【🎲⚓️・オリキャラ】開花聖杯戦争 開幕

[1 クトゥグア・ホルン/オーロラ 25/03/07(金) 23:10:46]

永遠の楽園はもう目の前に───

　　　　　　　　───獣狩りを始めようか

[2 オーロラ 25/03/07(金) 23:11:41]

初代スレ

【🎲⚓️・オリキャラ】真名開花｜あにまん掲示板

2代目スレ

【🎲⚓️・オリキャラ】真名開花　イタリア・トゥリッタ｜あにまん掲示板

[4 オーロラ 25/03/07(金) 23:15:30]

？？？　イタリア・トゥリッタ
マスター
属性　混沌・悪
性別　男装女子
人の不幸を安全なところで見るのが大好きだけど自分が不幸にされそうなことには絶対に関わらないが自惚れているため何とかなるだろうと思い聖杯戦争に参加した

セイバー　アルトリア・ペンドラゴン
マスター　オラフ・ショルツ
属性　秩序・悪
性別　女装男子
宝石魔術が使える

ランサー　孫悟空
マスター　フリップ・アスリ
属性　混沌・悪
性別なし

ライダー　オジマンディアス
マスター　線公　羽島（せんこう　はしま）
属性　中立・善
性別　女装男子
世界の全ての国が一つの国にまとめることが聖杯の願いなインテリ真面目

キャスター　ジル・ド・レェ
マスター　ジャンヌのクローン
属性　秩序・中庸
性別　男

[5 オーロラ 25/03/07(金) 23:16:42]

アサシン　ジャック・ザ・リッパー
マスター　竹宮　國仁（たけのみや　くにひと）
属性　混沌・悪
性別　男装女子

バーサーカー　ナイチンゲール
マスター　魔霧　円時（まきり　えんじ）
属性　秩序・善
性別　男
願いは世界中の苦しみを除くため第三魔法を使えるようになること

クトゥドゥア・ホルン
前回の元マスターでサーヴァントはグランドのトゥリッタだったが前の聖杯戦争で最後にトゥリッタと共にビーストを倒しどこかに去って行ったが、今回の聖杯戦争にビーストとして現れた。どうやらトゥリッタの事を憎んでいるようだ。
実は倒したビーストは、倒された相手に寄生するビーストでホルンとトゥリッタは寄生されトゥリッタはクラスがアルターエゴにホルンはビーストになってしまった。
寄生はビーストを倒してもサーヴァントは多少影響はでるがビーストにはならないが、人ならどんな存在でも寄生できる。

[7 魔霧 円時 25/03/07(金) 23:23:38]

円「さて、気を取り直して。そこの世間知らずのお嬢さんに、僕の魔術を教えてあげましょう。どうやら彼女は、他の魔術師というものを見たことがないようなのでね」

オ「はぁぁぁぁぁ？！？！あったまきた！！アンタの頭、私の宝石でぶち抜いてやる！！謝っても知らないからね！！！」

？「はいはい喧嘩はそこまで。オラフはすぐに挑発に乗らないの。円時もむやみやたらとオラフを煽らないように。私、早く円時の魔術知りたいなぁ〜？」

円「はいはい……というわけで、僕の魔術はこんな感じです」

魔霧　円時が扱う魔術について

>>8〜>>12

[8 二次元好きの匿名さん 25/03/07(金) 23:31:10]

相手の行動を先読みできる魔術

[9 二次元好きの匿名さん 25/03/07(金) 23:37:42]

身体の動きを最適化させる魔術

[10 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 00:07:59]

あらゆるものを増幅させる魔術

[11 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 00:36:17]

広く浅くたくさんの基礎魔術

[12 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 01:35:34]

身体強化に特化した魔術

[17 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 15:14:17]

保守

[18 魔霧 円時 25/03/08(土) 15:20:32]

dice1d5=3 (3)

1、相手の行動を先読みできる魔術

2、身体の動きを最適化させる魔術

3、あらゆるものを増幅させる魔術

4、広く浅くたくさんの基礎魔術

5、身体強化に特化した魔術

[19 魔霧 円時 25/03/08(土) 15:25:53]

円「僕の魔術は『あらゆるものを増幅させる魔術』です」
オ「はぁ？それのどこが強いっていうの？」
円「そうですね……例えば、毒の威力を増幅させて、ほんの少しの量でも死に至らせる……とか」
宮「こっっっわ？！」
ジャ「円時さんが使うっていうのが余計怖い……」
円「他にも、味方の攻撃を増幅させて威力を増したり、薬の効果や治癒力を増幅させて短時間で傷を癒したりもできます」
フ「と、なると……バッファーみたいな役割が得意ってことかな？」
円「そうですね。要は使い方次第で、攻撃も回復もできる。オールラウンダーな魔術です」

[20 フィリップ・アスリ 25/03/08(土) 15:33:06]

？「まぁ、円時とオラフを組ませてオラフの宝石魔術の攻撃威力をより高めれば……ワンチャン聖杯も壊せるかも……？」

オ「いやこの馬鹿のバフとかいらないんですけど？！私1人で充分だっての！！」

円「僕だってあなたの援護とかごめんですよ」

？「もぉ〜しょうがないなぁ〜〜」

フ「まぁまぁ。とりあえず聖杯を壊す算段は、一通り自己紹介が終わってからでもいいんじゃないかな？」

羽「そういえば……我々は、あなたが人間なのかどうかも測りかねていますが」

宮「おたくの使う魔術からワンチャン推測できる……かも？」

フ「ふふふ……では次は、僕の使う『魔術』をお披露目しようかな？」

ジャ「うーん……分かる気がしない……」

フィリップ・アスリが扱う魔術について（フィリップについては魔術以外も可）

>>21〜>>25

[21 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 15:39:43]

身体からブースターを生やす魔術

[22 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 15:57:00]

視界内の相手の動きを止める

[23 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 16:10:02]

一度でも視界内に入った相手を1時間幻覚と幻聴の症状にする

[24 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 16:35:02]

視界に入った相手に強制的快楽付与
(具体的には急にマッサージされて腰が抜けるくらい)

[25 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 17:06:28]

爬虫類の生物を操れる

[26 フィリップ・アスリ 25/03/08(土) 17:22:14]

dice1d5=3 (3)

1、身体からブースターを生やす魔術

2、視界内の相手の動きを止める

3、一度でも視界内に入った相手を1時間幻覚と幻聴の症状にする

4、視界に入った相手に強制的快楽付与

5、爬虫類の生物を操れる

[27 フィリップ・アスリ 25/03/08(土) 17:27:31]

フ「一度でも視界内に入った相手を1時間幻覚と幻聴の症状に陥れる……それが僕の『魔術』かな。要は、相手を騙すのが僕の得意とするところだ」
？「こっちも使い方次第でめちゃくちゃ便利な魔術だけど……」
羽「魔霧様と違って、少々用途が限られてくるのが難点でしょうか？」
円「とはいえ、上手く使えば逆転の切り札にもなりうる魔術ですけどね」
オ「で？魔術は分かったけど、かといってコイツの正体についてなんか分かったことなくない？」
ジャ「………何も……分からない……」
宮「むしろ謎が増えたような気さえするなぁ……」
フ「ふふふ……♡」

[28 ジャン 25/03/08(土) 17:49:35]

？「まぁ、分からないといえばそっちも大概だけどね……」

羽「ジャンヌ・ダルクのクローン……あまりにも未知数すぎます」

ジャ「あぁ……正直言って俺もよく分かってないんだけど……」

オ「はぁ？自分のことなのに何も分からないわけ？」

ジャ「なにしろ、元々とある魔術師に自身の命令を忠実に聞く道具として作られたのが俺だから……自我が芽生えて、死にたくなくて、無我夢中で逃げてたらいつの間にかここにいた、みたいな……」

宮「おぉ……結構壮絶な人生だった……」

オ「いやいやいやちょっと待って？！さっきの話、『自分はまだ生まれたての赤ちゃんです』って言ってるように聞こえたんだけど？！」

ジャ「まぁ……実際その通りです……本当ごめん……」

？「おっとぉ……そう来たか……」

術「ということで、僭越ながらここは私めが代わりに説明させていただきます」

宮「うおっ？！キャ…キャスター？！」

ジャ「えっ何？お前、俺に何ができるのかとか分かるわけ？マスターよりマスターのことに詳しいサーヴァントとか、それなんのジョーク？」

術「おぉ……ジャンヌよ……！なんと嘆かわしい……！貴女はオルレアンの聖処女！貴女こそがフランスの救世主なのです！」

フ「なんか急に泣き出したぞ」

ジャ「いやだから……俺はジャンヌ・ダルクのクローンであって、ジャンヌ・ダルク本人ではないというか……」

術「忘れておいでなのですね？可哀想なジャンヌ……私が、貴女の目を覚ましてご覧にいれましょう！！貴女が起こした奇跡の数々を、全て教えて差し上げる！」

オ「もう駄目ねコイツ」

？「まぁ……ジャンヌ・ダルクのクローンなら、少なくともジャンヌ・ダルクが使えた能力とか使えるかもしれないし……何かジャンの能力のヒントとか見つかるかもしれないし……とりあえず、話だけでも聞いてみるか」

ジャ「ごめん……本当に……申し訳ない………」

ジャンが扱う魔術について（ちなみに本人は知らないけど、英霊ジャンヌ・ダルクのスキルとか宝具とかも一通り使えるってことにしようと思います）

>>29〜>>33

[29 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 18:16:55]

自爆できる

[30 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 18:39:20]

周りの人々に一定時間加護を授ける（防御力アップと怪我が治る）

[31 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 18:43:37]

絵文字を刻印した岩や石を使って、運を操作する

[32 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 19:46:24]

一時的にジャンヌの姿になれる

[33 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 19:56:21]

真名看破ができる

[34 ジャン 25/03/08(土) 19:58:39]

dice1d5=3 (3)

1、自爆できる

2、周りの人々に一定時間加護を授ける

3、絵文字を刻印した岩や石を使って、運を操作する

4、一時的にジャンヌの姿になれる

5、真名看破ができる

[35 ジャン 25/03/08(土) 20:14:48]

ジャ「絵文字を刻印した岩や石を使って、運を操作する、ねぇ……」
円「一種のルーンに近い魔術……でしょうか……」
？「まぁ、本人が自覚してないみたいだしなぁ……」
オ「……よし、決めた。特訓するから、アンタのこと」
ジャ「………ん？」
オ「ビーストとの戦いの前に、私がアンタのことそこそこ戦えるぐらいの魔術師にしてあげるって言ってんの！足引っ張られたらたまったもんじゃないし！」
ジャ「えっちょ………えっ？！」
フ「まぁその方がいいだろうね。君は、魔術師としてはドのつく素人っぽいし」
円「このお嬢さんに、人に教える才能があるのかどうかという不安はありますが」
オ「はぁ？」
宮「そもそも、ジャン君に戦う意志があるのかどうか。まだ聞いてなくない？」
ジャ「そりゃ……俺なんかが役に立てるのなら、何でもいいから役に立ちたいよ……足引っ張りたくないし……それに…その…えっと……」
？「………うん」
ジャ「………自信が欲しい。自分が生まれた意味を、自分がまだ死なずに生きている理由を、ここにいる意味を知りたい……こんな自分でも、生きてていいって自信が欲しい………！」
オ「………なぁんだ、そんなこと？」
ジャ「へ……？」
オ「自信なんてのはね、つけようと思ってつけるものじゃない。後から勝手についてくるものなの。ま、私に任せなさい♡アンタのこと、『強くて可愛くてカッコいい、最強最高の自分』にプロデュースしてあげる！♡」
ジャ「可愛いは別に要らないけど……でも…よろしくお願いします……！」

[36 ？？？ 25/03/08(土) 20:18:44]

？「……と、まぁ。良い感じにオラフが締めてくれたところで。残るは……」

羽「私と竹宮様、そしてあなたです」

宮「んー誰から行く？ちなみにオレは誰からでもいーよ♡」

羽「同じく」

？「こうなったら……これで決めるか！」

羽、宮「？」

dice1d3=2 (2)

1、？？？

2、羽島

3、ミヤ

[37 線公 羽島 25/03/08(土) 20:24:45]

羽「私から……ですか」

オ「まぁこの中で1番影薄いのアンタだからね。ここでどれだけインパクト残せるか……ふふ、見ものね♡」

ジャ「いや別にインパクトの有無はどうでもいい気が……」

フ「それを君が言うのかい、ジャンヌ・ダルクのクローン君？」

羽「まぁ……ショルツ様の期待に応えられるかはともかく。これより、私の魔術についての説明を始めさせていただきます」

線公　羽島が扱う魔術について

>>38〜>>42

[38 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 20:27:01]

誰かの影を踏むと、自分と相手が動けなくする魔術

[39 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 20:33:22]

多少の黒魔術を使える

[40 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 20:54:09]

投影魔術

[41 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 21:09:55]

ガンドに特化している

[42 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 21:27:09]

幽霊を使役する魔術

[43 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 21:42:30]

保守

[44 線公 羽島 25/03/08(土) 21:44:53]

dice1d5=5 (5)

1、誰かの影を踏むと、自分と相手が動けなくする魔術

2、多少の黒魔術を使える

3、投影魔術

4、ガンドに特化している

5、幽霊を使役する魔術

[45 線公 羽島 25/03/08(土) 21:51:26]

羽「───というわけで、私が使う魔術は『幽霊を使役する魔術』となります」
フ「ものすっごい罰当たりな気がしなくもないが……」
ジャ「まぁそれを言うなら、俺のほうがよっぽど罰当たりなんで……」
？「聖杯を壊すには……役に立つ……か？」
羽「正直、聖杯を壊すには向いてないかと。ただ、情報収集なら得意です」
オ「フン！ばっからしい！幽霊なんてものがそこら辺をウロウロしてるとでも言いたいわけ？」
羽「え？」
宮「………ん？どうした？」
羽「いえ、あの、皆さん、見えてなi………失礼。何でもありません」
円「………だ、そうですが？」
オ「…………幽霊なんて、信じないから」

[46 竹宮 國仁 25/03/08(土) 22:01:46]

？「じゃ、次は……」

宮「はいはーい！オレから先にいってもいい？」

？「ん？あぁ、いいけど……」

円「急に乗り気ですね。一体どう言う風の吹き回しで？」

宮「いやさ、せっかくならトリは謎マス君にやってもらいたいなぁ〜って思ってさ！ほら、謎マス君って、サーヴァントも君自身も謎だらけじゃん？」

フ「そういえば……我々は、君の名前をまだ聞いていなかったね？」

羽「おまけに、『オーロラ』と名乗るサーヴァントについても、何も分かっていません」

円「我々のサーヴァントとは格が違うようですが……」

ジャ「……確かに、下手すればフィリップさんより謎に包まれてるかも……」

オ「………なんか、急に怖くなってきたんですけど……」

宮「だから、お楽しみは1番最後に取っておいてさ。先にオレから紹介しても、いーかな？」

？「………もちろん。まぁそんなにハードル上げられると、ちょっとプレッシャーだけどね」

宮「またまた〜！それじゃ、オレの使う魔術はこんな感じね！」

竹宮　國仁が扱う魔術について

>>47〜>>51

[47 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 22:49:13]

時間操作（少し対象の時を遅くするのが限度）

[48 二次元好きの匿名さん 25/03/08(土) 23:52:26]

自身の肉体を鉄の如く硬くする

[49 二次元好きの匿名さん 25/03/09(日) 04:11:08]

動植物を操る魔術

[50 二次元好きの匿名さん 25/03/09(日) 07:50:32]

自分の身体を動物の腕に変えれる

[51 二次元好きの匿名さん 25/03/09(日) 12:13:44]

魔術は扱えないが「過去視の魔眼」を持っている

[52 竹宮 國仁 25/03/09(日) 12:24:57]

dice1d5=1 (1)

1、時間操作

2、自身の肉体を鉄の如く硬くする

3、動植物を操る魔術

4、自分の身体を動物の腕に変えれる

5、魔術は扱えないが「過去視の魔眼」を持っている

[53 竹宮 國仁 25/03/09(日) 12:34:07]

宮「時間操作……これが俺の使える魔術かな」
円「待ちなさい。それは、第五魔法の領域に踏み込む可能性があるのでは……？」
オ「はぁ？！」
？「え゛っ」
羽「ほう……」
フ「それはそれは……」
ジャ「……？（魔術と魔法ってなんか違うのか……？）」
宮「いやいやいや！そんな大それた魔術じゃないから！オレにできるのはせいぜい対象の時をすこーしだけ遅くするので精一杯だから！」
？「あー……まぁそれなら、あくまでも魔術の域を出ないか……」
オ「はぁ〜〜ビビったぁ〜〜……！変に誤解するようなこと言わないでよね……！」
宮「ハハ……ごめーん……」

[54 ？？？ 25/03/09(日) 12:44:19]

？「さて……それじゃあラストは私かな？」

フ「ふむ、そのことなんだが。今更ではあるが、君の名前を教えてもらうことは可能かい？」

？「あぁー……それね。申し訳ないけど……無理、かな」

オ「はぁ？名前を教えるだけでしょ？なんで無理なの？」

？「私の両親、両方魔術師の家系なんだけどね。母さんの家が、これまた厄介な魔術を扱ってて……申し訳ないけど、名前は教えられない……というか、名前がないんだ」

ジャ「名前がない……？！俺でさえあるのに？！」

？「ま、好きに呼んでくれて構わないよ。なんならミヤみたいに「謎マス」でも構わないし。そこら辺は、特にこだわりないからさ」

宮「なーんかフィリップ君以上に謎に包まれてない？謎マス君って……」

羽「となると、あなたの扱う魔術もそれなりの秘匿性を有するもの、とお見受けしますが」

円「そうなると魔術もそう簡単には教えられそうにありませんね……」

？「ん？あぁ、そこは大丈夫。私の使う魔術は、あくまで父さん達が扱ってきた魔術だから。名前云々はばあちゃんのこだわりみたいなもんで、特に意味はないよ」

オ「じゃあ、別に教えても良さそうね？トリなんだから、最高にインパクトのある魔術、期待してるから♡もう、何モタモタしてんの？ほらほら早く！」

？「はいはい。というわけで、私の使う魔術はこんな感じかな」

？？？が扱う魔術について

>>55〜>>59

[55 二次元好きの匿名さん 25/03/09(日) 13:59:06]

ゴトーワードを使える

[56 二次元好きの匿名さん 25/03/09(日) 14:25:49]

原初のルーンを少し使える

[57 二次元好きの匿名さん 25/03/09(日) 14:58:33]

黒魔術と呪術が使える

[58 二次元好きの匿名さん 25/03/09(日) 15:30:37]

他者や自分の記憶を選んで消す

[59 二次元好きの匿名さん 25/03/09(日) 15:31:08]

血液を操る

[60 二次元好きの匿名さん 25/03/09(日) 16:40:19]

保守

[61 ？？？ 25/03/09(日) 17:27:55]

dice1d5=5 (5)

1、ゴトーワードを使える

2、原初のルーンを少し使える

3、黒魔術と呪術が使える

4、他者や自分の記憶を選んで消す

5、血液を操る

[62 二次元好きの匿名さん 25/03/09(日) 18:22:28]

保守

[63 ？？？ 25/03/09(日) 19:45:12]

オ「血液を操るぅ？」
？「そ。血液を圧縮して弾丸みたいに相手に撃ったり、逆に切れ味良くして相手を切ったり。あとは、相手の体内に無理矢理血液を流し込んでみたり、逆に相手の血液を操って血管ぶち破ってみたり。結構使い勝手いいよ」
宮「なんか今サラッと怖いこと言わなかった？」
円「流石の僕でもドン引きですね」
フ「ハハハハ！できれば絶対に敵に回したくないな、君は！」
ジャ「よ、よし……俺は何も聞かなかった……聞かなかったぞ……！」
？「……？どうしたの、みんな？」
羽「あぁ、無自覚でしたか。余計にタチが悪いですね」
オ「とりあえず、アンタがろくでもない奴だってことは分かったわ」
？「ん？んー……？………ま、いっか！」

[64 ？？？ 25/03/09(日) 20:46:45]

？「とりあえず……これでマスター側の大まかな戦力は分かったか」
羽「魔霧様の援護の有無はともかく……いずれにせよ、聖杯の破壊において要となるのはショルツ様になりそうですね」
フ「まぁ、ショルツ君が分かりやすい高火力アタッカーなのはほぼ確だろうしね。今回は思う存分、頼りにさせていただくとしよう」
オ「フフン、まっかせて♡アンタも、この私がビシバシ鍛えてくからそのつもりで！」
ジャ「は……はい！」
円「あとは……チーム分け、ですかね」
宮「えぇっと確か……『オーロラの足りない側面を取り戻しにいく』陣営、『この国に残って魔術師や1日限定サーヴァントを相手にしつつ、ビーストに警戒する』陣営、あとは『衛宮切嗣を相手にする』陣営か。あっ、衛宮切嗣の相手はオレがしてもいい？」
？「もちろんいいけど……もしや1人で衛宮切嗣を相手取るつもりか？」
宮「まぁね。そっちの方がやりやすいし、流石に衛宮切嗣1人に多くのリソースを割くわけにもいかないでしょ？」
円「確かに。その様子だと、ミヤさんは衛宮切嗣と対峙したことがおありのようですし。我々がいても足手纏いでしょう。」
フ「ふむ……じゃあ、彼のことは任せたよ」
宮「了解！」
？「私はオーロラの方についていくとして……問題は、残る5人だな」
宮「ま、どっちについても多分変わらないだろうから。オレは5人が納得するまで、話し合って決めた方がいいと思うな」

[65 ？？？ 25/03/09(日) 21:05:10]

円「───ということで、公正な話し合い（）の結果」
宮「ねぇそれ本当に公正な話し合いだった？ねぇ？？」
羽「それはともかく。以下のようなチーム分けになりました」

・オーロラチーム
？？？（分）フィリップ（槍）、羽島（騎）

・居残りチーム
オラフ（剣）、円時（狂）、ジャン（術）、ミヤ（暗）

？「おぉー。ま、いいんじゃないの？」
宮「にしてもオラフちゃんと円時君が一緒に居残りチームにいったのがちょっと意外かも……」
オ「ま、コイツの面倒見ないといけないし。あちこち飛び回るよりかは、ここでしっかり腰を据えて鍛えた方がいいかと思って」
ジャ「あと、やっぱり聖杯を壊すのに円時さんが援護をするとなった場合、いざという時にお互いの動きを合わせられるようにオラフさんと円時さんは一緒にいた方がいいのではという結果になって……」
羽「その後の話し合いで、双方無事納得してもらえたので」
フ「あとは人数調整で、僕達がオーロラチームに追いやられた、というわけさ」
円「まぁ僕は納得してませんが。ここでどこぞの誰かさんみたく駄々を捏ねるのも馬鹿らしいので、渋々折れました」
オ「はぁぁぁ？！？！駄々捏ねてたのはそっちだろうが！！」
円「ほう……？つい先程の出来事を、もう忘れてしまいましたか？まだお若そうですが、早々にボケました？」
オ「ふーーーん？？この私にそういうこと言っちゃうんだ？何？まだやるの？私は別にもう1度痛い目見させてもいいんだけど？」
円「では……」　オ「へぇ……？」
？「やーりーまーせーん！！全く、世話の焼ける……」
宮「謎マス君不在の中、オレ達でこの2人をなんとかしないといけないのか………頑張ろうね、ジャン君！！」
ジャ「い、胃が痛い………」

[66 ？？？ 25/03/09(日) 21:16:34]

ということで新章突入していきますが

まず最初にどの陣営を描写しようかダイスで決めます

dice1d3=2 (2)

1、オーロラチーム

2、居残りチーム

3、対衛宮切嗣チーム

[67 居残りチーム 25/03/09(日) 21:33:36]

円「さて……ということで、次の新月までに魔術師と英霊ガチャをこなしつつ、ビーストの警戒をしないといけないわけですが……」
ジャ「ミヤさんは、どっか行っちゃいましたもんね……」

宮（ということで、ごめんねー！オレはちょっと別行動取らせてもらうから、あとはよろしく！）

オ「ほんっと、自分勝手な奴……で？これからどうするつもり？」
円「あくまでもこれは聖杯戦争。であるならば、この聖杯戦争をまとめる監督役がいるはずです。その方に事情を説明し、何がなんでも仲間になってもらいます」
ジャ「へぇ……ちなみに、その監督役って人は誰なんです？」
円「確か……ノートルダム大聖堂の助祭を務めている方だと聞いています」
オ「あぁ……だからこのバスノートルダム大聖堂に向かってるんだ」
ジャ「平和的に……仲間になってもらえるといいですね……」

[68 ノートルダム大聖堂にて 25/03/09(日) 22:09:37]

監「却下」
ジャ「えぇ……っ？！」
円「理由をお聞かせ願えますか？」
監「いや理由も何も。んな話信じられるわけねぇだろうが。聖杯が汚染されてる？って話もどうも胡散臭ぇし。そんなホラ話のために本気で聖杯壊すなんざ、テメェらあれだろ？馬鹿だろ？」
円（うーん今すぐにでもぶん殴ってやりたい）
ジャ（ちょっ？！円時さん抑えて！！）
円（だってこの人多分絶対聖杯狙ってる魔術師の1人ですよ）
ジャ（多分なのか絶対なのかどっちなんですか？！……ってえぇ？！）
円（だからこそ聖杯を壊されたくなくて協力を拒んでるんでしょうからね。にしても誤算でした……まさか監督役がこんな俗な奴だとは思いもしなかった……監督役が聖杯を狙うとか馬鹿なんですかね？ルール破綻してるの気づいてないのか？中立って言葉辞書で引いてみたらいかがです？）
ジャ（ど……どうしよう………）

魔霧円時がイライラを募らせ、ジャンが今にも泣き出しそうになっている間、オラフ・ショルツはメスガキ分からせ女装男子として脳をフル回転させて考えていた。
金髪に黒メッシュ、態度と目つきの悪さ、バチバチのピアス、馬鹿っぽいけどどこか可愛らしい顔面。これらから総合して、恐らく目の前の男が元ヤンであることは確かなはずだ。
そしてさっきからチラチラと私を盗み見ているこの視線。間違いない。
彼は「攻めに弱い」そして「可愛い女の子が好き」
つまり「可愛い女の子から攻められたい」という願望の持ち主！Q.E.D.証明完了！！

そこからのオラフの行動は、あまりにも素早かった。

[69 二次元好きの匿名さん 25/03/09(日) 22:29:40]

保守

[70 ノートルダム大聖堂にて 25/03/09(日) 23:14:41]

オ「ね〜え？お兄さ〜ん？♡」
監「な……なんだよ……」
円（うっわなんだその媚びた気持ち悪い声）「ジャン君、今すぐ目を瞑ってください。早く」
ジャ「え？はっはい！」

ジャンがギュッと目を瞑ると同時に、円時は素早くジャンの耳を塞いだ。そしてオラフはというと、そんな2人にお構いなしに監督役にハニトラ（？）を仕掛けていく。

オ「お兄さんみたいなざこざこ魔術師が、本当に私達に勝てると思ってるわけ〜？」
監「は……はぁ？！なんのことだよ！！」
オ「せ・い・は・い♡お兄さんも狙ってるんでしょ？」
監「い、いや……それは、その……」
オ「さっきのコイツの話聞いてなかったのかなぁ〜？それともお兄さんはきったな〜い聖杯で満足できるわけ？あっ…そ・れ・と・もぉ………お兄さんは人の話をちゃあんと聞けない悪い子だったのかなぁ？♡」
監「はぁ？！テメェいい加減に……」
オ「あは♡私にそんなことしていいのぉ？よっぽどお仕置きされたいみたいだね……？♡」
監「おっ……♡い、いや……そんなわけねぇだろうが……！♡ただおれは、お前らなんか余裕でぶちのめせるし？汚染された聖杯とやらも、おれなら上手く扱えるってだけで……」
オ「えぇ〜？！♡お兄さんが私に勝てると思ってるの〜？♡よわよわな雑魚のくせに〜？生意気〜♡」
監「雑魚って………♡い、いや、んなわけねぇだろ！舐めるのもいい加減に……」
オ「じゃあ勝負しよっか！♡お兄さんが私に勝てたら、お兄さんが何をしようが全部自由にしていいよ♡その代わり……お兄さんが負けたら、私達の言うことちゃあんと聞いてもらうから♡どう？悪い話じゃないでしょ？♡つよつよのお兄さんが、私みたいなか弱い女の子に負けるはずがないんだし♡」
監「い……いいぜ………？そうだよ……お前みたいな弱っちい女に、おれが負けるわけねぇんだ………♡」
オ「ふふ、決まりだね♡じゃあ………奥の部屋、行こっか♡」

[71 ノートルダム大聖堂にて 25/03/09(日) 23:20:38]

円（……セイバー、あなたはこの部屋に残った方がいいかと）
剣（…………では、お言葉に甘えて……）

そうして、オラフと監督役は奥の部屋へと消えていった。

ジャ「ぷはっ……あっ終わった？一体何が……」
円「ジャン君、よく聞いてください」
ジャ「えっ？は……はい……？」
円「いいですか？どうかあなたは、そのままでいてください。真っ白なまま、純真無垢な、ありのままのあなたでいいのです。少なくとも、あんな阿婆擦れのようになろうなどとは思わないことです。いいですね？頼みましたよ？」
ジャ「は……はぁ………？」
剣「悪い人物ではないのですが……すみません………」

円時とセイバーが頭を抱える中、ただ1人、ジャンだけが何も分かっていなかった。

[72 ノートルダム大聖堂にて 25/03/09(日) 23:30:44]

───1時間後

オ「たっだいまぁ〜！ぷはぁ〜〜！楽しかったぁ〜〜♡」

どこかスッキリしたような師匠の後ろから、フラフラと監督役の人がついてくる。どこか息が荒く、顔も赤いような………？

ジャ「あ、あの……大丈夫ですか……？」
監「……ん………っ♡だ、だいじょ、ぶ………♡」
円「スゥ〜〜〜…………オラフ」
オ「ん？なぁに？♡ご覧の通り、監督役のお兄さんは無事に私達の仲間になってくれたんだけど？♡」
ジャ「えっ本当ですか？！」
オ「もっちろん！ね？………クソザコお兄さん？♡」
監「あっ……♡あぁ………よろしく、な………♡♡」
ジャ「あっありがとうございます！師匠すごい！！」
オ「フフン♡ま、私にかかればこんなもんよ！」
円「ジャン君」
ジャ「？」
円「絶対に！ぜっっったいに！！この馬鹿の真似はしないように！いいですね？！」
ジャ「……？………？？」

円時さんに強く肩を掴まれて、めちゃくちゃ懇願されたけど。俺はついぞその意味を理解することができなかった。

[73 二次元好きの匿名さん 25/03/09(日) 23:34:01]

保守

[74 ノートルダム大聖堂にて 25/03/09(日) 23:45:40]

余談

円「ていうか、全ての元ヤンが攻めに弱いわけではないと思うのですが。それってただのあなたの偏見では？」
オ「そう？あのお兄さんみたいに、変に権力とか腕っぷしが強い人って、その反動で潜在的に『誰かの下に敷かれたい』みたいな願望持ってる人がほとんど（オラフ調べ）だと思うんだけど」
円「うわぁ…………（絶句）（ドン引き）」
ジャ「師匠！円時さん！バスが来ましたよ〜！」
オ「はぁーい！ほら、さっさとしないと置いてくけど？まぁ、私はそれでもいいんだけどね♡」
円「あなたに言われずとも行きます。ていうか、あなたとジャン君を2人きりにさせるわけないでしょ」
オ「えっ何？急に私を口説いてきてどうしたの？申し訳ないけど、アンタとだけは付き合わないって決めてるから……」
円「違います！あなたを野放しにしてはいけないと改めて痛感したので。あの子は絶対に汚させたりしませんよ」
オ「はぁぁぁぁ？！？！人を汚物扱いしないでくれます〜〜？！」
ジャ（……？師匠と円時さん、いつの間に仲良くなったんだろう……？）

[75 二次元好きの匿名さん 25/03/10(月) 00:23:29]

保守

[76 二次元好きの匿名さん 25/03/10(月) 07:43:22]

保守

[77 二次元好きの匿名さん 25/03/10(月) 13:42:41]

保守

[78 ？？？ 25/03/10(月) 13:57:23]

次に描写するのはどこのチームか

dice1d2=1 (1)

1、オーロラチーム

2、対衛宮切嗣チーム

[79 サヴォイア城にて 25/03/10(月) 14:22:59]

羽「………と、いうわけで。オーロラ様の力を取り戻すべくイタリアまで来ましたが」
？「大丈夫かなぁ……オラフと円時。ジャンには荷が重いだろうし、ミヤが良い感じになんとかしてくれると信じたい……」
槍「いや第一声がそれかよ。もっと他に何かあんだろ」
フ「イタリア、ヴァッレ・ダオスタ州にある古城。サヴォイア城……本当にここに君の失われた側面を取り戻す鍵があるのかい？」
分「然り。ここには、吾の『国』としての側面を取り戻すに足る、『城壁冠』が納められている」
羽「そんな話、調べても何も出てきませんが……」
フ「僕もそんな噂、聞いたことがないなぁ……」
分「それもそのはず。『城壁冠』は秘匿された城の地下室にある故、真実を知る者は限られている」
？「確か……オーロラの話によれば、『国』『神』『化物』の3つの力を取り戻せれば、ビーストに勝てるんだっけ？」
分「然り」
騎「無駄話はそこまでにしろ。貴様ら、いつまで余を待たせるつもりだ」
フ「ふむ、それもそうだね。それでは諸君、とにかく先に進もうか」

[80 サヴォイア城にて 25/03/10(月) 14:41:38]

フ「………さて。１つ聞きたいのだが、いいかな？」
羽「……どうぞ」
フ「どうして目の前に、マスターを持たない野良のサーヴァントがいるのかな？」
？「もしやこれが……1日限定英霊ガチャから出たサーヴァントか……？！」
槍「いやいやいやおかしいだろ？！なんで英霊ガチャのサーヴァントがイタリアにいんだよ？！普通はフランスにいるもんじゃないのか？！」
分「おや、言っていなかったか？汚染された聖杯が呼び出す英霊は、何も『仏蘭西』だけに出てくるものではない。流石に海を超えた国にまでは来られぬであろうが、これぐらいの距離しか離れておらぬのなら、この国に主を持たぬ英霊がいてもなんらおかしくはない」
騎「何故それをもっと早く言わない？！この愚か者めがっ！！」
分「話は最後まで聞くものだ、遥か古代の王よ。たとえ『仏蘭西』に現れた英霊だとしても、吾らを阻むべく獣が主を持たぬ英霊を利用し、使役したとしてもなんらおかしくはない。そして、目の前の英霊はその類であると見た」
？「つまり……目の前のサーヴァントを倒さないと、『城壁冠』は手に入らないってこと……？」
分「然り」
フ「まぁそう簡単にいかせてくれるとは思わなかったけどね……」
羽「とにかく。これより戦闘を開始します。準備は、よろしいでしょうか？」
フ「ランサー共々、いつでも行けるよ」
？「よし！それじゃあやりますかぁ！」

[81 サヴォイア城にて 25/03/10(月) 14:49:31]

ちなみに今回の1日限定英霊ガチャのサーヴァント

サーヴァント/一覧/番号順 - Fate/Grand Order @wiki 【FGO】

437、ダンテ・アリギエーリ

dice1d437=222 (222)

[83 サヴォイア城にて 25/03/10(月) 15:59:30]

謎の英霊XX「セットアップ！行くぞ、悪党！」

フ「んん……僕らは悪党じゃないんだけどね……」

謎の英霊XX「問答無用！この城に眠る宝を狙うコソ泥め！本当は私以外のフォーリナーとセイバー以外はどうでもいいんだけど……それでも私だって銀河警察の端くれ！この星のため、ひいては宇宙のため、とりあえず全員逮捕だ！！はぁー！」

槍「何言ってんだこの嬢ちゃん」

？「とにかくこっちだってそんなトンチキのために引き下がるなんてできない！応戦するよ、オーロラ！」

分「承った」

ということで謎のヒロインXXとの戦闘開始

50以下だったら謎のヒロインXXの勝ち

50以上だったら謎のヒロインXXの負け

vsオーロラ&？？？

dice1d100=32 (32)

vsランサー&フィリップ

dice1d100=16 (16)

vsライダー&羽島

dice1d100=97 (97)

[84 二次元好きの匿名さん 25/03/10(月) 17:49:54]

保守

[85 サヴォイア城にて 25/03/10(月) 21:03:13]

謎の英霊XX 「やはり…セイバークラスでないと真の力は…ガクリ」

最後まで意味の分からないことを言い残して、英霊は消えていった。

？「結局、なんだったんだ……あの英霊は……」
フ「しかも普通に強かったしね」
槍「ライダーの兄さんと嬢ちゃんがいなかったら負けてたぜ……サンキューな！」
羽「お疲れ様でした、ファラオ」
騎「ふん。この程度、余が出る必要もなかった」
フ「さて……それではいよいよ、『城壁冠』とご対面かな」
分「皆の者、覚悟の程は？」
？「とっくのとうにできてるよ。それじゃあ行こうか！」

[86 二次元好きの匿名さん 25/03/10(月) 21:25:50]

保守

[87 サヴォイア城にて 25/03/10(月) 22:01:15]

城に隠された階段を下ると、やがて少々広めのスペースに辿り着いた。部屋の奥には女神の胸像があり、その頭の上には城壁を模した黄金の冠が輝いていた。
間違いない。あれが、城壁冠………！

すると、オーロラが一歩前に出た。一歩、また一歩と歩みを進める。私も後に続こうとすると、ライダーに止められた。邪魔をするな、ということらしい。静まり返った部屋に、オーロラの足音だけが響き渡る。

そしてオーロラが冠を手に取り、頭の上に乗せると、辺りが眩く輝き出した。私や他の面々も思わず目を瞑ってしまう。そうして目を開けた時、冠はすでになく、いつもと変わらぬオーロラがそこには立っていた。
───いや、「変わってない」というのはちょっと間違っている。なんというか、威厳が増した……ような……？
人間には分からないことも、英霊なら分かるのだろうか。ランサーはブルっと身震いをしていて、ライダーはというとニヤリと笑っている。

槍「アンタ……本当に弱体化してたんだな……」
分「とはいえ、まだ完全に力を取り戻したわけではない。残る側面は２つ。それさえ取り戻すことができれば、吾が必ずや獣を討つと約束しよう」
騎「この気配……なるほど、ようやく合点がいった。何かあるとは思っていたが、貴様、そちら側であったか」
羽「そちら側……？」
分「今の汝らには未だ無関係な事柄だ。何、心配せずともそのうち分かる。───次に行くぞ」
？「あっちょっ……待てってば！」

何も分かっていない私達を置いて先に行くオーロラを、慌てて追いかける形で私達は城をあとにした。

[88 二次元好きの匿名さん 25/03/10(月) 22:43:35]

保守

[89 二次元好きの匿名さん 25/03/11(火) 03:23:22]

保守

[90 二次元好きの匿名さん 25/03/11(火) 07:16:24]

保守

[91 二次元好きの匿名さん 25/03/11(火) 13:02:38]

保守

[92 二次元好きの匿名さん 25/03/11(火) 16:57:48]

ほ

[93 二次元好きの匿名さん 25/03/11(火) 18:14:56]

保守

[94 とある路地裏にて 25/03/11(火) 19:44:55]

観光客や地元の住民で賑やかな大通りを外れ、人も少ない路地裏を歩く男が1人。その名を、衛宮切嗣という。
聖杯を手にし、内に抱える悲願を成就させようと、彼はどうにかして聖杯戦争に参加できないものかと模索していた。
路地裏とはいえ、まだ日も明るい午後のこと。日の光にも少なからず照らされていたというにも関わらず。
───辺りが、濃い霧で覆われていく。
途端に肺が焼けるような痛みに襲われ、思わず咳き込んだ。
（これは……毒………？！つけられているとは思っていたが、すでに攻撃されていた……！）

「えみやきりつぐ………」

背後から自分の名を呼ばれ、咄嗟に銃を構える

「やっぱり。あなたがおかあさんの言ってた『えみやきりつぐ』なんだ」
「おかあさん……だと……っ？」
「はい、これ。おかあさんが、あなたと話がしたいんだって」

目の前にいる少女。この霧がこいつによるものだとするならば、恐らくはこの聖杯戦争において召喚されたサーヴァントなのだろう。おかあさん……もしや、こいつを召喚したマスターか？僕が聖杯戦争への参加を狙っていることは、恐らく誰にも知られていないはず。ならば、聖杯戦争のマスターが僕に何の用があって……？

毒の霧で上手く回らない頭を無理矢理動かして考えながら、衛宮切嗣は少女から差し出された通信機を手に取った。

[95 二次元好きの匿名さん 25/03/11(火) 20:07:47]

ほ

[96 とある路地裏にて 25/03/11(火) 20:19:43]

［……よぉ、久しぶりじゃん。衛宮切嗣さん？］
「お前は……一体誰だ………？」
［あぁ………確かに。オレとあんたに直接の面識ないもんね。オレが勝手にあんたを追っかけてたってだけで］
「……質問に答えろ」
［………5年前。とある魔術師一家を全員殺 害したのを、覚えているな？］
「…………」
［まさか、忘れたとは言わせないぞ］
「悪いが………覚えがない。そもそも僕は、そういうことは綺麗さっぱり忘れることにしてるんだ。切り捨てたもののことをいちいち覚えてたらキリがないからね」
［………そうか………覚えてないか………家がある方角から黒煙が見えた時の締め付けられた心も……家に帰る時の耳障りな自身の息をする声も……燃え上がる炎に包まれた家を見た時、必死で神に祈った少女も……家族の焼死体を見て、絶望に落とされた者の気持ちも！お前にとってはどうでもいいものだと？！残された者も、お前らの都合で切り捨てられた者も、『いちいち覚えてたらキリがない』と言って忘れるのか？！］
「…………」
［答えろ！！衛宮切嗣！！！］
「………君の怒りは正しい。だが、多数の幸福のためには時として犠牲が必要だ。君の家族に関しては『仕方がなかった』という他ない」
［はは……はははは……あははははは！！そうか、仕方がないか？！死んでいった父様も母様も！残されたあたしの地獄のような5年間も！全部お前からしてみれば仕方のないことなのか？！］
「…………そうだな」
［答えろ衛宮切嗣！これだけの無辜の人々を殺しておいて！大勢の人間を不幸にしておいて！その果てにお前が得るものは何だ？！］
「………世界平和だよ」
［…………は……？］
「どれだけの犠牲が出ようとも、僕はこの世から戦いを無くし、恒久的な平和を手に入れる。それが僕の、ただ１つの願いだ」

[97 二次元好きの匿名さん 25/03/11(火) 20:39:41]

保守

[98 とある建物の屋上にて 25/03/11(火) 22:01:50]

何を言ってるんだ、こいつは
通信機の奥から聞こえる言葉は俄かには信じられなかった。
あの人殺しが、世界平和？全くもって笑わせる。だが、不愉快なことに彼が嘘を吐いているようにも思えなかった。
多分、この男は本気だ。本気で世界平和を願っているからこそ、多数の幸福のために少数の幸福を踏み躙れる人間なんだ。
狂っている。こんなの、人間のすることじゃない。こんな子供じみたことに、そこまで執着するなんて正気じゃない。
何だ？こいつは何者なんだ？何がこいつをここまで突き動かすんだ………？
分からない………分からない分からない、分からない！！

［それじゃあ、僕はここらでお暇させてもらうよ］
「なっ………？！ま、待て！！」

気づいた時には遅かった。

[99 とある建物の屋上にて 25/03/11(火) 22:03:04]

［うわっ？！］
「っ？！ジャック！！」

思わずアサシンの真名を、大声で叫んでしまう。

［だ、大丈夫だよ、おかあさん。いきなり目の前がまぶしくなったから、ちょっとびっくりしただけ］
（閃光弾………クソ、逃げられたか………）
［それよりごめんね。あの人、逃しちゃった……］
「………ううん、大丈夫。それより…アサシンが無事で良かった」

とはいえ、これからどうするか。ここで逃げられてしまった以上、またあの男に接触するのは今回以上に困難となる。暗殺するともなれば尚更だ。ジャックの…アサシンの宝具も見せてしまったし。同じ手は多分もう通用しないだろうな………

［………ねぇ、おかあさん］
「ん？どうしたの？」
［おかあさんも……かえりたいの？］

その問いに、少々言葉が詰まった。それでも、この子にならと、オレは───あたしは、正直に答える。

「………そうだよ」

できることなら、帰りたいよ。厳しかったけどとても強くて、尊敬してて、あたしを心から愛してくれた父様と。優しくて、家に帰るといつもあたしを温かく迎えてくれて、寂しい時はいつも抱きしめてくれた母様と。あたしの輝かしい人生と、楽しい思い出が詰め込まれた、あの家に。叶うことなら、できるものなら、帰らせてほしい。

［───それじゃ、わたしたちと一緒だね］
「え………」
［わたしたちもね、おかあさんのところにかえりたいの］

そうして、通信機の向こうの幼い女の子は、無邪気に言った。

［ぜったいいっしょにかえろうね、おかあさん！］

[100 二次元好きの匿名さん 25/03/11(火) 22:50:29]

保守

[101 二次元好きの匿名さん 25/03/12(水) 06:44:46]

ほ

[102 二次元好きの匿名さん 25/03/12(水) 11:04:21]

保守

[103 二次元好きの匿名さん 25/03/12(水) 14:05:29]

ほ

[104 クトゥドゥア・ホルン 25/03/12(水) 15:39:57]

楽園の扉が開かれるまで、あと11日───

今回の1日限定英霊ガチャ

サーヴァント/一覧/番号順 - Fate/Grand Order @wiki 【FGO】

437、ダンテ・アリギエーリ

dice1d437=16 (16)

[105 二次元好きの匿名さん 25/03/12(水) 19:09:07]

アーラシュか

[106 二次元好きの匿名さん 25/03/12(水) 21:49:31]

ほ

[107 クトゥドゥア・ホルン 25/03/12(水) 22:12:37]

物語の都合上今からアヴェンジャーガチャをします

また、今やってる「1日限定英霊ガチャ」ですが、「本編が始まる前から召喚された英霊も存在する」という点を踏まえた上で「今日召喚された英霊を決めている」という感じでやっていることを今更ながら説明しておきます

dice1d12=11 (11)

1、ジャンヌ・ダルク・オルタ　2、巌窟王　3、ゴルゴーン　4、ヘシアン・ロボ　5、アントニオ・サリエリ　6、平景清　7、ニトクリス・オルタ　8、マリー・アントワネット・オルタ　9、巌窟王モンテ・クリスト　10、丑御前　11、魔王信長　12、謎の蘭丸X

※アンリマユは既に「この世全ての悪」として聖杯を汚染しているので除外、水着霊基などのトンチキも除外、NPC等エミュがしづらい人も除外しています

[108 クトゥドゥア・ホルン 25/03/12(水) 22:16:30]

それでは最初にどの陣営を描写しようかダイスで決めます

dice1d3=3 (3)

1、オーロラチーム

2、居残りチーム

3、対衛宮切嗣チーム

[109 二次元好きの匿名さん 25/03/12(水) 22:46:35]

魔王っすか

[110 二次元好きの匿名さん 25/03/13(木) 00:10:25]

保守

[111 二次元好きの匿名さん 25/03/13(木) 07:33:27]

ほ

[112 テラス席にて 25/03/13(木) 12:03:11]

宮「かんっぜんに手詰まりだ……！」

美味しそうにサンドイッチを頬張っているアサシンの横で、オレは頭を抱えた。それもそのはず、衛宮切嗣を殺すための次の一手が、どぉぉぉぉにも思いつかなかったからである。クッ、やはりたった1度の些細なミスが、あの男相手では命取りということか……

宮「それにしても、これからどうしたものか……」
謎の魔王「おい貴様、人前で溜め息なんぞ吐きおって。目障りじゃ、消えよ」
宮「はぁ？あんた一体誰………」

そこにいたのは、鮮血を頭から被ったような赤髪に、燃える炎のような赤い瞳をした女性。派手な現代服を着てはいるが、間違いない。こいつ、サーヴァントか……！

謎の魔王「我は第六天魔王波旬、織田信長！なるほど。その反応を見る限り貴様、マスターであるな？ならばそっちの幼児は、サーヴァントか？」
宮「………はいそうですって言ったとして、その後オレ達をどうするおつもりで？まさか、こんな真っ昼間の街中でドンぱちしようってわけじゃないよな？」
信長「うはっはっはっはっはっはっは！そのような目で我を見るか！本来ならば即刻首を刎ねていたところであるが、なるほど気に入った！」
宮「は、はぁ……？」
信長「何、そう怖じるな。取って食いなどせぬ。此度の現界について、我自身腑に落ちぬことも多い。というか、何も分かっておらぬ。何しろマスターがいないのだからな！そういうわけじゃ。貴様の知っていること、全て教えてもらうぞ？」

[113 テラス席にて 25/03/13(木) 15:54:29]

信長「うーわ、何じゃそりゃ。ちと面倒なことになっておるの〜」

オレの知る限りの情報を全て伝えた後、開口一番に言われたのがそれだった。

信長「で、貴様は聖杯を狙う魔術師を相手にしつつ、その『衛宮切嗣』とやらに復讐しようとしているわけじゃな？」
宮「まぁ……そんなとこ。で？大まかな事情を知ったあんたはどうするんだ？ビースト討伐に協力してくれるとか？」
信長「そうだのう……当然、と言いたいところではあるが。その『おーろら』とやらがいるのでは、我の出番は無さそうじゃろうし……ま、人手がいるようであったら、手を貸してやらないこともない」
宮「何だそりゃ……」
信長「ふっははははは！そんな顔をするな！何、色々と世話になった礼じゃ。我から1つ、貴様に講釈を垂れてやろう」
宮「はぁ……」
信長「時に貴様、その男に復讐をしようとしているのだろう？」
宮「まぁ……そのために、ここまで生きてきたんだし。そりゃ、ここでやらなかったら嘘でしょ」
信長「では問おう。復讐をした後のことを、貴様は考えておるのか？」
宮「………何が言いたい？」
信長「復讐すれば、貴様の願いは叶うのか？」
宮「いや叶うも何も、あいつへの復讐がオレの悲願そのものなんだけど……」
暗「えっそうなの？」
宮「……えっ？」
暗「おかあさん、かえりたかったんじゃないの？あの人を殺すのが、おかあさんの願いなの？」
宮「いや………それは………」
信長「………目的と手段を、履き違えてはならぬということじゃな。あくまでも貴様の復讐は『手段』に過ぎぬ。『復讐』という『手段』を用いて尚願いが叶わぬのならば、復讐をやめ、別の『手段』を取らねばならぬ」
宮「いや……ここまできて、今更戻れるわけが……！！」
信長「さらに問おう。貴様の願いは『あの家に帰りたい』で、合っているか？」

[114 テラス席にて 25/03/13(木) 15:55:11]

宮「は………？」
信長「人の願いは、すぐに人を縛り苛む呪いに反転する。それでもその願いが真のものであるのならば、その道を突き進むも良いだろう。だが、その願いが偽りのものであったなら。悪いことは言わぬ、その願いは捨てろ」
宮「何を言って………っ！！」
信長「復讐を果たし、あの家に帰ったとて、その先に待っているものは破滅だ。少なくとも、我の目にはそう映る。貴様が真に望むものは、ないであろうとな」

そうして魔王は席を立ち、ニカッとした笑みを浮かべて爽やかにこう言った。

信長「今一度、己とよーく向き合い、真の願いを見つけてみろ。先輩あゔぇんじゃー・覇王信長からのちょっとした『あどばいす』じゃ！じゃあの！」

そうして立ち去ろうとする魔王を、オレは慌てて引き留めた。

宮「ま、待て！！」
信長「何じゃ、まーだ何かあるのか？あまり我を待たせると、首が飛ぶぞ？」
宮「いや……何でここまでオレにしてくれたのかなって。あんたがオレにここまでするメリット、ないじゃん」
信長「何じゃ、そんなことか」

そうして魔王は悪戯っぽくニヤリと笑ってこう答えた。

信長「貴様の可能性を試してみたくなったというだけの……ま、ちょっとした気まぐれよ！」

[115 二次元好きの匿名さん 25/03/13(木) 20:32:52]

ほ

[116 二次元好きの匿名さん 25/03/13(木) 22:15:06]

保守

[117 二次元好きの匿名さん 25/03/14(金) 08:09:18]

保守

[118 クトゥドゥア・ホルン 25/03/14(金) 15:09:31]

次に描写する陣営はこちら

dice1d2=2 (2)

1、オーロラチーム

2、居残りチーム

[119 二次元好きの匿名さん 25/03/14(金) 19:40:30]

保守

[120 二次元好きの匿名さん 25/03/14(金) 21:24:41]

保守

[121 二次元好きの匿名さん 25/03/14(金) 22:02:06]

保守

[122 二次元好きの匿名さん 25/03/14(金) 22:38:43]

保守

[123 二次元好きの匿名さん 25/03/14(金) 23:03:29]

ほ

[124 二次元好きの匿名さん 25/03/15(土) 06:25:27]

保守

[125 サンジェルマン大通りにて 25/03/15(土) 14:22:21]

オ「次はあのお店行こ！ほら早く！」
円「あっコラ！危ないから前を見なさい！」
オ「分かってるってのー！」
ジャ「あ、あのぅ……」
円「ん？どうかしましたか？」
ジャ「いや……その、俺達めちゃくちゃ遊びまくってるけど……本当にこれでいいのかなって……」

ビースト討伐作戦の決行日まで、あと少しの猶予しかない。他のみんなはそれに向けてたくさん頑張っている。にも関わらず、自分達だけ連日遊び呆けているこの状況に、ジャンは些かの罪悪感を覚えていた。

円「あぁ、そういう……一応監督役もこちらに引き込めたことですし、彼が聖堂教会や魔術教会に頼んで応援を呼んでくれるそうなので。僕達がやれることなんて、聖杯を狙う魔術師や敵対してくる野良のサーヴァントの対処ぐらいなものです。それさえこなしているのなら、こうして遊んでいてもバチは当たらないでしょう」
ジャ「それは……そう、ですけど……」
円「それに、あれがああして僕達を振り回して遊びまわっているのも、おそらくは君のためかと」
ジャ「な……えっ……？！」
円「君はジャンヌ・ダルクのクローンとして生まれたばかりです。僕達には見慣れたこの世界も、君にとっては見たこともないもので溢れているでしょう。僕が見るに、彼女は『魔術師として』の経験よりも『人間として』の経験を優先しています。君がこの先、人として生きていくために必要なことを、ああして教えている。最初は不安しかありませんでしたが、なかなかどうして、彼女は人を教え導く才能があるようで」

ま、こんなこと言ったら調子に乗るので絶対に言わないんですけど。なんて、円時さんは最後にちょっとした悪態を付け加えた。俺が、人として生きていくために。生きる意味も、自分がここにいる意味も、自分の役割も、何もかもが分からない俺に、確かあの人が最初に教えてくれたのは───

オ『いい？よーく目を開いておきなさい。この世界はこんなにも輝いているのだから、見ておかなくちゃ損よ！」

───生きる喜びだった。

[126 サンジェルマン大通りにて 25/03/15(土) 14:50:23]

オ「なーにチンタラしてるのやら。もう置いていっちゃおうかなぁ………って、うわぁ？！」
謎の勇者「お…っと！悪い嬢ちゃん！大丈夫か？」
オ「っつ〜……別に平気だけど……もう！ちゃんと前見て歩いてよね！」
円「それはこっちのセリフですこの馬鹿」
オ「いった？！人の頭を叩かないでくれるこの馬鹿！！」
ジャ「す、すみません！こちらはお気になさらず……」
謎の勇者「ははっ！仲良いんだなぁお2人さん」
オ&円「仲良くない！/です」
ジャ「すみません………！」

すると、別行動をしていたキャスター達と偶然鉢合わせた。なぜ別行動をしていたのかというと「手分けして街をパトロールする」……というのは建前で、その実「大食いのセイバーにこちらが付き合いきれなかったので、キャスターとバーサーカーにセイバーが満足するまで食べ歩きに付き合ってもらうことにした」というのが真相なのだが……

剣「………マスター、その人物から離れてください」
オ「……？セイバー……？」
剣「あなた……サーヴァントですね？」
謎の勇者「ほう……あんたら、マスターだったのか」

[127 サンジェルマン大通りにて 25/03/15(土) 16:46:25]

マスターを持たない……聖杯に呼ばれた野良のサーヴァント！
師匠も彼から距離を取り、全員が警戒体制に入ると、そのサーヴァントは慌てて言った。

謎の勇者「待て待て落ち着け！別に俺はあんたらと戦うつもりはねぇよ！」
剣「そう……なのですか？」
謎の勇者「あぁ。先にこっちに召喚されたやつから一通りの事情は聞かされてる。お互い、面倒なことに巻き込まれたな」
狂「いいえ。たとえ誰が相手であろうとも、私は目の前の患者を救うのみです。結果、命を奪うことになったとしても」
謎の勇者「……ってことはアレか？あんたら、件のビーストとやらを倒そうってのか？」
円「はい、その通りです。もちろん、負け戦を挑む気など毛頭ありませんが」
謎の勇者「ほう……つまりあんたら、あの災厄の獣を相手に勝つつもりなのかい？」
オ「あったりまえでしょ？何？私達なんかがビーストを倒せるわけがないって？アンタ、私達のこと舐めてんの？」
謎の勇者「いやいやまさか！だが……ふむ……よし！俺も力を貸すぜ！」
ジャ「……へ？」
謎の勇者「要するにこれは、世界を救う戦いなんだろ？だったら俺もここで本気出さないと、ペルシャの大英雄の名が廃るってもんだ。だろ？」

[128 サンジェルマン大通りにて 25/03/15(土) 17:05:07]

円「まぁ……協力者が増えるのはありがたいことですが……」
ジャ「それじゃあ、えっと……よろしくお願いします……？」
謎の勇者「おう！任せとけ！………あっ」
円「……なんです？『あっ』って？ものすごく嫌な予感しかしないのでやめてもらえません？」
謎の勇者「いやぁ〜そのぉ………悪い！近々フランスを出ていく予定だったの忘れてた………！」
オ「はぁぁぁぁぁ？！？！」
謎の勇者「悪い嬢ちゃん！ビースト退治までには必ず帰ってくるから！」
ジャ「でも、聖杯に呼ばれたサーヴァントはあまり遠くへは行けないんじゃ……？」
謎の勇者「あぁ、ドイツに行くんだ。俺に色々と説明してくれたやつと一緒にな」
剣「それなんですが、あなたにビーストのことや聖杯のことについて説明したのは、一体誰なんです？」
謎の勇者「ん？あぁ、名前は教えてくれなかったけど……褐色白髪の兄さんだったな。なんでも、兄さんもドイツに用があるみたいでさ。俺も一度は行ってみたかった国だからちょうど良くて、一緒に行くことになったんだ」
オ「なんか……この大変な時に、随分と現世を満喫してるわね……」
謎の勇者「まぁせっかく召喚されたんだし、楽しまなきゃ損だろ！ははははは！」
円「能天気な英雄もいたもんですね……」

[129 二次元好きの匿名さん 25/03/15(土) 23:43:43]

保守

[130 二次元好きの匿名さん 25/03/16(日) 01:07:12]

保守

[131 二次元好きの匿名さん 25/03/16(日) 07:52:59]

保守

[132 パンテオンにて 25/03/16(日) 15:25:05]

フランスで野良のサーヴァントと交流を交わしていた居残り組
一方その頃イタリアのオーロラチームはというと───

フ「イタリアはローマ、ローマ神を奉る万神殿、パンテオン。ここに来たということは、今回の側面はつまるところ……」
分「然り。ここには、吾の『神』としての側面を補うための王笏が納められている」
羽「ローマ神話における主神、ユーピテルはギリシャ神話のゼウスと同一視されることがあります。そして、ゼウスの数ある象徴のうちの１つが───」
？「王笏ってわけか。なるほどね、確かに『神』としての側面を補うには相応しい一品だ」
羽「ただ、依然としてこのパンテオンに王笏が納められているという情報はどこにも見当たりません」
フ「ということは……今回の王笏もまた、秘匿された存在であるということかな？」
分「然り。此度の王笏はパンテオンにある隠し部屋に納められている」
槍「今回も門番みたいな奴がいるのかねぇ？」
騎「フン。余の道行の邪魔をしようものなら、太陽の輝きを以って焼き尽くすまでよ！」
？「よし！ライダーの気合いも充分そうだし、それじゃあその隠し部屋とやらに行ってみるか！」

[133 パンテオンにて 25/03/16(日) 15:31:28]

それでは門番ガチャです

ダンテ追加ありがとう

サーヴァント/一覧/番号順 - Fate/Grand Order @wiki 【FGO】

dice1d437=337 (337)

[134 二次元好きの匿名さん 25/03/16(日) 22:24:31]

保守

[135 二次元好きの匿名さん 25/03/17(月) 00:30:35]

保守

[136 二次元好きの匿名さん 25/03/17(月) 07:22:46]

保守

[137 パンテオンにて 25/03/17(月) 13:21:37]

謎の姉妹「弐っちゃん、大丈夫？」

謎の姉妹「もちろん、姉さんと一緒なら」

謎の姉妹「そっか、それじゃあ重くて痛いの、やっちゃおう！」

謎の姉妹「うん、任せて」

謎の姉妹「「私達の力、見せてあげる！」」

？「あー……もう話し合いできる状態じゃないな、これ……」

フ「ふふ、仲の良い姉妹のようだね。見てる分なら微笑ましいが……」

羽「和んでる場合ではないようです。ファラオ、お願いできますか？」

騎「フン。貴様に言われずとも、神たるファラオの武勇を見せるとしよう！」

槍「うしっ！それじゃあ派手に暴れるとしますか！」

分「……というわけだ。ここは、何が何でも押し通らせてもらう」

ということで徴姉妹との戦闘開始

50以下だったら徴姉妹の勝ち

50以上だったら徴姉妹の負け

vsオーロラ&？？？

dice1d100=3 (3)

vsランサー&フィリップ

dice1d100=32 (32)

vsライダー&羽島

dice1d100=62 (62)

[138 二次元好きの匿名さん 25/03/17(月) 22:07:53]

保守

[139 二次元好きの匿名さん 25/03/17(月) 23:44:45]

ほ

[140 二次元好きの匿名さん 25/03/18(火) 08:03:28]

保守

[141 二次元好きの匿名さん 25/03/18(火) 13:58:39]

保守

[142 二次元好きの匿名さん 25/03/18(火) 23:17:10]

ほ

[143 二次元好きの匿名さん 25/03/19(水) 04:24:37]

保守

[144 二次元好きの匿名さん 25/03/19(水) 08:03:36]

保守

[145 二次元好きの匿名さん 25/03/19(水) 12:29:58]

保守

[146 パンテオンにて 25/03/19(水) 17:04:27]

謎の姉妹「あぁ、そう簡単には、いかないか………」
謎の姉妹「弐っちゃん……」
謎の姉妹「姉さん……やっぱり……」
謎の姉妹「……大丈夫…… ずっと…一緒だよ……」
謎の姉妹「……うん………」

そうして手を繋いだまま、姉妹は揃って消えていった。

？「いやつっよ……？！なんだったんだあの姉妹……！」
分「吾も自身の力を使いこなせていない。力が戻った故なのか、力を完全に取り戻せていない故なのか……」
槍「まぁオーロラの姉御…姉御？が本領を発揮できないのは分かる。だが、この自分がまさか2連敗とは……面目ない……」
フ「ビーストに利用され、使役されているとしたら、ビーストが英霊を強化している可能性は大いにある。とはいえ、またもライダーと羽島君に助けられてしまったね。ありがとう」
羽「今回もお疲れ様でした、ファラオ」
騎「良い。絶対者たるファラオに勝てるものなど、そういるまいよ」
？「とりあえず……気を取り直して先に進もうか！」

[147 二次元好きの匿名さん 25/03/19(水) 22:09:44]

ほ

[148 パンテオンにて 25/03/19(水) 22:44:53]

神殿の隠し通路を通り、辿り着いたのは───祭壇のある質素な部屋だった。そしてそこに奉られていたもの。それは間違いなく、オーロラの『神』としての側面を有する王笏だった。

オーロラが一歩前に出る。城壁冠の時と同じように、静かに、でもしっかりとした足取りで、確実に王笏に向かって歩みを進めていく。今度は、その後を追おうとはしなかった。コツリ、コツリと、オーロラの足跡だけが部屋に鳴り響く。

そしてオーロラが王笏を手に取り、カンッと床を叩いた。すると、またも部屋が眩い光に包まれていく。辺りが白くなり、思わずギュッと目を瞑る。そうして目を開くと、既に王笏はオーロラの手になかった。オーロラは静かに佇んでいたが、やがてゆっくりとこちらを向く。
その途端、羽島がギュッと私の腕を掴んだ。

[149 パンテオンにて 25/03/19(水) 22:45:11]

？「は、羽島……？」
羽「すみません……もう少しだけ、このままで……」
騎「無理もない。あれはまさしく『神』そのもの。神たるファラオとはまた違うものの、正真正銘の神に他ならない」
フ「待ってくれ。神霊そのものを召喚することは、たとえ聖杯であっても不可能なはずだ。呼ぶとしたら、サーヴァントという枠に当てはまるよう神霊自信がスケールダウンするしかない。それが、『神』そのものだって？」
槍「いや、ライダーの兄ちゃんの言ってることは正しい。ありゃあ間違いなく神様だ。おそらく『救世主』以外の側面を全て失っていたオーロラの姉御は、確かにスケールダウンしていたんだろう。だからこそ、聖杯で召喚することができた。それを『国』だけならまだしも、『神』としての側面まで補っちまったんだ。そりゃあ神様御本人にもなるだろうさ。それで？名無しの兄ちゃんはあれを見てなんともないのか？」
？「えっ？あ、あぁ……別になんとも……そもそも、オーロラの変化とかよく分かってなくて……」
フ「ほう……それはまた……僕からしたらありえない話ではあるが……」
分「そうでもないぞ、槍兵の主よ」
？「あっオーロラ。もう大丈夫なのか？」
分「あぁ。万事滞りなく。そして、主が吾を見ても何も感じないことは、何も不可解ではあるまい。何しろ、主は吾を呼び、そして吾の主となったのだから」
羽「オーロラ様のマスターだからこそ、オーロラ様の影響を受けない……なるほど、一理あります」
分「疑問は晴れたか？では次にいくぞ。残る側面は１つ。皆、気を引き締めよ」
？「あっちょっと待って……！オーロラ〜！」

スタスタと部屋を出てしまうオーロラを、私はまたも慌てて追いかけた。

[150 二次元好きの匿名さん 25/03/19(水) 23:15:08]

ほ

[151 二次元好きの匿名さん 25/03/20(木) 03:22:46]

保守

[152 二次元好きの匿名さん 25/03/20(木) 08:17:26]

保守

[153 二次元好きの匿名さん 25/03/20(木) 16:45:29]

保守

[154 クトゥドゥア・ホルン 25/03/20(木) 17:17:54]

楽園の扉が開かれるまで、あと8日───

今回の1日限定英霊ガチャ

サーヴァント/一覧/番号順 - Fate/Grand Order @wiki 【FGO】

dice1d437=423 (423)

[155 二次元好きの匿名さん 25/03/20(木) 22:37:18]

保守

[156 二次元好きの匿名さん 25/03/21(金) 01:12:25]

保守

[157 二次元好きの匿名さん 25/03/21(金) 04:36:36]

保守

[158 二次元好きの匿名さん 25/03/21(金) 06:51:46]

保守