- 1二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 10:56:19
この度、わたくし政略結婚することとなりましたの
そこで政略結婚した史実お嬢様たちや歴史好きな第三者お嬢様たちに色々アドバイスやお話を聞きたいですわ
政略結婚で幸せになれた方やもしくは不幸だった方、まれにいる貴重な恋愛結婚した方のお話も色々どうぞですわ
また婚礼関連や結婚生活や各国の宮廷の様子やお嫁入りしたことでその国や宮廷や家に伝わったものや変わったこと等も知りたいですわ
国の西洋東洋は問いませんわ
(スレ画像が日本の姫様と西洋の姫様ですけれど相談している姫お嬢様の身分や国や政略結婚のお相手は設定しませんわ)
史実お嬢様のお名前や身分は明かしても明かさなくても結構ですわ
ネタスレなのでふんわりで楽しんでくださるとけっこうですわ
長文も歓迎ですわ
🌹お嬢様言葉でお願いしますわ
🌹時代はあにまん規約の第二次世界対戦まででお願いしますわ
🌹結婚のお話も規約に触れない程度でお願いします
- 2二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 10:58:09
昔は他国への嫁入り道中も命がけでしたわ
命を狙われているとかでなく(そういうのもあったかもしれませんけど)長時間の馬車移動が大変でしたの
それで目的地に着いたら亡くなっていたりもあったそうですわ
体力不足や今でいうエコノミー症候群もあったのかもしれませんわね
体力作りと移動中の休憩と水分大事ですわよ - 3二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 11:01:51
私15歳でロシアに嫁ぎましたけれど嫁入り旅の時はビールを飲み過ぎない方がよろしいですわよ
お腹を壊しますわ
私の時はお母様に飲酒を止められて治りましたわ
その事についてお父様にお手紙を出しましたからきっと安心されたと思いますわ💗 - 4二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 11:28:42
嫁入りでないですけれど婿入り道中の途中で暗殺されたヒッタイトの王子様おりましたわよね
国の情勢も気をつけないといけませんわよね - 5二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 11:40:07
お姉さまのお見合いでなぜか見初められ16歳で結婚することとなりましたわ
ウィーンまでドナウ川を下って汽船で向かい各地で大歓迎されましたわ
船からおりたあとは夫となる皇帝が出迎えにきてくれまして馬車で宮殿へと向かいましたわ
たしか結婚式は何日かしてからでしたけれどそこからは……──旅にでましたわ - 6二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 11:49:07
大名家の姫の婚礼調度で最も重要な意味を持ち婚礼行列の際には先頭で運ばれた物……それはズバリ貝桶ですわ！
夫婦和合の象徴として公家や大名家の嫁入り道具として貝の内側に美しい絵が描かれた合貝を納めた貝桶は八角形の形をしておりまして二個一対ですのよ
初音の調度品なんか有名ですわよね
婚礼行列が婚家に到着しますと、まず初めに貝桶を新婦側から婚家側に引き渡す｢貝桶渡し｣の儀式が行われますの
貝桶渡しは家老などの重臣が担当しまして大名家の婚礼に置いて重要な儀式でありましたのよ - 7二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 12:11:31
政略結婚のお相手の婚約者が亡くなってちょうど妻が亡くなって王妃がいないのでとそのままスライドして婚約者の父親と結婚する方もおりますわよね
年齢差は政略結婚では気にされませんわよね - 8二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 12:22:44
- 9二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 12:32:23
政略結婚といっても持参金関係で軽んじられることはあってもたくさん持ってお嫁入りしたとしても必ず重んじられるわけではないのがつらいですわ
愛妾たち関係は諦めるしかありませんわ… - 10二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 12:40:05
公妾といえばフランスが有名ですけれど英国の王様もなかなかですわよね
ご陽気な王様や101人の愛妾がいた王様もおりましたわよね
愛妾たちも華やかでしたわ - 11二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 12:48:51
まさかわたくしが王妃だなんて…
とてもお元気なお義兄様がいらしたから、考えもしませんでしたのよ
少し不器用だけれど誠実な夫をただ支えるだけですわ - 12二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 12:49:52
- 13二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 13:08:26
- 14二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 13:13:46
- 15二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 14:10:39
- 16二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 14:44:03
和平のための政略結婚も多いですわよね
私もその一人で漢からはるか遠くの烏孫に嫁ぎ烏孫公主とも呼ばれたりもしましたわ
文化が違うので色々大変ですけれど耐えがたかったのは老いた夫の烏孫王から夫の孫(私とは血縁なし)に嫁ぐように命令されたのは漢の人間からすれば受け入れがたいことでしたわ
遊牧民族である烏孫の習慣、いわゆるレビラト婚は未亡人を保護する目的があったそうですけれど、夫の孫の妻に、しかも夫が存命のうちからその孫の妻になるのはさすがに無理！となって皇帝にお手紙しましたけれど嫁ぎなさいと言われましたわ……
涙ながらに詩を残しますわ - 17二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 16:19:46
スウェーデンの宮廷はああ見えて結構お堅いですわよ
夫とは政略結婚ではありませんけれど、所縁もない夫が色々あってスウェーデン王になりましたので私は王妃になりましたわ
先に夫や息子がスウェーデンに行き仕方がなく私も後から行きましたわ
宮廷言語はフランス語でしたので宮廷内の言葉は大丈夫でしたけれどスウェーデン語はわかりませんし、寒いし、なんか馴染もうとは思えませんでしたわ
フランスに戻りたいですわ
でも前々々の王妃様は他国から嫁入りして馴染めない辛さを知っているか優しかったですわ
そういえば言葉に関しては夫もスウェーデン語を頑張っていたみたいですけれど結局完璧には取得できなくてフランス語で通したみたいですわね - 18二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 16:32:38
政略結婚って要は体のいい人質ですわよね
お家のために命を落とすこともありますわよ
お気をつけ遊ばせ - 19二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 16:50:42
- 20二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 17:30:46
私は政略結婚で叔父さまと結婚しましたわ
私の一族では珍しくありませんわ
夫とは年が離れていましたけれど趣味が同じ音楽でとても気が合いましたわ
共通の趣味がありますと楽しいですわよ
ちなみに私、夫のことを親しみを込めて「叔父さま」と呼んでいましたわ - 21二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 17:33:38
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- 22二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 17:36:21
センスもよくないといけませんわ
- 23二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 17:58:15
花嫁衣装の話をしていいかしら
大昔、花嫁衣装は結婚式のためにドレスを仕立てるのではなく花嫁が持っている一番良いドレスを金や銀、宝石などで豪華に飾り立て花嫁衣裳としてたそうですわ
私が嫁いだのもそんな時代だったと思いますけれど宝石などで飾られた花嫁衣装はかなり豪華だったそうですわ
でも、私の記録はそれだけ
多分、王妃としては可も不可もなく目立たない存在だったのでしょうね
なんだかちょっと寂しいですけれど記録があるだけましなのかもしれませんわね - 24二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 19:27:08
持参金は実家側をちゃんと確認しておいた方がいいですわよ
私の時、よりによって父親が持参金を惜しんで約束の分払いませんでしたわ
私、肩身が狭かったですわ
持参金は離婚した際、戻ってきますからトラブルにならないように自分でも知っておいた方がいいですわよ - 25二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 19:55:58
花嫁衣装にも歴史がありますけれど白いドレスを流行らせましたのは私ですわよ
私の前にも白いウェディングドレスを着た方はおりますけれど当時は珍しかったですわ
幅広のホニトンレースのひだ飾りのついたクリーム色のサテンのドレスでレースは古いレースのデザインを模倣したものでしたわ
ドレスのトレーンの長さは 18フィート (5.5 m)でベールは長さ4ヤード (3.7 m)、幅0.75ヤード (0.69 m)でしたわ
ちなみに私の身長は145cmですわ
このドレスは英国産業の支援でもありましたのよ
そしてアクセサリーは「トルコのダイヤモンド」のネックレスとイアリング、それに最愛の夫から贈られた美しいサファイアのブローチ、そしてティアラの代わりにヴェールの上に被った花輪は豊かさと多産のシンボルの白いオレンジの花でドレスにもオレンジの花が飾り付けられていて素敵で日記にも書きましたわ - 26二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 03:21:12
その昔、絹織物のおカイコ様関連は門外不出でしたの
ですけれどとある中国の王女様が嫁ぐ時に蚕の卵を髪の中もしくは綿帽子にエサとなる桑も隠してホータン王に嫁いできましてホータン王国が中国以外で初めて絹が生産された場所になったそうですわ
単に姫様が絹の着物を着たかったのかもしれませんけど花嫁の持参金だとしたらかなり歴史を動かした貴重な持参金となりますわね
ちなみにソースは壁画で1世記頃のお話だそうですわ
おカイコ様の卵は温度湿度調整に非常にデリケートなものでして幕末に幕府からフランスに緊急援助で贈った蚕の卵は蚕紙(蚕の卵が産み付けられた紙)でしたけれど送る季節を考慮されたりしていましたわ
最初にヨーロッパ(東ローマ帝国)に伝えられた方法ですと竹の容器だか竹杖に蚕の卵か幼蚕を隠して持ち込んだそうですわ
おカイコ様たちタフで良かったですわ - 27二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 03:29:26
>>17様の時代の後にはスウェーデンも他のヨーロッパ王家と比べ堅苦しさが格段に少ないと言われるようになりますわ
恋愛結婚でベルギー王子に嫁がれたスウェーデン王女が夫や子供たちと宮殿近くの館に住んでいた頃、子供たちのためになるべく普通の生活を送るよう心がけていたそうですわ
その時上流階級のなかには彼女が儀礼を心得ていないと批判する者もいたそうですけれど多くの国民は子供たちを連れて大通りを散歩する姿を敬愛していたそうですわ
- 28二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 08:52:51
泣く泣くお嫁に行くお嬢様がいる反面、実はお婿さん側の殿方も泣く泣く恋人と別れていたりしますわ
要領のいい方ですとしれっとそのまま愛妾にしていたりもありますけれど婚家側の圧力などできっちり精算されたりもありますわ
どちらも辛いですわ - 29二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 09:26:09
格上の相手と政略結婚できれば国やお家や安泰！
……ともいかないのが政治の世界ですわ
例えば私の父であるアッシリア王のサルゴン２世は私が嫁いだタバルという小国をぷちっと潰されましたわ
確かに夫がアッシリアの敵と連絡を取っていたのは事実ですけれど私自身は戦争が始まってからも何の危害も与えられておりませんでしたわ
最後は夫が父に負けて玉座から引きずり降ろされるのと同時に私もアッシリアに連れ戻されてしまいましたの……
こういう風に嫁ぎ先を実家が潰しにかかるのは古今東西よくあることですから皆様もお気を付けなさって
……余談ですけれどそんな父のサルゴン２世は晩年に反乱を起こしたタバルの遠征に失敗して戦死されましたわ
ざまーみろですわ！！！ - 30二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 10:13:50
- 31二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 10:15:01
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- 32二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 11:06:34
日本でも政略結婚は多くありましたわ
戦国時代だと武田・今川・北条の三国同盟の時にそれぞれの家の次世代が結ばれて同盟関係を強固にしましたの！
三組ともラブラブの夫婦だったそうですわー！
ですけれど斜陽になった今川家を見て武田家に嫁いでいた今川のお嬢様は信玄公によって強制的に離婚されられて（夫である信玄公のご子息は文字通り死ぬ気で反対してましたわ）
それによって関係の悪化した北条家も武田家のお嬢様を実家に送り返して（夫である北条家のご子息は後日再度同盟を結んだ際に「亡くなった妻の遺骨を送ってほしいですわ…」と頼んでいましたわ）
結局この三組のカップルはほとんど悲恋で終わってしまいましたわ
……今川氏真と北条家のお嬢様のご夫婦以外は - 33二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 14:57:15
- 34二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 17:18:29
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- 35二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 17:18:52
有名な前田利家さまの息子である利常さまは正室に徳川秀忠さまの娘の珠姫さまを迎えておりますわ
これは謀反を疑われた前田家を家康さまが許す代わりに縁組した政略結婚でしたの
でも幼くして（利常さま11歳・珠姫さま6歳）結ばれた二人は非常に夫婦が仲がよろしくて珠姫さまは父の秀忠さまに「参勤交代で江戸にいる旦那様を早く返して下さいませ」と手紙を書くほどでしたわ
子宝にも恵まれて８人もの子供にも恵まれましたの
……ですけれど時代はまだ戦国の遺風が残る江戸時代初期
あまりに夫婦仲が良いため外様最大の加賀藩に珠姫さまを通して江戸幕府の情報が漏れることを恐れた彼女の乳母は珠姫さまを隔離してしまいますの
乳母は利常さまに「珠姫さまは産後の肥立ちが悪くて養生しておりますの」と伝えることで隔離の事実を隠したのですけれど事情を知らない珠姫さまは「旦那様に飽きられてしまいましたわ……」と誤解してしまいましたの……
でも臨終の床についた珠姫さまの元に利常さまが無理やり部屋に押し入って駆けつけて下さり二人は最期の言葉を交わすことができましたわ……
愛する妻の最期の言葉で事態を察した利常さまが元凶となった乳母を惨い殺し方をしたとしても仕方ないのことかもしれませんわね…… - 36二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 22:28:42
- 37二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 06:22:09
- 38二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 06:32:20
- 39二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 08:45:58
- 40二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 09:26:39
古代の政略結婚の話をしますわ！
かの高名なアレクサンドロス大王は亡くなる少し前にダレイオス三世の娘と結婚しておりますの
これだけでしたら征服したペルシア帝国領を円満に治めるためのよくある政略結婚ですけれど……大王の違う所は臣下たちにもペルシア人との結婚を強要したことですわ！
おそらくギリシアとペルシアの融和のために行ったのでしょうけれど当時のギリシア人にとってペルシア人は百年来の宿敵だったので不満が多かったのですの
結局この時国際結婚した夫婦のほとんどは大王の死後に離婚してしまったのですわ……
でもその中で後に大王のディアドコイとしてセレウコス朝の開祖となったセレウコスだけは離婚しなかったのですの
このことは大王の東方領土……旧ペルシア帝国領を受け継いだセレウコスにとって政治的にも大事な意味がありましたわ
でも彼は妻との間に三人の子供に恵まれただけでなく妻の名前を由来とするアパメアという都市を建設しておりすの
政治的なアレコレだけではなく純粋に彼女を愛していたのでしょうね
素敵ですわ - 41二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 12:44:15
あるデンマークの王子様(王様)の美しい初恋の終わりのお話ですわ
王子様には恋人に高位貴族のお嬢様がいて二人は結婚を望みましたけれど反対されましたわ
そしてお嬢様には別の縁談の話がでていましたの
でも王子様は諦めきれずに王に即位した後も結婚を望みましたわ
思慮深い恋人のお嬢様は他の貴族たちに反発されていたのもあり「結婚はしない方がいいですわ」と王となった王子様を説得しましたわ
でも王様はなんとこの後も10年ぐらい恋人との結婚を諦めきれなかったそうですわ
ですけれど仮にも王
お世継ぎ問題も有り、とうとう年貢の納め時で従妹のお嬢様と婚約しますわ
そして王様は婚約に先立ち、なんと婚約者の従妹の母親で王の叔母に恋人を紹介したそうですわ
これは「自分の初恋の人を知ってほしい」的な別れの儀式みたいなものだったそうですわ
そして王が結婚した後に元恋人のお嬢様は婚約者と結婚しますわ
しかし悲しいことに元恋人のお嬢様は結婚した半年後に夫を亡くし未亡人になりましたわ
けれど王の元へ行くことはなく亡き夫の家庭を支えたそうですわ
この王の初恋の元恋人のお嬢様に王家の方々は優しく、王の妹をはじめ王家の方が色々援助してくれたそうですわ
本当に素敵なお嬢様だったのでしょうね
- 42二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 12:47:39
続きですけれど、この王子様(王)はデンマークのフレデリク2世ですわ
私この話を知ったときに北方七年戦争のフレデリク2世(大酒飲みで野心的と言われる方)とあまりにも印象が違うので驚きましたわ
フレゼリク2世 (デンマーク王) - Wikipediaja.m.wikipedia.orgちなみにフレデリク2世は独身時代にエリザベス1世に求婚して断られていますわ
そこはさすがに政略結婚的なものとはいえ王なりに色々考えていたのでしょうね
フレデリク2世が結婚したときは王は37歳、王妃はなんと14歳!の年の差婚でしたわ
王妃となったゾフィー様も若いながらも賢妃で素敵な方だったそうですわ
ただ夫婦仲は悪くなかったそうですけれど(７子もうけてますわ)年の差が有りすぎたのか夫の浮気には悩まされたようで(浮気相手は美しい初恋の恋人ではない)王よ……となりましたわ
このお二人の娘アンナ様がスコットランド王ジェームズ6世(後にエリザベス1世のあとを継ぎイングランド王ジェームズ1世になる)に嫁ぎますけれどエピソードてんこ盛りで面白いですわ
婚約決めるにも各国のバランスやそれぞれの王や貴族の意向が働きますので政略結婚の調整も大変ですわ
- 43二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 13:50:37
人違いでしたらごめんあそばせ
多分ですけれど>>5の方のウィーンへ旅立つ前の送別会で着用した裾やフリルに黒の縁取りや模様の入った白いドレスがとても可愛いのですわ！
あと戴冠式で着た胸元の真珠の飾りと両肩サイドのリボンのドレスも可愛いデザインに白と黒で意外とシックな色合いで素敵ですのよ
ウェディングドレスの写真も探しましたけれど見つけれませんでしたわ
どんなデザインか気になりますわ
- 44二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 13:58:50
- 45二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 16:30:28
写真がない時代は肖像画がお見合い写真がわりでしたわ
ですので美化されている場合もありまして肖像画で結婚を決めてワクワクしていましたところ本人と会ってガッカリということもありましたわ
そして私はガッカリされた側でしたわ……
一応、国際関係もはらみますのでなんかこじつけぽい理由と床入りも無かったので『王の妹』の称号をいただき結婚は無効になりましたわ
他の妻たちが処刑やらなんやらを考えますと2軒の家と十分な年金を約束され平和に離れることができましたのでかえって良かった気がしますわ - 46二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 19:37:54
- 47二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 19:42:52
- 48二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 00:33:23
アレクサンドロス大王絡みでもう一組の夫婦を紹介しますわ
大王の臣下にカッサンドロスという将がいたのですけれど、彼は大王の臣下であるにも関わらず、大王の事を激しく憎んでいたそうですわ
大王の死後にディアドコイ戦争が勃発すると、彼は徐々にマケドニア本国を掌握し、自身の権力の邪魔になる他の武将や大王の母親などを排除していきましたわ
そして……遂には大王の遺した妻や子供さえも……処刑してしまったのですの
……前置きが長くなってしまいましたわね
そんなカッサンドロスが結婚したのは驚くことに、あの憎悪する大王の妹であるテッサロニカでしたわ
彼女は後ろ盾である義母が処刑されたことで、無理やりカッサンドロスと結婚させられましたの
カッサンドロスが大王の一族を殺し回ったのも、ほぼ唯一の王族となったテッサロニカの夫という立場で自身の王位の正当性を高めるためでしたわ
王位簒奪の道具にされたテッサロニカとカッサンドロスの夫婦仲は当然最悪……と言いたいのですけれど、実際はかなり幸せな家庭を築いていたようですの！
カッサンドロスは彼女を丁重に扱い、ある都市を妻の名前に由来する「テッサロニキ」に改名して彼女に名誉をプレゼントしたりしましたわ
子供にも三人恵まれて、夫に先立たれるまで殺されたり幽閉されたりすることもありませんでしたわ
片や憎きかつての主君の妹
片や自分の一族を皆殺しにした男
二人がどのような経緯でその仲を深めていったか歴史は語りませんですけれど……中々想像しがいのある関係だと私は思いますの
- 49二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 01:02:31
このレスは削除されています
- 50二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 01:09:27
- 51二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 08:26:24
- 52二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 08:31:10
- 53二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 09:24:41
着物の婚礼衣装の白無垢が「あなた色に染まります」
黒無垢が「私はすでにあなたの色に染まっています」
という意味合いがあると聞いていましたから黒のドレスは黒無垢のドレス版と思っていましたわ
歴史がありましたわ
- 54二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 09:38:21
私の夫はかの漢の高祖・劉邦様の息子で私自身もその妻である呂后様の一族出身という高貴なる身分ですの！
夫は劉邦様の息子とはいえ庶子ですから劉邦様が亡くなって呂后様が権力を握った今は私の方が力は上ですわ！
まあ私は優しいのでそんなうだつが上がらない夫にもちゃーんと尽くしてあげますけれどね！
謀反の噂とか立てられたら困りますし呂后様に変な言動をしないか私自ら見張ってあげますわ！
感謝しなさいませ！ おーっほっほっほ！
……なのに夫は私よりも側室の方とばかり過ごしていますの
昼間も夜もあの女とばかり過ごしているのですわ……私なんて夫と数回しか寝所を共にしてありませんのに
だから夫の寵愛を奪うあの生意気な女にはきちんと罰を与えてあげましたわ！
私自ら毒を仕込んであげたのですから光栄に思うことですわね！
…………そしたら夫は泣き叫んでついには自殺してしまいましたわ
なぜですの…… - 55二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 10:52:20
- 56二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 16:11:22
婚約したけど悲恋に終わるケースもありますわ
頼朝の娘大姫と木曽義仲の息子の義高
それと織田信長の息子の信忠と武田信玄の娘の松姫辺りが有名ですわね - 57二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 23:45:04
有力者が衰退した王朝の皇后に自分の娘を立てるというのは古今東西よくありましたわ
皇帝の舅として権力を握るためですわね
ただいくら有力者の娘とはいえ頭がクルクルパーだったり下品だったりすると父親である有力者の品格が疑われてしまいますわ
だから娘に英才教育を施したり厳しく躾けて皇后に相応しいお嬢様に育ててから宮中に入れてましたわ
……さてそんな風に淑女たれと育てられたお嬢様が果たして自分の夫を無碍に扱う親族に好感を抱くでしょうか？
結果として新の王莽の大叔母にして前漢の皇后だった王皇后や隋の楊堅の娘にして北周の皇后だった楊麗華など「夫の実家を乗っ取った父親や親族絶対許さないウーマン」が誕生することになりましたわ - 58二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 23:53:52
皆さま、なかなかハードな政略結婚されていますわ…
- 59二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 03:28:17
深夜ですので小笠原流古式の床入りの話をしますわ
あの有名な小笠原流には床入りのしきたりがありますわ
床入りは結婚初夜のしきたりのひとつですわ
①寝所には比翼枕、犬張子、乱箱、守刀、鶺鴒台(セキレイだい)などを置いときますわ
セッティングはお任せしてよろしいかと思いますわ
②新夫婦は、角盥（つのだらい）に穂長（ほなが）と青石（あおいし）3つを入れ、手水を使いますわ
③床には先に新婦が入り新郎が続いて床に入りますわ
鶺鴒台のセキレイの由来はイザナギとイザナミが性交の仕方が分からなかったところにセキレイが現れセキレイが尾を上下に振る動作を見て性交の仕方を知ったというのが由来らしいですわ
ざっくりですけれどこんな感じだそうですわ
「お試しになって」と言いたいところですけれど私もただの聞きかじりですわ
ごめんあそばせ - 60二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 08:42:06
- 61二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 08:46:55
- 62二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 08:53:54
その二組大好きな政略結婚予定組ですわ！
大姫様と義高様は初めて読んだ子供向けの歴史本で知りましたわ(今思うとマニアックな本ですわね)
信忠様と松姫様は文通エピソードが可愛くて好きでしたわ
どちらも結婚していたらどんな夫婦になられていたのか見たかったですわ
- 63二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 08:58:31
- 64二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 08:59:31
- 65二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 10:01:48
徳川家光とその奥様は昔は家光様がホm――失礼しましたわ――女性に興味が薄いから仲が悪かったとされていましたけれど最近の研究ではそこまで邪険にされていなかったのでは？と言われていますわね
でも徳川将軍15代の中で正室の子供として生まれたのが家康・家光・慶喜の三人しかいないのは驚きですわ
政略結婚とはいえ家治様と姫宮様のように仲睦まじいご夫婦もいらっしゃったというのに……これも巡り合わせというものなのでしょうか？ - 66二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 11:45:32
スペインの王女様たちの話ですわ
政略結婚でイングランドに嫁がれた方はスペイン風の横に広がるドレス(いわゆるパニエですわね)がお洒落！とイングランドの宮廷で流行になりましたわ
けれどフランスに嫁がれた方は洗練されたフランスのドレスやマナーに馴染めず万事スペイン流で通しましたわ
けれどさすがに４年位経った頃にはフランス流を受け入れたそうですわ
そして美しさに磨きをかけたそうですわ
流行を作る側になるのか乗る側になるのかそこの宮廷にもよりますのね
いつの世もファッションは難しいですわ - 67二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 13:10:07
少々古いのですけれどケロロのモアちゃん様思い出してしまいましたわ
- 68二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 13:20:57
- 69二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 14:22:32
- 70二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 18:37:09
ぽっちゃりでも幸せな政略結婚はできますわよ～
ルイ16世の妹クロティルデ様がいらっしゃいますわよ
「ぽっちゃり婦人」というあだ名もあったとか
クロティルデ様はサルデーニャ王カルロ・エマヌエーレ4世の妃でして子供ができませんでしたけれど夫婦仲がとても良かったのですわ
サルデーニャ王国という領土は現在のイタリアとフランスにまたがり、サルデーニャ島、ピエモンテ、サヴォワ等を統治した国で首都はトリノでしたわ
フランス革命発生後、国を脱出した親族らをトリノへ迎え入れたそうですわ
1796年にカルロ様はサルディーニャ王に即位もナポレオン大暴れで本土に持つ領土をフランスに占領され一家はサルデーニャ島へ逃れることになりましたわ
けれど統治に関心の薄かったカルロ様は王妃クロティルデ様とともに裕福なコロンナ家に居候…いえ食客となりローマやナポリで芸術や音楽にと優雅に生活したそうですわ
クロティルデ様が死去した際にはカルロ様は悲しさのあまりに退位し王位は弟のヴィットーリオ・エマヌエーレ1世様が継いだそうですわ
王としてはどうかと思いますけれど激動の時代に気の合う良き夫と巡りあえて幸せだったと思いますわ
クロティルデ・ディ・ボルボーネ＝フランチア - Wikipediaja.m.wikipedia.org - 71二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 23:14:41
- 72二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 08:57:30
- 73二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 09:07:42
家光様のお話を聞きましてそういうこともありますわよねとなりましたけれど例え恋愛対象でなくてもそこまで険悪でないのならまた救いはありますわよね
それにしても思っていたより母親が正室の将軍は少ないのですわね
- 74二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 09:09:42
- 75二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 09:12:31
- 76二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 09:14:47
- 77二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 09:18:46
ルイ16世様にこのような妹様がいらっしゃるとは知りませんでしたわ
幸せ太りもありますし子供がいなくても夫婦仲がよろしいのはとても素敵ですわ
激動の時代にフランス王家の方が幸せに生きていたのは良かったですわ
- 78二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 09:24:25
- 79二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 09:38:26
- 80二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 16:58:18
- 81二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 21:20:01
私も政略結婚で父の同盟者と結婚しましたわ
夫は私より20歳以上年上でしたけれどとても紳士的で素敵な方でしたの
結婚生活も上手くいってて幸せでしたけれど……私は娘を出産した後に身体を壊してしまってそのまま……
私の死後に父のカエサルと夫のポンペイウスが殺し合ってしまったのは本当に悲しいことですの…… - 82二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 22:09:47
- 83二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 22:20:19
わたくしもオーストリアに嫁いだのですが冷え切った夫婦生活の末に夫に愛人と心中されましたわ。
ところで一緒に心中した愛人のヴェッツェラ夫人って結局何者なんですの？ 心中の前夜も別の愛人のところで飲んでたっていうのに。 - 84二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 03:54:48
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- 85二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 04:46:29
初顔合わせ、特に初夜の時には必ずお風呂に入るのをオススメしますわ
その昔、ヨーロッパではお風呂は体に悪いと忌避されていた時代もあり臭い対策に香水が発達したという説もありますわ
けれど体を洗わないとどうしても臭いはするもの
ゴージャスなドレスも簡単には洗濯できませんわ
臭いものが不快なのはいつの世も同じらしくどんなに美人の花嫁でも気に入らなかった若しくは初夜がうまくいかなかった時の王の理由(表向きにはオブラート、でも側近とかにはけっこうどストレートに言っていますわ)が花嫁の匂いに関することがけっこうありますわ
なかには結婚の無効にまで発展することもありましたわ
なかにはそれを好むマニアックな方もおりますけれどそちらはレアなケースと思いますわ - 86二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 09:06:14
- 87二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 09:14:17
- 88二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 09:23:27
- 89二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 09:32:46
- 90二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 16:31:58
西ヨーロッパにフォークを伝えたのビザンチン帝国の2人の王女だと言われていますわ
神聖ローマ皇帝オットー2世に嫁いだテオファヌ様とヴェネツィアのドージェ・ドメニコ・セルヴォに嫁いだテオドラ様ですわ
フォークが伝わるまでは西ヨーロッパではスプーンでスープを飲みナイフで肉を切りながら主に手づかみで食べていたそうですわ
初期のフォークは歯が2つしかなく単に肉を切るときに切りやすくする道具でしてすくって口元に運ぶのには適していなかったそうですわ
そして南欧以外のヨーロッパではフォークがなかなか浸透しなかったそうですけれどフランスにはイタリア出身のカトリーヌ・ド・メディシス様がフランス王アンリ2世に嫁入りした際にイタリア料理人と共に嫁入り道具としてフォークも伝わったそうですわ
またカトリーヌ様はバレエもフランスに伝えたと言われておりますわね
ただ現在のバレエとはまたちょっと違うそうですわ