- 1二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 09:52:45
中央トレーナーの朝は早い。朝の5時半。まだ太陽が昇って間もない頃に、目覚ましのアラームがけたたましく鳴り響く。
トレーナーは横で寝ている担当、トウカイテイオーを起こさないようにそっと抱きしめていた手を離す。トウカイテイオーも負けじとトレーナーの服を離さないようにしていたが、トレーナーが頭を一撫ですれば、すぐににへらと笑ってその手を緩めた。
────トウカイテイオーと一緒に寝ているのですか?
「まぁ、はい。担当ですから」
スタッフの質問に、彼は朝食を用意しながら、さも当然のように話した。
担当にとことんまで尽くすこの姿勢、まさに中央が中央たる所以である。シンボリルドルフのトレーナーも見習うべきだろう。
「ふぁあ……おはよう、トレーナー」
焼けたパンと人参スープの良い匂いに釣られたのか、トウカイテイオーは寝ぼけ眼を擦りながらトレーナーに抱きつく。
「おはようテイオー。あともう少しでご飯できるから、先に顔洗って着替えておいで」
「んー……ボクまだ眠い……トレーナー抱っこしてぇ……」
「…………しょうがないなお前は」
そう言ってトウカイテイオーの服と下着をタンスから取り出し、抱き抱えながらトレーナーとトウカイテイオーはバスルームへと向かう。
────トウカイテイオーの着替えも手伝っているのですか?
「まぁ、はい。担当ですから」
先程と同じように、当然と言わんばかりの回答。この、担当の全てをお世話するその気概、中央の、いやまさに全てのトレーナーの模範とも言える行いだ。ナリタブライアンのトレーナーも見習うべきである。
「「────いただきます」」
6時半。髪も結ってもらい、いつもの制服に着替えた二人は、朝食の為席に着いた。
二人は仲睦まじく、両隣りに座り、トレーナーはトウカイテイオーにご飯を食べさせている。時にトレーナーに食べさせたり、時にトウカイテイオーに食べさせたり、二人はまさに一心同体。
────いつもご飯は食べさせ合っているんですか?
「まぁ、はい。担当なので」
素晴らしい……この一言に尽きるだろう。担当の全てを把握し、一方的にお世話するのではなく、二人揃って施し合う……これがウマ娘とトレーナーの在るべき姿なのかもしれない。エアグルーヴのトレーナーも見習うべきである。
そうして、朝食を終えたトウカイテイオーは、歯磨きをしてもらい、行ってきますのキスをして家を出た。 - 2二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 09:53:08
朝の短い時間の中でも、二人はウマ娘とトレーナーの絆を我々に見せてくれた。朝という最も大切な時間を有効に使うことこそ、トップアスリートとしてトウカイテイオーが名を馳せる要因なのかもしれない。
それでは、CMの後は学園編。如何にして二人は中央で成り上がり、最強伝説を刻んだのか……その真なる実態に迫る。
チャンネルはそのままで。
────制作・著作 日本ウマ娘トレーニングセンター学園生徒会
……っていう清廉潔白なドキュメンタリーが見たいってだけ。誰か書いて - 3二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 09:54:39
ナレーション:シンボリルドルフ
- 4二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 09:58:17
こいつらうまぴょいしたんだ!!
- 5二次元好きの匿名さん25/03/07(金) 10:30:44
担当だから全部許されるか……