな - 56二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 00:25:01
- 57二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 04:46:31
やはりここの円卓組はどうあがいても地獄になるからカルデアでは何とか楽しく過ごして欲しい…。
- 58二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 12:25:28
保留
- 59二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 15:26:30
赤ちゃん立香をあやす子育てあっくんかもしれん
- 60二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 16:56:15
ランスロット直接殺したんじゃなくてランスロットを支持するモブ騎士の誰かが殺したとか毒持ったとかでもよくない?
- 61二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 20:05:07
妖精國組の湿度マシマシになっているのを見るとぐだを最初に見つけたのがオベロンでよかった。
- 62二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 20:16:05
藤丸がモードレッドして前線で戦える位の力があると仮定してだけど、一緒に戦ってるサーヴァントを庇って攻撃を受けて欲しい。「鎧があるからダメージはあまりないよ」って言ってサーヴァントに「自分を大切にしろ!」って叱られて欲しい。例えばガレスと一緒に戦ってる時は庇う時に額で攻撃受けちゃって、ガレスは目の前で頭かち割られた時を思い出して戦闘後に急いで藤丸の傷を確認して欲しい。長文失礼しました。
- 63二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 20:55:42
ぐだがイギリスへ家族旅行に行く!になるとだいぶやばいな。おもに妖精がぐだを妖精郷に連れて行こうとしそうでな。まあマーリンがぐだを人間界に連れ戻してくれるから大丈夫そうかな?アヴァロンにいるアルトリアやプーサーとも会えたりして。
- 64二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 22:12:40
京都の壬生寺とか旧前川邸とかの前に行くと予定に入ってなくてもどうしても足を止めたくなってしまうぐだ……
- 65新選組の人25/03/09(日) 23:29:41
芹沢局長へ
ある日の真っ昼間にぐだと子供達の遊び相手になってあげたことがあって、強請られたものの絵を描いていく中で気まぐれからぐだにもリクエストがないか尋ねたところ「いいんですか? やった、どうしようかな……犬、猫、いや兎……」と真剣にうんうん唸り始めたので面白がって「それほど悩むなら次会った時に描いてやろう。それまで好きなだけ悩みなさい」と笑って言ってやったら暗殺されてしまって"次"を失っててください
追伸
召喚されたらバレンタインのお返しに絵をくださってもいいんですよ - 66二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 23:35:02
謙信「そういえば、立香と過ごした時間ランキングを作ったら誰が上位になるんでしょうね」
ノッブ「いやそれ、あのポポヨラの魔女の一人勝ちになるじゃろ
つーか、なんでそんなこと今更気になったんじゃ?」
謙信「いえ、ただ単にボイラー室内では私が一番過ごした時間短いという煽りが定着してることに晴信を
追いかけていた気づいてむしゃくしゃしてきまして」
晴信「それで急遽ここに戻ってきたのか、こちらとしては絡みが減って助かるが」
沖田「そういう話になったら私たちとか円卓の方々はわかりにくいですよ、
人数多くてどこで生前絆10になったかわからないんですから」
一「けど確か、あの子があそこにいた期間って1年くらいじゃなかったっけ」
伊藤「それを踏まえるとこの場にいる人だけで割っても、一人当たり三か月ちょっとということになるのかな」
謙信「あ、それなら私の勝ちですね。
私、出会ったばかりのころは公務やら戦やらで忙しかったので半年は一緒にいたと思いますから」
晴信「一人当たりどれくらいで絆10になったかを算出しただけだから、
あいつらが一年は一緒にいたという事実は変わらんぞ」 - 67二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 23:40:40
- 68二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 00:03:52
- 69二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 00:53:53
海辺にいると子どもがいた
「おまえ、ここで何をしているんだ?」
「お水で遊んでる!でっかい角のおねーちゃんは?というかおねーちゃん誰?」
「おねーちゃんではない。わたしはティアマト。おまえの母だ。少し散歩をしていた」
「えー!おねーちゃんがおかあさんなの!?」
「そうだ」
信じられないと目を見開く子どもに胸を張って肯定する
「じゃあおねーちゃん抱っこして!」
「だからおまえの姉ではない…おいで」
子どもはわたしが母であるとは認めないがともかく甘えてくる子はかわいい。海風で少し冷えた身体を抱き上げてやると嬉しそうに抱き返してくるのでたまらない気持ちになる
「よしよし、いい子いい子。おまえのおうちはどこだ?もう陽も随分と落ちてきているし送ってやろう」
「えっとねー、リツカのおうちはね」
抱っこされたままキョロキョロと子どもは周囲をみるがじわじわと泣き始める
「ど、どうした?どこか痛いのか?」
「ここどこかわかんない」
「おまえのおうちは海に近いか?」
「海きょうはじめて見た」
「ええ…」
海の近くに住んでいない小さな子が1人で海にいけるのか?
「どうしようおうち帰れない」
子どもは尚も抱かれながら泣き続けている
「…おまえは人見知りをしないか?」
「?リツカはみんなだいすきだよ」
「そうか、ならわたしのところへおいで。アプスーもきっとおまえを歓迎するだろうから」
「いいの!?」
「ああ。おまえもわたしのかわいい子だからな。甘えなさい」
先程とはうって変わって喜ぶ子ども。やわやわのほっぺがさらに緩んでいてかわいい。最近は他の子ども達はわたしから離れてきていたので尚の事この子が愛おしい
「おまえはわたしを忘れないでね」 - 70二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 03:34:43
保守
- 71二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 06:40:45
おい待て、何ナチュラルに来てんだORT。
- 72二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 08:20:16
事件簿にでてくるドクターハートレスのところにもぐだはレムレムしてたりして。化野九郎としては友人、ハートレスは生徒としてぐだを見ることになるのかも?
- 73二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 16:52:42
我が子たちによってわたしは封じられることになった。もうあの子たちにはわたしは必要ないと
でも、あの子は?
自分の家がどこかも分からないあの子は?
まだまだ小さくて自分でごはんを採れないリツカは?
今もきっと家でわたしを待つあの子はこれからどうなる?
あの子はきっとまだわたしが必要なのに
きっとわたしは返り咲く
地上にもう一度出ておまえを必ず迎えに行く
だからどうか、リツカ
それまでどうか、生きていて - 74二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 18:37:45
ほしゅ
- 75二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 21:46:18
「ティアマトー!今度の周回について相談があるんだけど」
「ああ、いいぞ。母をどんどん頼れ!」
「助かるよ」
バビロニアでリツカを見つけ、獣として倒されてからカルデアにサーヴァントとして呼ばれて随分経つ。ここにはリツカの子や親、番を名乗る者が大勢いるがなんとかやっている
「ところで今日はいい魚を獲ってきた。今から調理するからお食べ」
「また勝手にレイシフトしたでしょー。ダ・ヴィンチちゃんに怒られるよ」
「もう怒られた。ちょっとショック」
でもこの子にごはんをあげなくてはいけないのだから仕方ない仕方ない
「なんの魚?ニシン?」
「今日はシイラだ」
「やったー!豪華だ」
「ふふふ。おまえが嬉しいとわたしも嬉しい」
本当は知っている。わたしがいなくなってからおまえは大きくなって、もう自分でごはんは食べられることなんて。おまえはわたしを甘やかしてくれているのだろう。だから、わたしはそれに甘えよう。その代わりに今度こそおまえを家に帰してやる。一度わたしから離してしまったのだから、最後くらいは手を繋いで送ってあげよう。だからそれまでは、わたしから離れないで。わたしを、忘れないでね - 76二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 22:07:09
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- 77二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 01:44:54
「セイバーったら大丈夫なのかな」
視力の強化をしてタワーの頂上を眺めるがキャスターと呑気にパンを食べていることしか分からない
「大丈夫じゃろ。あれでアヤツとてサーヴァントじゃし最悪叩き落されてもギリ無事だと思うぞ」
「余裕であってほしいなそこは」
パンを食べ終えると二人は何やら話しだすとセイバーが剣を構えて…
「マスター!ヤバいぞ!」
「何!?今いいところなんだけど?」
「船の竜骨が折れそうじゃわ」
「折れるとどうなるの?」
「修理はまずムリになるのう。あとついでに600m下の地面と感動のモイ!をする」
やっべえのう死んでしまうかもな!と呑気に笑うライダーの後頭部を引っ叩く
「笑ってる場合じゃないでしょ!」
「儂の叡智が詰まった頭が!?」
「えーっと今タワーに近づくのはマズイよね…とりあえず下へ!急いで!」
「言われんでも高度落としとるわ死にとうないもん」
「早く言いなさいよそれ!」
悲鳴のような不協和音を鳴らしながら船は下へと向かうと船に金の糸が絡みつく
「今度は何!?」
糸の来た方向を見るとセイバーを抱えたキャスターが突っ込んでくる。セイバー殺られてる!?
「ギャー!ライダー迎え撃って!」
「落ち着け阿呆、様子が変じゃ」
キャスターはそのまま船に降りるとこちらに走り寄ってくる。体はなぜか煤けており少し火傷が見えるがセイバーは特に酷い。全体的に火傷しており指先に至ってはもはや炭化している。首は何かで切り裂いた跡を応急処置で縫ったのか糸の隙間から血が滲んでいる
「キャスターたった今からそちらに味方します!説明は後でしますのでタワー内にいらしてください!」
「はあ!?」
「いいから早く!お父様が退去しちゃう!」
「分かった!かっ飛ばすからしっかりな!」
「ちょっとライダー!もう!」 - 78二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 01:45:29
タワー内のキャスターの工房に行くとキャスターと共にセイバーの治療をする。ライダーは嫌がったので別の階に待機させている
「しかし何が起きたわけ?なんか事情も分からずすごく魔力使わされるし本当に二人とも戦ったの?」
「…いいえ、何も、何もできませんでした」
セイバーの首をまるで一度やったことでもあるかのように手慣れた様子で綺麗に縫い付けるキャスターの顔は暗い
「お父様のマスターは、お父様の宝具が何なのか知った上であたしたちの所へ寄越したのですか?」
「剣のこと?…確かに禍々しいとは思ったけど」
まるで血肉がそのまま剣になったかのような有り様はむしろセイバーよりもあのレンミンカイネンが持っていたほうが納得できるようなものだ
「そちらではありません、それも十分悍ましいけれど、これは腹立たしさすら感じる」
怒りで白い肌を赤くしたキャスターがこちらの目を見つめ、尋ねる
「もう一度だけお聞きします。分かった上で、こんな事を?」
「…いいえ。何のことか分かっていないけど、それこそがその証拠になるでしょう?」
セイバーのそれより少し薄い青い瞳を真っ直ぐに見つめ返して答えると答えに納得したのかため息をしてキャスターはセイバーに向き直る
「…なら、気に食わないけど責めるのは辞めます。大方お父様が黙っていたのでしょう」
「今日はもう遅いですしこちらに泊まっていっても構いません」
「ありがたいけど大丈夫?貴方のマスターとかここに来る観光客とか」
「マスターは爆散しましたし、ここの管理もマスターのご遺族が好きにしろと」
「爆散!?」
魔力はどうしているかとか聞こうと思ったけどやめておこう、怖いし。少なくとも枯れて死んだ一般人の噂とかは聞かないし大丈夫だろう。多分
「ああ、あの老爺はここに近づけず、せいぜい1つ下の階で留めてください」
「何で?」
「大っ嫌いなので」
「お、おう」
花が咲いたような笑顔での返答で何で彼がここまでついてこなかったのか分かった気がした - 79二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 01:50:26
ごめんロウヒ、娘もワイナミョイネンについた。脳みそ無事?壊れてない?
プロトガレスが男だったらランスロットへの感情の種類若干変わって元のガレスより少しだけ近い距離感になってるかな? - 80二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 10:19:11
保守
- 81二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 10:46:44
ロウヒ「リツカ、嘘だよな?なんでそんな奴の為に……お前のせいかワイナミョイネン!?」
ワイナミョイネン「どうしてどうして、わしらの為にお前さんは……」
娘たち「なんでなんで?何でお父様が死ぬの?なんで?いい子にするからやめてください」
娘が味方したことよりもリツカの自害とかいうトラウマ再来で全員もれなくダメージは入ってそう
プロトガレスは少しだけカラッとしてそう。上で言われてた「不倫の口封じだったら」クズ過ぎてランスロットのこといっそ悪党として扱えるだろうし、ランスロットを支持するモブ騎士によるものだったら「いやランスロット卿が全面的に悪くはない」って被害者扱いだろうし、結果的に少しだけ距離感が近いだろうね
- 82ハピエン大好き侍25/03/11(火) 15:49:34
「はっ!マスター早く逃げ…あれ?」マシュと立香は夢から覚めた。「おや、お目覚めかい?安心したまえ。エルキドゥは森の外にいるよ。」「エルキドゥをうまく誘導できました。追っては来ないようですが素早くここを離れてウルクに向かうべきかと。」「ご苦労さま、アナ。さて、ひとまず自己紹介といこう。僕は花の魔術師マーリン。清く正しい花園の向こう側にて世界を見守る花のお兄さんさ。」「げぇ!マーリン。何が清く正しいだ。ただのロクデナシだろ君は。」「おや、そこにいるのはローニ・アーキマンじゃないか。カルデアの統率、頑張っているようだね。」しばらくだっべていると、「マーリンシスベシ、フォウ!」フォウ君がマーリンに向けて回転肉球パンチをお見舞いした。周りは情けない声を上げて倒れ込む。なんかわちゃわちゃしている。
「あの、アナ?だったよね。さっきは助けてくれてありがとう。」立香は素直に感謝の気持ちを伝える。「本当に覚えていないのですね。」「え?」「何でもありません。」立香はアナに手を差し出す。握手だ。アナは少し驚きつつ言った。「別に感謝されるほどのことじゃありません。私がただそうしたかっただけですので。でも…どういたしまして。」彼女は立香の手を取る。「さぁ、そろそろ行こうか。魔物に見つかっても面倒だしね。」マーリンがウルクまで案内する途中、「リツカ、少しお願いがあるのですが。」と、アナが言った。「手を握ってくれませんか?」立香は彼女の手を握る。すると彼女は少し頬を赤く染めてそれを隠すようにフードをさらに深く被った。 - 83ハピエン大好き侍25/03/11(火) 15:50:13
しばらくしてウルクに入るための門に着いた。立香は門番に元気よく挨拶する。門番もそれに応える。「こんにちは。鋭気充実、大変結構です。おはようございます。」「彼らはギルスからの難民でね。この通り、私は祭祀場から商売の許しを得ている。入門するのに何か手続きは必要かな?」「シドゥリ様の印ですね。それならば問題ありません。」さあいざ入ろうという時に門番はアナに声をかけた。アナはすかさず鎌に手をかける。フードの下に隠れた瞳は冷ややかで殺意を帯びていた。
「こんな小さな子が。ずいぶんと長いこと歩いたでしょう。余り物で申し訳ないが娘からもらった砂糖菓子があるんだ。よかったらこれを食べてくれ。」アナは呆気にとられた顔で、「あ、ありがとうございます。」と言った。立香はあのフードに隠れた表情の真意が気になった。
「アナ、もしかして人間嫌い?」「やはりリツカは勘が鋭いですね。私はあなた以外の人間は嫌いです。」その言葉の意味を探ることはできなかった。 - 84二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 21:24:24
ダンテの所にレムったぐだってどんな感じなんだろう?神曲にぐだをモチーフにしたキャラが登場してそう。
- 85二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 22:00:46
ベアトリーチェのモデルになった人物ってまさか……
- 86ガレスの供給求む25/03/12(水) 00:41:33
わあエッグいすれ違い通信。しかも自害の仕方が晩年の殺され方とにてるとかいうトラウマよ
「ヴォイ!?なんで娘とリツカが殺し合っ…」
「待て、待て待て待て待て!それだけは!」
「あっ…あああ…」
引きこもってばかりでは情報も足るまい。ヨウカハイネンに頼ってばかりというのもどうかと思って使い魔越しにリツカを追えばこのザマだ。…決闘の行方など見る気にもならない
―――あのジジイは何処だ
「…儂とてあそこまでさせる気はなかったが、切羽詰まって読み違えたか」
遠くで見える使い魔はどの陣営のものやら。儂に敵意を向けているあたりあの魔女のものか?
「流石に今回は儂が悪いわ。言い訳のしようもない」
って感じで思った以上にワイナミョイネンが自分責めてロウヒはもう晩年の光景と重なって藤丸の生存は諦めてしまっているかもしれないね
- 87二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 00:49:11
- 88二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 04:26:47
保守
- 89二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 10:27:23
ギャラハッドとかダビデみたいな型月四文字的に重要な人たちは比較的にぐだが長いことレムレムすることになりそう。ちょっとこの人たちが英雄になってくれんと人理的にやばいみたいな理由で。そうなるとギャラハッドって人生短いけど誕生から聖杯による昇天までぐだが一緒にいるみたいになってたりして。となるとぐだと一緒にいた年数としてはトップクラスに高くなりそうな気がする。
- 90二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 16:26:34
サーヴァントの過去をマスターが夢に見るていうのがあるけどもしかしたらそのサーヴァントから見たぐだを夢に見るみたいなシーンがありそう。士郎だとアルトリアから見たぐだの夢を見るのかな?
- 91二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 20:08:53
徐「立香が一番うわっ、て思ったチョコレートってなんかある?」
「カロリー面で言ったらナンディーチョコかな一口食べてから中身全部詰まってるのを確信して思ったよ」
徐「それ毎年食べられるってどうなってんだよお前~」
「相手も考えると水着のパイセンのかな」
徐「ぐっさまのチョコに文句でもあるってのか⁉」
「いや、考えてみてよ育ての親が新婚写真風チョコ作って丸のみを要求してくるんだよ」
徐「・・・ぐっさまだから大丈夫」
「そこはぶれないんだ」 - 92二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 23:20:15
「戻ったぞー、焼き鳥」
「口に気を付けろって何度言ったらそのトナクソじみた頭は理解するんだぁよ?」
「ははは!実際燃えてるじゃないか」
『ぴゅいー!』
度を超えた罵倒にコッコも猛抗議の意を示すがアーチャーは眉一つ動かさない
「ようやくアサシンの拠点を見つけたぜ。ランサーの野郎がとっとと吐いてればここまで苦労しなかったんだがな」
どっかりと椅子に座りトントゥを威嚇する有様はとても知識で英雄に競り合った若人には見えない
「アレは対魔力が高くてね。いちいちそこに資源使うよりもおまえに探させた方が早かったんだぁよ」
労いとして茶を出すと先ほどまでの尊大な態度など嘘のように丁寧な仕草でアーチャーはティーカップを傾ける
「ハンッ、それは結構なものだ」
減らず口は変わらないらしい
「それで、どんな感じだい?」 - 93二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 23:20:58
「リツカか?貴様も見てただろう。娘が応急処置をしたようだがありゃあ無理だ」
改めて直に現場を見た者から聞かされると正直しんどい。顔に巡る血がサッと引いていくのを感じる
「まあ…流石に同情するよ」
「…余計なお世話だぁよ。それで、娘は?」
質問をすると青年は手元を震わせ茶をこぼす
「ふっ、ふふふふ。ああいや失敬、本当面白くってな」
「…早く話しなさい」
「ふっはははは…!き、貴様の娘、フフフ、娘な」
「娘がどうした!」
「アレもワイナミョイネンと組んだ!」
限界に達したのかカップを放り投げて腹を抱えて高笑いが工房に響き渡る
「フフフ、アッハハッハハハ!!!!心底人望がないなアンタ!何も知らないリツカはともかく察してそうな娘までアンタを見捨てやがった!!」
高笑いを始めたアーチャーの横に呪い一つ。おまえなぞ瞬きの間に殺せるという証拠を叩きつける
「おっと悪い。流石に調子に乗った」
「次はないと思いなさい」
正直使い魔越しにリツカの自害とかいう見たくもないものを見せられたのでこちらとしてはいつも以上に機嫌が悪い
「へいへい。で、アサシンは何処のどいつかって話だがな」
「大当たりだ。ワンチャン娘婿が味方になるかもだぜ?婆さん」
ニヒルな笑みは自信満々で情報の確かさを示している
「会話はできたか?」
「それがそこがキツくてな。私じゃ門前払いだ」
上着をアーチャーが捲れば大きな打撲痕が顔を出す
「てなわけで貴様が出たほうが早い。ウダウダ言ってないで一度箱庭から出ろ」
「やっぱり最後にはそうなるか。トッタ…まあ一番手っ取り早くはあるよな。あいつはとんだサイコ野郎だし避けたかったが仕方ない。それでアサシンの場所は?」
トントゥ達に大まかにここの運用法を伝えて出ていく準備をする。 - 94二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 23:21:16
「ランサーをとっ捕まえた葛飾区の方にいる鍛冶屋の所だ」
「結構遠いんだぁよ…」
「貴様はその距離を私に偵察させてたんだがな」
「ごめんな。補給はトントゥに声をかけておきなさい」
「へい、どーも!」
ヘラヘラと笑う姿はどうにも緊張感がない。元はといえばコイツがライダーを逃さず射貫いていればもっと計画は上手くいったのに、仕損じたばっかりにリツカはもう脱落してしまった。娘もこのまま放っておけば後を追う羽目になってしまう
「おまえは呑気なものだな。ジジイを最後に襲ったのはいつだ?沼に沈んだ愚か者よ」
「これではロウヒがジジイを呪い死なせるほうが早いぞ?」
「分かりやすい煽りだ」
聞き流してその場を立ち去るが手に持った弓は強く握られミシリと音を立てる
「せいぜい貴様も叶わん故郷の夢を描き続ければいいさ」
客人が出ていった工房で魔女は外出の準備を進める
「いいや、叶えてみせる。これ以上は取りこぼすものか」 - 95ガレスの供給求む25/03/12(水) 23:35:57
ようやくこの魔女外に引きずり出せたわ。このお方基本引きこもり型だから動かすのムズい。旦那死んだ(推定)時点でようやく動いたぞ
ティアマトのSS書いて思ったけど海水浴とか行ったら滅茶苦茶危ないんだろうなここの藤丸。ティアマト、ポセイドン、トリトン、海幸彦、乙姫とか海関連の厄ネタ多い - 96二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 23:50:27
- 97二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 01:22:00
自分が若い頃に出会ったぐだと新選組加入後に京の茶店出会ったぐだと、生前それぞれとの交流を経て人理修復初期に召喚された伊東さんのifも見てみたい
戦場に立つ人の顔をするようになっていくぐだの姿を間近で目の当たりにして曇ってて……普通の子どもらしい幼さの残る表情を目にする度に生まれる安堵が時を経るにつれて徐々に膨らんでいってて……
そしてその側には器用に励ましたり引っ張っていったりできない己に歯噛みする服部さんがいて……バレンタインのお返しは何か温かくできるものをくれるのかな、手袋とか……油小路のあの日のことが過ぎった結果選んだものだったりするかもだけどマスターにはそれを黙ったまま渡しそう…… - 98二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 02:04:34
ここのロウヒの藤丸ってはじめは藤丸がレムって帰れなくなった故郷を追い求めてたけどロウヒが鯖化したあとは二人とも自分の故郷が消えたからそれぞれの故郷へ帰りたがってるんだよな。向いている方向が似ているようでどこか致命的に違うから生前よりも帰る場所を巡って色々言い合って喧嘩もしてそう
- 99二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 06:45:09
保守
- 100二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 07:34:26
Apocryphaだとレムレムしたのがぐだ男かぐだ子かで鯖の反応が異なりそうな予感!最悪聖杯大戦じゃなくて藤丸大戦になりかねないからやっぱスパさんをぐだの護衛にした方がいいな。
- 101二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 08:27:36
ギャラハッドの過去を夢にみてぐだを本編前より早く知っているマシュ。初めて会った時に運命構図してそう。
- 102二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 08:52:31
星が生み出した兵器を握る手が震えているのを見た藤丸はそっと手を添えるようにして一緒に握るんだ
一瞬驚いた顔を藤丸に向ける初代
その手にはもう震えはなく、その手の中には黄金よりも輝く聖剣が在った
みたいにエクスカリバー君には元々決まったカタチがなくて、初代の覚悟が決まったときに聖剣としてのカタチを成したという妄想
- 103二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 10:53:31
ロウヒの旦那って死んだあと灰色の鷹になってレンミンカイネン追いかけたらしいけどこの概念だと藤丸にそんなことできるのかな
- 104二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 11:51:11
今のところ最長記録更新してる藤丸だし神代だしで肉体になんらかの影響が出ててもおかしくない
藤丸の精神や魂は現代に戻ってもその場にのもているであろう藤丸の肉体が変質して追いかけるってのも起きるかも
- 105二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 12:03:23
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- 106二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 20:18:13
保守
- 107二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 22:02:52
「おとーさま!何かおもしろいお話してください!」
「ええー?無茶振りするね。誰に似たのそれ」
「じゃあ…『桃太ろ「それもう飽きました」本気の無茶振りするじゃんか」
ううんと唸るおとーさま。かまってほしいんだからいくらだって私はダダをこねる。だって最近は妹にばっかりかまうんですからこれくらいいいでしょう?
「そうだね。じゃあ子供が生まれない夫婦がバターで出来た娘を授かったけど、大きくなった娘が忠告を破って火に入ってとろけて死んじゃう話とか?」
「もうそれお話の山場ぜんぶ話してるじゃないですか!」
…そういえば私や妹ってどうやって生まれたのでしょうか?
「ねえおとーさま、私ってどうやってお二人の間にできたのですか?」
質問をするとおとーさまは一瞬驚くが口を開く
「ついに聞かれちゃったか。ロウヒには話したって言わないでよ?」
「はい!」
おかーさまにはナイショ!なにかとってもいい響きです
「実はね、昔、やたら牛の乳の出がいいからチーズを作りすぎちゃったんだ」
「おとーさま、なぜチーズのお話を?」
「それでチーズを手ごろな形にナイフで成形して仕舞いやすいようにしようとしたら血がついてしまったんだ」
「…まさか」
- 108二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 22:03:09
「そう!血がついたチーズにロウヒが『トナクソォ!』って叫びながらガンドをぶち込むとチーズの中から元気な女の子が!」
「私チーズだったんですか!?」
「そうだよ」
「そうだったんだ…」
「実際、お外で凍えた後に火にあたると手がじんわりとすでしょ?」
「じゃ、じゃあもし火に入っちゃったら…」
「そう!鍋に入れたチーズみたいにみるみるうちに溶けてレンポのご飯に…!」
「キャー!!私そんなのイヤです!!!」
思わず泣き叫ぶと誰かがお部屋にやってくる
「何だ何だ?なんで泣いているんだぁよ?」
「げっロウヒ!」
「げって何だリツカ」
「お"があ"ざま"ぁ゙!!!私溶げでしんじゃう!!!!」
「ええ!?誰がそんな事を言ったんだぁよ」
「お"どゔざま"」
「…リツカ、後で話があるんだぁよ」
「…ごめんなさぁい」
- 109ガレスの供給求む25/03/13(木) 22:04:21
- 110二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 00:12:52
保留
- 111二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 01:47:44
- 112二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 06:40:48
保守
- 113二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 12:52:02
保留
- 114二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 17:02:08
ほ
- 115二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 20:00:25
(既に何か言及されていたりしたら自分が単純に見落としてるだけなのでごめんなさいね)
ガレスの供給求むさんのところのロウヒとぐだ君はそこまで共に過ごしていながら絆10に到達していなかったのか……? とふと思ったけれどアレだな
ロウヒは自分の中での優先度が
ポホヨラや娘たち>ぐだ君
なんだと思ってたけど、実際はもっとぐだ君の割合もず……っしりとおっきく重たくなってた感じで
それを最後に自覚したのかな〜と
- 116二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 20:09:00
カドックと藤丸の立ち位置を入れ替え妖精国担当のクリプター藤丸にして
藤丸を食べた後、武蔵ちゃん状態の漂流シエルを藤丸に合わせて
オーロラの暗躍の果てに毒殺された藤丸を再度シエルに食べさせ新しい厄災発生させる概念思いついた。
ベリル?送る先間違えてロシアに行ったよ。
キリシュタリアへの妖精国復活の言い訳? 正直に伝えて聖剣のメリットがあることを伝えるよ。
カドックとの最初の対面? アトランティスで武蔵ちゃんVsシエルって見たいよなぁ。
厄災シエルどう対処するって? 姫様来るでしょう。 - 117二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 21:18:17
死徒が人理を否定するようにアラヤ側のぐだも死徒、正確にはガイアに所属しているのを人理の力で否定してたりして。イメージ的にはキャストリアがアルトリアを認識できないかんじなのを想像してる。いやぁ人理を否定する存在である限り星に近づきたくても近づけないっていいよね!抑止力をアラヤにしたパイセンならこの判定素通りできそうかな。
- 118ガレスの供給求む25/03/14(金) 23:32:34
- 119二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 04:29:35
このレスは削除されています
- 120二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 11:28:33
ほ
- 121二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 14:33:00
- 122新選組の人25/03/15(土) 21:37:30
恋の衝撃でときめくより先に、そばにいるのが当たり前のように感じてしまうほど穏やかな愛に包まれてしまったのかもしれんな……
- 123二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 22:14:39
「綺麗…」って言いながら一首詠んでそうだなその小町
- 124二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 23:19:36
「ゔゔ…痛い…ここどこ…」
「私達の工房ですよ。お馬鹿なお父様」
ジリジリと燃え跡のように痛む身体を助け起こされる
「…長女?」
「大正解ですよ、無謀なお父様」
ニコッと笑いながら答えられるが目つきが一切穏やかじゃない
「次女も末っ子も怯えて泣いているので私が表に出ているのですけど、何か言うべきことは?」
「か、変わらず可愛い子だね?」
苦し紛れの誤魔化しを聞くと長女は無表情になる
「何か、言うべきことは?」
「いやあ、戦ってもかなわないからああしただけだし」
言い訳をすると長女はゆっくりと見せつけるようにこちらに指先を向ける
「…トントゥって、割と生き延びやすいんですよね」
指は眉間に乗せられ、細い指からは想像できない力でグリグリと力を込めてくる
「やめてよ?」
「素早いから危ないものから逃げ切りやすいし」
「キャスターさん?」
「小さいからどこかに隠しやすい」
「おーい?」 - 125二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 23:21:32
開ききった瞳孔は今にもこちらを溶かし殺しそうだと錯覚するほどの激情が渦巻いている
「最悪箱にでも詰め込んでおけば、お父様もこんな馬鹿げた無茶をなさらないのかしら」
ガンドが放たれる前兆の赤い光が眉間に集まり始め、脳裏により明確な死の予兆が来る
「ギャー!分かったごめん!」
「何についての謝罪でしょうか?」
「喉切って迷惑をかけた!」
「それをおっしゃるなら"心配をかけた"ですよね」
「ごめんなさいぃぃ…」
引きつって痛い身体や表情筋を動かして必死に謝る。喉を切ったのはあれしかなかったから後悔はないし、トントゥ化も場合によってはいいけれどガンドは受けると衝撃が大きいので傷まみれの今は喰らいたくない。絶対痛い
「…もういいです」
ジトッとこちらの顔を覗き込むと長女は指を下ろす
「またやったら生前の次女考案のイタズラ全部を一度にしますから」
「勘弁して」 - 126二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 23:22:34
思いつくだけでも人工キャスパリーグを野に放つ、チュリサスの大量繁殖、ヒーシの鹿を乗り回して熊をけしかけるなど洒落にならないものばかりなので怖気が走る
「それで、本題ですが約束通り心底嫌ですけどお力添えします。マスターさんにもあの野郎にも危害は加えないと約束しましょう」
「すんなり聞いてくれて嬉しいよ」
「本音を言えば考えただけで顔を引き裂いてしまいたいくらい不愉快ですよ」
ギギギと歯ぎしりをする様子からは年若い少女から出ているとは考えつかない程の憎悪が伝わるがすぐにニシリと子どもじみた無垢な笑顔に変わる
「でも、お父様との約束ですから仕方ないので従います」
いつか五体をバラして沈めますけど、と後に付け加えられたのは気のせいだと信じたい
「で、もう一つの件ですがお父様は私達への要求は2つとおっしゃっていましたよね?」
「あ、忘れてた」
そうだった。決闘で有耶無耶になってしまったけどあと一つ大切なことが残っていた
「あらら、なら聞かなかければよかったですね」
「ふっふっふ、正直に生きすぎたね〜?」
「素直な君には壊した街を戻してもらおうか」
キャスターの魔術で街の建物のいくつかは大きく破損してしまっている。何も悪いことをしていない人々が修理費やらで悩むのは良くない
「ええ?別に聖杯戦争の運営側から支援をいただけるでしょうし直さずともよろしいのでは?」
返ってきたのは拒否に寄った返事。長女は元々自分の故郷にしか興味のない子だったから予想はできてはいたので驚きはない
「何も酷いことをしていない人の物を壊すのは良いこと?悪いこと?」
「…良いことではないです」
苦い顔をして答える長女。昔、イタズラをした時にはこうやってじっくりと尋ねていたからそれを思い出したのだろう
「悪いことをしたらどうしなきゃいけない?」
「普通は謝らなくてはいけません」
「そうだね。でも今は聖杯戦争中だからこっそりと動かなくちゃいけないね。どうする?」
「直します…」
顔をしかめてはいるがやると言ったことに違える気はないらしく気だるげに部屋の外へと長女は向かう。その様子が気の毒になってきたせいだろうか
「ついて行ってあげるよ」
自分も満身創痍だというのについ甘やかしの言葉が出てしまった - 127ガレスの供給求む25/03/15(土) 23:26:14
保守がてら。なんかもうキャスター編だけで2万字いってて笑ったわ。これ適当なのに一度に纏めたほうがいいのかな
小町ちゃん腐っていく藤丸見てたら凄く歪んでそう。にっこり笑って篝さん呼んでそうでこわい
「すごく綺麗なものを見せていただいたんです!」って - 128二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 01:30:08
ふと脳裏に発想の流れ星が過ったのだが
敵対している陣営にそれぞれ藤丸がレムレム睡眠で所属しており、戦場で顔を隠している状態で対峙してしまう。
拙い攻防戦の果に相打ちとなってしまい、双方の英雄が。
「何故敵方にリツカが居る?」
「何故、相討ちになっておる?」
「いや、そもそも何故リツカが二人おる?」
みたいな脳破壊と謎にぐちゃぐちゃになるシチュエーションが似合いそうなのは誰がおりますかな?
マハーバーラタの皆さんが真っ先に浮かんだけど、カルナを庇ってアルジュナの矢に討たれて消える様が美し過ぎて、アレを超えられる自信がない。 - 129二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 01:52:42
- 130二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 02:42:09
忘れてなんていない。自分はまだ君を覚えている。あの星灯りを覚えている
だからこそ、この灯を誰かに伝えるために自分はこの筆を動かしているのだから
ある童話作家はかつて見出した星屑の幻を泡と消えた姫の物語に託した
星屑はいずれ魔性菩薩となる病に蝕まれた孤独な子どもの記憶に歪だが確かに光る物を残した
ある劇作家は薄明るく先を照らした流星の面影をイタズラ好きな妖精に残した
滅びが定まった妖精の國ではイタズラ好きな子どもが妖精王の側でありもしない安らぎを魅せた
ある平安時代の作家は誰も知らない青い星の思い出を糧に物語を残した
それは日本最古の小説として今も人々に覚えられている
星がなくとも彼らはきっと同じ功績を成しただろう。ただ、過程にあった何かだけが僅かな違いとしてあるだけだ - 131二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 03:11:44
個人的ここの藤丸にとってロウヒは時間を忘れ凍り付いてしまう程の愛の話だと思ってるけど逆に分かっていても焼き焦がされてしまう恋の話って誰だろう
- 132二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 11:20:09
もし纏めてくれるならありがたいです
- 133新選組の人25/03/16(日) 17:30:58
- 134新選組の人25/03/16(日) 17:33:15
「父が死んだ」
背筋が、僅かに強ばるのが伝わってきた。
「……そっか」
掻き抱く腕の中、身動きが起こる。
身構えたが拒絶はない。
小さな気配が脇を掠めて背に添えられる。
ぬくもりが、触れている。
「……りつ」
「うん」
「りつ」
「うん」
「おりつ……立香」
「うん」
静かな雨音のような相槌。単調なのに淡白ではない。
「また戻るんだ。実家……親戚の所、なんだけど」
「うん」
「……付、……」
違う気がした。
これではなく、言いたいのはもう少し、ずれて。もっと、近く、隣に――
腕を緩め、彼女の手を下から掬うように、己の手とそれぞれ重ね、向き合う。
目の前の表情には戸惑いが滲んでいるものの、嫌悪はないように思う。思いたいだけだろうか。
視線がぶつかる。
「来てくれないかな、一緒に」
一息の後、子犬のような瞳がパチリと瞬いた。
「わたし?」
「うん」
「大蔵さんと、ご家族の所へ?」
「そう」
一対の山吹色が再度瞬いて、じっと見つめ返してくる。
- 135新選組の人25/03/16(日) 17:34:09
(逸らすな)
唾を飲み込み、口を開く。
「ここに残るならちゃんと……後の面倒を見てくれる人も、一緒に探すよ。ここの人達だって、君を放り出したりなんかしない。君ならきっと、心配いらない。……でも、もし」
「はい」
は、と、思わず息を詰める。
続けるつもりだった言葉が頭から零れていく。
「……意味、わかって」
「うん。そういう、意味だったらいいなって……わたしが思ってるだけかもしれないけど。……自惚れかな」
「違う」
重ねた手に、反射的に力が入った。
思わず強くなった硬い声に、立香がまた目を瞬かせる。
「……」
「自惚れじゃない」
「……うん」
「自惚れなんかじゃないよ」
「うん……そっか。……そっかぁ」
へにゃ、と。彼女はこの日最初の、心底緩んだ表情を浮かべた。
つられて大蔵も笑った。
実父の死を目の当たりにしてから、はじめて引き出された笑顔だった。
「ご、ごめんなさい……! あれ、良くてお妾さんってコトかと……」
「…………えぇ……っと……待っ…………てまず何の『ごめんなさい』……?」
服部は天を仰いだ。
- 136二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 17:42:09
もしぐだが衛宮士郎が大火災が起きる前や宮本伊織が◼️◼️伊織だった頃とかにレムレムしてたらいいな。なんかこう元の二人を覚えている人がぐだだけっていいよね!
- 137新選組の人25/03/16(日) 19:29:19
亡くされた当時伊東さん18歳頃だったらしいと目にして以来コネコネしてきて(せめてもう少し史実を学んでから……)と考えてたのに結局我慢できなくなった産物だよ
これでも
家族・仲間・理想>想い
だったつもりが心の底では「手放したくない、取られたくない」がいちばん強かったやつだよ
あと実弟である三樹三郎さんもぐだのこと覚えててほしいよ
自分たちは確かにあの子のことを覚えているのに周りのみんながすっかり忘れてしまっていることに青ざめててほしいよ
NPCでもいいから登場してくれないかな……公式の掘り下げしたいよ……
- 138二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 22:21:31
ハピエン大好き侍のバビロンSS楽しみにしてます。
- 139二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 01:10:26
- 140二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 08:05:36
「おい」
「何です」
「おい。なあ、沖田総司。どういうことだコレ」
「はい?」
「狡いぞ」
「はあ?」
「何なんだ同じ病で死んだ者同士なのに君ばっかり。弱ってる時期まであんなに付き添ってもらって看病されて、普段使いするものを交換して互いにずっと身につけて、果ては簪まで贈ろうとするなんて。女同士だからどうとかいうレベル超えてるだろ」
「…………」
「こっちは精々松下村塾で皆してうっかり徹夜していつの間にか雑魚寝の状態になってて朝を起きてみたら目の前に立香もいたことがあったって程度だぞ。男所帯の中で無防備にも程があったが、まあそんなふうに信頼されるのも……。でもって、だからこそカルデア初日にして、ついあの行動に出てしまった訳だが」
「……………………」
「……やはり同じなんだよな。あの良い色の髪も、柔らかな手も、まろい頬も、小さな唇も――」
「斬っていいですか」
「沖田君」 - 141二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 08:14:50
火から士郎を庇ったり、山賊の攻撃から伊織を庇うぐだ。いけねぇ、二人の湿度が上がっちゃうよ!
- 142ガレスの供給求む25/03/17(月) 08:55:22カレワラ聖杯戦争 | Writening冒頭 https://writening.net/page?T2VXJD 登場人物 セイバー セイバーのマスター ライダー ライダーのマスター キャスター 葛飾区の公園にて https://writening.net/page?bJFNCm 登場人物 セイバー セイバ…writening.net
纏めたよ!けど続きはモチベの関係でスレに投げさせてほしい。ある程度投げたらまた纏め直す。そしてホスト規制は許さない
- 143二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 09:01:51
ほしゅ
- 144二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 15:38:08
最初の方のスレに出てた概念から見るとエリちゃんはcccで
「誰も悪いことだって教えてくれなかった!子イヌだって叱りに来てくれなかったんだもの!」
って言ってそうだよね - 145二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 18:30:46
過去スレ見て思ったんだがぐだを謀殺して子供名乗っているモーさん謀殺唆したけど妻名乗ってる汎モルガンって他からみたらけっこうやばいような。プーサーはフラグメンツでプロトモーさんのこと息子としては扱っていたぽいけどここの軸だと対応がガラッと変わってそう。
- 146二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 18:55:42
夢を見た。誰かが見ていた夢を見ていた
『お父様!』
駆けていくのは小さな子ども。キャスターによく似た子どもが2人
向かう先には少し歳をとったセイバー。召喚した彼は10代半ば程度の見た目だが今見ている彼は成人して少し経っているように見える
『どうしたの』
『遊んでください!』
『畑仕事あるからムリかな』
『ヤダー!遊んでください!!魚捕りしたいです!』
『車懸りの陣ごっこしたいです!』
『あれはオレが大怪我するから駄目』
『じゃあ抱っこしてください!』
『ずるい!じゃあ私はおんぶしてください!』
ダダを捏ねるついでにとんでもない単語が出た気がする。なぜ東洋の戦術名をフィンランドで?
『娘たち、邪魔をしてはいけないよ。あっちでトントゥと遊んでおいで』
『『はーいお母様!』』 - 147二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 18:56:00
キャスターらしき子どもに声をかけたのは鹿のようなツノを生やした女の人。腕の中には赤子を一人抱えている
「この人、私に触媒のオークションに参加させて来た人にそっくりだ!」
走り去っていく子ども達を見送っていくこの人物を知っている。1年前に魔術師と一般家庭の女性との妾の子の私にわざわざ聖杯戦争について教えて、触媒を得る手助けまでしてくれた人。この夢で見ている姿よりは幼かったが瓜二つだった
「どういうこと!?」
ありえない事態に混乱を抑えられない。虹の乙女のキャスター達に母と呼ばれたのならあの人は紛うことなく鷲の魔女ロウヒだ
『今のうちに畑仕事に行くんだぁよ』
『ありがとう、助かるよ』
『…ちょっと待った。急用ができたから10分だけ三女を抱っこしてここを離れててくれ』
『農具はこの場に置いていくけどいい?』
『ああ、頼んだ。そっとな?起きるとすぐ泣くんだぁよ』
『夜泣きもすごいよねこの子。元気いっぱいだ』
ぐっすりと眠った赤子を抱いて足音も立てないように慎重にセイバーは去っていく。この場にいるのは得体のしれない魔女と、サーヴァントとの記憶の共有が終わらない魔術師くずれ
『…さて、おまえが誰かは知らんが覗き見とは趣味が悪い』
記憶の中の人物と目が合った。眼光は鷲の呼び名に相応しい鋭さで、カレワラの悪役として伝えられた魔女ロウヒのイメージに合う圧迫感すら感じる声にたまらず後退りをしてしまう
今、私を捉える彼女の在り方は家族へ話しかけた時の柔らかさなど微塵も感じない、ただ敵に向けるための魔女の顔だった
「なんでこっちが分かって…!?」
『答える義理はない。失せろ』
向けられた指先に赤黒い呪いが集まる
これはさすがに死———— - 148二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 18:57:06
「おーい、マスター起きて!」
気の抜けるセイバーの声で起こされる
「助かった…ナイスタイミングだよセイバー」
「よく分からないけど、どうも?」
へへ、と照れくさそうにする朗らかなセイバーの態度で夢見の悪さが霧散していく
「で、改めておはようセイバー」
「まだ深夜2時過ぎだからこんばんはだね」
「おやすみ」
「あーっ!待って待って待って!」
「二度寝させてよ…」
借り物のブランケットから抜け出てまだ火傷が治りきっていないセイバーの近くに寄ってやる
「オレ、これからキャスターと壊した建物直しにいくから」
「できるの?」
「オレは手伝いしかできないけどあの子ならできるよ。アーチャー対策の護衛だって半日程度なら宝具が動かせないライダーでも余裕でしょ」
「手伝いだけなら君は行かなくていい。ケガ治ってないんだし休んでて」 - 149二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 18:57:51
「そういうわけにはいかないよ。あの子にはもう一つの要求として言いつけたんだし、街を壊したのにはオレ達も関わった。押し付けるだけ押し付けて寝てるだけなのは座りが悪い」
「いつ約束を?」
「さっき」
「…私、魔力の量は多めだけど無限じゃないんだよ」
ライダーの宝具の船を2回も出して、セイバーの剣の宝具を1回。そこに壊れた船を直し、セイバーの大怪我を治す魔力。しかも怪我に関してはもう一発宝具を使ったのかと疑うほど負担が大きい。これ以上の消耗は本気で辛い
「ごめん。けど街をこのままにはしたくないんだ」
赤く爛れた火傷が残った顔は痛々しく、彼の寒色の目との差も相まって安静にした方が良さそうに見えるが、放っておいて勝手に無理に動いて悪化しそうだ
「何でそこまで街にこだわるの?」
「ここが好きなだけだよ」
なんでもないように流されるが尋ねられたセイバーは目をそらす。核心を尋ねるのなら今だろう
「君が生まれ育った所だから?」
「…やだなぁ、マスター。オレは『カレワラ』の『ポホヨラの主人』だよ?ここは好きだけど縁はない」
「君を召喚した日、『日本に縁がある』って言ってたよね」
「真名隠しのハッタリだよ」
「それにしては顔立ちは東洋人似だね」
「東欧や北欧にだってこんな顔立ちの民族はいるさ」
尚もシラを切るがこれは信頼に関わってくるからハッキリさせたい - 150二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 18:58:25
「リツカって名前は日本人のものでしょう?」
傷で引きつった少年の顔は歪んで笑う
「…あーあ、やっぱりライダーやレンミンカイネンが呼んだときに流さず誤魔化しておけばよかった」
「どこから聞きたい?」
ようやく素顔をさらけ出す気になったらしい彼は何でも聞けと言わんばかりの態度をとる
「真名は?」
「藤丸立香。西暦2000年前後の日本に生まれて、何の因果か夢を通して過去に行ってしまったパン屋の一般人」
2000年となると今から150年と少しくらい前の時代か
「驚かないんだね。信じてくれないと思ってたから隠してたのに」
「君の記憶見たけど年代がデタラメだもの。嫌でも信じるよ」
相手に話してもらったなら次は私の番だ。まずはさっきの夢の共有をしようとするがセイバーが先に話しだした
「へー!どんな記憶を見たの?アーサー王の時代?戦国時代?それともニトクリスの時とか?あっ分かった平安時代の記憶とかでしょ!」
「待った待ったそんなの見てない聞いてないどういうこと!?時代も地域がバラバラすぎない!?」
『お父様ー!まだですかー!?』
「あっヤバい。今行くよー!」
キャスターに呼ばれるとセイバーはそっちに走って向かっていく
「あー!ちょっと本当に魔力キツイから絶対に戦闘しないでね!あとあんまりここから離れすぎないでパスの維持がしんどいから!!」
「オウコー!」
「あと傷が目立つから夏服じゃなくて元の冬服で肌を隠して!」
「Haluaisin jos voisin.」
「何!?本当にお願いね!?」
生返事やら何やらに不安になるけど神秘の秘匿の観点でも壊れた街の修理は都合のいいことではあるし信じて送り出すしかないだろう
「はあ、しんどい。枝毛増えたな…」
手櫛で茜色の髪を梳かしつつ娘とタワーから出ていくセイバーを見送った - 151ガレスの供給求む25/03/17(月) 19:01:05
- 152二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 23:23:17
保守がてら。こうしてレムレムリツカの経歴を第三者視点で見るとマジでとんでもないな
- 153二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 03:05:06
保守
- 154二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 08:33:38
過去スレからみて終末装置もぐだがレムレムしてるのかな?そうすると汎人類史の終末装置は自分の役割に対してモチベがかなり上がってそう。「俺たちの行動がぐだが生きていく時代に繋がるんだ!頑張るぞい!」汎ヴォもブリテンぶっ壊すのに積極的になってそう。
- 155二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 14:25:05
保留
- 156二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 21:35:55
「お父様ったら随分と長話でしたね」
「ごめんって、マスターと話があったからさ」
「ふうん、ちゃんと怒られてきましたか?」
「何のことやら」
「首の傷塞いだのだーれだ?」
「ごめんなさーい…」
「肝を冷やしたので二度とあんな事しないでくださいね」
娘と合流して早々に怒られてしまった。思った以上に剣の切れ味が良くて大量出血しすぎた自覚はあるので開き直りにくい。サーヴァントは伝承の影響で生前の死因が大きな弱点になるらしいし自分もそのせいで首が弱いのかもしれない。気をつけないと
「修理は長女の君がやるの?」
「ええ、その方が早く終わりますから」
「頼りになるよ」
自信満々いった風に胸を張る長女を褒める。実際この子は呪うも治すも思うがまま。難題を出してワイナミョイネンに大怪我させるくらい頭も回るし驕っての発言ではない
自分が壊れた建物の瓦礫を運んできて長女が糸を通せばすぐさま元の状態に戻る
「お父様、手も火傷していらっしゃいますので無茶はやめてくださいね?」
「大丈夫。意外と痛くないよ」
「神経まで焼けてますし念の為に麻酔代わりの魔術をかけておきましたからね。本当に無茶すると腐り落ちますのでほどほどに」
「ガチなやつ?」
「次女はともかく私は冗談で腐り落ちるとか言いませんよ」
「マジか…気をつけるよ」
忠告通り軽い破片を拾う程度に留めておくが大体のものは長女の魔術で瓦礫ごと攫われていくので出番がない
「これオレがいなくても良くない?」
「気分が上がりますし助かってますよ?」
「ならよかった」
話しながら作業を続けるが砕けていたり小さな破片ばかりで道路を直す分の瓦礫が足りない
「あら?粉々にしてしまったのでしょうか」
「遠くに吹き飛んじゃったのかも。少し離れた場所を探してくるね」
「どうかお気をつけて」 - 157二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 21:37:54
街は自分が生きていた頃とそう変わらない。
「変わらなすぎて逆に怖いや」
細かな個人の経営する店などは入れ替わっているがそれもアハ体験くらいの差だ。自分が生まれた頃より150年前というと江戸時代で、随分と人々の生活は違っていたので違和感を感じる。大まかな技術などは進歩がぱっと見分かりにくいかもしれないが街並みまで一切変わらないものだろうか
「…今考えることじゃないか」
切り替えてあちこち探し回る。大きめの破片なのですぐに見つかるかと思ったけど
「意外と見つからないな…」
壊れた箇所から600m離れた範囲を歩いてみるが細かい破片しかない
「暗いし見過ごしたかな?」
もう少し足を広げようかと歩みを進めようとすると背中を軽く引張られる
「誰?」
酔っぱらいか?今の自分は見た目は子どもだし絡まれたか?
「視界が悪い…」
背後を見ても墨を広げたような音一つない暗闇が辺りを包んでいる。街頭の灯りなんてまるで頼りにならない程の…
サーヴァントの目が頼りにならない暗さ?
「魔術か!」
暗闇を操れる英霊って誰だっけ!?真名を把握できていないのはアサシンとバーサーカー。となるとジャック・ザ・リッパーとか?霧は出ていないのが気になる所だけれど…
狂化で説得がしにくいバーサーカー相手は戦いになってしまうかもしれない。ケガが治りきっていない上に魔力不足の今はまともに逃げる事すら難しいだろう。せめてアサシンであってくれ
剣を構えて耳を澄ますがやっぱり何処にいるか分からない。気配遮断か? - 158二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 21:39:27
「今はおまえ1人か?」
どこからか声がする。マスターを狙ったのか、それとも他の陣営からの手助けを警戒されているのだろうか
「そうだよ。どこを探そうとオレ一人きりだ」
近くにいるキャスターが気づいてくれればいいがこの暗闇の仕組みが分からない以上は下手に呼んで共倒れすることだけは避けなくては
少しずつキャスターのいる方向とは真逆の方へと歩いていくともう一度背中を引っ張られ、そのまま何者が自分に抱きついてくる
「生きてたのか」
背中が何かで少し濡れる。泣いているのか?なぜ?
「本当に駄目かと思ったんだぁよ。用事の前に娘だけでも顔を見ようと寄ってみてよかった」
聞き覚えのある口調でようやく相手の正体が分かった
「ロウヒ?」
背中から離れた誰かがそっと自分の目をなぞれば視界が晴れる。若干腫れた目と裂けて血が滲むまで唇を噛んだ跡があるが間違いない。ワイナミョイネンやレンミンカイネン、娘達が居るならあり得るかもとは思っていたが本当にいるとは
「久しぶり。まさかまた会えるとは驚いたよ」
「ああ、久しいなリツカ」 - 159ガレスの供給求む25/03/18(火) 21:42:48
保守がてら。なんだこのバーサーカー。アサシンに会いに行くって言ったくせして娘に会いに行ったあげく藤丸と合流しやがった
ダンテの藤丸、神曲を書いてる時に原稿読まされて「…これモデルいるでしょ?」って指摘してほしい - 160二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 22:26:26
- 161ガレスの供給求む25/03/18(火) 22:31:36
- 162二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 04:44:01
ほ
- 163二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 06:13:08
ほしゅ
- 164二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 07:09:38
忘れられた者達の地獄を作りそうだな、このダンテ
- 165二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 07:40:20
やってることがpi〇ivやハー〇ルンにいる、オリ主の名前を自分の本名にしてる人なんだよ…
- 166二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 08:12:23
オベロンって汎ヴォーディガンの記憶も引き継いでたっけ?もし記憶があったらオベロンって何千年ぐらいからぐだのこと待ってたんだ。一応本編でも2000年ぐらいモルガンを倒す人間を待ってたはず。
- 167二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 12:15:45
「しかし派手にやったな?喉の傷も深いが火傷も酷いんだぁよ」
手袋から出した手で乾いてザラついた顔の傷を触られる。触れられた傷は痛むがひんやりとした指の心地よさでなんとか振り払わずにいられる
「なんかこの火傷…呪いか?治せるがちと力技になってしまうな」
「なにそれ怖い」
「しかも火傷の範囲広くないか?あのジジイに暖炉にでもぶち込まれたんじゃあないだろうね」
こちらがつけていた手袋も外されて指先をまじまじと観察される。指先の炭化は治ったがやはりかなり重い火傷になっており見ていて気持ちのいいものではない
「…もっと早くに会いに行ってやれてたらな」
「オレが居たって知ってたの?」
「ロウヒは随分と早いうちに召喚されてたからな。準備してたから色々と出来たんだぁよ」
話しながらも傷跡の観察が続けられる
「うん、娘達も上手いこと縫ってくれたから首の傷は放っとけば治りそうだ」
金の糸で結われた所をなぞられるとザリザリと喉に糸が擦れる感触がしてゾワッとする。命そのものをヤスリで削られたような心地すらして恐ろしい - 168二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 12:16:10
「火傷は…まあ蜂蜜の軟膏でも塗った後にキッツイまじないでもかければ治るかね」
「痛い?」
「そりゃあもうハラワタが上下前後ひっくり返って走り出すくらいに」
「絶対嫌だ…」
「ヴォイ?痛いのは嫌なのか」
「そりゃもちろん」
想像するだけでゲッソリするがロウヒはいきなり顔に触れていただけだった手で傷ごと頬を掴んでくる
「痛いのが嫌なら何でこんなマネをした!」
治りかけで緩い皮膚は引っ張られたことで裂けて血ともリンパ液とも判別できない赤黄色の液が滲み出る
「いったい!!やめて離して頬がなくなる!!」
「Ole hiljaa!おまえは一度命を捨てようとしたんだぁよ!頬の2つ3つが今更どうした!」
「頬は3つもないイッダダダダダ」
強く引っ張られてもうすぐ口の穴が余分に増えそうになったあたりで手は離される
「こんのトナクソ!」
胸を一発叩かれる。服の下の緩い皮膚がズレて痛む
「おれが、おれが生前おまえが死んでどれだけ絶望したことか…!」
頬から出た血で汚れた手にそのまま縋りつかれる。俯いた顔の色は見えないが見ずともどうなっているかなんて想像がつく
オレはロウヒの所に居たオレが死んだあとのカレワラは物語のソレでしか知らない。魔女ロウヒは娘の結婚の宴でポホヨラの主人を殺された後に怒り狂い、旦那を殺したレンミンカイネンの故郷を滅ぼしても尚その怒りは静まらなかったと聞く。その後の人生も嫁に出した娘が獣に食い殺され、もう一人の娘は攫われカモメにされ、国を豊かにしていた宝物を壊され、家族も国も守れず復讐は何一つ達成できなかったとも
自分は生前のロウヒの絶望の始まりを再現しようとしていたのだと泣き縋る彼女によってまざまざと突きつけられる
「…ごめん」
「おまえなんて嫌いだ!」
「ごめんね」
「大っ嫌いだ!」
「本当にごめん」
「いいから黙ってるんだぁよ。謝るな。静かに、静かにさせろ。頼むから…」
後悔のなかったはずの行動に今になって罪悪感が沸く。魔女が作り出した暖かな泥濘のような暗闇は他の生き物の声など聞こえず、すすり泣く誰かの声だけが響いていた - 169ガレスの供給求む25/03/19(水) 12:20:30
10時間ってのがまたキツイな。ひとまず書きかけを投げるぜ!仮にここの藤丸がサーヴァントとして呼ばれたらマスターとの記憶の共有で滅茶苦茶不審がられそう。しかも大抵の場合弱いくせして会ったサーヴァントの挙動もおかしくなるからマスター視点信用できない上に運用も面倒くさそう
ダンテの藤丸、ダンテが拗らせまくってた相手が結婚しちゃった時にしゃあなしに慰めてあげてほしい。慰めたあとしばらくして神曲書いてるの見てほしい - 170二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 17:16:22
このレスは削除されています
- 171二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 17:18:07
- 172二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 22:16:14
- 173二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 22:47:57
- 174二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 23:34:11
藤丸
- 175二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 23:56:31
モルガンはもう、両方とも監禁の選択しそうで怖い
- 176ハピエン大好き侍25/03/19(水) 23:58:03
続きを投稿します。遅くなってしまい申し訳ない。リアルの方が忙しくなり、投稿が不定期になってしまった。今後も気長に待ってくれるとありがたいです。今回は長くなったのでwriting使いました。
絶対魔獣戦線バビロニア | Writeningウルクへの門をくぐると、そこには忙しなく活動するウルクの民の姿があった。活気に満ち溢れ、自らの店に招き入れようと商品の魅力を競り合っている。 『す、すごい…』「先輩、これがウルクなのでしょうか。こ…writening.net - 177二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 01:16:28
ロウヒにはしばらく藤丸の首を抱えてひとしきりないた後に首を埋めて放っておいてほしい
「そこにあいつは居ない。祈っても縋ってもあいつは居ないんだ」 - 178二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 03:42:28
この世界線のゲームだと色んな所変わってそうだよね
- 179二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 07:57:35
- 180二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 11:37:33
- 181二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 14:12:37
どれだけカルデアに来るまでのレムレムの記憶を得たとしてもその時の記憶だけは絶対に未来永劫得なくていいしキアラもせめてそこだけはそう思っててくれよ
- 182二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 14:42:58
- 183二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 15:29:44
モルガン「立香、私は本当にあなたのその様な
所が、………嫌いでした……私を逃がすために
私を殺そうとしていた妖精達の方へ行って
勝手に死んじゃたんですから………」
立香「………ごめんね…モルガン」
モルガン「本当にあなたの……その様な所
嫌い(好き)です - 184二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:16:54
- 185二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:38:19
モルガンに限らず、藤丸立香を監禁したい人ってたくさんいるしね。
- 186新選組の人25/03/21(金) 01:15:43
弊世界線のぐだ♀︎まわり(生前)
・土方さん
「風邪なんかひかせたら沖田達がうるせぇからな」
身内ではないがなんだかんだ気にかける。自分から関わりに行くことは避けていた。戊辰戦争の中、別れの前に沖田さんを託す
・山南さん
「明里とも仲良くなるだろうね」
子どもを見守る保護者的な親愛。沖田君……伊東先生……(暖かい目)
・斎藤さん
「……相変わらず、ホントにお人好しなんだから」
自身の結婚後に出会った(3度目)小学校低学年頃のぐだに対してはほぼ親心
・永倉さん
「妹がいたらこんな風かってやつかもな」
中立・善属性同士ある意味1番感覚が近かったかも。お孫さんが生まれた後に出会った(3度目)幼い頃のぐだに対してはほぼ親心というか爺心
・芹沢さん
「あの目は、生まれたばかりの子犬といったところだな」
京で子供達と遊んでやった時にたまに混ざっていた小娘。芹沢派に全く警戒しない訳でもないが決して目は逸らさず普通に笑いかけることさえするとは案外肝が据わっている、くらいに思う場面があった
・服部さん
「貴女は誰をも悼むのでしょうね。この先も、決して変わらず……」
盟主から彼女に対して何かしらの重めな矢印が向いていることは感じ取っており、個人的にも好感の持てる人物だと感じていた。事件の際、放置されていたあの人の遺体を彼女が丁重に扱ったことを知り、長く平和に暮らしてほしいと願った。衛士の中にくそっじれってーなタイプがいたら面白いかも
・沖田さん
「私が本当に男に生まれていたら……きっと貴女を妻にしたでしょうに」
せめて自分が死ぬまでは取られたくない、人生くださいレベル ※無自覚 ※伝わって……?
自分が布団の上で死ぬなら看取られたかったしそれまで側にいてほしかった。幕間の"黒猫"……
ちゅーはした
・伊東さん
人生くださいしたレベル ※微妙に伝わってなかった ※気持ちの本当の重さは無自覚
彼女に似たあの子(伊東さんにとって2度目のぐだ)には、新選組をはじめとする物騒な手合いから離れて幸せになってほしかった。
手は出……
・原田さん、藤堂さん、井上さん他の皆さんは喋って顔出してくれ本格的な話はそれからだ
- 187二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 04:05:06
ORT「フジマル」
立香「ん?どうしたの」
ORT「お前は私が怖くないのか?」
立香「怖い?」
ORT「あぁ お前は私と最初に出会った時恐怖の
感情が有ったなのに何故、私から逃げない?」
立香「まぁ 最初はそりゃびっくりしたけどね
けどさ オルト俺はね見た目で判断しないだよ
だからもう オルトは怖くないよ」
ORT「不思議な奴だ」 - 188二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 06:55:05
保守
- 189二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 07:35:00
そういえば、二部七章でククルカンのチョップでぐだボーダーから落下死しちゃったんだよな。一応テスカに蘇生されから良かったけど、そうなるとククルカンってぐだのこと1キルしたって判定になるのでは。テスカの冥界にはいってるんだし。
- 190慈恩25/03/21(金) 08:57:58
- 191慈恩25/03/21(金) 09:02:33
- 192二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 14:44:53
たておつです!
- 193二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 14:47:44
梅
- 194二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 15:21:58
このレスは削除されています
- 195二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 15:22:18
埋め
- 196二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 15:22:35
ume
- 197二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 15:22:50
u
- 198二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 15:23:09
うm
- 199二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 15:23:33
上
- 200二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 15:24:00
うめ