- 1なぎさの周りを曇らせ隊25/03/08(土) 13:02:15
誰か供給してくれませんか、ナギサ様の周囲が曇っている様子を。失敗しててもいいし成功してもいい!
1スレ目
【閲覧注意】ここだけナギサ様があはは…のあとにショックで自◯未遂をした世界線|あにまん掲示板誰か供給してくれませんか、ナギサ様の周囲が曇っている様子を。失敗しててもいいし成功してもいい!私の想定としては、セーフティーハウスに入りそのまま部屋へ入る許可を誰にも出さず、入った何日目かに、「私がミ…bbs.animanch.com2スレ目
【閲覧注意】ここだけナギサ様があはは…のあとにショックで自◯未遂をした世界線 2|あにまん掲示板誰か供給してくれませんか、ナギサ様の周囲が曇っている様子を。失敗しててもいいし成功してもいい!私の想定としては、セーフティーハウスに入りそのまま部屋へ入る許可を誰にも出さず、入った何日目かに、「私がミ…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 13:28:02
立て乙
- 3二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 13:32:54
とりあえず保守
- 4二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 13:41:41
保守
- 5二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 13:51:06
ルート分岐はありますか?
- 6二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 14:07:41
保守
- 7二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 14:44:52
縦乙
- 8二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 14:46:41
たて乙
- 9◆2rKpMml/3qqF25/03/08(土) 14:50:56
一応、やってみたいけど本編の状況的にもうならないと思われるいくつかパターンを考えてはいるのでそれはIFとして書こうかなとは考えているものがあります。
一部公開すると、
・ナギサが自殺未遂の後、回復したときに先生に依存したとしたら
とか。あと純粋にBADルートも書くかもしれない。
ただ、多分一旦今書いているやつを終わらせてからになる以上、結構遅くなると思います。
他の人が書いてくれてもいいんだぜ。
- 10二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 15:01:17
SSできるあにまん民は希少種なんだよー(絶望)
- 11二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 16:01:20
過去や今までの人生を全部捨てて、キヴォトスの外で新しい生活を始めるルートも見たいな
- 12二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 16:57:34
前スレの「先生は子供らしさを押し付ける」ってのを見てなるほどなぁってなった
- 13二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 18:38:34
これまではそれで上手くいってたしそうしなければキヴォトスが滅ぶ案件だったけど今回はキヴォトスが滅ぶかどうかは別としてナギサが責任を最後の拠り所にしてたのを取り上げる形になっちゃったのがね…
- 14◆2rKpMml/3qqF25/03/08(土) 18:45:32
前スレ192から
――――――
ナギサが全ての仕事を背負うということは、ナギサの身体に過剰な負担をかけると同時に先生の請け負う仕事が減るという点において先生に自由を与えていた。つまりはその分他の所に手が回るようになっていた。そんな先生は救護騎士団のもとにやってきていた。ハスミとツルギは未だ眠っていた、状態としては怪我をしているものの命に別状はなく、経過も良好だとハナエが言っていた。
「……。」
そうしているとハスミが起き上がり、周りを見回す。先生を見つけると寝起きで朦朧とした状態で意識を失う前のことを思い出す。
「……先生。ここは……一体何が……。」
”ハスミ、良かった……。”
起き上がったハスミが特に問題の無さそうな様子であったことに安堵する。
「……はい、危ないところでしたが……何とか。ツルギやほかのみんなは……。」
そうしてハスミはさらに見知った顔を探す。
すると、ツルギが目を覚ましたようなのでそちらを向き、向かう。ツルギは周りをしばらくきょろきょろと見回した後、口を開いてあわあわとしだした。
「ぎゃああああぁぁぁっ!?せ、先生!?どうしてここに!?」
「あっ、ツルギさん!って、もう動けるんですか!?さすがは正義実現委員会の委員長さんですね!」 - 15ナギサの周りを曇らせ隊25/03/08(土) 23:01:44
保守
- 16二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 06:55:07
ナギサを救うための方法は何だろうか…
- 17◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 09:56:15
セナも救急医学部として現在はトリニティの救護騎士団の方に臨時配置されているらしく、多少違う設備などについて共有してもらいながら処置をしているらしいという話だった。
「それはともかく、ご無事で何よりです。先生。」
”セナのおかげだよ。”
「いえ、大人の治療は初めてでしたが、どうにかなって何よりです。」
「先生……。」
と、治療されていたチナツが動こうとすると
「チナツ、まだ動いてはダメです。横になってなさい。先輩命令です。」
という風にセナに制止されていた。
風紀委員会の面々も正義実現委員会と同様、アリウスの精鋭たちと戦い、それなりに消耗していた。そのために、同じく治療を受けていたのだった。
「私、今は風紀委員会所属ですが……。」
「今から救急医学部に戻ってきてもいいのですよ?質の良い死た……いえ、負傷者たちに好きなだけ触れますし。」
「いえ、私は別に……丁重にお断りしておきますね……。」
と、絶賛ブラック職場となっている救急医学部への再勧誘をチナツは拒否した。勧誘の文句が物騒すぎたんだ。
「先生……。」
「アコちゃんまだ動いちゃ、ぐっ……!」
”アコもイオリも、怪我はともかく無事でよかった……。”
そうして現状の情報交換を風紀委員会の面々と始める。
「委員長がいなくなってしまい……。部屋にもおらず、連絡もつかなくて……。先生、委員長を頼めませんか……。」
”うん、任せて。”
一つ一つ解決できることをこなすことが重要だ。
- 18◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 09:56:58
――――――
セーフハウスに行く。
「先生、ナギサさんが連れていかれるとき私はとっさに動けませんでした。私は、いつものように即決できなかったのです。」
”ミネ……。”
「患者が助かるにもかかわらず、自らの治療を拒否して命を絶とうとするのなら私は間違いなくそれを止めます。ですが、その患者を見捨てることでより多くの命が助かるとしたら、そして患者自身もそれを望んでいるのだとしたらどうすればよかったのでしょうか。」
ミネは普段の彼女の様子とは少し違って落ち込んでいるような様子だった。
「先生はトリアージというものを知っていますか。非常に多数の負傷者が出た際にその負傷の度合いによって、タグをつけて治療順を選別するのです。優先順位の1位は赤色、緊急治療の必要な人、2位は黄色、治療の必要はありますが大気のできる人、3位は緑色、入院の必要のない患者、そして4位は黒色、治療の適応がない人です。つまりはその場でどれだけ治療をしても助けられない人を私たちは見捨てる必要があるのです。そのような人に数少ない医療設備をつぎ込むこと自体がより多くの死傷者を生み出すからです。ナギサ様を見捨てれば、より多くの人が助かるかもしれない。彼女はこの事態にある程度収拾をつけてしまえる。そう思ってしまったのです。その結果、ナギサ様は……。」
”ミネ、君は一つ間違えているよ。”
「先生、それは一体……。」
”ナギサは、まだ助けることができる。……一人で全部背負い込もうとする彼女を過労から解放しなきゃいけない。そうでしょ?”
「先生、つまりは私に彼女を直接救護しろと?」
”ミネにはミネにしかできないことがある。そして、私はその出来ない部分をミネに頼る。”
「先生は厳しいですね?」
”その方が今は多分いいでしょ?”
- 19◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 12:57:08
――――――
補習授業部たちのところへ向かう
「先生、アズサちゃんが……。」
「……。」
「……。」
「アズサちゃんが一人で戦っています。まだ、一人でずっと……。」
”……うん。”
「居場所が違うんだ、っ……てそれで私何もわからなく……。こんな大変なことになってしまって……もう、私みたいな普通の学生にできることなんて……。どうすれば、アズサちゃんを……だって、私は……。」
自分の無力さを嘆くヒフミ。しかしそれでも、
「……。」
「それでも、放っておくわけにはいかないでしょ!?」
「コハルちゃん……。」
「立ち位置なんて関係ない!わ、私は知ってる……!ひとりでいることとか、置いていかれることとか、それがすごく悲しいって!だから、アズサをひとりにはさせられない……!」
「はい、ひとりだけで全部背負おうとするなんて寂しいですからね。」
”ここまでずっと、ヒフミが引っ張ってきてくれた。”
「……。」
困惑するヒフミに先生は続ける。
”みんなの努力は勿論だけど、ヒフミがここまで頑張ってきてくれたから。たとえ平凡でも、自分たちの目指すものを諦めなかったから。”
「私は頑張った。でもその陰で、あんたがたくさんの面倒なこととか、部長として色んな事をしてくれたのも……そのおかげで頑張れたのも、ちゃんと知ってる。」
「そうですよ。ヒフミちゃんが諦めずにいてくれたから、私も今こうしてここにいられるんです。」
「コハルちゃん、ハナコちゃん……。」
”だから大丈夫。どうしても分からないときは、私もいるから。今はダメだとしても。一緒に悩んで、相談して、解決しよう。”
「……。……はい、ありがとうございます。私もちゃんと学びました。諦めません。いつまでも悩みません。私は、私にできることを……!……アズサちゃんを助けに行きます。」
”……ヒフミはいつもそうだったもんね。私も同じようにヒフミを手伝うよ。……それにあとで、ヒフミには私も少し頼らせてもらうからね。”
「先生!?」
- 20◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 12:57:31
- 21二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 13:07:35
- 22二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 13:19:05
伝えておかなきゃならない事はまだ残ってたかあ……
- 23二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 13:25:59
「言いたいことは、伝えないといけない」
つまりヒフミは言伝なんか他人に頼まない人ということで、おいハナコどう思うよ? - 24二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 13:26:18
- 25二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 13:32:42
いやあ、ここから更に酷いことになりそうでワクワクしてきたぞ
というかテロ仕掛られたっていう緊急事態でセイアとミカが動けないからナギサがやるしかないっていう、なんかもう感情とか信頼とか関係なしでどうしようもない事態なんだよね
まず物理的にナギサの代わりにまとめられる人が居ないと何言っても無理だから詰んでない? - 26二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 13:34:10
- 27◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 13:37:58
――――――
「みんなを集めて、話して……繋がって、そして理解する。トリニティとゲヘナの生徒たちが徐々に……。アリウスの憎しみがこもったユスティナ聖徒会が、トリニティとゲヘナに進撃してきている今。誰かに助けを求めて、求めあって……そうして少しずつ、寄り添おうとしている。そんな中、単身アリウススクワッドを防ごうとするアズサは……。古聖堂。楽園の名前が掲揚されながら、今は廃墟となったあの場所へ。アズサ、アリウススクワッド。そして先生もまた、そこへと向かう。しかし、先生。良き結末を迎えるためのタイムリミットは近いよ。君が手を伸ばさなければいけない存在はこんなにも多くいるのだから。助け合いからはみ出た存在もね。」
――――――
「……。」
「……。」
沈黙するアリウススクワッドの面々。
「アズサ……。」
怒りで顔を紅潮させながらアズサに向かって、サオリは告げる。
「よくも、よくも姫を……。絶対に許さない……!」
「私はサオリを止めてみせる。たとえサオリを刺し違えてでも。」
その言葉がさらにサオリの逆鱗に触れた。
「お前にそんなことができるか!私たちの怒りに、憎しみに、恨みに!耐えられるとでも思うのか!!」
「……私は、人殺しになる。」
双方が怒りに染まる。或いは、どちらも苦しみの中にいた。
サオリはミメシスを召喚し、叫ぶ。
「アズサぁっ!」
「……たとえもう、あの世界にもう戻れないとしても。」
一人のつぶやきが虚空に消えた。
- 28◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 14:10:02
どれだけの時間が経ったのだろうか。
「くっ……。」
「……何故だ、アズサ。何故そこまで足掻く。そこに何の意味がある?何を証明しようとしている?思い出せ、全ては――」
「……たとえ虚しくても、足掻くと決めた。」
「そこに、何の意味がある!!!」
さらに弾丸の雨がアズサを襲う。
「ぐっ……!!」
倒れ伏そうとするアズサを後ろから、少女が抱きとめる。
「……!?」
「……。」
「ヒフ、ミ……?」
突然の来訪者に、闘っていた者たちは驚く。
「増員、ですね……数は4、いえ、後ろにそれ以上……。」
「あれは……。」
補習授業部のメンバーたちが迷子の手を取りに来た。
「……なんだ、お前は?」
「普通の、トリニティの生徒です。」
「ヒフミ、ダメだ……どうしてこんなところに……。ここはヒフミみたいな、普通の人が来るべきところじゃ……。」
拒絶はもはや遠ざける方法にはならない。
「……。……はい、確かに私は普通で平凡です。先日見せてくれたガスマスクの姿が、本当のアズサちゃんなのだと。そのことも理解しました。そんなアズサちゃんは本当なら、私なんかには手の届かない世界に生きているのだと……そう言いたいのも分かりました。」
「ヒフミ……?」
「でも!!!アズサちゃんは一つ、大きな間違いをしています!!!」
大きく声を張り上げる。
「……!?」
「今ここで、私の本当の姿をお見せします!!!私の正体、それは……。」
マジックペンで数字が書かれた紙袋を被ると、叫ぶ。
「『覆面水着団』のリーダー、ファウストです!!」
- 29◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 14:14:52
「……え?」
思っていた斜め上の解答に困惑する。
「見てください、この恐ろしさ!アズサちゃんと並んだって、全然見劣りしないほど不気味でしょう!こっちの方が恐ろしくて怖いと言う人だっているはずです!」
「ひ、ヒフミ……?」
アリウススクワッドたちはその様子を見ながら沈黙する。
「……。」
「……!?」
「……。」
流石のアズサも困惑して、これに対して疑問を呈しようとする。
「ヒフミ、一体何を――」
「だからっ!!」
少し間をおいて、深呼吸をして告げる。
「だから私たちは、違う世界にいるなんてことはありません!」
「……。」
「同じです!隣にだっていられます!」
「だから世界が違うだなんて、一緒にいられないだなんて……そんなことを言わないでください!拒絶されても、すぐそばに行ってみせます!私は……!……私は、アズサちゃんのすぐそばにいます!こうやって、すぐ触れられるところに……!」
「ヒフミ……。でも、私のためにそんな嘘を言ってくれたところで……」
そう言いかけたとき。
「誰が嘘だって!?」
強く声が張り上げられ、数字が書かれた覆面姿の珍妙な格好をした者たちが現れる。
「いや~。なんだか大事なところみたいだね?」
「あの覆面、まさか……!?」
訳知り顔でハナコがつぶやく。
「目には目を、歯には歯を。無慈悲に、孤高に、我が道が如く魔境を行く……。」
「ん、それが私たちのモットー。」
「普段はアイドルとして活動していますが、夜になると悪人を副業をしてるグループなんです♧」
「別にそれ私たちのモットーじゃないから!?あと変な設定つけないで!」
「覆面水着団のリーダーであるファウストさんのご命令で、集合しました!」
突然がやがやと、意味の分からないことを言い出す集団が現れた。
- 30◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 14:15:16
「……!?」
「え、えっ!?」
「じ、実在したんですね……?」
勿論、困惑している補習授業部。
「あいつらは……。」
「……分からない。詳細なデータは無し。」
「覆面水着団……噂に過ぎないと思っていましたが、本当にいたんですねえ……。」
「……リーダー、あいつらヘラヘラしてるけど注意した方が良さそう。少なくとも舐めてかかると痛い目に遭う。
「……。」
突然現れたイレギュラーに対し、困惑しつつも冷静に実力を測ろうとするアリウスたち。
「なーに、うちのリーダーを泣かせようとしてるのかな~?ねぇ、そこの君たち?どこの誰なのか知らないけど、知らないよ?うちのファウストさんは怒ると怖いんだから。」
「何せファウストちゃんは最終的に、カイザーコーポレーションの幹部を倒しちゃったようなものなんですよ♧」
「ブラックマーケットの銀行だって襲える。朝飯前みたいに。」
「それにこの間だって、カイザーPMCを砲撃で吹っ飛ばしたんだからね!」
「そうだよ、恐ろしいんだよ~?生きて動く災いといっても過言じゃないし、暗黒街を支配するボスみたいなものなんだから。」
「うん、それがファウスト。」
次々に事実を基にした過剰演出を加えた内容を吹聴する。
「「「「ファウスト!ファウスト!!ファウスト!!!」」」」
全員に茶化され、さすがに気恥ずかしくなったファウストは紙袋を脱いだ。
「……。」
「ああっ、ファウストちゃんが紙袋を脱いでしまいました!?」
「あ~、流石に恥ずかしかったのかなー……?」
「せ、せっかく乗ってあげたのに!」
「私は何も恥ずかしくないけど。」
「シロコ先輩も、堂々としてないで早く取って!」
「ん……。」
そうして全員覆面を脱いだ。
「ま、まあとにかく、あらためて……。対策委員会、今度はヒフミちゃんのことを助けに来ました!!」
「ありがとうございます。対策委員会のみなさん……。」
- 31◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 14:15:47
- 32◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 14:17:11
――――――
これより少し前のことだ。ヒナの部屋にやってきた先生はノックした後、入った。
「っ、先生……。無事だった、のね……良かった……。どうやってここを……?まあ、先生には今更か……。」
”ヒナ……。”
「私は……もう……。ごめん、先生……私には、もう無理。私はもうダメ……だから……ガッカリさせて、悪いのだけれど。今は、帰ってほしい……私はもう、引退したと思ってもらって……。」
”……ヒナ。違うよ、私はここに、お礼を言いに来た。”
「お、お礼……?どうして……。先生を助けに来たことについてなら、気にしなくて良い……。それは当然私がやるべきことで、それにあの時私は……。」
”ううん。いつも頑張ってくれてありがとうって。もう頑張りすぎなくっても良いって、早く言ってあげたかった。”
「……っ!」
”ヒナは、ずっと頑張ってたから。”
「……。」
”それを言いたかった。だから休んでて、あとは私が何とかする。”
「ま、待って、何とかって……。でも、私は……。私……。……。私は……小鳥遊ホシノみたいには、なれない……。」
”……ホシノ?”
「私はあのアビドスの副会長みたいな……強い人じゃない……。アビドスの生徒会長……その遺体を発見したのは、小鳥遊ホシノだった。すごく、ものすごく大切な人だったはずなのに……。あれだけの苦しみを味わっておきながら、彼女はまだアビドスで戦ってる……私には、そんなことできない……。私は、そこまで強くない……あの瞬間私は、もう……。」
”ヒナ……。”
「私だって頑張った!!いつも頑張って、どうにかしようとして……。分かってもらえなくても、それでも……。けど私は、大事なところで……。先生は、ズルい……私はあの瞬間、ダメで……なのに、そんなことを言って……。私だって、小鳥遊ホシノや補習授業部みたいに……。先生に構ってほしかった、褒められたかった!!」
先生の悪癖。助けを求める人を優先して助ける。それは、ある種助けを求めるまで、耐えれてしまう子に対してはひどく残酷ではあった。
- 33◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 14:17:22
- 34二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 14:24:38
これ、指揮系統的に直下の正実の最強戦力が非常事態なのに勝手に動いてるから、上司のティーパーティーは胃が痛いよな…
- 35◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 14:31:27
――――――
風紀委員長が戦場に現れた。
「委員長……!」
「……待たせてごめん、アコ。みんなも無事で良かった。」
「いえ……はいっ!!」
「準備はできてるわね。先生の指示を待とう。」
「包囲、されてしまいましたねぇ……。」
「これはちょっと厳しいんじゃない、リーダー?」
「知ったことか。無限に増殖する『ユスティナ聖徒会』の前には等しく無意味。……むしろ好都合だ。アズサだけでなく、この場の全員に知らせてやれ。この世界の真実を……殺意と憎しみに満ちたこの世界で、あらゆる努力は無駄なのだと。足掻こうと何の意味もない、全ては無駄なのだということを!!」
「……。」
ヒフミが先生の方を向いたため、先生は黙って頷く。
「ヒフミ……。」
「アズサちゃん、私は今すごく怒ってます。すっごくです。」
「……。」
「ですが……それ以上に、無事でよかったです。すっごく怒ってましたが、よく考えればそれはアズサちゃんのせいではありません。ですから、私はもう怒っていません。」
「ヒフミ……。」
「ですが、あの方々についてはまだ怒っています。殺意ですとか、憎しみですとか……それが、この世界の真実ですとか……それを強要して、全ては虚しいのだと言い続けていましたが……。それでも、私は……!」
- 36◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 14:35:19
声を振り絞る。戦場に響くように、誰よりも強く強く。
「アズサちゃんが人殺しになるのは嫌です……。そんな暗くて憂鬱なお話、私は嫌なんです。それが真実だって、この世界の本質だって言われても、私は好きじゃないんです!私には、好きなものがあります!平凡で、大した個性も無い私ですが……自分の好きなものについては、絶対に譲れません!友情で苦難を乗り越え、努力がきちんと報われて、辛いことは慰めて、お友達と慰めあって……!苦しいことがあっても……誰しも最後は、笑顔になれるような!そんなハッピーエンドが私は好きなんです!!」
空に光が差す。祝福の光が大地を満たす。
「誰が何と言おうとも、何度だって言い続けてみせます!私たちの描くお話は、私たちで決めるんです!」
拳を握りしめ、宣言する。
「終わりになんてさせません、まだまだ続けていくんです!」
空の雲が消え去る。
「私たちの物語……私たちの、青春の物語を!!」
あんなにも恐ろしい空が、美しく晴れやかで明るい青空に一変し、辺りは光を完全に取り戻した。
「あ、雨雲が……。」
「気象の操作……?いや、これは……。」
「き、奇跡、ですか……?」
「っ、奇跡なんて無い!何これ……!まさか、戒律が……?」
”ここに宣言する。私たちが新しいエデン条約機構。”
「なっ……!?」
思わず怒りで顔を赤く染めながらサオリは先生を睨みつける。
- 37◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 14:36:00
――――――
「まさか……、これはエデン条約……先生、君は……。元々は、連邦生徒会長が作るはずだった条約……。そしてその連邦生徒会長が設立した連邦捜査機関『シャーレ』……。まさか、『シャーレ』が連邦生徒会長を代行すると?いや、そう解釈できるように捻じ曲げた……?アリウスと、同じ……。条約の主体であるゲヘナ、トリニティ、正義実現委員会、そして風紀委員会が集まって……かつて古聖堂があった廃墟で……。条約の発起人である連邦生徒会長の代わりに、先生が……楽園の名を冠する条約を、再現した……?……。契約を曲解し、歪曲し、望み通りの結果を捏造する……『大人』のやり方には、『大人』のやり方で、か……。」
――――――
ユスティナの統制がおかしくなり、アリウスにとって戦場は混乱を極めた。
「ハッピーエンドだと!?ふざけるな!そんな言葉で、世界が変わるとでも!?それだけでこの憎しみが、不信の世界が変わるとでも言うつもりか!?何を夢のような話を……!」
”生徒たちの夢を……その実現を助けるのは、大人の義務だから。”
「……っ!」
”私は生徒たちが願う夢を信じて、それを支える。生徒たち自身が心から願う夢を。”
そうしてテロを収束させるための戦いが始まった。
――――――
「ETOとETOの衝突……楽園を信じる者と、否定する者たち……。……そうか。『楽園に辿り着きし者の真実を、証明することはできるのか』。『YES』か『NO』かを強いられる、この暴力的で不可能な証明要求……。しかし、先生の答えは、『それにこたえる必要はない』……と。強引にどちらかを取るのではなく……信じることによって、証明される楽園……。……その発想はなかったよ。いや、むしろ楽園というものは、そうやってずっと私たちのそばに存在していた……。そう言っていたのかもしれないね?ひどい話だ……そのようなものは証明でも何でもない。しかし、先生。まだ勝負は終わっていない。そうだろう?証明はまだ終わってはいない。たとえこの戦いを勝とうと、君は一番の強大な敵である自分の生徒を相手どらないといけないのだから。」
- 38◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 15:02:46
――――――
古聖堂の地下までアリウススクワッドを追い詰めた結果、再びアズサとサオリとの闘いが行われる。
しかし、コンディションは最悪なうえ、武器であったミメシスがいなくなり、相手は協力する仲間が増えたことでサオリには厳しい状況が続き、敗北へと向かっていた。しかし、驚くべきはそのような状況でもアズサの圧勝には傾かなかったところであろう。
「う、くっ……!」
「はぁ、はぁ、はぁ……。」
「アズ、サ……。」
”アズサ!”
「先生……。」
「……。私たちの負けだよ、アズサ。」
欠けたマスクをつけたまま、アツコは告げる。
「だ、ダメだ、姫!喋ると、彼女が――」
「大丈夫、もう全部終わりだから。」
「それにどちらにせよ、彼女は私を生かしておくつもりは無かったはず。だから、良いの。」
「……?」
「もうやめよう、サオリ。」
「……やめる?アリウスに帰るということか?帰ったところで私たちは殺されるだけ……。」
「だから、逃げよう一緒に。」
「いつからか持っていたこの憎しみは私たちのものじゃない。この憎しみを私たちは習った。それからずっと、私たちのものだと思いこんでいた。……アズサはきっと、それに気づいたんでしょう?アズサは色々なことを学び、様々な経験を得た……。良い大人に出会えたんだね、アズサ。そして、自分のいるべき場所を見つけた……。だから、サオリ。……逃げよう。」
「逃げるだなんて、そんな……。」
その時、地下全体を揺らす地響きが起こった。
- 39◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 15:03:20
「素晴らしい……。知性と品格、礼儀と信念、そして培ってきた経験と知恵……。やはり、そなたならば……。私の『崇高』を理解してくれるに違いない……!」
マエストロの傑作が姿を現し、それに先生は大人のカードを出さざるを得ない。
「おお、おおおおっ……!そうか、あれが例の『カード』……!人生を、時間を対価として得られる力……その根源も限界も、私たちですら把握できない不可解なもの……!!嗚呼、ゴルゴンダならあれをどう呼称しただろう……何か高次的な表現を教えてくれたのであろうか……。見せてくれたまえ、先生。そなたが払ってきた代価を……。そうして手に入れたものの輝きを……!私の作品に全力で答えてくれたまえ!」
先生は大人のカードを使い、ヒエロニムスを打ち倒した。
人知れず、双頭のデッサン人形は歓喜に打ちひしがれていたが、それはそれとしてことは進んだ。
そうして倒した後に地下聖堂を探したもののアリウスたちを見つけることはできないままに、先生は次の計画に移ることになった。
- 40◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 15:37:52
――――――
”ここに集まった人たちにはナギサの説得をしてほしいんだ。”
補習授業部や、サクラコ、ミネ、ツルギ、ミカ、フィリウス分派の幹部などの面々が先生によって集められた。
”ここにいるみんなのうち、知らない人もいるかもしれないから先に伝えておこうと思う。ナギサは、ちょっと前に首を吊っているのが見つかってからしばらくその療養を秘密裏にしていた。”
「!?」
「え、えっ!?」
この場でその事実を知らなかったのはコハルとヒフミだけであったため、その二人はひどく困惑して驚いた様子だった。とても信じられないだろう。ヒフミにいたってはかかわりがあった分受け入れるのが難しいのが当然だろう。
他のメンバーも知っていても、悲痛な面持ちを浮かべずにはいられなかった。ここにいるのはナギサのことを慕う、或いは親しく思う、大事に思っている人たちだけなのだから。
「……それについては、私も言いたいことがあります。」
そう、ハナコは告げた。
「私はその原因の一端を担っていると言えます。この場にいる全員より。」
全員の視線が一点に集まる。
「どういうことですか!?ハナコちゃん!?」
「そ、そうよ!ハナコ!あんたは別に何かできるほど関わっては……。」
- 41◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 15:38:07
「……ナギサさんがミカさんに襲撃される前に、襲撃した日。私たちは保護のためにナギサさんを先にさらうために襲いました。その際に、私は……。ナギサさんが補習授業部の、ヒフミちゃんやコハルちゃん、アズサちゃんをあわや退学に追い詰めようとしていたことを知って、怒りに身を任せて、ナギサさんの状況を知ろうとしないままに、補習授業部に入れたトリニティの裏切り者、エデン条約を破壊しようとするのが私だったのかと問うナギサ様にこう言いました。『私たちのリーダーからの伝言です。あはは……えっと、それなりに楽しかったですよ。ナギサ様とのお友達ごっこ』と。遺書などには書かれていませんでしたが、先ほど確認したところうなされていたときに関連する内容が含まれていたことから、私はこの場で一番この状況を招いた原因になったと言えます。……こんなことを言うのは、とても自分勝手なのは分かっています。ですが、ナギサさんがこのまま自分を犠牲にしてしまえば私は一生後悔すると思うんです。だから、どうか……皆さんには私の身勝手な贖罪を、ナギサさんを助けるのを手伝ってほしいんです。」
「ハナコちゃん……?」
「ヒフミちゃん、あとでそのことについてはいくらでも罰を受けます。今はナギサさんを助けてほしいんです。」
「わかった、ハナコ。ただ、勘違いするな。そもそも、このような状況に至ったのは私たちアリウスの行動のせいでもある。」
「私も同意する。お前が一番の原因かと言われれば、怪しいものがある。周りを見ろ、ここにいるのはナギサに対して後ろめたいものがある連中でもあるんだ。先生が何も知らない状態で引き留めた一部を除いて、今まで助けられなかった後ろめたさがあるんだ。誰が悪かったかの犯人捜しは結局、堂々巡りするだけだ。今は作戦を共有して、ナギサ様をどうにかするほうが先だろう。」
ツルギの一声によって、ざわついていた一同が収まる。
”ありがとう、ツルギ。一度、ナギサには眠ってもらう。そうしてから、病室でみんなには――”
そうして極めて単純で安直で、作戦と呼ぶのもおこがましいような作戦を伝えるとそれぞれ配置について、作戦の舞台へと突入した。
- 42二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 17:07:38
- 43二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 17:20:02
- 44二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 17:45:39
- 45二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 18:03:02
- 46二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 18:09:20
トラウマはここだけではないから……
- 47二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 19:00:00
- 48◆2rKpMml/3qqF25/03/09(日) 21:34:48
――――――
「すみません。紅茶がなくなったので新しい紅茶を入れてきてください。それとカフェイン錠も。」
「ナギサ様、そろそろ休むべきかと。」
「いえ、まだ大丈夫です。それよりも頼んだものを。」
「……分かりました。」
執務作業を進める、何かがおかしい。本来配置されている部隊から著しく場所が移動している……。送られてくるはずの定期連絡も少ない。本来、今の時間帯にはもっと来ているはずなのに。もしやこれは……。
ノックの音が鳴る。
「お紅茶の用意ができました。」
「入りなさい。」
「はい。」
そうしてカートに紅茶のポットとカップ、そしてそれには不似合いな錠剤が5粒ついてくる。救護騎士団に権限を使って取り寄せているこのカフェイン錠剤、本来なら、用量は1日3錠までだが、いまはこれくらいは摂取しないといけないだろう。あと数日だけ持てばいい。
紅茶を持ってきた従者に少し飲ませた後に自分のカップに紅茶を注ぎ、銀の匙に乗せた砂糖を入れてかき混ぜてからそれを飲む。温かいことは分かるが、味はよくわからなくなってきた。糖分は頭を回すために入れているだけだ。どのみち味なんてどうでもいい。カフェイン錠も紅茶で流し込む。
従者はそれを確認すると空のカートだけ持っていった。
それを確認しながら、件の書類を確認する。
「もしや、勝手に運用されている……?指揮を私の権限を無視して動かせるのは……先生はいけますね。ミカさんは多分そんなことをできないでしょうし、セイアさんは起きたわけでないのなら今は無理なはず。 ツルギさんや、ハスミさんが復帰していればそっちの指示に従うのでもいいでしょう。ただ、報告はしてもらわないと困りますね。確認してもらいましょうか。」
- 49二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 05:45:26
文字通り命削ってる...........。
- 50◆2rKpMml/3qqF25/03/10(月) 06:57:22
そうして、現在動いている部下に確認の要請をしようとすると再びノックの音がした。
「所属と要件をお願いします。」
”シャーレ所属、先生です。あなたのことを盗みに来ました。”
「っ!?……あまりふざけないでください。まぁいいでしょう。確認したいことがあるので入ることを許可します。」
”失礼します。”
「アイスブレイクは抜きに率直に聞きます。先生、正義実現委員会を直近三時間以内に動かしましたか。確認なので、正直に答えてほしいです。」
”ああ、ごめんナギサ。それについては連絡するべきだったね。急に起こったことだったから急いでてね。報告できなかったのは本当に申し訳ない。アリウスの方を撃退するのに協力してもらっていたんだ。”
「……まぁいいでしょう。本来の動かす目的自体には一致していますし、後で確認を取る必要がありますが問題は無いことにします。では、先生もう帰っていいですよ。」
”ナギサ、ずっと窓を閉めっぱなしだと空気がこもって体に悪いんじゃないかな。少し窓を開けて換気しない?”
「先生、勝手に窓を開けて換気するのはやめてもらっていいで……ああ、もういいです。」
”状況もある程度落ち着いたし、すこし話をしてもいいかな。”
「執務作業が残っているので手短にしてください。」
”ありがとう、ところでやっぱり仕事を全部引き受けようとするのはやり過ぎじゃないかな?分担とかが必要だと思うし、体を壊したら良くないよ。”
「また、その話ですか。前も言った通り、私はもう大丈夫ですから、先生は自分のしなければいけないことをなさってください。」
”うーん。先生としては、他の人の仕事を奪ってまで体を壊そうとするのは大人の責任の取り方として認められないかな。”
「何ですか?」
”私は、ナギサが思っているよりそんなに正しい人間じゃないし、ナギサに対して正しい道を必ず示せるわけじゃないからさ。正しいことを言ってると断言することはできないけど、こんなにたくさんの人を心配させるのは責任の取り方として間違ってるかなって。”
「何を……。」
- 51二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 16:17:29
ここからどうなるか……
- 52ナギサの周りを曇らせ隊25/03/10(月) 21:36:15
保守
- 53二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 22:54:35
unwelcome school展開にしてくれ、目指せハッピーエンド
- 54二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 03:16:24
保守
- 55◆2rKpMml/3qqF25/03/11(火) 06:47:13
ドアが開く。執務室にミネやサクラコ、ミカ、補習授業部など多くの人が集まる。
「先生、もしかして力づくで私のことを止めるんですか?」
”私だけの言葉じゃ、届かないみたいだからね。”
「ナギサ様。救護に参りました。」
全員が首肯する。
「せんせえは何を……。っ!」
目の前がかすむ、視界がぼやけてきた。呂律も回らない。
「せんせい!わたしにもったんですか!?」
”ナギサ、違うよ。私は何も君に薬などを盛っていない。私は盛らなかったんだ。救護騎士団とフィリウスのみんなに協力してもらってナギサが飲むはずの紅茶とカフェイン錠を、デカフェの紅茶とプラシーボ錠に変えてもらったんだよ。つまり……これで倒れるのなら普通に健康に問題があるんだよ”
「くっ、こうなれば……。」
朦朧とする意識の中、自分の腰に取り付けた愛銃、ロイヤルブレンドを自分のこめかみにもっていく。その場にいるほとんどが息を飲む。話に聞いていても実際にそれを見るのでは全く違うからだ。
「わたしはここで死なせてください!」
銃を撃とうとしたその瞬間手に衝撃が起こり、その銃は床に落ちた。
”ありがとうハスミ。”
窓の外を一瞥して先生がつぶやく。
「せんせいは、わたしのじゃまを……。」
”違うよ、ここにいる全員が、そして君自身も君のそれを望んでいないんだ。だから止めなければいけない。”
「……。」
”だから、起きた後にみんなで話そう。”
そういうと、ナギサが気絶するように寝て、倒れそうになったので体を支えて、ミネに運ぶようにお願いする。
ストレッチャーに乗せられたナギサとミネを先に、続いて残りのメンバーでセーフハウスの方へと向かった。
- 56◆2rKpMml/3qqF25/03/11(火) 06:49:53
――――――
ロイヤルブレンド&シルバーバレット
ナギサが愛用する拳銃と一発の銀の弾丸。クラシカルなデザインであるため、お茶会でも目立つことなく調和している。お茶会の品位を落とすような招かざる客を追い払う用途としてよく使われていたが、今は一発の銀で出来た銃弾しか入っていない。たった一発だけの、彼女にとって解決が困難な諸問題を一手で全て解決する万能な解決策。ただし、そこに彼女が生きることは含まれていなかった。
―――――― - 57二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 07:02:06
- 58二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 07:15:22
ここでの自殺未遂は前のと比べてあまりにも衝動的な行動だと思った、言ってた責任やらプライドやらも自分で無視する結果を招く行為だし多分脳も体も限界だった故の錯乱なんじゃないかな
正常な脳ならミカやヒフミや先生達の眼の前で死のうとはしないだろうし起きたら猛省なんじゃないかなとも思う
あと自決用の一発の銀の銃弾で某スレを想起 - 59二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 15:36:29
ナギちゃんに救いあれ
- 60二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 15:44:37
- 61二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 20:35:45
若干、幼児退行しとる……
- 62二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 20:41:57
ここまで来ると誰が悪いとかはもう横に置いて皆で進もうとなる
あ、ベアおばはその枠に入らないから安心して首を洗ってろ - 63二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 22:03:59
ようやく追いついた…
ほんといい概念ですわこれ - 64◆2rKpMml/3qqF25/03/11(火) 22:19:51
――――――
ミネが検査を行うといって、病室の外で全員が待つことになった。正義実現委員会のツルギ、ハスミや一部のティーパーティーの方などは仕事の事情で一度席を外すことになったが、それ以外は全員ナギサが一度起きるまで待つつもりらしい。
ナギサは自分の死を望んでいると思っていたが、それにはおかしな点がいくつかあった。
一つ目は、毒見や毒を感知するものを用意していたこと。
二つ目は、常に誰かが襲うのを警戒していたこと。
三つ目は、自決をしようとしたとき銃が震えていたこと。
一つ一つはおかしくなくとも、全部合わさればきっとそうだと確信に近づく。ナギサは死にたいわけではない。本人の認識とは関係なく潜在的に死を望んでいない。
希死念慮は死ぬこと自体を目的とするより、大抵の人は死にたいのではなく生きる苦痛から逃れたくてすることのほうが多いのだから当然と言えば当然のことだが、死ぬのは怖いことなのだ。
つまり、彼女自身が望んでいない結末を望んでいると思い込んでいるだけであるといえる。
そして、私は先生としてそんな結末を認めない。誰もが望んでいないような昏い結末を、簡単に許すわけにはいかないのだ。
- 65ナギサの周りを曇らせ隊25/03/12(水) 00:10:43
保守
- 66二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 02:50:13
- 67二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 09:17:48
続きが気になる
- 68二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 09:37:05
覚悟を決めたのに何も成せなかったことも、衝動的に逃げ出すような自殺をしかけたことも、何もかも嫌になってないかな・・・。
- 69二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 12:44:56
ナギサ主観で周囲の全員から自分の責任(存在)を否定されたので、もう何が何でも死ぬしかない!みたいに後ろ向きに覚悟が決まってしまったかもしれない。
それが下着だと思えば水着も下着理論、自分に都合の悪い価値観、解釈を持つ他人は絶対的に相容れないという欠点があるので。
- 70二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 19:02:09
多分先生やその他の生徒(主にハナコ)も自分のやらかし等を自覚しただろうしここからどうにか前へ進まないとベアおばを倒しても意味が無い
先生よ
大人の責任として子供を導くならもう失敗は許されんぞ - 71ナギサの周りを曇らせ隊25/03/12(水) 23:22:54
保守
- 72◆2rKpMml/3qqF25/03/13(木) 00:11:49
「とりあえず、全体のすり合わせをしましょうか。」
そう、話し始めたのは誰だっただろうか。一連の事件を完全に把握できていないらしいということがそれぞれの発言の中で分かった。
「まず、ことの発端はセイア様が襲撃されて昏睡状態になったこと……救護騎士団の一部以外には死亡したと伝えられたことからですかね。」
「ナギサさんは恐らくエデン条約の破綻のためにホストを狙った攻撃だと想定し、容疑者候補を絞り補習授業部に入れました。そして、建前上成績の不良から補習授業部全体を追い出そうとした……シャーレの権限を利用することでそのことも可能にしていたはずです。そして、ミカさんがナギサさんを襲撃する当日に、それを防ぐための作戦中に怒りに任せて私が先ほど言った内容を伝えました。そしてアズサちゃんに気絶させてもらいました。」
「多分、その後私が本当の裏切り者だって言うことを伝えたときもナギちゃんはかなりショックだったと思うよ。」
「ナギサ様は首を吊る数日前から、遅刻することが何度かありました。目にも隈が多少できていて、あの時は騒動による多忙の影響かと思っていましたが、もう少し早く気づいていれば予兆として対処できたかもしれません。」
「確か、首を吊ったのが見つかった後は救護騎士団の管轄だったはずです。」
「ミネ団長から聞いた話だと、最初の方に想定以上に危険な状態……なんらかのフラッシュバックが起こっている状態でその対処につきっきりになることから先生にカウンセリングの協力とこの状態のナギサさんに周りから手出しされないように私に協力の要請をすることにした、ということだったはずです。」
- 73二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 03:45:17
これヒフミもナギサの、やりたくないけど断腸の思いで決断する覚悟とかこれまでの経緯の詳細を聞いたら自責の念に駆られるんじゃなかろうか。
そもそも補習授業日に叩き込まれたのは学校で禁止されているブラックマーケット(本編でぼかされているけどぶっちゃけギャングの闇市場)への立ち入りを常習的に繰り返していた&試験をペロロ優先でテストすっぽかした、と割と擁護しようのないやらかししまくっているし、冤罪とはいえスパイと疑われてもしょうがないことしてたんだから。
「私が非行してなければナギサ様の負担がもっと減っていたのでは……?」ってコトが終わればそれまでの自分の趣味をなるべく控えて学業に専念するようになる可能性。 - 74◆2rKpMml/3qqF25/03/13(木) 07:26:50
「カバーストーリーとして正義実現委員会内、ティーパーティー内などに体調面での不調により入院ということにしました。ここの内容は確か全員知っていたと思います。」
「そしてエデン条約当日まで療養していましたが、調印式の襲撃によりほとんどの統制機関の壊滅、ティーパーティー内の混乱の結果として呼び戻されました。」
「その結果が、あの休まずに働き続けて過労死しようとするナギちゃんだったっていうことだね。」
「言い訳のように聞こえるかもしれませんが、ほとんどの人が状況が分からないままに動いていたんですよね。ナギサさん自身にしか分からない内容もあるかもしれません。」
「それについても聞く必要がありますね。」
「……。」
「過労に、いつ命が奪われるかわからない状況、身近な人の裏切り、そういう物の積み重ねが心を壊したということですか。」
「そんな……。」
「ここでいくら反省しようとナギちゃん自身に伝わんなきゃ意味ないよ……。」
話し合いが続いた後病室からミネが出てきた後、
「検査の結果、この数日間の無理が祟って数値が今結果が出ているものだけでもかなり異常な値になっています。強制救護対象です。」
と言った。名実ともに再入院が決定したらしい。
- 75二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 15:18:43
代役は誰になるんだろう…
- 76二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 20:53:39
ベアトリーチェ「自分に都合の良い思想を刷り込んで、子供達を望む方向に誘導する。私も貴方もやっている事に違いは無いでしょう。
先生、私は貴方の手腕を高く評価していますよ、統率された集団はその純度を高める為に異物を排除する。フィリウスの生徒会長でしたか? 大人の指導に恭順を示さない悪い子を、貴方の教え子達は力を合わせて排除したではありませんか。この短期間でそれほどに自分の思想を広める教育者の力量には賞賛しかありません。
私と貴方は求める理想が少し違うだけ、そこを擦り合わせることが出来れば、良き同志になれると確信していますわ」
みたいな詭弁ぶちかまされたら、動揺して負けそうなので、そのルートは多分バッドエンドですね。
- 77二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 20:56:42
- 78二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 05:41:20
このレスは削除されています
- 79二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 12:57:48
これで倒れて人員を割かせたうえに、それで運営が回っちゃったら足引っ張った上に自分は必要ないんだっていう思考になりかねないのも悩ましいな
- 80二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 13:12:16
- 81◆2rKpMml/3qqF25/03/14(金) 15:53:44
――――――
目を開くと少し前に見たことのある天井でした。
今どれくらい時間が経ったのでしょうか。
「早く行かないと……。」
「行かせるわけないでしょう。あなたは重症なんですから。」
ミネ団長にベッドに押さえつけられたので抵抗しましたが梃子でも動かない様子でした。
「仕事があるんです。通してください。」
「こんなに肝臓の数値を悪くしておいて、仕事に行かせるわけがないでしょう!ナギサ様はこれからまた過重労働をしに行くつもりだとわかっておいて。」
「ミネ団長に何の権限があるんですか!」
「私は主治医なんですよ!ドクターストップです!あなたは治るまで入院です!」
「インフォームドコンセントはどうしたんですか!?患者の意思は!?」
「あなたの蒼森ミネはインフォームドコンセントを採用しておりません!恨むなら許可なく退院して体を壊した自分を恨むんですね!……私が主治医なんですからもう少し頼ってくれても良かったはずですよ。皆さん、ナギサ様から聞きたいことや言いたいことがあるんです。ナギサ様も聞いてください。そして言いたいことを少しくらい言ってください。あなたは一人で抱え込み過ぎる……。」
先ほどまで騒いでいた声が聞こえたのか分からないが病室のドアが開き、病室に外で待っていてた生徒たちがなだれ込む。
「ナギサ様!目が覚めたのですか!」
「皆さん、ここを通してください!」
「いいえ、ナギサ様。あなたはここで休む必要があります。」
”それに言ったはずだよ。話し合おうって。”
全員でナギサを囲んで告げる。
”『ナギサ(様)、ちょっとお時間いただけますね。』”
「……わかりました。罰でもなんでも受け入れましょう。」
”……別に何か罰を与えようってわけじゃないんだけどな。”
- 82二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 18:05:23
はてさてどうなるやら
- 83二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 18:23:07
全員が良かれと思って行動した結果が今なのでまずは溜まってる淀みとも言えるものを吐き出さんと同じようなことは起こるよなぁ
- 84二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 20:41:11
当人が平常な状態なら言いたいこと吐き出し合えば済むけど、精神的にも肉体的にも限界なひとりを多人数で囲む構図になった時点で正確な意思疎通が出来るかというと……
- 85二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 01:04:23
頼むから、自身を無価値と思わないでくれ。 別のスレみたいになる。
- 86二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 01:55:42
ミカとヒフミの本音を聞いてほしいな
- 87二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 06:22:02
いくら本音とはいえタイミングがタイミングだから多分本音なんだろうけど心の底から信じ切れなくて、この期に及んでまた自分は疑心暗鬼を…って自己嫌悪する可能性がある。いまの状態だと。
- 88二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 07:38:43
ある意味でトリニティの過去から現在までの歪み一身に受けてる状態だから一朝一夕では、ね
- 89二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 15:16:29
一体どうすればいいのだ……
- 90二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 18:29:57
- 91二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 18:42:19
いばらの冠をヘイローにしてるような女だ (曇らせの)格が違う
- 92二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 02:05:17
どうなるんだろうか
- 93◆2rKpMml/3qqF25/03/16(日) 09:22:45
「そうですね、まずは私から話しましょうか。」
少し話し合った後にサクラコはそう言いながら前に出て、ベッドの隣の椅子に腰かけた。
「サクラコさん……。なんですか、これまでの行動の非難ですか?それとも政治に介入を余儀なくされたことに関する対価の請求ですか?」
「いいえ。ナギサさんは以前、愛について語っていたと聞きました。だから私は愛の話をしようと思います。説教というのも癪に障るかもしれませんが、私にはこのやり方しかないので。」
「私が愛の話をするのはおこがましかったということですね。実際、私は誰も信じていませんでしたし、愛していませんでしたからね。」
「いいえ、そんな話をしているわけではありません。最後まで聞いてください。私はナギサさんの他の人に与える愛については、むしろ好意的にとらえています。私が知る限りであれば、一連の騒動の間ナギサさんがした行動のほとんどが誰かのために向けられたものでした。実際、愛というものは巡り巡るものとしてより多くの人に愛を与える姿については私は尊敬の念すら覚えています。……ナギサさんは当然知っていると思いますが、経典には『汝を愛するように汝の隣人を愛せよ』と書いています。ナギサさんの行動は一見これを満たしているように見えますが、一つだけ問題がありました。あなた自身を蔑ろにし過ぎていたことです。私はあなたにあなたの周りの人に優しくするくらいあなた自身に対して優しく接してほしいのです。隣人を愛して、自分を愛さないなんてそんなのはとても悲しいと思うんです。説教のように聞こえるかもしれませんが、どうかお願いします。これは無力な私の祈りです。私はシスターフッドを率いているにもかかわらずあなたの心を救うことができませんでした。心を救うことができないのならば教えを信じるのはなんのためか、ずっと考えていました。繋がり、それが私の出す答えです。私はあなたの言う通り、愛は巡るものだと確信しました。誰かを助けよという教えは自分自身をいつか助ける繋がりを作る教えになっているんです。今がその時です。どうか、あなたの未来を祈る人の言葉に耳を傾けてください。」
「耳を傾ける……ですか。まぁ分かりましたよ。」
「……信じますよ。あなたを助けることができるのは……だけなんですから。」
- 94二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 15:39:16
うむうむ。
- 95◆2rKpMml/3qqF25/03/16(日) 20:49:25
次に前に出てきたのはアズサだった。
「ナギサ。次は私だ。」
「今度はアズサさんですか。恨み言を言われてもしかたないですからね。補習授業部に入れたのも退学にしようとしたのも事実ですからね。」
「ああ、ナギサ。補習授業部に入れてくれたことを感謝する。」
「は?……どういうことですか?恨まれても感謝される筋合いはないと思いますが。」
「いや、ナギサのおかげだ。この補習授業部に入れたのも、そこでヒフミやハナコ、コハルと出会えたのも全部ナギサのおかげだ。」
「私はあなたたちを退学にさせようとしたのですよ。」
「ナギサは自分の失敗ばかり見ているが、もっと成果を、自分の行動のもたらした良い結果を見るべきだ。結果として今に至るのだから。それに、全員がその結果で助かっているんだ。」
「結果論じゃないですか!」
「ああ、ナギサ。だがそれを言い始めると私だって結果論だぞ。結果的にトリニティに来て、結果的に今こうしてみんなといられている。結果を積み重ねて今があるんだ。過程が無駄だとは言わない。だが忘れるな、経緯も結果も含めて今があるんだ。」
「……。」
「すぐに考えを変えられないとは思う。だが、それでも……確かに今を思い出してほしい。……私が言いたいのはこれだけだ。」
- 96二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 21:42:15
さて本当に救えるのか
- 97二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 06:43:54
ほしゅ
- 98二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 15:56:09
保守
- 99二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 19:34:03
自殺願望が無くなっても2度とこんな事が起きないよう極力目立たず植物のように生きる事になりそう
- 100二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 19:39:24
アイドルイベのことを思うと今のナギサは自分のやることは全て無駄どころか多くの人を不幸にすると考えてもおかしくないしそのようなことが起こりやすい体質なのがね…
- 101二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 20:06:04
やることなすこと無駄になるならいっそのこと最低限のことだけして、あとは何もしないと自ら窓際族になるナギサ様、お労しすぎやせんかね……?
違うのはいかに効率よくサボるかというようなものじゃなく、自罰感情が満々ってこと。 - 102二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 21:13:51
そもそも、治療中の人間に仕事をさせても効率は悪いわけだし、ティーパーティー辞めそう。
ティーパーティー辞めたら学校に固執する理由も無くなって、自主的に退学しそう。 - 103二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 21:26:55
「ミカさんを安心して託せる人」がいたら本当に砂浜に描かれた絵みたいな儚さで消え去ってしまいそうなナギサ様
- 104二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 21:36:03
- 105二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 07:15:02
保守
- 106二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 08:32:49
- 107二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 09:26:12
原作だとミカが財産無くして豪遊できなくなってボロくさい屋根裏に住むようになったけど、
この世界だと逆にミカは今までのように私財を失わず、ナギサは全部の私財を売り捨てて、自主的に屋根裏生活を過ごすことになる可能性もありそう。
というより、ボロくさい屋根裏の小窓からぼんやりと外を眺め清貧に過ごすナギサと、細かい頻度でお茶菓子持参してお見舞いに来るミカが見たい。 - 108二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 09:31:28
- 109二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 10:02:04
トリニティ自治区の片隅に名前も名乗らずにひっそりと暮らしているナギサ
周辺の住民からの相談に乗って助言をするが「どうか貴女は私のようにはならないで」と最後に一言付け加えるナギサ
いつしか「魔女.さん」と呼ばれるナギサ
- 110二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 11:11:18
行き着く先がHappyEndにしろBadEndにしろ曇らせや不幸はそれを描くための手段であることを履き違えては行けない
手段が目的化した安易な曇らせはつまんねぇぞ - 111二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 11:21:50
- 112二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 19:30:16
- 113◆2rKpMml/3qqF25/03/18(火) 19:46:28
「次は私の番です。」
そうして前に出てきたのはハナコだった。
「ハナコさんですか、あなたは私のことを恨んでいますよね。」
「……ナギサさん。私は……トリニティが嫌いでした。」
静かにそう話した。
「トリニティが嫌いと言うのは……。」
「私はこの学園の人間の陰謀渦巻くところが、ニコニコとした笑顔の裏に存在しているどす黒いものが、自分のために周りを平気で踏みにじるところが嫌いでした。」
「なるほど、そういう意見もあるでしょう。私もそうでしょう。陰謀によってあなたたちを陥れようとしているのですから。」
それを聞くとハナコは少し不思議そうな顔をわざとしながらこう言った。
「何を言っているのですか。私は言ったじゃないですか。私が嫌いなのは『自分のために周りを平気で欺き、陥れるような』人間が嫌いだと言ったのですよ。私も誤解していましたし、その結果私がとった行動については今では謝罪してもしきれませんが、これだけは断言できますよ。ナギサさんは私が嫌うような人とは違います。だって、自分のためではなかったですし、欺くことにだって罪悪感を持っていましたし、陥れようとするには甘過ぎましたからね。」
「ハナコさんまで……。」
「私はあなたのことが今では嫌いではありません。もしかするとあなたは私に対して嫌ってほしいかもしれませんが、私はあなたのことを嫌いになることはありません。あなたはいつだって必死だったから。」
- 114二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 20:25:23
- 115二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 22:45:01
- 116二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 01:22:34
まぁ何かしらのアフターケアは欲しいよね。その後和解したとはいえ、苦労した割に得られた報酬が少ない気がする…。
- 117二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 02:48:46
さんざん言われてるけど、やってることに反して咎や報いをまったく受けている描写がないのがハナコなんだよね
だから公式の扱いに反して未だにキャラとして賛否が分かれてる
「アンチはハナコの絆ストーリー読んでないだけのエアプ」とか言う奴が必ず出るけど
絆ストでも先生個人がハナコは良くも悪くも面倒くさい女ということがわかるってだけの話で
ハナコが作中やらかしていることに対して何らかの罰を受けているわけじゃないんだよ
逆にミカの場合は何時まで続けるんだよって感じるくらいトリカスモブネタを引っ張ってるから、ミカどころかトリニティ全体のイメージを悪くしてる
それこそトリニティのモブを見るとトリカスのイメージしか湧かないから立ち絵変えてくれって人がいるくらいには - 118二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 05:34:15
ブルアカのシナリオライターってキャラヘイト管理割と下手だよな、なんか主人公側(正義)だったら何してもいいと思ってそう
- 119二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 06:08:17
シナリオディレクター変わった今はそこらへんも改善されるでしょと思ったけど
今のシナリオディレクターはカルバノグ2章のライターなんだよな……
明らかにKV騒動以降作風やキャラの描写がそれまでと変わってきてはいるけど
上で言われているようにアイドルイベントでのナギサの扱いとか見るに今後もキャラの扱いは変わらなそうでもある - 120二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 10:55:34
- 121二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 10:57:54
絆エピのメモロビシーンは往々にして日々の煩わしさから解放された、少女としての素直な心を表現するシーンという考察がある
それで言うとナギサは自分の失敗をごまかして不安がってる時の話なのでこう、先生の前でこそ心休まる理由がないって描かれ方をされてるのが現状の桐藤ナギサなんだよね…… だからこそ二着目を待望される声がでかい
- 122二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 16:54:40
- 123二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 17:01:47
- 124二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 17:23:19
- 125二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 17:55:55
あれ完全に別件な上本人サオリやヒナの罪悪感とかのほうがダメージ大きそうなんで…
- 126二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 18:15:55
- 127二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 18:31:22
先生って何かの責任とったことあったっけ?
- 128二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 18:33:22
やめよう責任の話は!これ以上はナギサから離れすぎている
- 129二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 18:58:08
本当、あまりにも末路が美し過ぎるから遺体を防腐加工して口付けをしてからネリネとゲッカビジンの花を敷き詰めた水晶のかんおけに入れたいと思ったもん
- 130二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 02:19:21
心身共に限界かつ自己肯定感をすり減らしてて、信頼関係の積み上げがない状態で色々言われても、自害されると責任が及ぶから適当に言い包めようとしてるようにしか思えないんじゃないかな…
- 131二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 09:22:59
もうヒフミがボロボロ泣きながらナギサに抱き付いて「ナギサ様、死なないで…!」って言うしかない…
- 132二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 10:48:10
ここのナギちゃんには現状何を言っても届かなそうだけど、さて・・・
- 133◆2rKpMml/3qqF25/03/20(木) 13:32:51
そうして次に話すコハルが前に出ようとしたその時、病室の扉が開いた。
「ナギサ様が起きたと聞きました!」
「ハスミ、一度水を飲め。」
息を切らせながら大きな声で叫ぶハスミとそれを諫めるツルギがやってきた。
差し出されたペットボトルを飲むとラッパ飲みをして、ハスミは続ける。
「すみませんが、私から伝えさせてもらえませんか。……私たちとしては、後輩をこうして巻き込まれたことは許すことはできません。」
「そうでしょうね。私は……。」
「ですが、私はあなたにそれを生きて反省してほしいと思うのです。」
「何故……?私のせいでコハルさんは退学にまで追い込まれそうになったのですよ……?」
「あなたも追い詰められていたと思うから。あなたにも守りたいものがあったと思うから、私はあなたに生きてほしい。だから、反省するのなら生きていてください。」
ハスミはそう懇願する。
「……ナギサ様。正義実現委員会として私はティーパーティーに従う立場で、あなたに何かを言う立場ではありません。ただ、私個人としてあなたには生きていてほしい。だからこれは友人としてのお願いです。あなたのための剣にだってなりましょう。だから、お願いします。」
ツルギはいつもよりずっと落ち着いて、そしてはきはきと話した。
「ツルギさん……。」
コハルがツルギやハスミより前に出て話始める。
「ナギサ様、私はナギサ様のことをあまり知らなくて、今までもただ単に怖い人なのかなってイメージしかなくて、どんなに頑張っているかとかどんな状況だったのか分かんないままだったんです。だから、少しでもゆっくり休んでほしいなって思うんです。私は何かできるわけじゃないんですけど、できるだけ協力したいなって思うんです。」
「コハルさん……あなたは私のことを恨まないんですか?あれだけのことをされて……。」
「私にはよくわからないんですけど色々事情があったってさっき聞いたので、大変な中悩んでしてしまった結果なら仕方ないと思うんです。」
「……!」
「だから、私はナギサ様のことを恨んだりすることはありません。ヒフミも仲直りしたがってたので話をきいてやってください。お願いします。」
「コハルさん……。」
- 134◆2rKpMml/3qqF25/03/20(木) 14:34:37
「ナギちゃん、私失敗ばっかだったけどさ。それでもセイアちゃんが生きててよかったって思ったんだ。みんなでまた仲直りできるかなって。思ってたんだ。私、ナギちゃんがいないと寂しいよ。ねぇ、ナギちゃんは私のワガママ聞いてくれる?」
「ミカさん……。」
「私、またみんなとお茶会して、仲直りしたいんだ。お菓子とか紅茶とか飲んだり、おしゃべりしたり、ロシアンロールケーキしたり、ナギちゃんやセイアちゃんにいたずらしたり……。」
「ミカさん……?」
「いっそのこと、三人でティーパーティーやめちゃうっていうのはどうかな?私、草むしりの時誰も話し相手がいなくて退屈でさ。ナギちゃんは今立場上あんまり表立って反省中に話しに来るわけにはいかないけど、一般生徒なら問題ないしね☆」
「ミカ……!!」
「ちょっと待って、ナギちゃん。なんでそんなに怖い顔してるの……。もしかして怒った?」
「……。」
「ま、まぁいいや。私は待ってるからねナギちゃん。まだ三人で仲直りもできてないんだから。」
「ナギサ様、私たちはナギサ様が首長でよかったと思っています。また過労になられると不安なので帰ってきてほしいとは言いません。ただ、本当に感謝してるんです。」
「皆さん……!」
「ミカ様はあれだし、セイア様は小難しい言い回しばかりしてややこしいし……。」
「あの、皆さん……?」
「少なくともナギサ様についていって後悔していませんよ、私たちは。だから、そのことだけでも知っておいてください。」
「……。」
- 135二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:06:14
保守じゃ
- 136二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:16:41
本音を語って毒気抜かれるぐらいが丁度いいよトリニティは
- 137二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:50:45
腹を割って話し合える空気感のある場所がない気がするのよなティーパーティー周りは。
- 138二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 10:07:35
これからどうなるのか
- 139二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 10:12:51
空気を読まないトリカスがいなければまだマシなんだよな
- 140二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 16:58:20
ついに追いついたのでここまで見た感想を言わせてください
一度真っ暗になったが間違いなくゆっくりと光がさしてきているが、一抹の不安はぬぐい切れない。
それがより深みを増させ、続きが気にならります。ぜひ最後まで完走してほしいです。
頑張ってください! - 141二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:09:43
- 142◆2rKpMml/3qqF25/03/21(金) 21:11:04
そしてヒフミが前に出て、ナギサに語り掛ける。
「ナギサ様。私はナギサ様のことほとんど知らなかったと思うんです。ナギサ様が今まで悩んでいたこととか、苦しんでいたこととか今日知るまでほとんど知らなかったんです。だから、ナギサ様のことをもっと知りたいと思ったんです。」
「ヒフミさんが知っていることが全てだと思いますよ。」
「いいえ!ナギサ様のことを私は全く分かっていません。逆に聞きますがナギサ様!ナギサ様は私のことを知っていますか!?」
「どういうことですか?ヒフミさんはヒフミさんでしょう?」
全く意図を組めないと言った様子で、ナギサはヒフミに問い返した。それに対し、ヒフミは首を振りながら続ける。
「ナギサ様は知っていますか。私がモモフレンズのペロロ様が大好きなことを。テストをすっぽかしてイベントに行くほどに!ブラックマーケットに限定品を買いに行くほどに!それだけ愛しているということを知っていましたか!?」
「ヒフミさん!?ブラックマーケットに通っていたのはそういうことなんですか!?」
慌てふためくナギサにヒフミは続ける。
「ナギサ様は私が、ブラックマーケットで襲われているところをアビドスの皆さんに助けてもらったあと、アビドスの皆さんとカイザーの不正を暴くために『覆面水着団』のリーダー『ファウスト』としてブラックマーケットの闇銀行に対して銀行強盗をしたということを知っていますか!?」
「ちょっと待ってください、何も理解ができませんでした!?なんですかそれ!?」
「ナギサ様、ナギサ様は私のことを知らなかったでしょう!?それと同じです。私もナギサ様のことをまだ何にも知れてないままなんです。このまま知らないままに終わるなんてことは嫌なんです。もっとお互いに話し合って知りたいんです。ナギサ様は何を思っていたのか、これから何をしたいのか教えてくれませんか、いえ教えてください!……どうか、答えて、応えて下さい。」
「……。」
沈黙が、静寂が、緊張の糸が病室中に張り巡らされる。
そうしてついに。
ナギサは涙を目に浮かべながら、おもむろに口を開く。
- 143◆2rKpMml/3qqF25/03/21(金) 21:26:37
「ずっと怖かった!殺されるんじゃないかと思ってずっと不安でした!誰が裏切ってくるか分からなくて誰も信用できなくて怖かった!」
「やっと言えたじゃないですか……!」
”聞けて良かった……。”
「なんなんですか、みんなして!ヒフミさんはなんでイベントのためだけにテストを休んでしまうんですか!?ちゃんと受けてください!ブラックマーケットなんかになんで通うんですか!?危ないでしょう!何か怪しげな取引でもしてるのかと思うじゃないですか!なんでハナコさんは突然テストの点数を落として、野外露出をし始めるんですか!?前者はともかくとして後者に至っては思考回路が意味不明過ぎて怖いんですよ!なんでアズサさんはスパイだったのにあんなに目立つ行動しかしないんですか!?全体的に不穏過ぎて怖かったんですよ!なんでツルギさんは鎮圧と同時に街の破壊もするんですか!?私は事態の鎮圧しか指示していませんよね!それで仕事が増えるんですよ!なんでハスミさんはそうゲヘナに対する敵対心を抑えられないんですか!?あっちと問題をいつ起こすかと気が気じゃなかったんですよ!胃に穴が開くかと思いました!なんでミネ団長は救護をするときに救護と称して大量に鎮圧をするんですか!?なんで患者を自ら増やすんですか、時々正義実現委員会やシスターフッドとも問題を起こしますし、どういうことなんですか!なんでサクラコさんはこう……怪しげな雰囲気を抑えることができないんですか!?言葉選びのチョイスがいちいち不穏なんですよ!なんでミカさんはこう考えなしで短慮なんですか!?報告とかしてくださいよ!報告、連絡、相談ですよ!それが全くできてない!なんで先生は私なんかにずっと構うんですか!もう放っておいてください!私はもう疲れたんです!ティーパーティーに毎日のようにくるクレームの処理にも、仕事にも、政治のあれこれでややこしいことばかりの疑心暗鬼にもつかれたんです!紅茶を飲んで、本でも読んで休みたかった!でもそうしてくれなかったから!誰も私の代わりになれるような人がいなかったから!セイアさんはずっと寝ていたし、ミカさんはティーパーティーを辞めさせられたし、他の人たちも自分勝手な行動しないから!もう嫌なんです!怖いのもつらいのも、だから放っておいてください!!!!」
- 144二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:40:45
- 145二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:43:08
弱音を吐けるようになっただけ進展だな……
- 146二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:43:25
それはまあ…延々と後始末やらされてたら関わりたく無いよなもう。
- 147二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:45:26
いやまあほんと……仰る通りです……
- 148二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:48:40
あまりにもせやな……過ぎて何も言えねえ
- 149二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:54:10
彼女たちがやってきたことのしわ寄せがナギサに来ちゃってるんだよな……
彼女たちの行動を肯定してしまうとナギサに苦労しろと言っているようなものだし
かといって先生は生徒たちがやりたいことをやらせてあげたいからやめろとは言えるわけがないし
どうしろと - 150二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:55:28
- 151二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:12:42
- 152二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:18:05
まぁ完全に拒絶されて何も言わなくなるよりかは言葉が届く可能性はあるから…(大丈夫とは言ってない)
- 153二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:18:47
先生は生徒のやりたい事を後押しするから暴走を加速させてる面もあるし、立場上責任取って実務処理するのはナギサと部下のティーパーティーモブな訳だし、先生の行動言動知ってたら、大人だったら自分の言動行動に責任取りれってブチ切れててもおかしく無い。
- 154二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:37:50
でもあんなに自暴自棄になってたナギサが感情を表に出して他の人のことを殴れるようになったのは嬉しいんだよね
- 155二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:42:32
まあみんながやってきたことのせいでっていうのはそのとおりすぎてなんも言えねえ
ただ、ナギちゃんの本音出せたのはうれしいよ - 156二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 01:25:22
嫌われる様な行動積み重ねたら、普通に嫌われてストレス源になってる状態ですね。
当人達に自覚が無くても完全にイジメの構図になっちゃってるし、ナギサの行動の問題点を指摘してもそうだよ私が悪いんだよって全部マイナスに変換するので、どうしようもない。
- 157二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 06:23:14
本編でもこうやって爆発してもおかしくないよなナギちゃん
まあ鋼のメンタルで全て乗り越えたんだけど - 158二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 13:04:09
これ、ナギサの側近とかがいて、そこ経由で広まったらフィリウス派のティーパーティーモブがサボタージュしかねないよな。
ナギサ様がこんなんなのにやってられっかって。 - 159二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 13:08:10
こんなん面会謝絶になってもおかしくない が医者が踏み込んできてるからどうしようもねぇ
- 160二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 13:09:04
ぶっちゃけナギサがもう少し他罰的というか他人にも責任を求める性格してたら「こんな奴らのために自分が命削ってなんかやってたの?」って馬鹿らしくなって全部放りだしてもおかしくない話だよね
- 161二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 13:25:04
- 162二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 13:39:27
トリニティに限らずキヴォトスってどこもかしこもこんな滅茶苦茶な体制ばかりだから
シナリオ読むだけでも設定の粗や歪さが目に止まっちゃうんよね
カイザーが企業都市化を目論むのも頷けちゃうっていうか…… - 163二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 13:41:49
- 164二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 13:52:50
- 165二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 15:52:24
本編の物語の文脈的には、補習授業部の退学とかミカを助けるためのアリウス自治区への侵攻とか、ナギサの役割はかつてのトリニティがアリウスを弾圧したのと同じ事をやっているという原罪の象徴で否定されるべき敵役なんだろう。
ここで徹底的に敵役として悪辣な悪人にせず、ソシャゲの都合で手心加えた感じになったのとそもそもキヴォトスが酷い場所というのが合わさってナギサに感情移入するとなんかモヤモヤするんだ
本編のナギサはそれでも自分が悪いと我慢したから上手くいったけど、ここではやってらんねーと我慢を投げ捨てたから終わりです。
- 166二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 15:56:29
あれ?進歩したと思ったけどもしかして詰みか?
いや、少しある光を信じろ… - 167二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:01:52
進歩自体は間違いなくしてるんだ
ただ、言ったところで言われた側が今後何か言動改められるのかっていう別の大きな問題が浮き彫りになってしまっているだけで… - 168二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:04:33
- 169二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:06:52
三頭政治をしていても実質行政のトップとして仕事してるのはナギサだけだし
それ以外のあれそれの処理とかもさせられている感じなので連邦生徒会と大して変わらないっていうね
ぶっちゃけナギサが機能不全になったりでもしたらトリニティも連邦生徒会と同じ道をたどる - 170二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:11:40
投票率3%でも選挙して議長選出してるゲヘナや
日々クーデターが起きるから結果的にマトモというかお飾りとして最適なチェリノが元首の座に就くレッドウィンターが
マトモに見えてしまうって時点で連邦制国家として明らかに異常だからねキヴォトス - 171二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:18:28
- 172二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:20:54
一応はティーパーティーがトップという体裁だけど、シスターフッドや救護騎士団が政治参画出来るから、サクラコやミネの思惑がどうあれモブ達からこの緊急時に機能不全起こしたティーパーティーの排斥論が出たり、他派閥が勢力拡大に動き出してもおかしくない状況だからね。
エデン条約編後に一般生達がミカについてなんか色々あったらしいね位の認識な辺り、危機的状況という認識が一般生徒には広まらない程度の余裕が有ったわけで、良からぬことを考える派閥が出る余地がある。
- 173二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 18:21:36
仮に今後改めるにしても今まさにトリニティ中が混乱状態だし、アリウス一度撤退させたけど今後どうなるかわからない状態で代わりが務まる奴いませんという事情もある
原作みたいにミネとサクラコが繰り上がりで新しい体制に以降すれば……と思ったけど、結局トリニティ全体の尻拭いで過労死する生贄が別の人に変わるだけなんだよな
- 174二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 18:26:26
そもそもトリニティ自体が「ひとつの学校に統合されれば各校間の問題解決されるんじゃね?」なんて安直な発想から誕生した学校だし
誕生した時点でそれまでの問題を先延ばしにしているだけで、当時から根本的な解決をしていなかったっていうあれっぷり - 175二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 18:54:38
- 176二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 19:00:42
サクラコ様だし…()
- 177二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 19:06:19
- 178二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 19:09:03
まあ…可哀想ではあるけど秘密主義なのは(シスターフッドという組織の体質上しかたないけど)事実なので……
実際アリウス関係の秘密とか秘匿してるし、それを迂闊に表に出せないのも事実なのでこれはどうしようもない
それはそれとして本人の言葉選びが悪いせいで相乗効果発揮してるところはあるけど
- 179二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 19:09:12
- 180二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 20:25:48
派閥という形で元々の各学園のイデオロギーやら因縁が温存された状態で現在まで続いちゃってるから、運営システム上の主導権を握るための派閥間の権力争いが絶えないし、運営システムの都合や派閥関係ない多数の一般生徒に関しては緩やかに融和出来ちゃってるから今更複数人学園を割るなんてことになっても大きな混乱は避けられない。
こういう面倒な状況もあるし、責任ある立場だからナギサはおいそれと信用関係を構築する事も難しいんだよね。
先生はそりゃ信頼されるだろ、そういう面倒な立場を考慮せずに各生徒を全肯定していれば良いんだから。
ナギサは立場や責任を踏まえた立ち回りをしなきゃいけないから、無責任に全肯定なんか出来るわけがない。それでも、根回しや信頼関係の構築をするのが政治家の仕事だよと言われたらそうだろうけど、そんなもんやってらんねーってなっても仕方ないだろ。
- 181二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 22:33:11
- 182二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 22:38:50
- 183二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 23:57:00
- 184二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 00:10:56
- 185二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 00:20:52
「あはは…」について真っ先に誤解を解いて謝罪しない限り、腹の中で何考えてんのか分かんないよね。
今更言っても、ナギサが怒ったから慌てて取り繕おうとした様にしか見えん。
上で全員に悪いところがあって追及しても仕方ない事だからと流しちゃってる時点で、ナギサが何に傷ついて、どれだけ痛いと思っているのかを無自覚に蔑ろにした様なもんだ。 - 186二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 00:56:21
まあ…このスレじゃ自殺の原因に思い至ったせいでその件を言い出せずに今に至るって感じだからな
サクラコ様には懺悔したが - 187二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 01:30:49
- 188二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 01:45:01
- 189二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 02:11:00
- 190二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 02:36:53
そんなクソムーブかましておきながら4章でベアおばに対して「私は生徒の苦しみに寄り添うだけだ」とか言っちゃうから本当にひでえ……
- 191二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 07:05:40
実際エデンとパヴァーヌで先生(と主役生徒)のやってる事総括すると理想論で現実的な解決策を捨て去りその場の良心に従い行き当たりばったりで行動したらなんか全部上手くいって現実的な解決策を選ぶより上手く行きましただからな。それで結果論で批判してるから救いようがない。
- 192二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 07:29:03
次スレ建てた方がいいか?
- 193◆2rKpMml/3qqF25/03/23(日) 10:09:36
- 194二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 10:46:53
了解です。
- 195二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 11:00:58
謝った上でこうなってるんだから「あの時謝ってればこんな事にはならなかったかも」って逃げ道が潰れてる分よりキツいよね
- 196二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 11:06:26
- 197二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 11:35:50
- 198二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 11:38:23
出来てます。ありがとうございます。
- 199二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 14:23:03
埋め
- 200二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 14:25:26
次も楽しみにしてますね
どうなるのかしら